JP3738200B2 - 衝撃吸収ステアリング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステアリング装置に関する。特に、自動車の衝突時の衝撃を緩和する衝撃吸収ステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
衝撃吸収ステアリング装置には、ステアリングコラムのインナーチューブとアウターチューブとを互いに圧入状態で嵌合させておき、衝突時に両チューブが圧入状態で相対摺動することにより衝撃吸収するものがある。上述の両チューブの圧入状態は常に維持されていて、それゆえ、通常時には両チューブは相対移動しないが、衝突時にはそのときの衝撃力により両チューブが圧入状態で相対摺動して衝撃を吸収する。
【0003】
一方、運転者の姿勢等に合わせてステアリングホイールの高さ位置を、ステアリングシャフトの軸方向に調節するテレスコピック調節の機能が要望されている。
そこで、本願発明者は、テレスコピック調節機構として、ステアリングコラムの一対のチューブを相対移動させてステアリングコラムを伸縮させることによりテレスコピック調節するタイプを、上述の衝撃吸収ステアリング装置に適用することを考えた。しかし、衝撃吸収のために一対のチューブは圧入状態にあるので、ユーザの手による通常の操作荷重では両チューブを相対移動させるようなテレスコピック調節が実際上不可能である。
【0004】
従って、テレスコピック調節機構として、ステアリングコラム全体を移動させることによりテレスコピック調節するタイプを利用することが考えられる。しかし、このタイプでは、ステアリングコラム全体を移動させるための広いスペースが必要となるので、ステアリング装置が大型化する。
そこで、本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、ステアリングコラムの一対のチューブを圧入状態で相対摺動させることにより衝撃エネルギを吸収できて、しかも大型化することなくテレスコピック調節を実現できる衝撃吸収ステアリング装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1に記載の発明は、一端にステアリングホイールが連結されたステアリングシャフトと、インナーチューブをアウターチューブに嵌合させてなり、両チューブによってステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、アウターチューブの開口端から軸方向に延びるスリットと、このスリットを挟んで相対向しアウターチューブに固定された一対の側板と、この一対の側板に対向して車体に固定された一対の固定側板と、一対の側板の間隔を調整することにより、側板および固定側板の押圧状態と押圧解除状態に切り換えるとともに、アウターチューブを縮径または拡径させて両チューブの圧入状態と圧入解除状態とを切り換える間隔調整手段と、間隔調整手段を操作する操作レバーであって上記一対の側板を貫通する支軸の中心軸線の回りに回動可能な操作レバーと、上記操作レバーの操作によって、上記側板および固定側板が押圧解除状態に切り換えられたときに、ステアリングコラムをチルト中心軸の回りに揺動させることによってステアリングホイールの位置をチルト調節するチルト調節機構と、上記操作レバーの操作によって、両チューブが圧入解除状態に切り換えられたときに、ステアリングコラムの両チューブを相対摺動させることにより、ステアリングホイールの位置をテレスコピック調節するテレスコピック調節機構と、を備え、側板および固定側板の押圧状態でステアリングコラムが車体に保持されているときに、両チューブを圧入状態で相対摺動させて衝撃エネルギを吸収することを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置を提供する。
【0006】
この発明によれば、圧入状態を解除することで、ステアリングコラムを容易に伸縮させてテレスコピック調節することができる。テレスコピック調節をステアリングコラムの伸縮により実現できるので、ステアリング装置全体を移動させてテレスコピック調節するものに比べて、ステアリング装置を小型化できる。
【0007】
また、例えば、操作部材を操作し両側板の間隔を拡げることにより、アウターチューブを拡径すると、両チューブの圧入状態を解除できる。また、逆の操作により、両チューブの圧入状態を実現できる。このように、テレスコピック調節機構を、スリットと、両側板の間隔を調整する機構という実用的な構造で実現できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の衝撃吸収ステアリング装置において、上記操作レバーの操作によってアウターチューブを縮径させることにより、両チューブが衝撃吸収可能な圧入状態に切り換えられ、操作レバーの操作によってアウターチューブを拡径させることにより、両チューブがテレスコピック調節可能な圧入解除状態に切り換えられるようにしてあることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の衝撃吸収ステアリング装置において、上記一対の側板は、第1および第2の端部を有し、上記一対の側板の第1の端部はそれぞれアウターチューブの外周に固定され、上記一対の側板の第2の端部同士は、接続板を介して互いに接続されていることを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態の衝撃吸収ステアリング装置(以下、単にステアリング装置ともいう。)を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施形態のステアリング装置の概略構成を示す模式図である。
ステアリング装置1は、車輪(図示せず)を操向するためにステアリングホイール2の動きを伝達するステアリングシャフト3と、このステアリングシャフト3を内部に通して回転自在に支持するステアリングコラム4とを有している。ステアリングシャフト3の一方の端部5にステアリングホイール2が連結されている。ステアリングホイール2が回されると、その回転がステアリングシャフト3、ステアリングシャフト3の他方の端部6に一体回転可能に連結される図示しない中間軸等を介して、ピニオン、ラック軸等を有する舵取り機構に伝達される。これにより車輪を操向することができる。
【0009】
ステアリング装置1は、例えば、ステアリングホイール2を上側となるようにして、ステアリングシャフト3の軸方向(以下単に軸方向ともいう。矢印S参照。)を、車両の前後方向に対して斜めにして、車体7(一点鎖線で一部を図示)に取り付けられる。なお、以下では、軸方向を車体の前後方向に沿わせて水平に配置した場合を例に説明する。また、軸方向と直交し、且つ車体の幅方向と直交する方向を、上下方向ともいう。
【0010】
ステアリングシャフト3は、これの上部を構成するアッパシャフト8と、下部を構成するロワシャフト9とを有している。アッパシャフト8とロワシャフト9とは、軸方向に沿う方向に互いに相対移動自在に且つ一体回転するように、スプライン構造等の継手構造により互いに連結されて、複数の軸受(図示せず)によりステアリングコラム4に支持されている。
ステアリングコラム4は、アッパシャフト8を収容しつつ軸方向に位置決めした状態で回転自在に支持する筒状のアウターチューブ10と、ロワシャフト9を収容しつつ軸方向に位置決めした状態で回転自在に支持する筒状のインナーチューブ11と、アウターチューブ10の前方寄りの端部の外周に固定されるアッパブラケット12と、インナーチューブ11の下部に固定されるロワブラケット13とを有している。ステアリングコラム4は、インナーチューブ11をアウターチューブ10に嵌合させてなり、アウターチューブ10およびインナーチューブ11はステアリングコラム4の上部および下部をそれぞれ構成する。
【0011】
アウターチューブ10とインナーチューブ11とは、互いに嵌合部14,15にて圧入状態で嵌合されている。なお、本発明では、後述するように、圧入状態は解除可能とされている。また、ステアリングコラム4のアウターチューブ10は、アッパブラケット12、支軸18、上部固定ブラケット16、連結部材31、固定ボルト32等を介して車体7に対して取り付けられる。また、インナーチューブ11は、ロワブラケット13、チルト中心軸19、下部固定ブラケット17等により、車体7に対して取り付けられる。
【0012】
また、本ステアリング装置1は、衝突時にドライバ(運転者)がステアリングホイール2にぶつかるときの衝撃エネルギを吸収するために、ステアリングコラム4の両チューブ10,11の嵌合部14,15からなる第1の衝撃吸収機構21と、上述の連結部材31等を含むいわゆるカプセル構造からなる第2の衝撃吸収機構22とを有している。
第1の衝撃吸収機構21では、両チューブ10,11の嵌合部14,15は、互いに圧入状態で嵌合されている。図4および図5に示すように、アウターチューブ10の嵌合部14は、内周に突起41を有している。アウターチューブ10の外周面には凹部が形成され、この凹部の背面に突起41が形成されている。圧入状態で、突起41はインナーチューブ11の嵌合部15の外周面である円柱面に押圧される。これにより、衝撃吸収時のみにインナーチューブ11の相対移動を許容するようにされる。
【0013】
第2の衝撃吸収機構22は、上部固定ブラケット16に設けられて切欠52を有する取付座51と、この取付座51を挟持した状態で取付座51を車体7に取り付ける連結部材31と、取付座51の切欠52および連結部材31の挿通孔34に挿通されるボルト32とを有している。
連結部材31は、上部固定ブラケット16の取付座51を挟持する一対の挟持片33と、一対の挟持片33同士を接続する接続部35とを有している。接続部35は、取付座51の切欠52内に配置される。切欠52は車両の後方に向けて開放されている。この切欠52の周縁で、連結部材31と取付座51とが互いに係合している。すなわち、接続部35が切欠52内に配置された状態で、挟持片33の一方と取付座51との対応する複数、例えば、4つの位置に通り孔36が形成されている。通り孔36は、挟持片33の一方と取付座51とを貫通し、通り孔36内に樹脂ピン37が充填されている。樹脂ピン37は挟持片33の一方と取付座51とをつなぐ。この状態で、連結部材31と取付座51とは一体的なユニットとなる。そして、このユニットが、連結部材31の挿通孔34に通したボルト38を介して車体7に固定される。これにより第2の衝撃吸収機構22は、上部固定ブラケット16を車体7に対して、衝突前の相対移動を規制し、衝突時に相対移動可能にする。
【0014】
衝突時には、図2に示すように、第2の衝撃吸収機構22では、衝撃を受けると、樹脂ピン37を剪断することにより、衝撃エネルギーを吸収しつつ、挟持片33と取付座51との連結を解除し、上部固定ブラケット16を車体に対して前方へ相対移動させる。また、吸収時に一対の挟持片33が取付座51に対して摩擦抵抗を与える。
また、車両の運転時には、第1の衝撃吸収機構21の両チューブ10,11の嵌合部14,15は互いに圧入状態で嵌合されていて、衝突時に圧入状態を維持しつつ軸方向に相対摺動し、これにより、両チューブ10,11の変形および摩擦を生じさせて、衝撃エネルギーを吸収する。
【0015】
また、ステアリング装置1は、図3に示すように、運転者の体格や運転姿勢等に応じてステアリングホイール2の位置を調節することができるようにされている。本発明のステアリング装置1では、衝撃吸収できる上述の圧入状態と、ステアリングホイール2の位置を調節できる圧入の解除状態とを必要に応じて切り換えることができるようにされている。
ステアリング装置1は、軸方向にステアリングホイール2の位置を調節(テレスコピック調節)するテレスコピック調節機構23と、チルト中心軸19の回りにステアリングコラム4を傾けることにより軸方向と直交する方向に沿ってステアリングホイール2の位置を調節(チルト調節)するチルト調節機構24とを有している。両調節機構23,24は一部同士を共用化されている。
【0016】
チルト調節機構24は、上述のチルト中心軸19と、チルト中心軸19の回りに傾けたステアリングコラム4を固定状態およびこの固定状態の解除状態とを切り換え可能に保持するロック機構25とを有している。
チルト中心軸19は、下部固定ブラケット17の円形孔と、ロワブラケット13の円形孔とを挿通し、チルト中心軸19の軸線の回りにロワブラケット13と下部固定ブラケット17とを相対回動可能に連結する。これにより、ステアリングコラム4は揺動自在に支持される。
【0017】
ロック機構25は、図4および図5に示すように、アッパブラケット12の一対の側板46と、上部固定ブラケット16の一対の固定側板53と、これらの側板46,53を貫通する支軸18と、支軸18の中心軸線としての軸線Cの周りに回動される操作レバー26と、操作レバー26の回動に伴って両ブラケット12,16の側板46,53同士を互いに押圧するカム機構27とを有している。
上部固定ブラケット16は、断面略逆U字形形状をなして、互いに対向する一対の固定側板53と、一対の固定側板53の上端縁同士をつなぐ接続板54と、固定側板53の上部から車体の幅方向に延びる上述の一対の取付座51とを有している。一対の固定側板53間にアッパブラケット12が挟まれている。
【0018】
アッパブラケット12は、断面略逆U字形形状をなす。アッパブラケット12は、互いに対向する一対の側板46と、一対の側板46の第2の端部としての上端縁同士をつなぐ接続板47とを有している。一対の側板46の第1の端部としての下端縁は、アウターチューブ10の外周に溶接等により固定されている。
支軸18は、アッパブラケット12の一対の側板46に形成された軸方向に延びる横長孔48と、上部固定ブラケット16の一対の固定側板53に形成された上下方向に延びて軸方向と直交する縦長孔55とを挿通し、アッパブラケット12の一対の側板46と、上部固定ブラケット16の一対の固定側板53とを連結する。これにより、ステアリングコラム4のアウターチューブ10を、上部固定ブラケット16に対して軸方向および上下方向に位置調整することができる。
【0019】
支軸18は、六角ボルトと略同様の形状に形成されていて、一端の頭部29と他端の雄ねじとを有している。雄ねじにナット28がねじ込まれている。このナット28と頭部29との間に、カム機構27と、一方の固定側板53、アッパブラケット12の一対の側板46、他方の固定側板53とが順に並んでいる。
カム機構27は、支軸18の軸線方向に位置規制されつつ操作レバー26と一体回動するカム57と、このカム57と係合するカムフォロワ58とを有する。カム57は上部固定ブラケット16の固定側板53に対して支軸18の軸線回りに相対回動可能とされ、一方で、カムフォロワ58は上部固定ブラケット16の固定側板53に対して支軸18の軸線回りに相対回動を規制されている。カムフォロワ58は、カム57と支軸18の軸線回りに相対回動することにより、カム57に対して支軸18の軸線方向に相対変位する。
【0020】
本発明のテレスコピック調節機構23は、両チューブ10,11の圧入状態を解除して、両チューブ10,11を相対摺動させることによりテレスコピック調節するようにしている。このように圧入状態を解除することで、ステアリングコラム4を容易に伸縮させてテレスコピック調節することができる。
テレスコピック調節機構23は、アウターチューブ10の開口端42から軸方向に延びるスリット43と、アウターチューブ10に固定されスリット43を挟んで相対向する上述のアッパブラケット12の一対の側板46と、両側板46の間隔Lを調整することにより、アウターチューブ10を拡径または縮径させる間隔調整手段としての上述のカム機構27と、このカム機構27を操作する操作部材としての操作レバー26とを有している。
【0021】
アウターチューブ10は、スリット43に対応する部分で、拡径または縮径し易くされている。アウターチューブ10の嵌合部14は、組立前の自然状態でインナーチューブ11の嵌合部15に対してスムーズに相対摺動できるように、所定の隙間を介在させた大きさとされている。
スリット43は、単一で形成されて、開口端42から軸方向に沿って直線状に所定距離で延びている。例えば、スリット43は、衝突前の状態での嵌合部15の最大挿入長さとほぼ同程度とされているが、これよりも長くても短くてもよい。スリット43の幅は、縮径されたアウターチューブ10がインナーチューブ11を圧入状態にできるような寸法とされている。
【0022】
略U字形形状をなすアッパブラケット12は、スリット43を挟んだ両側にまたがっている。一対の側板46は、スリット43に略平行に延び、アウターチューブ10の外周面に溶接により固定されている。
スリット43と、一対の側板46と、アウターチューブ10の嵌合部14の突起41とは、アウターチューブ10の軸方向に関してほぼ重なる範囲に配置されている。すなわち、アウターチューブ10の軸方向に関して、スリット43の配置範囲内に側板46の配置範囲があることが好ましい。また、アウターチューブ10の軸方向に関して、側板46の配置範囲内に、一対の突起41が配置されている。従って、側板46の間隔調整により突起41がアウターチューブ10の径方向に確実に変位できるので、圧入状態とこれの解除状態とが確実に切り換えられる。
【0023】
ただし、このような位置関係にあっても、突起41は、一対の側板46間に対応するアウターチューブ10の領域、すなわち、アウターチューブ10の横断面のなす円弧の端部44を避けて配置されている。というのは、円弧の端部44は、一対の側板46間の内側で片持ち状となっているので、縮径時に径方向の外方に逃げ易いからである。
本発明のステアリング装置1では、ロック機構25の操作レバー26を一方の向きに回すと、カム57とカムフォロワ58との互いに対向するカム面同士が摺動しつつ係合し、カムフォロワ58と頭部29とが、互いに支軸18の軸線方向に沿って接近し、両ブラケット12,16の側板46,53同士を押圧する。これとともに、一対の側板46の間隔Lを狭く(L2。図6(b)参照。)して、両側板46を介してアウターチューブ10のスリット43の両側の周縁同士を接近させて、弾性反発力に抗しつつアウターチューブ10の嵌合部14を縮径(内径D2)させて、両チューブ10,11を圧入状態にできる。
【0024】
圧入状態では、図1および図2に示すように、手動操作による、両チューブ10,11の相対摺動、および両ブラケット12,16の相対移動が規制されて、位置調節された状態でステアリングホイール2が維持され、チルトテレスコロックが達成される。また、圧入状態で、第1の衝撃吸収機構21が機能でき、衝突時にアウターチューブ10とインナーチューブ11とが互いに相対摺動して衝撃エネルギを吸収する。
【0025】
一方、ロック機構25の操作レバー26を他方の向きに回すと、カム機構27により、カムフォロワ58と頭部29とが、互いに支軸18の軸線方向に沿って遠ざかり、両ブラケット12,16の側板46,53同士の押圧が解除される。これとともに、アウターチューブ10および両ブラケット12,16の弾性復元力により、一対の側板46の間隔Lを広く(L1。L1>L2。図6(a)参照。)して、スリット幅を拡げ、アウターチューブ10の嵌合部14を拡径(内径D1。D1>D2)させて、両チューブ10,11の圧入状態を解除できる。
【0026】
この解除状態では、図3に示すように、手動による小さな操作力であっても、両チューブ10,11の相対摺動、および両ブラケット12,16の相対移動が容易にでき、チルト調節およびテレスコピック調節自在とされている。
このように本発明の実施形態によれば、ステアリングコラム4の一対のチューブ10,11を圧入状態で相対摺動させることにより、衝撃エネルギを吸収できて、しかも、衝撃吸収のための両チューブ10,11の圧入状態を解除することにより、両チューブ10,11を容易に相対摺動させることができて、テレスコピック調節することができる。しかも、テレスコピック調節をステアリングコラム4の伸縮により実現できるので、ステアリング装置全体を移動させてテレスコピック調節するものに比べて、ステアリング装置1を小型化できる。
【0027】
また、本実施の形態では、テレスコピック調節機構23を、スリット43と、一対の側板46と、側板間隔を調整するカム機構という実用的な構造で実現できる。
また、第1の衝撃吸収機構21は一対のチューブ10,11が相対摺動するタイプなので、嵌合部14,15を単純な筒形状にでき、構造を簡素化できる。
特に、第1の衝撃吸収機構21は、アウターチューブ10の内周面に突起41を有するタイプが好ましい。このタイプでは、仮に、圧入状態が変化するとしても、アウターチューブ10の突起41が突出して、インナーチューブ11の外周面に確実に接触できるので、衝撃吸収性能を安定して得ることができる。
【0028】
また、テレスコピック調節のためにステアリングコラム4の全体を車体に対して相対移動させる場合には、アウターチューブ10に加えてインナーチューブ11をも車体に対してスライド移動可能に支持する必要があり、このための構造が必要となる。これに対して、本実施の形態では、テレスコピック調節のために両チューブ10,11を相対移動させるので、アウターチューブ10だけを車体に対してスライドできる構造があればよく、インナーチューブ11を車体に対してスライドさせずに済む。従って、本発明では構造を簡素化することができる。
【0029】
また、カプセル構造を採用しているので、衝突時に、両ブラケット12,16および支軸18、ロック機構25等が一体に移動する。すなわち、一対の側板46とこれの間隔を維持するためのロック機構25等とが一体に移動するので、一対の側板46の間隔が確実に維持される。その結果、両チューブ10,11の圧入状態を安定して維持することができ、衝撃吸収時の荷重の安定に好ましい。
なお、アウターチューブ10がステアリングコラム4の下部を構成し、インナーチューブ11がステアリングコラム4の上部を構成するステアリング装置にも本発明を適用することができる。
【0030】
また、第2の衝撃吸収機構22としては、剪断される樹脂ピン37を有するカプセル構造の他、樹脂ピン37を省略したカプセル構造を利用することもできる。また、公知の他の構成の衝撃吸収機構を併用することも考えられる。
上述の間隔調整手段としては、両側板46の間隔Lを調整することにより、アウターチューブ10を拡径または縮径させることができればよい。例えば、間隔調整手段は、上述のカム機構27の他、例えば、ねじ機構等、一対の側板46の間隔を調節できる公知の機構を利用してもよい。また、アッパブラケット12の形状は、一対の側板46の上端縁同士が互いに離れてつながっていないものも考えられる。また、上部固定ブラケット16の形状も、アッパブラケット12と同様に考えられる。また、上述のようにカム機構27により強制的に嵌合部14を縮径させるものの他、アウターチューブ10やアッパブラケット12等の弾性復元力により自律的に縮径させるものでもよい。また、アウターチューブ10やアッパブラケット12等の弾性復元力により自律的に拡径させるものの他、カム機構27により強制的に拡径させるものでもよい。また、縮径および拡径の一方に弾性復元力を用いるものの他、縮径および拡径の両方について、強制的に嵌合部14の径を異ならせるようにしてもよい。
【0031】
また、テレスコピック調節機構23としては、テレスコピック調節のために両チューブ10,11を相対摺動できるように、両チューブ10,11の圧入状態を解除できるものであればよい。例えば、アウターチューブ10とアッパブラケット12の一対の側板46とが一体に形成されたもの、スリット43が軸方向に対して傾斜しつつ軸方向に延びるもの等が考えられる。
また、第1の衝撃吸収機構21は、ステアリングコラム4の両チューブ10,11を相対摺動させることによるものであればよく、上述の実施形態で説明したアウターチューブ10の内周面に突起41を有するタイプの他、この突起41が省略されたタイプでもよい。例えば、アウターチューブ10の内周面とインナーチューブ11の外周面とが円柱面同士で接し合うタイプや、アウターチューブ10の内周面とインナーチューブ11の外周面との間に低摩擦の筒状部材を介在させたタイプ等を考えることができる。
【0032】
また、舵取り機構は、上述のラックアンドピニオン式のものの他、ボールねじ式のもの等公知のものを利用できる。
その他、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の衝撃吸収ステアリング装置の概略構成を示す模式図であり、衝突前のステアリングホイールの位置が固定された状態を示している。
【図2】図1の衝撃吸収ステアリング装置の概略構成の模式図であり、衝突時の状態を示す。
【図3】図1の衝撃吸収ステアリング装置の概略構成を示す模式図であり、衝突前のステアリングホイールの位置を調節可能な状態を示している。
【図4】図1の衝撃吸収ステアリング装置の断面図であり、図1のA断面を示す。
【図5】図4に示す衝撃吸収ステアリング装置の分解斜視図である。
【図6】図1のテレスコピック調節機構の動作を説明する模式図である。
【符号の説明】
1 衝撃吸収ステアリング装置
2 ステアリングホイール
3 ステアリングシャフト
4 ステアリングコラム
5 端部(一端)
7 車体
10 アウターチューブ
11 インナーチューブ
18 支軸
19 チルト中心軸
23 テレスコピック調節機構
24 チルト調節機構
26 操作レバー
27 カム機構(間隔調整手段)
42 アウターチューブの開口端
43 スリット
46 一対の側板
47 接続板
53 固定側板
C 軸線(中心軸線)
S 軸方向
L 両側板の間隔
Claims (3)
- 一端にステアリングホイールが連結されたステアリングシャフトと、
インナーチューブをアウターチューブに嵌合させてなり、両チューブによってステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、
アウターチューブの開口端から軸方向に延びるスリットと、
このスリットを挟んで相対向しアウターチューブに固定された一対の側板と、
この一対の側板に対向して車体に固定された一対の固定側板と、
一対の側板の間隔を調整することにより、側板および固定側板の押圧状態と押圧解除状態に切り換えるとともに、アウターチューブを縮径または拡径させて両チューブの圧入状態と圧入解除状態とを切り換える間隔調整手段と、
間隔調整手段を操作する操作レバーであって上記一対の側板を貫通する支軸の中心軸線の回りに回動可能な操作レバーと、
上記操作レバーの操作によって、上記側板および固定側板が押圧解除状態に切り換えられたときに、ステアリングコラムをチルト中心軸の回りに揺動させることによってステアリングホイールの位置をチルト調節するチルト調節機構と、
上記操作レバーの操作によって、両チューブが圧入解除状態に切り換えられたときに、ステアリングコラムの両チューブを相対摺動させることにより、ステアリングホイールの位置をテレスコピック調節するテレスコピック調節機構と、を備え、
側板および固定側板の押圧状態でステアリングコラムが車体に保持されているときに、両チューブを圧入状態で相対摺動させて衝撃エネルギを吸収することを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置。 - 請求項1に記載の衝撃吸収ステアリング装置において、
上記操作レバーの操作によってアウターチューブを縮径させることにより、両チューブが衝撃吸収可能な圧入状態に切り換えられ、操作レバーの操作によってアウターチューブを拡径させることにより、両チューブがテレスコピック調節可能な圧入解除状態に切り換えられるようにしてあることを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置。 - 請求項1または2に記載の衝撃吸収ステアリング装置において、
上記一対の側板は、第1および第2の端部を有し、
上記一対の側板の第1の端部はそれぞれアウターチューブの外周に固定され、
上記一対の側板の第2の端部同士は、接続板を介して互いに接続されていることを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置。
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