JP5785108B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、チルト・テレスコ調整機構を備えたものであって、チルト・テレスコ調整時の締付状態を強固なものとし、装置全体のガタツキを防止することができるステアリング装置に関する。
特許文献1(特開2010―105662号公報)では、アッパー側車体取付けブラケット3の左右の側板32A,32Bの内側面321A,321Bに、アルミニウム合金又はマグネシウム合金のダイカスト鋳造法により成形された左右一対のクランプ部材8A,8Bが、テレスコ移動及びチルト移動可能に挟持されており、該クランプ部材8A,8Bの内側に形成された円弧状内周面82A,82B が、アウターコラム1の外周11を包持している〔特許文献1の図(2)の(2)、図(3)参照〕。
前記円弧状内周面82A,82Bには、アウターコラム1の中心軸線を通る水平線上に、軸方
向に長い矩形状の係合突起83A,83Bが一体的に形成されている。アウターコラム1の外周11には、係合凹部12A,12Bが内周13に貫通して形成され、クランプ部材8A,8Bの係合突起83A,83Bが係合凹部12A,12Bに嵌入している。
アウターコラム1の内周13には、摩擦係数の小さい材料で成形された円筒形状のブッシ
ュ22が嵌合し、ブッシュ22の外周に形成された係合凹部23A,23Bにクランプ部材8A,8Bの係合突起83A,83Bが嵌入している。ブッシュ22の内周には、上記したインナーコラム2が軸方向に摺動可能に嵌合している。
前記係合突起83A,83Bと前記係合凹部12A,12B,23A,23Bとの係合によって、アウターコラム1、ブッシュ22はクランプ部材8A,8Bに対して回り止めされると共に、アウターコラム1
をインナーコラム2に対してテレスコ位置調整する際に、アウターコラム1、クランプ部材8A,8B,ブッシュ22を、一体的に軸方向に摺動させている。
クランプ部材8A,8Bの下方には、軸方向に長いテレスコ用長溝81A,81Bが形成され、側板32A,32Bに形成したチルト用長溝33A,33Bと、テレスコ用長溝81A,81Bに、締付けロッド34
が、挿通されている。アウターコラム1、ブッシュ22の下面には、各々スリット14,24が形成されており、クランプ部材8A,8Bが締付けられると、アウターコラム1、ブッシュ22が縮径して、インナーコラム2が保持される。
また、クランプ部材8Bの円弧状内周面82Bの上方と下方に、円柱状の係合突起84A,84B,84Cを形成している。この円柱状の係合突起84A,84B、84Cを、アウターコラム1に形成した図示されない円形の係合凹部に係合させ、クランプ部材8Bとアウターコラム1とを固定し、アウターコラム1の回り止めとしている〔特許文献1の図(2)の(2)参照〕。
また、インナーコラム2の外周25に係合凹部27A、27Bを形成し、該係合凹部27A、27Bの
軸方向端部に、アウターコラム1の内周13に形成された軸方向に長い矩形状の係合突起83A、83Bの軸方向端部を当接させることにより、テレスコ調整時のストッパとして機能させている〔特許文献1の図(4)、(5)参照〕。
アウターコラム1の内周13に、インナーコラム2の外周25が軸方向に摺動可能に嵌合し、インナーコラム2の外周25に形成された係合凹部27A、27Bに、クランプ部材8A、8Bの係合
突起83A、83Bが嵌入している。係合凹部27A、27Bの軸方向の長さL1は、クランプ部材8A、8Bの係合突起83A,83Bの軸方向の長さL2に、アウターコラム1のテレスコ調整距離分を加えた長さに設定している。
係合突起83A,83Bと係合凹部12A,12B,27A,27Bとの係合によって、アウターコラム1、イ
ンナーコラム2はクランプ部材8A,8Bに対して回り止めされると共に、アウターコラム1を
インナーコラム2に対してテレスコ位置調整する際に、アウターコラム1とクランプ部材8A,8Bを、一体的に軸方向に摺動させている。
特開2010−105662号公報
特許文献1には、以下に示す問題点が存在する。操作レバー349を回動すると、側板32A,32Bの間隔が狭まり、クランプ部材8A,8Bの下方の間隔が狭まり、上方の間隔が開くように回転し、クランプ部材8A,8Bによるアウターコラム1への締付状態が不均等となり、安定した締付状態が得られない。
そのためにクランプ部材8A,8Bの回転止めとして、クランプ部材8A,8Bに係合突起83A,83Bを形成し、アウターコラム1の係合凹部12A,12Bとを係合させ固定する手段が試みられているが、この手段では、寸法管理が難しく、コストがかかる。また寸法にバラツキが生じた場合には、ガタツキが発生するおそれがあり、問題点が残る。
さらに、クランプ部材8A,8Bはそれぞれ左右別体でアウターコラム1に係止固定されているので、締付時の回転やこじれが左右のクランプ部材8Aとクランプ部材8Bとで異なるおそれがあり、締付力の低下につながる。
また、回り止め及びこじれ防止として、クランプ部材8A,8Bにそれぞれ形成された円柱
状の係合突起84A,84B,84Cと、アウターコラム1に形成した図示されない円形の係合凹部
に係合させているが、これらによって構造が複雑化し、加工コストがかかる。また、アウターコラム1とクランプ部材8A,8Bを別部材としているので、部品点数が増加する。
さらに、クランプ部材8A,8Bに形成された軸方向に長い矩形状の係合突起83A,83Bを、インナーコラム2に形成された係合凹部27A,27Bに係合させてテレスコ操作時のストッパとしているので、係合凹部27A,27Bの軸方向の長さは、係合突起83A,83Bの軸方向長さにテレスコ調整距離分を加えた長さが必要になり、インナーコラム2も長くなり、ステアリング装
置全体が大型化してしまう。
また、係合突起83A,83Bと、アウターコラム1の係合凹部12A,12Bと、インナーコラム2の係合凹部27A,27Bとの寸法管理が難しく、コストがかかる。寸法にバラツキが生じた場合
には、クランプ部材8A,8Bの回転やガタツキが生じ、テレスコ操作性が悪化する恐れがあ
る。本発明の目的(技術的課題)は、チルト・テレスコ調整時の締付状態をバランスの取れたものとすると共に、強固なものとし、装置全体のガタツキを防止することができるステアリング装置を提供することにある。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、インナーコラムと、内面側に抱持面部が形成された左右一対のアウターコラム半体を有すると共に前記両抱持面部にて前記インナーコラムの外周面が抱持される抱持内周面が構成されてなるアウターコラムと、ピボット上部の幅方向両側に垂下状側部が形成されてなるピボットブラケットと、幅方向両側に固定側部を有する固定ブラケットと、締付具とからなり、前記両アウターコラム半体の幅方向両外側面は、前記ピボットブラケットの前記両垂下状側部にて挟持され、前記垂下状側部は、ピボット側部と該ピボット側部の後方側に突出する後方延長側部とからなり、前記両アウターコラム半体の外側面は、抱持された前記インナーコラムの直径中心に対応する位置で且つ軸方向に沿って上部当接面が形成されると共に該上部当接面の下方には下部当接面が形成され、前記両上部当接面は前記ピボットブラケットの両後方延長側部にて挟持固着され、該両後方延長側部は前記固定ブラケットの両固定側部にて挟持されると共に前記両固定側部は前記両下部当接面と前記締付具を介して締付及び締付解除可能に連結されてなることを特徴とするステアリング装置。
としたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、前記下部当接面は、前記上部当接面より段差部を介して幅方向外方に突出して形成され、該段差部の幅方向寸法は前記ピボットブラケットの後方延長側部の肉厚寸法以下に形成されてなるテアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項3の発明を、請求項1又は2において、前記アウターコラムの抱持内周面の上下方向中間箇所には軸方向に沿って溝形状の凹部が形成されてなることを特徴とするステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項4の発明を、請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記アウターコラムの前記上部当接面と前記ピボットブラケットの後方延長側部には、ノックピンが挿通固着されると共に、前記インナーコラムには前記ノックピンが挿通するテレスコ用長孔が軸方向に沿って形成されてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項5の発明を、請求項1,2,3又は4のいずれか1項の記載において、前記抱持面部は、半円形状に形成され、両抱持面部にて円周形状の抱持内周面を構成してなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項6の発明を、請求項1,2,3又は4のいずれか1項の記載において、前記抱持面部は、多面形状に形成され、両抱持面部にて多角形状の抱持内周面を構成してなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項7の発明を、インナーコラムと、内面側に抱持面部が形成された左右一対のアウターコラム半体を有すると共に前記両抱持面部にて前記インナーコラムの外周面が抱持される抱持内周面が構成されてなるアウターコラムと、ピボット上部の幅方向両側に垂下状側部が形成されてなるピボットブラケットと、幅方向両側に固定側部を有する固定ブラケットと、締付具とからなり、前記両アウターコラム半体の幅方向両外側面は、前記ピボットブラケットの前記両垂下状側部にて挟持され、前記固定ブラケットの両固定側部は前記両アウターコラム半体の幅方向両外側面を前記締付具によって締付及び締付解除可能に連結され、前記ピボットブラケットのピボット上部は、前記両アウターコラム半体の上端に当接してなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項8の発明を、請求項1,2,3,4,5,6又は7のいずれか1項の記載において、前記両アウターコラム半体は、アルミ合金製であるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明では、アウターコラムは左右一対とした2個のアウターコラム半体から
構成されているので、締付具による締付時、インナーコラムを押圧する箇所を確定することができ、幅方向両側から均一な押圧力によって安定した締付状態にすることができる。また、締付具による締付を解除するときには、ピボットブラケットの両垂下状側部の締付が緩み、アウターコラム半体同士の離間が円滑に行われ、インナーコラムに対する締付解除がスムーズに行われる。
さらに、請求項1の発明では、アウターコラムの幅方向両側の外面に形成された上部当接面には、ピボットブラケットの後方延長側部が当接固定され、固定ブラケットは両固定側部にて両後方延長側部及びアウターコラムの両下部当接面を挟持すると共に、締付具を介して締付及び締付解除可能の連結をしたものである。すなわち、アウターコラムとピボットブラケットとを一体に締め付ける構成としたことにより、インナーコラムをアウターコラムの上部当接面と下部当接面より締付固定することができ、締付剛性が向上する。
請求項2の発明では、上部当接面と下部当接面の間に形成された段差部の幅方向寸法を、後方延長側部の肉厚寸法以下としたことにより、締付時、固定ブラケットの両固定側部と、ピボットブラケットの両後方延長側部とが先に当接し、上部当接面を押圧する。これにより、アウターコラムのこじれを防止することができる。また、インナーコラムは、直径中心を通過する水平直径線に対応する位置に存在するアウターコラムの上部当接面から押圧されるので、アウターコラムの抱持内周面から均一な押圧力を受け、締付剛性が向上し、ガタツキを防止することができる。
請求項3の発明では、アウターコラムの抱持内周面の上下方向中間箇所には軸方向に沿って溝形状の凹部が形成されているので、上部当接面からの締付力が、前記凹部より上方領域の抱持内周面と、下方領域の抱持内周面とに均等に分散され、締付時におけるアウターコラムの回転やこじれを抑制し、ガタツキの発生を防止することができる。
請求項4の発明では、アウターコラムの前記上部当接面とピボットブラケットの後方延長側部に挿通固着されたノックピンが、前記インナーコラムに形成されたテレスコ用長孔に挿通されているので、アウターコラムに対するインナーコラムの回転が規制され、さらに上下方向のガタツキも防止することができる。また、ノックピンは、テレスコ調整におけるストロークのストッパーとしての役目を果たす。
請求項5の発明では、抱持面部は、半円形状に形成され、両抱持面部にて円周形状の抱持内周面を構成することにより、両抱持面部とインナーコラムとは略面接触状態となり、締付具による締付状態では極めて強固にインナーコラムを支持固定することができる。請求項7の発明では、抱持面部は、多面形状に形成され、両抱持面部にて多角形状の抱持内周面を構成したことにより、両抱持面部によってインナーコラムを複数個所で線接触の状態となり、極めて安定した状態でインナーコラムを支持することができる。
請求項7の発明では、前記ピボットブラケットのピボット上部は、前記両アウターコラム半体の上端に当接する構成により、締付具による締付時、アウターコラム半体の回転を防止し、インナーコラムを幅方向両側から均一な押圧力によって安定した締付状態にすることができる。請求項8の発明では、両アウターコラム半体は、アルミ合金製としたことにより、軽量で加工が容易である。また、金型がアウターコラム半体1個分で済み、コストを削減することができる。
(A)はショートタイプのアウターコラム半体とショートタイプのピボットブラケットを使用した本発明の実施形態の側面図、(B)は固定ブラケットを除いた状態の本発明の要部拡大側面図、(C)は(A)のY1−Y1矢視断面図である。 (A)は図1(B)において固定ブラケットを設けた状態のX1−X1矢視断面図、(B)はショートタイプのアウターコラム半体とショートタイプのピボットブラケットの分解斜視図である。 (A)は本発明の構成の一部断面にした分解図、(B)はアウターコラム半体の縦断正面図である。 (A)は本発明の締付状態の作用を示す縦断正面図、(B)は(A)の(ア)部拡大図である。 (A)はテレスコ調整機構におけるインナーコラムのテレスコ用長孔とノックピンの構成を示す分解縦断正面図、(B)はテレスコ調整を示す略示図である。 本発明において、ピボットブラケットのピボット上部が両アウターコラム半体の上端に当接する構成とした実施形態を示す縦断正面図である。 本発明において、ピボットブラケットのピボット上部が両アウターコラム半体の上端に当接する構成とした実施形態を示す一部断面とし且つ固定ブラケットを除いた状態の縦断側面図である。 (A)はロングタイプのアウターコラム半体とショートタイプのピボットブラケットを使用し且つ固定ブラケットを除いた状態の本発明の実施形態の側面図、(B)はロングタイプのアウターコラム半体の斜視図である。 (A)はショートタイプのアウターコラム半体とロングタイプのピボットブラケットを使用し且つ固定ブラケットを除いた状態の本発明の実施形態の側面図、(B)はロングタイプのピボットブラケットとショートタイプのアウターコラム半体とを分離した状態の斜視図、(C)はロングタイプのアウターコラム半体とロングタイプのピボットブラケットを使用し且つ固定ブラケットを除いた状態の本発明の実施形態の側面図である。 (A)は上部当接面が下部当接面よりも幅方向外方に突出した側面を有するアウターコラム半体の縦断正面図、(B)は上部当接面と下部当接面とを同一面とした外側面を有するアウターコラム半体の縦断正面図,(C)はアウターコラム半体の抱持面部を多角面部とした実施形態の縦断正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明では、以下の説明において前後方向が設定されており、本発明のステアリング装置を自動車に装着した状態で、自動車の前後方向を基準とし、自動車の前方に対応する側を「前方側」とし、自動車の後方に対応する側を「後方側」とする。また、前方側と後方側とを結ぶ方向を「軸方向」と称する。さらに「幅方向」とは、自動車の左右方向を表すものである。
本発明は主に、図1乃至図3に示すように、固定ブラケット1,インナーコラム2,アウターコラムA,ピボットブラケット4,締付具6等から構成される。まず、固定ブラケット1は、幅方向両側に形成された固定側部11,11と取付部12,12と、連結部15とから構成されている。それぞれの固定側部11,11の上端より外方に向かって水平状の取付部12,12が形成され、該取付部12,12は連結部15によって一体的構造となるように連結形成されている。
前記固定側部11には、上下方向又は縦方向を長手方向としたチルト調整用のチルト調整長孔13が形成されている〔図1(A),(C)、図3参照〕。取付部12,12にはカプセル部材14がそれぞれ装着され、両カプセル部材14,14を介して固定ブラケット1が、車体の所定箇所に装着される〔図1(A)、図2(A)参照〕。
インナーコラム2は、中空円筒状のパイプであり、内部にステアリングシャフト7が装着され、該ステアリングシャフト7の後方側端部にはステアリングホイール73が装着されている〔図1(A)参照〕。該インナーコラム2には、被抱持円筒部21が形成されている。該被抱持円筒部21は、インナーコラム2の中で直径が最も太くなる円筒領域で、後述するアウターコラムAによって支持される部位である〔図1(C),図3,図5(A)等参照〕。
被抱持円筒部21には、軸方向に沿って長手方向となるテレスコ用長孔23が幅方向両側に形成されている〔図1(B)、図2(A)、図5(B)参照〕。該テレスコ用長孔23には、後述するスライドガイド24が装着される。また、本発明では、インナーコラム2において直径中心をPとし、該直径中心Pが軸方向に延びる仮想線を軸心線Lpとし、該軸心Pを通過する水平方向線を水平直径線Lhとし、軸心Pを通過する垂直方向線を垂直直径線Lvとする(図1参照)。
アウターコラムAは、前記インナーコラム2の被抱持円筒部21をテレスコ調整可能に抱持する抱持内周面A1を有するものである。抱持内周面A1は、軸方向に沿って同一直径に形成されている。アウターコラムAは、一対のアウターコラム半体3,3から構成されている〔図1(C),図2、図3参照〕。両アウターコラム半体3,3は、左右対称形状となるように対向して配置され、同一形状のものである。それぞれのアウターコラム半体3は、アルミ合金製で鋳造又は押出成形等によって形成される。
アウターコラム半体3には、以下に述べるように、ショートタイプ(図2参照)とロングタイプ(図8参照)とした実施形態が存在する。ショートタイプとロングタイプとの相違は、前後方向の長さ寸法の大小である。ショートタイプとロングタイプのそれぞれのアウターコラム半体3について基本的な構造は略同一であるので、主にショートタイプのアウターコラム半体3について説明し、そのあとでロングタイプの説明を行う。両アウターコラム半体3,3は、相互に対向する側を内方側とし、該内方側以外の外周部分を外方側とする。
それぞれのアウターコラム半体3の内方側には、抱持内周面A1を構成する抱持面部3
1が形成されている。該抱持面部31は、複数の形状のタイプが存在し、抱持面部31の第1タイプは略半円形状の窪み部分として形成されたものであり、このタイプを半円面部31aと称する〔図1(C),図2(B),図3等参照〕。また、前記抱持面部31の第2タイプは、略多面形状の窪み部分として形成されたものであり、このタイプを多角面部31bと称する〔図10(C)参照〕。
その一対のアウターコラム半体3,3が左右対称となるように配置された状態で、抱持面部31を半円面部31aとしたものでは、両抱持面部31,31同士が軸方向に沿って貫通する断面円形状の貫通孔とした抱持内周面A1を構成し、インナーコラム2の被抱持
円筒部21を抱持する〔図1(C)、図3参照〕。
また、抱持面部31を多角面部31bとしたものでは、両抱持面部31,31同士が軸方向に沿って貫通する断面多角形状の貫通孔とした抱持内周面A1を構成し、インナーコ
ラム2の被抱持円筒部21を抱持する。第1タイプの抱持面部31(半円面部31a)にて構成される抱持内周面A1では、インナーコラム2の被抱持円筒部21を略面接触状態
で抱持する構成となり、軸方向における保持力を強固なものにできる。
多角面部31bとした抱持面部31によって構成される抱持内周面A1では、インナー
コラム2の被抱持円筒部21を略線接触状態で抱持する構成となり、複数の部分的な接触構成となり、安定した状態でインナーコラム2を保持することができる〔図10(C)参照〕。また、多角面部31bは、2個以上の平坦面から構成されるものであり、特に好適なものとしては、多角面部31bを3個の面としたものである〔図10(C)参照〕。これによって、両抱持半円部31,31によって断面略六角形状とした抱持内周面A1を構
成し、インナーコラム2を極めて安定した状態で抱持することができる。
抱持面部31には、上下方向の中心位置で且つ軸方向に沿って凹部311が形成されている。該凹部311は、断面方形状の溝として形成されている部位であり、スライドガイド24が遊挿される部位である。両アウターコラム半体3,3によって、インナーコラム2の被抱持円筒部21を適正に抱持した状態において、インナーコラム2の水平直径線Lhに対応する位置に凹部311が形成される〔図1(C)参照〕。
また、アウターコラム半体3の内方側において、前記抱持面部31よりも下方側の面を下部内側面32aと称し、前記抱持面部31よりも上方側の面を上部内側面32bと称する〔図2(B)参照〕。下部内側面32a及び上部内側面32bは、垂直状の平坦面として形成される。そして、一対のアウターコラム半体3,3を左右対称に配置して、アウターコラムAを構成し、両アウターコラム半体3,3によってインナーコラム2の被抱持円筒部21を挟持したときには、前記両下部内側面32a,32a同士及び両上部内側面32b,32b同士は適宜の間隔を有する構成となる〔図1(C)参照〕。
アウターコラム半体3の外方側は、外側面3a,上面部36a,底面部36bから構成されている。前記外側面3aは、上部当接面33,下部当接面34及び段差部35とから構成される。下部当接面34と上部当接面33との境目には、段差部35が形成されている〔図2(B)参照〕。そして、アウターコラム半体3の外側面3aは、上部当接面33と下部当接面34とのいずれか一方が他方よりアウターコラム半体3の幅方向外方に突出しているか、又は同一面となるように形成されるかによって、アウターコラム半体3に3個のタイプが存在する。
まず、外側面3aの第1タイプは、前記下部当接面34が前記上部当接面33より段差部35を介してアウターコラム半体3の幅方向外方に突出して形成されたものである〔図1(C),図2(B),図3等参照〕。具体的には、段差部35の幅方向寸法Wは、後述するピボットブラケット4の垂下状側部4aの後方延長側部の肉厚寸法T以下に形成される。段差部35は、上部当接面33の下端から突出するように形成されている〔図3(B),図4(B)参照〕。
アウターコラム半体3の外側面3aの第2タイプは、前記上部当接面33が前記下部当接面34より段差部35を介してアウターコラム半体3の幅方向外方に突出して形成されたものである〔図10(A)参照〕。アウターコラム半体3の外側面3aの第3タイプは、前記上部当接面33と前記下部当接面34とがアウターコラム半体3の幅方向外方において同一面となるように構成されたものである。
さらに、詳述すると、上部当接面33は、前記抱持面部31に対して上下方向の中間箇所に対応する位置に形成された略長方形状とした垂直状の平坦面である。アウターコラム半体3の上部当接面33は、両アウターコラム半体3,3にて前記インナーコラム2の被抱持円筒部21を適正に抱持した状態で、インナーコラム2の水平直径線Lhと直交(略直交も含む)すると共に、その直交する位置から上下方向に略均等に延在する平坦面である〔図3(B)参照〕。
下部当接面34は、前記上部当接面33の下方に略長方形状とした垂直状の平坦面であり、上部当接面33と平行な面となる。該上部当接面33には螺子孔37が形成され、該螺子孔37は、固定ボルト200と共にピボットブラケット4と連結固定される役目をなす。さらに、アウターコラム半体3には、抱持面部31と上部当接面33とを貫通するノックピン取付孔38が形成される〔図2,図5(A)参照〕。該ノックピン取付孔38には、ノックピン100が圧入される。下部当接面34には、後述する締付具6のボルト軸61が挿通する締付ボルト軸挿通孔39が形成される。締付ボルト軸挿通孔39は、外方側の下部当接面34と内方側の下部内側面32aとを貫通する〔図2(B)参照〕。
また、アウターコラム半体3のロングタイプでは、ショートタイプよりも前後方向の長さ寸法を長くしたものであり、その他の構成はショートタイプと同一である(図8参照)。具体的には、固定ブラケット1と連結するための前記締付ボルト軸挿通孔39を基準の位置として、該締付ボルト軸挿通孔39の位置から車体前方側へ延長させたものである。したがって、アウターコラム半体3の締付ボルト軸挿通孔39と螺子孔37との前後方向間隔、或いは締付ボルト軸挿通孔39とノックピン取付孔38との前後方向間隔がショートタイプよりもロングタイプの方が大きくなる。
次に、ピボットブラケット4は、以下に述べるように、ショートタイプ〔図1(B),図2(B)等参照〕とロングタイプとした実施形態が存在する。ショートタイプとロングタイプとの相違は、前後方向の長さ寸法の大小である。ショートタイプとロングタイプのピボットブラケット4について基本的な構造は略同一であるので、主にショートタイプのピボットブラケット4について説明し、そのあとでロングタイプの説明を行う。
ピボットブラケット4は、ピボット上部43の幅方向両側に垂下状側部4a、4aが形成されている。垂下状側部4aはピボット側部41と後方延長側部42とからなり、車体前方側よりにピボット側部41が形成され、車体後方側よりに後方延長側部42が一体形成されている〔図1,図2,図9(B)参照〕。両ピボット側部41,41の上端同士は、ピボット上部43によって一体的構造となるように連結形成され、前記ピボット側部41から後方側に向かって突出するように後方延長側部42が一体形成されている〔図1,図2等参照〕。
また、ピボット上部43は垂下状側部4a,4aの前後方向、すなわち、ピボット側部41と後方延長側部42の全体に形成しても良い〔図9(B)参照〕。この場合、ピボットブラケット4は、前後方向の前方から後方に向かって略断面門形状に構成される。該後方延長側部42は、前記アウターコラム3の外側面3aに当接する部位であり、主に上部当接面33に当接する。前記後方延長側部42は、上部当接面33の領域よりも一回り小さい形状に形成されることもある。
前記ピボット側部41には、その上方で且つ軸方向に沿って長孔部46が形成されている。該長孔部46は、チルト保持孔46aと、衝撃吸収長孔46bと、保持部46cとから構成される〔図1(B)、図2(B)参照〕。チルト保持孔46aは長孔部46の前方側端部に位置し、該長孔部46の他の領域は衝撃吸収長孔46bとして使用される。保持部46cは、チルト保持孔46aと衝撃吸収長孔46bとの領域を仕切るための部位で、具体的には軸片状の部材で、長孔部46の内周縁の下端から上方、又は上端から下方に向かって突出形成されたものである。
チルト保持孔46aには、後述するピボット軸53が挿通され、衝突等の衝撃発生によって、後述するピボット軸53が軸片状の前記保持部46cを押し倒すようにして破壊し、長孔部46が前方側に移動するものである。ピボット側部41の下方には固定ボルト挿通孔44が形成され、後方延長側部42には、ノックピン挿通部45が形成されている〔図2(B),図9(B)参照〕。
該ノックピン挿通部45には、後述するノックピン100が挿入される。ノックピン挿通部45は、後方延長側部42に貫通孔として形成されたものである。また、ノックピン挿通部45の別のタイプとしては、前記後方延長側部42の前後方向後端縁に前後方向に沿って略切欠き形状又は後方端部が開口された溝形状に形成されたものが存在する〔図9(A),(B)参照〕。
ピボットブラケット4のロングタイプは、前後方向の長さ寸法をショートタイプのものよりもさらに長くしたものである。具体的には、垂下状側部4aのピボット側部41を前後方向の後方側へ延長するようにして長く形成したものである。そして、ピボット上部43は、後方延長側部42の領域にも形成されている〔図9(B)参照〕。また、ロングタイプのピボットブラケット4の変形例として、ショートタイプのピボットブラケット4と似た形状であり、後方延長側部42が後方側へ延長するようにして長く形成され、且つ後方延長側部42の領域には、前記ピボット上部43は形成されていないものも存在する〔図9(C)参照〕。
ロングタイプのピボットブラケット4においても、垂下状側部4aのピボット側部41には長孔部46が形成され、後方延長側部42にはノックピン挿通部45が形成され、また固定ボルト挿通孔44がアウターコラム半体3の螺子孔37の位置に合わせてピボット側部41又は後方延長側部42のいずれか一方に形成される。
以上述べたように、アウターコラム半体3とピボットブラケット4には、それぞれショートタイプとロングタイプとが存在し、その組み合わせも自由であり、アウターコラム半体3とピボットブラケット4とは共にショートタイプ同士としたり、ロングタイプ同士とする。さらに、アウターコラム半体3をショートタイプし、ピボットブラケット4をロングタイプとしたり、又はアウターコラム半体3をロングタイプとし、ピボットブラケット4をショートタイプとしても良い。
ロア固定ブラケット5は、車体に固定され、該ロア固定ブラケット5に前記ピボットブラケット4が回動自在に連結される〔図1(A)、図2(A)参照〕。ロア固定ブラケット5は、幅方向両側に形成された枢支連結側部52,52と、該枢支連結側部52,52の上端から幅方向外方に延設される取付固定部51とから構成される。前記枢支連結側部52には、支持孔部52aが形成されている。また、前記取付固定部51には、車体所定箇所に取り付けるための固定孔51aが形成されている。
両枢支連結側部52,52は、ピボットブラケット4の両ピボット側部41,41を挟持し、それぞれの枢支連結側部52とピボット側部41とがピボット軸53によって枢支連結される。該ピボット軸53は、枢支連結側部52の支持孔部52aに挿通され、且つピボット側部41に対しては、チルト保持孔46aに挿通されて連結されるものである。締付具6は、ボルト軸61と締付カム62と操作レバー部63とから構成されている〔図1(A)、(C)参照〕。
アウターコラムAのそれぞれのアウターコラム半体3の抱持面部31と上部当接面33との間に亘って形成されたノックピン取付孔38にはノックピン100が圧入される〔図2,図5(A)参照〕。該ノックピン100は、上部当接面33と抱持面部31のそれぞれ面から突出するように圧入固着される。特に、抱持面部31側においては、前記ノックピン100の先端は凹部311から抱持面部31の内部側まで突出する。
アウターコラムAの両アウターコラム半体3,3の抱持面部31,31にてインナーコラム2の被抱持円筒部21が挟持される。両アウターコラム半体3,3の抱持面部31,31より突出したノックピン100,100は、インナーコラム2に形成された幅方向両側のテレスコ用長孔23,23にそれぞれ挿通される。
アウターコラムAの両アウターコラム半体3,3に挟持されたインナーコラム2は、ノ
ックピン100がテレスコ用長孔23に挿通することで、軸周方向における回転が規制されると共に上下方向のガタツキも抑制される〔図5(B)参照〕。また、ノックピン100とテレスコ用長孔23の軸方向端部が当接することにより、テレスコ調整時のストローク範囲を規制することができる。さらに、インナーコラム2はテレスコ用長孔23に挿通されたノックピン100に沿って軸方向移動することができ、テレスコ調整時の紬方向移動がガイドされる。
また、インナーコラム2のテレスコ用長孔23にはスライドガイド24が装着されており、ノックピン100の内方側先端は、スライドガイド24のガイド孔24aを介してテ
レスコ用長孔23に挿入されるものである〔図2(A),図4参照〕。また、インナーコラム2の被抱持円筒部21は、その内径が他の部位よりも大径に形成されており、インナーコラム2内に装着されたステアリングシャフト7とノックピン100は接触することなく、相互に干渉することはない。
アウターコラムAの両アウターコラム半体3,3の外側面3a,3aは、ピボットブラケット4の両垂下状側部4a,4aによって挟持され、両外側面3a,3aから突出したノックピン100の外方側先端がノックピン挿通部45に挿入される。両垂下状側部4a,4aは、両アウターコラム半体3,3の両外側面3a,3aに略面接触にてそれぞれ当接する状態となる〔図1(C),図2(A),図3(B),図4等参照〕。
上述したアウターコラムAの両アウターコラム半体3,3と、ピボットブラケット4の両垂下状側部4a,4aとの組付けの構成については、アウターコラム半体3の外側面3aの形状によって、以下に示すように複数の構成の例が存在する。まず、第1の構成例では、代表的なものとして、アウターコラム半体3の外側面3aの第1タイプ、すなわち、下部当接面34が上部当接面33よりも幅方向外方に突出した構成としたものである。第1タイプと、ショートタイプのピボットブラケット4との組み合わせについて説明する。
アウターコラムAの両アウターコラム半体3,3の両上部当接面33,33は、ピボットブラケット4の両後方延長側部42,42によって挟持され、上部当接面33から突出したノックピン100の外方側先端がノックピン挿通部45に挿入される。後方延長側部42は、上部当接面33に略面接触にてそれぞれ当接する状態となる〔図1(C),図2(A),図3(B),図4等参照〕。
このように、ノックピン100は、アウターコラムAとピボットブラケット4とを組み付ける際の位置決めの役目もなす。また、ノックピン100の上部当接面33からの突出量は、ピボットブラケット4の後方延長側部42の肉厚寸法Tよりも小さく設定されている。すなわち、後方延長側部42の外方側の側面からノックピン100の外方側先端が突出しないように構成されている。これにより、後方延長側部42の外方側の側面をチルト調整時の固定ブラケット1との摺動面とすることができる。
両上部当接面33,33に形成された螺子孔37,37と、両後方延長側部42,42に形成された両固定ボルト挿通孔44,44には、固定ボルト200の螺子軸部が挿通され、ピボットブラケット4がアウターコラム半体3,3を挟持した状態で連結固定される。これにより、アウターコラム半体3,3とピボットブラケット4とが一体に連結され、締付時の回転やこじれが左右のアウターコラム半体3,3で異なることを防止でき、締付力を向上することができる。また、前記固定ボルト200は前記アウターコラム半体3に形成された凹部311の内面から突出しない構成となるように、螺子軸の長さが設定される。
固定ブラケット1の両固定側部11,11は、前記アウターコラムAの両上部当接面33,33に固定されたピボットブラケット4の後方延長側部42,42と、下部当接面34,34とを挟持し、且つアウターコラムAの締付ボルト軸挿通孔39と、固定ブラケット1のチルト調整長孔13,13とに締付具6のボルト軸61が貫通する〔図1(A)、(C)参照〕。またピボットブラケット4のピボット側部41,41は、ロア固定ブラケット5によって支持される。
前述したように、前記アウターコラムAにおけるアウターコラム半体3の段差部35の幅方向の寸法Wは、ピボットブラケット4の後方延長側部42の幅方向における肉厚寸法T以下としており、特に肉厚寸法Tよりも小さく形成されている場合には、両ピボットブラケット4,4の後方延長側部42,42が両アウターコラム半体3,3の上部当接面33,33を挟持したときに、それぞれの後方延長側部42,42は幅方向において前記下部当接面34,34の幅方向外面側より突出する構成となり、また固定側部11と下部当接面34との間には隙間Sが生じる〔図3(B),図4(B)参照〕。
締付具6の操作レバー部63の締付操作により、前記固定ブラケット1の固定側部11,11の間隔が狭まると、アウターコラムAのアウターコラム半体3,3は、下部内側面32a,32aの間隔が狭まり、上部内側面32b,32bの間隔が開くように回転しようとする。
段差部35の幅方向の寸法Wは、後方延長側部42の幅方向における肉厚寸法Tよりも小さく形成されているので、固定側部11と下部当接面34との間には隙間Sが生じる〔図3(B),図4(B)参照〕。そのために、ピボットブラケット4の幅方向において、垂直直径線Lvから後方延長側部42までの寸法W3が、垂直直径線Lvから下部当接面34までの寸法W2よりも大きく形成されることになる。
そのため、締付具6による締付時には、前記隙間Sにより、固定側部11,11が下部当接面34,34よりも先に後方延長側部42,42に当接し、押圧力F1を与える。後
方延長部42,42は両アウターコラム半体3,3の両上部当接面33,33を挟持しており、該両上部当接面33,33はインナーコラム2の水平直径線Lhの延長線上に形成
されているので、インナーコラム2の被抱持円筒部21における水平直径線Lhと交わる
位置が先に押圧され、アウターコラム半体3,3の回転を防止することができる。
また、この後方延長側部42に与えられた押圧力F1は分布荷重f,f,…となって、
上部当接面33にバランス良く伝達し、インナーコラム2に対して均一な締付力F2を与
えるものである〔図4参照〕。すなわち、押圧力F1が、凹部311,311より上方領
域の抱持面部31と、下方領域の抱持面部31とに均等に分散され、アウターコラムのアウターコラム半体3,3の回転を防止し、ガタツキの発生を防止することができる。
また、アウターコラム半体3,3において、段差部35が形成されない場合もある。この場合、両下部当接面34,34と固定側部11,11の間にスペーサー等を配置したり、前記固定側部11,11の内側面が突出した突部をプレス加工等で形成することで、アウターコラム半体3,3に形成した段差部35と同様の効果が得られる。前記スペーサー及び前記突部の厚さ寸法は、いずれも後方延長部42,42の幅方向における肉厚寸法Tと同等以下に形成される。
また、アウターコラム半体3,3がロングタイプの場合では、両アウターコラム半体3,3の両外側面3a,3aを挟持するピボットブラケット4の両垂下状側部4a,4aと、固定ブラケット1の両固定側部11,11とは重合しない構成とすることもある〔図8(A)参照〕。つまり、固定側部11,11が、両アウターコラム半体3,3の両外側面3a,3aを直接挟持する構造となる。この場合には、アウターコラム半体3,3の上部当接面33,33と固定側部11,11の間に隙間が生じるので、該隙間にスペーサー等が装着される。
前述した前記両ピボットブラケット4の両垂下状側部4a,4aと、固定ブラケット1の両固定側部11,11とは重合しない構成とした場合、アウターコラム半体3の外側面3aを第3タイプ、すなわち、上部当接面33と下部当接面34とが同一面となる構成にすれば、前述したスペーサー等が不要になる〔図10(B)参照〕。また、ピボットブラケット4の両垂下状側部4a,4aが、両アウターコラム半体3,3の両上部当接面33,33及び両下部当接面34,34を挟持するように当接させても良い。
また、ピボットブラケット4の両垂下状側部4a,4aが、両アウターコラム半体3,3の両下部当接面33,33を挟持するように当接しても良い。この場合には、アウターコラム半体3の外側面3a,3aは、上部当接面33が下部当接面34よりもアウターコラム半体3の幅方向外側に突出して形成される第2タイプとなる〔図10(A)参照〕。
該第2タイプの段差部35の幅方向寸法Wは、後方延長部42の幅方向における肉厚寸法Tよりも大きく形成されることが好ましい。締付具6による締付時には、固定側部11,11が、アウターコラム半体3,3の両下部当接面34,34を挟持するピボットブラケット4の後方延長側部42,42よりも先に上部当接面33,33に当接し、アウターコラム半体3,3の回転を防止することができる。
アウターコラム半体3には、内方側の抱持面部31と、外方側の上部当接面33とを貫通する螺子孔37とノックピン取付孔38が形成される。前記螺子孔37は前方側に形成され、前記ノックピン取付孔38は後方側に形成される。また、螺子孔37は、内螺子が形成された螺子孔である。
以上のように、ピボットブラケット4の後方延長側部42,42と、アウターコラムAのアウターコラム半体3,3とが共に固定側部11,11に締上げられることで、アウターコラムAのアウターコラム半体3,3の下部当接面34,34だけではなく、ピボットブラケット4を介して上部当接面33,33からもインナーコラム6を締め付けることができ、締付剛性が向上する。
また、アウターコラムAの両アウターコラム半体3,3の抱持面部31,31には上下方向中間箇所に凹部311,311がそれぞれ形成されている。これによって、インナーコラム2は、凹部311,311の上方側の抱持面部31,31領域と、下方側の抱持面部31,31領域との計4面で締付固定されることとなり、締付剛性が向上する。
さらに、ピポットブラケット4は、締付時には両後方延長側部42,42の間隔が狭まるように撓み、締付解除時には、この撓みが元の形状に戻る復元バネの役割をなし、アウターコラム半体3,3の離間を補助し、インナーコラム2に対する締付解除がスムーズに行われる。
そのために、締付解除時にはピボットブラケット4の復元バネの役割によって、アウターコラムの両下部内側面32a,32aの離間を補助し、インナーコラム2に対する締付解除をスムーズに行うことができる。図4(A)は、締上げにより固定側部11が撓み、アウターコラム半体3の下部当接面34と当接した状態であり、図4(B)は、固定側部11が撓む前のアウターコラム半体3の下部当接面34と当接状態しない状態である。
前記ピボットブラケット4のピボット上部43と、前記アウターコラムAの両アウターコラム半体3,3の上端とが当接する構成とすることもある(図6,図7参照)。アウターコラム半体3の上端は、アウターコラム半体3の最上端の位置のことであり、上面部36aの上端となる。
締付具6による締付を行うときに操作レバー部63を締付方向に揺動させると、両アウターコラム半体3,3にも回転力F3がかかり(図6参照)、両アウターコラム半体3,
3が回転しようとする。アウターコラム半体3,3が回転しようとしても、両アウターコラム半体3,3の上端がピボット上部43と当接しているので、前記回転力F3によって
ピボット上部43には反力k,k,…が生じる。
そして、この反力k,k,…がアウターコラム半体3,3の上端を押えつける状態となり、更に強固にアウターコラム半体3,3の回転を防止することができる(図7参照)。これにより、両アウターコラム半体3,3の間隔が均一に狭まり、インナーコラム2を幅方向両側から安定した締付(ロック)状態にすることができる。さらにインナーコラム2の直径中心Pの位置変動を抑制することができ、強固な締付剛性とすることができる。
通常、車体レイアウトや車種によって、必要なステアリング装置の軸方向長さが変わる。本発明のステアリング装置の構造であれば、ピボットブラケット4もしくはアウターコラムAの軸方向長さを変更するだけで所望の長さのステアリングコラム装置とすることができる。また、アウターコラムAはアルミ合金製で、左右一対とした2個のアウターコラム半体3,3から構成されているので、金型はアウターコラム半体3の1個分で済み、更にコストを削減することができる。
特に、アウターコラム半体3,3をアルミ押出成形によって形成した場合、金型を新しく作ることなく、所望の長さにカットすることで、ショートタイプ、ロングタイプ等、様々な長さのステアリングコラム装置とすることができる。一つの金型で様々な車種のステアリング装置に対応することができ、コスト削減となる。また、アウターコラム半体3,3のチルト摺動面や、抱持面部31の加工が不要となり、コスト削減となる。
また、アウターコラム半体3において、下部当接面34と下部内側面32aとの間で且つ軸方向に沿って貫通する抜き加工部3bを形成することができる。該抜き加工部3bが形成されることによって、アウターコラム半体3は、剛性を落とすことなく軽量化を達成することができる〔図2(B),図3等参照〕。本発明は前述した実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、実施の形態に対して適宜変更、改良を行うことが可能である。
1…固定ブラケット、11…固定側部、2…インナーコラム、A…アウターコラム、
A1…抱持内周面、3…アウターコラム半体、3a…外側面、31…抱持面部、
311…凹部、33…上部当接面、34…下部当接面、35…段差部、
4…ピボットブラケット、4a…垂下状側部、41…ピボット側部、
42…後方延長側部、5…ロアブラケット、6…締付具、100…ノックピン。

Claims (8)

  1. インナーコラムと、内面側に抱持面部が形成された左右一対のアウターコラム半体を有すると共に前記両抱持面部にて前記インナーコラムの外周面が抱持される抱持内周面が構成されてなるアウターコラムと、ピボット上部の幅方向両側に垂下状側部が形成されてなるピボットブラケットと、幅方向両側に固定側部を有する固定ブラケットと、締付具とからなり、前記両アウターコラム半体の幅方向両外側面は、前記ピボットブラケットの前記両垂下状側部にて挟持され、前記垂下状側部は、ピボット側部と該ピボット側部の後方側に突出する後方延長側部とからなり、前記両アウターコラム半体の外側面は、抱持された前記インナーコラムの直径中心に対応する位置で且つ軸方向に沿って上部当接面が形成されると共に該上部当接面の下方には下部当接面が形成され、前記両上部当接面は前記ピボットブラケットの両後方延長側部にて挟持固着され、該両後方延長側部は前記固定ブラケットの両固定側部にて挟持されると共に前記両固定側部は前記両下部当接面と前記締付具を介して締付及び締付解除可能に連結されてなることを特徴とするステアリング装置。
  2. 請求項1において、前記下部当接面は、前記上部当接面より段差部を介して幅方向外方に突出して形成され、該段差部の幅方向寸法は前記ピボットブラケットの後方延長側部の肉厚寸法以下に形成されてなることを特徴とするステアリング装置。
  3. 請求項1又は2において、前記アウターコラムの抱持内周面の上下方向中間箇所には軸方向に沿って溝形状の凹部が形成されてなることを特徴とするステアリング装置。
  4. 請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記アウターコラムの前記上部当接面と前記ピボットブラケットの後方延長側部には、ノックピンが挿通固着されると共に、前記インナーコラムには前記ノックピンが挿通するテレスコ用長孔が軸方向に沿って形成されてなることを特徴とするステアリング装置。
  5. 請求項1,2,3又は4のいずれか1項の記載において、前記抱持面部は、半円形状に形成され、両抱持面部にて円周形状の抱持内周面を構成してなることを特徴とするステアリング装置。
  6. 請求項1,2,3又は4のいずれか1項の記載において、前記抱持面部は、多面形状に形成され、両抱持面部にて多角形状の抱持内周面を構成してなることを特徴とするステアリング装置。
  7. インナーコラムと、内面側に抱持面部が形成された左右一対のアウターコラム半体を有すると共に前記両抱持面部にて前記インナーコラムの外周面が抱持される抱持内周面が構成されてなるアウターコラムと、ピボット上部の幅方向両側に垂下状側部が形成されてなるピボットブラケットと、幅方向両側に固定側部を有する固定ブラケットと、締付具とからなり、前記両アウターコラム半体の幅方向両外側面は、前記ピボットブラケットの前記両垂下状側部にて挟持され、前記固定ブラケットの両固定側部は前記両アウターコラム半体の幅方向両外側面を前記締付具によって締付及び締付解除可能に連結され、前記ピボットブラケットのピボット上部は、前記両アウターコラム半体の上端に当接してなることを特徴とするステアリング装置。
  8. 請求項1,2,3,4,5,6又は7のいずれか1項の記載において、前記両アウターコラム半体は、アルミ合金製であることを特徴とするステアリング装置。
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