JP6921562B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリング装置に関するものである。
ステアリング装置では、運転者の体格差や運転姿勢に応じてステアリングホイールの前後位置を調整するテレスコピック機能を備えたものがある(例えば、下記特許文献1参照)。特許文献1に記載のステアリング装置は、インナコラムと、インナコラムが挿入されたアウタコラムと、を備えている。インナコラムは、ステアリングホイールが取り付けられたステアリングシャフトを回転可能に支持する。アウタコラムは、ブラケットを介して車体に取り付けられて、インナコラム及びステアリングシャフトを軸線方向(前後方向)に移動可能に支持する。
ところで、テレスコピック機能を備えたステアリング装置には、二次衝突時に、所定の荷重がステアリングホイールに作用した場合に、インナコラム及びステアリングシャフトがステアリングホイールとともに軸線方向に移動するものがある。この構成によれば、アウタコラムとインナコラムとの間の摺動抵抗等により、二次衝突時に運転者に加わる衝撃荷重が緩和される。
特開2004−9837号公報
ステアリング装置では、アウタコラムに対するインナコラムの軸線方向への移動量を確保して、二次衝突時における衝撃吸収能力の更なる向上が望まれている。しかしながら、ステアリング装置では、衝突荷重の入力方向がインナコラムの軸線方向に対して交差している場合、衝突荷重の分力が軸線方向に直交する径方向(上下方向)に作用する。すると、インナコラムが、径方向に回転しようとする(いわゆる、こじりが発生する)。そのため、従来のステアリング装置では、インナコラムの軸線方向の移動量を確保する点で未だ改善の余地があった。
そこで、本発明は、上述した事情に考慮してなされたもので、二次衝突時における衝撃吸収能力の更なる向上を図ることができるステアリング装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
本発明の一態様に係るステアリング装置は、軸線に沿って延在する筒状に形成されたインナコラム、及び前記インナコラムの内側に前記軸線回りに回転可能に支持され、軸線方向の第1端側にステアリングホイールが取り付けられるステアリングシャフトを含む内側部材と、前記内側部材が挿入されて前記軸線方向に前記内側部材を移動可能に支持するガイド筒部、及び前記ガイド筒部に対して前記軸線方向の前記第1端側に位置し、前記軸線方向に沿って延びるスリットが形成された筒状の保持部を有するアウタコラムを含む外側部材と、前記スリットの間隔を縮小させて前記外側部材に対する前記内側部材の移動を前記保持部により規制するロック状態、及び前記スリットの間隔を拡大させて前記外側部材に対する前記内側部材の移動を許容するロック解除状態に切り替えるテレスコ調整機構と、を備え、前記ガイド筒部の内周面は、前記軸線方向から見た正面視において車両上下方向で対向する位置に配置され、前記インナコラムの外周面を摺動可能に支持する支持面と、前記支持面と同一周上に位置するとともに、前記軸線方向から見た正面視において車幅方向で対向する位置に配置され、前記車幅方向で前記インナコラムの外周面から離間する逃げ面と、を有し、前記外側部材における前記ガイド筒部に対して前記軸線方向の第2端側に位置する部分には、前記車両上下方向で前記外側部材を貫通する肉抜き部が形成され、前記ガイド筒部は、前記軸線方向において、前記スリットと前記肉抜き部との間に位置するとともに、前記支持面及び前記逃げ面が前記軸線方向の全体に亘って一様に形成され、前記インナコラムは、前記アウタコラムの内周面のうち前記支持面の内周面及び前記保持部の内周面に亘って摺動可能に前記アウタコラムに支持されていることを特徴とする。
上記各態様によれば、外側部材における保持部に対して第1端側とは反対側(第2端側)で、ガイド筒部の支持面が内側部材を摺動可能に支持する。そのため、二次衝突時において、ステアリングホイールに作用する荷重によって内側部材が径方向へ回転しようとするのを規制し、こじりの発生を抑制できる。これにより、内側部材を軸線方向にスムーズに移動させることができ、二次衝突時における軸線方向での所望のストローク量を確保することができる。その結果、二次衝突時における衝撃吸収能力の更なる向上を図ることができる。
しかも、本態様では、ガイド筒部の内周面に支持面と同一周上に位置し、内側部材から離間する逃げ面が形成されているため、例えばこじりの生じ難い方向でのガイド筒部の肉抜きを行うことができる。これにより、外側部材の軽量化を図ることができる。
また、支持面(及び逃げ面)の面積を変更することで、内側部材とガイド筒部との接触面積を変更することができる。これにより、内側部材と支持面との摺動抵抗を変更できるので、衝突荷重の吸収量を変更できる。例えば、内側部材と支持面との接触面積を増加させることで、衝突荷重の吸収量を増加させることができる。一方、内側部材と支持面との接触面積を低減することで、衝突荷重の吸収量を減少させることができる。このように、支持面(及び逃げ面)の面積を変更することで衝撃荷重の吸収量(摺動抵抗)を変更できる。そのため、求められる衝撃荷重の吸収量が異なるような場合であっても、大幅な設計変更を伴うことなく所望の衝撃吸収能力を得ることができる。また、内側部材と支持面との接触面積を低減することで、逃げ面の面積が増加して軽量化を図ることもできる。
また、こじりが生じやすい車両上下方向に支持面を配置することで、二次衝突時におけるこじりをより確実に抑制できる。
さらに、ガイド筒部に対して軸線方向の第2端側(ガイド筒部を間に挟んで軸線方向でスリットと反対側に位置する部分)に肉抜き部が形成されているため、上述したこじりの発生を抑制した上で、外側部材の更なる軽量化を図ることができる。
上記態様において、前記ガイド筒部の内形形状は、楕円形状に形成され、前記ガイド筒部における短軸方向で対向する部分が前記支持面に設定され、前記ガイド筒部における長軸方向で対向する部分が前記逃げ面に設定されていることが好ましい。
本態様によれば、ガイド筒部の内形形状が楕円形状に形成されているため、ガイド筒部の内形形状を簡素化することができる。そのため、製造効率を向上させた上で、上述した作用効果が奏功される。
本発明の一態様によれば、二次衝突時における衝撃吸収能力の更なる向上を図ることができる。
実施形態に係るステアリング装置が搭載された車両の斜視図である。 実施形態に係るステアリング装置の斜視図である。 アウタコラムの斜視図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図2のV−V線に沿う断面図である。 ガイドレールを左側から見た側面図である。 ガイドレールを右側から見た側面図である。 図2のVIII−VIII線に相当する断面図である。 ガイド筒部の変形例を示す概略した断面図である。 ガイド筒部の変形例を示す概略した断面図である。 ガイド筒部の変形例を示す概略した断面図である。 実施形態の他の構成を示すステアリング装置の概略した底面図である。 実施形態の他の構成を示すステアリング装置の概略した側面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[ステアリング装置]
図1は、ステアリング装置1が搭載された車両3の斜視図である。
図1に示すように、ステアリング装置1は、車両3に搭載されている。ステアリング装置1は、ステアリングホイール2の回転操作に伴って車輪5の舵角を調整する。なお、以下の説明における前後上下左右等の向きは、特に記載が無ければ車両3における向きと同一とする。また、図中矢印UPは上方を示し、矢印FRは前方を示している。
図2は、ステアリング装置1の斜視図である。
図2に示すように、ステアリング装置1は、アウタコラム(外側部材)11と、インナコラム(内側部材)12と、ステアリングシャフト(内側部材)13と、テレスコ調整機構14と、を主に備えている。本実施形態のステアリング装置1では、インナコラム12及びステアリングシャフト13(後述するリアシャフト40)のそれぞれの軸線Oが同軸上に配置されている。以下の説明では、インナコラム12及びステアリングシャフト13の軸線Oの延びる方向を単に軸線方向といい、軸線Oに直交する方向を径方向といい、軸線O回りに周回する方向を周方向という場合がある。
本実施形態のステアリング装置1は、軸線Oが前後方向に対して交差するように配置されている。具体的に、ステアリング装置1の軸線Oは、後方に向かうに従い上方に延在している。但し、以下の説明では、便宜上、ステアリング装置1において、軸線方向でステアリングホイール2に向かう方向を後方(第1端側)とし、ステアリングホイール2とは反対側に向かう方向を前方(第2端側)とする。また、径方向のうち、車両上下方向に沿う方向を上下方向とし、車幅方向に沿う方向を左右方向とする。
<アウタコラム>
アウタコラム11は、前部が後部よりも大径に形成された筒状に形成されている。アウタコラム11内には、インナコラム12が挿入されている。アウタコラム11は、軸線方向に移動可能にインナコラム12を支持している。具体的に、アウタコラム11は、保持筒部(保持部)21、ガイド筒部22及び大径筒部23が後方から前方にかけて連なって形成されている。
図3は、アウタコラム11の斜視図である。アウタコラム11は、後述するリヤブラケット51により車体4(図1参照)に固定されている。
図3に示すように、保持筒部21は、軸線Oと同軸上に配置された円筒状に形成されている。すなわち、保持筒部21の内周面における曲率半径は、軸線Oを中心として全周に亘って一様に形成されている。保持筒部21における周方向の一部(本実施形態では保持筒部21の下部)には、スリット24が形成されている。スリット24は、保持筒部21を径方向(上下方向)に貫通するとともに、軸線方向に延在している。スリット24は、保持筒部21における軸線方向の全体に亘って形成されている。なお、スリット24は、全体として軸線方向に沿って延在していれば、軸線方向に僅かに傾斜して延在していても構わない。
保持筒部21において、スリット24を間に挟んで左右方向で対向する部分には締付部26がそれぞれ形成されている。締付部26は、保持筒部21に一体に形成されている。締付部26は、保持筒部21から下方に延設されている。各締付部26には、締付部26を左右方向に貫通する貫通孔27が形成されている。
ガイド筒部22は、保持筒部21の後端縁から軸線方向に沿って前方に延設されている。ガイド筒部22は、インナコラム12を軸線方向に摺動可能に支持している。なお、ガイド筒部22の詳細な説明は後述する。
図4は、図2のIV−IV線に沿う断面図である。
図3、図4に示すように、大径筒部23は、ガイド筒部22の後端縁から軸線方向に沿って後方に延設されている。大径筒部23は、例えば軸線方向から見た正面視で上下方向に扁平した円形状に形成されている。径方向において、軸線Oと大径筒部23の内周面との距離は、インナコラム12の外周面が大径筒部23の内周面に全周に亘って接触しないような長さに設定されている。
大径筒部23において、上下方向で対向する部分には、大径筒部23を上下方向にそれぞれ貫通する肉抜き部29が形成されている。肉抜き部29は、上下方向から見た平面視で矩形状に形成されている。なお、肉抜き部29の位置や形状、大きさ等は適宜変更が可能である。
大径筒部23の前端縁において、左右方向で対向する部分には、軸線方向に沿って前方に突出する連結突部31がそれぞれ形成されている。各連結突部31は、大径筒部23に一体に形成されている。図2に示すように、連結突部31には、フロントブラケット33が連結されている。フロントブラケット33は、連結突部31を介してアウタコラム11(ステアリング装置1)を車体4(図1参照)に固定している。
<インナコラム>
図4に示すように、インナコラム12は、軸線方向に延びる円筒状に形成されている。インナコラム12の外径は、上述した保持筒部21やガイド筒部22の内径よりも僅かに小さくなっている。インナコラム12は、アウタコラム11内に挿入されている。インナコラム12は、上述した保持筒部21やガイド筒部22の内周面上を摺動可能に、保持筒部21やガイド筒部22に支持されている。図4の例において、インナコラム12の軸線方向の長さは、アウタコラム11の軸線方向の長さに比べて長くなっている。
<ステアリングシャフト>
ステアリングシャフト13は、リアシャフト40及びフロントシャフト41(図2参照)を備えている。リアシャフト40は、上述したインナコラム12内に軸受42を介して軸線O回りに回転可能に支持されている。リアシャフト40の後端部は、インナコラム12の後端部よりも軸線方向に沿って後方に突出している。リアシャフト40の後端部には、ステアリングホイール2(図1参照)が連結されている。
フロントシャフト41は、リアシャフト40の前端部に第1自在継手43を介して連結されている。すなわち、フロントシャフト41は、リアシャフト40に対して揺動可能に構成されている。フロントシャフト41は、フロントシャフト41の延在方向に伸縮可能に構成されている。図2に示すように、フロントシャフト41は、多段のシャフト(内側シャフト41a及び外側シャフト41b)を有している。フロントシャフト41は、内側シャフト41aが外側シャフト41bに対して進退することで伸縮する。なお、本実施形態では、例えば内側シャフト41aの後端部に形成された雄スプラインが、外側シャフト41b内に形成された雌スプラインに対して係合している。これにより、各シャフト41a,41bの相対回転を規制した上で、各シャフト41a,41bの進退移動を許容している。但し、フロントシャフト41の伸縮構造は、適宜変更可能である。
図1に示すように、フロントシャフト41の前端部には、第2自在継手44が連結されている。第2自在継手44は、ステアリングギヤボックス(不図示)の入力軸に連結される。ステアリング装置1では、ステアリングシャフト13の回転力がステアリングギヤボックスに伝達されることで、車輪5が操舵される。
<テレスコ調整機構>
図2に示すように、テレスコ調整機構14は、アウタコラム11に対するインナコラム12(及びステアリングシャフト13)の前後方向への移動が規制されたロック状態、及び前後方向への移動が許容されたロック解除状態を切り替える。具体的に、テレスコ調整機構14は、リヤブラケット51と、操作機構53と、ガイドレール54と、を主に備えている。
リヤブラケット51は、軸線方向において上述した締付部26(図3参照)と同等の位置に配置されている。リヤブラケット51は、アウタコラム11の左右両側及び上方を取り囲むように形成されている。リヤブラケット51は、左右両側に側板部51a,51bを有している。側板部51a,51bは、アウタコラム11を左右両側から挟持している。リヤブラケット51は、アウタコラム11を介してステアリング装置1を車体4(図1参照)に固定している。
図5は、図2のV−V線に沿う断面図である。
図2、図5に示すように、操作機構53は、回動軸55と、操作レバー56と、締結カム57と、を主に備えている。回動軸55は、上述した各締付部26の貫通孔27内に挿通されるとともに、リヤブラケット51を左右方向に貫通して設けられている。
図2に示すように、操作レバー56は、回動軸55における左右方向の第1端部(図2における左側端部)に連結されている。操作レバー56は、回動軸55回りに回動可能に構成されている。
図5に示すように、締結カム57は、操作レバー56と、リヤブラケット51の側板部51aと、の間に介在している。締結カム57は、操作レバー56の回動操作に伴い、左右方向の厚さが変化するように構成されている。ステアリング装置1では、締結カム57の厚さが変化することで、各側板部51a,51bを介して各締付部26が左右方向で互いに接近離間するように(スリット24の左右方向の幅(間隔)が拡縮するように)構成されている。具体的に、締結カム57の厚さが増加するように操作レバー56を回動操作することで、各締付部26同士が各側板部51a,51bとともに接近して保持筒部21が縮径する。これにより、保持筒部21によってインナコラム12が挟持され、アウタコラム11に対するインナコラム12の前後方向への移動が規制される(ロック状態)。一方、ロック状態において、締結カム57の厚さが減少するように操作レバー56を回動操作することで、締付部26同士が各側板部51a,51bとともに離間して保持筒部21が拡径される。これにより、保持筒部21によるインナコラム12の挟持が解除され、アウタコラム11に対するインナコラム12の前後方向への移動が許容される(ロック解除状態)。
ガイドレール54は、インナコラム12の下部に固定されている。ガイドレール54は、アウタコラム11のスリット24を通して下方に突出し、各締付部26間に配置されている。ガイドレール54は、左右方向で対向する一対の対向壁部(第1対向壁部61及び第2対向壁部62)を備えている。なお、対向壁部61,62及び締付部26は、ステアリング装置1が上述したロック状態にあるときでも左右方向で離間している。
第1対向壁部61には、第1対向壁部61を左右方向に貫通する第1ガイド孔63が形成されている。第2対向壁部62には、第2対向壁部62を左右方向に貫通する第2ガイド孔64が形成されている。各ガイド孔63,64は、軸線方向に延びる長孔である。各ガイド孔63,64内には、上述した回動軸55がガイドレール54に対して軸線方向に相対移動可能に挿通されている。
図6は、ガイドレール54を左側から見た側面図である。
図6に示すように、第1ガイド孔63は、テレスコ領域63aと、テレスコ領域63aに対して軸線方向の後方に連なる荷重吸収領域63bと、を有している。
テレスコ領域63aは、上下方向の幅が一様に形成されている。テレスコ領域63a内では、アウタコラム11に対するインナコラム12の移動に伴い、回動軸55がインナコラム12に対して軸線方向に相対移動する。
ガイド孔63の下端縁において、テレスコ領域63aと荷重吸収領域63bとの境界部分には、突出片63cが形成されている。突出片63cは、軸線方向における回動軸55の移動軌跡上に位置している。突出片63cは、テレスコピック調整(前後位置調整)時、回動軸55が突出片63cに当接することで、テレスコピック調整範囲を規制する構成とされている。また、突出片63cは、例えば二次衝突時の衝撃が回動軸55を介して伝達されることで、下端部を支点にして後方に倒れるように構成されている。すなわち、荷重吸収領域63bでは、ガイドレール54に対する回動軸55の後方への相対移動に伴い、突出片63cが倒れることで、二次衝突時の衝撃荷重を緩和する。なお、突出片63cは、荷重吸収領域63bの上端縁から下方に突出していても構わない。また、突出片63cの突出量や軸線方向の幅等は、適宜変更が可能である。
図7は、ガイドレール54を右側から見た側面図である。
図7に示すように、第2ガイド孔64は、テレスコ領域64aと、テレスコ領域64aに対して軸線方向の後方に連なる荷重吸収領域64bと、を有している。
テレスコ領域64aは、上述した第1ガイド孔63のテレスコ領域63aと同等の構成をなしている。
荷重吸収領域64bの上端縁は、テレスコ領域64aの上端縁から後方に向かうに従い漸次下方に延在している。荷重吸収領域64bの下端縁は、テレスコ領域64aの下端縁から一段下がった後、軸線方向に沿って後方に延在している。荷重吸収領域64bでは、ガイドレール54に対する回動軸55の後方への相対移動に伴い、荷重吸収領域64bの上端縁が変形する(潰される)ことで、二次衝突時の衝撃荷重を緩和する。
なお、本実施形態では、各ガイド孔63,64において、各荷重吸収領域63b、64bの形状を異ならせているが、各荷重吸収領域63b、64bの形状は同じであっても構わない。また、各荷重吸収領域63b、64bの形状は、二次衝突時の衝撃を吸収する構成であれば、適宜変更が可能である。例えば、各荷重吸収領域63b、64bにおける上下方向の幅を回動軸55の直径よりも短く設定し、回動軸55の移動に伴い各荷重吸収領域63b,64bが押し広げられる構成であっても構わない。また、各ガイド孔63,64において、それぞれ突出片63cを形成した構成であっても構わない。
<ガイド筒部>
図8は、図2のVIII−VIII線に相当する断面図である。
図8に示すように、上述したガイド筒部22の内形形状は、軸線方向から見た正面視で楕円形状に形成されている。具体的に、ガイド筒部22の内形形状は、軸線方向から見た正面視で、長軸が左右方向に沿って延在し、短軸が上下方向に沿って延在している。なお、ガイド筒部22の内形形状は、軸線方向の全体に亘って一様に形成されている。但し、ガイド筒部22は、軸線方向における少なくとも一部が楕円形状に形成されていれば構わない。
ガイド筒部22の内周面において、短軸方向で対向する部分を含む周方向の一部の領域は、支持面66を構成している。支持面66は、インナコラム12の外周面を摺動可能に支持する。径方向において、軸線Oから支持面66までの距離D1は、上述した保持筒部21の内周面の曲率半径(軸線Oから保持筒部21の内周面までの距離)と同等になっている。本実施形態において、保持筒部21及びガイド筒部22は、インナコラム12の軸線方向での位置に関わらず、全長に亘ってインナコラム12に軸線方向でラップしている。
ガイド筒部22の内周面において、支持面66以外の領域(長軸方向で対向する部分を含む周方向の一部の領域)は、逃げ面67を構成している。逃げ面67は、支持面66と同一円周上に位置し、支持面66に周方向で連なっている。すなわち、ガイド筒部22の内周面は、周方向の全体に亘って滑らかに連なっている。逃げ面67は、インナコラム12の外周面に対して径方向で離間している。すなわち、径方向において、軸線Oから逃げ面67までの距離D2は、軸線Oから支持面66までの距離D1よりも長くなっている。このように、本実施形態のステアリング装置1では、軸線Oを間に挟んで上下方向で対向する位置に支持面66が配置され、軸線Oを間に挟んで左右方向で対向する位置に逃げ面67が配置される。
図3に示すように、ガイド筒部22の下部において、軸線方向でスリット24と肉抜き部29との間に位置する部分は、橋渡し部70を構成している。橋渡し部70は、スリット24と肉抜き部29との間を仕切り、かつ周方向に延在している。
[作用]
次に、上述したステアリング装置1の作用について説明する。始めに、ステアリング装置1のテレスコピック動作(前後位置調整)について説明する。以下の説明では、ステアリング装置1がロック状態にあるときを初期状態とする。
図2に示すように、ステアリングホイール2の前後方向の位置を調整する場合には、まず操作レバー56を回動操作して、ステアリング装置1をロック解除状態とする。具体的には、締結カム57の厚さが減少する方向(例えば、下方)に操作レバー56を回動操作することで、締付部26同士が各側板部51a,51bとともに離間して保持筒部21が拡径される。これにより、保持筒部21によるインナコラム12の挟持が解除され、ステアリング装置1がロック解除状態となる。
ロック解除状態において、ステアリングホイール2を軸線方向に押し込むことで、ステアリングホイール2がインナコラム12及びステアリングシャフト13とともに軸線方向の前方に移動する。一方、ロック解除状態において、ステアリングホイール2を軸線方向に引き込むことで、ステアリングホイール2がインナコラム12及びステアリングシャフト13とともに軸線方向の後方に移動する。
続いて、ステアリングホイール2を所望の位置に調整した後、操作レバー56を回動操作して、ステアリング装置1をロック状態とする。具体的には、締結カム57の厚さが増加する方向(例えば、上方)に操作レバー56を回動操作することで、締付部26同士が各側板部51a,51bとともに接近して保持筒部21が縮径される。これにより、保持筒部21によってインナコラム12が挟持され、ステアリング装置1がロック状態となる。
その結果、ステアリングホイール2が前後方向における所望の位置で固定される。
次に、二次衝突時におけるステアリング装置1の作用について説明する。
二次衝突の際には、ステアリングホイール2に対して前方に向けた衝突荷重が運転者から作用する。衝突荷重が所定以上の場合には、ステアリングホイール2がインナコラム12やステアリングシャフト13とともに、アウタコラム11に対して軸線方向の前方に移動する。具体的に、ステアリング装置1では、インナコラム12が保持筒部21の内周面やガイド筒部22の支持面66上を摺動することで、アウタコラム11に対して軸線方向の前方に移動する。そして、アウタコラム11とインナコラム12との間の摺動抵抗等により、二次衝突時に運転者に加わる衝撃荷重が緩和される。
インナコラム12が軸線方向の前方に移動すると、ガイドレール54がインナコラム12とともに回動軸55に対して軸線方向の前方に移動することで、回動軸55がテレスコ領域63a,64aから荷重吸収領域63b,64bに進入する。図6に示すように、第1ガイド孔63では、回動軸55に対してガイドレール54が前方に移動することで、突出片63cが後方に倒れ込む。一方、図7に示すように、第2ガイド孔64の荷重吸収領域64bでは、回動軸55に対してガイドレール54が前方に移動することで、荷重吸収領域64bが押し広げられる。これにより、二次衝突時の衝撃荷重をさらに緩和することができる。
ところで、上述したように、衝突荷重の入力方向がインナコラムの軸線方向に対して交差している場合、衝突荷重の分力が軸線方向に直交する径方向(上下方向)に作用することで、こじりが発生するおそれがある。
これに対して、本実施形態では、アウタコラム11において、スリット24に対して軸線方向の前方にインナコラム12を軸線方向に移動可能に支持する支持面66が形成されたガイド筒部22を有する構成とした。
この構成によれば、衝突荷重によってインナコラム12が径方向(例えば、上方)に回転しようとするのを規制できるので、上述したこじりの発生を抑制できる。これにより、インナコラム12を軸線方向の前方にスムーズに移動させることができるので、二次衝突時における軸線方向での所望の移動量を確保することができる。その結果、二次衝突時における衝撃吸収能力の更なる向上を図ることができる。
しかも、本実施形態では、ガイド筒部22の内周面に支持面66と同一周上に位置し、インナコラム12との接触を避ける逃げ面67が形成されているため、例えばこじりの生じ難い方向(本実施形態では左右方向)でのガイド筒部22の肉抜きを行うことができる。これにより、アウタコラム11の軽量化を図ることができる。
また、支持面66の面積を変更することで、インナコラム12とガイド筒部22との接触面積を変更することができる。これにより、インナコラム12と支持面66との摺動抵抗を変更できるので、衝突荷重の吸収量を変更できる。例えば、インナコラム12と支持面66との接触面積を増加させることで、インナコラム12と支持面66との摺動抵抗が増加する。この場合、例えば衝突荷重の吸収量を増加させることができる。
一方、インナコラム12と支持面66との接触面積を低減することで、インナコラム12と支持面66との摺動抵抗が低下する。この場合、衝突荷重の吸収量を減少させることができる。このように、支持面(及び逃げ面)の面積を変更することで衝撃荷重の吸収量(摺動抵抗)を変更できる。そのため、求められる衝撃荷重の吸収量が異なるような場合であっても、大幅な設計変更を伴うことなく所望の衝撃吸収能力を得ることができる。また、インナコラム12と支持面66との接触面積を低減することで、逃げ面67の面積が増加して軽量化を図ることもできる。
本実施形態では、支持面66が正面視において上下方向で対向する位置に配置され、逃げ面67が正面視において左右方向で対向する位置に配置された構成とした。
この構成によれば、こじりが生じやすい上下方向に支持面66を配置することで、二次衝突時におけるこじりをより確実に抑制できる。
本実施形態では、ガイド筒部22の内形形状が楕円形状に形成されているため、ガイド筒部22の内形形状を簡素化することができる。そのため、製造効率を向上させた上で、上述した作用効果が奏功される。
本実施形態では、ガイド筒部22を間に挟んで軸線方向でスリット24と反対側に位置する部分に肉抜き部29が形成されている構成とした。
この構成によれば、上述したこじりの発生を抑制した上で、アウタコラム11の更なる軽量化を図ることができる。
(変形例)
次に、上述した実施形態の変形例について説明する。
上述した実施形態では、ガイド筒部22の内形形状を楕円形状に形成し、ガイド筒部22の内周面が滑らかに連なる場合について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、図9に示すガイド筒部101の内形形状は、左右方向を長軸方向とする長円形状に形成されている。ガイド筒部101の内周面において、上下方向で対向する位置には、軸線Oに向けて膨出する支持突起102が形成されている。支持突起102は、軸線方向から見た正面視で半円形状に形成されている。この場合、支持突起102の頂部がインナコラム12の外周面に摺動する支持面103となる。一方、ガイド筒部101の内周面において、支持面103以外の部分は、インナコラム12の外周面を避ける逃げ面104となる。
図10に示すガイド筒部110の内形形状は、円形部111と、円形部111の内周面に対して左右方向に窪んだ窪み部112と、により画成されている。
図示の例において、円形部111は、例えば左右方向を長軸とする楕円形状に形成されている。円形部111の内周面のうち、上下方向で対向する部分を含む周方向の一部の領域が支持面113となる。なお、円形部111の形状(軸線Oと円形部111の内周面との長さや曲率半径等)は適宜変更が可能である。すなわち、円形部111は、真円形状や長円形状であっても構わない。
窪み部112は、軸線方向から見た正面視で矩形状に形成されている。窪み部112の内周面や、円形部111における周方向の両端部は、インナコラム12の外周面を避ける逃げ面115となる。なお、図11に示すガイド筒部110のように、窪み部112は円形状であっても構わない。また、窪み部は、三角形状等でも構わない。
このように、ガイド筒部の内形形状を変更することで、支持面と逃げ面との面積を変更できる。その結果、上述したようにインナコラム12と支持面との接触面積を増加させることで、衝突荷重の吸収量を増加させることができる。一方、インナコラム12と支持面との接触面積を低減することで、逃げ面の面積が増加して軽量化を図ることができる。なお、上述した図8〜図11の構成において、インナコラム12と支持面との接触面積は、図9の構成、図8の構成、図10の構成及び図11の構成の順で大きくなっている。
なお、本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述した実施形態では、軸線Oが前後方向に交差している構成について説明していたが、この構成のみに限られない。軸線Oは、車両3の前後方向に一致していてもよく、左右方向に傾いていても構わない。
上述した実施形態では、肉抜き部29を有する大径筒部23がアウタコラム11に形成された構成について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、図12、図13に示すように、アウタコラム11が、保持筒部21及びガイド筒部22のみを有する構成(大径筒部23を有さない構成)であっても構わない。ガイド筒部22は、例えば上述した実施形態と同様に支持面66及び逃げ面67を有している。図12、図13の例において、ガイド筒部22の内形形状は、軸線方向の全体に亘って一様に形成されている。但し、ガイド筒部22は、少なくとも軸線方向の一部のみに支持面66及び逃げ面67を有していれば構わない。
上述した実施形態では、支持面が軸線Oを挟んで上下方向で対向する位置に一対で配置された構成について説明したが、この構成のみに限られない。支持面の配置位置や配置個数等は、こじりの発生し易い方向や衝突荷重の吸収量等に合わせて適宜変更が可能である。例えば、支持面は、左右方向で対向する位置に配置しても構わない。また、支持面は、1つや3つ以上配置しても構わない。但し、支持面は、径方向に延びる直線のうち、一の直線を間に挟んで両側に少なくとも一つずつ配置されていることが好ましい。
上述した実施形態では、ガイド筒部の内形形状が全体として円形状に形成された構成について説明したが、この構成のみに限られない。ガイド筒部の内形形状は、矩形状や三角形状等であっても構わない。
上述した実施形態では、保持部が筒状の保持筒部21である場合について説明したが、この構成のみに限られない。保持部は、スリット24の拡縮によってインナコラム12を保持可能な構成であれば構わない。
さらに、上述した実施形態では、保持部がスリット24の間隔を拡縮させることによってインナコラム12の移動を規制及び解除する場合について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、回動軸55に装着されたカム部材等でアウタコラム11に対するインナコラム12の移動を規制及び解除する構成でもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…ステアリング装置
2…ステアリングホイール
11…アウタコラム(外側部材)
12…インナコラム(内側部材)
13…ステアリングシャフト(内側部材)
14…テレスコ調整機構
21…保持筒部(保持部)
22,101,110…ガイド筒部
24…スリット
66,103,113…支持面
67,104,115…逃げ面

Claims (2)

  1. 軸線に沿って延在する筒状に形成されたインナコラム、及び前記インナコラムの内側に前記軸線回りに回転可能に支持され、軸線方向の第1端側にステアリングホイールが取り付けられるステアリングシャフトを含む内側部材と、
    前記内側部材が挿入されて前記軸線方向に前記内側部材を移動可能に支持するガイド筒部、及び前記ガイド筒部に対して前記軸線方向の前記第1端側に位置し、前記軸線方向に沿って延びるスリットが形成された筒状の保持部を有するアウタコラムを含む外側部材と、
    前記スリットの間隔を縮小させて前記外側部材に対する前記内側部材の移動を前記保持部により規制するロック状態、及び前記スリットの間隔を拡大させて前記外側部材に対する前記内側部材の移動を許容するロック解除状態に切り替えるテレスコ調整機構と、を備え、
    前記ガイド筒部の内周面は、
    前記軸線方向から見た正面視において車両上下方向で対向する位置に配置され、前記インナコラムの外周面を摺動可能に支持する支持面と、
    前記支持面と同一周上に位置するとともに、前記軸線方向から見た正面視において車幅方向で対向する位置に配置され、前記車幅方向で前記インナコラムの外周面から離間する逃げ面と、を有し、
    前記外側部材における前記ガイド筒部に対して前記軸線方向の第2端側に位置する部分には、前記車両上下方向で前記外側部材を貫通する肉抜き部が形成され、
    前記ガイド筒部は、前記軸線方向において、前記スリットと前記肉抜き部との間に位置するとともに、前記支持面及び前記逃げ面が前記軸線方向の全体に亘って一様に形成され、
    前記インナコラムは、前記アウタコラムの内周面のうち前記支持面の内周面及び前記保持部の内周面に亘って摺動可能に前記アウタコラムに支持されていることを特徴とするステアリング装置。
  2. 前記ガイド筒部の内形形状は、楕円形状に形成され、
    前記ガイド筒部における短軸方向で対向する部分が前記支持面に設定され、
    前記ガイド筒部における長軸方向で対向する部分が前記逃げ面に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
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