JP5050550B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明はステアリング装置、特に、アウターコラムとインナーコラムが軸方向に相対的に摺動可能に嵌合することによって、ステアリングホイールのテレスコピック位置の調整を行ったり、二次衝突時にステアリングホイールが車体前方側にコラプス移動して、衝撃荷重を吸収するようにしたステアリング装置に関する。
アウターコラムとインナーコラムが軸方向に相対的に摺動可能に嵌合することによって、テレスコピック位置の調整、または、二次衝突時の衝撃荷重を吸収するようにしたステアリング装置がある。
このようなステアリング装置においては、アウターコラムに軸方向のスリットを形成し、締付けロッドを締付けて、アウターコラムのクランプ部をスリット部分で弾性変形させ、通常の運転操作時には、アウターコラムをインナーコラムに対して摺動不能にクランプする構造のものが一般的である(特許文献1)。
アウターコラムにスリットを形成した特許文献1のステアリング装置は、スリット部分でアウターコラムが容易に弾性変形して、インナーコラムのクランプが確実に行える利点がある。しかし、スリットの閉鎖側の端部に応力が集中し、クランプ、アンクランプを繰り返すと、アウターコラム自体の剛性及び強度が徐々に低下するため、アウターコラムをインナーコラムに対してクランプした時のクランプ力が不足し、操舵感が低下する問題が生じている。
また、テレスコピック位置によって、スリットの閉鎖側の端部と締付けロッドの軸心との間の距離が変化するため、アウターコラムを所定寸法だけ弾性変形させるのに必要な操作レバーの操作力が変化する。従って、テレスコピック位置によって、アウターコラムをインナーコラムにクランプする操作力が異なるため、アウターコラムをインナーコラムに安定したクランプ力でクランプすることが難しい。
特開2003−2211号公報
本発明は、スリットの閉鎖側の端部への応力の集中を回避して、アウターコラムの剛性及び強度の低下を防止すると共に、アウターコラムをインナーコラムに対してクランプした時のクランプ力が安定するようにしたステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、インナーコラム、上記インナーコラムをロアー側とし、このインナーコラムの外周面に軸方向に相対的に摺動可能に外嵌され、軸方向の所定長に渡って形成されたスリットを有するアッパー側の中空のアウターコラム、上記アウターコラムと一体に形成された一対のクランプ部材であって、このアウターコラムに上記スリットを介して互いに接近離反可能に形成され、上記アウターコラムの内周面を拡径及び縮径させて、上記インナーコラムの外周面をクランプ/アンクランプする一対のクランプ部材、車体に取付け可能で、上記一対のクランプ部材の外側面を挟持する左右一対の側板を有する車体取付けブラケット、上記車体取付けブラケットの側板及びクランプ部材に挿通され、車体取付けブラケットの側板を締付けて、上記一対のクランプ部材を互いに接近離反させる締付けロッド、上記一対のクランプ部材の内側面に介挿されるスペーサであって、上記インナーコラムの外周面のクランプ時に、上記一対のクランプ部材の内側面に当接して、上記一対のクランプ部材が所定距離よりも接近することを阻止し、上記インナーコラムの外周面のアンクランプ時には、上記スペーサの外側面と上記クランプ部材の内側面との間には所定の隙間が形成されているとともに、更に、このスペーサの外側面が上記クランプ部材の内側面に当接した時の剛性が、上記スリットの開放端部側がスリットの閉鎖端部側よりも大きく形成されていることによって、上記アウターコラムの軸線方向位置に応じて異ならせているスペーサを備えたことを特徴とするステアリング装置である。
番目の発明は、第1番目または第2番目のいずれかの発明のステアリング装置において、上記スペーサの材質は樹脂または金属であることを特徴とするステアリング装置である。
番目の発明は、第1番目または第2番目のいずれかの発明のステアリング装置において、上記スペーサの外側面に形成された凸部が、上記クランプ部材の内側面に形成された凹部に、クランプ部材の接近離反方向に移動可能に嵌合していることを特徴とするステアリング装置である。
本発明のステアリング装置では、アウターコラムの内周面を拡径及び縮径させて、インナーコラムの外周面をクランプ/アンクランプする一対のクランプ部材と、この一対のクランプ部材の内側面に介挿されると共に、インナーコラムの外周面のクランプ時に、一対のクランプ部材の内側面に当接して、一対のクランプ部材が所定距離よりも接近することを阻止するスペーサを備えている。
従って、アウターコラムをインナーコラムに対してクランプした時のクランプ力が過度に大きくなることが避けられる。そのため、スリットの閉鎖側の端部への応力集中が軽減されて、アウターコラムの剛性と強度が維持されると共に、アウターコラムをインナーコラムに対してクランプした時のクランプ力が安定し、ステアリング装置全体としての振動特性が向上する。
以下の実施例では、ステアリングホイールの前後方向位置と傾斜角度の両方を調整できる、チルト・テレスコピック式のステアリング装置に本発明を適用した例について説明する。
図1は本発明のステアリング装置を車両に取り付けた状態を示す全体斜視図である。図1に示すように、中空円筒状のコラム1が車体に取付けられ、このコラム1にはステアリングシャフト12が回動可能に軸支されている。ステアリングシャフト12には、その右端(車体後方側)にステアリングホイール121が装着され、ステアリングシャフト12の左端(車体前方側)には、自在継手21を介して中間シャフト22が連結されている。
中間シャフト22は、雄スプラインが形成された中実の中間インナーシャフト221と、雌スプラインが形成された中空円筒状の中間アウターシャフト222で構成され、中間インナーシャフト221の雄スプラインが、中間アウターシャフト222の雌スプラインに伸縮可能(摺動可能)に、かつ回転トルクを伝達可能に嵌合している。
さらに、中間アウターシャフト222の車体後方側が上記自在継手21に連結され、中間インナーシャフト221の車体前方側が自在継手23に連結されている。自在継手23には、ステアリングギヤ24の図示しないラックに噛合うピニオンが連結されている。
運転者がステアリングホイール121を回転操作すると、ステアリングシャフト12、自在継手21、中間シャフト22、自在継手23を介して、その回転力がステアリングギヤ24に伝達され、ラックアンドピニオン機構を介して、タイロッド25を移動し、車輪の操舵角を変えることができる。
図2は本発明の実施例1のステアリング装置の要部を示す一部を断面した側面図である。図3は図2のP矢視図である。図4は図2のA−A断面図である。図5は本発明の実施例1のスペーサ単体を示す部品図であり、(1A)は(1B)のB−B断面図、(1B)は(1A)の右側面図、(2A)は(2B)のC−C断面図、(2B)は(2A)の右側面図、(3A)は(3B)のD−D断面図、(3B)は(3A)の右側面図である。
図2から図5に示すように、コラム1は、中空円筒状のアウターコラム(アッパーコラム)11と、このアウターコラム11の左側(車体前方側)に軸方向に摺動可能に内嵌したインナーコラム(ロアーコラム)10で構成されている。
アウターコラム11には、上部ステアリングシャフト12Aが回転可能に軸支され、上部ステアリングシャフト12Aの右端(車体後方側)に、上記したステアリングホイール121(図1参照)が固定されている。
アウターコラム11の左側(車体前方側)には、アウターコラム11を左右両側から挟み込むようにして、アッパーブラケット(車体取付けブラケット)3が取付けられている。アッパーブラケット3は、車体41に固定されたアルミ合金製等のカプセル42を介して、車体前方側に離脱可能に取付けられている。
アウターコラム11は、二次衝突時にステアリングホイール121に運転者が衝突して大きな衝撃力が作用すると、カプセル42からアッパーブラケット3が車体前方側に離脱し、インナーコラム10に案内されて車体前方側にコラプス移動し、衝突時の衝撃エネルギーを吸収する。
インナーコラム10の車体前方端には、ロアーブラケット6が一体的に形成され、このロアーブラケット6が、チルト中心軸61を介して車体41に枢動可能に支承されている。また、インナーコラム10には、下部ステアリングシャフト12Bが回転可能に軸支され、下部ステアリングシャフト12Bの車体後方端が上部ステアリングシャフト12Aの車体前方端にスプライン嵌合し、ステアリングホイール121の回転操作を、図1の自在継手21を介して、ステアリングギヤ24に伝達する。
アッパーブラケット3は、上板32と、この上板32から下方に延びる側板33、34を有している。上記アウターコラム11には、アウターコラム11の下方に突出して、一対のクランプ部材13A、13Bが一体的に形成されている。クランプ部材13A、13Bの外側面14A、14Bは、アッパーブラケット3の側板33、34の内側面331、341に摺動可能に接している。
本発明の実施例では、アウターコラム11は、アルミダイカスト製の一体成型品であるが、鋼管にクランプ部材13A、13Bを溶接したものであってもよい。また、軽量化を目的として、マグネシウムダイカスト製であってもよい。
アッパーブラケット3の側板33、34には、チルト調整用長溝35、36が形成されている。クランプ部材13A、13Bには、図2の左右方向に延びると共に、アウターコラム11の軸心方向に長く延びるテレスコ調整用長溝15A、15Bが形成されている。
丸棒状の締付けロッド5が、上記チルト調整用長溝35、36及びテレスコ調整用長溝15A、15Bを通して、図4の右側から挿入されている。締付けロッド5の右端には円筒状の頭部51が形成されている。頭部51の外径部には回り止め部511が形成され、この回り止め部511は、チルト調整用長溝36の溝幅よりも若干幅の狭い矩形断面に形成されている。
回り止め部511はチルト調整用長溝36に嵌入して、締付けロッド5をアッパーブラケット3に対して回り止めするとともに、アウターコラム11のチルト位置調整時に、チルト調整用長溝36に沿って、締付けロッド5を摺動させる。
締付けロッド5の左端外周には、固定カム53、可動カム54、操作レバー55、スラスト軸受56、ナット57が、この順で外嵌され、ナット57の内径部に形成された雌ねじが、締付けロッド5の左端に形成された雄ねじ58にねじ込まれている。
固定カム53の右端外周には、矩形断面の回り止め部(図示せず)が形成されている。この回り止め部がチルト調整用長溝35に嵌入して、固定カム53をアッパーブラケット3に対して回り止めするとともに、アウターコラム11のチルト位置調整時に、チルト調整用長溝35に沿って、固定カム53を摺動させる。
固定カム53と可動カム54の対向する端面には、相補的な傾斜カム面が形成され、互いに噛み合っている。可動カム54の左側面に連結された操作レバー55を手で操作すると、可動カム54が固定カム53に対して回動する。
図3、図4、及び図5(1A)、(1B)に示すように、締付けロッド5の軸線方向の長さの略中間位置(図4の左右方向の長さの略中間位置)の外周には、円筒状のスペーサ81の貫通孔811が外嵌している。貫通孔811は、スペーサ81の軸心に形成され、断面が円形である。円筒状のスペーサ81の貫通孔811と締付けロッド5の外周との嵌合は、しまりばめでもよいし、すきまばめでもよい。
このスペーサ81の外周812は円形で、スペーサ81の左側の外側面813と右側の外側面814は、互いに平行で、このスペーサ81の軸心に直交して形成されている。また、スペーサ81の外側面813と外側面814は、クランプ部材13A、13Bの内側面16A、16Bの間に介挿されている。
アウターコラム11をアッパーブラケット3に対してアンクランプし、アウターコラム11をチルトクランプ及びテレスコピッククランプする前の状態では、スペーサ81の外側面813と外側面814は、クランプ部材13A、13Bの内側面16A、16Bとの間に、若干の隙間を有して介挿されている。
スペーサ81の材質は、樹脂(例えば、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)やポリアミド(PA)等の摩擦係数が小さく、自己潤滑性があり、耐摩耗性に優れた合成樹脂)、または、金属(アルミニウム合金、マグネシウム合金等)が望ましい。
図5(2A)、(2B)は、図5(1A)、(1B)に示したスペーサ81の変形例であって、外周形状を多角形に形成したスペーサの例である。図5(2A)、(2B)に示すように、スペーサ82の貫通孔821は、スペーサ82の軸心に形成され、断面が円形である。スペーサ82の外周822は多角形(正八角形)で、外側面823と外側面824は、互いに平行で、このスペーサ82の軸心に直交して形成されている。
図5(3A)、(3B)は、図5(1A)、(1B)に示したスペーサ81の変形例であって、外周形状を矩形に形成したスペーサの例である。図5(3A)、(3B)に示すように、スペーサ83の貫通孔831は、スペーサ83の軸心に形成され、断面が円形である。スペーサ83の外周832は矩形(正四角形)で、外側面833と外側面834は、互いに平行で、このスペーサ83の軸心に直交して形成されている。
図2から図5に示すように、アウターコラム11の下面には、アウターコラム11の外周面11Aから内周面11Bに貫通したスリット7が形成されている。スリット7は、アウターコラム11の車体前方側端面111に開放され、車体前方側端面111の開放側から、開放端部(開放側の端部)71、平行部72、閉鎖端部(閉鎖側の端部)73の順に形成されている。
この開放端部71から一定の幅で平行部72が車体後方側に延び、クランプ部材13A、13Bの車体後方側端面131A、131Bを過ぎ、アウターコラム11の軸方向長さの略中間位置を過ぎた位置に、円弧状の閉鎖端部73が形成されている。
操作レバー55をクランプ方向に回動すると、固定カム53の傾斜カム面の山に可動カム54の傾斜カム面の山が乗り上げ、締付けロッド5を図4の左側に引っ張ると同時に、固定カム53を図4の右側に押す。
右側の側板34は、締付けロッド5の頭部51の左端面によって左側に押され、側板34を内側に変形させる。すると、側板34の内側面341がクランプ部材13Bの外側面14Bに強く押しつけられる。
同時に、左側の側板33は、固定カム53の右端面によって右側に押され、側板33を内側に変形させる。すると、側板33の内側面331が、クランプ部材13Aの外側面14Aに強く押しつけられる。
その結果、クランプ部材13A、13Bは、クランプ部材13A、13Bの内側面16A、16Bが互いに接近する方向に内側に弾性変形し、スリット7は、閉鎖端部73を支点として、開放端部71、平行部72の幅が狭まる。従って、上記アウターコラム11の内周面11Bが縮径して、インナーコラム10の外周面10Aをクランプ(テレスコピッククランプ)する。
アウターコラム11の内周面11Bがインナーコラム10の外周面10Aをクランプするクランプ力が、所定のクランプ力(テレスコピッククランプ力)に達すると、クランプ部材13A、13Bの内側面16A、16Bが、スペーサ81の外側面813と外側面814に当接する。従って、操作レバー55を更にクランプ方向に回動しても、それ以上、クランプ部材13A、13Bは内側へ弾性変形できないため、テレスコピッククランプ力が所定の大きさに維持され、閉鎖端部73に作用する応力が過度に大きくなることが避けられる。
そのため、クランプ、アンクランプを繰り返しても、アウターコラム11自体の剛性及び強度の低下が避けられ、アウターコラム11をインナーコラム10に対してクランプした時のクランプ力が低下せず、操舵感の低下も避けられる。
また、操作レバー55を更にクランプ方向に回動すれば、テレスコピッククランプ力はそのままで、側板33、34の内側面331、341が、クランプ部材13A、13Bの外側面14A、14Bに更に強く押しつけられる。従って、クランプ部材13A、13Bをアッパーブラケット3に、チルトクランプするチルトクランプ力だけを大きくすることが可能となる。
このようにして、アッパーブラケット3に対してアウターコラム11が固定され、アウターコラム11のチルト方向の変位及びテレスコピック方向の変位が阻止される。上記した固定カム53、可動カム54、締付けロッド5、操作レバー55等によって、本発明の実施例のクランプ装置が構成されている。
操作レバー55をアンクランプ方向に回動すると、固定カム53の傾斜カム面の山が可動カム54の傾斜カム面の谷に落ち込み、締付けロッド5と固定カム53が側板33、34を締め付けていた力が解除される。従って、側板33、34、クランプ部材13A、13Bが外側に弾性復帰して、スペーサ81の外側面813と外側面814と、クランプ部材13A、13Bの内側面16A、16Bとの間に、若干の隙間ができる。
このようにして、アウターコラム11をアッパーブラケット3に対してアンクランプ(チルトアンクランプ)し、アウターコラム11をインナーコラム10に対してアンクランプ(テレスコピックアンクランプ)する。
ステアリングホイール121を握ってアウターコラム11をインナーコラム10に対して軸方向に摺動し、所望のテレスコピック位置に調整する。また、チルト中心軸61を中心として、インナーコラム10及びアウターコラム11のチルト位置を調整した後、再び、アウターコラム11をアッパーブラケット3にクランプする。
また、テレスコピック位置によって、スリット7の閉鎖端部73と締付けロッド5の軸心との間の距離が変化するため、てこの原理で、クランプ部材13A、13Bを所定寸法だけ弾性変形させるのに必要な力が変化する。従って、テレスコピック位置によって、所定のクランプ力を得るために必要な操作レバー55の操作力が異なる。
しかし、本発明の実施例1では、テレスコピッククランプ力が所定のクランプ力に達すると、クランプ部材13A、13Bの内側面16A、16Bが、スペーサ81の外側面813と外側面814に当接して停止する。従って、操作レバー55の操作力が変わっても、テレスコピッククランプ力が所定の大きさに維持される。
次に本発明の実施例2について説明する。図6は本発明の実施例2のステアリング装置の要部を示す図3相当図である。図7は図6のQ部拡大図であり、図7(1)はクランプ部材を締め付けた時を示す拡大図、図7(2)はクランプ部材を緩めた時を示す拡大図である。
図8は本発明の実施例2のステアリング装置の断面を示す図4相当図である。図9は本発明の実施例2のスペーサ単体を示す斜視図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
上記したように従来のステアリング装置は、テレスコピック位置によって、スリットの閉鎖端部と締付けロッドの軸心との間の距離が変化するため、てこの原理で、所定のクランプ力を得るために必要な操作レバーの操作力が異なる。実施例2は、スペーサの形状を変更することによって、テレスコピック位置によって、所定のクランプ力を得るのに必要な操作レバーの操作力のばらつきを少なくした例である。
実施例2では、固定カム53、可動カム54、締付けロッド5、操作レバー55等のクランプ装置は、実施例1と同一なので、詳細な説明は省略する。図6から図9に示すように、クランプ部材13A、13Bの内側面16A、16Bの間には、スペーサ84が介挿されている。スペーサ84をクランプ部材13A、13Bに取り付けるために、クランプ部材13A、13Bの内側面16A、16Bには、車体前方側と車体後方側に、凹部17A、17B、18A、18Bが形成されている。
内側面16Aの車体前方側(図6、図7の左側)に形成された矩形断面の凹部17Aと、内側面16Bの車体前方側に形成された矩形断面の凹部17Bは、アウターコラム11の同一の軸方向位置に対向して配置されている。
また、内側面16Aの車体後方側(図6、図7の右側)に形成された矩形断面の凹部18Aと、内側面16Bの車体後方側に形成された矩形断面の凹部18Bは、アウターコラム11の同一の軸方向位置に対向して配置されている。
図7及び図9に示すように、スペーサ84は、車体下方側(図8、図9の下側)に配置された下板843と、この下板843の左右両端から上方に延びる左側板841と右側板842を有し、上方が開放されたコの字状に形成されている。
左側板841と右側板842は互いに平行で、左側板841の外側面8411と、右側板842の外側面8421は、クランプ部材13A、13Bの内側面16A、16Bの間に挟持される。
図7(1)に示すように、アウターコラム11をアッパーブラケット3に対してアンクランプし、アウターコラム11をチルトクランプ及びテレスコピッククランプする前の状態では、左側板841の外側面8411と、右側板842の外側面8421は、クランプ部材13A、13Bの内側面16A、16Bとの間に、若干の隙間δを有して介挿されている。
スペーサ84の材質は、樹脂(例えば、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)やポリアミド(PA)等の摩擦係数が小さく、自己潤滑性があり、耐摩耗性に優れた合成樹脂)、または、金属(アルミニウム合金、マグネシウム合金等)が望ましい。
スペーサ84の外側面8411と8421には、矩形断面の凸部8412、8413、及び、矩形断面の凸部8422、8423が形成されている。図8の下方から、スペーサ84を、クランプ部材13A、13Bの内側面16A、16Bの間に挿入する。すると、スペーサ84の凸部8412、8413、8422、8423が、クランプ部材13A、13Bの凹部17A、18A、17B、18Bに、締め代の小さな締まりばめで嵌合される。
従って、クランプ/アンクランプ時に、内側面16A、16Bが互いに接近離反方向に弾性変形しても、凸部8412、8413、8422、8423と凹部17A、18A、17B、18Bとの間で、内側面16A、16Bの接近離反方向の相対移動が可能なので、スペーサ84は、クランプ部材13A、13Bの内側面16A、16Bに保持される。
スペーサ84の車体前方側(図9の左側)には、左側板841の内側面8414と右側板842の内側面8424とを接続する補強リブ844が形成されている。補強リブ844は、車体前方側の凸部8412と8422と同一位置(アウターコラム11の軸線方向の位置が同一)に形成されている。
実施例2においても、アウターコラム11の下面に、開放端部71、平行部72、閉鎖端部73を有するスリット7が形成されているが、実施例1と同一形状なので、詳細な説明は省略する。
操作レバー55をクランプ方向に回動すると、固定カム53の傾斜カム面の山に可動カム54の傾斜カム面の山が乗り上げ、締付けロッド5を図8の左側に引っ張ると同時に、固定カム53を図8の右側に押す。
右側の側板34は、締付けロッド5の頭部51の左端面によって左側に押され、側板34を内側に変形させる。すると、側板34の内側面341がクランプ部材13Bの外側面14Bに強く押しつけられる。
同時に、左側の側板33は、固定カム53の右端面によって右側に押され、側板33を内側に変形させる。すると、側板33の内側面331が、クランプ部材13Aの外側面14Aに強く押しつけられる。
その結果、クランプ部材13A、13Bは、クランプ部材13A、13Bの内側面16A、16Bが互いに接近する方向に内側に弾性変形し、スリット7は、閉鎖端部73を支点として、開放端部71、平行部72の幅が狭まる。従って、上記アウターコラム11の内周面11Bが縮径して、インナーコラム10の外周面10Aをクランプ(テレスコピッククランプ)する。
図7(2)に示すように、アウターコラム11の内周面11Bがインナーコラム10の外周面10Aをクランプするクランプ力が、所定のクランプ力(テレスコピッククランプ力)に達すると、クランプ部材13A、13Bの内側面16A、16Bが、スペーサ84の外側面8411と外側面8421に当接する。
従って、操作レバー55を更にクランプ方向に回動しても、それ以上、クランプ部材13A、13Bは内側へ弾性変形できないため、テレスコピッククランプ力が所定の大きさに維持され、スリット7の閉鎖端部73に作用する応力が過度に大きくなることが回避される。
そのため、クランプ、アンクランプを繰り返しても、アウターコラム11自体の剛性及び強度の低下が避けられ、アウターコラム11をインナーコラム10に対してクランプした時のクランプ力が低下せず、操舵感の低下が避けられる。
また、操作レバー55を更にクランプ方向に回動すれば、テレスコピッククランプ力はそのままで、側板33、34の内側面331、341が、クランプ部材13A、13Bの外側面14A、14Bに更に強く押しつけられる。従って、アッパーブラケット3に、アウターコラム11のクランプ部材13A、13Bを、チルトクランプするチルトクランプ力だけを大きくすることが可能となる。
このようにして、アッパーブラケット3に対してアウターコラム11が固定され、アウターコラム11のチルト方向の変位及びテレスコピック方向の変位が阻止される。
操作レバー55をアンクランプ方向に回動すると、固定カム53の傾斜カム面の山が可動カム54の傾斜カム面の谷に落ち込み、締付けロッド5と固定カム53が側板33、34を締め付けていた力が解除される。従って、側板33、34、クランプ部材13A、13Bが外側に弾性復帰して、スペーサ84の外側面8411と外側面8421と、クランプ部材13A、13Bの内側面16A、16Bとの間に、若干の隙間ができる。
このようにして、アウターコラム11をアッパーブラケット3に対してアンクランプ(チルトアンクランプ)し、アウターコラム11をインナーコラム10に対してアンクランプ(テレスコピックアンクランプ)する。
ステアリングホイール121を握ってアウターコラム11をインナーコラム10に対して軸方向に摺動し、所望のテレスコピック位置に調整する。また、チルト中心軸61を中心として、インナーコラム10及びアウターコラム11のチルト位置を調整した後、再び、アウターコラム11をアッパーブラケット3にクランプする。
また、テレスコピック位置によって、スリット7の閉鎖端部73と締付けロッド5の軸心との間の距離が変化するため、てこの原理で、アウターコラム11のクランプ部材13A、13Bを所定寸法だけ弾性変形させるのに必要な力が変化する。
従って、テレスコピック位置によって、所定のクランプ力を得るために必要な操作レバー55の操作力が異なる。すなわち、締付けロッド5の軸心がスリット7の開放端部71側に近づく程、操作レバー55を一定の操作力で操作しても、より大きなテレスコピッククランプ力が生じてしまう。
しかし、本発明の実施例2では、スペーサ84の車体前方側に、左側板841の内側面8414と右側板842の内側面8424とを接続する補強リブ844が形成されている。そのため、スペーサ84の剛性は、スリット7の開放端部71側がスリット7の閉鎖端部73側よりも大きく形成されている。
従って、締付けロッド5の軸心がスリット7の開放端部71側に近づいて、大きなクランプ力でクランプ部材13A、13Bを締め付けても、補強リブ844がスペーサ84の左側板841と右側板842の内側への弾性変形を阻止する。従って、操作レバー55の操作力が変わっても、テレスコピッククランプ力が過度に大きくなることが避けられる。
上記実施例では、インナーコラム10がロアーコラム、アウターコラム11がアッパーコラムで構成されているが、インナーコラム10をアッパーコラム、アウターコラム11をロアーコラムにしてもよい。
また、上記実施例では、チルト位置調整とテレスコピック位置調整の両方が可能なチルト・テレスコピック式のステアリング装置に本発明を適用した場合について説明したが、テレスコピック位置調整だけが可能なテレスコピック式のステアリング装置に本発明を適用してもよい。
本発明のステアリング装置を車両に取り付けた状態を示す全体斜視図である。 本発明の実施例1のステアリング装置の要部を示す一部を断面した側面図である。 図2のP矢視図である。 図2のA−A断面図である。 本発明の実施例1のスペーサ単体を示す部品図であり、(1A)は(1B)のB−B断面図、(1B)は(1A)の右側面図、(2A)は(2B)のC−C断面図、(2B)は(2A)の右側面図、(3A)は(3B)のD−D断面図、(3B)は(3A)の右側面図である。 本発明の実施例2のステアリング装置の要部を示す図3相当図である。 図6のQ部拡大図であり、(1)はインナーコラムの外周面のアンクランプ時を示し、(2)はインナーコラムの外周面のクランプ時を示す。 本発明の実施例2のステアリング装置の断面を示す図4相当図である。 本発明の実施例2のスペーサ単体を示す斜視図である。
符号の説明
1 コラム
10 インナーコラム(ロアーコラム)
10A 外周面
11 アウターコラム(アッパーコラム)
11A 外周面
11B 内周面
111 車体前方側端面
12 ステアリングシャフト
12A 上部ステアリングシャフト
12B 下部ステアリングシャフト
121 ステアリングホイール
13A、13B クランプ部材
131A、131B 車体後方側端面
14A、14B 外側面
15A、15B テレスコ調整用長溝
16A、16B 内側面
17A、17B 凹部
18A、18B 凹部
21 自在継手
22 中間シャフト
221 中間インナーシャフト
222 中間アウターシャフト
23 自在継手
24 ステアリングギヤ
25 タイロッド
3 アッパーブラケット(車体取付けブラケット)
32 上板
33、34 側板
331、341 内側面
35、36 チルト調整用長溝
41 車体
42 カプセル
5 締付けロッド
51 頭部
511 回り止め部
53 固定カム
54 可動カム
55 操作レバー
56 スラスト軸受
57 ナット
58 雄ねじ
6 ロアーブラケット
61 チルト中心軸
7 スリット
71 開放端部
72 平行部
73 閉鎖端部
81、82、83 スペーサ
811、821、831 貫通孔
812、822、832 外周
813、823、833 外側面
814、824、834 外側面
84 スペーサ
841 左側板
8411 外側面
8412、8413 凸部
8414 内側面
842 右側板
8421 外側面
8422、8423 凸部
8424 内側面
843 下板
844 補強リブ

Claims (3)

  1. インナーコラム、
    上記インナーコラムをロアー側とし、このインナーコラムの外周面に軸方向に相対的に摺動可能に外嵌され、軸方向の所定長に渡って形成されたスリットを有するアッパー側の中空のアウターコラム、
    上記アウターコラムと一体に形成された一対のクランプ部材であって、このアウターコラムに上記スリットを介して互いに接近離反可能に形成され、上記アウターコラムの内周面を拡径及び縮径させて、上記インナーコラムの外周面をクランプ/アンクランプする一対のクランプ部材、
    車体に取付け可能で、上記一対のクランプ部材の外側面を挟持する左右一対の側板を有する車体取付けブラケット、
    上記車体取付けブラケットの側板及びクランプ部材に挿通され、車体取付けブラケットの側板を締付けて、上記一対のクランプ部材を互いに接近離反させる締付けロッド、
    上記一対のクランプ部材の内側面に介挿されるスペーサであって、上記インナーコラムの外周面のクランプ時に、上記一対のクランプ部材の内側面に当接して、上記一対のクランプ部材が所定距離よりも接近することを阻止し、上記インナーコラムの外周面のアンクランプ時には、上記スペーサの外側面と上記クランプ部材の内側面との間には所定の隙間が形成されているとともに、更に、このスペーサの外側面が上記クランプ部材の内側面に当接した時の剛性が、上記スリットの開放端部側がスリットの閉鎖端部側よりも大きく形成されていることによって、上記アウターコラムの軸線方向位置に応じて異ならせているスペーサを備えたこと
    を特徴とするステアリング装置。
  2. 請求項1に記載されたステアリング装置において、
    上記スペーサの材質は樹脂または金属であること
    を特徴とするステアリング装置。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記スペーサの外側面に形成された凸部が、上記クランプ部材の内側面に形成された凹部に、クランプ部材の接近離反方向に移動可能に嵌合していること
    を特徴とするステアリング装置。
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