JP4774841B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明はステアリング装置、特に、二次衝突時に、ステアリングコラムがステアリングシャフトと共に、車体から離脱可能なステアリング装置に関する。
自動車が他の自動車等に衝突し、運転者が慣性でステアリングホイールに二次衝突した際の衝撃を緩和するために、運転者がステアリングホイールに二次衝突した際に、ステアリングコラムがステアリングシャフトと共に車体から離脱するステアリング装置がある。
このようなステアリング装置では、ステアリングコラムと一体の車体取付けブラケットが、アルミ合金製等のカプセルを介して車体に固定されており、二次衝突時の衝撃荷重によって、カプセルから車体取付けブラケットが抜け出す構造が採用されている。
車体取付けブラケットには、車体後方側が開放された略U字形状の切欠き溝が形成され、この切欠き溝の内側面にカプセルの外側面に形成された凹溝が外嵌している。そして、このカプセルと車体取付けブラケットとに形成された貫通孔に樹脂ピンを射出成形で成形し、二次衝突時にこの樹脂ピンを剪断することにより、離脱荷重を発生させ、車体取付けブラケット(すなわちステアリングコラム)が、車体に固定されたカプセルから車体前方側に抜け出すようにしている。
ところが、上記した従来のステアリング装置では、自動車が他の自動車等に衝突し、運転者が慣性でステアリングホイールに二次衝突すると、車体とカプセルとの接触面を支点として車体取付けブラケットに曲げモーメントが作用する。曲げモーメントが作用すると、車体取付けブラケットがカプセルとかじってしまい、車体取付けブラケットがカプセルから円滑に抜け出せないという問題があった。
このような問題を解決したステアリング装置として、特許文献1及び特許文献2のステアリング装置がある。特許文献1のステアリング装置は、車体取付けブラケットの左右の側板間に補強板を掛け渡し、この補強板の上面で、左右のカプセルの間に突起または突条を形成し、車体の取付け面にこの突起または突条を押し付けている。また特許文献2のステアリング装置は、車体の取付け面の車体前方側に形成した傾斜面で、車体取付けブラケットを案内するようにしている。
しかし特許文献1のステアリング装置では、カプセルに加わる負荷が大きくなるため、コラプス移動時の摺動抵抗が大きくなると共に、突起または突状を形成するための補強板が必要となるため、重量が増えることになる。また、特許文献2のステアリング装置では、車体取付けブラケットがカプセルからある程度離脱しないと傾斜面の効果が発揮できない。従って、車体取付けブラケットがカプセルから離脱する前に、曲げモーメントの作用で車体取付けブラケットがカプセルとかじってしまい、車体取付けブラケットがカプセルから円滑に抜け出せない恐れがあった。
特開2001−315649号公報 特開2003−054425号公報
本発明は、構造が簡単なため、軽量で製造コストが安く、二次衝突時に車体取付けブラケットがカプセルから円滑に抜け出せるようにしたステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、車体後方側にステアリングホイールを装着可能なステアリングシャフト、上記ステアリングシャフトを回動可能に軸支するステアリングコラム、上記ステアリングコラムに取付けられた車体取付けブラケット、上記車体取付けブラケットの左右両側のフランジ部に形成され、車体後方側が開放された切欠き溝、上記切欠き溝の左右両側縁部を挟持する上下一対の挟持板を有し、車体の取付け面に固定可能で、二次衝突時に上記車体取付けブラケットを車体前方側に離脱可能に保持するカプセル、及び、上記ステアリングコラムの軸心に平行且つ上記カプセルを上記車体の取付け面に固定するためのボルトの中心を通る線上において、上記フランジ部上記挟持板よりも車体前方側であって上記車体の取付け面側に突出して形成された突起を備えたことを特徴とするステアリング装置である。
第2番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記突起は、上記車体の取付け面に対して微小な隙間を有していることを特徴とするステアリング装置である。
番目の発明は、第1番目または第2番目のいずれかの発明のステアリング装置において、上記車体の取付け面には、上記車体取付けブラケットの車体前方側への移動時に、上記突起を案内する案内溝が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
番目の発明は、第1番目から番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記フランジ部には、上記突起とは異なる突起であって、上記挟持板の左右両側面から車体側方側に離間した位置に形成され、上記車体の取付け面側に突出する突起が更に備えられていることを特徴とするステアリング装置である。
本発明のステアリング装置では、車体取付けブラケットのフランジ部に、カプセルの挟持板よりも車体前方側に、車体の取付け面側に突出して、車体の取付け面と接触、あるいは、車体の取付け面に対して微小な隙間を有する突起を形成した。従って、運転者がステアリングホイールに二次衝突して、車体取付けブラケットに曲げモーメントが作用すると、フランジ部に形成された突起が、車体の取付け面に当接して、車体取付けブラケットが回転するのを抑制する。従って、簡単軽量な構造で、フランジ部はカプセルにかじること無く、カプセルから車体前方側に円滑に抜け出して、二次衝突時の衝撃を緩和することができる。
図1は、本発明のステアリング装置全体を示す正面図である。図2は図1のA−A拡大断面図である。図3は本発明の第1の実施形態のステアリング装置の二次衝突前の状態を示し、(1)は(2)の平面図、(2)は要部の正面図である。図4は図3のステアリング装置の二次衝突後の状態を示し、(1)は(2)の平面図、(2)は要部の正面図である。
図1から図2に示すように、インナーコラム10の外周には、軸方向に摺動可能にアウターコラム11が嵌合している。アウターコラム11には、ステアリングシャフト12が回転可能に軸支され、ステアリングシャフト12の右端(車体後方側)には、ステアリングホイール121が固定されている。本発明の実施形態では、アウターコラム11は、アルミダイカスト製の一体成型品であるが、鋼管にディスタンスブラケットを溶接したものであってもよい。また、軽量化を目的として、マグネシウムダイカスト製であってもよい。
アウターコラム11の左側(車体前方側)には、アウターコラム11を左右両側から挟み込むようにして、車体取付けブラケット3が取付けられている。車体取付けブラケット3は、車体41に固定されたアルミ合金製等のカプセル42を介して、車体前方側に離脱可能に取付けられている。
アウターコラム11は、二次衝突時にステアリングホイール121に運転者が衝突して大きな衝撃力が作用すると、カプセル42から車体取付けブラケット3が車体前方側に離脱し、インナーコラム10に案内されて車体前方側にコラプスし、衝撃エネルギーを吸収する。
インナーコラム10の車体前方側(左側)には、操舵補助部20(電動アシスト機構)のハウジング21の右端が圧入によって固定される。操舵補助部20は、電動モータ23、減速ギヤボックス部24、出力軸25等から構成されている。操舵補助部20は、下部車体取付けブラケット22によって、枢動ピン221を介して車体41にチルト可能に支持されている。
操舵補助部20は、ステアリングシャフト12に作用するトルクを検出し、電動モータ23を駆動して、出力軸25を所要の操舵補助力で回転させ、車体前方側に接続される図示しないピニオンシャフトを経由して、ステアリングギヤに連結され、車輪の操舵角を変えることができる。
図2に示すように、車体取付けブラケット3は、上板32と、この上板32から下方に延びる側板33、34を有している。上記アウターコラム11には、アウターコラム11の下方に突出して、ディスタンスブラケット13が一体的に形成されている。ディスタンスブラケット13の側面14、15は、車体取付けブラケット3の側板33、34の内側面331、341に摺動可能に接している。
また、アウターコラム11には、ディスタンスブラケット13の側面14、15の上部外周に、アウターコラム11の軸心方向に延びるリブ181、182が形成されている。リブ181、182の左右方向の幅は、側面14、15の左右方向の幅と同一に設定されている。従って、このリブ181、182も側板33、34の内側面331、341に摺動可能に接し、アウターコラム11を車体取付けブラケット3の側板33、34で強固に締付けることができるようにしている。
車体取付けブラケット3の側板33、34には、チルト調整用長溝35、36が形成されている。チルト調整用長溝35、36は、上記した下部車体取付けブラケット22に設けられた枢動ピン221を中心とする円弧状に形成されている。チルト調整用長溝35、36の形状は円弧状に限られるものではなく、直線状であってもよい。ディスタンスブラケット13には、図2の左右方向に延びると共に、アウターコラム11の軸心方向と平行に長く延びるテレスコ調整用長溝16、17が形成されている。
丸棒状の締付けロッド5が、上記チルト調整用長溝35、36及びテレスコ調整用長溝16、17を通して、図2の右側から挿入されている。締付けロッド5の右端には円筒状の頭部51が形成されている。
各側板33、34の外側面332、342には、前記締付けロッド5が貫通するチルト調整用長溝62が形成された複数(本実施形態では2枚)のチルト用摩擦板(摩擦板)61、61が、チルト方向(図1及び図2の上下方向)に延在して配置されている。チルト用摩擦板61、61のチルト調整用長溝62は、上記側板33、34のチルト調整用長溝35、36と同一形状である。
各チルト用摩擦板61、61は、その上端が、ボルト63により、それぞれ各側板33、34に対して固定されている。各チルト用摩擦板61、61は、その下方が自由端になっており、チルト締付時の締付ズレを許容するように構成されている。
右側の側板34の外側面342側のチルト用摩擦板61の右側面には、チルト調整用長溝62に沿って図示しない突起部が形成されている。また、締付けロッド5の頭部51の左端面に形成された図示しない凹部が、チルト用摩擦板61の上記突起部に係合して、締付けロッド5を車体取付けブラケット3に対して回り止めしている。
又、同様にアウターコラム11のディスタンスブラケット13の側面14、15には、前記締付けロッド5が貫通するテレスコ調整用長溝65が形成された複数(本実施形態では2枚)のテレスコ用摩擦板(摩擦板)64が、前記各チルト用摩擦板61、61と互い違いになるように、テレスコ方向(図1の左右方向)に延在して配置されている。各テレスコ用摩擦板64、64は、その左端(図1で見て)が、ボルト66により、それぞれ各側面14、15に対して固定されている。各テレスコ用摩擦板64、64は、その右方が自由端になっており、テレスコ締付時の締付ズレを許容するように構成されている。
図2に示すように、締付けロッド5の左端外周には、固定カム53、可動カム54、操作レバー55、スラスト軸受56、ナット57が、この順で外嵌され、ナット57の内径部に形成された雌ねじ(図示せず)が、締付けロッド5の左端に形成された雄ねじ58にねじ込まれている。左側の側板33の外側面332側のチルト用摩擦板61の左側面には、チルト調整用長溝62に沿って図示しない突起部が形成されている。また、固定カム53の右端面に形成された図示しない凹部が、チルト用摩擦板61の上記突起部に係合して、固定カム53を車体取付けブラケット3に対して回り止めしている。
固定カム53と可動カム54の対向する端面には、相補的な傾斜カム面が形成され、互いに噛み合っている。可動カム54の左側面に連結された操作レバー55を手で操作すると、可動カム54が固定カム53に対して回動する。
操作レバー55をクランプ方向に回動すると、固定カム53の傾斜カム面の山に可動カム54の傾斜カム面の山が乗り上げ、締付けロッド5を図2の左側に引っ張ると同時に、固定カム53を図2の右側に押す。
右側のチルト用摩擦板61、61、テレスコ用摩擦板64、64は、締付けロッド5の頭部51の左端面によって左側に押され、側板34を内側に変形させ、側板34の内側面341をディスタンスブラケット13の側面15及びリブ182に強く押しつける。
同時に、左側のチルト用摩擦板61、61、テレスコ用摩擦板64、64は、ワッシャ52の右端面によって右側に押され、側板33を内側に変形させ、側板33の内側面331をディスタンスブラケット13の側面14及びリブ181に強く押しつける。
このようにして、チルト用摩擦板61、61、テレスコ用摩擦板64、64の両側面を使用して、アウターコラム11のディスタンスブラケット13及びリブ181、182を、車体取付けブラケット3に強固に締付けることができる。
従って、車体取付けブラケット3に対してアウターコラム11が固定され、アウターコラム11のチルト方向の変位及びテレスコ方向の変位が阻止される。アウターコラム11は車体取付けブラケット3に対して、テレスコ用摩擦板64、64及びチルト用摩擦板61、61との間に働く大きな摩擦力によって、大きな保持力で、チルト締付及びテレスコ締付される。
次に、運転者が操作レバー55を締付解除方向に回動すると、フリーな状態における間隔がディスタンスブラケット13の側面14、15の外側の幅より広く設定された車体取付けブラケット3の側板33、34が、挟持方向と反対の方向へそれぞれ弾性復帰するので、テレスコ用摩擦板64、64及びチルト用摩擦板61、61との間の摩擦力も解除される。
そこで、前記アウターコラム11は、車体取付けブラケット3の側板33、34に対してフリーな状態となるため、前記締付けロッド5をチルト用摩擦板61、61のチルト調整用長溝62に案内させつつチルト方向に変位させたり、前記締付けロッド5に沿って、テレスコ用摩擦板64のテレスコ調整用長溝65、及び、ディスタンスブラケット13のテレスコ調整用長溝16、17を案内させつつ、アウターコラム11をテレスコ方向に変位させることで、ステアリングホイール121のチルト方向及びテレスコ方向の調整を任意に行うことができる。
図2から図4に示すように、車体取付けブラケット3には、上板32から左右方向に延びるフランジ部37、38が形成され、このフランジ部37、38には、車体後方側が開放された略U字形状の切欠き溝39、39が形成されている。カプセル42は、この切欠き溝39の左右両側縁部を挟持する上挟持板421と下挟持板422を有し、ボルト43によって車体41の取付け面411に固定される。図3から図4では、左側のフランジ部37についてのみ示しているが、右側のフランジ部38も同様な構造を有している。
カプセル42とフランジ部37、38は、四本の樹脂ピン44を射出成形することで連結され、二次衝突時にこの樹脂ピン44を剪断することにより、離脱荷重を発生させ、フランジ部37、38(すなわち車体取付けブラケット3)が、車体に固定されたカプセル42から車体前方側に抜け出すようにしている。
フランジ部37、38の上面には、上記カプセル42よりも車体前方側で、アウターコラム11の軸心に平行でボルト43の中心を通る線上に、車体41の取付け面411側に突出する突起7が形成されている。突起7は半球面状の形状を有し、フランジ部37、38にプレス成形によって形成され、車体41の取付け面411に対して1ミリ程度の微小隙間を形成するような突出量に設定されている。また、突起7の突出量は、車体41の取付け面411に対して、軽く接触するように設定してもよい。
自動車が他の自動車等に衝突し、運転者が慣性でステアリングホイール121に二次衝突すると、アウターコラム11に車体前方側への衝撃力が作用し、締め付けロッド5、チルト調整用長溝35を介して、車体取付けブラケット3に衝撃力が伝わる。この衝撃力によって、車体41の取付け面411と上挟持板421との接触面を支点とする時計方向の曲げモーメントMが、図3(2)に示すように作用する。
この曲げモーメントMによって、フランジ部37、38に形成された突起7が、車体41の取付け面411に当接し、車体取付けブラケット3が時計方向に回転するのを抑制するので、フランジ部37、38はカプセル42にかじること無く、樹脂ピン44を剪断して、図4に示すように、カプセル42から車体前方側に円滑に抜け出して、二次衝突時の衝撃を緩和する。
本発明の実施形態では、突起7と車体41の取付け面411とは軽く接触する程度の突出量、あるいは、微小な隙間を有するように設定しても、二次衝突時の曲げモーメントによって、突起7が車体41の取付け面411に当接して、車体取付けブラケット3が時計方向に回転するのを抑制するため、カプセルに加わる負荷が小さくて済み、コラプス移動時の摺動抵抗を小さくすることができる。また、突起7を形成するための補強板が不要となるため、形状が簡素で重量が軽減され、製造コストを低減することが可能となる。
* 第2の実施形態
次に本発明の第2の実施形態について説明する。図5は本発明の第2の実施形態のステアリング装置の二次衝突前の状態を示し、(1)は(2)の平面図、(2)は要部の正面図である。図6は図5のステアリング装置の二次衝突後の状態を示し、(1)は(2)の平面図、(2)は要部の正面図である。以下の説明では、上記実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
第2の実施形態は、第1の実施形態の突起7の代わりに、塑性変形して衝撃荷重を吸収する衝撃エネルギー吸収ワイヤーを使用するようにした例である。
線状の衝撃エネルギー吸収ワイヤー81は、カプセル42の上挟持板421の車体後方面421Aに当接する当接部81Aを有している。この当接部81Aは、車体前方側に向かってコの字状に折り曲げられて、上挟持板421の右側面421Bと左側面421Cを通って、車体前方側に延びる前方延長部81B、81Cを有している。前方延長部81B、81Cは、車体41の取付け面411に対して1ミリ程度の微小隙間を形成するように組み込まれている。また、前方延長部81B、81Cは、車体41の取付け面411に対して、軽く接触するように設定してもよい。
前方延長部81B、81Cは、フランジ部37、38の車体前方端371、381で、下方にR状に折り曲げられた折り曲げ部81D、81Eを有し、下挟持板422の左右両側面を通って、車体後方側に延びる後方延長部81F、81Gを有している。
フランジ部37、38の車体前方端371、381には、車体41の取付け面411側に若干突出する折り曲げ部71が形成されている。折り曲げ部71は、車体41の取付け面411との間で衝撃エネルギー吸収ワイヤー81の前方延長部81B、81Cを挟持し、前方延長部81B、81Cに対して1ミリ程度の微小隙間を形成する程度の突出量に設定されている。また、折り曲げ部71の突出量は、前方延長部81B、81Cに対して、軽く接触するように設定してもよい。
自動車が他の自動車等に衝突し、運転者が慣性でステアリングホイール121に二次衝突すると、アウターコラム11に車体前方側への衝撃力が作用し、締め付けロッド5、チルト調整用長溝35を介して、車体取付けブラケット3に衝撃力が伝わる。この衝撃力によって、車体41の取付け面411と上挟持板421との接触面を支点とする時計方向の曲げモーメントMが、図5(2)に示すように作用する。
この曲げモーメントMによって、フランジ部37、38に形成された折り曲げ部71が、衝撃エネルギー吸収ワイヤー81の前方延長部81B、81Cに当接する。前方延長部81B、81Cは、車体41の取付け面411に当接するため、車体取付けブラケット3の時計方向への回転が抑制されるので、フランジ部37、38はカプセル42にかじること無く、樹脂ピン44を剪断して、図6に示すように、カプセル42から車体前方側に円滑に抜け出す。本発明の第2の実施形態では、衝撃エネルギー吸収ワイヤー81を車体取付けブラケット3の時計方向への回転の抑制に流用するので、形状が簡素となり、製造コストを低減することが可能となる。
フランジ部37、38の車体前方側へのコラプス移動によって、フランジ部37、38の車体前方端371、381が、衝撃エネルギー吸収ワイヤー81の折り曲げ部81D、81Eに当接して、折り曲げ部81D、81Eをしごいて塑性変形させ、二次衝突時の衝撃が緩和される。
* 第3の実施形態
次に本発明の第3の実施形態について説明する。図7は本発明の第3の実施形態のステアリング装置の二次衝突前の状態を示し、(1)は(2)の平面図、(2)は要部の正面図である。図8は図7のステアリング装置の二次衝突後の状態を示し、(1)は(2)の平面図、(2)は要部の正面図である。以下の説明では、上記実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
第3の実施形態は、第2の実施形態の衝撃エネルギー吸収ワイヤー81の代わりに、衝撃エネルギー吸収プレートを使用した例である。
平板状の衝撃エネルギー吸収プレート82の矩形部82Aには、カプセル42の上挟持板421の車体後方面421A、右側面421B、左側面421C、車体前方面421Dを包囲する矩形穴82Bが形成されている。この矩形部82Aから車体前方側に延びる前方延長部82Cが形成され、前方延長部82Cは、車体41の取付け面411に対して1ミリ程度の微小隙間を形成するように組み込まれている。また、前方延長部82Cは、車体41の取付け面411に対して、軽く接触するように設定してもよい。
前方延長部82Cは、フランジ部37、38の車体前方端371、381で、下方にR状に折り曲げられた折り曲げ部82Dを有し、下挟持板422の左右両側面を通って、車体後方側に延びる後方延長部82Eを有している。
フランジ部37、38の車体前方端371、381には、車体41の取付け面411側に若干突出する折り曲げ部71が形成されている。折り曲げ部71は、車体41の取付け面411との間で衝撃エネルギー吸収プレート82の前方延長部82Cを挟持し、前方延長部82Cに対して1ミリ程度の微小隙間を形成する程度の突出量に設定されている。また、折り曲げ部71の突出量は、前方延長部82Cに対して、軽く接触するように設定してもよい。
自動車が他の自動車等に衝突し、運転者が慣性でステアリングホイール121に二次衝突すると、アウターコラム11に車体前方側への衝撃力が作用し、締め付けロッド5、チルト調整用長溝35を介して、車体取付けブラケット3に衝撃力が伝わる。この衝撃力によって、車体41の取付け面411と上挟持板421との接触面を支点とする時計方向の曲げモーメントMが、図7(2)に示すように作用する。
この曲げモーメントMによって、フランジ部37、38に形成された折り曲げ部71が、衝撃エネルギー吸収プレート82の前方延長部82Cに当接する。前方延長部82Cは、車体41の取付け面411に当接するため、車体取付けブラケット3の時計方向への回転が抑制されるので、フランジ部37、38はカプセル42にかじること無く、樹脂ピン44を剪断して、図8に示すように、カプセル42から車体前方側に円滑に抜け出す。
フランジ部37、38の車体前方側へのコラプス移動によって、フランジ部37、38の車体前方端371、381が、衝撃エネルギー吸収プレート82の折り曲げ部82Dに当接して、折り曲げ部82Dをしごいて塑性変形させ、二次衝突時の衝撃が緩和される。
* 第4の実施形態
次に本発明の第4の実施形態について説明する。図9は本発明の第4の実施形態のステアリング装置の二次衝突前の状態を示し、(1)は(2)の平面図、(2)は要部の正面図である。図10は図9のステアリング装置の二次衝突後の状態を示し、(1)は(2)の平面図、(2)は要部の正面図である。以下の説明では、上記実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
第4の実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、突起7を案内する案内溝を形成した例である。
図9から図10に示すように、車体41の取付け面411には、フランジ部37、38の突起7の車体前方側に、アウターコラム11の軸心と平行に、案内溝412が形成されている。案内溝412の幅は、突起7の左右方向の幅よりも若干幅広に形成され、案内溝412の車体後方側端部には、傾斜案内部413が形成されている。
また、フランジ部37、38には、カプセル42の右側面421B及び左側面421Cから車体側方側に離間した位置に、突起72、73が形成されている。突起72、73は、突起7よりも直径の小さな半球面状の形状を有し、車体41の取付け面411側に突出して、車体41の取付け面411に対して1ミリ程度の微小隙間を形成する程度の突出量に設定されている。また、突起72、73の突出量は、車体41の取付け面411に対して、軽く接触するように設定してもよい。
自動車が他の自動車等に衝突し、運転者が慣性でステアリングホイール121に二次衝突すると、アウターコラム11に車体前方側への衝撃力が作用し、締め付けロッド5、チルト調整用長溝35を介して、車体取付けブラケット3に衝撃力が伝わる。この衝撃力によって、車体41の取付け面411と上挟持板421との接触面を支点とする時計方向の曲げモーメントMが、図9(2)に示すように作用する。
この曲げモーメントMによって、フランジ部37、38に形成された突起7が、車体41の取付け面411に当接し、車体取付けブラケット3が時計方向に回転するのを抑制するので、フランジ部37、38はカプセル42にかじること無く、樹脂ピン44を剪断して、図10に示すように、カプセル42から車体前方側に円滑に抜け出して、二次衝突時の衝撃を緩和する。
フランジ部37、38が車体前方側にコラプス移動する時、カプセル42からフランジ部37、38が車体前方側に抜け出した後も、車体後方側の突起72、73が車体41の取付け面411に沿って移動し、さらに、車体前方側の突起7は案内溝412に案内されて移動するため、円滑にコラプス移動することができる。
上記実施形態では、ステアリングホイールのチルト位置調整とテレスコ位置調整の両方が可能なステアリング装置に適用した例について説明したが、チルト位置調整とテレスコ位置調整のどちらか一方が可能なステアリング装置、または、チルト位置調整やテレスコ位置調整の無いステアリング装置に本発明を適用してもよい。
本発明のステアリング装置全体を示す正面図である。 図1のA−A拡大断面図である。 本発明の第1の実施形態のステアリング装置の二次衝突前の状態を示し、(1)は(2)の平面図、(2)は要部の正面図である。 図3のステアリング装置の二次衝突後の状態を示し、(1)は(2)の平面図、(2)は要部の正面図である。 本発明の第2の実施形態のステアリング装置の二次衝突前の状態を示し、(1)は(2)の平面図、(2)は要部の正面図である。 図5のステアリング装置の二次衝突後の状態を示し、(1)は(2)の平面図、(2)は要部の正面図である。 本発明の第3の実施形態のステアリング装置の二次衝突前の状態を示し、(1)は(2)の平面図、(2)は要部の正面図である。 図7のステアリング装置の二次衝突後の状態を示し、(1)は(2)の平面図、(2)は要部の正面図である。 本発明の第4の実施形態のステアリング装置の二次衝突前の状態を示し、(1)は(2)の平面図、(2)は要部の正面図である。 図9のステアリング装置の二次衝突後の状態を示し、(1)は(2)の平面図、(2)は要部の正面図である。
符号の説明
10 インナーコラム
11 アウターコラム
12 ステアリングシャフト
121 ステアリングホイール
13 ディスタンスブラケット
14、15 側面
16、17 テレスコ調整用長溝
181、182 リブ
20 操舵補助部
21 ハウジング
22 下部車体取付けブラケット
221 枢動ピン
23 電動モータ
24 減速ギヤボックス部
25 出力軸
3 車体取付けブラケット
32 上板
33、34 側板
331、341 内側面
332、342 外側面
35、36 チルト調整用長溝
37、38 フランジ部
371、381 車体前方端
39 切欠き溝
41 車体
411 取付け面
412 案内溝
413 傾斜案内部
42 カプセル
421 上挟持板
421A 車体後方面
421B 右側面
421C 左側面
421D 車体前方面
422 下挟持板
43 ボルト
44 樹脂ピン
5 締付けロッド
51 頭部
53 固定カム
54 可動カム
55 操作レバー
56 スラスト軸受
57 ナット
58 雄ねじ
61 チルト用摩擦板
62 チルト調整用長溝
63 ボルト
64 テレスコ用摩擦板
65 テレスコ調整用長溝
66 ボルト
7 突起
71 折り曲げ部
72、73 突起
81 衝撃エネルギー吸収ワイヤー
81A 当接部
81B、81C 前方延長部
81D、81E 折り曲げ部
81F、81G 後方延長部
82 衝撃エネルギー吸収プレート
82A 矩形部
82B 矩形穴
82C 前方延長部
82D 折り曲げ部
82E 後方延長部

Claims (4)

  1. 車体後方側にステアリングホイールを装着可能なステアリングシャフト、
    上記ステアリングシャフトを回動可能に軸支するステアリングコラム、
    上記ステアリングコラムに取付けられた車体取付けブラケット、
    上記車体取付けブラケットの左右両側のフランジ部に形成され、車体後方側が開放された切欠き溝、
    上記切欠き溝の左右両側縁部を挟持する上下一対の挟持板を有し、車体の取付け面に固定可能で、二次衝突時に上記車体取付けブラケットを車体前方側に離脱可能に保持するカプセル、及び、
    上記ステアリングコラムの軸心に平行且つ上記カプセルを上記車体の取付け面に固定するためのボルトの中心を通る線上において、上記フランジ部上記挟持板よりも車体前方側であって上記車体の取付け面側に突出して形成された突起を備えたこと
    を特徴とするステアリング装置。
  2. 請求項1に記載されたステアリング装置において、
    上記突起は、上記車体の取付け面に対して微小な隙間を有していること
    を特徴とするステアリング装置。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記車体の取付け面には、
    上記車体取付けブラケットの車体前方側への移動時に、上記突起を案内する案内溝が形成されていること
    を特徴とするステアリング装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記フランジ部には、
    上記突起とは異なる突起であって、上記挟持板の左右両側面から車体側方側に離間した位置に形成され、上記車体の取付け面側に突出する突起が更に備えられていること
    を特徴とするステアリング装置。
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