JP4791985B2 - ステアリングコラム装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリングコラム装置に関し、車体に結合された一対のサイドブラケットの間にステアリングシャフトを支持するためのジャケットを挟持する構造を改良したものである。
自動車の操舵機構には、ステアリングホィールの回転を操舵車輪に伝達するためのステアリングコラム装置が設けられている。ステアリングコラム装置としては、特許文献1に開示されたものが知られている。
このステアリングコラム装置は、アウタジャケットであって該アウタジャケットの軸方向の相互に離れた位置に2組のフランジ部を設ける一方、該2組のフランジ部を同時に挟持する一対のブラケット部を車体に設け、該一対のブラケット部の一方に結合されて他方を貫通するテンション部材を設け、該テンション部材の先端には該テンション部材に対して前記一対のブラケット部の他方を一方へ向かって押圧するカム機構を設けて構成されている。そして、前記テンション部材は、軸方向の2組のフランジ部の間に配置されており、アウタジャケットを囲繞する囲繞部と、該囲繞部に一端が固着された軸部とによって構成されている。
操作レバーを操作してカム機構により他方のブラケットを一方のブラケットへ向かって押圧すると、一対のブラケットによりアウタジャケットが押圧されてロックされ、押圧を解除するとアウタジャケットがロック解除される。
特開2005−14886号公報
ところが、アウタジャケットの軸方向において、アウタジャケットを挟持する2つの挟持位置とは異なる位置であって2つの挟持位置の間にテンション部材が別個に設けられているため、部品数が多く、しかも組み付けるのに困難が伴う。
そこで本発明は、上記の課題を解決したステアリングコラム装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、操舵車輪に連結されるロアシャフトと該ロアシャフトに対して一端側が軸方向へ相対的に移動自在でかつ他端側にステアリングホィールを有するアッパシャフトとにより構成されるステアリングシャフトと、前記ロアシャフトを回転自在に支持すると共に車体に支持されたロアジャケットと、前記アッパシャフトを回転自在に支持すると共に前記ロアジャケットの上部に軸方向へ摺動自在に重合して内筒部と外筒部とからなる重合部を構成するアッパジャケットと、前記外筒部を挟持するように下方へ向かって突出する状態で車体に支持された一対のサイドブラケットと、該一対のサイドブラケットの夫々の内側に設けられ前記外筒部を保持する一対の保持部材と、該一対の保持部材に形成した孔と前記一対のサイドブラケットに形成したチルト長孔とを貫通するテンション部材と、該テンション部材の一端側に設けられ該テンション部材を介して前記一対のサイドブラケットを相互に接近させて前記一対の保持部材を押圧してロックあるいはロック解除するための押圧手段とを備えたステアリングコラム装置において、前記テンション部材は、前記押圧手段側の一方の保持部材と一方のサイドブラケットとの間にフリーな状態で配置された連結部材と、反押圧手段側の他方のサイドブラケットに形成された上下一対の前記チルト長孔と前記一対の保持部材の夫々に形成された上下一対の前記孔とに挿通されて前記連結部材に結合され前記外筒部を上下から挟む一対の引張軸と、一方のサイドブラケットに形成された単一の前記チルト長孔に挿通され一端が前記連結部材に結合されたロック軸とを有し、該ロック軸の他端と前記一方のサイドブラケットとの間に、前記押圧手段が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、押圧手段を操作すると、ロック軸の挿通された一方のサイドブラケットが他方のサイドブラケットへ向かって押圧されると共に、テンション部材を介して他方のサイドブラケットが一方のサイドブラケットへ向かって押圧される。このため、一対のサイドブラケットの間隔が狭くなり、一対のサイドブラケットの内面が一対の保持部材に圧接され一対のサイドブラケットに対して一対の保持部材の位置が保持されてロックされる。押圧手段による押圧を緩めることにより、外筒部と共に一対の保持部材,連結部材,ロック軸,一対の引張軸をチルト長孔に沿って移動させることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のステアリングコラム装置において、前記アッパジャケットに前記外筒部を設けると共に、前記一対の引張軸が貫通する前記一対の保持部材の孔として前記アッパジャケットの軸方向に沿って長いテレスコ長孔を形成し、前記一対の保持部材および前記アッパジャケットを前記一対の引張軸に対して移動可能にしたことを特徴とする。
この発明によれば、押圧手段による押圧を緩めることにより、アッパブラケットと共に一対の保持部材を、一対の引張軸に対してテレスコ長孔を設けた部分が移動できる範囲で移動させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載のステアリングコラム装置において、前記一対の保持部材の一方は前記重合部を構成する前記外筒部に当接し、他方は前記外筒部に形成した挿通用スリットを介して前記内筒部に当接していることを特徴とする。
この発明によれば、前記外筒部が一対の保持部材により保持された状態では、保持部材の一方に押圧される外筒部の内周面と他方に押圧される内筒部の外周面とが相互に押圧されて両者間の摩擦係数が大きくなり、アッパジャケットとロアジャケットとの間の軸方向移動が阻止される。
請求項4に係る発明は、請求項1または2に記載のステアリングコラム装置において、前記一対の保持部材を前記外筒部と一体に形成すると共に、前記重合部を構成する外筒部の円周上に縮径用スリットが形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、前記一対の保持部材が前記一対のサイドブラケットにより保持された状態では、外筒部が縮径用スリットの存在により縮径され、外筒部の内周面が内筒部の外周面に押圧される。従って、外筒部と内筒部との間の摩擦係数が大きくなり、アッパジャケットとロアジャケットとの間の軸方向移動が阻止される
請求項1に係るステアリングコラム装置によれば、押圧手段側の一方のサイドブラケットと一方の保持部材との間に連結部材をフリーな状態で配置すると共に、他方のサイドブラケットの外側から一対の引張軸を他方のサイドブラケットおよび一対の保持部材を貫通させて連結部材に結合させたので、前記外筒部を保持する一対の保持部材と連結部材とを一対のサイドブラケットの間に配置した状態で、一対の引張軸をサイドブラケットの外側から組み付けることができ、従来のステアリング装置に比べて部品点数を削減できると共に、組み付けの際の作業性を向上させることができる。
請求項2に係るステアリングコラム装置によれば、押圧手段による押圧を緩めることにより、アッパブラケットと共に一対の保持部材を一対の引張軸に対してテレスコ長孔が移動できる範囲で移動させることができる。
請求項3に係るステアリングコラム装置によれば、前記外筒部が一対の保持部材により保持された状態では、保持部材の一方に押圧される外筒部の内周面と他方に押圧される内筒部の外周面とが相互に押圧されて両者間の摩擦係数が大きくなり、アッパジャケットとロアジャケットとの間の軸方向移動が阻止される。
請求項4に係るステアリングコラム装置によれば、前記外筒部が一対の保持部材により保持された状態では、一対の保持部材の間で押圧された外筒部が縮径用スリットの存在により縮径され、外筒部の内周面が内筒部の外周面を押圧する。従って、外筒部と内筒部との間の摩擦係数が大きくなり、アッパジャケットとロアジャケットとの間の軸方向移動が阻止される。
以下、本発明によるステアリングコラム装置の実施の形態1,2を説明する。これらのステアリングコラム装置は、1つの操作レバーでチルト機構とテレスコ機構とを操作することができる。
(a)実施の形態1
まず、ステアリングコラム装置の実施の形態1を説明する。
図5に示すように、ステアリングシャフト5を覆うジャケット6が設けられ、該ジャケット6はアッパブラケット13とロアブラケット11との2箇所で車体に支持されている。前記ステアリングシャフト5は、中空のアッパシャフト5aと、該アッパシャフト5aの下部に図1に示すスプライン結合部を介して軸方向へスライド自在に結合された中実のロアシャフト5bとから構成されている。アッパシャフト5aの上部には図示しないステアリングホィールが取り付けられる一方、ロアシャフト5bの下部は図示しない操舵車輪に連結されている。
前記ジャケット6は、ロアジャケット6bと、該ロアジャケット6bの上部を覆うように設けられたアッパジャケット6aとから構成されている。つまり、ロアジャケット6bの上部にアッパジャケット6aが摺動自在に重合し、内筒部と外筒部とからなる重合部33を構成している。図1に示すように、ロアジャケット6bにおける内筒部の円周方向4箇所には外側へ突出する突出部7が形成され、該突出部7のみがアッパジャケット6aの外筒部の内周面に当接している。
前記アッパシャフト5aは、図5のように上部に配置された軸受8aを介してアッパジャケット6aの内部に回転自在に支持されている。一方、ロアシャフト5bは、軸受8dを介してロアジャケット6bの内部に回転自在に支持されている。そして、ロアジャケット6bの下部はロアブラケット11を介して上下方向へ揺動可能に支持されている。ロアブラケット11は、車体に結合された車体側ブラケット11aと、該車体側ブラケット11aに回動軸11cを介して回動自在に支持されると共にロアジャケット6bに結合されたジャケット側ブラケット11bとにより構成されている。そして、アッパジャケット6aの上端近傍には、コンビネーションスイッチを装着するためのブラケット44が装着されている。
図示しないステアリングホイールをシャフト5およびジャケット6と共に上下方向にチルトさせたり、軸方向にテレスコさせることができるように、チルト・テレスコ機構12が設けられている。以下、詳細に説明する。
前記アッパブラケット13は、図1に示すように水平方向へ伸びる本体側ブラケット13aと該本体側ブラケット13aの下に結合されたジャケット側ブラケット13bとによって構成されている。そして、本体側ブラケット13aが取付座15を介して車体に離脱可能に取り付けられている。即ち、以下のように構成されている。取付座15が、孔15aに挿通させた図示しないボルトを介して車体に結合されている。そして、該取付座15の周囲に形成したスライド溝15bの部分に本体側ブラケット13aの車体後方へ向かって開口するV字状溝の縁40の部分を車体前方から挿入した状態で本体側ブラケット13aの部分が車体に結合されている。
取付座15の下面には、前記ボルトを孔に挿通させることによりエネルギー吸収部材34の基端部が結合されている。図2,図5,図6に示すように、該エネルギー吸収部材34の先端の係合部34aがアッパブラケット13の図示しない切欠部に係合しており、二次衝突によりアッパブラケット13に車体の前方へ向かう過大な荷重が加わったときには、車体前方へ向かって移動するアッパブラケット13と共に該アッパブラケット13に結合された係合部34aが前方へ向かって移動し、エネルギー吸収部材34がガイドライン34bに沿って裂かれる。
前記ジャケット側ブラケット13bには、下方へ向かって略平行に突出する一対のサイドブラケット13cが一体形成されて逆U字形になっている。そして、下方へ長く伸びるサイドブラケット13cと、車体の左右方向へ水平に伸びる前記本体側ブラケット13aとが、車体前側で左右方向へ鉛直に伸びる連結板13dにより結合されている。そして、一対のサイドブラケット13cの間には、アッパジャケット6aとロアジャケット6bとが重合する重合部33の外筒部であるアッパジャケット6aの下部が配置されている。
即ち、以下のように構成されている。前記一対のサイドブラケット13cの夫々の内側面に一側面が当接すると共にアッパジャケット6aの外周面に他側面が当接する一対の保持部材27,28が配置されている。図3に示すように保持部材27,28はブロック体であり、その対向面側にはアッパジャケット6aの外周面に沿うように円弧面27a,28aが形成され、反対向面側にはサイドブラケット13cとの当接が上下で行われるように凹部27b,28bが形成されている。また、アッパジャケット6aの両側には正方形の位置決め孔6cが夫々形成され、該位置決め孔6cに嵌合する位置決め凸部27c,28cが円弧面27a,28aの中央部に形成されている。そして、ロックした状態ではアッパジャケット6aとロアジャケット6bとの間にガタが生じないように、保持部材28の円弧面28aにはアッパジャケット6aの外周面に直接に当接する支持部28eが前後の上下に4箇所形成されており、保持部材27にはアッパジャケット6aに形成した4つの挿通用スリット6dを介してロアジャケット6bの外周面に当接する押圧部27hが前後の上下に4箇所形成されている。
アッパジャケット6aの軸方向において、これらの一対の保持部材27,28と同じ位置に、一対の保持部材27,28を貫通するようにしてテンション部材が設けられている。該テンション部材は、一対のボルト36と連結部材38とロックボルト17とによって構成されている。即ち、以下のように構成されている。図1に示すように、後述するカム機構22が設けられる側である一方の保持部材27と一方のサイドブラケット13cとの間には、連結部材38が設けられている。該連結部材38は、図1に示すように一方の保持部材27に形成された凹部27eに左右方向に十分な隙間が形成されてフリーな状態で収容されている。そして、保持部材27,28におけるアッパジャケット6aを挟む上下位置には、アッパジャケット6aの軸心に沿ってテレスコ長孔27d,28dが形成され、該テレスコ長孔27d,28dには引張軸としての一対のボルト36が他方のサイドブラケット13cの外側から挿通され、該ボルト36の先端は前記連結部材38にねじ込まれている。他方のサイドブラケット13cの上下位置には前記回動軸11cを中心とする円弧に沿って一対のチルト長孔16aが形成されており、夫々のチルト長孔16aに前記ボルト36の頭部近傍が挿通されている。一方、一方のサイドブラケット13cには単一のチルト長孔16bが形成され、該チルト長孔16bに挿通されたロック軸としてのロックボルト17の一端が前記連結部材38にねじ込まれている。
ロックボルト17の他端と一方のサイドブラケット13cとの間には、一方のサイドブラケット13cを他方のサイドブラケット13cへ向かって押圧すると共に、テンション部材を介して他方のサイドブラケット13cを一方のサイドブラケット13cへ向かって押圧することにより、アッパジャケット6aを挟んでロックあるいはロック解除する押圧手段としてのカム機構22が設けられている。該カム機構22は、中央に前記ロックボルト17を挿通させるための挿通孔が形成された固定カム20と可動カム23とから構成されている。
前記固定カム20の図1中の左面である可動カム23との対向面には、円周方向に沿って低部と高部とこれらの低部と高部とを滑らかに繋ぐ斜面とが交互に複数組形成されている。そして、固定カム20の右側には筒部20aが形成されている。該筒部20aの外周面は四角形に形成されており、この四角形の部分がチルト長孔16bの内部に入り込んで固定カム20の回転が拘束されている。この筒部20aの先端と連結部材38との間には隙間が形成されている。
一方、可動カム23の右面である固定カム20との対向面には、固定カム20の低部,斜面,高部に対して摺動する突出部が円周方向に沿って複数組形成されている。図3に示すように、可動カム23における左側の軸芯位置には凸部23aが形成され、該凸部23aは操作レバー21に形成された軸孔21aに異形嵌合により一体回転可能に固定されている。可動カム23,固定カム20の内部には前記ロックボルト17が挿通されており、前記操作レバー21とロックボルト17とを結合するため、ロックボルト17の頭部17aの外周部にはセレーションが形成され、該セレーションを介してロックボルト17の頭部17aに結合プレート25の一端が嵌合されている。該結合プレート25の他端は、ボルト26を介して操作レバー21に結合されている。つまり、操作レバー21とロックボルト17と可動カム23とが一体に結合されている。
一方のサイドブラケット13cと一方の保持部材27との間の摩擦保持力を大きくしてロック時にアッパジャケット6aが容易にテレスコ方向へ移動しないようにするため、以下の構成が採用されている。可動カム23と一方のサイドブラケット13cとの間には、3枚の摩擦板9が設けられており、該摩擦板9間および摩擦板9とサイドブラケット13cとの間には3枚の平座金14が設けられている。夫々の摩擦板9は図3に示すように保持部材27の長さと略対応した長さに成形され、摩擦板9にも前記テレスコ長孔27dと対応したテレスコ長孔9aが形成されている。そして、保持部材27および摩擦板9には、車体前方へ向かって突出する突出部27f,9bが形成され、該突出部27fと突出部9bとが、突出部27fに形成された連結軸19を突出部9bに形成した孔9cに挿通させることによって連結されている。摩擦板9のテレスコ長孔9aおよび平座金14には、前記固定カム20の筒部20aの部分が挿通されている。
チルト・テレスコ調整するためロック解除した時に、ジャケット6がその重量によって下がらないように保持する保持バネ29が設けられている。この保持バネ29は、図4に示すように、左右の渦巻き部29aと、該渦巻き部29aどうしの間に形成され下方のボルト36の部分を下から支持するU字形状の保持部29bと、前記渦巻き部29aの近傍の両端部29c(図2に示す)とから構成されている。図1に示すように、鉛直に左右方向へ伸びる前記連結板13dにばね掛け孔13eが形成され、該ばね掛け孔13eに保持バネ29の前記両端部29cが係合している。
このほか、二次衝突により図示しないステアリングホィールに衝撃が加わったときに、ステアリングホィールが上動すると同時にロックボルト17,ボルト36がチルト長孔16a〜16cに沿って上昇するのを防止するため、跳ね上がり防止機構4が設けられている。該跳ね上がり防止機構4の構成を以下に説明する。図5,図6に示すように、前記固定カム20の外周部には、斜め上向きの30度ノコギリ歯状のツース20bが複数形成されている。そして、このツース20bと噛み合うロック部材24が設けられている。該ロック部材24は、一方のサイドブラケット13cの外面に立設された軸42を介して回動自在に設けられている。該ロック部材24は、図3に示すように、一方のサイドブラケット13cと略平行な面を有するロック部24bと、該ロック部24bと直角な補強部24cとからなる断面L字形に形成されている。そして、該ロック部24bの端面に、斜め下向きの30度ノコギリ歯状のツース24aが形成されている。ロック部材24のツース24aを前記ツース20bへ向かって付勢するため、軸42を囲繞するばね30が設けられている。該ばね30の一端は、図1,図5,図6に示すように本体側ブラケット13aの下面に当接し、他端はロック部材24の補強部24cのばね掛け孔24dに掛けられている。なお、軸42には、抜け止め用のEリング35が装着されている。そして、図5,図6に示すように、操作レバー21を操作してロック解除した際に、前記ロック部材24を押圧してツース24aをツース20bから離すため、操作レバー21の基端部には、ロック解除部21bが突出形成されている。
次に作用を説明する。
図1において、操作レバー21を回動操作することにより可動カム23の突起部を固定カム20の高部に位置させると、固定カム20およびテンション部材の作用によって、一対のサイドブラケット13cが相互に接近する方向へ移動して一対の保持部材を押圧し、保持部材27と保持部材28とが相互に接近してアッパジャケット6aおよびロアジャケット6bを圧縮することから、図5のロック状態となる。
一方、操作レバー21を回動操作することにより可動カム23の突起部を固定カム20の低部に位置させると、一方のサイドブラケット13cを他方のサイドブラケット13cへ向かって押圧する力が解除され、アッパジャケット6aを圧縮する力が解除されることから、図6のようにチルト調整を行ったり、テレスコ調整を行ったりすることが可能となる。
図6のようにアッパジャケット6aが開放された状態でチルト調整する場合は、ステアリングホィール4を上下方向へ操作することにより行う。このとき、アッパジャケット6aが一対の保持部材27,28と共に一対のサイドブラケット13cの間で上下方向へ移動し、ロックボルト17と一対のボルト36とがチルト長孔16a〜16cの内部で移動することから、ステアリングシャフト5,ジャケット6は回動軸11cを中心として揺動する。
一方、図6のようにジャケット6が開放された状態でテレスコ調整する場合は、ステアリングホィール4を軸方向へ移動させることにより行う。このとき、アッパジャケット6aは一対の保持部材27,28と共に一対のサイドブラケット13cの間で軸方向へ移動し、ボルト36の挿通されたテレスコ長孔27d,28dの部分が、動かないボルト36に対して相対的に軸方向へ移動する。
図6のように操作レバー21を時計方向へ回動操作してロック解除を行った際には、操作レバー21の基端部に形成されたロック解除部21bがロック部材24をばね30の付勢力に抗して時計方向へ押圧するので、ツース24aがツース20bから離れる。従って、ロック解除状態で、ジャケット6を一対の保持部材27,28およびロック軸17,カム機構22と共に上下方向へ移動させてチルト調整を行なう際に、固定カム20のツース20bがロック部材24のツース24aと干渉することはない。一方、図5のように操作レバー21を反時計方向へ回動操作してロックを行った際には、ロック解除部21bがロック部材24を開放するので、ばね30の付勢力によりロック部材24は軸42を中心として反時計方向へ回動し、ツース24aがツース20bに噛み合う。通常の走行状態ではツース24aがツース20bに噛み合ってロックされているので、運転者が図示しないステアリングホィールに二次衝突してロックボルト17,ボルト36がチルト長孔16a〜16cに沿って上昇しようとしても、ロック部材24の存在により上昇が阻止される。また、斜め上向きの30度ノコギリ歯状のツース20bと、斜め下向きの30度ノコギリ歯状のツース24aとの組み合わせにしたので、噛み合いが不完全であっても、ロックボルト17,ボルト36が上昇する際には両者が噛み合い、確実にロックされる。
この発明によれば、カム機構22による押圧を緩めることにより、アッパブラケット6aと共に一対の保持部材27,28を、一対のボルトに対してテレスコ長孔27d,28dが移動できる範囲で移動させることができる。
この発明によれば、外筒部が一対の保持部材27,28により保持された状態では、保持部材の27,28一方に押圧される外筒部の内周面と他方に押圧される内筒部の外周面とが相互に押圧されて両者間の摩擦係数が大きくなり、アッパジャケット6aとロアジャケット6bとの間のガタが抑えられる。
(b)実施の形態2
次に、ステアリングコラム装置の実施の形態2を説明する。なお、実施の形態2は実施の形態1の一部を変更したものなので、実施の形態1と異なる部分のみを説明する。
図7(b)に示すように、実施の形態1とは逆であって、アッパジャケット6aとロアジャケット6bとの重合部では、図の下方のロアジャケット6bの内部に上方のアッパジャケット6aが移動可能に収容され、図の下方の外筒部であるロアジャケット6bの外周面を覆うようにして保持部材27,28がロアジャケット6bと一体形成されている。保持部材27,28がロアジャケット6bを半径方向へ押圧したときに、ロアジャケット6bが縮径してアッパジャケット6aの上端部と密着することにより両者間のガタがなくなり、軸方向への移動が阻止されるように、図7(a)に示すようにロアジャケット6bの外筒部であって相互に180度離れた上下位置には、一対の縮径用スリット6eが形成されている。
図7(a)に示すように、実施の形態1の凹部27eに対応する構成として、保持部材27には連結部材38が左右方向へ移動可能なように上下方向に開口した溝状の凹部27eが形成されており、保持部材27は図7(b)に示すように横断面が略コの字形状に形成され、カム機構22による一方のサイドブラケット13cの右方への移動により、サイドブラケット13cから押圧力を受ける被押圧部27iが凹部27eの両側である図中の上下位置に形成されている。これにより、実施の形態1と同様に連結部材38は一方の保持部材27に形成された凹部27eに左右方向の十分な隙間を有してフリーな状態で収容されている。
実施の形態1では保持部材27,28が別体に構成され、アッパジャケット6aの外筒部が保持部材27,28と共にテレスコ移動する構成であったが、この実施の形態では、ロアジャケット6bの外筒部が保持部材27,28と一体に形成されているため、ロアジャケット6bおよび保持部材27,28はサイドブラケット13cに対してテレスコ方向へ移動する必要がなく、そのために保持部材27,28のボルト36が貫通する孔は、実施の形態1とは異なって単なる丸孔27g,28gとなっている。そして、アッパジャケット6aがロアジャケット6bに対して回転しないようにすると共に、アッパジャケット6aの軸方向への移動をガイドするため、アッパジャケット6aの側面には軸方向に沿ってガイド長孔6fが形成され、該ガイド長孔6fには保持部材28の外側に形成した凹部28eから中心部へ向かってねじ孔28fが形成され、該ねじ孔28fにねじ込まれたガイドねじ32の先端がガイド長孔6fに入り込んでいる。
このほか、実施の形態1のロックボルト17に代えて、連結部材38と一体形成したロックボルト17が設けられている。そして、該ロックボルト17の先端部にはナット17bがねじ込まれ、該ナット17bの緩みを防止するためにナット17bの外周に結合プレート25が嵌合され、該結合プレート25は操作レバー21に結合されている。そして、サイドブラケット13c,13cに対して保持部材27,28がテレスコ方向へ移動しない構成なので、カム機構22と一方のサイドブラケット13cとの間に設けられて摩擦保持力を大きくするための摩擦板9および平座金14は設けられていない。
次に、斯かるステアリングコラム装置の作用を説明する。チルト・テレスコ機構12のチルト側のロックあるいはロック解除の作用は実施の形態1の場合と同じであるが、テレスコ側のロックあるいはロック解除の作用は、実施の形態1の場合とは異なる。そのため、テレスコ側のロックあるいはロック解除の作用について説明する。チルト・テレスコ機構12をロック解除した状態では、ロック解除により一対のサイドブラケット13cの間隔が広がることによりロアジャケット6bの外筒部はアッパジャケット6aの内筒部の外周面を押圧しなくなるので、図示しないステアリングホィールをアッパジャケット6aと共に軸方向に沿って移動させることができる。このとき、ガイド長孔6fの部分がガイドねじ32の先端に案内されるので、ロアジャケット6bに対してアッパジャケット6aは回転することなく移動する。そして、チルト・テレスコ機構12をロックした場合は、一対のサイドブラケット13cの間隔が小さくなることにより、スリット6eを有するロアジャケット6bの外筒部に一体成形した保持部材27,28によりアッパジャケット6aの内筒部が両側から締め付けられるため、アッパジャケット6aが軸方向へ移動しないように拘束される。
この発明によれば、一対の保持部材27,28がロアジャケット6bの外筒部と一体に形成されており、一対のサイドブラケット13cにより押圧された外筒部が縮径用スリット6eの存在により縮径され、該外筒部の内周面が内筒部の外周面に押圧される。従って、外筒部と内筒部との間の摩擦係数が大きくなり、ロアジャケット6bに対するアッパジャケット6aの軸方向移動が阻止される。
その他の構成作用は実施の形態1と同じなので、説明を省略する。
なお、本実施の形態では、チルト機構とテレスコ機構との双方を有するステアリングコラム装置に本発明を適用したものであるが、チルト機構のみを有するステアリングコラム装置に本発明を適用することもできる。また、実施の形態1において、アッパジャケットの外筒部に実施の形態2の縮径用スリットを設けた構成を採用してもよく、実施の形態2において、実施の形態1のように外筒部の外周面を押圧しかつ挿通用スリットを介して内筒部の外周面を押圧する構成を採用してもよい。更に、押圧手段としてカム機構を設けたが、カム機構とは異なる構成の押圧手段を設けてもよい。
ステアリングコラム装置の要部断面図(実施の形態1)。 ステアリングコラム装置の要部を示す右側の面図(実施の形態1)。 ステアリングコラム装置の分解斜視図(実施の形態1)。 ステアリングコラム装置の平面図(実施の形態1)。 ステアリングコラム装置のロック時の正面図(実施の形態1)。 ステアリングコラム装置のロック解除時の正面図(実施の形態1)。 ステアリングコラム装置に係り、(a)は要部断面図、(b)は(a)の底面図(実施の形態2)。
符号の説明
5…ステアリングシャフト
5a…アッパシャフト
5b…ロアシャフト
6…ジャケット
6a…アッパジャケット
6b…ロアジャケット
6e…縮径用スリット
13c…サイドブラケット
16a,16b…チルト長孔
17…ロックボルト(ロック軸)
22…カム機構(押圧手段)
27,28…保持部材
27h…押圧部
36…ボルト(引張軸)
38…連結部材
33…重合部

Claims (4)

  1. 操舵車輪に連結されるロアシャフトと該ロアシャフトに対して一端側が軸方向へ相対的に移動自在でかつ他端側にステアリングホィールを有するアッパシャフトとにより構成されるステアリングシャフトと、前記ロアシャフトを回転自在に支持すると共に車体に支持されたロアジャケットと、前記アッパシャフトを回転自在に支持すると共に前記ロアジャケットの上部に軸方向へ摺動自在に重合して内筒部と外筒部とからなる重合部を構成するアッパジャケットと、前記外筒部を挟持するように下方へ向かって突出する状態で車体に支持された一対のサイドブラケットと、該一対のサイドブラケットの夫々の内側に設けられ前記外筒部を保持する一対の保持部材と、該一対の保持部材に形成した孔と前記一対のサイドブラケットに形成したチルト長孔とを貫通するテンション部材と、該テンション部材の一端側に設けられ該テンション部材を介して前記一対のサイドブラケットを相互に接近させて前記一対の保持部材を押圧してロックあるいはロック解除するための押圧手段とを備えたステアリングコラム装置において、
    前記テンション部材は、前記押圧手段側の一方の保持部材と一方のサイドブラケットとの間にフリーな状態で配置された連結部材と、反押圧手段側の他方のサイドブラケットに形成された上下一対の前記チルト長孔と前記一対の保持部材の夫々に形成された上下一対の前記孔とに挿通されて前記連結部材に結合され前記外筒部を上下から挟む一対の引張軸と、一方のサイドブラケットに形成された単一の前記チルト長孔に挿通され一端が前記連結部材に結合されたロック軸とを有し、
    該ロック軸の他端と前記一方のサイドブラケットとの間に、前記押圧手段が設けられていることを特徴とするステアリングコラム装置。
  2. 請求項1に記載のステアリングコラム装置において、
    前記アッパジャケットに前記外筒部を設けると共に、
    前記一対の引張軸が貫通する前記一対の保持部材の孔として前記アッパジャケットの軸方向に沿って長いテレスコ長孔を形成し、前記一対の保持部材および前記アッパジャケットを前記一対の引張軸に対して移動可能にしたことを特徴とするステアリングコラム装置。
  3. 請求項1または2に記載のステアリングコラム装置において、
    前記一対の保持部材の一方は前記重合部を構成する前記外筒部に当接し、他方は前記外筒部に形成した挿通用スリットを介して前記内筒部に当接していることを特徴とするステアリングコラム装置。
  4. 請求項1または2に記載のステアリングコラム装置において、
    前記一対の保持部材を前記外筒部と一体に形成すると共に、
    前記重合部を構成する外筒部の円周上に縮径用スリットが形成されていることを特徴とするステアリングコラム装置。
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