JP3914772B2 - 衝撃吸収ステアリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステアリング装置に関する。特に、自動車の衝突時の衝撃を緩和する衝撃吸収ステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
衝撃吸収ステアリング装置では、衝突時に衝撃吸収するために、ステアリングコラムを車体に対して相対移動させるようにしている。このため、ステアリングコラムを衝突時に離脱可能に支持する支持機構が設けられている。
この支持機構は、例えば、車体に固定される固定ブラケットと、ステアリングコラムに固定される可動ブラケットと、両ブラケットの側板の支持孔を挿通する支軸とを含んでいる。固定ブラケットの支持孔の周縁の一部は、固定ブラケットの端縁に開放されていて、衝突時に支軸を通すようにする開放溝が形成されている。開放溝は、支軸の直径よりも狭い幅の部分を有し、衝突前には支軸を開放溝に入らないように支持孔内に保持し、衝突時にのみ支軸を開放溝に通すようにしている。支軸が開放溝の狭い幅の部分を通るとき、支軸の外周に設けられた樹脂製スリーブが押しつぶされ、このときの変形抵抗に打ち勝つ離脱荷重がステアリングコラムにかかると、ステアリングコラムが離脱するようになっている。
【0003】
このような離脱荷重を所望の値に設定するには、潰し変形の変形荷重の設定が必要となる。このためには、潰し変形の場合、開放溝の最小幅とスリーブの外径との寸法差をシビアな精度で所定値に設定する必要がある。しかしながら、このようなシビアな設定をすることは実際には困難なので、変形荷重がばらつく結果、変形荷重、ひいては離脱荷重を所望の値に設定することが困難であった。
そこで、本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、離脱荷重の調節が容易な衝撃吸収ステアリング装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1に記載の発明は、ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、ステアリングコラムを衝突時に離脱させることができるように支持する支持機構と、衝突時のステアリングコラムの車体に対する移動に伴って衝撃を吸収する衝撃吸収機構とを備え、上記支持機構は、車体に固定される固定ブラケットと、ステアリングコラムに固定される可動ブラケットと、両ブラケットの一対の側板の支持孔を挿通する支軸とを含み、固定ブラケットおよび可動ブラケットのうち一方のブラケットは、当該一方のブラケットの支持孔の周縁の一部を、当該一方のブラケットの端縁に開放させるとともに衝突時に支軸の相対移動を案内可能な開放溝を含むとともに、上記一対の側板と、上記一対の側板の端部同士を接続する接続部と、この接続部と接続され一対の側板同士を連結する補強部と、この補強部に設けられ支軸の周縁に当接して支軸を上記一方のブラケットの支持孔に保持する曲げ変形可能な保持部とを含み、この保持部は、衝突時に支軸から受ける所定の曲げ荷重で曲げ変形して開放溝内への支軸の進出を許容するようにされ、上記開放溝の最小幅は、支持孔の直径以上の幅で形成されており、上記一対の側板と、接続部と、補強部と、保持部とは、単一の板金部品を構成しており、上記補強部には、所定長さで並んで延びる一対の切り込み溝が形成され、その間に上記保持部が形成されていることを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置を提供する。
【0005】
この発明によれば、保持部を曲げ変形させるための曲げのスパンに関してシビアな寸法設定をせずとも、所望の曲げ荷重をばらつきなく得ることができる。従って、保持部の曲げ荷重を、従来の潰し変形の場合の潰し荷重に比べて、容易に調節でき、その結果、衝突時にステアリングコラムを離脱させるための離脱荷重を所望の値に容易に調節することができる。
また、保持部をもともと必要なブラケットに一体に形成しているので、部品点数を削減できて、部品コストや組立コストを低減できる。ブラケットに一体に形成された保持部は、支持孔や支軸に対して高精度に位置決めできるので、支軸による曲げ荷重をより一層調節し易くできる。また、例えば、切り込み溝の長さを調節するという簡便な操作により、保持部の曲げ荷重を容易に調節することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の衝撃吸収ステアリング装置において、上記支軸は、軸部材と、軸部材に嵌められて支持孔の周縁に接する樹脂製スリーブとを有することを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置を提供する。
【0006】
この発明によれば、支持孔内での支軸のがたつきを防止することができる。従って、支軸を支持孔、ひいては保持部に高精度に位置決めできるので、支軸による保持部の曲げ荷重をより一層調節し易くできる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の衝撃吸収ステアリング装置において、上記樹脂製スリーブは、軸部材を挿通させるときに当該樹脂製スリーブが支持孔から脱落することを防止するための突起を、軸部材を挿通する方向の前側の端部近傍のみに設けていることを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置を提供する。
【0007】
この発明によれば、保持部が邪魔になるとしても、一対の側板にスリーブを架け渡して取り付けることができる。例えば、先ず、突起のない側のスリーブの端部に対応する支持孔に、スリーブの中間部を入れる。そして、突起のある側の端部をもう一方の支持孔に接近させて、この支持孔に突起側の端部を軸方向に沿って入れ、同時に突起のない側の残りのスリーブの端部を対応する支持孔に入れればよい。
【0008】
突起を片側だけに設けたので、組み付け時に扱い難い傾向にある突起を作業の自由度が高いうちに容易に扱うことができ、その結果、保持部を避けつつスリーブを支持孔に無理なく組み付けることができる。しかも、スリーブに軸部材が通されるときに、軸部材によりスリーブが押されるとしても、スリーブは脱落せずに済み、支軸を組み付け易い。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の衝撃吸収ステアリング装置において、上記樹脂製スリーブの突起側の端部は、対応する支持孔に隙間嵌めされることを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置を提供する。この発明によれば、斜めになったスリーブであっても、このスリーブの突起側の端部を軸方向に移動させて支持孔に嵌め入れることが容易にできる。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の衝撃吸収ステアリング装置において、上記樹脂製スリーブの突起がない側の端部は、対応する支持孔に締まり嵌めされることを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置を提供する。この発明によれば、締まり嵌めにより、スリーブを全方向に抜け止めすることができ、支軸をより一層組み付け易くできる
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の衝撃吸収ステアリング装置において、上記保持部は狭幅部を含むことを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置を提供する。この発明によれば、例えば、狭幅部の幅を調節するという簡便な操作により、保持板の曲げ荷重を容易に調節することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態の衝撃吸収ステアリング装置(以下、ステアリング装置ともいう。)を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1実施形態のステアリング装置の一部断面側面図である。
ステアリング装置1は、車輪(図示せず)を操向するためにステアリングホイール2の動きを伝達するステアリングシャフト3と、このステアリングシャフト3を内部に通して回転自在に支持するステアリングコラム4とを有している。ステアリングシャフト3の一方の端部95にステアリングホイール2が連結されている。ステアリングホイール2が回されると、その回転がステアリングシャフト3、ステアリングシャフト3の他方の端部96に一体回転可能に連結される中間軸(図示せず)等を介して、ピニオン、ラック軸等を含む舵取り機構(図示せず)に伝達され、これにより車輪を操向することができる。
【0013】
ステアリング装置1は、例えば、ステアリングホイール2を上側となるようにして、ステアリングシャフト3の軸方向(矢印S参照)を、車両の前後方向に対して斜めにして、車体7(一点鎖線で一部を図示。)に取り付けられる。なお、以下では、ステアリングシャフト3の軸方向を、単に軸方向ともいい、上下方向としても説明する。
ステアリングシャフト3は、これの上部を構成するアッパシャフト8と、下部を構成するロワシャフト9とを有している。アッパシャフト8とロワシャフト9とは、軸方向に沿う方向に互いに相対移動可能に且つ一体回転するように、スプライン構造等の継手構造により互いに連結されて、複数の軸受(図示せず)によりステアリングコラム4に支持されている。
【0014】
ステアリングコラム4は、アッパシャフト8を収容しつつ軸方向に位置決めした状態で回転自在に支持する筒状のアウタージャケット10と、ロワシャフト9を収容しつつ軸方向に位置決めした状態で回転自在に支持する筒状のインナージャケット11と、アウタージャケット10の外周に固定されるアッパブラケット12と、インナージャケット11の下部に固定されるロワブラケット(図示せず)とを有している。インナージャケット11の上端部とアウタージャケット10の下端部とが互いに嵌合されている。
【0015】
アウタージャケット10は、アッパブラケット12、支軸14、上部固定ブラケット15等を介して車体7に対して取り付けられる。また、インナージャケット11は、図示していないが、ロワブラケット、チルト中心軸、下部固定ブラケット等を介して車体7に取り付けられる。
ステアリングコラム4は、チルト中心軸の軸線回りに揺動自在とされ、支軸14には、図示していないが、ステアリングコラム4を位置調節自在に保持するロック機構が設けられている。このロック機構は、支軸14の軸線の周りに回動される操作レバーと、操作レバーの回動に伴ってアッパブラケット12および上部固定ブラケット15の側板31,34同士を互いに押圧するカム機構とを有し、ロック状態と解除状態とを切り換えるためのものである。チルト中心軸の回りにステアリングコラム4を傾けることにより、ステアリングホイール2の位置を、運転者の体格や運転姿勢等に応じて軸方向と直交する方向に沿って調節(チルト調節)することができる。
【0016】
また、ステアリング装置1は、ステアリングコラム4を衝突時に離脱させることができるように支持する支持機構20と、衝突時のステアリングコラム4の車体7に対する移動に伴って衝撃を吸収する衝撃吸収機構21とを備えている。これにより、衝突時にドライバがステアリングホイール2にぶつかるときの衝撃エネルギが吸収される。
支持機構20は、図2,3に示すように、車体7に固定される固定ブラケットとしての上述の上部固定ブラケット15と、ステアリングコラム4に固定される可動ブラケットとしての上述のアッパブラケット12と、両ブラケット12,15の側板31,34の支持孔32,35を挿通する上述の支軸14とを含む。
【0017】
アッパブラケット12の側板31は、一対が互いに対向して配置され、一対の側板31に支持孔32がそれぞれ形成されている。支持孔32は、チルト調節するために、軸方向と交差する方向に延びる縦長孔に形成されている。一対の側板31の間に上部固定ブラケット15が配置されている。
上部固定ブラケット15は、鋼板による板金成形品からなり、互いに対向して配置される一対の側板34と、一対の側板34の端縁同士をつなぐ接続部としての接続板33とを有し、接続板33と一対の側板34とは略M字形状をなして一体に形成されている。一対の側板34に、支持孔35と、この支持孔35につながる開放溝36とをそれぞれ有している。開放溝36は、上部固定ブラケット15の支持孔35の周縁37の一部を、軸方向について反ステアリングホイール2側となる上部固定ブラケット15の側板34の端縁38に開放させるとともに衝突時に支軸14の相対移動を案内可能とする。
【0018】
また、上部固定ブラケット15は、一対の側板34同士をその支持孔35の近傍でつなぐ補強部としての補強板39を有している。補強板39は、一対の側板34と別体で形成され互いに固定されている。上部固定ブラケット15の補強板39は、支軸14を上部固定ブラケット15の支持孔35に保持する保持部としての保持板40を含む。
保持板40は、曲げ変形可能とされ、軸方向に沿って支軸14よりも開放溝36側に配置される。保持板40は、支軸14の周縁47に当接することにより、衝突前の通常時に支軸14を支持孔35に保持し、衝突時に支軸14から受ける所定の曲げ荷重で曲げ変形して開放溝36内への支軸14の進出を許容する。
【0019】
このように本発明によれば、保持板40を曲げ変形させるための曲げのスパンに関してシビアな寸法設定をせずとも、所望の曲げ荷重をばらつきなく得ることができる。従って、保持板40の曲げ荷重を、従来の潰し変形の場合の潰し荷重に比べて容易に調節でき、その結果、衝突時にステアリングコラム4を離脱させるための離脱荷重を所望の値に容易に調節することができる。
また、単一の保持板40の寸法であれば、高精度の寸法を容易に得られ、この点でも、荷重の調節が容易である。
【0020】
支軸14は、金属製の軸部材45と、この軸部材45の外周に嵌合されて両支持孔32,35の周縁に接する樹脂製スリーブ46とを有する。軸部材45は、両ブラケット12,15の側板31,34を貫通して外側に延び出し、上述のロック機構が設けられている。スリーブ46は、支持孔32,35および軸部材45とほとんど隙間のない状態で嵌合されている。
支軸14がその周縁47で支持孔32,35と接することにより、支持孔32,35内での支軸14のがたつきを防止できる。特に樹脂製スリーブ46であれば、弾性変形することにより、支持孔32,35への組み付け易さを確保しつつ、支持孔32,35内でのがたつき防止を確実に達成することができる。従って、支軸14を支持孔32,35、ひいては保持板40に高精度に位置決めできるので、支軸14による保持板40の曲げ荷重をより一層調節し易くできる。
【0021】
また、支軸14は、上述の樹脂製スリーブ46を省略することも考えられ、この場合には、部品点数を削減して、構造を簡素化することができる。
保持板40は、図1〜図6の各図に図示した例では、上部固定ブラケット15の補強板39に板金材料から一体に形成されている。保持板40をもともと必要なブラケットである上部固定ブラケット15に一体に形成しているので、部品点数を削減できて、部品コストや組立コストを低減できる。また、上部固定ブラケット15の一対の側板34、接続板33、補強板39、および保持板40を一体に形成すればより好ましい。
【0022】
また、上部固定ブラケット15に一体に形成された保持板40は、支持孔35や支軸14に対して高精度に位置決めされるので、支軸14による曲げ荷重をより一層調節し易くできる。
また、上部固定ブラケット15の側板34、接続板33、補強板39等の各部と、保持板40とを別体で形成し、互いに溶接等により固定するようにしてもよい。この場合、上部固定ブラケット15の各部と保持板40とに、その目的に応じた適切な材質、板厚等の部材をそれぞれ使用できる。
【0023】
保持板40は、片持ち梁状の板部材である。その固定端を上部固定ブラケット15の補強板39に固定される。保持板40の自由端の近傍部分が上方に向けて延び、支軸14の周縁47と当接し、固定端の近傍部分を曲げの中心として、支軸14による曲げ変形を受けるようになっている。保持板40は、その板厚方向に支軸14により押されるように配置され、曲げられ易くされている。
開放溝36は、支軸14を案内しつつ通すことができる幅を有していて、支持孔35から、軸方向にほぼ沿うように、衝突時にステアリングコラム4が移動する向きに向けて延びている。開放溝36と支持孔35とは互いに連通する。開放溝36の最小幅は、支持孔35の直径以上の幅で形成されている。
【0024】
衝撃吸収機構21は、図1に示すように、両ジャケット10,11の嵌合部22,23を有する。嵌合部22,23は、互いに圧入状態で嵌合されている。
衝突時には、ステアリングコラム4のインナージャケット11が車体7に対して相対移動しないように位置規制された状態で、支軸14が保持板40に当接する。かかる荷重が離脱荷重に対応する所定値を超えると、支軸14が保持板40を押して曲げ、開放溝36に沿って移動する。そして、ステアリングコラム4のアウタージャケット10が車体7から離脱して、車両の前方へ向けて相対移動する。両ジャケット10,11が圧入状態で軸方向に相対摺動することにより、嵌合部22,23が変形して、衝突時の衝撃が吸収される。また、衝撃吸収開始当初、開放溝36が支軸14を案内し、衝撃吸収機構21の動作をスムーズに開始させることができる。
【0025】
また、離脱荷重の大きさを、保持板40の曲げ荷重を調節することにより調節することができる。保持板40の曲げ荷重の調節は、曲げのスパンとなる長さ寸法の他、その材質、厚み寸法、断面形状およびその大きさ等の諸元を異ならせて行なうことができる。例えば、曲げ荷重を低くするには、厚みを薄くしたり、以下の実施形態のように切り込み溝41や狭幅部42を設けても良い。なお、以下の各実施形態では、第1の実施形態と異なる点を主に説明し、同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
【0026】
第2の実施形態では、図4に示すように、上部固定ブラケット15の補強板39に保持板40が一体に形成されている。上部固定ブラケット15の補強板39は一対の切り込み溝41を有し、その間に保持板40が形成されている(図5の展開図参照)。一対の切り込み溝41は、所定長さで互いに平行に並んで軸方向に沿って延びている。例えば、切り込み溝41の長さを調節するという簡便な操作により、保持板40の曲げ荷重を容易に調節することができる。切り込み溝41の長さを長くすることにより、保持板40の曲げのスパンを長くでき、保持板40を曲げ易く調節することができる。しかも、上部固定ブラケット15の補強板39の板厚を変えずに済むので、ブラケットの荷重や剛性を高く維持することができる。
【0027】
第3実施形態では、保持板40は、支軸14の軸線方向に沿う寸法である幅寸法が狭くされた狭幅部42(図2に一点鎖線で図示した。)を含む。狭幅部42は、保持板40の延びる方向に沿った保持板40の一部にあり、支軸14により曲げられるときの曲げの中心近傍に配置されるのが、曲げ易くするのに好ましい。狭幅部42は、保持板40の少なくとも一方の縁部に切欠43を形成し、その残りの部分として形成することができる。
【0028】
このように狭幅部42の幅を調節するという簡便な操作により、保持板40の曲げ荷重を容易に調節することができる。狭幅部42の幅を小さくすると、保持板40は曲がり易くなる。また、狭幅部42は、保持板40全体の幅を狭くする場合や、後述する薄肉部を形成する場合に比べて、プレス成形により容易に実現できる。しかも、上部固定ブラケット15の補強板39の板厚を変えずに済むので、ブラケットの荷重や剛性を高く維持することができる。
【0029】
また、保持板40の板厚を部分的に薄くした薄肉部(図示せず)を設けることによっても、保持板40を曲げ易く調節することができる。なお、薄肉部、狭幅部42、および切り込み溝41の2つ以上をともに実施してもよい。
第4実施形態では、図6および図7に示すように、保持板40を上部固定ブラケット15の接続部33側から下方に向けて延びるように配置している。これにより、上部固定ブラケット15を補強板39により補強し易くできる。図6では、保持板40は、補強板39と一体に形成されている。また、図7では、保持板40は、上部固定ブラケット15の側板34、接続板33、補強板39等の各部と別体で形成され、各部と互いに溶接等により固定されている。図7(a)では、保持板40は、一対の辺部が互いに対向して断面溝形をなす部材の一方の辺部に形成され、他方の辺部が補強板39と固定されている。また、図7(b)では、保持板40は、一対の辺部が断面L字形形状をなす部材の一方の辺部に形成され、この部材の他方の辺部が接続板33と固定されている。
【0030】
このように本発明の各実施形態によれば、シビアな寸法設定をせずとも容易に調節できる保持板40の曲げ荷重を主に利用して、衝突時のステアリングコラム4の離脱荷重を所望の大きさに容易に調節することができる。
また、離脱荷重は、保持板40の曲げ変形により得られるので、万一、樹脂製スリーブ46がへたり等の変形を生じるような場合であったとしても、へたりに起因して離脱荷重が小さくなることを防止できる。
【0031】
ところで、支軸14が、上述のように筒状の樹脂製スリーブ46(以下、単にスリーブともいう。)と、このスリーブ46の孔を支軸14の軸方向(図9の軸線C参照、以下軸方向Cともいう。)に沿って挿通する軸部材45とを有する場合がある。軸部材45は、例えば、ほぼ6角ボルトと同様の形状をなしている。このような支軸14を支持孔32,35に組み付けるには、例えば、先ず、上部固定ブラケット15の支持孔35にスリーブ46を組み付けて、スリーブ46を組み付けたブラケット15に他方のブラケット12を組み付け、その後、両ブラケット15,12と組みあわされたスリーブ46に軸部材45を、予め定められた向きで通すようにする。
【0032】
軸部材45を挿通する際に、スリーブ46が軸部材45により押されて連れて動き、スリーブ46が支持孔35から脱落することが懸念される。脱落を防止するために、スリーブ46の両端に側板34と係合するフランジをそれぞれ形成することが考えられる。このようなスリーブ46は、フランジが邪魔になるので、開放溝36を通して支持孔35に入れることになる。しかし、スリーブ46を、互いに離間する一対の側板34の支持孔35に架け渡して取り付ける場合、保持板40が邪魔になり、スリーブ46の両端を開放溝36を通して支持孔35に径方向に入れることができないことが想定される。従って、上述の両端にフランジのあるスリーブ46を採用することはできない。
【0033】
また、スリーブ46を真直な筒形状に形成し、このスリーブ46を軸方向Cに沿って一対の支持孔35に入れるようにすることが考えられる。しかし、その後で軸部材45を挿通する際に、上述のようにスリーブ46が支持孔35から脱落することが懸念される。また、真直な筒形状のスリーブ46の脱落を防止するために、スリーブ46を一対の支持孔35に大きな締め代で締まり嵌めすることも考えられる。しかし、スリーブ46を締まり嵌めされたままで支持孔35に軸方向Cに通すことは困難である。
【0034】
そこで、図8および図9に示すように、樹脂製スリーブ46の片側の端部48のみに、軸部材45の挿通時の脱落防止用突起50を設けるようにした。
樹脂製スリーブ46は、軸方向Cに長く延びる円筒形状に形成され、その軸方向Cについての両端部48,49の外周53に、それぞれ対応する一対の支持孔35の周縁37で受けられて嵌合する一対の嵌合部51,52を有している。嵌合部51は、突起50がある側となる一方の端部48に一体に形成されて、突起50よりも先端側に突起50と隣接して配置される。嵌合部52は、突起50がない側となる他方の端部49に一体に形成されている。
【0035】
このように、片側の端部48に突起50を設けたスリーブ46であれば、保持板40が邪魔になるとしても、一対の支持孔35に架け渡して以下のように組み付けることができる。なお、一対の支持孔35を区別して、その一方を支持孔351と、他方を支持孔352ともいう。例えば、図8に示すように、先ず、スリーブ46を軸方向Cに向けた状態で、スリーブ46の中間部を支持孔352に差し入れる。そして、突起50のある側の端部48を対応する一方の支持孔351に接近させて、この支持孔351に突起50側の一方の端部48の嵌合部51を軸方向Cに沿って入れる(矢印M参照)。同時に、突起50のない側となる他方の端部49の嵌合部52を他方の支持孔352に軸方向に沿って入れればよい(矢印N参照)。
【0036】
突起50は、軸部材45を挿通させる方向(矢印K参照)の前側となる端部48のみの外周53に設けられ、スリーブ46の径方向の外方に向けて突出している。突起50は、スリーブ46の周方向に連続して延びる断面矩形の単一の凸条からなる。突起50の側部が、これと対向して隣接する側板34の内側の側面と当接する。これにより、突起50は、支軸14を組み付ける際、軸部材45をスリーブ46の孔に挿通させるときに、このスリーブ46が支持孔35から脱落することを防止する。また、突起50はスリーブ46に一体に形成され、これにより構造を簡素化できる。
【0037】
なお、突起50は、端部48の嵌合部51と隣接する位置の他、脱落を防止できる程度の距離であれば嵌合部51から多少離れた位置でもよく、端部48の近傍に設けられていれば良い。また、突起50は、周方向の一部だけに設けられていてもよいし、複数箇所に設けられた突起50が、周方向に並んでいてもよい。また、突起50を設けるスリーブ46としては、両ブラケット12,15の側板31,34を貫通するものと、外側のブラケット12の側板31により挟まれるものとが考えられる。突起50付きのスリーブ46は、上述の各実施形態の支軸14に適用することができる。
【0038】
このように、突起50を片側の端部48だけに設けたので、組み付け時に扱い難くなる傾向にある突起50であっても、作業の自由度が高いうちに容易に扱うことができ、その結果、保持板40を避けつつスリーブ46を一対の支持孔35に無理なく組み付けることができる。しかも、スリーブ46に軸部材45が通されるときに、軸部材45によりスリーブ46が押されるとしても、スリーブ46は脱落せずに済み、支軸14を組み付け易い。
【0039】
突起50側の端部48の嵌合部51は、支持孔351に隙間を持って嵌め入れられるようにしている。この場合には、軸方向Cに対して斜めになったスリーブ46であっても、突起50側の端部48の嵌合部51を軸方向Cに移動させて対応する支持孔351に嵌め入れることが容易にできる。
また、突起50は、側板34と係合してその摩擦によりスリーブ46の端部48のがたつきを抑制できる。突起50に隣接した嵌合部51であれば、隙間嵌めであっても、がたつきを生じる虞はない。
【0040】
突起50のない側の端部49の嵌合部52は、支持孔352に締め代を持って嵌め入れられている。この場合には、締まり嵌めにより、スリーブ46を全方向、すなわち、その径方向および軸方向Cの両側に抜け止めできて、スリーブ46を上部固定ブラケット15に仮保持できるので、アッパブラケット12や軸部材45を組み付ける際に作業し易い。従って、支軸14をより一層組み付け易くできる。
【0041】
また、嵌合部52は、締まり嵌めであっても、支持孔352に入れ易くできる。すなわち、軸部材45が押す力に対する抜け止めは、突起50により達成されるので、嵌合部52の締まり嵌めは、スリーブ46が自然落下する程度の軽い力に対しての抜け止めを達成できればよくて、その締め代は小さくて済み、支持孔352へ嵌め入れ易くできる。これに加えて、嵌合部52は突起50のない側にあるので、突起50側よりも後で嵌め入れることができ、例えば、開放溝36を通してその奥の支持孔352に、支軸14の径方向に沿って入れることもできる。開放溝36を通す場合には、開放溝36でスリーブ46を案内しながら、締め代を徐々に吸収しつつ容易に嵌め入れることができる。
【0042】
なお、本発明の支持機構20を、ステアリングコラム4を車体7から離脱可能にする他の公知の構成、例えば、従来技術の欄で説明した構成と併用することも考えられる。この場合でも、ステアリングコラム4を離脱させる離脱荷重を、保持板40の曲げ荷重により主に得るようにする場合には、本発明による離脱荷重の調節が容易である効果を得ることができる。
また、衝撃吸収機構21としては、上述の機構の他、公知の他の機構を利用することもでき、例えば、ステアリングコラム4の全体を相対移動させるものでもよい。このような場合、本発明を適用する支軸としては、上述の支軸14の他、例えば、下部固定ブラケットから離脱可能なチルト中心軸を用いてもよい。
【0043】
また、支軸14は衝突時にステアリングコラム4とともに移動するようにしたが、これには限定されない。例えば、衝突時でも支軸14を車体に相対移動しないように位置規制し、支軸14をステアリングコラム4の可動ブラケットから分離可能としてもよい。この場合、可動ブラケットに本発明の開放溝36および保持板40が設けられ、支持孔32は開放溝36を通してステアリングホイール側に向けて開放され、保持板40はステアリングコラム4の相対移動の方向に沿って、支軸14よりもステアリングホイール2側に配置される。
【0044】
また、本発明の支持機構20は、チルト調節機能を省略したステアリング装置に適用してもよい。また、支持機構20の固定ブラケットとしては、車体に一体に形成されたものも考えられ、要は、車体に固定されればよい。また、可動ブラケットとしては、ステアリングコラム4の両ジャケット10,11の一方と一体のものでもよいし、別体に形成されたものでもよく、要はステアリングコラム4に固定されればよい。
【0045】
その他、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の衝撃吸収ステアリング装置の一部断面側面図。
【図2】図1に示す支持機構のA矢視図。
【図3】図1に示す支持機構の一部断面側面図であり、衝突時の状態を一点鎖線で図示している。
【図4】本発明の第2実施形態の支持機構の一部断面側面図であり、衝突時の状態を一点鎖線で図示している。
【図5】図4に示す上部固定ブラケットの補強板の展開図であり、曲げ加工の中心線を一点鎖線により示している。
【図6】本発明の第4実施形態の支持機構の一部断面側面図であり、衝突時の状態を一点鎖線で図示している。
【図7】本発明の第4実施形態の変形例の支持機構の一部断面側面図であり、(a)と(b)とに異なる変形例を示す。
【図8】樹脂製スリーブの組み付けを示す平面視での模式図。
【図9】支軸の組み付けを示す斜視図。
【符号の説明】
1 衝撃吸収ステアリング装置
3 ステアリングシャフト
4 ステアリングコラム
7 車体
12 アッパブラケット(可動ブラケット)
14 支軸
15 上部固定ブラケット(一方のブラケット)
20 支持機構
21 衝撃吸収機構
31 アッパブラケットの側板
32 アッパブラケットの支持孔
33 接続板(接続部)
34 上部固定ブラケットの側板
35 上部固定ブラケットの支持孔
36 開放溝
37 上部固定ブラケットの支持孔の周縁
38 上部固定ブラケットの端縁
39 補強板(補強部)
40 保持板(保持部)
41 切り込み溝
42 狭幅部
45 軸部材
46 樹脂製スリーブ
47 支軸の周縁
48 一方の端部(軸部材を挿通させる方向の前側の端部、突起側の端部)
49 他方の端部(突起がない側の端部)
50 樹脂製スリーブの突起
351 支持孔(突起側の端部に対応する支持孔)
352 支持孔(突起がない側の端部に対応する支持孔)
K 軸部材を挿通させる方向

Claims (6)

  1. ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、ステアリングコラムを衝突時に離脱させることができるように支持する支持機構と、衝突時のステアリングコラムの車体に対する移動に伴って衝撃を吸収する衝撃吸収機構とを備え、
    上記支持機構は、車体に固定される固定ブラケットと、ステアリングコラムに固定される可動ブラケットと、両ブラケットの一対の側板の支持孔を挿通する支軸とを含み、
    固定ブラケットおよび可動ブラケットのうち一方のブラケットは、
    当該一方のブラケットの支持孔の周縁の一部を、当該一方のブラケットの端縁に開放させるとともに衝突時に支軸の相対移動を案内可能な開放溝を含むとともに、
    上記一対の側板と、上記一対の側板の端部同士を接続する接続部と、この接続部と接続され一対の側板同士を連結する補強部と、この補強部に設けられ支軸の周縁に当接して支軸を上記一方のブラケットの支持孔に保持する曲げ変形可能な保持部とを含み、
    この保持部は、衝突時に支軸から受ける所定の曲げ荷重で曲げ変形して開放溝内への支軸の進出を許容するようにされ、
    上記開放溝の最小幅は、支持孔の直径以上の幅で形成されており、
    上記一対の側板と、接続部と、補強部と、保持部とは、単一の板金部品を構成しており、
    上記補強部には、所定長さで並んで延びる一対の切り込み溝が形成され、その間に上記保持部が形成されていることを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置。
  2. 請求項1に記載の衝撃吸収ステアリング装置において、上記支軸は、軸部材と、軸部材に嵌められて支持孔の周縁に接する樹脂製スリーブとを有することを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置。
  3. 請求項2に記載の衝撃吸収ステアリング装置において、上記樹脂製スリーブは、軸部材を挿通させるときに当該樹脂製スリーブが支持孔から脱落することを防止するための突起を、軸部材を挿通する方向の前側の端部近傍のみに設けていることを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置。
  4. 請求項3に記載の衝撃吸収ステアリング装置において、上記樹脂製スリーブの突起側の端部は、対応する支持孔に隙間嵌めされることを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置。
  5. 請求項3または4に記載の衝撃吸収ステアリング装置において、上記樹脂製スリーブの突起がない側の端部は、対応する支持孔に締まり嵌めされることを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置。
  6. 請求項1から5の何れかに記載の衝撃吸収ステアリング装置において、上記保持部は狭幅部を含むことを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置。
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