JP2014156177A - ステアリングコラム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステアリングコラムがその自重によって落下した場合の衝撃を緩和すると共に、ステアリングコラムが落下した状態からの復帰が容易なステアリングコラム装置を提供する。
【解決手段】ステアリングコラム装置1は、ステアリングコラム3と、ステアリングコラム3と共に揺動するハウジング40と、ハウジング40をチルト回転軸の回りに揺動可能に支持する支持部700するロアブラケット7と、ステアリングコラム3の揺動を規制するロック状態とステアリングコラム3の揺動を許容する非ロック状態とを切り替え可能なアッパブラケット8と、アッパブラケット8の非ロック状態においてステアリングコラム3の落下方向の揺動に応じて弾性反力を発生する弾性体6とを備え、弾性体6は、ロアブラケット7に設けられた弾性体取付部722に一端部が取り付けられると共に他端部がハウジング40に接触し、ハウジング40に弾性反力を付与する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステアリングホイールの上下方向の位置調整を行うチルト機構を備えたステアリングコラム装置に関する。
従来、ステアリングホイールが連結されたステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムは、運転者によるステアリングのチルト調整を補助すべく、チルトスプリングによって上方へ付勢されている(例えば、特許文献1参照)。
また、ステアリング装置の低コスト化及び省スペース化等のため、チルトスプリングを廃止すると共に、運転者がステアリングホイールを支えていない状態でステアリングコラムのロックを解除した場合のステアリングコラムの自重落下による衝撃を緩和する構成を備えたステアリング装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載のステアリング装置は、チルト調整時にステアリングコラムと共に上下方向に移動するカム機構のカム部材に突部を設け、この突部が車体に固定された固定側板の縦長孔に挿入されている。カム機構は、そのカム推力によって固定側板をステアリングコラムに固定されたコラム側板に圧接し、ステアリングコラムをロックする。一方、チルト調整時には、運転者のレバー操作によってカム機構がカム推力を発生しない状態とされ、カム部材の突部が固定側板の縦長孔をその長手方向に沿って移動することで、ステアリングコラムが上下方向に移動(揺動)可能となる。
この固定側板の縦長孔は、カム部材の突部を案内する広幅部と、広幅部の下方に形成され、下方に向かうにつれて次第に幅が狭くなる狭幅部とを有している。そして、チルト調整時にステアリングコラムがその自重によって落下した場合には、カム部材の突部が縦長孔の狭幅部に摩擦係合し、ステアリングコラムの落下による衝撃を緩和する。
特開2012−162152号公報 特開2012−35758号公報
特許文献2に記載のものでは、ステアリングコラムがその自重によって落下した場合にカム部材の突部が縦長孔の狭幅部に摩擦係合するので、この摩擦係合を解除してステアリングコラムを上方に持ち上げるには、ステアリングコラム、及びステアリングコラムに固定された部材の自重を支える力以上の力が必要となる。つまり、ステアリングコラムが落下した状態からの復帰が困難となる。
そこで、本発明は、ステアリングコラムがその自重によって落下した場合の衝撃を緩和すると共に、ステアリングコラムが落下した状態からの復帰が容易なステアリングコラム装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、[1]〜[4]のステアリングコラム装置を提供する。
[1]ステアリングホイールが端部に固定されたステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムと、前記ステアリングコラムに固定され、チルト調節時に前記ステアリングコラムと共に揺動する揺動部材と、前記揺動部材をチルト回転軸の回りに揺動可能に支持する支持部を有し、車体に固定された第1ブラケットと、前記第1ブラケットよりも前記ステアリングホイール側で車体に固定され、前記ステアリングコラムの揺動を規制するロック状態と前記ステアリングコラムの揺動を許容する非ロック状態とを切り替え可能な第2ブラケットと、前記2ブラケットの非ロック状態において前記ステアリングコラムの落下方向の揺動に応じて弾性反力を発生する弾性体とを備え、前記弾性体は、前記第1ブラケットに設けられた弾性体取付部に一端部が取り付けられると共に他端部が前記揺動部材に接触し、前記揺動部材に前記弾性反力を付与する、ステアリングコラム装置。
[2]上記[1]に記載のステアリングコラム装置において、前記弾性体取付部は、前記支持部よりも下方に設けられ、前記弾性体は、前記ステアリングコラムの落下方向の揺動に応じて圧縮されることにより前記弾性反力を発生する。
[3]上記[1]又は[2]に記載のステアリングコラム装置において、前記揺動部材は、前記ステアリングシャフトに操舵補助力を付与する操舵補助機構を収容する筐体である。
[4]上記[1]乃至[3]何れか1項に記載のステアリングコラム装置において、前記弾性体取付部は、前記支持部との相対位置を調節可能である。
本発明によれば、ステアリングコラムがその自重によって落下した場合の衝撃を緩和すると共に、ステアリングコラムが落下した状態からの復帰が容易となる。
本発明の実施の形態に係るステアリングコラム装置の要部を模式的に示す断面図である。 ステアリングコラム装置の斜視図である。 アッパブラケットのチルトロック機構の概要を示す図1のA−A線断面図である。 操舵補助機構を示す断面図である。 (a)は、ロアブラケット7の延出部、弾性体取付部、及び弾性体の構成を示す斜視図である。(b)は、図5(a)のB−B線断面図である。 ステアリングコラム装置の正面図である。 ステアリングコラム装置の側面図である。 弾性体が取り付けられた弾性体取付部の延出部に対する位置を調節する際のステアリングコラム装置を示す側面図である。
[実施の形態]
本発明の実施の形態について図1〜図8を参照して説明する。
(ステアリングコラム装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態に係るステアリングコラム装置の要部を模式的に示す断面図である。図2は、ステアリングコラム装置の斜視図である。なお、図1及び図2では、図面の下側が車両における鉛直方向の下方にあたる。
ステアリングコラム装置1は、ステアリングホイール100が端部に固定されたステアリングシャフト2と、ステアリングシャフト2を回転可能に支持するステアリングコラム3と、ステアリングコラム3に固定され、チルト調節時にステアリングコラム3と共に揺動する揺動部材としてのハウジング40とを備える。ハウジング40は、ステアリングシャフト2に操舵補助力を付与する操舵補助機構4を収容する筐体である。また、ハウジング40は、操舵補助機構4の駆動源であるモータ41と、モータ41を制御するコントローラ42とを支持している。
加えて、ステアリングコラム装置1は、車体9に固定された第1ブラケットとしてのロアブラケット7と、ロアブラケット7よりもステアリングホイール100側で車体9に固定された第2ブラケットとしてのアッパブラケット8と、ロアブラケット7に設けられた弾性体取付部722に取り付けられた弾性体6とを備える。
ロアブラケット7は、本体部70と、本体部70から鉛直方向の下方に延出された延出部71とを有している。本体部70には、操舵補助機構4のハウジング40をチルト回転軸の回りに揺動可能に支持する支持部700が形成されている。支持部700には、図略の挿通孔が形成され、この挿通孔をハウジング40に固定されたボルト43が挿通することで、ハウジング40が支持されている。
ボルト43は、その先端部に形成された雄ネジがハウジング40に設けられた一対の被支持部401(図2には一方の被支持部401のみ示す)に形成され雌ネジに螺合することにより、ハウジング40に固定されている。ボルト43の頭部とロアブラケット7の支持部700との間には、例えば樹脂からなる固定潤滑性を有するワッシャ44が配置されている。この構成により、ハウジング40は、ボルト43を中心としてステアリングコラム3と共に揺動可能である。
アッパブラケット8は、ステアリングコラム3の揺動を規制するロック状態とステアリングコラム3の揺動を許容する非ロック状態とを切り替え可能である。アッパブラケット8は、ロック状態においてロアブラケット7よりもステアリングホイール100側でステアリングコラム3を支持する。
弾性体6は、支持部700よりも下方に配置されている。弾性体6は、アッパブラケット8の非ロック状態においてステアリングコラム3が自重によって落下した場合、その落下方向の揺動に応じて圧縮され、弾性反力を発生する。そして、弾性体6は、ハウジング40に弾性反力を付与することにより、ステアリングコラム3がその自重によって落下した場合の衝撃を緩和する。
(ステアリングシャフト2の構成)
ステアリングシャフト2は、アッパシャフト20及びロアシャフト21からなり、ステアリングコラム3内にその軸線回りに回転可能に支持され、操舵機構(図示せず)に自在継手22等を介して連結されている。そして、ステアリングシャフト2は、ステアリングホイール100の回転力を操舵力として操舵機構(図示せず)に伝達し、転舵輪(図示せず)を操舵する。
アッパシャフト20は、ステアリングシャフト2のステアリングホイール100側に配置され、ステアリングコラム3の外部に露出した端部にステアリングホイール100が固定されている。アッパシャフト20は、ロアシャフト21の一部を収容する円筒状の部材である。
ロアシャフト21は、ステアリングシャフト2のロア側(操舵機構側)に配置され、ロア側の一端部が操舵補助機構4に連結されている。ロアシャフト21は、アッパシャフト20にその軸線に沿って相対移動可能に連結されている。ロアシャフト21とアッパシャフト20とは、例えばスプライン嵌合によって相対回転不能に連結されている。
(ステアリングコラム3の構成)
ステアリングコラム3は、それぞれが互いに相対移動可能なアウタチューブ30及びインナチューブ31を有している。アウタチューブ30は、車体9にアッパブラケット8を介して支持されている。インナチューブ31は、アウタチューブ30にその軸線方向に沿って相対移動可能に配置されている。
(チルトロック機構の構成)
図3は、アッパブラケット8のチルトロック機構の概要を示す図1のA−A線断面図である。アッパブラケット8のチルトロック機構は、ステアリングコラム3のアウタチューブ30に固定されたコラム側ブラケット32をアッパブラケット8の一対の挟持部81で挟むことにより、ステアリングコラム3を固定する。なお、アッパブラケット8には、ステアリングコラム3を上方に付勢するスプリング等の弾性部材が設けられていない。
チルトロック機構は、アッパブラケット8の一対の挟持部81に固定されたカム部材82と、チルトレバー50に固定された押圧部材51と、一対の挟持部81に形成された貫通孔81a及びコラム側ブラケット32に形成された長孔32aを挿通する支軸83とを備えて構成されている。チルトレバー50は、支軸83の一端に形成されたネジ部831に螺合したナット84によって、支軸83に固定されている。支軸83の他端には、貫通孔81aの内径よりも大きな外径の頭部832が形成されている。チルトレバー50は、支軸83を中心に回転し、ストッパボルト85(図2に示す)によって所定の角度範囲を超えて回転しないように回転規制されている。
カム部材82には、支軸83に平行な方向の厚みが異なる複数の厚肉部と薄肉部とが、周方向に交互に形成されている。押圧部材51は、チルトレバー50に接合されたフランジ部511と、フランジ部511からカム部材82に向かって突出した複数の突起部512とを有している。チルトレバー50が回転操作されると、押圧部材51がカム部材82に対して回転し、突起部512がカム部材82の厚肉部に当接する第1位置と薄肉部に対向する第2位置との間を移動する。
押圧部材51の突起部512が第1位置に移動してカム部材82の厚肉部に当接すると、押圧部材51がカム部材82及び一方の挟持部81を介してコラム側ブラケット32を押圧する。また、この押圧の反力により、支軸83の頭部832が他方の挟持部81を介してコラム側ブラケット32を押圧する。これにより、ステアリングコラム3がアッパブラケット8に固定され、ステアリングコラム3の揺動が規制されたロック状態となる。
また、押圧部材51の突起部512が第2位置に移動してカム部材82の薄肉部に当接すると、押圧部材51がカム部材82を押圧しなくなり、ステアリングコラム3がコラム側ブラケット32と共にアッパブラケット8に対して移動可能となる。これにより、ステアリングコラム3の揺動が許容された非ロック状態となる。
(操舵補助機構4の構成)
図4は、操舵補助機構4を示す断面図である。インナチューブ31の操舵補助機構4側の端部は、ハウジング40に形成された筒部402に嵌合されている。ロアシャフト21の操舵補助機構4側の端部は、筒状の連結部材45を介してトーションバー46の一端部に相対回転不能に連結されている。トーションバー46の他端部は、操舵補助機構4の出力軸47に相対回転不能に連結されている。出力軸47は、自在継手22(図1に示す)に連結されている。連結部材45は、軸受481によってハウジング40に支持されている。出力軸47は、軸受482,483によってハウジング40に支持されている。
トーションバー46は、運転者によるステアリングホイール100の操舵トルクに応じて捩じれ、この捩じれ量がトルクセンサ48によって検出される。トルクセンサ48の出力信号はコントローラ42に出力され、コントローラ42は、操舵トルクに応じたモータ電流をモータ41に供給する。
モータ41の出力軸410には、ウォーム491が取り付けられている。このウォーム491は、出力軸47の外周に固定されたウォームホイール492に噛み合っている。ウォーム491及びウォームホイール492は、ウォームギヤ機構からなる操舵補助機構4を構成している。
(弾性体6の取付構造)
図5(a)は、ロアブラケット7の延出部71、弾性体取付部722、及び弾性体6等の構成を示す斜視図である。図5(b)は、図5(a)のB−B線断面図である。
延出部71は、断面コ字状に形成された柱部710と、柱部710の長手方向の一端部に設けられた一対のフランジ部711とを有している。一対のフランジ部711には、延出部71をロアブラケット7の本体部70に固定するためのボルト74(図1、図2参照)が螺合するネジ孔711aがそれぞれ形成されている。
また、柱部710の長手方向の他端部には、ネジ孔710aが形成されている。ネジ孔710aには、柱部710の長手方向に直交する方向の回転軸回りに回転可能な軸状部材72が挿通されている。軸状部材72の外周面には雄ネジが形成され、この雄ネジがネジ孔710aの内面に形成された雌ネジに螺合している。
軸状部材72の一端部には、図略の工具から回転力を受ける頭部721が設けられ、他端部には弾性体6が取り付けられた円板状の弾性体取付部722が設けられている。弾性体6は、半球状であり、軸状部材72の回転軸に沿った一端部(最大外径部)が弾性体取付部722に取り付けられている。弾性体6は、例えばゴム材料からなる。
軸状部材72が回転力を受けて回転することにより、弾性体取付部722がその回転軸方向に沿って延出部71に対して進退移動する。これにより、弾性体取付部722の延出部71に対する位置を調節可能である。ひいては、弾性体取付部722は、軸状部材72を回転することにより、本体部70の支持部700との相対位置を調整可能である。また、軸状部材72は、弾性体取付部722と柱部710との間に配置されたロックナット73を締め付けることにより、延出部71に固定される。
図6は、ステアリングコラム装置1の正面図である。図7は、ステアリングコラム装置1の側面図である。
延出部71は、一対のフランジ部711のネジ孔711aにそれぞれ螺合するボルト74によって本体部70に固定されている。本体部70には、車幅方向に延びる梁部701にボルト74を挿通させる貫通孔701aが形成されている。
弾性体6は、弾性体取付部722に取り付けられた一端部とは反対側の先端部(他端部)がハウジング40の外面40aに向かい合う。そして、アッパブラケット8の非ロック状態において、ステアリングコラム3が自重によって落下方向に揺動すると、弾性体6の先端部がハウジング40の外面40aに当接して衝撃を吸収する。
図8は、弾性体6が取り付けられた弾性体取付部722の延出部71に対する位置を調節する際のステアリングコラム装置1を示す側面図である。
この弾性体取付部722の位置の調節は、ロアブラケット7に対してステアリングコラム3を所定の角度まで揺動させた状態で、弾性体6の先端部がハウジング40の外面40aに接触するように軸状部材72を回転させて弾性体取付部722の位置を調節し、ロックナット73を締め付けることにより行う。
より詳細には、ロアブラケット7に対するステアリングコラム3の落下方向への揺動角度が最大の許容揺動角度に応じた所定の角度となるようにロアブラケット7及びステアリングコラム3の位置を固定する第1ステップと、弾性体取付部722が柱部710から離間する方向に軸状部材72を回転させ、弾性体6の先端部をハウジング40の外面40aに接触させる第2ステップと、軸状部材72が回転しないように固定しながらロックナット73を締め付けて軸状部材72を柱部710に固定する第3ステップとによって、弾性体取付部722の位置の調節を行う。
なお、弾性体取付部722は、第1ステップを実行する前に予め柱部710側に寄せておく。また、第1ステップにおける所定の角度は、ステアリングコラム3の落下方向への最大の許容揺動角度に、弾性体6の弾性変形量(潰し代)を加味して設定すべきである。
[実施の形態の効果]
以上説明した実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
(1)アッパブラケット8の非ロック状態においてステアリングコラム3が自重によって落下した場合の衝撃が弾性体6によって緩和される。これによりステアリングコラム3の落下時の打音や振動が抑制され、運転者等に与える不快感や不安感を低減できる。
(2)弾性体6は、ハウジング40の外面40aに当接することにより衝撃を緩和するので、ステアリングコラム3が自重によって落下した後、運転者がステアリングホイール100を上方に持ち上げる際には、ステアリングコラム3、及びステアリングコラム3と共に揺動するハウジング40やモータ41、ならびに操舵補助機構4等の各部材の自重を支える力によってステアリングホイール100を上方に持ち上げることができる。つまり、例えば特許文献2に記載のステアリング装置のように部材同士の摩擦係合によって衝撃を緩和する構成ではないので、ステアリングコラム3等が自重で落下した状態からの復帰が容易となる。
(3)弾性体6は、ロアブラケット7の本体部70における支持部700よりも下方に配置されているので、ステアリングコラム3等の自重による落下によって圧縮され、弾性反力を発生する。これにより、簡素な構成でステアリングコラム3等のさらなる落下方向への揺動を阻止すると共に衝撃を緩和することができる。
(4)弾性体6をハウジング40に当接させて衝撃を緩和するため、弾性体6に当接させるための専用部品を設ける必要がない。これにより、部品のコストや組み付け工数の増大を抑制することができる。
(5)ロアブラケット7の本体部70(支持部700)と弾性体取付部722との相対位置を調節可能であるので、例えばロアブラケット7の本体部70及び延出部71ならびにハウジング40の加工誤差又は組み付け誤差があった場合でも、これらの誤差にかかわらず、最適な位置でステアリングコラム3の揺動を規制することができる。これにより、ステアリングコラム3が自重によって落下した際、弾性体6の潰し代を所望の値とし、適切な位置でその落下(揺動)を阻止することができる。
以上、本発明の電動パワーステアリング装置を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
例えば、本実施の形態では、ロアブラケット7の本体部70と延出部71とが別体である場合について説明したが、これに限らず、本体部70と延出部71とを一体に構成してもよい。また、本実施の形態では、弾性体取付部722の延出部71に対する位置を調節可能としたが、延出部71に弾性体取付部722を直接固定し、弾性体取付部722の位置の調節を不能としてもよい。この場合には、軸状部材72等を省略することができるので、さらなる低コスト化を図ることが可能となる。
また、上記実施の形態では、ステアリングコラム3が自重によって落下した際に弾性体6がハウジング40に当接するように構成した場合について説明したが、弾性体6を例えばコイルスプリングによって構成し、常時ハウジング40にステアリングコラム3を上方に移動させる方向の付勢力を付与してもよい。
1…ステアリングコラム装置、2…ステアリングシャフト、3…ステアリングコラム、4…操舵補助機構、6…弾性体、7…ロアブラケット、8…アッパブラケット、9…車体、20…アッパシャフト、21…ロアシャフト、22…自在継手、30…アウタチューブ、31…インナチューブ、32…コラム側ブラケット、32a…長孔、40…ハウジング、40a…外面、41…モータ、42…コントローラ、43…ボルト、44…ワッシャ、45…連結部材、46…トーションバー、47…出力軸、48…トルクセンサ、50…チルトレバー、51…押圧部材、70…本体部、71…延出部、72…軸状部材、73…ロックナット、74…ボルト、81…挟持部、81a…貫通孔、82…カム部材、83…支軸、84…ナット、85…ストッパボルト、100…ステアリングホイール、401…被支持部、402…筒部、410…出力軸、481,482,483…軸受、491…ウォーム、492…ウォームホイール、511…フランジ部、512…突起部、700…支持部、701…梁部、701a…貫通孔、710…柱部、710a…ネジ孔、711…フランジ部、711a…ネジ孔、721…頭部、722…弾性体取付部、831…ネジ部、832…頭部

Claims (4)

  1. ステアリングホイールが端部に固定されたステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムと、
    前記ステアリングコラムに固定され、チルト調節時に前記ステアリングコラムと共に揺動する揺動部材と、
    前記揺動部材をチルト回転軸の回りに揺動可能に支持する支持部を有し、車体に固定された第1ブラケットと、
    前記第1ブラケットよりも前記ステアリングホイール側で車体に固定され、前記ステアリングコラムの揺動を規制するロック状態と前記ステアリングコラムの揺動を許容する非ロック状態とを切り替え可能な第2ブラケットと、
    前記第2ブラケットの非ロック状態において前記ステアリングコラムの落下方向の揺動に応じて弾性反力を発生する弾性体とを備え、
    前記弾性体は、前記第1ブラケットに設けられた弾性体取付部に一端部が取り付けられると共に他端部が前記揺動部材に接触し、前記揺動部材に前記弾性反力を付与する、
    ステアリングコラム装置。
  2. 前記弾性体は、前記支持部よりも下方に配置けられ、前記ステアリングコラムの落下方向の揺動に応じて圧縮されることにより前記弾性反力を発生する、
    請求項1に記載のステアリングコラム装置。
  3. 前記揺動部材は、前記ステアリングシャフトに操舵補助力を付与する操舵補助機構を収容する筐体である、
    請求項1又は2に記載のステアリングコラム装置。
  4. 前記弾性体取付部は、前記支持部との相対位置を調節可能である、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載のステアリングコラム装置。
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