JP5470711B2 - ステアリング装置 - Google Patents
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Description
この装置は、インナコラム(特許文献1ではインナーチューブ)の外周を包持しているアウタコラム(特許文献1ではアウターチューブ)の嵌合部を、この嵌合部の上部の開口端部からコラム軸方向に延在するスリットを形成することで、縮径が容易となるように剛性を低下させたクランプ部とし、前記スリットを車幅方向外方から跨ぐように一対の側板が車幅方向に対向しているコの字形状のコラム側ブラケット(特許文献1ではブラケット)をクランプ部に固定している。また、車体側部材に固定した車体側ブラケット(特許文献1ではブラケット)を、コラム側ブラケットを車幅方向外方から挟み込むように配置し、操作レバーを備えたクランク装置(特許文献1ではテレスコピック調節機構)で、車体側ブラケット及びコラム側ブラケットを車幅方向から締付け可能に支持している。
また、クランプ部が縮径する際には、クランプ部に固定したコラム側ブラケットの一対の側板近傍の剛性が高くなるので、一対の側板の間でコラム軸方向に延在しているスリットの終端(開口端部側と、この開口端部側に対して逆側のスリット端部)に応力が集中しやすく、クランプ部(アウタコラム)の耐久性の面で問題がある。
また、本発明の請求項5に係るステアリング装置によれば、クランプ部のスリットの形成位置が、従来装置のようにコラム側ブラケットの間などのように形成領域が制限されるものではないので、スリット幅を変更したり、スリットの本数を変更したり、或いは、スリットが延在する方向を変更して自由に形成することができるので、クランプ部に形成するスリット形状の設計自由度を向上させることができる。
図1は本発明によるステアリング装置を組付けた車両を示す全体構成図、図2は本発明によるステアリング装置の1実施形態を示す側面図、図3は図2のA−A線矢視図、図4は第2実施形態のアウタコラムを側面から示した図、図5は第3実施形態のアウタコラムを側面から示した図である。
ステアリングシャフト11は、図2に示すように、ステアリングホイール13を取付けたアウタシャフト11aと、このアウタシャフト11aにスプライン結合又はセレーション結合されて摺動自在に係合されたインナシャフト11bとで構成されている。
車両後方側車体ブラケット28は、車体側部材22に固定されている一対の固定板28a,28aと、これら一対の固定板28a,28aから車両下方に延在しており、車両後方側コラムブラケット27の一対の立上がり板27a,27bに外側から当接する一対の当接板28b,28bと、一対の当接板28b,28bに形成されているボルト通過孔28cとで構成され、車両後方側コラムブラケット27を車幅方向外側から挟み込んでいる。
ここで、縮径力付加部35は、操作レバー34の下部に固定され、車幅方向のクランプ部25の下方位置まで延在している連結杆35aと、この連結杆35aの開放端に固定され、クランプ部25の下面に摺動自在に面接触する円弧板形状の押圧板35bとで構成されている。
テレスコ調整を行なうには、先ず、操作レバー34をアンクランプ方向に操作する。この操作により、可動カム32とカムフォロワ31のカムの噛合いが解除され、車両後方側車体ブラケット28の一対の当接板28b,28bによる車両後方側コラムブラケット27の一対の立上がり板27aへの締付けが解除され、同時に、縮径力付加部35の押圧板35bが車両下方に移動してクランプ部25の下面に対して車両上方の力が加わらないので、クランプ部25は拡径する。
この際、クランプ部25の上面は、上部移動規制部29の上面規制板29cに当接して車両上方移動が規制されているので、押圧板35bにより車両上方の縮径力が加えられたクランプ部25は、一対のスリット25aのスリット幅が小さくなりながら縮径していき、コラム軸P1方向に移動不能となるようにインナコラム12bをクランプする。これにより、テレスコ調整が完了する。
本実施形態の装置は、クランプ部25を縮径する際に、クランプ機構26の上部移動規制部29及び縮径力付加部35でクランプ部25のみを縮径させる荷重(縮径力)を加えるだけであり、従来装置のように車体側ブラケットやコラム側ブラケットを弾性変形させる荷重を加えなくて済むので、操作レバー34を小さな操作力で操作することができ、クランプ、或いはアンクランプ時の操作レバー34の操作性を向上させることができる。
さらに、クランプ部25に形成したスリット25aは、従来装置のように形成領域が制限されるものではなく、車幅方向の一方及び他方に面する位置に、スリット幅を変更し、スリット25aの本数を変更し、或いは、スリット25aが延在する方向を変更して自由に形成することができるので、クランプ部25に形成するスリット形状の設計自由度を向上させることができる。
次に、図4は、図2で示した第1実施形態のアウタコラム12aと異なる形状の第2実施形態のアウタコラム12aを示したものである。
本実施形態のアウタコラム12aは、クランプ部25の車幅方向の一方側を向く面及び他方側を向く面に形成されている一対のスリット25bが、アウタコラム12aの車両前方側端部の近くを一方の終端としてコラム軸P1方向に直線的に延在している。
このように、アウタコラム12aの車両前方側端部で開口せずにスリット25bを形成していても、第1実施形態と同様に、クランプ、或いはアンクランプ時の操作レバー34の操作性を向上させることができ、スリット25の終端の設計自由度が増え、応力集中を回避できるような形状を作ることができる。
次に、図5は、第3実施形態のアウタコラム12aを示すものである。
本実施形態のアウタコラム12aは、クランプ部25の下面側に複数の貫通孔36が形成されている。
本実施形態によると、下面側に複数の貫通孔36を形成したクランプ25は、縮径する際の剛性が低下する。このため、クランプ機構26の縮径力付加部35でクランプ部25の下面に加える荷重がさらに小さくて済むので、さらにクランプ、或いはアンクランプ時の操作レバー34の操作性を向上させることができる。
Claims (2)
- ステアリングホイールを取付けたステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムを、円筒形状のインナコラムと、このインナコラムにコラム軸方向に相対的に摺動可能に外嵌されている中空円筒形状のアウタコラムとで構成し、
前記インナコラムは車両前方側に配置され、前記アウタコラムは車両後方側に配置され、
車体側部材に固定されている車体側ブラケットと、
前記アウタコラムの外周に固定され、前記車体側ブラケットに重なり合いながら配置されている一対のコラム側ブラケットと、
前記アウタコラムの前記コラム側ブラケットから離間した位置に形成され、車幅方向を向く周面に、前記コラム軸に延在するスリットを設けながら前記インナコラムの外周の一部を包持しているクランプ部と、
前記車体側ブラケット及び前記コラム側ブラケットの両者に締付け力を加えて前記コラム軸方向の相対移動が不能となるように前記コラム側ブラケットを前記車体側ブラケットにクランプする第1クランプ機構と、
前記クランプ部に対して車両上下方向の縮径力を加え、前記スリットのスリット幅が小さくなりながら縮径した前記クランプ部を前記コラム軸方向の相対移動が不能となるように前記インナコラムにクランプする第2クランプ機構と、
前記第1クランプ機構及び前記第2クランプ機構のクランプ、或いはアンクランプ動作を同時に行う1本のテレスコ用の操作レバーと、を備え、
前記第1クランプ機構は、前記車体側ブラケット及び前記コラム側ブラケットの互いに対応する位置に車幅方向で開口するように形成したテレスコ位置調整用孔と、これらテレスコ位置調整用孔に挿通されて車幅方向に延在する締付けボルトと、前記一対のコラム側ブラケットに設けられた前記テレスコ位置調整用孔はコラム軸方向に延在して形成された長孔であって、この締付けボルトに一端が連結しており、当該締付けボルトの軸心を回転中心として車両前後方向に回動する前記操作レバーと、この操作レバーが車両前後方向のクランプ方向に回動した際に、前記締付けボルトを介して前記車体側ブラケット及び前記コラム側ブラケットに締付け力を付与する締付け固定部と、前記一対のコラム側ブラケットの間で前記締付けボルトのねじ部を挿通し、前記一対のコラム側ブラケットが互いに近接する車幅方向の変形を規制するアウタースリーブと、を備え、
前記第2クランプ機構は、前記車体側部材に支持されながら前記クランプ部の上下方向の外周の一部に摺動自在に当接し、前記クランプ部の縮径動作を補助する縮径補助部と、前記第1クランプ機構の前記操作レバーの他端側に連結し、前記縮径補助部が当接している側に対して逆側の前記クランプ部の上下方向の外周に摺動自在に当接しており、前記操作レバーのクランプ方向の回動とともに連動して車両上下方向に移動することで、前記クランプ部の前記縮径補助部が当接している側に向けて車両上下方向の縮径力を加える縮径力付加部と、を備え、
前記第1クランプ機構によって、前記コラム側ブラケットと前記車体側ブラケットとを固定し、前記第2クランプ機構によって、前記インナコラムと前記アウタコラムとを固定していることを特徴とするステアリング装置。 - 前記クランプ部の前記スリットは、車幅方向の一方を向く周面と、車幅方向の他方を向く周面とに少なくとも2本設けていることを特徴とする請求項1記載のステアリング装置。
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