JP6003395B2 - テレスコピックステアリング装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ステアリングホイールの前後位置を調節する為のテレスコピックステアリング装置の改良に関する。具体的には、アウタコラムの内径側に、インナコラムを安定して保持できると共に、二次衝突時の衝撃荷重を吸収できる構造を低コストで実現するものである。
図11〜12は、特許文献1に記載されたチルト・テレスコピック式のステアリング装置を示している。このステアリング装置は、後端部(図11の右端部。前後方向に関しては、車両の前後方向で表す。本明細書及び特許請求の範囲全体で同じ。)にステアリングホイール1を固定したステアリングシャフト2と、このステアリングシャフト2をその内側に回転自在に支持したステアリングコラム3と、電動モータ4を補助動力源としてこのステアリングシャフト2に補助トルクを付与する為の操舵力補助装置5と、このステアリングシャフト2の回転に基づきタイロッド6、6を押し引きする為のステアリングギヤユニット7とを備える。
このうちのステアリングシャフト2は、インナシャフト8とアウタシャフト9とを、回転力の伝達可能に、且つ、軸方向に関する相対変位を可能に組み合わせて成る。前記インナシャフト8の前端部は、前記操舵力補助装置5を構成するギヤハウジング10内で、この操舵力補助装置5を構成する入力軸に結合している。
又、前記ステアリングコラム3は、インナコラム11の後端側部分にアウタコラム12の前端側部分を、軸方向に関する相対変位を可能に外嵌して成る。又、前記インナコラム11は、前記ギヤハウジング10を介して、前方の固定ブラケット13により車体14に支持されている。又、この固定側ブラケット13は、ピボットピン15を中心として、前記ギヤハウジング10及び前記ステアリングコラム3を揺動可能に支持している。
一方、前記アウタコラム12は、その前端寄り部分を、後方の固定側ブラケット17により、車体14に支持されている。
又、前記固定側ブラケット17は、前記車体14に対して、前方に向いた強い衝撃が加わった場合に、前方に離脱する様に支持されている。この為に、図12に示す様に、前記固定側ブラケット17を構成する左右1対の側壁部18、18の上端部に設けた支持板部19、19に切り欠き20、20を、これら両支持板部19、19の後端縁に開口する状態で設けている。そして、これら両切り欠き20、20に、図示しないボルトにより前記車体14に固定されたカプセル21、21を係止している。
衝突事故の際には、運転者の身体から前記ステアリングホイール1、及び前記ステアリングシャフト2を介して前記ステアリングコラム3に、前方に向いた大きな衝撃荷重が加わる。そして、これらステアリングシャフト2及びステアリングコラム3が、この衝撃のエネルギを吸収しつつ全長を縮める傾向になる。この結果、前記固定側ブラケット17が、前記アウタコラム12と共に前方に変位し、前記車体14に対して前方に離脱する事により、前記ステアリングホイール1が前方に変位する事を許容する。
又、前記ステアリングホイール1の前後位置及び上下位置を調節可能とすべく、前記アウタコラム12を、前記固定側ブラケット17に対して、前後方向及び上下方向に移動可能に支持している。この為に、可動側ブラケット22を構成する1対の被挟持部23、23を、前記アウタコラム12の前端部下面に一体に設けている。又、これら両被挟持部23、23の互いに整合する位置には、それぞれ前後方向に長いコラム側通孔24、24を形成している。又、前記各側壁部18、18の一部で互いに整合する部分に、上下方向に長い車体側通孔25、25を形成している。そして、前記両被挟持部23、23を、前記両側壁部18、18により挟持した状態で、前記コラム側、車体側各通孔24、25を、一方から他方(図12の右から左)に挿通した杆状部材26の他端に螺合した調節ナット28を、調節レバー27により回転可能としている。
従って、この調節レバー27の操作に基づいて前記調節ナット28を回転させ、この調節ナット28と前記杆状部材26の頭部29との間隔を変化させれば、前記アウタコラム12を前記固定側ブラケット17に対し固定したり、或いは固定を解除できると共に、前記アウタコラム12を前記インナコラム11に対して固定したり、或いは固定を解除できる。そして、前記調節ナット28と前記頭部29との間隔を拡げた状態では、前記杆状部材26が前記各コラム側通孔24、24の内側で変位できる範囲(テレスコピック調節範囲)内で、前記アウタコラム12を前後移動(インナコラム11に対して相対変位)させて、前記ステアリングホイール1の前後位置の調節を行える。更に、前記杆状部材26が前記各車体側通孔25、25の内側で変位できる範囲(チルト調節範囲)内で、前記ステアリングコラム3を上下移動させて、前記ステアリングホイール1の上下位置の調節を行える。そして、前記結合ナット28と前記頭部29との間隔を拡げた状態では、前記杆状部材26が前記各コラム側通孔24、24、及び各車体側通孔25、25の内側で変位できる範囲内で、前記ステアリングホイール1の前後位置及び上下位置の調節を行える。
又、前記操舵力補助装置5を構成する出力軸16の前端部は、自在継手30を介して、中間シャフト31の後端部に連結しており、この中間シャフト31の前端部は、別の自在継手32を介して、前記ステアリングギヤユニット7の入力軸33に連結している。そして、この入力軸33の回転に伴って前記両タイロッド6、6を押し引きする事により、操舵輪に所望の舵角を付与する様にしている。
ところで、前述の様なアウタコラム12を製造する場合、先ず、アルミニウム合金の軽合金を材料としたダイカスト工法により、アウタコラム本体を成形する。その後、このアウタコラム本体の内周面に切削加工を施して仕上げる。この様なステアリング装置の場合、前記アウタコラム12の内径を精度良く仕上げる為の切削加工は面倒で、加工コストが嵩んでしまう。又、このアウタコラム12の内周面と、前記インナコラム11の外周面とを全周に亙り嵌合している為、このアウタコラム12の内径精度が十分でないと、偏当たりが生じ、前記インナコラム11を安定して保持できない。
そこで、特許文献2には、図13に示す様な、アウタコラム12aの内周面の円周方向複数箇所に、この内周面から径方向内側に突出した隆起部34、34を形成し、組み付け状態に於いて、これら各隆起部34、34の先端部(径方向内側端部)と前記インナコラム11aの外周面とを当接させるテレスコピックステアリング装置の構造が記載されている。この様なアウタコラム12aを製造する場合、先ず、ダイカスト工法によりアウタコラム本体を成形する。その後、このアウタコラム本体の内周面のうち、前記インナコラム11aの外周面と重畳する部分の円周方向複数箇所(図示の場合11個)に鍛造加工及びブローチ加工を施して、前記各隆起部34、34を形成する。
上述の様なアウタコラム12aの場合、前記各隆起部34、34の先端部にのみ切削加工(ブローチ加工等)を施せば良い。この為、アウタコラムの内周面の全周に切削加工を施す場合と比べて、加工コストの低減を図れる。但し、前記アウタコラム12aを成形する方法と、前記各隆起部34、34を成形する方法とが異なる。この為、加工に手間が掛かり加工コストが嵩んでしまう。
又、前記インナコラム11aを、前記アウタコラム12aの内径側に、偏当りや、がたつきなく、安定して支持する為には、総ての前記各隆起部34、34と、前記インナコラム11aの外周面との当接状態が同じである事が好ましい。しかし、前記アウタコラム12aの様に、多数の隆起部34、34を設けると、前記当接状態を同じにする為の加工が面倒である。
又、図14は、同じく特許文献2に示されたアウタコラム12bの構造を示している。このアウタコラム12bは、その内周面のうち、組み付け状態でインナコラム11bの外周面に対向する部分の円周方向3箇所位置に、支持爪部35、35を形成している。この様な各支持爪部35、35は、前記アウタコラム12bにプレス加工を施し、更にこのアウタコラム12bの内周面から径方向内側へ折り曲げて形成している。
又、前記アウタコラム12bの外周面の軸方向の一部に可動側ブラケット22aを設けている。この可動側ブラケット22aは、それぞれが前記板状の素材を曲げ形成して成り、一端縁を前記外周面に連続させ、他端縁をこの外周面に溶接した、左右1対の被挟持部23a、23aから成る。
この様なアウタコラム12bの場合、前記支持爪部35、35を、円周方向の3箇所のほぼ等間隔位置に形成している。この為、総ての支持爪部35、35の先端縁と前記インナコラム11bの外周面との当接状態を同じにする為の加工が容易である。但し、前記各支持爪部35、35は、前記アウタコラム12bの内周面から径方向内側へ折り曲げて形成して成る、片持ち梁状の構造である。この為、このアウタコラム12bの内径側に前記インナコラム11bを安定して支持する為の剛性を確保する事が難しい。又、前記両被挟持部23a、23aの他端縁を、前記アウタコラム12bに対して溶接して結合する作業は、加工に手間が掛かり加工コストが嵩んでしまう。
又、特許文献1、3〜4には、二次衝突の際に、運転者の身体に加わる衝撃を緩和して、運転者の保護を図る為に、ステアリングコラムを車体に対して、前方に離脱可能に支持する構造に加えて、ステアリングコラム(又はステアリングコラムに固定した部材)と車体(又は車体に固定した部材)との間に、塑性変形する事で衝撃荷重を吸収するエネルギ吸収部材を設ける構造が記載されている。この様な従来構造の場合、別体のエネルギ吸収部材を設ける分、部品製造、部品管理、組立作業が何れも面倒になり、コストが嵩む事が避けられない。勿論衝撃荷重を吸収する為の構造は、製造コストを抑える観点から、部品点数を少なく抑えられ、簡単な構造である事が好ましい。
尚、本発明に関連する技術である、ハイドロフォーミング加工時にコラムに孔をあける技術を記載した刊行物として、特許文献5がある。
特開2011−218941号公報 特開2008−302751号公報 特開2005−219641号公報 特開2000−6821号公報 特開2006−255785号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、ステアリングコラムを構成する、アウタコラムの構造を工夫する事により、このアウタコラムの内径側にインナコラムを安定して保持できると共に、衝突時の衝撃荷重を吸収できる構造を、低コストで実現すべく発明したものである。
本発明のテレスコピックステアリング装置は、ステアリングコラムと、ステアリングシャフトと、固定側ブラケットと、可動側ブラケットと、杆状部材と、調節レバーとを備える。
このうちのステアリングコラムは、アウタコラムとインナコラムとを、伸縮可能に組み合わせて成る。このうちのアウタコラムは、少なくとも軸方向一部の内径を拡縮可能とした筒状であり、内周面に前記インナコラムを支持する為の支持部を有する。又、前記インナコラムは、前記アウタコラムの内径側に配置され、このアウタコラムの支持部により、軸方向の変位を可能に嵌合支持されている。
又、前記ステアリングシャフトは、前記ステアリングコラムの内径側に回転自在に支持され、このステアリングコラムの後端開口部よりも後方に突出した後端部にステアリングホイールを装着する。
又、前記固定側ブラケットは、前記アウタコラムのうちで前記内径を拡縮可能とした部分を幅方向両側から挟む状態で固定の部分に設けられ、幅方向に関する拡縮が可能な左右1対の側壁部を有する。
又、前記可動側ブラケットは、前記ステアリングコラムを構成するアウタコラムから塑性加工により、このアウタコラムと一体に成形され、前記両側壁部の幅方向に関する拡縮に伴い幅方向に関する拡縮が可能な、1対の被挟持部を有する。この様な構成を有する可動側ブラケットは、例えば、これら両被挟持部のうちの前記アウタコラムから遠い側の端部同士を、底部により幅方向に連続した構成とする事ができる。
又、前記杆状部材は、前記両側壁部の互いに整合する位置に形成された車体側通孔と、前記両被挟持部に形成したコラム側通孔とを挿通した状態で、幅方向に配設している。そして、前記調節レバーの回動に伴って、前記両側壁部の互いに対向する面同士の間隔を拡縮する。
又、前記調節レバーは、前記杆状部材の基端部に設けており、回動に伴って前記間隔を拡縮させる。
特に、本発明のテレスコピックステアリング装置の場合、前記アウタコラムが、内周面のうち、前記インナコラムの軸方向一端面よりも軸方向一方側(インナ、アウタ両コラム同士が収縮する方向に相対変位する際の、インナコラムから見た進行方向側)に、その内接円の直径がこのインナコラムの外径よりも小さい衝撃吸収部を有している。この様な衝撃吸収部は、中空管が径方向外方に膨出した状態で、前記アウタコラムの内周面から径方向内側に突出した状態で形成された隆起部により構成する事ができる。
又、前記インナコラムを支持する為の支持部及びこの衝撃吸収部を含めたアウタコラムを、中空管を径方向外方に膨らませて成形する。この様な支持部は、このアウタコラムの素材である中空管が径方向外方に膨出した状態で、前記アウタコラムの内周面の円周方向複数個所(3箇所以上)から径方向内側に突出した状態で形成された隆起部により構成する事ができる。
、前記可動側ブラケット、前記アウタコラムと一体に膨出成形(ハイドロフォーム工法、プレス加工、バルジ加工、真空成形、エアブロー成形、爆発成形等)する事ができる
、前記アウタコラムの支持部と前記インナコラムの外周面とを、円周方向3箇所以上で当接させる。
又、前記可動側ブラケットを構成する両被挟持部の幅方向外側面間の距離が、前記両支持板部の幅方向内側面間の距離よりも小さい。
又、前記両被挟持部のうちの前記アウタコラムに近い側の端部が、それぞれ前記支持部を構成する隆起部に連続している。
そして、前記両支持板部の幅方向内側面と、前記両被挟持部の幅方向外側面との間に、摩擦プレートが配置されている。
上述の様な本発明のテレスコピックステアリング装置を実施する場合に、例えば、前記膨出成形をハイドロフォーム工法とする。
又、上述の様な本発明のテレスコピックステアリング装置を実施する場合に、好ましくは、請求項に記載した発明の様に、前記アウタコラムの支持部と前記インナコラムの外周面とを、円周方向3箇所でのみ当接させる。
又、上述の様な本発明のテレスコピックステアリング装置を実施する場合に、前記アウタコラムの支持部の内周面に、切削、又はプレスによる仕上加工を施す。
又、上述の様な本発明のテレスコピックステアリング装置を実施する場合に、具体的には、前記衝撃吸収部を、前記アウタコラムの内周面の円周方向複数箇所に、この内周面から径方向内方へ突出した状態で形成した隆起部により構成する。
又、上述の様な本発明のテレスコピックステアリング装置を実施する場合に、例えば、請求項に記載した発明の様に、前記支持部と前記衝撃吸収部との、円周方向に関する位相を一致させる。
この様な請求項に記載した発明のテレスコピックステアリング装置を実施する場合に好ましくは、請求項に記載した発明の様に、前記支持部と前記衝撃吸収部とを、軸方向に関して連続させる。
又、上述の様な本発明のテレスコピックステアリング装置を実施する場合に、例えば、請求項に記載した発明の様に、前記衝撃吸収部を、前記支持部に対して、この支持部の内接円の中心軸を含み、且つ前記固定側ブラケットの両側壁部に直交する仮想平面に関して対称となる位置に設ける。
上述した様な本発明のテレスコピックステアリング装置によれば、アウタコラムの内径側に、インナコラムを安定して保持できると共に、二次衝突時の衝撃荷重を吸収できる構造を低コストで実現できる。
先ず、アウタコラムの内径側に、インナコラムを安定して保持できる構造を低コストで実現できる理由は、インナコラムを支持する為の支持部を含むアウタコラムと、可動側ブラケットとを、例えばハイドロフォーム工法等の膨出成形により一体に成形しているからである。即ち、前記支持部が複数個(3個以上)の隆起部から成る様な構造の場合でも、加工コストの低減を図り、且つ剛性の高い支持部を得る事ができる。
又、二次衝突時の衝撃荷重を吸収できる構造を低コストで実現できる理由は、前記アウタコラムの内周面のうち、前記インナコラムの軸方向一端面よりも軸方向一方側に、その内接円の直径がこのインナコラムの外径よりも小さい衝撃吸収部を設けており、この衝撃吸収部も、例えばハイドロフォーム工法等の膨出成形により成形しているからである。
即ち、二次衝突の際、前記インナコラムの軸方向一端面が、前記アウタコラムの衝撃吸収部を扱く様にして、これらインナ、アウタ両コラム同士が収縮する方向に相対変位する。そして、前記衝撃吸収部が、これらインナ、アウタ両コラム同士の収縮に対する抵抗となり、二次衝突時にステアリングホイールに加わった衝撃エネルギを吸収し、このステアリングホイールに衝突した運転者の身体に加わる衝撃を緩和する。又、前記衝撃吸収部は、膨出成形によりアウタコラムに直接形成している為、別体の衝撃吸収部材を設ける必要もない。この結果、加工コスト、部品管理コスト、組立コストの低減を図る事ができる。
又、請求項に記載した発明の場合、前記アウタコラムの内周面に設けた支持部と、この支持部と重畳するインナコラムの外周面とを、円周方向3箇所のみで当接した状態で支持している。この為、前記支持部を前記インナコラムの外周面に確実に当接させる事ができる。又、当接箇所が3箇所のみである為、総ての当接箇所に於ける当接状態を等しくする為の加工が容易である。
、アウタコラムの支持部の内周面に、切削、又はプレスによる仕上加工を施す様にすれば、このアウタコラムの支持部と前記インナコラムの外周面との当接状態をより安定させられる。この様な構成を採用する場合には、前記支持部が複数個の隆起部から成る為、単なる円筒面状であるアウタコラムの内周面の全周に切削加工を施す場合と比べて、加工コストの低減を図りつつ、前記支持部により前記インナコラムを安定して支持する事ができる。
、前記衝撃吸収部を、前記アウタコラムの内周面の円周方向複数箇所に、この内周面から径方向内方へ突出した状態で形成した隆起部により構成すれば、インナ、アウタ両コラム同士の収縮時に、これらインナ、アウタ両コラムに加わる複雑な方向の荷重に基づいて、このインナコラムがこのアウタコラムに対し傾く事を防止すると共に、安定したエネルギ吸収性能を確保できる。更に、前記隆起部の数を調整する事により、エネルギ吸収性能を調整する事ができる。
又、請求項に記載した発明の様に、前記支持部と、前記衝撃吸収部との円周方向に関する位相を整合させた構造を採用すれば、後述する請求項に記載した発明の様に、前記支持部と前記衝撃吸収部とが軸方向に関して連続した構造を採用し易くなる。
この様な、前記支持部と前記衝撃吸収部とを軸方向に関して連続させた請求項に記載した発明の場合、二次衝突の際、前記インナ、アウタ両コラム同士が、滑らかに(連続的に)、且つ安定した状態で収縮する事ができる。この結果、二次衝突時の衝撃荷重を安定して吸収できる。
又、請求項に記載した発明の場合、前記支持部を、前記アウタコラムのうちの、前記支持部の内接円の中心軸を通り、且つ前記固定側ブラケットの両側壁部に直交する仮想平面に関して対称となる位置に設けている。この為、前記インナ、アウタ両コラム同士が収縮して、このインナコラムの軸方向一端面が、前記衝撃吸収部を扱いている状態(衝撃荷重を吸収している状態)に於いて、前記アウタコラムの支持部及び衝撃吸収部と、前記インナコラムの外周面との円周方向に関する当接位置を多く、しかも上下左右対称にできる。その結果、二次衝突時にインナ、アウタ両コラムに加わる複雑な方向の荷重に基づいて、これらインナ、アウタ両コラム同士が相対的に傾く事を、より確実に防止できる。
本発明に関連する参考例の第1例を示す、インナコラムとアウタコラムとが収縮していない状態を示す側面図(a)と、収縮した状態を示す側面図(b)。 同じく、アウタコラムのみを取り出して示す側面図。 同じく、図1のA−A断面図。 同じく、図2のB−B断面図。 同じく、図2のC−C断面図。 本発明に関連する参考例の第2例を、アウタコラムのみを取り出して示す側面図。 同第3例を示す、図5と同様の図。 同第4例を示す、図5と同様の図。 同第5例を示す、図5と同様の図。 本発明の実施の形態の第1例を示す、図3と同様の図。 テレスコピックステアリング装置を組み込んだ自動車用操舵装置の1例を示す、部分切断側面図。 図11のD−D断面図。 従来から知られているテレスコピックステアリング装置の第2例を示す、図12と同様の図。 従来から知られているテレスコピックステアリング装置の第3例を示す、図12と同様の図。
本発明に関連する参考例の第1例]
図1〜5は、本発明に関連する参考例の第1例を示している。本参考例を含め、本発明のテレスコピックステアリング装置の特徴は、ステアリングコラム3aを構成するアウタコラム12cの構造を工夫した点にある。尚、本参考例は、前述した図11〜12に示した構造と同様に、ステアリングホイール1(図11参照)の前後位置を調節する為のテレスコピック機構に加えて、上下位置を調節する為のチルト機構を備えた構造に対して適用している。但し、本発明は、このチルト機構を備えていない構造に適用する事もできる。又、本発明の特徴部分以外の構造、及びテレスコピックステアリング装置の操作方法は、前述した図11〜12に示した構造を含め、従来から知られているテレスコピックステアリング装置の構造とほぼ同様であるから、従来と同様に構成する部分に就いては、図示並びに説明を、省略若しくは簡略にし、以下、本参考例の特徴部分を中心に説明する。
参考例のテレスコピックステアリング装置を構成するステアリングコラム3aは、前述した従来構造のステアリング装置と同様に、アウタコラム12cを前記ステアリングホイール1(図11参照)側のアッパコラムとし、インナコラム11cをこのステアリングホイール1から遠い側のロアコラムとしている。
特に本参考例のテレスコピックステアリング装置の場合、前記アウタコラム12cの前端部が、内径を弾性的に拡縮可能とした筒状であり、このアウタコラム12cの内径側にインナコラム11cを、軸方向の変位を可能に嵌合支持する為の支持部36を有する。
前記支持部36は、前側支持部37と後側支持部38とにより構成している。これら前側支持部37及び後側支持部38は、何れも、前記アウタコラム12cと前記インナコラム11cとが径方向に重畳している部分の軸方向寸法が最も短い(前記ステアリングコラム3aの全長を最も伸長した)状態でも、このインナコラム11cの外周面と当接する事ができる位置に設けている。
又、前記前側支持部37は、前記アウタコラム12cの内周面に形成された複数個の隆起部39、39aから成る。この様な各隆起部39、39aは、前記アウタコラム12cの内周面のうち、このアウタコラム12cの前端部から、後述する可動側ブラケット22cのコラム側通孔24a、24aの前端寄り部分に掛けて、軸方向に関して互いに整合する位置の円周方向等間隔の3箇所位置に、前記内周面から径方向内方へ突出した状態に形成している。そして、これら各隆起部39、39aの先端縁(径方向内側縁)を、前記インナコラム11cの外周面と当接させている。
尚、後述する様に、前記各隆起部39、39aの加工精度を高くする事なく、これら各隆起部39、39aの先端部を前記インナコラム11cの外周面に確実に当接させる観点から、これら各隆起部39、39aの数は、本参考例の3個が好ましい。但し、加工コスト等のバランスを考慮した上で、これら各隆起部39、39aの数を、3個より多く(例えば左右2個ずつ、合計4個)形成する事もできる。又、これら各隆起部39、39aを形成する位置は、前記アウタコラム12cの内周面の円周方向等間隔位置に限定されるものではない。但し、半円周側に偏らせず、半円周を上回る範囲に分布させる。
一方、前記後側支持部38も、前記アウタコラム12cの内周面に形成された複数個の隆起部39b、39cから成る。この様な各隆起部39b、39cは、前記アウタコラム12cの内周面のうちの、前記可動側ブラケット22cのコラム側通孔24a、24aの後端寄り部分から、このコラム側通孔24aの後端部から少し後方に外れた位置に掛けて、軸方向に関して互いに整合する位置の円周方向等間隔の3箇所位置に、前記内周面から径方向内方へ突出した状態に形成している。尚、本参考例の場合には、前記アウタコラム12cの内周面のうち、軸方向に関して、前記前側支持部37と後側支持部38との間部分は、前記インナコラム11cの外周面とは当接しない様にしている。但し、支持部を、軸方向に関して連続した(前側支持部と後側支持部とが連続した)状態に形成する事もできる。
又、図3に示す組み付け状態で、前記アウタコラム12cの外周面のうちの幅方向(図3の左右方向)両側面を、固定側ブラケット17aの両側壁部18a、18aの内側面により抑え付けている。この様にして、前記ステアリングコラム3aの位置決めを図ると共に、幅方向に関する曲げ剛性を確保している。
又、前記アウタコラム12cの内周面のうち、前記インナコラム11cの軸方向一端面(インナ、アウタ両コラム11c、12c同士が収縮する方向に相対変位する際の、このインナコラム11cから見た進行方向側の端面であり、本参考例の場合、後端面)よりも軸方向一方側(後方)に衝撃吸収部40を設けている。この衝撃吸収部40は、図5に示す様に、前記アウタコラム12cの内周面の円周方向等間隔の3箇所位置に、この内周面から径方向内方へ突出した状態で形成された隆起部41、41から成る。これら各隆起部41、41の内接円の直径R40は、前記インナコラム11cの外径よりも小さい。
又、本参考例の場合、前記衝撃吸収部40を構成する各隆起部41、41と、前記支持部36(前側、後側各支持部37、38)を構成する各隆起部39、39a、39b、39cとの円周方向に関する位相を、互いに一致させている。
この様なアウタコラム12c(前記支持部36、及び衝撃吸収部40を含む)は、鋼板製或はアルミニウム合金製の中空部材である金属管の内周面に液圧(例えば水圧)を加えて、この金属管を径方向外方に塑性変形させるハイドロフォーム工法により成形したものである。このハイドロフォーム工法により前記アウタコラム12cを成形するには、例えば、拡径して造るべきこのアウタコラム12cの外面形状に見合う内面形状を有する金型内に、素材である前記金属管をセットする。そして、この金属管の両端を、軸押し工具等により塞ぎ、この金属管内に、高圧の液圧を付加する。この液圧付加により、この金属管を径方向外方に、前記金型のキャビティの内面に密着するまで拡径して、前記アウタコラム12cを形成する。又、ハイドロフォーム工法により成形した後、必要に応じて、前記支持部36(前側、後側各支持部37、38)を構成する各隆起部39、39a(39b、39c)の先端部に切削、又はプレスによる仕上加工を施す。尚、前記アウタコラム12cを成形する方法は、ハイドロフォーム工法に限らず、プレス加工、バルジ加工、真空成形、エアブロー成形、爆発成形等でも良い。
又、前記可動側ブラケット22cは、前述したハイドロフォーム工法により、前記アウタコラム12cと一体に成形したもので、前記固定側ブラケット17aの両側壁部18a、18aに挟持され、幅方向に関する拡縮が可能な1対の被挟持部23b、23bと、底部42とを有する。尚、前記可動側ブラケット22cを成形する方法は、ハイドロフォーム工法に限らず、プレス加工、バルジ加工、真空成形、エアブロー成形、爆発成形等でも良い。
このうちの両被挟持部23b、23bは、それぞれの一端を、前記アウタコラム12cの支持部36(前側、後側各支持部37、38)を構成する各隆起部39、39a、39b、39cのうち、図3の下方に形成された隆起部39a、39cの下端に連続する状態で互いに平行に形成している。又、前記両被挟持部23b、23bの互いに整合する位置に、軸方向に長い、前記両コラム側通孔24a、24aを、それぞれ形成している。尚、これら両コラム側通孔24a、24aも、ハイドロフォーム工法により形成する事ができる(特許文献5参照)。
又、前記底部42は、前記両被挟持部23b、23bの下端縁同士を幅方向(図3の左右方向)に連続している。尚、この可動側ブラケット22cを、前記アウタコラム12cと一体に成形する方法に就いても、ハイドロフォーム工法に限らず、プレス加工、バルジ加工、真空成形、エアブロー成形、爆発成形等でも良い。
上述した様に本参考例のテレスコピックステアリング装置によれば、前記アウタコラム12cの内径側に、前記インナコラム11cを安定して保持できると共に、二次衝突時の衝撃荷重を吸収できる構造を低コストで実現できる。
先ず、前記アウタコラム12cの内径側に、前記インナコラム11cを安定して保持できる構造を低コストで実現できる理由は、このインナコラム11cを支持する為の前記支持部36(前側、後側各支持部37、38)を含む前記アウタコラム12cと、前記可動側ブラケット22cとを、ハイドロフォーム工法により一体に成形しているからである。即ち、前記支持部36(前側、後側各支持部37、38)が複数個(3個以上)の各隆起部39、39a、39b、39cから成る様な構造の場合でも、加工コストの低減を図り、且つ剛性の高い支持部を得る事ができる。
又、二次衝突時の衝撃荷重を吸収できる構造を低コストで実現できる理由は、前記アウタコラム12cの内周面のうち、前記インナコラム11cの軸方向一端面よりも軸方向一方側に、その内接円の直径がこのインナコラム11cの外径よりも小さい前記衝撃吸収部40を設けており、この衝撃吸収部40も、例えばハイドロフォーム工法等の膨出成形により、前記各隆起部39、39a、39b、39cと同時に成形しているからである。
二次衝突の際には、前記インナコラム11cの軸方向一端面(後端縁)が、前記アウタコラム12cの衝撃吸収部40を扱きつつ、これらインナ、アウタ両コラム11c、12c同士が、前記ステアリングコラム3aを収縮させる方向に相対変位する{図1(b)参照}。そして前記衝撃吸収部40が、これらインナ、アウタ両コラム11c、12c同士の相対変位に対する抵抗となり、二次衝突時にステアリングホイールに加わった衝撃エネルギを吸収する。又、前記衝撃吸収部40は前記アウタコラム12cに直接形成している為、別体の衝撃吸収部材を設ける必要もない。この結果、加工コスト、部品管理コスト、組立コストの低減を図れる。
又、前記アウタコラム12cの内周面に設けた支持部36(前側、後側各支持部37、38)と、この支持部36と重畳する前記インナコラム11cの外周面とを、円周方向3箇所のみで当接させている。この為、前記支持部36を構成する各隆起部39、39bの加工精度を高くしなくても、これら各隆起部39、39bを前記インナコラム11cの外周面に確実に当接させる事ができる。
尚、ハイドロフォーム工法のみでは、前記支持部36(前側、後側各支持部37、38)の加工精度が十分出ない場合には、この支持部36の各隆起部39、39a、39b、39cの先端部に切削、又はプレスによる仕上加工を施す。この様な仕上加工を施す場合でも、これら各隆起部39、39a、39b、39cの個数が3個のみである為、これら3箇所の隆起部39、39a、39b、39cの内接円の直径を、軸方向に関して同じにすれば足りる。従って、前記切削、又はプレスによる仕上加工が面倒になる事はなく、前記支持部36(前側、後側各支持部37、38)により前記インナコラム11cを安定して支持する事ができる。
又、前記支持部36(前側、後側各支持部37、38)を構成する各隆起部39、39a、39b、39cを、ハイドロフォーム工法により、山形の形状に形成している。この為、前述した図14に示した従来構造と比較して、前記インナコラム11cを支持する為の剛性を高くできる。
上述の様な本参考例のステアリング装置の、その他の構造及び作用は、前述した従来構造のステアリング装置と同様である。
本発明に関連する参考例の第2例]
図6は、本発明に関連する参考例の第2例を示している。本参考例のテレスコピックステアリング装置の場合、前述した実施の形態の第1例と同様に、アウタコラム12dの支持部36(前側、後側各支持部37、38)の各隆起部39、39a、39b、39cと、衝撃吸収部40の各隆起部41、41との、円周方向に関する位相を、互いに一致させている。
特に、本参考例の場合、前記後側支持部38の各隆起部39b、39cの軸方向後端と、前記衝撃吸収部40の各隆起部41、41の軸方向前端とを、連続部43、43により滑らかに連続させている。
この様な本参考例のテレスコピックステアリング装置の場合、二次衝突の際、インナコラム11c(図1、3参照)と前記アウタコラム12dとが、滑らかに、且つ安定した状態で収縮できる。この結果、二次衝突時の衝撃荷重を安定して吸収できる。その他の構造、及び作用・効果は前述した参考例の第1例と同様である。
本発明に関連する参考例の第3例]
図7は、本発明に関連する参考例の第3例を示している。本参考例のテレスコピックステアリング装置の場合、アウタコラム12eの支持部36(前側、後側各支持部37、38)の各隆起部39、39a、39b、39cを、前述した参考例の第1〜2例と同様の状態で設けている(図1〜4参照)。
特に、本参考例の場合、衝撃吸収部40aの各隆起部41a、41aを、前記支持部36(前側、後側各支持部37、38)に対して、この支持部36の内接円X36(図4参照)の中心軸O36を通り、且つ固定側ブラケット17aの両側壁部18a、18aに直交する仮想平面αに関して、前記実施の形態の第1〜2例と対称となる位置に(上下逆にして)設けている。
この様な本参考例のテレスコピックステアリング装置の場合、インナコラム11c(図1、3参照)と前記アウタコラム12eとが収縮して、このインナコラム11cの一端面が、前記衝撃吸収部40aの各隆起部41a、41aを扱いている状態(衝撃荷重を吸収している状態)に於いて、前記アウタコラム12eの支持部36(前側、後側各支持部37、38)の各隆起部39、39b及び前記衝撃吸収部40aの各隆起部41a、41aと、前記インナコラム11cの外周面との円周方向に関する当接位置を多く(本参考例の場合、6箇所に)できる。その結果、前記インナ、アウタ両コラム11c、12eに加わる複雑な方向の荷重に基づいて、これらインナ、アウタ両コラム11c、12e同士が相対的に傾く事を、より十分に抑えられる。その他の構造、及び作用・効果は前述した参考例の形態の第1〜2例と同様である。
本発明に関連する参考例の第4例]
図8は、本発明に関連する参考例の第4例を示している。本参考例のテレスコピックステアリング装置の場合、アウタコラム12fの支持部36(前側、後側各支持部37、38)の各隆起部39、39bを、前述した参考例の第1〜3例と同様の状態で設けている(図1〜4参照)。
特に、本参考例の場合、衝撃吸収部40bを構成する各隆起部41b、41bを、前記アウタコラム12fの内周面の円周方向等間隔2箇所位置(本参考例の場合、車両への組み付け状態で、上下両端となる位置)に設けている。
この様に本参考例のテレスコピックステアリング装置の場合、前記衝撃吸収部40bの各隆起部41b、41bの数(円周方向2箇所)を、前述した参考例の第1〜3例の場合(円周方向3箇所)と比べて少なくしている。この為、インナコラム11c(図1、3参照)とアウタコラム12fとが収縮して、このインナコラム11cの一端面が、前記衝撃吸収部40bの各隆起部41b、41bを扱く際の抵抗力を小さくできる。その他の構造、及び作用・効果は前述した参考例の第1〜3例と同様である。
本発明に関連する参考例の第5例]
図9は、本発明に関連する参考例の第5例を示している。本参考例のテレスコピックステアリング装置の場合、アウタコラム12gの支持部36(前側、後側各支持部37、38)の各隆起部39、39a(39b、39c)を、前述した参考例の第1〜3例と同様の状態で設けている(図1〜4参照)。
特に、本参考例の場合、衝撃吸収部40cを構成する各隆起部41c、41cを、前記アウタコラム12gの内周面の円周方向4箇所位置{支持部36(前側、後側各支持部37、38)の内接円X36(図4参照)の中心軸O36を通り、且つ固定側ブラケット17aの両側壁部18a、18a(図3〜4参照)に直交する仮想平面αに対して上下方向に30度だけ傾いた位置}に設けている。
この様な本参考例のテレスコピックステアリング装置の場合、前記衝撃吸収部40cの各隆起部41c、41cの数(円周方向4箇所)を、前述した参考例の第1〜3例の場合(円周方向3箇所)と比べて多くしている。この為、インナコラム11c(図1、3参照)とアウタコラム12gとが収縮して、このインナコラム11cの一端面が、前記衝撃吸収部40cの各隆起部41c、41cを扱く際の抵抗力を大きくできる。
又、前記インナ、アウタ両コラム11c、12g同士が収縮して、このインナコラム11cの一端面が、前記衝撃吸収部40cの各隆起部41c、41cを扱いている状態(衝撃荷重を吸収している状態)に於いて、前記アウタコラム12gの支持部36(前側、後側各支持部37、38)の各隆起部39、39a、39b、39c及び前記衝撃吸収部40cの各隆起部41c、41cと、前記インナコラム11cの外周面との円周方向に関する当接位置を多く(本参考例の場合、円周方向7箇所に)できる。その結果、前記インナ、アウタ両コラム11c、12gに加わる複雑な方向の荷重に基づいて、これらインナ、アウタ両コラム11c、12g同士が相対的に傾く事を防止できて、衝撃吸収を安定して行える。その他の構造、及び作用・効果は前述した参考例の第1〜3例と同様である。
[実施の形態の第例]
図10は、本発明の実施の形態の第例を示している。本例のテレスコピックステアリング装置の構造は、前述した参考例の第1例のテレスコピックステアリング装置の構造に対し、後述する第一、第二の摩擦プレート44、45を設けた点、及びこれら第一、第二の摩擦プレート44、45を設ける為に、可動側ブラケット22dの構造を工夫した点が相違する。この為、以下、この相違する部分の構造を中心に説明する。尚、本例の構造は、前述した参考例の各例の構造と組み合わせて実施する事ができる。
本例のテレスコピックステアリング装置を構成するアウタコラム12hは、前述した実施の形態の各例と同様に、少なくとも軸方向一部の内径を弾性的に拡縮可能とした筒状であり、このアウタコラム12hの内径側にインナコラム11cを、軸方向の変位を可能に嵌合支持する為の支持部36aを有する。又、この支持部36aは、前側支持部37aと後側支持部38aとにより構成している。この様な前側支持部37a及び後側支持部38aの軸方向に関する位置は、前述した参考例の第1例の構造と同様である。
又、前記前側、後側両支持部37a、38aを構成する各隆起部39d、39e、39f、39gのうち、図9の下方に形成された隆起部39e、39gと、前記インナコラム11cの外周面とは、このインナコラム11cの中心軸O11を含み、固定側ブラケット17aの両側壁部18a、18aと直交する仮想平面βに対して、前記可動側ブラケット22d側(図10の下側)に角度θ(本例の場合30度)だけ傾いた位置で当接している。この角度θを大きくする程{前記図10の下方に形成された隆起部39e、39e(39g、39g)同士の幅方向に関する寸法を小さくする程}、前記アウタコラム12hの、上下方向に関する支持剛性を大きくできると共に、前記可動側ブラケット22dの成形性を向上できる。但し、前記角度θを大きくし過ぎると、幅方向に関する支持剛性が低くなる。そこで、この角度θの大きさは、各方向で必要とされる支持剛性や、後述する各第一の摩擦プレート44、44、及び各第二の摩擦プレート45、45の厚さ等を考慮して、適宜決定する。
本例の場合、前記可動側ブラケット22dは、前記アウタコラム12hの前端部から下方に突出する状態で設けられており、前記固定側ブラケット17aの両側壁部18a、18aの内側面同士の間隔の拡縮に伴ってこれら両側壁部18a、18aの内側面同士の間で挟持される、1対の被挟持部23c、23cと、これら両被挟持部23c、23cの下端縁同士を連続させる底部42aとを備える。
このうちの両被挟持部23c、23cは、それぞれの一端を、前記アウタコラム12hに対して、下方に形成された隆起部39e、39e(39g、39g)の下端から連続した状態で、互いに平行に形成している。又、前記両被挟持部23c、23cの互いに整合する位置に、軸方向に長いコラム側通孔24b、24bを、それぞれ形成している。
又、前記固定側ブラケット17aの両側壁部18a、18aの幅方向内側面同士の幅方向に関する寸法Wは、前記両被挟持部23c、23cの幅方向(図10の左右方向)外側面同士の長さDと、前記第一、第二の各摩擦プレート44、45の厚さT45との和TALL(TALL=2T45)とほぼ同じにしている(W≒D+TALL)。
又、前記両側壁部18a、18aの幅方向内側面と、前記両被挟持部23c、23cの幅方向外側面との間部分毎に、1枚ずつの第一の摩擦プレート44、44と、1枚ずつの第二の摩擦プレート45、45とを配置している。
このうちの各第一の摩擦プレート44、44は、鉄系合金、或はアルミニウム系合金、マグネシウム系合金等の軽合金製の、前後方向に長い板状の部材である。又、これら各第一の摩擦プレート44、44の、少なくとも前記両被挟持部23c、23cの両コラム側通孔24b、24bと整合する位置に、杆状部材26を挿通可能な、前後方向に長い第一の摩擦プレート側通孔46を形成している。この様な前記各第一の摩擦プレート44、44は、その後端寄り部分、及び前端寄り部分を、前記両被挟持部23c、23cに、ガイドピン(図示省略)により幅方向の変位のみを可能な状態で支持している。即ち、前記各第一の摩擦プレート44、44は、前記可動側ブラケット22dに対して、この可動側ブラケット22dと、前後方向及び上下方向に関し連動して移動が可能な状態で支持している。
一方、前記各第二の摩擦プレート45、45は、互いに平行に配置された1対の摩擦板部47、47と、これら両摩擦板部47、47の下端部同士を連続する連続部48とから成り、断面形状が略コ字形である。この様な各第二の摩擦プレート45、45は、鉄系合金、或はアルミニウム系合金、マグネシウム系合金等の軽合金製の板状部材を、曲げ形成して成る。又、前記両摩擦板部47、47の互いに整合する部分には、前記杆状部材26をがたつかない程度に挿通可能な、1対の第二の摩擦プレート側通孔49、49が形成されている。即ち、これら両第二の摩擦プレート側通孔49、49に、前記杆状部材26を挿通した状態で、前記各第二の摩擦プレート45、45は、この杆状部材26と連動した移動、及びこの杆状部材26の軸方向の変位が可能である。
この様な前記各第一の摩擦プレート44、44と、前記各第二の摩擦プレート45、45とは、前記両側壁部18a、18aと前記両被挟持部23c、23cとの間部分毎に、1枚の第二の摩擦プレート45、45の前記連続部48が下方になる状態で、これら各第二の摩擦プレート45、45の両摩擦板部47、47同士の間に、1枚の前記各第一の摩擦プレート44、44を挟持した状態で配置している。
本例のテレスコピックステアリング装置を構成する前記アウタコラム12h、及び前記各第一、第二の摩擦プレート44、45は、図10に示す様な状態で組み付けられる。各部材をこの図10に示す様に組み立てた状態に於いて、前記ステアリングホイール1(図11参照)の前後方向に関する位置調節を行う際には、前述した従来構造と同様に、調節レバー27を所定の方向に回動させる事により、前記両側壁部18a、18aの内側面同士の間隔を弾性的に拡げる。すると、これら両側壁部18a、18aと、前記各第一の摩擦プレート44、44と、前記各第二の摩擦プレート45、45と、前記両被挟持部23c、23cとの、これら各部材18a、44、45、23c同士の当接部の面圧が低下乃至は喪失する。これに伴って、前記アウタコラム12hの支持部36a(前側支持部37a、後側支持部38a)と前記インナコラム11cの外周面との嵌合部の面圧が低下乃至は喪失し、前記インナ、アウタ両コラム11c、12h同士が軸方向(前後方向)に関して相対変位可能な状態になる。その結果、前記ステアリングホイール1の前後方向及び上下方向の位置調節が可能になる。
又、位置調節後、前記調節レバー27を、前記所定の方向と逆方向に回動させれば、前記両側壁部18a、18aの内側面同士の間隔が縮まり、これら両側壁部18a、18aと、前記各第一の摩擦プレート44、44と、前記各第二の摩擦プレート45、45と、前記両被挟持部23c、23cとの、これら各部材18a、44、45、23c同士の当接部の面圧が大きくなる。これに伴って前記アウタコラム12hの支持部36a(前側支持部37a、後側支持部38a)と前記インナコラム11cの外周面との嵌合部の面圧が大きくなる。その結果、前記ステアリングホイール1が調節後の位置に支持される。尚、このステアリングホイール1を調節後の位置に支持する為の操作の際、前記両側壁部18a、18aの内側面で前記第一、第二の摩擦プレート44、45を介して前記両被挟持部23c、23cを押圧するのに加えて、前記アウタコラム12hの外周面のうちの幅方向両端面も、前記両側壁部18a、18aの内側面によって押圧する事により、この前記アウタコラム12hの内径を拡縮する事もできる。
本例のテレスコピックステアリング装置の場合、前記両側壁部18a、18aの内側面と両被挟持部23c、23cとの間部分毎に、前記各第一の摩擦プレート44、44と前記各第二の摩擦プレート45、45とを設けている。この為、前記両側壁部18a、18aと、前記各第一の摩擦プレート44、44と、前記各第二の摩擦プレート45、45と、前記両被挟持部23c、23cとの、これら各部材18a、44、45、23c同士の当接部の摩擦面積の総和を広くして、摩擦力を大きくする事ができる。その結果、前記ステアリングホイール1を、調節後の位置に安定して支持する事ができる。尚、本例は、前述した参考例の各例と組み合わせて実施する事ができる。その他の構造、及び作用・効果は前述した参考例の第1例と同様である。
前記各参考例及び実施の形態の第1例は、ステアリングホイールの前後位置を調節する為のテレスコピック機構に加えて、前記ステアリングホイールの上下位置を調節する為のチルト機構も備えたステアリング装置に就いて説明した。但し、本発明は、テレスコピック機構のみを備えたステアリング装置の構造に適用する事もできる。
又、ステアリングコラムを構成するアウタコラムとインナコラムとの前後方向は問わない。図示の例とは逆に、インナコラムを後側とし、アウタコラムを前側としても良い。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
3、3a ステアリングコラム
4 電動モータ
5 操舵力補助装置
6 タイロッド
7 ステアリングギヤユニット
8 インナシャフト
9 アウタシャフト
10 ギヤハウジング
11、11a、11b、11c インナコラム
12、12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g、12h アウタコラム
13 固定側ブラケット
14 車体
15 ピボットピン
16 出力軸
17、17a 固定側ブラケット
18、18a 側壁部
19 支持板部
20 切り欠き
21 カプセル
22、22a、22c、22d 可動側ブラケット
23、23a、23b、23c 被挟持部
24、24a、24b コラム側通孔
25 車体側通孔
26 杆状部材
27 調節レバー
28 調節ナット
29 頭部
30 自在継手
31 中間シャフト
32 自在継手
33 入力軸
34 隆起部
35 支持爪部
36、36a 支持部
37、37a 前側支持部
38、38a 後側支持部
39、39a、39b、39c、39d、39e、39f、39g 隆起部
40、40a、40b、40c 衝撃吸収部
41、41a、41b、41c 隆起部
42、42a 底部
43 連続部
44 第一の摩擦プレート
45 第二の摩擦プレート
46 第一の摩擦プレート側通孔
47 摩擦板部
48 連続部
49 第二の摩擦プレート側通孔

Claims (5)

  1. 伸縮可能なステアリングコラムと、ステアリングシャフトと、車体側に固定される固定側ブラケットと、可動側ブラケットと、杆状部材と、調節レバーとを備え、
    このうちのステアリングコラムは、少なくとも軸方向一部の内径を拡縮可能とした筒状のアウタコラムと、このアウタコラムの内径側に配置され、このアウタコラムの内周面に形成された支持部により軸方向の変位を可能に嵌合支持された筒状のインナコラムとを伸縮可能に組み合わせて成り、
    前記ステアリングシャフトは、前記ステアリングコラムの内径側に回転自在に支持され、このステアリングコラムの後端開口部よりも後方に突出した後端部にステアリングホイールが装着されており、
    前記固定側ブラケットは、前記アウタコラムのうちで前記内径を拡縮可能とした部分を幅方向両側から挟む状態で固定の部分に設けられ、幅方向に関する拡縮が可能な1対の支持板部を有しており、
    前記可動側ブラケットは、前記アウタコラムと一体に成形され、前記両支持板部の幅方向に関する拡縮に伴い幅方向に関する拡縮が可能な、1対の被挟持部と、これら両被挟持部のうちの前記アウタコラムから遠い側の端部同士を幅方向に連続した底部とを有しており、
    前記杆状部材は、これら両支持板部の互いに整合する位置に形成された車体側通孔、及び、前記両被挟持部に形成したコラム側通孔を挿通した状態で幅方向に配設され、前記両支持板部の互いに対向する1対の面同士の間隔を拡縮する為のものであり、
    前記調節レバーは、前記杆状部材の基端部に設けられ、回動に伴って前記1対の面同士の間隔を拡縮させる為のものであり、
    前記アウタコラムが、内周面のうち、前記インナコラムの軸方向一端面よりも軸方向一方側に、中空管が径方向外方に膨出した状態で、前記アウタコラムの内周面から径方向内側に突出した状態で形成された隆起部により構成され、その内接円の直径がこのインナコラムの外径よりも小さい衝撃吸収部を有しており、
    前記アウタコラムが、前記インナコラムを支持する為のものであり、中空管が径方向外方に膨出した状態で、前記アウタコラムの内周面の円周方向3箇所以上から径方向内側に突出した状態で形成された隆起部により構成された支持部を有しており、
    前記可動側ブラケットが、中空管が径方向外方に膨出した状態で、このアウタコラムの一部から径方向外方に膨出した状態で設けられており、
    前記アウタコラムの支持部と前記インナコラムの外周面とが、円周方向3箇所以上で当接しており、
    前記可動側ブラケットを構成する両被挟持部の幅方向外側面間の距離が、前記両支持板部の幅方向内側面間の距離よりも小さく、
    前記両被挟持部のうちの前記アウタコラムに近い側の端部が、それぞれ前記支持部を構成する隆起部に連続しており、
    前記両支持板部の幅方向内側面と、前記両被挟持部の幅方向外側面との間に、摩擦プレートが配置されているテレスコピックステアリング装置。
  2. 前記アウタコラムの支持部と前記インナコラムの外周面とが、円周方向3箇所でのみ当接している、請求項1に記載したテレスコピックステアリング装置。
  3. 前記支持部と、前記衝撃吸収部との円周方向に関する位相が整合している、請求項1〜のうちの何れか1項に記載したテレスコピックステアリング装置。
  4. 前記支持部と前記衝撃吸収部とが、軸方向に関して連続している、請求項に記載したテレスコピックステアリング装置。
  5. 前記衝撃吸収部が、前記支持部に対して、この支持部の内接円の中心軸を含み、且つ前記固定側ブラケットの両支持板部に直交する仮想平面に関して対称となる位置に設けられている請求項1〜のうちの何れか1項に記載したテレスコピックステアリング装置。
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