JP6916072B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリング装置に関するものである。
ステアリング装置では、運転者の体格差や運転姿勢に応じてステアリングホイールの前後位置を調整するテレスコピック機能を備えたものがある。この種のステアリング装置は、ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラムパイプ、及びコラムパイプから下方に突出するハンガーブラケットを有するコラムユニットと、車体に取り付けられてコラムユニットを支持する固定ブラケットと、を備えている。
ハンガーブラケットには、ステアリングシャフトの軸方向に延びるテレスコガイド孔が形成されている。コラムユニットは、テレスコガイド孔内に挿通されたロッドを介して、軸方向に移動可能に固定ブラケットに支持されている。
固定ブラケットは、コラムユニットの側方においてハンガーブラケットに対向する一対の固定側部と、固定側部の下端部同士を接続する接続部と、を有するU字状に形成されている(例えば、下記特許文献1参照)。
このような構成において、テレスコピック動作は、ロック機構によって固定ブラケット(固定側部)をハンガーブラケットに接近離間させることで行う。具体的に、コラムユニットのロック状態では、固定側部がロック機構により押し付けられることで、ハンガーブラケットが固定側部により挟持される。これにより、固定ブラケットに対するコラムユニットの軸方向の移動が規制される。
一方、テレスコピック動作を行う場合には、ロック機構による固定側部の押し付けを解除することで、固定側部によるハンガーブラケットの挟持が解除される。これにより、固定ブラケットに対するコラムユニットの軸方向の移動が許容される。
ここで、上述した特許文献1の構成では、ハンガーブラケットのうち、テレスコガイド孔に対して上下両側に位置する部分に、側方に膨出する一対の凸部が形成されている。この場合、ロック状態において、各凸部が固定側部に優先的に当接することで、固定側部とハンガーブラケットとの間に作用する面圧を高めることができると考えられる。
特許第5176668号公報
ところで、固定ブラケットは、固定側部の上端同士が接続部により接続されることで、下方に開放されている構成(一対の固定側部が片持ちで延在している構成)が一般に多く見られる。
このような構成において、ロック機構によって固定ブラケットを押し付けると、固定側部の上端から下端に向かうに従いハンガーブラケットに向けた変位量が大きくなる。そのため、各凸部のうち、テレスコガイド孔に対して下方に位置する下凸部に作用する面圧が、テレスコガイド孔に対して上方に位置する上凸部に作用する面圧に比べて大きくなる。そして、固定ブラケットと上凸部との間に作用する面圧が、固定ブラケットと下凸部との間に作用する面圧に対して相対的に小さくなることで、コラムパイプ寄りに位置する部分での締結保持力を確保することが難しく、ステアリング装置全体の剛性が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、上述した事情に考慮してなされたもので、ロック状態において、コラムユニットを確実、かつ安定して保持することができるステアリング装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
本発明の一態様に係るステアリング装置は、車体に取り付けられ、互いに対向する一対の固定側部を有する固定ブラケットと、ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラム、及び前記コラムに固定され前記固定側部に対向する側板部を有するハンガーブラケットを含み、前記一対の固定側部の間で前記ステアリングシャフトの軸方向に移動可能なコラムユニットと、前記一対の固定側部間の間隔を縮小させて前記固定側部に対する前記コラムユニットの移動を規制するロック状態、及び前記間隔を拡大させて前記固定側部に対する前記コラムの移動を許容するロック解除状態に切り替えるロック機構と、を備え、前記側板部は、前記ロック状態で前記固定側部が当接する第1当接面と、前記第1当接面に対して前記コラムとは反対側に位置し、前記ロック状態で前記固定側部が当接する第2当接面と、を有し、前記第2当接面の面積は、前記第1当接面の面積よりも大きくなっており、前記側板部において、前記第1当接面及び前記第2当接面の間に位置する部分には、前記第1当接面及び前記第2当接面に対して窪んだ凹部が形成され、前記側板部には、前記軸方向に延びるテレスコガイド孔が形成され、前記テレスコガイド孔内には、前記固定側部と前記側板部とを接続し、前記固定側部に対して前記コラムユニットを前記軸方向に移動可能に支持するロッドが挿通され、前記ロッドには、前記ロック機構が連結され、前記テレスコガイド孔は、前記軸方向に交差する上下方向において、前記側板部のうち前記第2当接面の領域、及び前記凹部の領域に跨って形成されている
本態様のステアリング装置では、一対の固定側部が片持ちで延在している場合、ロック状態において、固定側部の先端部に向かうに従い固定側部間の間隔が狭くなる。そのため、固定側部から側板部に作用する締付荷重は、固定側部の先端部に向かうに従い大きくなり易い。
そこで、本態様のステアリング装置では、第2当接面の面積を第1当接面の面積よりも大きくする構成とした。この構成によれば、固定側部と第2当接面との接触面積を増加させることができるので、固定側部と側板部の第2当接面との間に作用する面圧を低減することが可能である。そのため、固定側部と第1当接面との間に作用する締付荷重が固定側部と第2当接面との間に作用する締付荷重に比べて小さい場合であっても、固定側部と第1当接面との間に作用する面圧を相対的に高めることができる。そのため、コラム寄りに位置する部分での締結保持力を確保できる。これにより、ロック状態において、コラムパイプを確実、かつ安定して保持することができる。
また、本態様によれば、テレスコガイド孔が第2当接面の領域を跨っているため、テレスコガイド孔の周辺部分での剛性を確保できる。そのため、ロッド及び固定側部を介して側板部に作用するロック機構の押付力による側板部の変形を抑制でき、耐久性を向上させることができる。
さらに、本態様によれば、側板部に凹部を形成することで、凹部に対して両側に位置する部分を当接面として構成することができる。この場合、例えば側板部の凹部をプレス加工により形成することで、当接面をプレス加工の非加工面に設定できる。これにより、当接面の平面度を確保できるので、ロック状態において固定側部を当接面に均等に当接させ易くなる。そのため、各当接面に固定側部からの押付力が局所的に作用するのを抑制し、側板部の変形を抑制できる。
また、各当接面をプレス加工により形成する場合に比べて、金型や工程の簡素化を図り、低コスト化を実現できる。
本発明の一態様に係るステアリング装置は、車体に取り付けられ、互いに対向する一対の固定側部を有する固定ブラケットと、ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラム、及び前記コラムに固定され前記固定側部に対向する側板部を有するハンガーブラケットを含み、前記一対の固定側部の間で前記ステアリングシャフトの軸方向に移動可能なコラムユニットと、前記一対の固定側部間の間隔を縮小させて前記固定側部に対する前記コラムユニットの移動を規制するロック状態、及び前記間隔を拡大させて前記固定側部に対する前記コラムの移動を許容するロック解除状態に切り替えるロック機構と、を備え、前記側板部は、前記ロック状態で前記固定側部が当接する第1当接面と、前記第1当接面に対して前記コラムとは反対側に位置し、前記ロック状態で前記固定側部が当接する第2当接面と、を有し、前記第2当接面の面積は、前記第1当接面の面積よりも大きくなっており、前記第1当接面及び前記第2当接面の法線方向を左右方向とすると、前記第1当接面及び前記第2当接面は、前記左右方向を向く平坦面に形成されるとともに、互いに面一に形成され、前記側板部において、前記第1当接面及び前記第2当接面の間に位置する部分には、前記第1当接面及び前記第2当接面に対して窪んだ凹部が形成され、前記凹部の底面は、前記左右方向を向く平坦面に形成され、前記側板部には、前記軸方向に延びるテレスコガイド孔が形成され、前記テレスコガイド孔内には、前記固定側部と前記側板部とを接続し、前記固定側部に対して前記コラムユニットを前記軸方向に移動可能に支持するロッドが挿通され、前記ロッドには、前記ロック機構が連結され、前記テレスコガイド孔は、前記第2当接面の領域のみに形成されている。
本態様によれば、テレスコガイド孔が第2当接面の領域に形成されているため、テレスコガイド孔の周辺部分での剛性を確保できる。そのため、ロッド及び固定側部を介して側板部に作用するロック機構の押付力による側板部の変形を抑制でき、耐久性を向上させることができる。
しかも、本態様では、テレスコガイド孔の全体が第2当接面の領域に形成されている。
そのため、テレスコガイド孔が第2当接面と第2当接面以外の領域に跨って形成されている場合に比べて、例えば各当接面の間に位置する部分を加工する際の加工性を向上させることができる。
本発明の一態様に係るステアリング装置は、車体に取り付けられ、互いに対向する一対の固定側部を有する固定ブラケットと、ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラム、及び前記コラムに固定され前記固定側部に対向する側板部を有するハンガーブラケットを含み、前記一対の固定側部の間で前記ステアリングシャフトの軸方向に移動可能なコラムユニットと、前記一対の固定側部間の間隔を縮小させて前記固定側部に対する前記コラムユニットの移動を規制するロック状態、及び前記間隔を拡大させて前記固定側部に対する前記コラムの移動を許容するロック解除状態に切り替えるロック機構と、を備え、前記側板部は、前記ロック状態で前記固定側部が当接する第1当接面と、前記第1当接面に対して前記コラムとは反対側に位置し、前記ロック状態で前記固定側部が当接する第2当接面と、を有し、前記第2当接面の面積は、前記第1当接面の面積よりも大きくなっており、前記側板部において、前記第1当接面及び前記第2当接面の間に位置する部分には、前記第1当接面及び前記第2当接面に対して窪んだ凹部が形成され、前記側板部において、前記第1当接面及び前記第2当接面の領域は、前記第1当接面及び前記第2当接面以外の領域よりも板厚が厚く形成されている。
本発明の一態様に係るステアリング装置は、車体に取り付けられ、互いに対向する一対の固定側部を有する固定ブラケットと、ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラム、及び前記コラムに固定され前記固定側部に対向する側板部を有するハンガーブラケットを含み、前記一対の固定側部の間で前記ステアリングシャフトの軸方向に移動可能なコラムユニットと、前記一対の固定側部間の間隔を縮小させて前記固定側部に対する前記コラムユニットの移動を規制するロック状態、及び前記間隔を拡大させて前記固定側部に対する前記コラムの移動を許容するロック解除状態に切り替えるロック機構と、を備え、前記側板部は、前記ロック状態で前記固定側部が当接する第1当接面と、前記第1当接面に対して前記コラムとは反対側に位置し、前記ロック状態で前記固定側部が当接する第2当接面と、を有し、前記第2当接面の面積は、前記第1当接面の面積よりも大きくなっており、前記側板部において、前記第1当接面及び前記第2当接面の間に位置する部分には、前記第1当接面及び前記第2当接面に対して窪んだ凹部が形成され、前記第1当接面及び前記第2当接面の法線方向を左右方向とすると、前記第1当接面は、前記第2当接面よりも前記左右方向の外側に突出している。
上記態様のステアリング装置において、前記側板部において、前記第1当接面及び前記第2当接面の領域は、前記第1当接面及び前記第2当接面以外の領域よりも板厚が厚く形成されていてもよい。
本態様によれば、当接面の領域での剛性を確保できるので、固定側部から側板部に作用する締付荷重による側板部の変形を抑制でき、耐久性を向上させることができる。
上記態様のステアリング装置において、前記第1当接面及び前記第2当接面の法線方向を左右方向とすると、前記第1当接面は、前記第2当接面よりも前記左右方向の外側に突出していてもよい。
本態様によれば、ロック状態において、第1当接面に固定側部を積極的に当接させることができるので、第1当接面と固定側部との間に作用する面圧を確保できる。これにより、ロック状態において、コラムユニットをより安定して支持できる。
本発明の一態様によれば、ロック状態において、コラムユニットを確実、かつ安定して保持することができる。
第1実施形態に係るステアリング装置が搭載された車両の斜視図である。 第1実施形態に係るステアリング装置の斜視図である。 第1実施形態に係るステアリング装置の部分側面図である。 図3のIV−IV線に相当する断面図である。 図4のV−V線に沿う断面図である。 第1実施形態に係るコラムユニットの部分側面図である。 第1実施形態に係るステアリング装置の概略正面図である。 コラムユニットの概略正面図である。 第2実施形態に係るコラムユニットの部分側面図である。 実施形態の変形例に係るコラムユニットの部分側面図である。 第3実施形態に係るコラムユニットの概略正面図である。 第4実施形態に係るコラムユニットの概略正面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
[ステアリング装置]
図1は、ステアリング装置1が搭載された車両3の斜視図である。
図1に示すように、ステアリング装置1は、車両3に搭載されている。ステアリング装置1は、ステアリングホイール2の回転操作に伴って車輪5の舵角を調整する。なお、以下の説明における前後上下左右等の向きは、特に記載が無ければ車両3における向きと同一とする。また、図中矢印UPは上方を示し、矢印FRは前方を示している。
図2は、ステアリング装置1の斜視図である。
図2に示すように、ステアリング装置1は、コラムユニット11と、ステアリングシャフト12と、固定ブラケット(フロントブラケット13及びリアブラケット14)と、ロック機構15と、を主に備えている。本実施形態のステアリング装置1では、コラムユニット11(後述するコラムパイプ21)及びステアリングシャフト12(後述するリアシャフト40)のそれぞれの軸線O1が同軸上に配置されている。以下の説明では、コラムユニット11及びステアリングシャフト12の軸線O1の延びる方向を単に軸方向といい、軸線O1に直交する方向を径方向という場合がある。
本実施形態のステアリング装置1は、軸線O1が前後方向に対して交差した状態で車両3に搭載される。具体的に、ステアリング装置1の軸線O1は、後方に向かうに従い上方に延在している。但し、以下の説明では、便宜上、ステアリング装置1において、軸方向でステアリングホイール2に向かう方向を単に後方とし、ステアリングホイール2とは反対側に向かう方向を単に前方とする。また、径方向のうち、ステアリング装置1が車両3に取り付けられた状態での上下方向に沿う方向を単に上下方向とし、左右方向に沿う方向を単に左右方向とする。
<コラムユニット>
図3は、ステアリング装置1の部分側面図である。
図3に示すように、コラムユニット11は、コラムパイプ(コラム)21と、ハンガーブラケット22と、ピボットブラケット23と、を主に備えている。
コラムパイプ21は、軸線O1と同軸に延びる筒状に形成されている。図示の例において、コラムパイプ21は、後方に向かうに従い段々と縮径する多段筒状に形成されている。
図4は、図3のIV−IV線に相当する断面図である。
図3、図4に示すように、ハンガーブラケット22は、コラムパイプ21における軸方向の中央部分に、下向きに固定されている。ハンガーブラケット22は、例えば金属板に対してプレス加工を施すことで形成されている。本実施形態のハンガーブラケット22は、軸方向から見た正面視で上方に開口するU字状に形成されている。具体的に、ハンガーブラケット22は、上下方向に延びる一対の側板部(第1側板部31,第2側板部32)と、側板部31,32の下端部同士を架け渡す底板部33と、を有している。なお、本実施形態では、ハンガーブラケット22が底板部33を有する構成について説明するが、底板部33を有さない構成(側板部31,32のみの構成)としても構わない。この場合には、側板部31,32間にカラーを介在させることが好ましい。
各側板部31の上端部は、コラムパイプ21の外周面のうち、左右方向で対向する位置にそれぞれ溶接等によって固定されている。この場合、各側板部31,32における左右方向の外側を向く面(外側面)は、コラムパイプ21の外周面よりも左右方向の外側(軸線O1から離間する方向)に位置している。
図5は、図4のV−V線に沿う断面図である。
図5に示すように、各側板部31,32において、左右方向で対向する位置には、各側板部31,32を左右方向で貫通するテレスコガイド孔35が形成されている。テレスコガイド孔35は、軸方向を長軸方向とする長孔に形成されている。本実施形態において、テレスコガイド孔35は、各側板部31,32における上下方向の中央部に位置している。但し、テレスコガイド孔35の上下方向での位置は、適宜変更が可能である。
図2に示すように、ピボットブラケット23は、コラムパイプ21におけるハンガーブラケット22よりも前方に位置する部分に、上向きで固定されている。ピボットブラケット23は、例えば金属板に対してプレス加工を施すことで、軸方向から見た正面視で下方に開口するU字状に形成されている。図3に示すように、ピボットブラケット23のうち、左右方向の両側に位置する一対の支持壁部37には、テレスコガイド孔35と平行に延びる長孔38が形成されている。
<ステアリングシャフト>
ステアリングシャフト12は、リアシャフト40及びフロントシャフト41を備えている。リアシャフト40は、上述したコラムパイプ21に内に軸受42を介して軸線O1回りに回転可能に支持されている。リアシャフト40の後端部は、コラムパイプ21の後端部よりも後方に突出している。リアシャフト40の後端部には、ステアリングホイール2(図1参照)が連結されている。
図2に示すように、フロントシャフト41は、リアシャフト40の前端部に第1自在継手43を介して連結されている。すなわち、フロントシャフト41は、リアシャフト40に対して揺動可能に構成されている。フロントシャフト41は、フロントシャフト41の延在方向に伸縮可能に構成されている。フロントシャフト41は、多段のシャフト(内側シャフト41a及び外側シャフト41b)を有している。フロントシャフト41は、内側シャフト41aが外側シャフト41bに対して進退することで伸縮する。なお、本実施形態では、例えば内側シャフト41aの後端部に形成された雄スプラインが、外側シャフト41b内に形成された雌スプラインに対して係合している。これにより、各シャフト41a,41bの相対回転を規制した上で、各シャフト41a,41bの進退移動を許容している。但し、フロントシャフト41の伸縮構造は、適宜変更可能である。
フロントシャフト41の前端部には、第2自在継手44が連結されている。第2自在継手44は、ステアリングギヤボックス(不図示)の入力軸に連結される。ステアリング装置1では、ステアリングシャフト12の回転力がステアリングギヤボックスに伝達されることで、車輪5(図1参照)が操舵される。
図3に示すように、上述したフロントブラケット13は、ピボット軸51を介してピボットブラケット23と車体4との間を接続している。具体的に、フロントブラケット13は、上述したピボットブラケット23(支持壁部37)に対して左右方向の外側に配置された一対の側壁部52を有している。各側壁部52は、上端部が車体4の支持部(不図示)に連結された状態で、下方に向けて片持ちで延在している。
ピボット軸51は、ピボットブラケット23の長孔38内に挿通された状態で、各側壁部52間を架け渡している。ピボット軸51は、左右方向に延びる軸線O2回りにコラムユニット11を揺動可能に支持している。
図4に示すように、リアブラケット14は、ロックボルト(ロッド)61を介してハンガーブラケット22と車体4との間を接続している。リアブラケット14は、軸方向から見た正面視で下方に開口するU字状に形成されている。リアブラケット14は、コラムユニット11の上方及び左右両側を取り囲んでいる。
具体的に、リアブラケット14は、コラムユニット11の上方に位置する上壁部62と、上壁部62から下方に向けて片持ちで延在する一対の固定側部(第1固定側部63及び第2固定側部64)と、を備えている。
上壁部62は、軸方向から見た正面視で左右方向に延在している。上壁部62における左右方向の両端部は、車体4の支持部(不図示)に連結されている。上壁部62における左右方向の中央部には、左右方向の両端部に対して上方に膨出する逃げ部65が形成されている。逃げ部65は、コラムユニット11のチルト動作(軸線O2回りのコラムユニット11の角度調整)の際に、コラムユニット11と上壁部62との干渉を回避するように構成されている。
各固定側部63,64は、上壁部62における逃げ部65に対して左右方向の両側に位置する部分から下方に向けてそれぞれ延在している。すなわち、固定側部63,64は、上端部(第1方向における第1側端部)において、上壁部62を介して車体4の支持部に取り付けられる。各固定側部63,64のうち、第1固定側部63は、ハンガーブラケット22の第1側板部31に対して左右方向の外側に配置されている。一方、第2固定側部64は、第2側板部32に対して左右方向の外側に配置されている。すなわち、各固定側部63,64は、ハンガーブラケット22を間に挟んで左右方向で対向している。
図5に示すように、各固定側部63,64には、各固定側部63,64を左右方向に貫通するチルトガイド孔71が形成されている。チルトガイド孔71は、上方に向かうに従い後方に向けて延びる長孔である。具体的に、チルトガイド孔71は、後方に向けて凸の円弧状に形成されている。
図4に示すように、固定側部63,64のチルトガイド孔71、及び側板部31のテレスコガイド孔35内には、上述したロックボルト61が挿通されている。ロックボルト61は、左右方向の第1側(図4における左側)からチルトガイド孔71及びテレスコガイド孔35内に挿通されている。ロックボルト61の軸部には、左右方向の第2側(図4における右側)からロックナット75が螺着されている。
図5に示すように、ロックボルト61は、コラムユニット11のテレスコピック動作(リアブラケット14に対するコラムユニット11の前後位置調整)の際、テレスコガイド孔35内を軸方向に相対的に移動する。ロックボルト61は、チルト動作の際、コラムユニット11の軸線O2回りの揺動に伴いチルトガイド孔71内を上下方向に相対的に移動する。これにより、コラムユニット11は、ブラケット13,14に対して軸方向及び軸線O2回りに移動可能に構成されている。そして、コラムユニット11とともにステアリングシャフト12が軸方向及び軸線O2回りに移動することで、ステアリングホイール2の前後位置及び軸線O2回りの位置(前後方向と軸線O1とのなす角度)が変化する。
図4に示すように、ロック機構15は、テレスコピック動作やチルト動作の規制及び解除を切り替える。具体的に、ロック機構15は、操作レバー81と、締結カム82と、を主に備えている。
操作レバー81は、ロックボルト61における左右方向の第1側端部(図4における左側端部)に連結されている。操作レバー81は、ロックボルト61回りに回動可能に構成されている。
締結カム82は、操作レバー81と、第1固定側部63と、の間に介在している。締結カム82は、操作レバー81の回動操作に伴い、左右方向の厚さが変化するように構成されている。ステアリング装置1では、締結カム82の厚さが変化することで、各固定側部63,64が左右方向で互いに接近離間するように(各固定側部63,64間の間隔が拡縮するように)構成されている。
具体的に、締結カム82の厚さが増加するように操作レバー81を回動操作することで、各固定側部63,64同士が接近する。これにより、各固定側部63,64が互いに対向する側板部31,32を左右方向の内側(左右方向で軸線O1に接近する方向)に向けて押し付けることで、リアブラケット14によりハンガーブラケット22が挟持される。その結果、リアブラケット14に対するコラムユニット11の軸方向及び軸線O2回りの移動が規制される(ロック状態)。
一方、ロック状態において、締結カム82の厚さが減少するように操作レバー81を回動操作することで、各固定側部63,64同士が離間する。これにより、固定側部63,64によるハンガーブラケット22の挟持が解除され、リアブラケット14に対するコラムユニット11の軸方向及び軸線O2回りの移動が許容される(ロック解除状態)。
続いて、側板部31,32について詳述する。図6は、コラムユニット11の部分側面図である。図7は、コラムユニット11の概略正面図である。なお、各側板部31,32の構成は何れも同様であるため、以下の説明では第1側板部31を例にして説明する。
図6、図7に示すように、第1側板部31には、左右方向の内側に窪む凹部100が形成されている。凹部100は、第1側板部31の外側面に対してプレス加工を施し、第1側板部31の外側面に対して窪ませて形成されている。すなわち、凹部100の内面は、プレス加工が施されたプレス加工面になっている。
凹部100は、第1側板部31の上下方向の中央部において、軸方向の全体に亘って直線状に形成されている。具体的に、図6に示すように、凹部100の下端縁は、テレスコガイド孔35の上下方向の中心を通り軸方向に延びる中心線Lよりも上方に位置している。凹部100の上端縁は、テレスコガイド孔35よりも上方に位置している。
図6、図7に示すように、第1側板部31の外側面において、凹部100に対して上下方向の両側に位置する部分は、上述したロック状態において第1固定側部63が当接する当接面(第1当接面110及び第2当接面111)を構成している。各当接面110,111は、凹部100の加工時において、プレス加工が施されない非加工面である。そのため、各当接面110,111は、左右方向(第1側板部31の厚さ方向)に直交する平坦面に形成されるとともに、互いに面一(左右方向の位置が同じ)に形成されている。
第1当接面110は、凹部100に対して上方に位置している。第1当接面110は、側板部31における軸方向の全体に亘って直線状に形成されている。
第2当接面111は、凹部100に対して下方に位置している。第2当接面111は、側板部31における軸方向の全体に亘って直線状に形成されている。第2当接面111における上下方向の幅は、第1当接面110における上下方向の幅よりも広くなっている。そのため、第2当接面111の面積は、第1当接面110の面積よりも大きくなっている。なお、第2当接面111の面積が第1当接面110の面積よりも大きくなっていれば、各当接面110,111における上下方向の幅や軸方向の長さ等については適宜変更が可能である。
テレスコガイド孔35は、上下方向において、第2当接面111の領域及び凹部100の領域に跨って形成されている。すなわち、第2当接面111は、上下方向において、テレスコガイド孔35を含む領域及びテレスコガイド孔35よりも下方の領域に亘って形成されている。具体的に、図6に示すように、第2当接面111の上端縁は、上述した中心線Lよりも上方に位置している。一方、第2当接面111の下端縁は、側板部31の下端縁に一致している。
[作用]
次に、上述したステアリング装置1によるテレスコピック動作やチルト動作について説明する。以下の説明では、ステアリング装置1がロック状態にあるときを初期状態とする。
図2に示すように、ステアリングホイール2の前後位置や角度を調整する場合には、まず操作レバー81を回動操作して、ステアリング装置1をロック解除状態とする。具体的には、締結カム82の厚さが減少する方向(例えば、下方)に操作レバー81を回動操作することで、各固定側部63,64同士が離間する。これにより、固定側部63,64によるハンガーブラケット22の挟持が解除され、ステアリング装置1がロック解除状態となる。
ロック解除状態において、ステアリングホイール2を前方に押し込むことで、ステアリングホイール2がコラムユニット11及びステアリングシャフト12とともに前方に移動する。ロック解除状態において、ステアリングホイール2を後方に引き込むことで、ステアリングホイール2がコラムユニット11及びステアリングシャフト12とともに後方に移動する。これにより、ステアリングホイール2の前後位置を任意の位置に調整できる。
一方、ロック解除状態において、ステアリングホイール2を上方に押し上げることで、ステアリングホイール2がコラムユニット11及びステアリングシャフト12とともに軸線O2回りで上方に揺動する。ロック解除状態において、ステアリングホイール2を下方に引き下げることで、ステアリングホイール2がコラムユニット11及びステアリングシャフト12とともに軸線O2回りで下方に揺動する。これにより、ステアリングホイール2の角度を任意の位置に調整できる。
続いて、ステアリングホイール2を所望の位置に調整した後、操作レバー81を回動操作して、ステアリング装置1をロック状態とする。具体的には、締結カム82の厚さが増加する方向(例えば、上方)に操作レバー81を回動操作することで、各固定側部63,64同士が接近する。これにより、リアブラケット14によりハンガーブラケット22が挟持され、ステアリング装置1がロック状態となる。特に、本実施形態では、側板部31,32の外側面の一部を当接面110,111に設定している。そのため、固定側部63,64から側板部31,32の外側面全体に締付荷重が作用する場合に比べて側板部31,32と固定側部63,64との間に作用する面圧を高めることができる。これにより、ステアリングホイール2が所望の位置で確実に固定される。
図7に示すように、固定側部63,64がロック解除状態(図7における実線)からロック状態(図7における鎖線)に移行する過程において、固定側部63,64にはロックボルト61及びロックナット75を介してロック機構15(締結カム82)から左右方向の内側に向けた押付力Fが作用する。固定側部63,64は、押付力Fによって左右方向の内側に変位する。具体的に、本実施形態では、固定側部63,64が上壁部62から下方に向けて片持ちで延在しているため、固定側部63,64の上端から下端に向かうに従い左右方向の内側への変位量が大きくなる。すなわち、固定側部63,64間の間隔が下方に向かうに従い狭くなる。そのため、固定側部63,64から側板部31,32の第2当接面111に作用する締付荷重が、側板部31,32の第1当接面110に作用する締付荷重に比べて大きくなる。
そこで、本実施形態では、第2当接面111の面積を第1当接面110の面積よりも大きくする構成とした。
この構成によれば、固定側部63,64と第2当接面111との接触面積を増加させることができるので、固定側部63,64と第2当接面111との間に作用する面圧を積極的に低減することが可能である。そのため、第2当接面111に作用する締付荷重が、第1当接面110に作用する締付荷重に比べて大きい場合であっても、固定側部63,64と第2当接面111との間に作用する面圧よりも固定側部63,64と第1当接面110との間に作用する面圧を高くすることができる。
このように、固定側部63,64と第2当接面111との間に作用する面圧を低減することで、固定側部63,64と第1当接面110との間に作用する面圧を相対的に高めることができるため、コラムパイプ21寄りに位置する部分での締結保持力を確保できる。これにより、ロック状態において、コラムユニット11を確実、かつ安定して保持することができる。
しかも、本実施形態では、ハンガーブラケット22が側板部31,32の上端部においてコラムパイプ21に溶接されている。この場合、図8に示すように、ハンガーブラケット22は、溶接歪等の影響で側板部31,32の間隔が上方に向かうに従い漸次縮小した状態で、コラムパイプ21に固定される可能性がある。そのため、ロック状態において、側板部31,32の第1当接面110は第2当接面111に比べて固定側部63,64が接触しにくい。その結果、固定側部63,64から第1当接面110に作用する締付荷重が、第2当接面111に作用する締付荷重に比べて小さくなり易い。
このような場合においても、第2当接面111の面積を第1当接面110の面積を大きくして、上述したように固定側部63,64と第2当接面111との間に作用する面圧を低減することで、固定側部63,64と第1当接面110との間に作用する面圧を相対的に高めることができる。
本実施形態では、側板部31,32のうち、当接面110,111間に位置する部分に、プレス加工によって凹部100を形成する構成とした。
この構成によれば、側板部31,32の外側面に対してプレス加工により凹部100を形成することで、当接面110,111をプレス加工の非加工面に設定できる。これにより、当接面110,111の平面度を確保できるので、ロック状態において固定側部63,64を当接面110,111に均等に当接させ易くなる。そのため、各当接面110,111に押付力Fが局所的に作用するのを抑制し、側板部31,32の変形を抑制できる。
また、各当接面110,111をプレス加工により形成する場合に比べて、金型や工程の簡素化を図り、低コスト化を実現できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図9は、第2実施形態に係るコラムユニット11の拡大側面図である。以下の説明では、上述した第1実施形態に対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態の側板部31,32において、テレスコガイド孔35の全体が第2当接面111に形成されている。言い換えると、第2当接面111は、テレスコガイド孔35を跨る領域に形成されている。具体的に、第2当接面111の上端縁は、テレスコガイド孔35よりも上方に位置している。一方、第2当接面111の下端縁は、テレスコガイド孔35よりも下方に位置している。
この構成によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、凹部100の形成時にテレスコガイド孔35と重ならないので、プレス加工時の加工性を向上させることができる。
(変形例)
上述した各実施形態では、第2当接面111が、側板部31,32における上下方向でテレスコガイド孔35の少なくとも一部を含む領域に形成された構成について説明したが、この構成のみに限られない。すなわち、第2当接面111の面積が第1当接面110の面積よりも大きい構成であれば、第2当接面111の位置や形状等は適宜変更が可能である。例えば、図10に示すように、第2当接面111は、テレスコガイド孔35よりも下方に位置していても構わない。また、上述した実施形態では、各当接面110,111を直線状に形成した場合について説明したが、この構成のみに限られない。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図11は、第3実施形態に係るコラムユニット11の概略正面図である。
図11に示すように、本実施形態の側板部31,32において、第1当接面110は、第2当接面111よりも左右方向の外側に位置している。
この構成によれば、ロック状態において、第1当接面110に固定側部63,64を積極的に当接させることができるので、第1当接面110と固定側部63,64との間に作用する面圧を確保できる。これにより、ロック状態において、コラムユニット11をより安定して支持できる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図12は、第4実施形態に係るコラムユニット11の概略正面図である。
図12に示すように、側板部31,32において、当接面110,111の領域の板厚が当接面110,111以外の領域(凹部100の領域)の板厚よりも厚く形成されている。
この構成によれば、当接面110,111の領域での剛性を確保できるので、押付力Fによる側板部31,32の変形を抑制でき、耐久性を向上させることができる。特に、テレスコガイド孔35が当接面110,111で開口している場合には、テレスコガイド孔35の周辺部分での剛性を確保できる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述した実施形態では、軸線O1が前後方向に交差している構成について説明していたが、この構成のみに限られない。軸線O1は、車両3の前後方向に一致していてもよく、左右方向に傾いていても構わない。
上述した実施形態では、側板部31,32に形成されたテレスコガイド孔35を介してコラムユニット11がリアブラケット14に支持された構成について説明したが、テレスコガイド孔35を有さない構成であっても構わない。すなわち、ロック状態において、側板部31,32が固定側部63,64により挟持される構成であれば、適宜変更が可能である。
上述した実施形態では、プレス加工により凹部100を形成することで、側板部31,32における凹部100以外の部分を当接面110,111とした構成について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、側板部31,32における当接面110,111に相当する部分を左右方向の内側からプレス加工等により膨出させても構わない。
上述した実施形態では、コラムが筒状(コラムパイプ21)である場合について説明したが、この構成に限らず、ステアリングシャフト12を回転可能に支持する構成であれば構わない。
上述した実施形態では、ハンガーブラケット22がコラムパイプ21に下向きに設けられた構成について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、ハンガーブラケット22はコラムパイプ21に対して上向きに設けられていても構わない。この場合においても、第2当接面は、側板部のうち、第1当接面に対して車体4の支持部から離間した位置に設定される。
上述した実施形態では、1つの側板部31,32に対して2つの当接面110,111を有する構成について説明したが、3つ以上の当接面を有する構成であっても構わない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…ステアリング装置
11…コラムユニット
12…ステアリングシャフト
15…ロック機構
21…コラムパイプ(コラム)
31…第1側板部
32…第2側板部
35…テレスコガイド孔
61…ロックボルト(ロッド)
63…第1固定側部
64…第2固定側部
100…凹部
110…第1当接面
111…第2当接面

Claims (6)

  1. 車体に取り付けられ、互いに対向する一対の固定側部を有する固定ブラケットと、
    ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラム、及び前記コラムに固定され前記固定側部に対向する側板部を有するハンガーブラケットを含み、前記一対の固定側部の間で前記ステアリングシャフトの軸方向に移動可能なコラムユニットと、
    前記一対の固定側部間の間隔を縮小させて前記固定側部に対する前記コラムユニットの移動を規制するロック状態、及び前記間隔を拡大させて前記固定側部に対する前記コラムの移動を許容するロック解除状態に切り替えるロック機構と、を備え、
    前記側板部は、
    前記ロック状態で前記固定側部が当接する第1当接面と、
    前記第1当接面に対して前記コラムとは反対側に位置し、前記ロック状態で前記固定側部が当接する第2当接面と、を有し、
    前記第2当接面の面積は、前記第1当接面の面積よりも大きくなっており、
    前記側板部において、前記第1当接面及び前記第2当接面の間に位置する部分には、前記第1当接面及び前記第2当接面に対して窪んだ凹部が形成され、
    前記側板部には、前記軸方向に延びるテレスコガイド孔が形成され、
    前記テレスコガイド孔内には、前記固定側部と前記側板部とを接続し、前記固定側部に対して前記コラムユニットを前記軸方向に移動可能に支持するロッドが挿通され、
    前記ロッドには、前記ロック機構が連結され、
    前記テレスコガイド孔は、前記軸方向に交差する上下方向において、前記側板部のうち前記第2当接面の領域、及び前記凹部の領域に跨って形成されていることを特徴とするステアリング装置。
  2. 車体に取り付けられ、互いに対向する一対の固定側部を有する固定ブラケットと、
    ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラム、及び前記コラムに固定され前記固定側部に対向する側板部を有するハンガーブラケットを含み、前記一対の固定側部の間で前記ステアリングシャフトの軸方向に移動可能なコラムユニットと、
    前記一対の固定側部間の間隔を縮小させて前記固定側部に対する前記コラムユニットの移動を規制するロック状態、及び前記間隔を拡大させて前記固定側部に対する前記コラムの移動を許容するロック解除状態に切り替えるロック機構と、を備え、
    前記側板部は、
    前記ロック状態で前記固定側部が当接する第1当接面と、
    前記第1当接面に対して前記コラムとは反対側に位置し、前記ロック状態で前記固定側部が当接する第2当接面と、を有し、
    前記第2当接面の面積は、前記第1当接面の面積よりも大きくなっており、
    前記第1当接面及び前記第2当接面の法線方向を左右方向とすると、
    前記第1当接面及び前記第2当接面は、前記左右方向を向く平坦面に形成されるとともに、互いに面一に形成され、
    前記側板部において、前記第1当接面及び前記第2当接面の間に位置する部分には、前記第1当接面及び前記第2当接面に対して窪んだ凹部が形成され、
    前記凹部の底面は、前記左右方向を向く平坦面に形成され、
    前記側板部には、前記軸方向に延びるテレスコガイド孔が形成され、
    前記テレスコガイド孔内には、前記固定側部と前記側板部とを接続し、前記固定側部に対して前記コラムユニットを前記軸方向に移動可能に支持するロッドが挿通され、
    前記ロッドには、前記ロック機構が連結され、
    前記テレスコガイド孔は、前記第2当接面の領域のみに形成されていることを特徴とするステアリング装置。
  3. 前記側板部において、前記第1当接面及び前記第2当接面の領域は、前記第1当接面及び前記第2当接面以外の領域よりも板厚が厚く形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のステアリング装置。
  4. 前記第1当接面及び前記第2当接面の法線方向を左右方向とすると、
    前記第1当接面は、前記第2当接面よりも前記左右方向の外側に突出していることを特徴とする請求項1から請求項の何れか1項に記載のステアリング装置。
  5. 車体に取り付けられ、互いに対向する一対の固定側部を有する固定ブラケットと、
    ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラム、及び前記コラムに固定され前記固定側部に対向する側板部を有するハンガーブラケットを含み、前記一対の固定側部の間で前記ステアリングシャフトの軸方向に移動可能なコラムユニットと、
    前記一対の固定側部間の間隔を縮小させて前記固定側部に対する前記コラムユニットの移動を規制するロック状態、及び前記間隔を拡大させて前記固定側部に対する前記コラムの移動を許容するロック解除状態に切り替えるロック機構と、を備え、
    前記側板部は、
    前記ロック状態で前記固定側部が当接する第1当接面と、
    前記第1当接面に対して前記コラムとは反対側に位置し、前記ロック状態で前記固定側部が当接する第2当接面と、を有し、
    前記第2当接面の面積は、前記第1当接面の面積よりも大きくなっており、
    前記側板部において、前記第1当接面及び前記第2当接面の間に位置する部分には、前記第1当接面及び前記第2当接面に対して窪んだ凹部が形成され、
    前記側板部において、前記第1当接面及び前記第2当接面の領域は、前記第1当接面及び前記第2当接面以外の領域よりも板厚が厚く形成されていることを特徴とするステアリング装置。
  6. 車体に取り付けられ、互いに対向する一対の固定側部を有する固定ブラケットと、
    ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラム、及び前記コラムに固定され前記固定側部に対向する側板部を有するハンガーブラケットを含み、前記一対の固定側部の間で前記ステアリングシャフトの軸方向に移動可能なコラムユニットと、
    前記一対の固定側部間の間隔を縮小させて前記固定側部に対する前記コラムユニットの移動を規制するロック状態、及び前記間隔を拡大させて前記固定側部に対する前記コラムの移動を許容するロック解除状態に切り替えるロック機構と、を備え、
    前記側板部は、
    前記ロック状態で前記固定側部が当接する第1当接面と、
    前記第1当接面に対して前記コラムとは反対側に位置し、前記ロック状態で前記固定側部が当接する第2当接面と、を有し、
    前記第2当接面の面積は、前記第1当接面の面積よりも大きくなっており、
    前記側板部において、前記第1当接面及び前記第2当接面の間に位置する部分には、前記第1当接面及び前記第2当接面に対して窪んだ凹部が形成され、
    前記第1当接面及び前記第2当接面の法線方向を左右方向とすると、
    前記第1当接面は、前記第2当接面よりも前記左右方向の外側に突出していることを特徴とするステアリング装置。
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