JP2009196500A - ステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンクランプ状態の操作レバーのガタ付きを防止するとともに、クランプ時の操作レバーの操作フィーリングを向上させることができるステアリング装置を提供する。
【解決手段】前記操作レバーガタ付き規制部26b,26cは、アンクランプ状態では、車体側部材16から離間するに従い徐々に車幅方向外方に開いた形状となりカム機構33を介してレバー連結部32aに車幅方向外方の押付け力を作用して軸方向の移動を規制するとともに、クランプ状態では、互いに平行となるように変形してコラム側ブラケット25a,25b26を車幅方向外方から挟持する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ステアリング装置に係わり、特にチルト調整式、テレスコ調整式、或いはチルト・テレスコ調整式のステアリング装置に関する。
チルト調整式のステアリング装置は、ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムが車両後方に向けて所定角度の上り傾斜を付けて配置されており、ステアリングシャフトの後端に装着したステアリングホイールが運転者の運転姿勢に応じた最適位置となるように、チルト機構を操作することでステアリングコラムをチルト傾動する。
前記チルト機構として、例えば特許文献1に示すものが知られている。
特許文献1のチルト機構は、ステアリングコラムの車両後端側に固定されているコラム側ブラケットと、このコラム側ブラケットを車幅方向の外方から挟み込むように車体側部材に固定されている車体側ブラケットと、コラム側ブラケット及び車体側ブラケットの何れか一方にステアリングコラムのチルト中心を中心として形成した円弧状長孔と、コラム側ブラケット及び車体側ブラケットの他方を貫通し、ステアリングコラムのチルト動作とともに円弧状長孔の長手方向を相対移動する締付けボルトと、締付けボルトの軸回りに回動する操作レバーと、操作レバーとともに回転する回転カムと、この回転カムに相対回動自在に係合しており、操作レバーのクランプ操作時に車体側ブラケットに向けて移動することで、車体側ブラケットをコラム側ブラケットに押圧接触させる固定カムとを備えている。
特開2000−53001号公報
ところで、特許文献1のチルト機構の操作レバーは、アンクランプ状態のときに、他のチルト機構の構成部材から軸方向の力が作用しないので、何等拘束されない「遊びの状態」になる。その結果、チルト解除時に、操作レバーにガタ付きが生じる。
一方、クランプ状態のとき、回動する操作レバーが「遊びの状態」から可動カムが固定カムに係合することで「回転反力を受ける状態」に急に変化するので、運転者は、急に受ける回転反力により操作レバーの操作フィーリングが低下する。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、アンクランプ状態の操作レバーのガタ付きを防止するとともに、クランプ時の操作レバーの操作フィーリングを向上させることができるステアリング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係るステアリング装置は、ステアリングホイールを取付けたステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、このステアリングコラムの車両後端側に固定したコラム側ブラケットと、このコラム側ブラケットを車幅方向の外側から挟み込む一対の側板を備えて車体側部材に固定されている車体側ブラケットと、前記コラム側ブラケット及び前記一対の側板の互いに対応する位置に形成した前記ステアリングホイールの位置調整用孔と、前記コラム側ブラケット及び前記一対の側板の前記位置調整用孔に挿通した締付けボルトと、この締付けボルトに軸方向に移動自在にレバー連結部が連結している操作レバーと、この操作レバーを所定方向に回動することで前記一対の側板を車幅方向内方に押圧して前記コラム側ブラケットをクランプし、前記操作レバーを逆方向に回動することで前記一対の側板に対する車幅方向内方への押圧を解除して前記コラム側ブラケットをアンクランプするカム機構と、を備えたステアリング装置において、前記レバー連結部に対して車幅方向の外方を向く押付け力を作用し続け、前記レバー連結部が軸方向に移動するのを規制する操作レバーガタ付き規制部を設けたことを特徴とするステアリング装置である。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のステアリング装置において、前記操作レバーガタ付き規制部を、アンクランプ状態では、前記車体側部材から離間するに従い徐々に車幅方向外方に開いた形状となり前記カム機構を介して前記レバー連結部に車幅方向外方の押付け力を作用して軸方向の移動を規制するとともに、クランプ状態では、互いに平行となるように変形して前記コラム側ブラケットを車幅方向外方から挟持する前記車体側ブラケットの前記一対の側板とした。
本発明に係るステアリング装置によると、操作レバーガタ付き規制部は、操作レバーのレバー連結部に対して車幅方向外方の押付け力を作用し、レバー連結部が軸方向に移動するのを規制する。このため、アンクランプ状態では操作レバーにガタ付きが発生しない。
また、アンクランプ状態からクランプ状態に動作する際には、操作レバーのレバー連結部には、操作レバーガタ付き規制部から車幅方向の外方を向く押付け力が作用し続けているので、カム機構が係合する際の回転反力を操作レバーが急に受ける状態とならない。そのため、操作レバーを操作する運転者は、操作フィーリングが低下しない。
したがって、本発明は、アンクランプ状態の操作レバーのガタ付きを防止するとともに、クランプ時の操作レバーの操作フィーリングを向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す全体構成図、図2はステアリング装置の要部を側部から示した図、図3は図2のA−A線矢視図、図4は、車体側ブラケットのアンクランプ状態、クランプ状態の形状を示す図である。
図1から図3において、符号2は車両後端(図1において右端)側にステアリングホイール1を装着したステアリングシャフトであって、このステアリングシャフト2が、車両後方に向けて上り傾斜を付けて配置されたステアリングコラム3に回転自在に保持されている。ステアリングシャフト2の車両前端(図1において左端)側には、ステアリングシャフト2に操舵補助トルクを付与するウォーム減速機11と、このウォーム減速機11に操舵補助トルクを発生する電動モータ12とで構成される操舵補助機構4が連結されている。
ウォーム減速機11の出力軸14には、自在継手17Aを介して中間シャフト18が連結され、この中間シャフト18が自在継手17Bを介してラック・ピニオン式のステアリングギヤ機構6のピニオン軸19に連結されている。ステアリングギヤ機構6のラック軸(図示せず)は、タイロッド5を介して図示しない操舵輪に連結されている。
ステアリングシャフト2は、アウタシャフト7とインナシャフト8とを有し、アウタシャフト7の前端部とインナシャフト8の後端部とがスプライン結合している。
ステアリングシャフト2を挿通している筒状のステアリングコラム3は、アウタコラム9とインナコラム10とをテレスコープ状に組み合わせてなり、軸方向に位置調整可能に嵌合している。
そして、インナコラム10の前端部を、ウォーム減速機11のハウジング11aの後端面に固定し、インナシャフト8をウォーム減速機11のハウジング11a内に挿通して、このインナシャフト8の前端部がウォーム減速機11のハウジング11aの前端面から突出する出力軸14に連結されている。
また、ステアリングコラム3のアウタコラム9がアッパブラケット26によって車体側部材16にチルト位置及びテレスコ位置調整可能に支持されていると共に、操舵補助機構4におけるウォーム減速機11のハウジング11aが車体側部材16に取付けられたロアブラケット23に回動自在に支持されたピボットピン24を中心として上下方向に揺動可能に支持されている。
ステアリングギヤ機構6は、図示しないが、ギヤハウジング内に、ピニオン軸19に連結されたピニオンとこのピニオンに噛合するラックを有するラック軸とを配設したラックアンドピニオン形式に構成され、ピニオン軸19に伝達された回転運動をラック軸で直進運動に変換している。
図3に示すように、アウタコラム9の車両前方側には、インナコラム10の外周を包持する車幅方向に離間した一対のクランプ部25a,25bが一体に形成されており、これらクランプ部25a,25bを、車体側部材16に固定したアッパブラケット26が車幅方向から挟み込んでいる。そして、アッパブラケット26に、一対のクランプ部25a,25bが互いに近接する方向に弾性変形させてコラム軸P1方向に相対移動不能となるようにインナコラム10をクランプするクランプ装置27が備えられている。
一対のクランプ部25a,25bは、コラム軸P1を通る垂直平面Lに対して対称な部材であり、インナコラム10の外周を包持する円弧状の内周面を設けた一対の包持部25a1、25b1と、これら包持部25a1、25b1の下部に連続して形成され、テレスコ用長孔25a2,25b2を設けた一対のクランプ力付加部25a3,25b3とを備えている。
テレスコ用長孔25a2,25b2は、クランプ力付加部25a3,25b3を車幅方向に貫通し、コラム軸P1方向に長軸が延在するように形成されている。これらテレスコ用長孔25a2,25b2の車幅方向外方の開口部には、後述する締付けボルト31が遊挿する長孔形状のスリーブ28a,28bが装着されている。そして、一対のクランプ力付加部25a3,25b3は、垂直平面Lに沿ってクランプ部スリット30を設けることで互いに分離して形成されている。
アッパブラケット26は、車体側部材16に固定されるフランジ26aと、このフランジ26aに固定され、互いに下方に延在しながら車幅方向に離間配置されている一対の側板26b,26cとを備え、一対の側板26b,26cには、長軸が上下方向に延在するチルト用長孔26b1,26c1が形成されている。
フランジ26aは、車体側部材16に当接する当接部26a1と、この当接部26a1の車両前方側で折曲されて下方に延在している垂下部26a2とで構成され、当接部26a1の車両後方端部に設けたスリット26a3に離脱用カプセル29が嵌め込まれており、この離脱用カプセル29にはボルト貫通孔29aが形成されている。また、図示しないが、離脱用カプセル29の下方からボルト貫通孔29aに貫通させた固定ボルトを車体側部材16にねじ込むことで、フランジ26aの当接部26a1が車体側部材16に取付けられている。そして、一対の側板26b,26cの内側に、一対のクランプ部25a,25bの包持部25a1,25b1の外周が当接している。
クランプ装置27は、図3に示すように、一対の側板26b,26cのチルト用長孔26b1,26c1及び一対のクランプ部25a,25bのテレスコ用長孔25a2,25b2に挿通している締付けボルト31と、締付けボルト31の外周にレバー連結部32aが軸方向に移動自在に連結している操作レバー32と、カム機構33とを備えている。
締付けボルト31は、六角ボルトと略同様の形状に形成されており、一端の頭部31aと他端の雄ねじ31bとを有している。そして、雄ねじ31bにナット34がねじ込まれている。このナット34と頭部31aとの間に、操作レバー32のレバー連結部32a、カム機構33、アッパブラケット26の一方の側板26c、一対のクランプ力付加部25a3,25b3、アッパブラケット26の他方の側板26bが順に並んでいる。
カム機構33は、締付けボルト31の軸回りに回動する操作レバー32によりアウタコラム9がコラム軸P1方向に移動するテレスコピック調整、又はアウタコラム9が上下方向に移動するチルト調整が可能なアンクランプ状態と、アウタコラム9及びアッパブラケット26を固定するクランプ状態に切替え可能な機構である。
カム機構33は、操作レバー32の回動と共に回転する回転カム35と、一方の側板26cのチルト用長孔26c1に係合して回転が阻止されているカムフォロワ36とを備えている。
回転カム35及びカムフォロワ36の互いに対向する面にはカムが形成されており、操作レバー32をクランプ状態である一方の方向に回動すると、同時に回転する回転カム35とカムフォロワ36のカムが噛合い、カムフォロワ36が締付けボルト31の頭部31a側に移動する。また、操作レバー32をアンクランプ状態である他方の方向に回動すると、同時に逆方向に回転する回転カム35とカムフォロワ36のカムの噛合いが解除され、カムフォロワ36が締付けボルト31の頭部31aから離間する方向に移動可能となる。
さらに、図3に示すように、アッパブラケット26の垂下部26a2と締付けボルト31の頭部31aとの間には、コイル状のチルトバネ37の両端が連結されており、このチルトバネ37は、締付けボルト31及び一対のクランプ部25a,25bを介してアウタコラム9に対して押し上げるバネ力を作用している。
ここで、図4は、クランプ状態及びアンクランプ状態のアッパブラケット26の形状を示すものである。アッパブラケット26の一対の側板26b,26cは、アンクランプ状態でカムフォロワ36が締付けボルト31の頭部31a側に移動しないときには、フランジ26aから下方に向かうに従い徐々に車幅方向外方に開く形状となる。そして、クランプ状態にカムフォロワ36が締付けボルト31の頭部31a側に移動すると、一対の側板26b,26cは、カムフォロワ36及び頭部31aから車幅方向内方の押付け力が作用し、フランジ26aから下方に向けて互いに平行に延在する形状となる。
なお、本発明のコラム側ブラケットが一対のクランプ部25a,25bに対応し、本発明の車体側ブラケットがアッパブラケット26に対応し、本発明の位置調整用孔がテレスコ用長孔25a2,25b2、チルト用長孔26b1,26c1に対応している。
次に、本実施形態のステアリング装置の動作及び作用効果について説明する。
チルト・テレスコ調整を行なうには、先ず、クランプ装置27の操作レバー32をアンクランプ方向に回動する。この際、カム機構33の回転カム35及びカムフォロワ36のカムの噛合いが解除され、カムフォロワ36及び締付けボルト31の頭部31aから車幅方向内方の押圧力が作用しないアッパブラケット26の一対の側板26b,26cは、フランジ26aから下方に向かうに従い徐々に車幅方向外方に開いた形状となる(図4参照)。一対の側板26b,26cが車幅方向外方に開いた形状となることで、一対の包持部25a1,25b1によるインナコラム10のクランプが解除される(アンクランプ状態)。
ここで、アンクランプ状態で車幅方向外方に開いた形状となった一対の側板26b,26cは、頭部31a及びカム機構33(カムフォロワ36及び回転カム35)に対して車幅方向外方の押付け力を作用する。車幅方向外方の押付け力が作用したカム機構33の回転カム35は、操作レバー32のレバー連結部32aをナット34側に押し付ける。このため、ナット34側に押し付けられているレバー連結部32aには「遊び」が発生せず、アンクランプ状態では操作レバー32にガタ付きが発生しない。
そして、チルト位置を調整するには、締付けボルト31をアッパブラケット26のチルト用長孔26b1,26c1の長軸方向にスライドさせることでステアリングホイール1の傾動動作を行う。この際、アッパブラケット26と締付けボルト31との間に、アウタコラム9に対して押し上げ力を作用するチルトバネ37が配置されているので、ステアリングホイール1の傾動動作を容易に行うことができる。
また、テレスコ位置を調整するには、締付けボルト31を一対のクランプ部25a,25bのテレスコ用長孔25a2,25b2の長軸方向にスライドさせながら、アウタコラム9をコラム軸P1方向に移動させていき、ステアリングホイール1を車両前後方向の所定位置まで移動させる。
一方、クランプ装置27の操作レバー32をクランプ方向に回動すると、カム機構33の回転カム35及びカムフォロワ36のカムが噛合い、カムフォロワ36が締付けボルト31の頭部31a側に移動する。このため、カムフォロワ36及び頭部31aは、アッパブラケット26の一対の側板26b,26cに、フランジ26aから下方に向けて互いに平行に延在するように押付け力を作用する。これにより、一対の包持部25a1,25b1によるインナコラム10のクランプ動作が完了する(図3のクランプ状態)。
このクランプ動作の際、操作レバー32には、カム機構33の回転カム35及びカムフォロワ36のカムが噛合うことで回転反力が作用するが、操作レバー32のレバー連結部32aには、車幅方向外方に開いた形状となっていた一対の側板26b,26cから車幅方向外方の押付け力が作用し続けているので、操作レバー32は、急激に回転反力を受ける状態とならない。このため、操作レバー32を操作する運転者は、操作フィーリングが低下しない。
したがって、本実施形態は、クランプ装置27のアンクランプ状態では、操作レバー32のレバー連結部32aがナット34側に押し付けられて「遊び」が発生しないので、操作レバー32のガタ付きを防止することができるとともに、クランプ状態では、操作レバー32が急激な回転反力を受けないので、運転者は、快適な操作フィーリングで操作レバー32を操作することができる。
なお、上述した実施形態は、車両後方に配置したアウタコラム9が、車両前方に配置したインナコラム10を摺動自在に内嵌してステアリングコラム3を構成しているが、車両前方にアウタコラムを配置し、車両後方にインナコラムを配置し、アウタコラムをコラムブラケットにて車体側部材16にチルト位置及びテレスコ位置調整可能に支持するようにしてもよい。
また、本実施形態は、ステアリングシャフト2の車両前端側に操舵補助機構4を連結しているが、操舵補助機構4を備えていないステアリング装置であってもよい。
また、本実施形態は、手動式のチルト・テレスコ調整式のステアリング装置について説明したが、手動式のチルト調整式、手動式のテレスコ調整式のステアリング装置に適用しても同様の効果を奏することができる。
本発明の一実施形態を示す全体構成である。 ステアリング装置の要部を側部から示した図である。 図2のA−A線矢視図である。 車体側ブラケットのアンクランプ状態、クランプ状態の形状を示す図である。
符号の説明
1…ステアリングホイール、2…ステアリングシャフト、3…ステアリングコラム、4…操舵補助機構、5…タイロッド、6…ステアリングギヤ機構、7…アウタシャフト、8…インナシャフト、9…アウタコラム、10…インナコラム、11…ウォーム減速機、11a…ハウジング、12…電動モータ、14…出力軸、16…車体側部材、17A…自在継手、17B…自在継手、18…中間シャフト、19…ピニオン軸、23…ロアブラケット、24…ピボットピン、25a,25b…クランプ部、25a1,25b1…包持部、25a2,25b2…テレスコ用長孔、25a3,25b3ク…ランプ力付加部、26…アッパブラケット、26a…フランジ、26a1…当接部、26a2…垂下部、26a3…スリット、26b,26c…側板、26b1,26c1…チルト用長孔、27…クランプ装置、28a,28b…スリーブ、29…離脱用カプセル、29a…ボルト貫通孔、30…クランプ部スリット、31…締付けボルト、31a…頭部、31b…雄ねじ、32…操作レバー、32a…レバー連結部、33…カム機構、34…ナット、35…回転カム、36…カムフォロワ、37…チルトバネ、P1…コラム軸

Claims (2)

  1. ステアリングホイールを取付けたステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、このステアリングコラムの車両後端側に固定したコラム側ブラケットと、このコラム側ブラケットを車幅方向の外側から挟み込む一対の側板を備えて車体側部材に固定されている車体側ブラケットと、前記コラム側ブラケット及び前記一対の側板の互いに対応する位置に形成した前記ステアリングホイールの位置調整用孔と、前記コラム側ブラケット及び前記一対の側板の前記位置調整用孔に挿通した締付けボルトと、この締付けボルトに軸方向に移動自在にレバー連結部が連結している操作レバーと、この操作レバーを所定方向に回動することで前記一対の側板を車幅方向内方に押圧して前記コラム側ブラケットをクランプし、前記操作レバーを逆方向に回動することで前記一対の側板に対する車幅方向内方への押圧を解除して前記コラム側ブラケットをアンクランプするカム機構と、を備えたステアリング装置において、
    前記レバー連結部に対して車幅方向の外方を向く押付け力を作用し続け、前記レバー連結部が軸方向に移動するのを規制する操作レバーガタ付き規制部を設けたことを特徴とするステアリング装置。
  2. 前記操作レバーガタ付き規制部は、アンクランプ状態では、前記車体側部材から離間するに従い徐々に車幅方向外方に開いた形状となり前記カム機構を介して前記レバー連結部に車幅方向外方の押付け力を作用して軸方向の移動を規制するとともに、クランプ状態では、互いに平行となるように変形して前記コラム側ブラケットを車幅方向外方から挟持する前記車体側ブラケットの前記一対の側板であることを特徴とする請求項1記載のステアリング装置。
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