JP5626344B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明はステアリング装置、特に、二次衝突時にステアリングホイールが車体前方側にコラプス移動して、衝撃荷重を吸収するようにしたステアリング装置に関する。
二次衝突時にステアリングホイールが車体前方側にコラプス移動し、衝撃エネルギー吸収部材である金属製のワイヤが塑性変形して、衝撃荷重を吸収するようにしたステアリング装置として、特開2007−38822号公報、特開2005−219641号公報に示すステアリング装置がある。特開2007−38822号公報に示すステアリング装置は、車体に固定された車体側ブラケットにワイヤの一端を係止し、二次衝突時に車体側ブラケットから車体前方側に離脱する車体取付けブラケットの移動で、ワイヤを塑性変形させて衝撃荷重を吸収している。
特開2007−38822号公報 特開2005−219641号公報
特開2007−38822号公報に示すステアリング装置は、車体にステアリング装置を取り付けるためには、車体側ブラケットにステアリング装置側の車体取付けブラケットを取り付けるとともに、ワイヤの一端を車体側ブラケットに係止する必要があるため、車体への取り付け作業が面倒で、取り付け時間が長くなる問題がある。
特開2005−219641号公報に示すステアリング装置は、車体に固定された車体側ブラケットにワイヤの一端を係止し、二次衝突時に車体側ブラケットから車体前方側に離脱する連結部材の移動で、ワイヤを塑性変形させて衝撃荷重を吸収している。
特開2005−219641号公報に示すステアリング装置は、連結部材がワイヤに係合し、連結部材の車体前方側への移動でワイヤを塑性変形させて衝撃荷重を吸収するため、連結部材の形状をワイヤと係合可能な形状に製作しなくてはならないという設計上の制約条件が生じる。
本発明は、車体にステアリング装置を取り付ける時に、衝撃エネルギー吸収部材の一端を車体側ブラケットに係止する必要がなく、連結部材の形状が衝撃エネルギー吸収部材によって制約されないステアリング装置を提供することを目的とする。
上記目的は以下の手段によって解決される。すなわち、本発明は、車体前方側が車体に固定可能なロアーコラム、車体前方側に向かって移動可能に上記ロアーコラムに嵌合するとともに、ステアリングホイールを装着したステアリングシャフトを回動可能に軸支するアッパーコラム、車体に取り付け可能であり、二次衝突時の所定の衝撃力で、車体から離脱して上記アッパーコラムとともに車体前方側に向かって移動可能なアッパーブラケット、及び上記アッパーブラケットの車体前方側への移動により、上記アッパーブラケットに係合されて塑性変形することで衝撃エネルギーを吸収する衝撃エネルギー吸収部材を備えたステアリング装置において、上記ロアーコラムに車体前方側が固定され、上記ロアーコラムに沿って車体後方側に延びており、二次衝突時に上記アッパーコラムの移動を案内する案内溝を形成した案内ブラケット、及び上記アッパーブラケットに固定され、上記案内溝に軸部の外周面が案内されて、アッパーブラケットとともに移動可能な案内ピンをさらに備え、上記案内ブラケットは上記アッパーブラケットとの間に車体前後方向へ延びる隙間を形成する隙間形成部を有し、該隙間形成部に上記案内溝が形成されており、上記衝撃エネルギー吸収部材は、上記案内ブラケットに係止され、かつ上記案内ブラケットの上記隙間形成部と上記アッパーブラケットとの上記隙間に延在する延在部を含み、上記衝撃エネルギー吸収部材の上記延在部は、車体前方側へ向かって延びる一対の第1延長部と、上記アッパーブラケットの車体後方側で上記第1延長部どうしを接続する接続部とを含み、上記衝撃エネルギー吸収部材は、上記アッパーブラケットの車体前方側で上記第1延長部にそれぞれ連なる一対のU字形折り返し部と、上記U字形折り返し部にそれぞれ連なり車体後方側へ向かって延在し、上記アッパーブラケットと上記アッパーコラムとの間に配置された一対の第2延長部とをさらに有し、上記衝撃エネルギー吸収部材における上記第1延長部のそれぞれの車体後方側端部が上記案内ブラケットに係止され、上記アッパーブラケットの車体前方側への移動により、上記U字形折り返し部はそれぞれ上記アッパーブラケットに係合されることを特徴とするステアリング装置を提供する。
本発明の好ましい態様によれば、上記案内ピンは1本のみであり、上記第1延長部どうしの間に位置することを特徴とするステアリング装置を提供する。
本発明の好ましい態様によれば、上記衝撃エネルギー吸収部材における上記U字形折り返し部と上記アッパーブラケットの車体前方側端部との間にそれぞれ隙間を設けていることを特徴とするステアリング装置を提供する。
本発明の好ましい態様によれば、上記案内ブラケットの車体後方側端部には、上記衝撃エネルギー吸収部材における上記第1延長部の車体後方側端部をそれぞれ係止するための一対の係止溝が形成されていることを特徴とするステアリング装置を提供する。
本発明の好ましい態様によれば、上記衝撃エネルギー吸収部材は1本の金属製ワイヤを折り曲げてなることを特徴とするステアリング装置を提供する。
本発明の好ましい態様によれば、上記案内ブラケットの上記係止溝はそれぞれ、車体前方側へ延びた直線溝部と、上記直線溝部の車体前方端で直角に折れ曲がる折れ曲がり溝部とを有し、上記折れ曲がり溝部どうしが同一方向を向いていることを特徴とするステアリング装置を提供する。
本発明の好ましい態様によれば、上記案内ブラケットの上記係止溝はそれぞれ、車体前方側へ延びた直線溝部と、上記直線溝部の車体前方端で直角に折れ曲がる折れ曲がり溝部とを有し、上記折れ曲がり溝部どうしが向かい合っていることを特徴とするステアリング装置を提供する。
本発明の好ましい態様によれば、上記案内ブラケットの上記係止溝はそれぞれ、車体前方側へ延びており上記第1延長部の径よりも幅の狭い幅狭直線溝部と、上記幅狭直線溝部の車体前方側に形成されており上記幅狭直線溝部よりも幅の広い幅広直線溝部とからなることを特徴とするステアリング装置を提供する。
本発明のステアリング装置によれば、衝撃エネルギー吸収部材をステアリング装置に簡単に組み込むことができる。従って、ステアリング装置の車体への取付作業時には、衝撃エネルギー吸収部材の一端を車体へ取り付ける作業が不要となるため、ステアリング装置の車体への取り付け作業が容易で、取り付け時間を短縮することができる。また、衝撃エネルギー吸収部材をステアリング装置内に格納するため、衝撃吸収荷重を安定させることができる。また、連結部材と衝撃エネルギー吸収部材を係合させる必要がないため、連結部材の形状が衝撃エネルギー吸収部材によって制約されることがない。
本発明の実施形態に係るステアリング装置の全体を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るステアリング装置の要部を示す斜視図であり、車体後方側の右上部から見た斜視図である。 図2の案内ブラケットの車体後方側周辺の要部を示す側面図であり、車幅方向の左側から見た側面図である。 図3の案内ブラケットのワイヤ係止部近傍を断面で示した側面図であり、車幅方向の左側から見た側面図である。 図2の案内ブラケットの車体後方側近傍の平面図である。 図3から案内ブラケットを取り除いた状態を示す側面図であり、車幅方向の左側から見た側面図である。 図3のアッパーブラケット単体を示す側面図であり、車幅方向の左側から見た側面図である。 図2の案内ブラケット単体の車体後方側近傍の平面図である。 図9Aは樹脂製のスペーサと案内溝との接触部を示す図5の9A−9A断面図であり、図9Bは図9Aの案内ピン単体を示す正面図である。 衝撃エネルギー吸収部材である金属製のワイヤを示す斜視図である。 案内ブラケットの第1変形例を単体で示す車体後方側近傍の平面図である。 案内ブラケットの第2変形例を単体で示す車体後方側近傍の平面図である。 アッパーブラケットを案内ブラケットに組付ける様子を示す斜視図である。 衝撃エネルギー吸収部材の変形例を示す斜視図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態に係るステアリング装置の全体を示す斜視図である。図1に示すように、本発明の実施形態に係るステアリング装置は、コラムアシスト型のパワーステアリング装置である。図1に示すコラムアシスト型ラックピニオン式パワーステアリング装置は、ステアリングホイール101への手操作力を軽減するために、コラムアセンブリ105に取付けた電動アシスト機構102の操舵補助力を出力軸107に付与し、中間シャフト106を介して、ラックピニオン式のステアリングギヤアセンブリ103のラックを往復移動させ、タイロッド104を介して舵輪を操舵する方式のパワーステアリング装置である。
図2は本発明の実施形態に係るステアリング装置の要部を示す斜視図であり、車体後方側の右上部から見た斜視図である。図3は図2の案内ブラケットの車体後方側周辺の要部を示す側面図であり、車幅方向の左側から見た側面図である。図4は図3の案内ブラケットのワイヤ係止部近傍を断面で示した側面図であり、車幅方向の左側から見た側面図である。図5は図2の案内ブラケットの車体後方側近傍の平面図である。図6は図3から案内ブラケットを取り除いた状態を示す側面図であり、車幅方向の左側から見た側面図である。
図7は図3のアッパーブラケット単体を示す側面図であり、車幅方向の左側から見た側面図である。図8は図2の案内ブラケット単体の車体後方側近傍の平面図である。図9Aは樹脂製のスペーサと案内溝との接触部を示す図5の9A−9A断面図であり、図9Bは図9Aの案内ピン単体を示す正面図である。図10は金属製のワイヤを示す斜視図である。図13はアッパーブラケットを案内ブラケットに組付ける様子を示す斜視図である。
図2から図10に示すように、コラムアセンブリ105は、アウターコラムであるアッパーコラム42と、アッパーコラム42の車体前方側のインナーコラムであるロアーコラム46で構成されている。車体後方側に図1に示すステアリングホイール101が装着された図示しないステアリングシャフトが、円筒状のアッパーコラム42に回転可能に軸支されている。アッパーコラム42は、車体に取り付けられる上部ブラケットであるアッパーブラケット21の側板21b、21bに形成された図2、図3、図7等に示すチルト調整用長溝212、212に案内されて、チルト調整可能である。
アッパーコラム42の図2の右側である車体前方側には、ロアーコラム46が軸方向にテレスコピック移動可能に内嵌し、ロアーコラム46の車体前方側には、電動アシスト機構102のギヤハウジング47が取付けられている。このギヤハウジング47の車体上方には、図示しない車体に固定される車体に取り付けられる下部ブラケットであるロアーブラケット44が取り付けられ、チルト中心軸45を中心としてチルト調整可能に軸支されている。
また、アッパーコラム42の上面には、アッパーコラム42の内周面に貫通するスリット421が形成されている。さらに、アッパーコラム42は、長軸方向がアッパーコラム42の中心軸線に平行に延在するように形成されたテレスコピック調整用長溝422、422を形成した部材を一体に備えている。
チルト調整用長溝212、212及び、テレスコピック調整用長溝422、422には、締付けロッド51が挿通されている。この締付けロッド51の端部には、操作レバー52が取り付けられ、この操作レバー52によって操作される図示しない可動カムと固定カムによって、カムロック機構が構成されている。
操作レバー52の揺動操作で、アッパーブラケット21の側板21b、21bで、アッパーコラム42の側面を締付ける。この締付け/締付け解除操作によって、アッパーコラム42をアッパーブラケット21にクランプ/アンクランプし、アンクランプ時にアッパーコラム42のチルト位置の調整を行う。また、この締付け/締付け解除操作によって、アッパーコラム42が縮径して、アッパーコラム42の内周面がロアーコラム46の外周面をクランプ/アンクランプし、アンクランプ時にアッパーコラム42のテレスコピック位置の調整を行う。
ギヤハウジング47から車体前方側に突出した図1の出力軸107は、中間シャフト106を介して、ステアリングギヤアセンブリ103のラック軸に噛み合うピニオンに連結されて、ステアリングホイール101の回転操作を転舵装置に伝達している。
アッパーブラケット21は図示しない車体に二次衝突時離脱可能に固定される。アッパーブラケット21は、図9Aに示すように上述の側板21b、21bと、これらを車体上方で一体的に連結する上板21cと、上板21cの上面に固設され左右に延在したフランジ部21a、21aとからなる。車体とアッパーブラケット21との取付け構造は、図5に示すようにフランジ部21a、21aに形成された左右一対の切欠き溝23、23と、切欠き溝23、23の左右両側縁部に嵌め込まれたカプセル24、24から構成されている。切欠き溝23、23は、アッパーコラム42の中心軸線に対して、図5の上下方向である車幅方向に対称な構造を有している。また、カプセル24、24は、フランジ部21a、21aを車体上下方向から挟持している。
アッパーブラケット21及びアッパーコラム42は、金属等の導電性材料で構成されており、切欠き溝23、23は、フランジ部21aの図5の左方向である車体後方側に開口している。切欠き溝23、23の図5の上下方向である車幅方向の溝幅は、車体前方側から車体後方側に向かって徐々に広がって形成され、二次衝突時に、アッパーブラケット21がカプセル24、24から離脱しやすくしている。
切欠き溝23、23に嵌め込まれたカプセル24、24は、アルミニウム、亜鉛合金ダイカスト等の軽合金である金属等の導電性材料で構成されている。カプセル24、24は、各々4本の剪断ピン24aによって、フランジ部21aに結合されている。また、カプセル24、24は、カプセル24に形成されたボルト孔24bに挿通した図示しないボルトによって、車体に固定されている。
二次衝突時に運転者がステアリングホイール101に衝突し、車体前方側に強い衝撃力が加わると、剪断ピン24aが剪断し、アッパーブラケット21のフランジ部21aがカプセル24から離脱して、図2、図5の右側であり、図3の左側である車体前方側にコラプス移動する。すると、アッパーコラム42がロアーコラム46に沿って車体前方側にコラプス移動し、後述する衝撃エネルギー吸収部材をコラプスして衝突時の衝撃エネルギーを吸収する。なお、二次衝突時において、アッパーコラム42、アッパーブラケット21等が衝撃エネルギー吸収部材をコラプスしながら移動することを本明細書中コラプス移動と称する。
図2に示すようにロアーブラケット44には、案内ブラケット61の車体前方端に形成された取り付け部61aがボルト62によって固定されている。案内ブラケット61は金属の板材を折り曲げて成形されている。取り付け部61aはロアーブラケット44に沿って車体上下方向に形成され、取り付け部61aの車体下方側の端部には、車体後方側に向かってL字形に折り曲げられた案内部61bが形成されている。取り付け部61aと案内部61bとの接続部には、取り付け部61aと案内部61bとを連結する三角形のリブ61c、61cが形成されて、案内ブラケット61の剛性を向上させている。
案内部61bは、アッパーブラケット21のフランジ部21aよりも若干車体上方側に配置され、取り付け部61aからロアーコラム46に沿って該ロアーコラム46に平行に車体後方側に延び、フランジ部21aの車体後方端近傍に達する長さを有している。図2及び図9Aに示すように、案内部61bの車幅方向の中央位置には、車体上方側へ隆起して平面をなす平板部61eが設けられている。平板部61eは、車体前方側取り付け部61aの車体下方側の端部から車体後方側に向かって延在しており、アッパーブラケット21のフランジ部21aとの間に所定の隙間61dを形成している。平板部61eの車幅方向の中央位置には、アッパーブラケット21のコラプス移動を案内するための案内溝63がロアーコラム46の中心軸線に平行に形成されている。
仮に平板部61eとフランジ部21aとの間に隙間61dがない状態で後述する案内ピン71をアッパーブラケット21に取り付けようとすれば、案内ブラケット61やアッパーブラケット21の板厚に寸法誤差があると案内ピン71の適切な締め付けができなくなってしまう。そこで本実施形態では、平板部61eとフランジ部21aとの間に隙間61dを設けることで、案内ブラケット61等に寸法誤差があってもこれを解消し、案内ピン71の適切な締め付けを行うことができる。また、平板部61eとフランジ部21aとの間に隙間61dを設けることで、案内ブラケット61とアッパーブラケット21との接触面積を小さくし、かつ案内ピン71近傍位置で案内ブラケット61とアッパーブラケット21を非接触にできるため、案内ブラケット61とアッパーブラケット21との摩擦抵抗を小さくすることができる。また、平板部61eとフランジ部21aとの間に隙間61dを設けることで、後述するように衝撃エネルギー吸収部材である金属製のワイヤ81の上側延長部813、813を隙間61d内に配置することができる。
案内溝63は、ロアーコラム46の中心軸線に対して平行に延びて形成されている。また、図9Aに示すように、アッパーブラケット21のフランジ部21aには車幅方向の中央位置に貫通穴22aが形成されており、上板21cには当該貫通孔22aに対向する雌ねじ22が形成されている。車体上方側から案内溝63を通して図9Bの案内ピン71を差し込み、案内ピン71の下端の雄ねじ711を雌ねじ22にねじ込んで、上板21cに案内ピン71を固定している。
案内ピン71は、雄ねじ711と、その上部に形成された雄ねじ711よりも大径で円柱状の軸部712と、軸部712の上端に形成され軸部712よりも大径で円盤状の頭部713とが一体に形成されてなる。案内ピン71は鉄等の金属製である。軸部712の外周面には、合成樹脂製で中空円筒状のスペーサ72が外嵌されている。スペーサ72は、摩擦係数が小さく、機械的性質に優れた、略号がPOMであるポリアセタールで成形されている。スペーサ72には、車体下方側に円筒部721が形成され、円筒部721の上端に、円筒部721よりも大径で円盤状のフランジ部722が形成されている。
案内ピン71の雄ねじ711を雌ねじ22にねじ込むと、軸部712の車体下方側の段付き面714がフランジ部21aの上面211aに当接して停止する。その結果、案内ピン71の頭部713の下面715が、スペーサ72のフランジ部722の上面723を押圧する。従って、案内ピン71の頭部713の下面715と段付き面714との間の長さLを所定の長さに製造すれば、下面715と上面211aとの間の隙間の長さが決定される。
なお、上述のように案内ピン71の頭部713の下面715が、スペーサ72のフランジ部722の上面723を所定の押圧力で押圧することにより、アッパーブラケット21は案内ブラケット61にガタ無く取り付けられ、アッパーブラケット21のコラプス荷重を所定の荷重に設定することができる。スペーサ72は、案内ピン71と案内ブラケット61の平板部61eとが振動等によって直接干渉して騒音を生じさせてしまうことを防止する役割も果たしている。また、スペーサ72は、案内ブラケット61の微小変形、案内溝63の寸法誤差、案内ブラケット61のプレス製造時に生じる案内溝63部分の抜きバリ等によるコラプス荷重のばらつきを解消することもできる。また、スペーサ72は、アッパーブラケット21にかかるコジリ荷重、すなわち案内ピン71を中心としてアッパーブラケット21が回動するようにアッパーブラケット21にかかる荷重を低減する役割も果たしている。
図5、図8に示すように、案内ブラケット61の車体後方端には、図10に示す衝撃エネルギー吸収部材である金属製のワイヤ81を係止する係止溝64、64が形成されている。係止溝64は、車体後方側が開放され、ロアーコラム46の中心軸線に平行に車体前方側に向かって延びる直線溝部641と、直線溝部641の車体前方端で図8の下側である車幅方向右側に直角に折れ曲がって形成された折れ曲がり溝部642で構成されている。
図10に示すように、ワイヤ81は、金属製で断面が円形の細い線を折り曲げて形成されている。ワイヤ81は、水平部811、垂直部812、812、上側延長部813、813、折り返し部814、814、下側延長部815、815で構成されている。垂直部812、812は、水平部811の車幅方向両端から車体下方側に垂直に延びて形成されている。上側延長部813、813は、垂直部812、812の下端からロアーコラム46の中心軸線に平行に車体前方側に延びて形成されている。
折り返し部814、814は、上側延長部813、813の車体前方端に車体下方側に延びて形成され、折り返し部814、814には、折り返し部814、814の下端から車体後方側に延びる下側延長部815、815が形成されている。すなわち、ワイヤ81は、ロアーコラム46の軸心を間にして車幅方向に対称に形成されている。なお、ワイヤ81の下側延長部815、815は、その車体後方側の端部815a、815aがアッパーブラケット21の上板21cの下面に接触するように車体上方側へ傾斜している。
図6に示すように、このワイヤ81を、アッパーブラケット21に図6の左側である車体前方側から図6の右側である車体後方側に向かって差し込む。すなわち、案内ブラケット61をロアーブラケット44に取り付ける前に、図13にも示すようにワイヤ81の上側延長部813、813を、アッパーブラケット21の上面211aに沿って車体前方側から車体後方側に向かって差し込む。このように、ワイヤ81は、上側延長部813、813、折り返し部814、814、及び車体上方側へ傾斜した下側延長部815、815を備え、上側延長部813、813と下側延長部815、815によってアッパーブラケット21のフランジ部21a及び上板21cを上下から挟み込む構成であり、端部815a、815aがアッパーブラケット21にワイヤ81を挿着する際のガイドとなるので組み立て性が良い。
続いて、ボルト62をロアーブラケット44に締め付けて、案内ブラケット61をロアーブラケット44に取り付けた後、図13に示すように案内ブラケット61に対してアッパーブラケット21を取り付ける。このとき、ワイヤ81の垂直部812、812を、図5、図8に示すように、案内ブラケット61の係止溝64、64に差し込み、折れ曲がり溝部642、642に係止する。ワイヤ81は折れ曲がり溝部642、642に係止されるため、運転時や衝突時の衝撃で係止溝64、64から外れにくくなるとともに、ワイヤ81の車体前後方向へのガタつきが抑制される。なお、断面が円形の線材からなるワイヤ81を衝撃エネルギー吸収部材として用いたことにより、ワイヤ81を係止溝64、64の直線溝部641、641から折れ曲がり溝部642、642までスムーズに移動させることができるので、ワイヤ81の折れ曲がり溝部642、642への係止をスムーズに行うことができる。また、アッパーブラケット21を案内ブラケット61に組み込む際に、上述のようにワイヤ81でアッパーブラケット21のフランジ部21a及び上板21cを上下から挟み込むことができるので、ワイヤ81を案内ブラケット61に仮保持した状態で組み込むことができ、組み立て性が良い。最後に、図13に示すように案内ピン71を案内ブラケット61の案内溝63を通してアッパーブラケット21に取り付ける。
図3、図4、図6、図7に示すように、アッパーブラケット21のフランジ部21aの車体前方端には、車体下方側に向かって円弧状に折り曲げられたR部21cが形成されている。ワイヤ81の垂直部812、812を、案内ブラケット61の折れ曲がり溝部642、642に係止すると、ワイヤ81の折り返し部814とフランジ部21aのR部21cとの間に、図3及び図4に示す隙間βが形成される。なお、上述のように折れ曲がり溝部642、642により、ワイヤ81の車体前後方向の位置を拘束することができるため、隙間βの大きさを安定して維持することができる。
図9Aに示すように、案内ブラケット61の平板部61eは、アッパーブラケット21の上面211aよりも車体上方側に突出して形成され、上面211aとの間に車体上下方向の隙間61dが形成されて、隙間61dをワイヤ81の上側延長部813、813が通っている。平板部61eの車幅方向の両端側は車体下方側に折り曲げられて、アッパーブラケット21の上面211aに当接している。ワイヤ81の上側延長部813、813は、スペーサ72の円筒部721よりも車幅方向の外側を通るため、案内ピン71の形状がワイヤ81によって制約されない。
このようにしてステアリング装置の組付けが完了した後、図2のロアーブラケット44を車体に固定すれば、ステアリング装置の車体への取付が完了する。ワイヤ81は、ロアーブラケット44に固定された案内ブラケット61に一端が係止されている。従って、ステアリング装置の車体への取付作業時には、ワイヤ81の一端を車体へ取り付ける作業が不要となるため、ステアリング装置の車体への取り付け作業が容易で、取り付け時間を短縮することができる。
二次衝突時に運転者がステアリングホイール101に衝突し、車体前方側に強い衝撃力が加わると、剪断ピン24aが剪断し、アッパーブラケット21のフランジ部21aがカプセル24から離脱して、図2、図5の右側であって図3の左側である車体前方側にコラプス移動する。すると、案内ピン71がスペーサ72とともに車体前方側にコラプス移動する。
すると、アッパーブラケット21のフランジ部21aのR部21cが、ワイヤ81の折り返し部814に当接し、ワイヤ81を塑性変形させながら車体前方側にコラプス移動し、衝突時の衝撃エネルギーを吸収する。また、スペーサ72が合成樹脂で形成されているため、案内溝63と案内ピン71との金属接触が無く、案内溝63とスペーサ72の円筒部721との間の摩擦係数を小さくすることができる。従って、二次衝突時の衝撃エネルギーの吸収性能が安定し、衝撃荷重の吸収特性を精度良く設定することが可能となる。
上述のように、ワイヤ81の折り返し部814とフランジ部21aのR部21cとの間には、図3及び図4に示す隙間βが設けられている。このため、運転者がステアリングホイール101に衝突した際の衝撃荷重は、最初、カプセル24、24で吸収され、アッパーブラケット21が隙間βだけ車体前方側に移動した後で、さらにワイヤ81で吸収されることとなる。このように衝撃荷重がカプセル24に加わるタイミングと、ワイヤ81に加わるタイミングとをずらすことにより、カプセル24、24とワイヤ81によって生じる衝撃吸収荷重の初期荷重を小さくすることができ、すなわち運転者に加わる衝撃を軽くすることができる。なお、上述のようにワイヤ81が案内ブラケット61の折れ曲がり溝部642、642に係止されることで隙間βの大きさが安定して維持されるため、安定した衝撃吸収荷重を発生させることができる。また、ワイヤ81は、上側延長部813、813が案内ブラケット61の平板部61eとアッパーブラケット21の上面211aとの隙間61dに格納され、下側延長部815、815がアッパーコラム42とアッパーブラケット21との間に格納される。従って、ワイヤ81は衝撃によって塑性変形する際に外力や干渉物の影響を受けることがないため、安定的に塑性変形することが可能となり、安定した衝撃吸収荷重を発生させることができる。
案内ピン71は、ワイヤ81の上側延長部813、813の車幅方向の中央に位置しており、かつ下側延長部815、815の車幅方向の中央に位置している。また、アッパーブラケット21がコラプス移動した際には、フランジ部21aのR部21cがワイヤ81の2つの折り返し部814、814に当接し、これらを同時にしごいて塑性変形させる。これらの構成により、アッパーブラケット21にコジリ荷重がかかることを防止し、安定した衝撃吸収荷重を発生させることができる。
なお、本実施形態に係るステアリング装置は、案内ピン71がワイヤ81に係合し、案内ピン71が車体前方側へ移動することでワイヤ81を塑性変形させて衝撃荷重を吸収するような構成ではない。このため、案内ピン71の形状は、ワイヤ81と係合可能な形状に製作しなければならない等の設計上の制約を受けることがない。
<案内ブラケットの第1変形例>
次に上記実施形態における案内ブラケットの第1変形例について説明する。図11は案内ブラケットの第1変形例を単体で示す車体後方側近傍の平面図である。以下の説明では、上記実施形態における案内ブラケットと異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。第1変形例は、上記実施形態における案内ブラケット61の係止溝64、64の変形例である。
図11に示すように、案内ブラケット61の車体後方端の係止溝65、65は、車体後方側が開放され、ロアーコラム46の中心軸線に平行に車体前方側に向かって延びる直線溝部651と、直線溝部651の車体前方端で車幅方向内側に直角に折れ曲がって形成された折れ曲がり溝部652で構成されている。
ワイヤ81の垂直部812、812を、図11に示すように、案内ブラケット61の係止溝65、65に差し込み、折れ曲がり溝部652、652に係止する。ワイヤ81は折れ曲がり溝部652、652に係止されるため、運転時や衝突時の衝撃で係止溝65、65から外れにくくなる。なお、断面が円形の線材からなるワイヤ81を衝撃エネルギー吸収部材として用いたことにより、ワイヤ81を係止溝65、65の直線溝部651、651から折れ曲がり溝部652、652までスムーズに移動させることができるので、ワイヤ81の折れ曲がり溝部652、652への係止をスムーズに行うことができる。
<案内ブラケットの第2変形例>
次に上記実施形態における案内ブラケットの第2変形例について説明する。図12は案内ブラケットの第2変形例を単体で示す車体後方側近傍の平面図である。以下の説明では、上記実施形態における案内ブラケットと異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。第2変形例は、上記実施形態における案内ブラケット61の係止溝64、64の変形例である。
図12に示すように、案内ブラケット61の車体後方端の係止溝66、66は、車体後方側が開放され、ワイヤ81の直径よりも若干幅が狭く、開放端からロアーコラム46の中心軸線に平行に車体前方側に向かって延びる幅狭直線溝部661を有している。また、幅狭直線溝部661の車体前方側には、ワイヤ81の直径よりも若干幅が広く、ロアーコラム46の中心軸線に平行に車体前方側に向かって延びる幅広直線溝部662が形成されている。
ワイヤ81の垂直部812、812を、図12に示すように、案内ブラケット61の幅狭直線溝部661、661に差し込み、幅狭直線溝部661、661を弾性変形させながら垂直部812、812を押し込んで、幅広直線溝部662、662に係止する。ワイヤ81は幅狭直線溝部661、661に引っ掛かるため、運転時や衝突時の衝撃で係止溝66、66から外れにくくなる。なお、断面が円形の線材からなるワイヤ81を衝撃エネルギー吸収部材として用いたことにより、ワイヤ81を係止溝66、66の幅狭直線溝部661、661から幅広直線溝部662、662までスムーズに移動させることができるので、ワイヤ81の幅広直線溝部662、662への係止をスムーズに行うことができる。
上記実施形態では、コラムのチルト位置とテレスコピック位置の両方の調整を行うチルト・テレスコピック式のステアリング装置に本発明を適用した例について説明したが、チルト式のステアリング装置、テレスコピック式のステアリング装置、チルト位置もテレスコピック位置も調整できないステアリング装置に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態に係るステアリング装置は、上述のように衝撃エネルギー吸収部材として金属製のワイヤ81を備えているが、衝撃エネルギー吸収部材はこれに限られない。例えば、衝撃エネルギー吸収部材として、金属製の板材をプレス成形してなる図14に示すプレート82を採用することも可能である。

Claims (8)

  1. 車体前方側が車体に固定可能なロアーコラム、
    車体前方側に向かって移動可能に上記ロアーコラムに嵌合するとともに、ステアリングホイールを装着したステアリングシャフトを回動可能に軸支するアッパーコラム、
    車体に取り付け可能であり、二次衝突時の所定の衝撃力で、車体から離脱して上記アッパーコラムとともに車体前方側に向かって移動可能なアッパーブラケット、及び
    上記アッパーブラケットの車体前方側への移動により、上記アッパーブラケットに係合されて塑性変形することで衝撃エネルギーを吸収する衝撃エネルギー吸収部材を備えたステアリング装置において、
    上記ロアーコラムに車体前方側が固定され、上記ロアーコラムに沿って車体後方側に延びており、二次衝突時に上記アッパーコラムの移動を案内する案内溝を形成した案内ブラケット、及び
    上記アッパーブラケットに固定され、上記案内溝に軸部の外周面が案内されて、アッパーブラケットとともに移動可能な案内ピンをさらに備え、
    上記案内ブラケットは上記アッパーブラケットとの間に車体前後方向へ延びる隙間を形成する隙間形成部を有し、該隙間形成部に上記案内溝が形成されており、
    上記衝撃エネルギー吸収部材は、上記案内ブラケットに係止され、かつ上記案内ブラケットの上記隙間形成部と上記アッパーブラケットとの上記隙間に延在する延在部を含み、
    上記衝撃エネルギー吸収部材の上記延在部は、車体前方側へ向かって延びる一対の第1延長部と、上記アッパーブラケットの車体後方側で上記第1延長部どうしを接続する接続部とを含み、
    上記衝撃エネルギー吸収部材は、上記アッパーブラケットの車体前方側で上記第1延長部にそれぞれ連なる一対のU字形折り返し部と、上記U字形折り返し部にそれぞれ連なり車体後方側へ向かって延在し、上記アッパーブラケットと上記アッパーコラムとの間に配置された一対の第2延長部とをさらに有し、
    上記衝撃エネルギー吸収部材における上記第1延長部のそれぞれの車体後方側端部が上記案内ブラケットに係止され、
    上記アッパーブラケットの車体前方側への移動により、上記U字形折り返し部はそれぞれ上記アッパーブラケットに係合されることを特徴とするステアリング装置。
  2. 上記案内ピンは1本のみであり、上記第1延長部どうしの間に位置することを特徴とする請求項に記載のステアリング装置。
  3. 上記衝撃エネルギー吸収部材における上記U字形折り返し部と上記アッパーブラケットの車体前方側端部との間にそれぞれ隙間を設けていることを特徴とする請求項に記載のステアリング装置。
  4. 上記案内ブラケットの車体後方側端部には、上記衝撃エネルギー吸収部材における上記第1延長部の車体後方側端部をそれぞれ係止するための一対の係止溝が形成されていることを特徴とする請求項に記載のステアリング装置。
  5. 上記衝撃エネルギー吸収部材は1本の金属製ワイヤを折り曲げてなることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のステアリング装置。
  6. 上記案内ブラケットの上記係止溝はそれぞれ、車体前方側へ延びた直線溝部と、上記直線溝部の車体前方端で直角に折れ曲がる折れ曲がり溝部とを有し、
    上記折れ曲がり溝部どうしが同一方向を向いていることを特徴とする請求項に記載のステアリング装置。
  7. 上記案内ブラケットの上記係止溝はそれぞれ、車体前方側へ延びた直線溝部と、上記直線溝部の車体前方端で直角に折れ曲がる折れ曲がり溝部とを有し、
    上記折れ曲がり溝部どうしが向かい合っていることを特徴とする請求項に記載のステアリング装置。
  8. 上記案内ブラケットの上記係止溝はそれぞれ、車体前方側へ延びており上記第1延長部の径よりも幅の狭い幅狭直線溝部と、上記幅狭直線溝部の車体前方側に形成されており上記幅狭直線溝部よりも幅の広い幅広直線溝部とからなることを特徴とする請求項に記載のステアリング装置。
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