JP2015214230A - ステアリング装置及びその組付法 - Google Patents

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Abstract

【目的】チルト・テレスコのための操作レバーにおける締付及び締付解除時に締付具を構成するナットを操作レバーに対して空転することなく共に回動させるスピンストッパを備えたステアリング装置及びその組付法に関する。
【構成】ステアリングコラム1を挟持する固定側部21を有する固定ブラケット2と、固定側部21を幅方向に締め付け、ボルト3Aとナット3Bとを有する締付具3と、操作レバー4と、ナット3Bのそれぞれの角部32aと嵌合する隅角凹部511が内周に沿って等間隔に形成された被嵌合孔51と、固定用長孔52を有するスピンストッパ5が具備され、被嵌合孔51の隅角凹部511の配列は、被嵌合孔51の直径中心Paと固定用長孔52の長手方向中心Pbとを結ぶ中心線Lに対して左右非対称となるように形成されること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チルト・テレスコ機構を備えたステアリング装置であって、チルト・テレスコのための操作レバーにおける締付及び締付解除時に締付具を構成するナットを操作レバーに対して空転することなく共に回動させるスピンストッパを備えてなるステアリング装置及びその組付法に関する。
従来より、チルト・テレスコ機構を備えたステアリング装置が種々開発され、実際に使用されている。この種のステアリング装置では、一般的に手動操作タイプのステアリング装置としてチルト・テレスコ操作のための操作レバーが備えられており、この操作レバーを回動操作することによって、チルト・テレスコ操作におけるロック及びロック解除を行うものである。
この種のものとして、特許文献1が存在する。以下、図6に基づいて特許文献1を概説する。なお、符号は特許文献1に使用されたものを括弧付けにして使用する。操作レバー(11)の基端部には四角形の挿通孔が形成されており、この挿通孔に可動カム部材(10)の四角筒部(10d)が圧入され、可動カム部材(10)は操作レバー(11)と一体に回転する。可動カ
ム部材(10)及び操作レバー(11)にはチルトボルト(8)が挿通され、チルトボルト(8)にはナット(12)がねじ込まれている。そして、ナット(12)が弛まないようにするために、レンチ(13)が設けられている。
レンチ(13)は、両端を夫々反対方向へ折り曲げた形状であり一方には正六角形のナット(12)の頭部を円周方向の12位置(12等分した角度)で嵌め込めるロック孔(13a)が形
成され、他方にはロック孔(13a)を中心とする円弧に沿って長孔(13b)が設けられている。
長孔(13b)が形成されている箇所の幅方向寸法は、被嵌合孔(13a)が形成されている箇所の幅方向寸法よりも大きく形成されている。この長孔(13b)にボルト(18)が挿入され、該
ボルト(18)は操作レバー(11)のタップ孔(11a)にねじ込まれている。これにより、ナット(12)は操作レバー(11)と一体に回転するものである。
特開2005-193745号公報
通常、レンチ(13)のロック孔(13a)をナット(12)に嵌めた際、収まりが良好な揚合では、操作レバー(11)のタップ孔(11a)が長孔(13b)上に位置する。しかし、ナット(12)をチルトボルト(8)に所定のトルクで締め込んだ際に、ナット(12)の六角形の位置には、ばらつきが生じ、一定の位置で停止するものとはなり難い。
よって、レンチ(13)のロック孔(13a)をナット(12)に嵌めた際、タップ孔(11a)が長穴(13b)内に位置しない場合がある。このような場合、ナット(12)に対するロック孔(13a)の嵌め込み角度を変えて、位置を調整しレンチ(13)をナット(12)と操作レバー(11)に装着する。
そして、特許文献1の場合では、正六角形のナット(12)の頭部を円周方向の12位置で嵌め込めるようロック孔(13a)が形成されており、ナット(12)の頭部に対してロック孔(13a)を1山ずらすとレンチ(13)は30°回転する。よって、30°角度がずれてもボルト(18)が長孔(13b)と操作レバー(11)のタップ孔(11a)に挿入できるよう、レンチ(13)の長孔(13b)は、ナット(12)の中心に直交する中心線Loに対し、左右15°ずつ合計30°の範囲を有して形成されている。しかし、そのために、レンチ(13)の長孔(13b)の形成箇所では、左右(幅)方向寸法が、大きくなってしまう。
また、組付の結果、ボルト(18)が長孔(13b)の端部に位置したときに、レンチ(13)は片
側へ最大15°振れることになり、レンチ(13)の一部は操作レバー(11)から大きくはみ出してしまうことになる。レンチ(13)が操作レバー(11)からはみ出すと、このはみ出した部分とステアリング装置周辺の他の部材と干渉する恐れが生じる〔図6(A)参照〕。
そこで、本発明の目的(解決しようとする技術的課題)は、いかなる場合でも、スピンストッパが、操作レバーから大きくはみ出すことなく、ステアリング装置周辺の部位と干渉することのない、操作レバーを有するステアリング装置を提供することにある。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、ステアリングコラムと、該ステアリングコラムを挟持する固定側部を有する固定ブラケットと、前記固定側部を幅方向に締め付け、ボルトと該ボルトに螺合するナットとを有する締付具と、該締付具に装着される操作レバーと、前記ナットのそれぞれの角部と嵌合する隅角凹部が内周に沿って等間隔に形成された被嵌合孔と、該被嵌合孔と所定間隔をおいて形成された固定用長孔を有するスピンストッパが具備され、前記被嵌合孔の隅角凹部の配列は、前記被嵌合孔の直径中心と前記固定用長孔の長手方向中心とを結ぶ中心線に対して左右非対称となるように形成されてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、前記被嵌合孔の隅角凹部の配列は、前記被嵌合孔の直径中心を通り、前記固定用長孔を左右対称に分割する中心線に対して左右非対称としてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項1又は2において、前記被嵌合孔の隅角凹部の数は、前記ナットの角部数の倍数としてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項4の発明を、請求項3において、前記ナットの角部の数は6とし、前記隅角凹部の数は12としてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項5の発明を、請求項3において、前記ナットの角部の数は8とし、前記隅角凹部の数は16としてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項6の発明を、請求項1,2,3,4又は5の何れか1項の記載において、前記被嵌合孔の前記隅角凹部は前記中心線に対して(1/4)角分だけずれる構成としてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項7の発明を、請求項1,2,3,4,5又は6の何れか1項の記載において、前記スピンストッパには、表裏を判断する目印が設けられてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項8の発明を、ステアリングコラムと、該ステアリングコラムを挟持する固定側部を有する固定ブラケットと、前記固定側部を幅方向に締め付け、ボルトと該ボルトに螺合するナットとを有する締付具と、該締付具に装着される操作レバーと、前記締付具と前記操作レバーに装着され、前記ナットのそれぞれの角部と嵌合する隅角凹部が内周に沿って等間隔に形成された被嵌合孔と、該被嵌合孔と所定間隔をおいて形成された固定用長孔を有するスピンストッパが具備され、前記固定側部を貫通する前記ボルトを前記操作レバーのボルト挿通孔に挿入すると共に、前記スピンストッパの被嵌合孔の隅角凹部と、前記ナットとを嵌合させ、前記固定用長孔の範囲内に前記操作レバーの固定孔が存在することを目視すると共に、前記条件に合致しないときは、前記スピンストッパを裏返して同様の組付けを行うステアリング装置の組付方法としたことにより、上記課題を解決した。
請求項1及び請求項2の発明では、スピンストッパを小型化することができ、スピンストッパの一部が操作レバーから大きくはみ出すことがなく、したがって、ステアリング装置の周辺部品との干渉を防止することができる。また、小型化することにより、材料費や重量を削減することができる。
請求項3の発明では、被嵌合孔の隅角凹部の数は、前記ナットの角数の倍数としたことにより、ボルトに対するナットの角部位置のバラツキに対して被嵌合孔を僅かの角度だけずらすことによりナットと被嵌合孔とを嵌合させることができる。請求項4の発明では、ナットの角部の数は6とし、前記隅角凹部の数は12としたことにより、僅かの角度のずらしにて、被嵌合孔とナットを嵌合させることができる。
請求項5の発明では、ナットの角部の数は8とし、隅角凹部の数は16としたことにより、ナットの角部位置のバラツキに対してより一層、僅かの角度のずらしにて被嵌合孔とナットとを嵌合させることができる。請求項6の発明では、被嵌合孔の前記隅角凹部は中心線に対して(1/4)角分だけずれてなる構成としたことにより、ボルトに対するナットの角部位置のバラツキの対応を良好なものとし、スピンストッパの長孔の長手方向長さを短くすることができ、よってスピンストッパを小型化することができる。
請求項7の発明では、スピンストッパには、表裏を判断する目印が設けられてなる構成としたことにより、スピンストッパが表状態又は裏状態の何れかを簡単に判別することができる。
請求項8の発明では、前記締付具のボルトを前記操作レバーのボルト挿通孔に挿入すると共に、前記スピンストッパの被嵌合孔の隅角凹部と、前記締付具のナットの角部とを嵌合させ、前記固定用長孔の範囲内に前記操作レバーの固定孔が存在することを目視すると共に、前記条件に合致しないときは、前記スピンストッパを裏返して同様の組付けを行うことで、スピンストッパの一部が操作レバーからは大きくみ出さない構成を簡単に実現できる。
(A)は本発明におけるステアリング装置の要部側面図、(B)は(A)のY1−Y1矢視断面図、(C)は(A)の(α)部拡大図、(D)は本発明におけるスピンストッパの第1実施形態の平面図、(E)は(D)の(β)部拡大図である。 (A)は本発明における操作レバーの平面図、(B)は(A)のY2−Y2矢視断面図、(C)はスピンストッパに表裏判別目印を備えた実施形態の平面図。 (A)乃至(C)はナットのランダムな締付状態に対応した操作レバーとスピンストッパの装着状態を示す要部拡大図である。 (A)乃至(C)は本発明における組付を示す工程図、(D)は(A)のY3−Y3矢視図、(E)は(C)のY4−Y4矢視図である。 (A)は本発明におけるスピンストッパの第2実施形態を示す平面図、(B)は第2実施形態の変形例を示す平面図である。 (A)は従来技術を示すステアリング装置の要部側面図、(B)は従来技術におけるレンチの平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明は、ステアリング装置であって、特にチルト・テレスコ操作における操作レバーと締付・締付解除のための締付具のナットを一体に回転させるための機構及びその組付法に関するものである。
本発明は、主に、ステアリングコラム1と、固定ブラケット2と、該固定ブラケット2を幅方向に締め付ける締付具3と、操作レバー4と、スピンストッパ5から構成される〔図1(A),(B)参照〕。ステアリングコラム1は、固定ブラケット2にチルト・テレスコ調整可能に支持される。運転者に合わせて、所定のチルト及びテレスコ位置にコラムを調整した後、操作レバー4を回動させることにより、前記ステアリングコラム1を固定ブラケット2に固定する。
ステアリングコラム1には、アッパーシャフト8が回転自在に軸支され、該アッパーシャフト8の車体後方側には、図示しないステアリングホィールが取り付けられ、車体後方側には、図示しない自在継手を介してロアシャフトが連結される。また、ステアリングコラム1のコラム支持部11には締付具3のボルト3Aが貫通するテレスコ用長孔12がステアリングコラム1の軸方向に沿って形成されている〔図1(A)参照〕。
前記固定ブラケット2は、固定側部21,21と連結部22とからなり、両固定側部21,21の上端に連結部22が形成され、一体的に形成される。さらに、固定ブラケット2は、車体の前方所定箇所に固定される。両固定側部21,21には、チルト調整用長孔21a,21aが形成されている。
前記ステアリングコラム1のコラム支持部11は、前記固定ブラケット2の固定側部21,21に挟持される。そして、テレスコ用長孔12とチルト調整用長孔21a,21aとが略直交に近い状態で交差するように構成され、テレスコ用長孔12とチルト調整用長孔21aに前記締付具3を構成するボルト3Aが挿入され、ステアリングコラム1と固定ブラケット2とが連結される。
締付具3は、ボルト3Aとナット3Bから構成される。前記ボルト3Aの一端側には外螺子部が形成され、該外螺子部にナット3Bが螺合される。他端側には頭部31が形成されている〔図1(B)参照〕。該頭部31には、突起状の回り止めが形成される。該回り止めは、前記固定ブラケット2の固定側部21に形成されたチルト調整用長孔21aに挿入され、これにより、ボルト3Aが軸周方向に空転することを防止する役目をなす。なお、前記頭部31はかしめナットでも良い。
ナット3Bは、多角形の外周部32を有している(図3,図4等参照)。該外周部32は、正6角形で角部32aが6つ形成されたものや、正8角形で角部32aが8個形成されたものが存在する。さらに4角形つまり略正方形で角部32aが4つ形成されたものが存在する。さらに、外周部32は、正3角形或いは正5角形としても良い。また、ナット3Bは、フランジ部を有するフランジ付ナットでも良い。
操作レバー4は、レバー本体部41と、操作ノブ42とからなる〔図2参照〕。レバー本体部41には、前記締付具3のボルト3Aが挿通するボルト挿通孔43と、後述するスピンストッパ5を固定するための固定孔44が形成され、該固定孔44には固定用内螺子部44aが設けられる。
該固定用内螺子部44aの実施形態としては、固定孔44の内周側に内螺子が形成されたり、固定ナットが溶接手段等にて固定されている。固定孔44と後述するスピンストッパ5の固定用長孔52とに固定用ボルト7が挿通され、該固定用ボルト7が前記固定孔4の固定用内螺子部44aに螺合される。
ボルト3Aは、固定ブラケット2のチルト調整用長孔21a,21aと、ステアリングコラム1のテレスコ調整用長孔12とを共に貫通するものである。レバー本体部41は、段差部41aを有して階段状に折曲形成されている〔図2(B)参照〕。
スピンストッパ5は、略円形状の保持板部5aと、略方形状の固定板部5bとから構成され、前記保持板部5aには、被嵌合孔51が形成され、固定板部5bには固定用長孔52が形成されている〔図1(D),(E)参照〕。被嵌合孔51は、ボルト3Aの外螺子部に螺合されたナット3Bの外周部32に挿入し、嵌合固定するものである。
被嵌合孔51は、内周方向に沿って複数の隅角凹部511,511,…が連続して形成されている。該隅角凹部511は、ナット3Bの外周部32の角部32aの形状に等しく形成されたものであり、各隅角凹部511は、略V字形状の凹部で、二つの隅角包囲片511a,511aによって構成される〔図1(E)参照〕。
前記固定板部5bは、前記保持板部5aに対して幅方向に小さく形成され、固定用長孔52が形成されている。該固定用長孔52は、被嵌合孔51の直径中心である中心Paを直径中心とする円弧形状に形成される。固定用長孔52は、前記被嵌合孔51の中心Paを通過する中心線Lに対して左右対称となる形状である。
つまり、中心線Lは、被嵌合孔51の中心Paと、固定用長孔52の長手方向の中心Pbを結ぶ線である。被嵌合孔51は、ナット3Bの外周部32の角部32aの数によって形状が異なる。つまり、角部32aが6角形,8角形或いは4角形によって被嵌合孔51の形状は異なる。
まず、スピンストッパ5の第1実施形態として、ナット3Bの外周部32を正6角形とした場合に対応する被嵌合孔51について説明する。被嵌合孔51の隅角凹部511の数は12となる。つまり、一つの6角形孔を周方向に30度回転させ、被嵌合孔51の内周に沿って12個の隅角凹部511,511,…が等間隔に配置されたものである。
そして、前記被嵌合孔51の中心Paと、固定用長孔52の長手方向の中心Pbを結ぶ中心線Lに対して、前記被嵌合孔51の内周形状は、非対称となる〔図1(D),(E)参照〕。
この被嵌合孔51の非対称となる位相のズレを生じさせるズレ角度を、θaとする。このズレ角度θaは、具体的には前記被嵌合孔51の中心Paを中心点とし、周方向の左右の何れかにおける隅角凹部511の(1/4)角分だけ位相にズレを生じさせる角度である。(1/4)角分のズレ角度θaとは、隅角凹部511を構成する一つの隅角包囲片511aの半分に相当する角度である〔図1(E)参照〕。
また、(1/4)角分のズレ角度θaは、中心Paを中心点として隣合う隅角凹部511,511間の角度の(1/4)に相当する角度である。ズレ角度θaは、被嵌合孔51に嵌合収納されるナット3Bの外周部32の角数及び被嵌合孔51の隅角凹部511の数によって決定される。
また、(1/4)角分のズレ角度θaは、中心Paを中心点として隣合う隅角凹部511,511間の角度の(1/4)に相当する角度である。その第1の具体例として、ナット3Bが6角で、被嵌合孔51の隅角凹部511の数が12とした場合、中心Paを中心として、被嵌合孔51の隣合う隅角凹部511,511の角度は30°である。
そして、この隣合う隅角凹部511,511の角度30°とした場合の(1/4)角とは7.5°である。したがって、ナット3Bが6角で、被嵌合孔51の隅角凹部511の数が12とした場合、被嵌合孔51の中心線Lに対するズレ角度θaは7.5°とすることにより適正な非対称状態となる〔図1(D),(E)参照〕。
その第2の具体例として、ナット3Bが8角で被嵌合孔51の隅角凹部511の数が16とした場合、中心Paを中心として、被嵌合孔51の隣合う隅角凹部511,511の角度は22.5°である。そして、この隣合う隅角凹部511,511の角度22.5°とした場合の(1/4)角とは約5.63°(正確には5.625°)である。したがって、ナット3Bが8角で、被嵌合孔51の隅角凹部511の数が16とした場合、被嵌合孔51の中心線Lに対するズレ角度θaは約5.63°とすることにより適正な非対称状態となる〔図5(B)参照〕。
そして、固定用長孔52は、前記中心線Lを対称線として左右に角度θbとなる範囲で形成される。この角度θbは、前記ズレ角度θaの増減と共に増減する。具体的には、前述したナット3Bの外周部32の角数が6角の場合で、前記隅角凹部511の数が12の場合では、前記中心線Lに対して左右に7.5°ずつ、全体として15°の範囲に形成される〔図1(D)参照〕。また、ナット3Bの外周部32の角数が8角の場合で、前記隅角凹部511の数が16の場合では、前記中心線Lに対して左右に約11.25°ずつ、全体として22.5°の範囲に形成される〔図5(B)参照〕
操作レバー4は、スピンストッパ5を介して、共に一体回動するナット3Bのボルト3Aに対する螺着位置を変化させることで、ボルト3Aの軸力を増減させる。操作レバー4を押し上げてロック状態にすると、ボルト3Aに対してナット3Bが締め付けられ、ボルト3Aの軸力が増加し、固定ブラケット2及びステアリングコラム1とが締め付けられることで、ステアリングコラム1が固定ブラケット2に保持される。必要に応じて操作レバー4と固定側部21との間に、ボルト3Aが挿通するカラー6を装着しても良い〔図1(B)参照〕。
また、操作レバー4を手前に引いてロック解除状態にすると、ボルト3Aとナット3Bが相互に緩められ、ボルト3Aの軸力が減少し、固定ブラケット2とステアリングコラム1及びカラー6とが緩められることで、固定ブラケット2のチルト調整用長孔21a,21a及びステアリングコラム1のテレスコ用長孔12と、ボルト3Aとが移動可能な範囲で、チルト・テレスコ調整することができる。
次に、操作レバー4とナット3Bに対するスピンストッパ5の組み付け工程について図4に基づいて説明する。ここで、締付具3とスピンストッパ5の構成条件は、ナット3Bの外周部32は6角で、被嵌合孔51の隅角凹部511の数は12である。まず、固定ブラケット2の両固定側部21,21に形成されたチルト調整用長孔21a,21aと、ステアリングコラム1に形成されたテレスコ用長孔12にボルト3Aを挿通する〔図4(A)参照〕。ステアリングコラム1には、テレスコ用長孔12ではなく、丸孔として形成される場合もある。
ボルト3Aの一端側に形成された頭部31sの回り止めは、一方側の固定側部21に形成されたチルト調整長孔21aに係止され、ボルト3Aが回り止めされる〔図1(B)参照〕。ボルト3Aの他端側には、他方側の固定側部21の幅方向外側に、カラー6、操作レバー4のボルト挿通孔43が挿通され、ボルト3Aの外螺子部にナット3Bが所定のトルクで螺合され固定される〔図1(B),(C)参照〕。
ナット3Bの外周部32に、スピンストッパ5の被嵌合孔51が嵌合される。この嵌合状態は、ナット3Bの外周部32の各角部32a,32a,…が、被嵌合孔51の隅角凹部511,511,…に食い込むように嵌合するものである〔図3(A)乃至(C)参照〕。
また、スピンストッパ5の被嵌合孔51をナット3Bの外周部32に嵌合させるときには、スピンストッパ5の外形が操作レバー4内に収まるように、適宜嵌合状態を調整する。そして、操作レバー4の固定孔44とスピンストッパ5の固定用長孔52に、固定用ボルト7が挿通され、該固定用ボルト7が固定孔44に設けられた固定用内螺子部44aと螺合され、スピンストッパ5が操作レバー4に固着される〔図4(C)参照〕。
次に、スピンストッパ5の被嵌合孔51を締付具3のナット3Bに嵌合するときに、スピンストッパ5の固定用長孔52と、操作レバー4の固定孔44の位置が適正に一致し、且つスピンストッパ5が操作レバー4からはみ出さないようにするための方法について図4に基づいて説明する。またここでも、締付具3とスピンストッパ5の構成条件は、ナット3Bの外周部32は6角で、被嵌合孔51の隅角凹部511の数は12である。
通常では、締付完了時のボルト3Aに対するナット3Bの外周部32の角部32aの位置は、個体によりランダムとなる。つまり、締付時における各角部32a,32a, …のそれぞれの位置は、一定しないものである。このようなことから、ナット3Bの外周部32にスピンストッパ5の被嵌合孔51を嵌合装着したときに、スピンストッパ5の固定用長孔52の範囲内に、操作レバー4の固定孔44が位置しない場合が生じ得る〔図4(A),(D)参照〕。
このような場合には、組付作業者は、スピンストッパ5を一旦、ナット3Bから取り外す。そして、取り外したスピンストッパ5を裏返してから、被嵌合孔51を再度、ナット3Bの外周部32に装着する〔図4(B)参照〕。つまり、スピンストッパ5の表と裏とを変えて、操作レバー4に対するスピンストッパ5の当接面を裏側から表側に変更する(図4(B)参照)。
前述したように、被嵌合孔51は、中心線Lに対して左右非対称であり、12個の隅角凹部511,511,…は、中心線Lに対して左右対称となる位置から(1/4)角だけずれ、つまり被嵌合孔51は、中心線Lに対して左右対称の位置から7.5°傾いて形成されている。
被嵌合孔51の中心線Lに対する左右非対称状態により、スピンストッパ5を表裏反転させると、最初の面(表面)の固定用長孔52の形成範囲(中心Paから15°の範囲)と、反転した面(裏面)の固定用長孔52の形成範囲(中心Paから15°の範囲)が一部重なることになる。
そして、この重なり部分が必要範囲(中心Paから30°の範囲)となって、実質的に形成範囲が拡がる固定用長孔52として使用することができる。これによって、固定用長孔52の範囲内に操作レバー4の固定孔44の位置を合わせることができる〔図4(E)参照〕。
これにより、固定板部5bの幅方向寸法を保持板部5aの幅方向寸法よりも小さく形成することができ、スピンストッパ5の小型・軽量化とすることができる。必要に応じてスピンストッパ5の側部に裏表を識別するための突起タイプ〔図2(C),図3(A)乃至(C)参照〕、又は切欠タイプ〔図5(A),(B)参照〕の判別目印53を形成しても良い。
本発明において、突起タイプ又は切欠タイプとした判別目印53では、スピンストッパ5の正面から見て右側の端縁から外方に突出した状態、又は端縁を切除した状態となるとき、表側とする。したがって、突起状の判別目印53がスピンストッパ5の左側外方に突出した場合には裏面側となる。また、該判別目印53は、前記スピンストッパ5の両面に「表側」及び「裏側」を示す文字が刻印されてもよく、具体的には「表」,「裏」,「F」,「R」等の文字や文字以外の記号でもかまわない。
スピンストッパ5に、表側面と裏側面とを判別する判別目印53が設けられている場合には、該判別目印53によって、操作レバー4にスピンストッパ5の表裏の何れの面が当接しているかを判別でき、ひいては組付作業を行い易くすることができる。
ナット3Bに、スピンストッパ5の被嵌合孔51を装着した結果、固定用長孔52の端部に操作レバー4の固定孔44が位置した場合、スピンストッパ5は片側へ最大7.5°振れるのみである。また、固定板部5bの左右方向寸法は、保持板部5aの左右方向寸法よりも小さく形成されている。これにより、スピンストッパ5の一部が、操作レバー4から大きくはみ出すことがなく、他の部材と干渉することを防止できる。
このように、チルト調整締付完了時におけるナット3Bの外周部32の角部32a,32a,…の位置が各個体によりランダムであったとしても、スピンストッパ5をナット3Bに嵌合するときに、スピンストッパ5を適宜、裏返して被嵌合孔51にナット3Bを嵌合し、スピンストッパ5を操作レバー4に装着することによって、スピンストッパ5が操作レバー4からはみ出すことなく、且つ固定用長孔52と固定孔44とを一致させ、固定用ボルト7にてスピンストッパ5を操作レバー4に固着することができるものである。
図3(A),(B)及び(C)では、外周部32の角部32a,32a,…の位置がランダムであるそれぞれのナット3Bにスピンストッパ5が良好に対応できることを示すものであって、スピンストッパ5を適宜、裏返しながら、該スピンストッパ5が操作レバー4内に収まるようにして、ナット3Bに被嵌合孔51を嵌合させ、スピンストッパ5を操作レバー4に固定用ボルト7を介して固着した状態を示している。具体的には図3(A)及び図3(C)は、スピンストッパ5の表側が外方に向いている状態であり、図3(B)はスピンストッパ5の裏側が外方に向いている。
図5(A)は、本発明の第2実施形態であって、ナット3Bの外周部32が正8角形としたものに対応するスピンストッパ5である。この実施形態では、被嵌合孔51の隅角凹部511の数を、ナット3Bの角部32aと同数の8個とした。この場合、被嵌合孔51の中心線Lに対する非対称状態となるズレ角度θaは11.25°である。
このように、ナット3Bの角部32aの数と、スピンストッパ5の被嵌合孔51の隅角凹部511の数を同数とした場合でも、裏返して組み付けることで、固定用長孔52の形成範囲を小さくすることができ、スピンストッパ5を小型化でき、他部品との干渉を防止することができる。
また、図5(B)は、第2実施形態の変形例として、ナット3Bの外周部32が正8角形としたものに対し、被嵌合孔51における隅角凹部511の数を16としたものである。この場合、被嵌合孔51の中心線Lに対する非対称状態となる傾きは角度5.625°である。また、特に図示しないが、ナット3Bの角部32aの数を4としたもの、つまり正方形としたものも存在する。
本発明は、上記実施形態のステアリングコラム1に限らず実施可能である。例えば、ステアリングコラム1がアウターパイプとインナーパイプとからなるもので、アウターコラムにハンガーブラケットが固定された構造が挙げられる。この実施例の場合、ボルト3Aは、固定ブラケット2の固定側部21,21に形成された長孔とハンガーブラケットに形成された長孔又は丸孔に挿通される。
また、アウターコラムがアルミダイカスト製のコラムでも良い。この場合は締付ボルト3Aが固定側部21,21に形成された長孔とアウターコラムのクランプ部に形成された長孔又は丸孔に挿通される。また、締付具3としてカムを使用した構造でも良く、操作レバー4とボルト3Aに装着されたナット3Bとを一体に回動させるためのスピンストッパ5であれば、実施可能である。
1…ステアリングコラム、2…固定ブラケット、21…固定側部、3…締付具、
3A…ボルト、3B…ナット、32…外周部、32a…角部、4…操作レバー、
5…スピンストッパ、51…被嵌合孔、511…隅角凹部、52…固定用長孔、
53…判別目印、Pa,Pb…中心、L…中心線。
ステアリングコラム1には、アッパーシャフト8が回転自在に軸支され、該アッパーシャフト8の車体後方側には、図示しないステアリングホィールが取り付けられ、車体方側には、図示しない自在継手を介してロアシャフトが連結される。また、ステアリングコラム1のコラム支持部11には締付具3のボルト3Aが貫通するテレスコ用長孔12がステアリングコラム1の軸方向に沿って形成されている〔図1(A)参照〕。
該固定用内螺子部44aの実施形態としては、固定孔44の内周側に内螺子が形成されたり、固定ナットが溶接手段等にて固定されている。固定孔44と後述するスピンストッパ5の固定用長孔52とに固定用ボルト7が挿通され、該固定用ボルト7が前記固定孔44の固定用内螺子部44aに螺合される。
その第1の具体例として、ナット3Bが6角で、被嵌合孔51の隅角凹部511の数が12とした場合、中心Paを中心として、被嵌合孔51の隣合う隅角凹部511,511の角度は30°である。
ボルト3Aの一端側に形成された頭部31の回り止め31sは、一方側の固定側部21に形成されたチルト調整長孔21aに係止され、ボルト3Aが回り止めされる〔図1(B)参照〕。ボルト3Aの他端側には、他方側の固定側部21の幅方向外側に、カラー6、操作レバー4のボルト挿通孔43が挿通され、ボルト3Aの外螺子部にナット3Bが所定のトルクで螺合され固定される〔図1(B),(C)参照〕。
ナット3Bの外周部32に、スピンストッパ5の被嵌合孔51が嵌合される。この嵌合状態は、ナット3Bの外周部32の各角部32a,32a,…が、被嵌合孔51の隅角凹部511,511,…に嵌合するものである〔図3(A)乃至(C)参照〕。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、ステアリングコラムと、該ステアリングコラムを挟持する固定側部を有する固定ブラケットと、前記固定側部を幅方向に締め付け、ボルトと該ボルトに螺合するナットとを有する締付具と、該締付具に装着される操作レバーと、スピンストッパが具備され、該スピンストッパには、被嵌合孔と、該被嵌合孔と所定間隔をおいて形成された固定用長孔が形成され、前記被嵌合孔は、前記ナットのそれぞれの角部と嵌合する隅角凹部が内周に沿って等間隔に形成され、該隅角凹部の配列は、前記被嵌合孔の直径中心と前記固定用長孔の長手方向中心とを結ぶ中心線に対して左右非対称となるように形成されてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1記載のステアリング装置であって、前記被嵌合孔の隅角凹部の配列は、前記被嵌合孔の直径中心を通り、前記固定用長孔を左右対称に分割する中心線に対して左右非対称としてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項1又は2記載のステアリング装置であって、前記被嵌合孔の隅角凹部の数は、前記ナットの角部数の倍数としてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項4の発明を、請求項3記載のステアリング装置であって、前記ナットの角部の数は6とし、前記隅角凹部の数は12としてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項5の発明を、請求項3記載のステアリング装置であって、前記ナットの角部の数は8とし、前記隅角凹部の数は16としてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項6の発明を、請求項1,2,3,4又は5の何れかに記載のステアリング装置であって、前記被嵌合孔の前記隅角凹部は前記中心線に対して(1/4)角分だけずれる構成としてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項7の発明を、請求項1,2,3,4,5又は6の何れかに記載のステアリング装置であって、前記スピンストッパには、表裏を判断する目印が設けられてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項8の発明を、ステアリングコラムと、該ステアリングコラムを挟持する固定側部を有する固定ブラケットと、前記固定側部を幅方向に締め付け、ボルトと該ボルトに螺合するナットとを有する締付具と、該締付具に装着される操作レバーと、スピンストッパが具備され、該スピンストッパには、被嵌合孔と、該被嵌合孔と所定間隔をおいて形成された固定用長孔が形成され、前記被嵌合孔は、前記ナットのそれぞれの角部と嵌合する隅角凹部が内周に沿って等間隔に形成され、前記スピンストッパは、前記締付具と前記操作レバーに装着され、前記固定側部を貫通する前記ボルトを前記操作レバーのボルト挿通孔に挿入すると共に、前記スピンストッパの被嵌合孔の隅角凹部と、前記ナットとを嵌合させ、前記固定用長孔の範囲内に前記操作レバーの固定孔が存在することを目視すると共に、前記条件に合致しないときは、前記スピンストッパを裏返して同様の組付けを行うことを特徴とするステアリング装置の組付方法としたことにより、上記課題を解決した。

Claims (8)

  1. ステアリングコラムと、該ステアリングコラムを挟持する固定側部を有する固定ブラケットと、前記固定側部を幅方向に締め付け、ボルトと該ボルトに螺合するナットとを有する締付具と、該締付具に装着される操作レバーと、前記ナットのそれぞれの角部と嵌合する隅角凹部が内周に沿って等間隔に形成された被嵌合孔と、該被嵌合孔と所定間隔をおいて形成された固定用長孔を有するスピンストッパが具備され、前記被嵌合孔の隅角凹部の配列は、前記被嵌合孔の直径中心と前記固定用長孔の長手方向中心とを結ぶ中心線に対して左右非対称となるように形成されてなることを特徴とするステアリング装置。
  2. 請求項1において、前記被嵌合孔の隅角凹部の配列は、前記被嵌合孔の直径中心を通り、前記固定用長孔を左右対称に分割する中心線に対して左右非対称としてなることを特徴とするステアリング装置。
  3. 請求項1又は2において、前記被嵌合孔の隅角凹部の数は、前記ナットの角部数の倍数としてなることを特徴とするステアリング装置。
  4. 請求項3において、前記ナットの角部の数は6とし、前記隅角凹部の数は12としてなることを特徴とするステアリング装置。
  5. 請求項3において、前記ナットの角部の数は8とし、前記隅角凹部の数は16としてなることを特徴とするステアリング装置。
  6. 請求項1,2,3,4又は5の何れか1項の記載において、前記被嵌合孔の前記隅角凹部は前記中心線に対して(1/4)角分だけずれる構成としてなることを特徴とするステアリング装置。
  7. 請求項1,2,3,4,5又は6の何れか1項の記載において、前記スピンストッパには、表裏を判断する目印が設けられてなることを特徴とするステアリング装置。
  8. ステアリングコラムと、該ステアリングコラムを挟持する固定側部を有する固定ブラケットと、前記固定側部を幅方向に締め付け、ボルトと該ボルトに螺合するナットとを有する締付具と、該締付具に装着される操作レバーと、前記締付具と前記操作レバーに装着され、前記ナットのそれぞれの角部と嵌合する隅角凹部が内周に沿って等間隔に形成された被嵌合孔と、該被嵌合孔と所定間隔をおいて形成された固定用長孔を有するスピンストッパが具備され、前記固定側部を貫通する前記ボルトを前記操作レバーのボルト挿通孔
    に挿入すると共に、前記スピンストッパの被嵌合孔の隅角凹部と、前記ナットとを嵌合させ、前記固定用長孔の範囲内に前記操作レバーの固定孔が存在することを目視すると共に、前記条件に合致しないときは、前記スピンストッパを裏返して同様の組付けを行うことを特徴とするステアリング装置の組付方法。
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