JP2011148487A - ステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定ブラケット2が有する左右側壁5,6からの締め付け力によりステアリングコラム1を締め付けて移動を規制するロック状態と、前記締め付け力を開放して前記移動を許容する解除状態とに切り換えるロック機構7を有している。ロック機構7は、軸方向の引っ張り力が加えられると左右側壁5,6に前記締め付け力を生じさせるシャフト20と、シャフト20が一方向に回動するとシャフト20に前記引っ張り力を生じさせ、シャフト20が他方向に回動すると前記引っ張り力を解くカム機構23と、シャフト20を回動させる操作レバー22と、シャフト20の端部に対する操作レバー22の左右への動きを規制する規制部(ストッパー24等)とを備えている。
【選択図】図3
Description
ロック機構84は、左右方向に長いボルト85を有しており、このボルト85の頭部86と側壁82aとの間には、操作レバー92、当該ボルト85の回動に連動するカム機構87、及び、多板式のフリクションプレート88が設けられている。操作レバー92には貫通穴が形成されていて、この貫通穴にボルト85が挿通されており、操作レバー92は、ボルト85に対して回動方向にはストッパー91によって拘束されているが、図の左右方向には移動可能である。カム機構87は、第1カムプレート89と第2カムプレート90とを有している。第1カムプレート89は、ボルト85に対して左右方向に移動可能であるが、ボルト85に対して軸周りには相対回動せず、ボルト85と一体回動する。第2カムプレート90は、側壁82aに対して左右方向に移動可能であるが軸周りの回動はしない。
この場合、ボルトの頭部(シャフトの端部)のフランジ部を利用して、容易に、操作レバーが左右両方向に動かないように規制した構成が得られる。
この場合、弾性体を圧縮することにより、フランジ部と、弾性体を押さえる部材との間に、軸方向の隙間が生じない。従って、隙間が生じて操作レバーが若干左右にぶれ動く、という事態を、より確実に防止できる。
この場合、ロック機構によるロックを解除状態にすると、カム機構は軸方向に収縮可能となり、このとき、ばねにより、操作レバーに対して第2カムプレートを引き寄せるように軸方向に付勢するので、軸方向に拡がっていたカム機構は収縮し、第2カムプレートとフリクションプレートとの間に隙間ができる。これにより、ステアリングコラムについて、チルト/テレスコの位置調整動作を容易に行うことができる状態となる。
この場合、クリップ状の形状により、取り付けが容易である。
《第1実施形態》
図1は第1実施形態に係るステアリング装置の側面図であり、図2はこのステアリング装置の平面図である。なお、図示しているのはステアリング装置の一部であり、ステアリングコラムのロックに関する構造部分である。また、以下の説明において、ステアリング装置を操作する運転者を基準とした前後、上下及び左右を、方向を示す用語として使用する。
図3に示している操作レバー22は、基部がボルト21の中心線C2に直交する方向に延びている形状であり、中間部は基部から折れ曲がって左方向に延びている形状であり、その先部に運転者が握る部分22cが設けられている。
この挟み部45を形成するために、ストッパー24は板状の部材であるが、図4に示しているように、第1固定部41と挟み部45(第2固定部42)との間の中間部46で折れ曲がっており、第1固定部41と挟み部45(第2固定部42)とは、同一面上に存在しておらず、段差が設けられて平行となる配置にある。
また、ストッパー24は、板状であるが、曲げに対して剛性の高い材質からなり(鋼製であり)、曲げ力が作用してもこれに抗することができ、変形(撓み)は極めて小さい。
このため、図6に示している従来例の場合では、ボルト85の頭部86とストッパー91の穴とが外れやすくなり、外れてしまうと、ボルト85と操作レバー92とを連動させることができなくなる。
このため、ボルト21の頭部25に嵌合しているストッパー24の嵌合穴43と、当該ボルト21の頭部25とが左右方向に外れることを防止することができ、操作レバー22を回動操作すると、この操作レバー22にボルト21が連動して正確に一体回動することができる。この結果、図3で説明したように、ボルト21の中間部にカム部材34が設けられているが、解除状態からロック状態へと復帰させるために、操作レバー22を回動操作してボルト21を回動させた際に、このカム部材34も一体回動することができ、内筒12を押さえる機能を確実に発揮させることができる。
また従来(図6)、ボルト85の頭部86に六角穴(図示せず)を形成する場合がある。この場合、六角穴を形成することによりボルト85の頭部86に残留応力が生じ、また、頭部86の基部の肉厚が薄くなることから強度不足となるおそれがあり、また、製造が困難となる。しかし、本実施形態では、シャフト20をフランジ付き六角ボルト21としているように、規格品を採用することでシャフト20の製造を容易にし、コストダウンを図ることができる。
このように、シャフト20を規格品とすることで、コストダウンを図ることができるが、これ以外として、シャフト20は、六角ボルトの頭部25に円環板状のフランジ部26を溶接によって固定したものであってもよい。
図7は、第2実施形態に係るステアリング装置における、カム機構、ストッパー及びその周囲の説明図である。第1実施形態における図4との違いは、規制部が、ストッパー24とフランジ部26との間に、弾性体60を挟み込んで圧縮した構造となる点である。圧縮により、弾性体60とストッパー24との間、及び、弾性体60とフランジ部26との間は、それぞれ、いわゆる負隙間の状態となる。弾性体60は、六角ボルト21の頭部外周を一周するリング状であり、フランジ部26に重ねられた状態からストッパー24を取り付けることにより圧縮される。材質は、例えば硬質のゴムやナイロンである。
また、図7では、弾性体60は、フランジ部26と、これを押さえるストッパー24との間に装着したが、これに代えて、フランジ部26と操作レバー22との間に設けることも可能である。
図8〜図13は、第3実施形態に係るステアリング装置の要部構造を示すものである。まず、図8は、ばね61の斜視図である。規制部として、この、ばね61を用いる以外は、第1実施形態の構成と基本的に同じである。ばね61は、薄いばね鋼板を図示のようなクリップ状の形状にしたものであり、平板状の基部61aから両側で折り曲げられ、手前側のばね端部を成す細長い一対のばね片61bと、向こう側のばね端部を成す一対のばね片61cとを有している。手前側のばね片61bは全体として係合部を成し、向こう側のばね片61cにおいては途中に形成された突起部61c1が係合部を成す。なお、図示の状態は、ばね61の自由な状態ではなく、ばね力に抗して、向こう側のばね片61cを、手前側のばね片61bと平行になるように拡げた状態である。
なお、上記とは別に、ばね片61bは、フランジ部26とストッパー24との間に挟み込むことも可能である。
図14は、第4実施形態のステアリング装置における、ばね61の形状を示す斜視図である。また、図15は、このばね61を取り付けた状態でのカム機構23周辺の斜視図である。なお、規制部としてのばね61の形状が異なる以外は、第3実施形態と同様の構成である。
本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の構成と均等な意味、及び、範囲内での全ての変更が含まれる。
Claims (5)
- ステアリングコラムと、
車体側に固定され、前記ステアリングコラムを移動可能に挟み込む左右側壁を有する固定ブラケットと、
前記ステアリングコラムを前記左右側壁で締め付けて移動を規制するロック状態と、締め付けを開放して移動を許容する解除状態とを択一的に選択可能なロック機構と、を備えたステアリング装置であって、前記ロック機構は、
前記左右側壁及び前記ステアリングコラムを貫通し、軸方向の引っ張り力が加えられるとその反力により前記左右側壁に締め付け力を生じさせるシャフトと、
前記シャフトが一方向に回動すると、軸方向に拡がって前記引っ張り力を生じさせ、前記シャフトが他方向に回動すると、軸方向に収縮可能となって前記引っ張り力を解くカム機構と、
前記シャフトを回動させるための操作レバーと、
前記シャフトの端部に対する前記操作レバーの左右への動きを規制する規制部と、
を備えていることを特徴とするステアリング装置。 - 前記規制部は、前記シャフトの前記端部に形成された頭部よりも径方向に拡大し、かつ、前記操作レバーの側面に沿わせたフランジ部と、前記頭部に配置され、前記操作レバーと前記シャフトとを回り止めした状態で係合するストッパーとを有し、
前記操作レバーの前記側面と前記ストッパーの側面との間に、前記フランジ部を挟み込むことにより前記操作レバーの左右の動きを規制する請求項1記載のステアリング装置。 - 前記規制部は、前記ストッパーの側面と前記操作レバーの前記側面との間に、弾性体を重ねた状態の前記フランジ部を挟み込んでいる請求項2記載のステアリング装置。
- 前記カム機構は、前記操作レバーと一体に回動する第1カムプレートと、前記左右側壁に取り付けられ回動不能で軸方向には移動可能な第2カムプレートとを有し、
前記規制部は、前記操作レバーに対して前記第2カムプレートを引き寄せるように軸方向に付勢するばねである求項1〜3のいずれか1項に記載のステアリング装置。 - 前記ばねは、一方の係合部が前記操作レバーに係合し、他方の係合部が前記第2カムプレートに係合しているクリップ状の形状である請求項4記載のステアリング装置。
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