JPWO2013069340A1 - ステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

案内ブラケット61を案内ピン71で車体取付けブラケット21に対して固定すると、カプセル24、24の上面24c、24cが案内ブラケット61のフランジ部61b、61bの下面61c、61cに当接し、第1の係合部64、64と第2の係合部65、65がカプセル24、24に係合し、その結果、ボルト22で車体取付けブラケット21と案内ブラケット61を車体41に固定する前の状態でも、案内ピン71を中心にして案内ブラケット61が車体取付けブラケット21に対して回転したり、前後方向及び車幅方向に移動したりしない。

Description

本発明はステアリング装置、特に、二次衝突時にステアリングホイールが装着されたステアリングシャフトおよび該ステアリングシャフトを支持するステアリングコラムが車体前方側に移動して、衝撃荷重を吸収するようにしたステアリング装置に関する。
二次衝突時に、ステアリングホイールが装着されたステアリングシャフトおよび該ステアリングシャフトを支持するステアリングコラムが前方側に移動して衝撃荷重を吸収するようにした、例えば日本国特開2011−84133号公報および日本国特開2003−170837号公報に記載されたステアリング装置がある。このようなステアリング装置のステアリングコラムは、軸方向に摺動自在に結合されたアッパーコラムとロアーコラムとからなり、アッパーコラムは車体取付けブラケットを介して車体に支持されている。アッパーコラムが取付けられた車体取付けブラケットは、カプセルを介して車体に固定されるとともに、二次衝突時の所定の衝撃力でカプセルから離脱して、アッパーコラムとともに前方側に移動する。
また、二次衝突時に車体取付けブラケットが前方側に円滑に移動するようにするために、車体取付けブラケットの前方側への移動を案内するための案内ブラケットが車体に取付けられた構造のステアリング装置もある。案内ブラケットには、アッパーコラムの移動方向に平行に案内孔が形成され、車体取付けブラケットに固定された案内ピンが、案内孔に案内されて前方側の移動端まで移動する。このように案内ピンが案内孔に案内されることにより車体取付けブラケットが前方側に円滑に移動する。
このような、車体取付けブラケットの案内ピンが案内ブラケットの案内孔に案内される構造のステアリング装置は、例えば輸送中などのように、車体に取付ける前の状態では、案内ブラケットは車体取付けブラケットに1つの案内ピンで支持されているだけである。そのため、車体取付けブラケットに対する案内ブラケットの取付け位置が、当初は車体に取付け可能な位置に調整されていたとしても、輸送中の揺れ等によってずれてしまう。すなわち、案内ピンを中心にして案内ブラケットが車体取付けブラケットに対して回転してしまう。その結果、ステアリング装置を車体に取付ける際に再度案内ブラケットの位置調整が必要となり、取付け作業に時間が掛かるという不具合が生じる。
日本国特開2011−84133号公報に記載されたステアリング装置は、車体取付けブラケットを車体前方側の移動端まで案内する案内部材の後方側をカプセルに係合して、ステアリング装置の輸送中に、案内部材がカプセルから脱落したり、カプセルに対して位置がずれたりしてしまうことを防止している。しかし、日本国特開2011−84133号公報に記載されたステアリング装置は、案内部材が車体上下方向と車体前後方向からカプセルを挟持しているだけであるため、案内部材がカプセルに対して回転して、カプセルに対して案内部材の取付け位置が狂ってしまう恐れがある。
また、日本国特開2003−170837号公報に記載されたステアリング装置は、カプセルに複数の係合突起を形成して、ステアリング装置を車体に取付ける際に、車体取付けブラケットからカプセルが脱落しないようにしている。しかし、日本国特開2003−170837号公報に記載されたステアリング装置は、ステアリング装置を車体に取付ける時に、カプセル単体が車体取付けブラケットから脱落しないようにしたものであって、車体取付けブラケットに対して案内ブラケットの取付け位置が狂うのを防止する機能を有していない。
また、日本国特開2011−84133号公報および日本国特開2003−170837号公報に記載されたステアリング装置は、車体取付けブラケットに固定された案内ピンが、案内ブラケットの案内孔に案内されて前方側の移動端まで移動するようにしたステアリング装置に適用したものではない。
特開2011−84133号公報 特開2003−170837号公報
本発明は、車体取付けブラケットおよび案内ブラケットを車体に取付ける前の状態で、案内ピンを中心にして案内ブラケットが車体取付けブラケットに対して回転しないようにしたステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、本発明は、後端部にステアリングホイールを装着可能なステアリングシャフトと、内側に上記ステアリングシャフトを回転可能に支持し、二次衝突時に前方へ移動するステアリングコラムと、上記ステアリングコラムを支持し、二次衝突時にコラプスして上記ステアリングコラムとともに前方へ移動する車体取付けブラケットと、車体に固定され、上記車体取付けブラケットが取付けられて該車体取付けブラケットを車体に支持するとともに、二次衝突時に所定の衝撃エネルギーを吸収して上記車体取付けブラケットを車体から離脱させるための車幅方向に配置された一対のカプセルと、上記車体取付けブラケットに取付けられて上記車体に固定され、二次衝突時に車体に残存する固定ブラケットと、二次衝突時に上記車体取付けブラケットの上記移動を案内する案内機構とを備えたステアリング装置において、上記車体取付けブラケットに取付けられた上記固定ブラケットの、車体取付け前における上記車体取付けブラケットに対する変位を防止するための変位防止機構を備えたことを特徴とするステアリング装置である。
また、本発明の好ましい態様は、上記変位防止機構は、上記一対のカプセルのうち少なくとも一方のカプセルと、上記固定ブラケットに形成され上記少なくとも一方のカプセルに係合する係合部とであることが好ましいステアリング装置である。
また、本発明の好ましい態様は、上記案内機構は、上記車体取付けブラケットに固定して設けられた案内ピンと、上記固定ブラケットに形成され上記案内ピンを上記車体取付けブラケットの上記移動方向に摺動可能に係合する案内孔とからなり、上記固定ブラケットは上記案内孔に上記案内ピンが係合することで上記車体取付けブラケットに取付けられ、上記係合部は、上記少なくとも一方のカプセルに係合することで上記固定ブラケットの上記車体取付けブラケットに対する前後方向の変位と車幅方向の変位と上記案内ピンを中心とする回転方向の変位とを防止することが好ましいステアリング装置である。
また、本発明の好ましい態様は、上記係合部は、上記固定ブラケットの後方側端面の車幅方向両端近傍部からそれぞれ下方側に突出して形成され、対応する側の上記カプセルの後方側端面に係合する一対の第1の係合部と、上記固定ブラケットの車幅方向の両端面の後方側端部からそれぞれ下方側に突出して形成され、対応する側の上記カプセルの車幅方向側面に係合する側面係合部と上記カプセルの前方側端面に係合する前方側端面係合部とを有する一対の第2の係合部とを備えたことが好ましいステアリング装置である。
また、本発明の好ましい態様は、上記係合部は、上記固定ブラケットの後方側端面の車幅方向両端近傍部からそれぞれ下方側に突出して形成され、対応する側の上記カプセルの後方側端面に係合する一対の第1の係合部と、上記固定ブラケットの後方側端面の、上記一対の第1係合部よりも車幅方向で内側の部分からそれぞれ下方側に突出して形成され、対応する側の上記カプセルの車幅方向側面に係合する側面係合部と上記カプセルの前方側端面に係合する前方側端面係合部とを有する一対の第2の係合部とを備えたことが好ましいステアリング装置である。
また、本発明の好ましい態様は、上記係合部は、上記固定ブラケットの後方側端面の車幅方向両端近傍部からそれぞれ下方側に突出して形成され、対応する側の上記カプセルの後方側端面に係合する一対の第1の係合部と、上記固定ブラケットの後方側端面の、上記一対の第1係合部の何れか一方の第1係合部の近傍部から下方側に突出して形成され、対応する上記カプセルの車幅方向両側面に係合する側面係合部と上記カプセルの前方側端面に係合する前方側端面係合部とを有する一つの第2の係合部とを備えたことが好ましいステアリング装置である。
また、本発明の好ましい態様は、上記少なくとも一方のカプセルには、該カプセルの上側面よりも上方に突出した突出部が形成され、上記係合部は上記上方に突出した突出部と係合する孔であることが好ましいステアリング装置である。
また、本発明の好ましい態様は、上記係合部は、上記固定ブラケットの車幅方向両端近傍部の下側面のうち少なくとも一方の下側面に形成され、該下側面よりも下方に突出した突出部であり、上記カプセルには上記下方に突出した突出部が係合する孔が形成されていることが好ましいステアリング装置である。
また、本発明の好ましい態様は、上記下方に突出した突出部は円筒形状に形成され、該円筒形状の内側は上記固定ブラケットを車体に取付けるためのボルトが挿通されるボルト孔であり、 上記カプセルの孔は該カプセルを車体に取付けるためのボルトが挿通されるボルト孔であることが好ましいステアリング装置である。
また、本発明の好ましい態様は、上記固定ブラケットは一枚の板部材からなり、上記一対の第2の係合部は、上記板部材の車幅方向で両側となる端面の後方側端部からそれぞれ下方に延びる下方側延長部と、上記下方側延長部の下端から対応する側の上記カプセルの車幅方向側面に沿って前方側に延びる上記側面係合部と、上記側面係合部の前方側端部から直角に折れ曲がり、車幅方向内側に延びる上記前方側端面係合部とからなることが好ましいステアリング装置である。
また、本発明の好ましい態様は、上記各カプセルの後方側端面と下面との間には、面取り部が形成されていることが好ましいステアリング装置である。
本発明によれば、車体取付けブラケットおよび案内ブラケットを車体に固定する前の状態でも、案内ピンを中心にして案内ブラケットが車体取付けブラケットに対して回転しないため、車体取付けブラケットに対して案内ブラケットの取付け位置が狂うことはない。その結果、車体取付けブラケットおよび案内ブラケットを車体に固定する作業を円滑に行うことが可能となる。
図1は本発明のステアリング装置の全体を示す斜視図である。 図2は本発明の第1実施形態に係るステアリング装置の要部を側方側から見た側面図である。 図3は図2の平面図である。 図4は図2の下面図である。 図5は図2のV−V拡大断面図である。 図6は図2のVI−VI拡大断面図であり、下方側の一部を省略した断面図である。 図7は図5のP部拡大断面図である。 図8は本発明の第1実施形態に係るステアリング装置の要部を示す斜視図であり、後方側の右上部から見た斜視図である。 図9は図8の車体取付けブラケットと案内ブラケットとを分解した分解斜視図である。 図10は図9の車体取付けブラケットおよび案内ブラケット近傍の拡大分解斜視図である。 図11は図10の案内ブラケット単体を示す拡大斜視図である。 図12Aは本発明の第1実施形態のカプセル単体を示す正面図、図12Bは図12Aの平面図、図12Cは図12Aの下面図、図12Dは図12Bの右側面図である。 図13Aは本発明の第1実施形態の案内ブラケットとカプセルとの係合状態を示す下面図、図13Bは図13AのQ矢視図、図13Cはカプセルを係合させる前の案内ブラケットを示すQ矢視図である。 図14Aは本発明の第2実施形態の案内ブラケットとカプセルとの係合状態を示す下面図、図14Bは図14AのR矢視図である。 図15は本発明の第3実施形態の案内ブラケットの斜視図である。 図16Aは第3実施形態の案内ブラケットの展開形状を示す平面図であり、図16Bは、図16Aとの比較のために示す、第1実施形態の案内ブラケットの展開形状を示す平面図である。 図17は第4実施形態に係るステアリング装置の車体取付けブラケットおよび案内ブラケット近傍の拡大分解斜視図である。 図18は第4実施形態のカプセルと案内ブラケットとを分解した分解斜視図である。 図19は、第5実施形態に係るステアリング装置の要部を示す斜視図であり、車体後方側の右上部から見た状態を示している。 図20は第5実施形態のカプセルと案内ブラケットとを分解した分解斜視図である。 図21A,Bは、第5実施形態のカプセルと案内ブラケットとを示す縦断面図であり、図21Aは組付け状態を示し、図21Bは分解状態を示している。 図22は第6実施形態のカプセルと案内ブラケットとを分解した分解斜視図である。 図23は第7実施形態のカプセルと案内ブラケットとを分解した分解斜視図である。
以下、図面に基づいて本発明の第1実施形態から第7実施形態を説明する。まず、本明細書中における電動パワーステアリング装置に係る方向について定義する。本明細書中においては、ステアリング装置に係る方向は、特に明記しない限り車体に取付けられた状態における当該車体の前後、左右、上下方向と同様とする。左右方向については車幅方向ともいう。また、以下に示す、各図における方向の定義は、各図面の図中の符号を通常の向きに読める状態で紙面を見た状態についていう。
図1においては、紙面左斜め下方が前方側で紙面右斜め上方が後方側であり、紙面左斜め上方が右側で紙面右斜め下方が左側である。図2、図12Aにおいては、紙面左方向が前方側で紙面右方向が後方側であり、紙面奥方向が右側で紙面手前方向が左側である。図3においては、紙面左方向が前方側で紙面右方向が後方側であり、紙面上方向が右側で紙面下方向が左側である。図4、図13A、図14Aにおいては、紙面左方向が前方側で紙面右方向が後方側であり、紙面下方向が右側で紙面上方向が左側である。図5〜図7においては、紙面奥方向が前方側で紙面手前方向が後方側であり、紙面右方向が右側であり紙面左方向が左側である。
また、図8〜図11、図15、図17、図19、図20、図22、図23においては、紙面右斜め上方が前方側で紙面左斜め下方が後方側であり、紙面右斜め下方が右側で紙面左斜め上方が左側である。図18、図21A、図21Bにおいては、紙面右方向が前方側で紙面左方向が後方側であり、紙面手前方向が右側であり紙面奥方向が左側である。
(第1実施形態)
図1は本発明のステアリング装置の全体を示す斜視図である。図1に示すように、本発明の第1実施形態に係るステアリング装置は、コラムアシスト型のパワーステアリング装置である。図1に示すコラムアシスト型ラックピニオン式パワーステアリング装置は、ステアリングホイール101の操作力を軽減するために、ステアリングコラムアッセンブリ105に取付けた電動パワーアシスト機構102の操舵補助力を出力軸107に付与し、中間シャフト106を介して、ラックピニオン式のステアリングギヤアッセンブリ103のラックを往復移動させ、タイロッド104を介して舵輪を転舵する方式のパワーステアリング装置である。
図2は本発明の第1実施形態に係るステアリング装置の要部を側方側から見た側面図、図3は図2の平面図、図4は図2の下面図、図5は図2のV−V拡大断面図、図6は図2のVI−VI拡大断面図であり、下方側の一部を省略した断面図、図7は図5のP部拡大断面図である。図8は本発明の第1実施形態に係るステアリング装置の要部を示す斜視図であり、後方側の右上部から見た斜視図、図9は図8の車体取付けブラケットと案内ブラケットとを分解した分解斜視図である。
図10は図9の車体取付けブラケットおよび案内ブラケット近傍の拡大分解斜視図、図11は図10の案内ブラケット単体を示す拡大斜視図である。図12Aは本発明の第1実施形態のカプセル単体を示す正面図、図12Bは図12Aの平面図、図12Cは図12Aの下面図、図12Dは図12Bの右側面図である。図13Aは本発明の第1実施形態の案内ブラケットとカプセルとの係合状態を示す下面図、図13Bは図13AのQ矢視図、図13Cはカプセルを係合させる前の案内ブラケットを示すQ矢視図である。
図2から図13A−Cに示すように、ステアリングコラムアッセンブリ105は、アウターコラムであるアッパーコラム42と、アッパーコラム42の前方側のインナーコラムであるロアーコラム46とで構成されている。後方側端部にステアリングホイール101(図1参照)が装着されたステアリングシャフト43が、円筒状のアッパーコラム42に回転可能に支持されている。
アッパーコラム42は車体取付けブラケット21に支持されている。車体取付けブラケット21は、中央板部21cと、中央板部21cの下面の車幅方向両端部に例えば溶接等により一体に形成され、かつそれぞれ下方に延びて車幅方向に対向して形成された一対の側板21b、21bと、中央板部21cの車幅方向両端部からそれぞれアッパーコラム42の中央軸線と平行な方向および車幅方向外側に延びて形成された一対のフランジ部21a、21aとからなる。アッパーコラム42は一対の側板21b、21bに挟持されて車体取付けブラケット21に支持されている。車体取付けブラケット21は後述するカプセル24、24を介して車体に取付けられている。車体取付けブラケット21の側板21b、21bには、チルト調整用長孔26、26が形成されている。アッパーコラム42は、チルト調整用長孔26、26に案内されてチルト調整可能である。車体取付けブラケット21およびアッパーコラム42は、金属等の導電性材料で構成されている。
アッパーコラム42の前方側部分は、ロアーコラム46に軸方向に相対移動可能に外嵌している。つまりロアーコラム46にテレスコピック移動可能に外嵌している。ロアーコラム46の前方側部分には、電動パワーアシスト機構102のギヤハウジング47が取付けられている。ギヤハウジング47の前方端は、チルト中心軸45を中心として車体41(図5参照)に軸支されている。このような構成なので、ロアーコラム46はギヤハウジング47を介して車体41にチルト調整自在に支持されている。
また、図5に示すように、アッパーコラム42の下部には、アッパーコラム42の内周面に貫通するスリット421が形成されている。さらに、アッパーコラム42は、長軸方向がアッパーコラム42の中心軸線に平行に延在するように形成されたテレスコピック調整用長孔422、422を備えている。
図5に示すように、チルト調整用長孔26、26及び、テレスコピック調整用長孔422、422には、締付けボルト51が車幅方向に挿通されている。この締付けボルト51の端部には、操作レバー52が取付けられている。この操作レバー52によって操作される可動カム53と固定カム54とによって、カムロック機構が構成されている。可動カム53および固定カム54のそれぞれには対向してカム面が形成され、カム面には図示しない山部および谷部が形成されている。
操作レバー52の一方側への回動操作で固定カム54の山部に可動カム53の山部が乗り上げて、固定カム54が車幅方向の右方すなわち図5の紙面右方向に押されると同時に、締付けボルト51が車幅方向の左方すなわち図5の紙面左方向に引かれる。これにより、車体取付けブラケット21の側板21b、21bが締付けられ、アッパーコラム42の側面が締付けられる。アッパーコラム42の側面の締付けを解除するには、操作レバー52を逆方向に回動操作する。そうすると、固定カム54の山部に可動カム53の谷部が入り込み、固定カム54が車幅方向の右方に押される力が解除されると同時に、締付けボルト51が車幅方向の左方に引かれる力が解除される。これにより、側板21b、21bを離間させる。この締付け操作および締付け解除操作によって、アッパーコラム42を車体取付けブラケット21にクランプ/アンクランプし、アンクランプ時にアッパーコラム42のチルト位置の調整を行う。また、この締付け操作および締付け解除操作によって、アッパーコラム42の内周面が縮径および縮径解除して、アッパーコラム42をロアーコラム46の外周面にクランプ/アンクランプし、アンクランプ時にアッパーコラム42のテレスコピック位置の調整を行う。
ギヤハウジング47から前方側に突出した出力軸107は、中間シャフト106(図1参照)を介して、ステアリングギヤアッセンブリ103の図示しないラック軸に噛み合う図示しないピニオンに連結されて、ステアリングホイール101の回転操作を転舵装置に伝達している。
図5に示すように、車体取付けブラケット21は車体41に固定される。車体取付けブラケット21のフランジ部21a、21aの車幅方向寸法は、側板21b、21bよりも車幅方向の外側まで突出する大きさを有している。つまりフランジ部21a、21aは、車幅方向左側の側板21bよりも図5で左方側に突出している部分と、車幅方向右側の側板21bよりも図5で右方側に突出している部分とを有している。これら左方および右方に突出している部分には、それぞれフランジ部21a、21aの後方側に開口している切欠き23、23が形成されている。車体41と車体取付けブラケット21との取付け構造は、車体取付けブラケット21のフランジ部21a、21aに形成された一対の切欠き23、23と、切欠き23、23の左右両側縁部に嵌め込まれたカプセル24、24とから構成されている。切欠き23、23は、アッパーコラム42の中心軸線に対して、車幅方向に対称な構造を有している。また、カプセル24、24は、フランジ部21a、21aを上下方向に挟持している。
図5、図6、図9を参照して、切欠き23、23には、アルミニウム、亜鉛合金ダイカスト等の軽合金等の導電性金属材料で構成されたカプセル24、24が嵌め込まれている。図6、図9に示すように、カプセル24、24は、各々連結手段である4本の剪断ピン24aによって、フランジ部21a、21aに結合されている。また、図5、図6に示すように、カプセル24、24は、各カプセル24に形成されたボルト孔24bに挿通されたボルト22によって、車体41に固定されている。
切欠き23、23のそれぞれの車幅方向の幅は、前方側から後方側に向かって徐々に広がって形成され、二次衝突時に、車体取付けブラケット21がカプセル24、24から離脱しやすくなっている。
二次衝突時の衝撃で運転者がステアリングホイール101に衝突し、前方方向の強い衝撃力が加わると、剪断ピン24aが剪断され、車体取付けブラケット21のフランジ部21a、21aがカプセル24、24から離脱して、前方側にコラプス移動する。すると、アッパーコラム42がロアーコラム46に沿って車体前方側にコラプス移動し、衝突時の衝撃エネルギーを吸収する。このとき、カプセル24、24は車体に固定されたまま残存する。ここでコラプス移動とは、二次衝突時にステアリングコラム、ブラケット等がエネルギー吸収部材をコラプスしながら二次衝突のエネルギーを吸収しつつ前方側に移動することをいう。
図5、図6に示すように、車体取付けブラケット21の中央板部21cおよびフランジ部21a、21aの上方側には、案内ブラケット61が取付けられている。案内ブラケット61は金属の板材を折り曲げて成形されている。案内ブラケット61は、車体取付けブラケット21の中央板部21cおよびフランジ部21a、21aよりも若干上方側に配置され、車幅方向の中央部に形成された案内部61aが、ロアーコラム46に沿って平行に後方側に延び、中央板部21cの後方端近傍に達する長さを有している。案内部61aの車幅方向の中央位置には、車体取付けブラケット21の移動を案内するための案内孔62が形成されている。
案内部61aの後方端には、案内部61aから車幅方向外側に突出するフランジ部61b、61bが形成されている。フランジ部61b、61bは、図5、図8に示すように、車体取付けブラケット21のフランジ部21a、21aよりも若干上方側に配置され、車体取付けブラケット21のフランジ部21a、21aの車幅方向寸法よりも若干狭い幅の車幅方向寸法に形成されている。フランジ部61b、61bには、カプセル24、24のボルト孔24b、24bと同心上に、ボルト孔63、63が形成されている。
図5に示すように、カプセル24、24に形成されたボルト孔24b、24bとフランジ部61b、61bに形成されたボルト孔63、63にボルト22、22を挿通し、車体取付けブラケット21と案内ブラケット61を車体41に固定する。
案内ブラケット61の案内孔62は、ロアーコラム46の中心軸線を通る垂直面に対して平行に、すなわち前後方向に延びて形成されている。また、図5、図7に示すように、車体取付けブラケット21の中央板部21cには、車幅方向の中央位置に貫通孔25が形成されている。下方側から貫通孔25と案内孔62を通して案内ピン71を差し込み、案内ピン71の上端の雄ねじ711にナット72をねじ込んで、中央板部21cに案内ピン71を固定している。
図7に拡大して示すように、案内ピン71には、雄ねじ711の下端に、雄ねじ711よりも大径で円盤状の頭部712が形成されている。案内ピン71は鉄等の金属製である。案内ピン71の雄ねじ711にナット72をねじ込むと、ナット72の円筒部721の下端と頭部712との間で車体取付けブラケット21の中央板部21cを挟み込み、中央板部21cに案内ピン71を固定している。案内部61aの上面とナット72のフランジ部722の下面との間には、隙間β1が形成されている。また、案内部61aの下面と車体取付けブラケット21の中央板部21cの上面との間には、隙間β2が形成されている。
これらの隙間β1およびβ2は、ナット72と案内部61aとの摩擦、および案内部61aと車体取付けブラケット21の中央板部21cとの摩擦を低減し、二次衝突時に案内ピン71が案内孔62に円滑に案内されて、中央板部21cが案内部61aに対して円滑にスライドするために設けてある。言い換えると、これらの隙間β1およびβ2がない場合、すなわち案内部61aの上面とナット72のフランジ部722の下面とが接触し、案内部61aの下面と車体取付けブラケット21の中央板部21cの上面とが接触している場合には、これらの接触部間に働く摩擦が大きく、二次衝突時に中央板部21cが案内部61aに対してスライドしにくくなってしまう。そうすると、車体取付けブラケット21の案内ピン71が案内ブラケット61の案内孔61に円滑に案内されず、アッパーコラム42が充分にコラプス移動しなくなってしまうので、二次衝突の衝撃を充分に吸収することができなくなってしまう。
二次衝突の際は、案内ブラケット61はカプセル24、24とともに車体側に固定されたまま残存し、案内ピン71と案内孔62との係合によりアッパーコラム42が脱落しないように保持し、かつ案内ピン71が案内孔62を摺動することにより、アッパーコラム42のコラプス移動を案内する。
車体取付けブラケット21および案内ブラケット61はこのような構成なので、車体取付けブラケット21の中央板部21cに案内ブラケット61を取付け案内ピン71を固定した状態のとき、車体取付けブラケット21に対して案内ブラケット61は、隙間β1及び隙間β2によって上下方向にガタを有している。そのため、ボルト22で車体取付けブラケット21と案内ブラケット61とを車体41に固定する前の状態では、案内ピン71を中心にして案内ブラケット61が車体取付けブラケット21に対して回転してしまい、車体取付けブラケット21に対する案内ブラケット61の取付け位置が狂ってしまう。本実施形態に係るステアリング装置は、案内ピン71を中心とする案内ブラケット61のこのような回転を防止できる構成となっている。以下、当該回転を防止するための構成について説明する。
図10から図13A−Cに示すように、案内ブラケット61のフランジ部61b、61bの後方側端面61d、61dには、第1の係合部64、64と第2の係合部65、65とが形成されている。左右一対の第1の係合部64、64は、後方側端面61d、61dから下方側に突出して形成され、カプセル24、24の後方側端面24d、24dに係合している。
左右一対の第2の係合部65、65は、第1の係合部64、64よりも車幅方向内側に形成され、後方側端面61d、61dから下方側に突出する下方側突出部651、651が形成されている。下方側突出部651、651の下端には、前方側に延びる前方側延長部652、652が形成され、カプセル24、24の車幅方向内側面24e、24eに沿って前方側に延びている。前方側延長部652、652とカプセル24、24の車幅方向内側面24e、24eとの間には、僅かに隙間が介在している。この隙間は、案内ブラケット61を車体取付けブラケット21に組付ける際に、組付け易くするためのものである。
前方側延長部652、652の前方端には、前方側延長部652、652から直角に折れ曲がって、車幅方向外側に延びる車幅方向延長部653、653が形成されている。従って、第2の係合部65、65は、下方側から見てL字状に形成されている。この車幅方向延長部653、653がカプセル24、24の前方側端面24f、24fに係合している。カプセル24は、図12Aに示すように、上面24c側が前方側端面24fよりも前方側に突出しており、前方側の該突出部と前方側端面24fとで段部が形成されている。第2の係合部65、65の車幅方向延長部653、653は、図13A、13Bに示すように、この段部に配置されることとなる。こうして、左右一対の第1の係合部64、64と第2の係合部65、65とによって、案内ブラケット61とカプセル24、24とが、上下方向、前後方向及び車幅方向に固定される。
従って、案内ブラケット61を案内ピン71で車体取付けブラケット21に対して固定すると、カプセル24、24の上面24c、24cが案内ブラケット61のフランジ部61b、61bの下面61c、61c(図5、図6参照)に当接し、第1の係合部64、64と第2の係合部65、65とがカプセル24、24に係合する。前方側延長部652、652とカプセル24、24の車幅方向内側面24e、24eとの間には、上述したように僅かに隙間が介在しているが、案内ブラケット61が少しでも回転すると、カプセル24、24の車幅方向内側面24e、24eが前方側延長部652、652にすぐに当接して係合し、案内ブラケット61の回転は阻止される。
図12Aに示すように、本発明の第1実施形態の各カプセル24は、カプセル24の後方側端面24dと下面24hとの間に面取り部24iが形成されている。面取り部24iは、案内ブラケット61を車体取付けブラケット21に組付ける際に、組付け易くするために形成されている。案内ブラケット61は、カプセル24、24を組付けた状態の車体取付けブラケット21に後方側から組付ける。このとき第2の係合部65、65の車幅方向延長部653、653は、カプセル24、24の後方側端面24d、24d側から下面24h、24h側を通過させて、前方側端面24f、24fに係合させることとなる。車幅方向延長部653、653が前方側端面24f、24fに係合すると同時に、前方側延長部652、652がカプセル24、24の車幅方向内側面24e、24eに沿って配置される。車幅方向延長部653、653をカプセル24、24の後方側端面24d、24d側から下面24h、24h側にくぐり込ませる際、後方側端面24d、24dに面取り部24i、24iが形成されていると、スムーズにくぐり込ませることができる。その結果、組立作業の効率が良くなる。また、車幅方向延長部653、653を下面24h、24h側にくぐり込ませる際の係合部65、65の変形量を少なくすることができるので、係合部65、65の破損を防止し、歩留まりを改善することができる。このように、第2の係合部65、65は、カプセル24、24の車幅方向内側面24e、24eと前方側端面24f、24fとに係合するため、カプセル24に面取り部24i、24iが形成されていても、案内ブラケット61とカプセル24、24とを固定することが可能となる。
その結果、ボルト22で車体取付けブラケット21と案内ブラケット61とを車体41に固定する前の状態でも、案内ピン71を中心にして案内ブラケット61が車体取付けブラケット21に対して回転したり、前後方向及び車幅方向に移動したりしないため、車体取付けブラケット21に対して案内ブラケット61の取付け位置が狂うことはない。そのため、車体取付けブラケット21と案内ブラケット61とをボルト22で車体41に固定する作業を円滑に行うことが可能となる。すなわち、第1実施形態では、左右一対の第1の係合部64、64と左右一対の第2の係合部65、65とが、カプセル24、24と係合する係合部を構成し、該係合部とカプセル24、24とで、案内ブラケット61が案内ピン71を中心として車体取付けブラケット21に対して回転したり移動したりすることを防止する変位防止機構を構成している。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。図14Aは本発明の第2実施形態の案内ブラケットとカプセルの係合状態を示す下面図、図14Bは図14AのR矢視図である。以下の説明では、上記第1実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。第2実施形態は第1実施形態の第2の係合部の変形例であって、左右一対のカプセルのうちの一方のカプセルに第2の係合部を係合させた例である。
図14Aに示すように、案内ブラケット61のフランジ部61b、61bの後方側端面61d、61dには、第1実施形態と同様に第1の係合部64、64が形成されている。左右一対の第1の係合部64、64は、後方側端面61d、61dから下方側に突出して形成され、カプセル24、24の後方側端面24d、24dに係合している。
第2実施形態では第1実施形態とは異なり、一方のフランジ部61bの後方側端面61dに、第1実施形態とは形状の異なる第2の係合部66が形成されている。本実施形態では図14Aの下側、すなわち車幅方向右側のフランジ部61bに第2の係合部66が形成されている。第2の係合部66は、図14Aの下側の第1の係合部64の近傍に形成され、後方側端面61dから下方側に突出する下方側突出部661が形成されている。下方側突出部661の車幅方向の幅W1は、カプセル24の車幅方向の幅W2よりも広く形成されている。下方側突出部661の下端には、下方側突出部661の車幅方向の両端に、前方側に延びる前方側延長部662、662が形成されている。
車幅方向内側の前方側延長部662は、カプセル24の車幅方向内側面24eに沿って前方側に延びている。また、車幅方向外側の前方側延長部662は、カプセル24の車幅方向外側面24gに沿って前方側に延びている。車幅方向内側の前方側延長部662とカプセル24の車幅方向内側面24eとの間には、僅かに隙間が介在している。また、車幅方向外側の前方側延長部662とカプセル24の車幅方向外側面24gとの間には、僅かに隙間が介在している。これらの隙間は、案内ブラケット61を車体取付けブラケット21に組付ける際に、組付け易くするためのものである。
前方側延長部662、662の前方端には、車幅方向に延びる車幅方向延長部663が形成され、前方側延長部662、662の前方端を接続するとともに、車幅方向延長部663がカプセル24の前方側端面24fに係合している。従って、第2の係合部66は、下方側から見て長方形の枠状に形成されて、図14Aの下側のカプセル24の全周を包囲している。その結果、左右一対の第1の係合部64、64と一個の第2の係合部66とによって、案内ブラケット61とカプセル24、24とが、上下方向、前後方向及び車幅方向に固定される。
従って、案内ブラケット61を案内ピン71で車体取付けブラケット21に対して固定すると、カプセル24、24の上面24c、24cが案内ブラケット61のフランジ部61b、61bの下面61c、61c(図5、図6参照)に当接し、第1の係合部64、64がカプセル24、24に係合する。同時に第2の係合部66が一方のカプセル24に係合する。車幅方向内側の前方側延長部662とカプセル24の車幅方向内側面24eとの間、および車幅方向外側の前方側延長部662とカプセル24の車幅方向外側面24gとの間には、上述したように僅かに隙間が介在しているが、案内ブラケット61が少しでも回転すると、カプセル24、24の車幅方向内側面24e、または車幅方向外側面24gが前方側延長部662、662にすぐに当接して係合し、案内ブラケット61の回転は阻止される。
その結果、ボルト22で車体取付けブラケット21と案内ブラケット61とを車体41に固定する前の状態でも、案内ピン71を中心にして案内ブラケット61が車体取付けブラケット21に対して回転したり、前後方向及び車幅方向に移動したりしないため、車体取付けブラケット21に対して案内ブラケット61の取付け位置が狂うことはない。そのため、車体取付けブラケット21と案内ブラケット61とをボルト22で車体41に固定する作業を円滑に行うことが可能となる。すなわち、第2実施形態では、左右一対の第1の係合部64、64と一つの第2の係合部66とが、カプセル24、24と係合する係合部を構成し、該係合部とカプセル24、24とで、案内ブラケット61が案内ピン71を中心として車体取付けブラケット21に対して回転したり移動したりすることを防止する変位防止機構を構成している。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態について説明する。図15は本発明の第3実施形態に係る案内ブラケットの斜視図である。以下の説明では、上記第1実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。第3実施形態は第1実施形態の第2の係合部の変形例である。
図15に示すように、案内ブラケット61のフランジ部61b、61bの後方側端面61d、61dには、第1実施形態と同様に第1の係合部64、64が形成されている。左右一対の第1の係合部64、64は、後方側端面61d、61dから下方側に突出して形成され、カプセル24、24の後方側端面24d、24dに係合する。
第3実施形態では、第1実施形態と同様に左右一対の第2の係合部67、67が形成されている。
フランジ部61b、61bの後方側端面61d、61dの車幅方向側端部には、後方側に突出する後方側突出部670、670が形成されている。後方側突出部670、670の車幅方向外側面の後方側端部、すなわちフランジ部61b、61bの車幅方向外側端面61e、61eの後方側端部には、下方側に延びる下方側延長部671、671が形成されている。下方側延長部671、671の下端には、前方側に延びる前方側延長部672、672が形成されている。前方側延長部672、672は、カプセル24、24の車幅方向外側面24g、24gに沿って前方側に延びて配置される。前方側延長部672、672とカプセル24、24の車幅方向外側面24g、24gとの間には、僅かに隙間が介在するようになっている。この隙間は、案内ブラケット61を車体取付けブラケット21に組付ける際に、組付け易くするためのものである。
前方側延長部672、672の前方端には、前方側延長部672、672から直角に折れ曲がって、車幅方向内側に延びる車幅方向延長部673、673が形成されている。従って、第2の係合部67、67は、下方側から見て、第1実施形態とは逆向きのL字状に形成されている。この車幅方向延長部673、673がカプセル24、24の前方側端面24f、24fに係合する。その結果、左右一対の第1の係合部64、64と第2の係合部67、67とによって、案内ブラケット61とカプセル24、24とが、上下方向、前後方向及び車幅方向に固定される。
従って、案内ブラケット61を案内ピン71で車体取付けブラケット21に対して固定すると、カプセル24、24の上面24c、24cが案内ブラケット61のフランジ部61b、61bの下面61c、61c(図5、図6参照)に当接し、第1の係合部64、64と第2の係合部67、67とがカプセル24、24に係合する。前方側延長部672、672とカプセル24、24の車幅方向外側面24g、24gとの間には、上述したように僅かに隙間が介在するが、案内ブラケット61が少しでも回転すると、カプセル24、24の車幅方向外側面24g、24gが前方側延長部672、672にすぐに当接して係合し、案内ブラケット61の回転は阻止される。
その結果、ボルト22で車体取付けブラケット21と案内ブラケット61とを車体41に固定する前の状態でも、案内ピン71を中心にして案内ブラケット61が車体取付けブラケット21に対して回転したり、前後方向及び車幅方向に移動したりしないため、車体取付けブラケット21に対して案内ブラケット61の取付け位置が狂うことはない。そのため、車体取付けブラケット21と案内ブラケット61とをボルト22で車体41に固定する作業を円滑に行うことが可能となる。すなわち、第3実施形態では、左右一対の第1の係合部64、64と左右一対の第2の係合部67、67とが、カプセル24、24と係合する係合部を構成し、該係合部とカプセル24、24とで、案内ブラケット61が案内ピン71を中心として車体取付けブラケット21に対して回転したり移動したりすることを防止する変位防止機構を構成している。
図16Aは第3実施形態の案内ブラケットの展開形状を示す平面図であり、図16Bは、図16Aとの比較のために示す、第1実施形態の案内ブラケットの展開形状を示す平面図である。図16A、図16Bにおいては、紙面左側が前方側で紙面右側が後方側である。また、紙面上下方向が車幅方向である。
第1から第3の各実施形態における案内ブラケットは、一枚の金属の板材からプレス工程で所定の形状の案内ブラケットブランクを打ち抜き、該案内ブラケットブランクを折り曲げて形成されている。つまり図16Aは、第3実施形態の案内ブラケットブランク813の形状を示している。案内ブラケットブランク813は、フランジ部61b、61bの後方側端面61d、61dの車幅方向側端部に、後方側に突出する後方側突出部670、670が形成されている。後方側突出部670、670の車幅方向外側面の後方側端部、すなわちフランジ部61b、61bの車幅方向外側端面61e、61eの後方側端部には、下方側に延びて配置されることとなる下方側延長部671、671が車幅方向外側に延びて形成されている。下方側延長部671、671の車幅方向外側端部には、カプセル24、24の車幅方向外側面24g、24gに沿って配置されることとなる前方側延長部672、672と、カプセル24、24の前方側端面24f、24fに係合することとなる車幅方向延長部673、673とが連続して、前方側に延びて形成されている。
一方、第1実施形態の案内ブラケットブランク811は、図16Bに示す形状である。すなわち、フランジ部61b、61bの後方側端面61d、61dには、下方側に突出して配置されることとなる下方側突出部651、651と、カプセル24、24の車幅方向内側面24e、24eに沿って配置されることとなる前方側延長部652、652とが連続して、後方側に延びて形成されている。前方側延長部652、652の後方側端部には、カプセル24、24の前方側端面24f、24fに係合することとなる車幅方向延長部653、653が車幅方向外側に延びて形成されている。
図16A、図16Bに示すように、第3実施形態の案内ブラケットブランク813の前後方向の長さ寸法は、第1実施形態の案内ブラケットブランク811の前後方向の長さ寸法よりも短くなっている。つまり、折り曲げられて第2の係合部67、67または65、65となる部分が、案内ブラケットブランク811においては後方側に延びて形成されているのに対し、案内ブラケットブランク813においてはフランジ部61b、61bの車幅方向外側近傍に、フランジ部61b、61bの車幅方向外側端面61e、61eと平行に形成されている。従って、案内ブラケットブランク813および811をプレス工程で形成する場合、案内ブラケットブランク813を形成する方が、案内ブラケットブランク811を形成するよりも素材の無駄の発生量が少なくて済む。すなわち第3実施形態は、第1実施形態と同様の効果に加え、案内ブラケット61の製造工程における素材効率を向上させ、製造コストを低減させることができる。
また、第3実施形態においては、第1実施形態と同様の効果に加え、さらに次のような効果も発揮する。まず、第2の係合部67、67のカプセル24、24との係合面が案内ブラケットブランク813を形成する際のプレス切断面ではなく、素材である板材の表面である。詳細には、カプセル24、24の車幅方向外側面24g、24gに係合する前方側延長部672、672、およびカプセル24、24の前方側端面24f、24fに係合する車幅方向延長部673、673の各係合面が、板材の表面となっている。この構成により、素材の板材の厚さに影響されずに、自由に係合面の面積を確保することができる。
また、素材である板材の厚さを変更することで、第2の係合部67、67の弾性力をコントロールすることができる。
また、第2の係合部67、67のカプセル24、24との係合面は、上下方向の幅寸法が素材である板材の厚さ寸法よりも大きな寸法に形成されている。つまり、前方側延長部672、672、および車幅方向延長部673、673は、幅が広い方の面がカプセル24、24と係合する。本実施形態においては、図15に示すように、幅広面は上下方向と平行に配置される。従って、第2の係合部67、67の配置スペースを小さくすることができる。
(第4実施形態)
次に本発明の第4実施形態について説明する。以下の説明では、上記第1〜第3実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。第4実施形態は、案内ブラケットの変位防止機構の構成が上記第1〜第3実施形態とは異なっている。図17は、本実施形態に係るステアリング装置の車体取付けブラケットおよび案内ブラケット近傍の拡大分解斜視図である。また、図18は本実施形態のカプセルと案内ブラケットとを示す縦断面図であり、分解状態を示す縦断面図である。
図17、図18に示すように、カプセル24、24の上面24c、24cには、上方側に突出して円柱状の係合突起27、27が形成されている。また案内ブラケット61のフランジ部61b、61bには、係合突起27、27が内嵌する円形の係合孔84、84が形成されている。係合突起27、27の車体上下方向の高さH1は、上記第1実施形態で説明した隙間β1および隙間β2(図7参照)の合計値よりも大きく設定されている。なお、係合突起27は、左右のカプセル24、24のうちの一方にあればよい。また、係合突起27はカプセル24と一体鋳造するため、製造コストを低減することができる。
従って、案内ブラケット61を案内ピン71で車体取付けブラケット21に対して固定すると、カプセル24、24の上面24c、24cが案内ブラケット61のフランジ部61b、61bの下面61c、61cに当接し、カプセル24、24の係合突起27、27が案内ブケット61の係合孔84、84に内嵌する。その結果、車体取付けブラケット21に対して案内ブラケット61が車体上下方向にガタの分だけ動いても、係合突起27、27と係合孔84、84の嵌合状態が維持される。同時に、案内ブラケット61の案内ピン71を中心とする車体取付けブラケット21に対する回転を阻止することができる。
なお、本実施形態は、係合突起27、27を図17の位置よりも車幅方向内側に形成して、案内ピン71と係合突起27、27との間の車幅方向の距離を短くするのが好ましい。例えば、カプセル24、24のボルト孔24b、24bの車幅方向内側に係合突起27、27を形成する。このように案内ピン71と係合突起27、27との間の車幅方向の距離を短くすれば、案内ブラケット61が上下方向に隙間β1と隙間β2とのガタの分だけ動いても、係合突起27、27に対して係合孔84、84の上下方向の変位が小さくなる。そうすると、係合突起27、27の上下方向の高さH1を低くしても、係合突起27、27と係合孔64、64の嵌合状態を維持することができる。
そのため、ボルト22で車体取付けブラケット21および案内ブラケット61を車体41に固定する前の状態でも、案内ピン71を中心にして案内ブラケット61が車体取付けブラケット21に対して回転したり、前後方向に移動したりしない。したがって、車体取付けブラケット21に対して案内ブラケット61の取付け位置が狂うことはない。その結果、車体取付けブラケット21と案内ブラケット61をボルト22で車体41に固定する作業を円滑に行うことが可能となる。すなわち、第4実施形態では、案内ブラケット61の係合孔84、84が、カプセル24、24と係合する係合部を構成し、該係合部とカプセル24、24の係合突起27、27とで、案内ブラケット61が案内ピン71を中心として車体取付けブラケット21に対して回転したり移動したりすることを防止する変位防止機構を構成している。
(第5実施形態)
次に本発明の第5実施形態について説明する。図19は本発明の第5実施形態に係るステアリング装置の要部を示す斜視図であり、後方側の右上部から見た斜視図である。図20は本発明の第5実施形態のカプセルと案内ブラケットとを示す分解斜視図である。図21A,Bは本発明の第5実施形態のカプセルと案内ブラケットとを示す縦断面図であり、図21Aは組付け状態を示す縦断面図、図21Bは分解状態を示す縦断面図である。
以下の説明では、上記実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。第5実施形態は第4実施形態の変位防止機構の変形例であって、案内ブラケットのボルト孔に下方側に突出する係合突起を形成し、この係合突起をカプセルのボルト孔に内嵌した例である。
図19から図21A、21Bに示すように、案内ブラケット61のフランジ部61b、61bのボルト孔63、63には、フランジ部61b、61bの下面61c、61cよりも下方に突出する中空円筒状の係合突起85、85が形成されている。係合突起85、85は、ボルト孔63、63をフランジ部61b、61bに形成する際に、ボルト孔63、63の内周面を下方側に突出させて形成されている。つまり、係合突起85、85の内周側がボルト孔63、63を構成している。係合突起85、85の上下方向の高さH2は、上記第1実施形態で説明した隙間β1と隙間β2との合計値よりも大きく設定されている。なお、係合突起85は、左右のボルト孔63、63のうちの一方にあればよい。
従って、案内ブラケット61を案内ピン71で車体取付けブラケット21に対して固定すると、カプセル24、24の上面24c、24cが案内ブラケット61のフランジ部61b、61bの下面61c、61cに当接し、フランジ部61b、61bの係合突起85、85がカプセル24、24のボルト孔24b、24bに内嵌する。その結果、車体取付けブラケット21に対して案内ブラケット61が上下方向に隙間β1と隙間β2とのガタの分だけ動いても、係合突起85、85とボルト孔24b、24bとの嵌合状態が維持される。係合突起85、85はカプセル24、24のボルト孔24b、24bに内嵌するため、係合突起85、85を内嵌するための係合孔をカプセル24、24に形成する必要が無く、カプセル24、24の製造コストを低減することができる。
そのため、ボルト22で車体取付けブラケット21および案内ブラケット61を車体41に固定する前の状態でも、案内ピン71を中心にして案内ブラケット61が車体取付けブラケット21に対して回転したり、前後方向に移動したりしないため、車体取付けブラケット21に対して案内ブラケット61の取付け位置が狂うことはない。すなわち、第5実施形態では、フランジ部61b、61bの係合突起85、85が、カプセル24、24と係合する係合部を構成し、該係合部とカプセル24、24のボルト孔24b、24bとで、案内ブラケット61が案内ピン71を中心として車体取付けブラケット21に対して回転したり移動したりすることを防止する変位防止機構を構成している。
(第6実施形態)
次に本発明の第6実施形態について説明する。図22は本発明の第6実施形態のカプセルと案内ブラケットとを示す分解斜視図である。以下の説明では、上記実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。第6実施形態は第4実施形態の変位防止機構の変形例であって、案内ブラケットに下方側に突出する係合突起を形成し、この係合突起をカプセルに形成した係合孔に内嵌した例である。
図22に示すように、案内ブラケット61のフランジ部61b、61bには、ボルト孔63、63の後方側に、矩形板状の係合突起86、86が形成されている。係合突起86、86は、フランジ部61b、61bを矩形にくり抜き、該矩形部分を下方側に突出させて形成されている。また、カプセル24、24の上面24c、24cには、係合突起86、86が内嵌する矩形の係合孔24j、24jが形成されている。係合突起86、86の上下方向の高さは、図示はしないが、上記第1実施形態で説明した隙間β1と隙間β2との合計値よりも大きく設定されている。なお、係合突起86は、左右のフランジ部61b、61bのうちの一方にあればよい。
従って、案内ブラケット61を案内ピン71で車体取付けブラケット21に対して固定すると、カプセル24、24の上面24c、24cが案内ブラケット61のフランジ部61b、61bの下面61c、61cに当接し、フランジ部61b、61bの係合突起86、86がカプセル24、24の係合孔24j、24jに内嵌する。その結果、車体取付けブラケット21に対して案内ブラケット61が上下方向に隙間β1と隙間β2とのガタの分だけ動いても、係合突起86、86と係合孔24j、24jとの嵌合状態が維持される。
そのため、ボルト22で車体取付けブラケット21と案内ブラケット61を車体41に固定する前の状態でも、案内ピン71を中心にして案内ブラケット61が車体取付けブラケット21に対して回転したり、前後方向に移動したりしないため、車体取付けブラケット21に対して案内ブラケット61の取付け位置が狂うことはない。すなわち、第6実施形態は、フランジ部61b、61bの係合突起86、86が、カプセル24、24と係合する係合部を構成し、該係合部とカプセル24、24の係合孔24j、24jとで、案内ブラケット61が案内ピン71を中心として車体取付けブラケット21に対して回転したり移動したりすることを防止する変位防止機構を構成している。
(第7実施形態)
次に本発明の第7実施形態について説明する。図23は本発明の第7実施形態のカプセルと案内ブラケットとを示す分解斜視図である。以下の説明では、上記実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。第7実施形態は第4実施形態の変位防止機構の変形例であって、案内ブラケットの車幅方向の端部を下方側に折り曲げて折り曲げ部を形成し、この折り曲げ部をカプセルの車幅方向の端部に形成した外側面に係合した例である。
図23に示すように、案内ブラケット61のフランジ部61b、61bには、折り曲げ部87、87が形成されている。折り曲げ部87、87は、フランジ部61b、61bの車幅方向の端部を下方側に折り曲げて形成されている。またカプセル24、24には、カプセル24、24の車幅方向の端部に、折り曲げ部87、87が係合する車幅方向外側面24g、24gが形成されている。折り曲げ部87、87の上下方向の高さH3は、上記第1実施形態で説明した隙間β1と隙間β2との合計値よりも大きく設定されている。なお、折り曲げ部87は、左右のフランジ部61b、61bのうちの一方にあればよい。
従って、案内ブラケット61を案内ピン71で車体取付けブラケット21に対して固定すると、カプセル24、24の上面24c、24cが案内ブラケット61のフランジ部61b、61bの下面61c、61cに当接し、フランジ部61b、61bの折り曲げ部87、87がカプセル24、24の車幅方向外側面24g、24gに係合する。その結果、車体取付けブラケット21に対して案内ブラケット61が上下方向に隙間β1と隙間β2とのガタの分だけ動いても、折り曲げ部87、87と車幅方向外側面24g、24gとの係合状態が維持される。
そのため、ボルト22で車体取付けブラケット21と案内ブラケット61を車体41に固定する前の状態でも、案内ピン71を中心にして案内ブラケット61が車体取付けブラケット21に対して回転しないため、車体取付けブラケット21に対して案内ブラケット61の取付け位置が狂うことはない。すなわち、第7実施形態では、フランジ部61b、61bの折り曲げ部87、87が、カプセル24、24と係合する係合部を構成し、該係合部とカプセル24、24の車幅方向外側面24g、24gとで、案内ブラケット61が案内ピン71を中心として車体取付けブラケット21に対して回転したり移動したりすることを防止する変位防止機構を構成している。
なお、本発明の各実施形態では、本発明をステアリングコラムのチルト位置およびテレスコピック位置の両方の調整を行うチルト・テレスコピック式のステアリング装置に適用した例について説明したが、本発明はチルト式のステアリング装置、あるいはテレスコピック式のステアリング装置、あるいはチルト位置もテレスコピック位置も調整できないステアリング装置に適用してもよい。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、本発明は、後端部にステアリングホイールを装着可能なステアリングシャフトと、内側に上記ステアリングシャフトを回転可能に支持し、二次衝突時に前方へ移動するステアリングコラムと、上記ステアリングコラムを支持し、二次衝突時にコラプスして上記ステアリングコラムとともに前方へ移動する車体取付けブラケットと、車体に固定され、上記車体取付けブラケットが取付けられて該車体取付けブラケットを車体に支持するとともに、二次衝突時に所定の衝撃エネルギーを吸収して上記車体取付けブラケットを車体から離脱させるための車幅方向に配置された一対のカプセルと、上記車体取付けブラケットに取付けられて上記車体に固定され、二次衝突時に車体に残存する固定ブラケットと、二次衝突時に上記車体取付けブラケットの上記移動を案内する案内機構とを備えたステアリング装置において、上記車体取付けブラケットに取付けられた上記固定ブラケットの、車体取付け前における上記車体取付けブラケットに対する変位を防止するための変位防止機構を備え、上記変位防止機構は、上記一対のカプセルのうち少なくとも一方のカプセルと、上記固定ブラケットに形成され上記少なくとも一方のカプセルに係合する係合部とであり、上記係合部は、上記固定ブラケットの後方側端面の車幅方向両端近傍部からそれぞれ下方側に突出して形成され、対応する側の上記カプセルの後方側端面に係合する一対の第1の係合部と、上記固定ブラケットの車幅方向の両端面の後方側端部からそれぞれ下方側に突出して形成され、対応する側の上記カプセルの車幅方向側面に係合する側面係合部と上記カプセルの前方側端面に係合する前方側端面係合部とを有する一対の第2の係合部とを備えたことを特徴とするステアリング装置である。
また、本発明は、後端部にステアリングホイールを装着可能なステアリングシャフトと、内側に上記ステアリングシャフトを回転可能に支持し、二次衝突時に前方へ移動するステアリングコラムと、上記ステアリングコラムを支持し、二次衝突時にコラプスして上記ステアリングコラムとともに前方へ移動する車体取付けブラケットと、車体に固定され、上記車体取付けブラケットが取付けられて該車体取付けブラケットを車体に支持するとともに、二次衝突時に所定の衝撃エネルギーを吸収して上記車体取付けブラケットを車体から離脱させるための車幅方向に配置された一対のカプセルと、上記車体取付けブラケットに取付けられて上記車体に固定され、二次衝突時に車体に残存する固定ブラケットと、二次衝突時に上記車体取付けブラケットの上記移動を案内する案内機構とを備えたステアリング装置において、上記車体取付けブラケットに取付けられた上記固定ブラケットの、車体取付け前における上記車体取付けブラケットに対する変位を防止するための変位防止機構を備え、上記変位防止機構は、上記一対のカプセルのうち少なくとも一方のカプセルと、上記固定ブラケットに形成され上記少なくとも一方のカプセルに係合する係合部とであり、上記係合部は、上記固定ブラケットの後方側端面の車幅方向両端近傍部からそれぞれ下方側に突出して形成され、対応する側の上記カプセルの後方側端面に係合する一対の第1の係合部と、上記固定ブラケットの後方側端面の、上記一対の第1係合部よりも車幅方向で内側の部分からそれぞれ下方側に突出して形成され、対応する側の上記カプセルの車幅方向側面に係合する側面係合部と上記カプセルの前方側端面に係合する前方側端面係合部とを有する一対の第2の係合部とを備えたことを特徴とするステアリング装置である。
また、本発明は、後端部にステアリングホイールを装着可能なステアリングシャフトと、内側に上記ステアリングシャフトを回転可能に支持し、二次衝突時に前方へ移動するステアリングコラムと、上記ステアリングコラムを支持し、二次衝突時にコラプスして上記ステアリングコラムとともに前方へ移動する車体取付けブラケットと、車体に固定され、上記車体取付けブラケットが取付けられて該車体取付けブラケットを車体に支持するとともに、二次衝突時に所定の衝撃エネルギーを吸収して上記車体取付けブラケットを車体から離脱させるための車幅方向に配置された一対のカプセルと、上記車体取付けブラケットに取付けられて上記車体に固定され、二次衝突時に車体に残存する固定ブラケットと、二次衝突時に上記車体取付けブラケットの上記移動を案内する案内機構とを備えたステアリング装置において、上記車体取付けブラケットに取付けられた上記固定ブラケットの、車体取付け前における上記車体取付けブラケットに対する変位を防止するための変位防止機構を備え、上記変位防止機構は、上記一対のカプセルのうち少なくとも一方のカプセルと、上記固定ブラケットに形成され上記少なくとも一方のカプセルに係合する係合部とであり、上記係合部は、上記固定ブラケットの後方側端面の車幅方向両端近傍部からそれぞれ下方側に突出して形成され、対応する側の上記カプセルの後方側端面に係合する一対の第1の係合部と、上記固定ブラケットの後方側端面の、上記一対の第1係合部の何れか一方の第1係合部の近傍部から下方側に突出して形成され、対応する上記カプセルの車幅方向両側面に係合する側面係合部と上記カプセルの前方側端面に係合する前方側端面係合部とを有する一つの第2の係合部とを備えたことを特徴とするステアリング装置である。

Claims (15)

  1. 後端部にステアリングホイールを装着可能なステアリングシャフトと、
    内側に上記ステアリングシャフトを回転可能に支持し、二次衝突時に前方へ移動するステアリングコラムと、
    上記ステアリングコラムを支持し、二次衝突時にコラプスして上記ステアリングコラムとともに前方へ移動する車体取付けブラケットと、
    車体に固定され、上記車体取付けブラケットが取付けられて該車体取付けブラケットを車体に支持するとともに、二次衝突時に所定の衝撃エネルギーを吸収して上記車体取付けブラケットを車体から離脱させるための車幅方向に配置された一対のカプセルと、
    上記車体取付けブラケットに取付けられて上記車体に固定され、二次衝突時に車体に残存する固定ブラケットと、
    二次衝突時に上記車体取付けブラケットの上記移動を案内する案内機構とを備えたステアリング装置において、
    上記車体取付けブラケットに取付けられた上記固定ブラケットの、車体取付け前における上記車体取付けブラケットに対する変位を防止するための変位防止機構を備えたこと
    を特徴とするステアリング装置。
  2. 上記変位防止機構は、上記一対のカプセルのうち少なくとも一方のカプセルと、上記固定ブラケットに形成され上記少なくとも一方のカプセルに係合する係合部とであること
    を特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 上記案内機構は、上記車体取付けブラケットに固定して設けられた案内ピンと、上記固定ブラケットに形成され上記案内ピンを上記車体取付けブラケットの上記移動方向に摺動可能に係合する案内孔とからなり、上記固定ブラケットは上記案内孔に上記案内ピンが係合することで上記車体取付けブラケットに取付けられ、
    上記係合部は、上記少なくとも一方のカプセルに係合することで上記固定ブラケットの上記車体取付けブラケットに対する車体前後方向の変位と車幅方向の変位と上記案内ピンを中心とする回転方向の変位とを防止すること
    を特徴とする請求項2に記載のステアリング装置。
  4. 上記係合部は、上記固定ブラケットの後方側端面の車幅方向両端近傍部からそれぞれ下方側に突出して形成され、対応する側の上記カプセルの後方側端面に係合する一対の第1の係合部と、
    上記固定ブラケットの車幅方向の両端面の後方側端部からそれぞれ下方側に突出して形成され、対応する側の上記カプセルの車幅方向側面に係合する側面係合部と上記カプセルの前方側端面に係合する前方側端面係合部とを有する一対の第2の係合部とを備えたこと
    を特徴とする請求項2または3に記載のステアリング装置。
  5. 上記係合部は、上記固定ブラケットの後方側端面の車幅方向両端近傍部からそれぞれ下方側に突出して形成され、対応する側の上記カプセルの後方側端面に係合する一対の第1の係合部と、
    上記固定ブラケットの後方側端面の、上記一対の第1係合部よりも車幅方向で内側の部分からそれぞれ下方側に突出して形成され、対応する側の上記カプセルの車幅方向側面に係合する側面係合部と上記カプセルの前方側端面に係合する前方側端面係合部とを有する一対の第2の係合部とを備えたこと
    を特徴とする請求項2または3に記載のステアリング装置。
  6. 上記係合部は、上記固定ブラケットの後方側端面の車幅方向両端近傍部からそれぞれ下方側に突出して形成され、対応する側の上記カプセルの後方側端面に係合する一対の第1の係合部と、
    上記固定ブラケットの後方側端面の、上記一対の第1係合部の何れか一方の第1係合部の近傍部から下方側に突出して形成され、対応する上記カプセルの車幅方向両側面に係合する側面係合部と上記カプセルの前方側端面に係合する前方側端面係合部とを有する一つの第2の係合部とを備えたこと
    を特徴とする請求項2または3に記載のステアリング装置。
  7. 上記少なくとも一方のカプセルには、該カプセルの上側面よりも上方に突出した突出部が形成され、
    上記係合部は、上記上方に突出した突出部と係合する孔であること
    を特徴とする請求項2または3に記載のステアリング装置。
  8. 上記係合部は、上記固定ブラケットの車幅方向両端近傍部の下側面のうち少なくとも一方の下側面に形成され、該下側面よりも下方に突出した突出部であり、
    上記カプセルには上記下方に突出した突出部が係合する孔が形成されていること
    を特徴とする請求項2または3に記載のステアリング装置。
  9. 請求項8に記載のステアリング装置において、
    上記下方に突出した突出部は円筒形状に形成され、該円筒形状の内側は上記固定ブラケットを車体に取付けるためのボルトが挿通されるボルト孔であり、
    上記カプセルの孔は該カプセルを車体に取付けるためのボルトが挿通されるボルト孔であること
    を特徴とするステアリング装置。
  10. 請求項4に記載のステアリング装置において、
    上記固定ブラケットは一枚の板部材からなり、上記一対の第2の係合部は、上記板部材の車幅方向で両側となる端面の後方側端部からそれぞれ下方に延びる下方側延長部と、上記下方側延長部の下端から対応する側の上記カプセルの車幅方向側面に沿って前方側に延びる上記側面係合部と、上記側面係合部の前方側端部から直角に折れ曲がり、車幅方向内側に延びる上記前方側端面係合部とからなること
    を特徴とするステアリング装置。
  11. 上記各カプセルの後方側端面と下面との間には、面取り部が形成されていること
    を特徴とする請求項3に記載のステアリング装置。
  12. 上記各カプセルの後方側端面と下面との間には、面取り部が形成されていること
    を特徴とする請求項4に記載のステアリング装置。
  13. 上記各カプセルの後方側端面と下面との間には、面取り部が形成されていること
    を特徴とする請求項5に記載のステアリング装置。
  14. 上記各カプセルの後方側端面と下面との間には、面取り部が形成されていること
    を特徴とする請求項6に記載のステアリング装置。
  15. 上記各カプセルの後方側端面と下面との間には、面取り部が形成されていること
    を特徴とする請求項7に記載のステアリング装置。
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