JP2009120133A - ステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクチュエータによってテレスコピック位置を調整するステアリング装置において、二次衝突時の衝撃エネルギー吸収特性を安定させる。
【解決手段】二次衝突時に運転者がステアリングホイール103に衝突すると、剪断ピン73が剪断し、駆動ロッド53と結合フランジ7との結合が解除される。その結果、駆動ロッド53を残して、アッパーコラム4が結合フランジ7と共に車体前方側に移動する。結合フランジ7の車体前方側端面75がロアーコラム3の車体後方側端面34に当接して、結合フランジ7の車体前方側への移動が阻止される。そのため、アッパーコラム4は締め付けリング74の摩擦力に抗して車体前方側にコラプス移動し、アッパーコラム4と締め付けリング74との間の摩擦力によって、二次衝突時の衝撃エネルギーを吸収して、運転者の安全を確保する。
【選択図】図6

Description

本発明はステアリング装置、特に、運転者の体格や運転姿勢に応じて、電動アクチュエータ等を動力源として、ステアリングホイールのテレスコピック位置を調整することができるテレスコピック位置調整式のステアリング装置であって、二次衝突時に運転者に加わる衝撃を緩和するようにしたステアリング装置に関する。
運転者の体格や運転姿勢に応じてステアリングホイールの前後方向位置を調整する為の装置として、テレスコピック式ステアリング装置と呼ばれるステアリング装置がある。また、ステアリングホイールの前後方向位置と上下方向位置の両方の位置を調整する為の装置として、チルト・テレスコピック式ステアリング装置と呼ばれるステアリング装置がある。
また、ステアリングホイールの位置調整を、スイッチ操作に基づいて電動アクチュエータにより行なう、ステアリングホイールの電動式位置調整装置も、従来から広く使用されている。
従来構造のテレスコピック位置を調整するステアリングホイールの電動式位置調整装置は、車体前方側に配置されたロアーコラムに、車体後方側に配置されたアッパーコラムの車体前方側を嵌合する事により、全長を伸縮自在とした伸縮式ステアリング装置である。このうちのアッパーコラムの車体後方側寄り部分に固定した結合フランジに、駆動ロッドの車体後方側端部を結合している。
また、この駆動ロッドの車体前方側に設けた雄ねじ部と、上記ロアーコラムの外周面に固定されたギヤボックス内に回転のみ自在に設けられて、電動アクチュエータにより所望の方向に回転するナットとを螺合させて、送りねじ機構を構成している。
ステアリングホイールの前後方向位置を調整する際には、この送りねじ機構により上記アッパーコラムを軸方向に押し引きして、アッパーコラムを伸縮させ、ステアリングホイールの前後位置を調整している。
電動式のステアリングホイールの前後位置調整装置の構成及び作用は上述の通りであるが、衝突事故の際に運転者の保護を図る面から、上記駆動ロッドの存在に拘らず、上記ステアリングホイールを車体前方側に変位させる為の構造が必要になる。
即ち、衝突事故の際には、自動車が他の自動車等に衝突する、いわゆる一次衝突に続いて、運転者の身体(主として胸部若しくは頭部)がステアリングホイールにぶつかる、いわゆる二次衝突が発生する。この二次衝突の際、運転者の身体に加わる衝撃を緩和する為には、駆動ロッドがロアーコラムとアッパーコラムとの間で突っ張ることなく、二次衝突に伴って、ステアリングホイールが車体前方側に円滑に変位する構造が必要である。
特許文献1のステアリング装置は、アッパーコラムと結合フランジとの間、または、駆動ロッドと結合フランジとの間を、二次衝突時の衝撃エネルギーを吸収するエネルギー吸収部材によって相対移動可能に連結している。これによって、駆動ロッドがロアーコラムとアッパーコラムとの間で突っ張ることなく、二次衝突に伴って、ステアリングホイールが車体前方側に変位するようにしたものである。
すなわち、図11に示す特許文献1のステアリング装置は、駆動ロッドと結合フランジとの間を、エネルギー吸収部材によって相対移動可能に連結したものである。図11に示すように、ロアーコラム3の内周にアッパーコラム4がテレスコピック位置調整(ロアーコラム3の中心軸線に平行に摺動)可能に嵌合している。
アッパーコラム4には、上部ステアリングシャフト102Aが回動可能に軸支され、上部ステアリングシャフト102Aの車体後方側(図11の右側)端部には、ステアリングホイール103が固定されている。
ロアーコラム3には、下部ステアリングシャフト102Bが回動可能に軸支され、下部ステアリングシャフト102Bは上部ステアリングシャフト102Aとスプライン嵌合している。従って、アッパーコラム4のテレスコピック位置に関わらず、上部ステアリングシャフト102Aの回転が下部ステアリングシャフト102Bに伝達され、車輪の操舵角を変えることができる。
ロアーコラム3の下面外周には、テレスコ位置調整を行うテレスコ駆動機構5が取付けられている。また、ロアーコラム3の下面には、ロアーコラム3及びアッパーコラム4の中心軸線に平行に円柱状の駆動ロッド53が配置され、この駆動ロッド53の車体前方側に、円柱状の送りねじ軸53Aが形成されている。
ロアーコラム3下面のギヤボックス33に取り付けられた図示しないテレスコ用モータでウォーム52を回転し、ウォームホイール54を介して、送りねじ軸53Aに螺合する送りナット55を回転させ、駆動ロッド53を往復移動して、アッパーコラム4をテレスコピック位置調整する。
この駆動ロッド53の往復移動をアッパーコラム4に伝達するために、駆動ロッド53とアッパーコラム4は、結合フランジ7によって連結されている。すなわち、アッパーコラム4に結合フランジ7の車体上方側が固定されている。
結合フランジ7の車体下方側に形成された小径円筒状の貫通孔72には、駆動ロッド53の車体後方端が適度の嵌合で内嵌し、駆動ロッド53の車体後方端の外周と結合フランジ7の貫通孔72との間には、環状の締め付けリング74が介挿されている。
締め付けリング74は、ばね鋼の薄板を環状に形成し、環状部に等角度間隔に波形形状の凹凸部を形成したものである。この締め付けリング74を、駆動ロッド53の車体後方端の外周と結合フランジ7の貫通孔72との間に圧入して介挿すると、締め付けリング74の凸部が、駆動ロッド53の車体後方端の外周と結合フランジ7の貫通孔72に当接して弾性変形する。
その結果、駆動ロッド53の車体後方端の外周を、締め付けリング74の内周側の凸部で、所定の締め付け力で締め付ける。すなわち、締め付けリング74は、二次衝突時の衝撃エネルギーを吸収して、運転者の安全を確保するエネルギー吸収部材を構成している。
従って、二次衝突時に運転者がステアリングホイール103に衝突し、ステアリングホイール103に車体前方側に大きな衝撃荷重が加わると、その衝撃力が、アッパーコラム4から結合フランジ7に伝達される。
結合フランジ7はアッパーコラム4とともに、締め付けリング74の摩擦力に抗して車体前方側にコラプス移動し、駆動ロッド53と締め付けリング74との間の摩擦力によって、二次衝突時の衝撃エネルギーを吸収して、運転者の安全を確保している。
しかし、特許文献1のステアリング装置は、図11に示すように、アッパーコラム4の軸心と駆動ロッド53の軸心が距離Lだけ離れている。従って、駆動ロッド53と締め付けリング74との間の摩擦力F1によって、結合フランジ7には、結合フランジ7を傾ける方向の曲げモーメントM1が作用するため、衝撃エネルギー吸収特性が安定しない場合がある。
また、運転者がステアリングホイール103に衝突した時の衝撃力F2によって、アッパーコラム4には、アッパーコラム4の軸心に直交する車体上方側への分力FYが作用する。そのため、アッパーコラム4を車体上方側に傾ける方向の曲げモーメントM2が作用し、結合フランジ7が傾けられて、衝撃エネルギー吸収特性が安定しない場合がある。
特開2007−30527号公報
本発明は、アクチュエータによってテレスコピック位置を調整するステアリング装置において、二次衝突時の衝撃エネルギー吸収特性が安定するようにしたステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、車体に固定可能なロアーコラム、上記ロアーコラムにテレスコピック移動可能に嵌合されたアッパーコラム、上記アッパーコラムに回転可能に軸支され、車体後方側にステアリングホイールが装着されるステアリングシャフト、上記ロアーコラムに取り付けられたアクチュエータ、上記アクチュエータによって駆動され、上記アッパーコラムの中心から離れた位置で、上記テレスコピック移動方向と平行な方向に移動可能な駆動ロッド、上記アッパーコラムに外嵌合した結合フランジ、上記駆動ロッドと結合フランジとを連結するとともに、二次衝突時の衝撃荷重によって両者を離脱可能とする連結部材、及び、上記アッパーコラムと結合フランジとの間に介在し、結合フランジが上記ロアーコラムの端部に阻まれることにより相対的にアッパーコラムに対して移動する間に、エネルギーの吸収が行われるエネルギー吸収部材を備えたことを特徴とするステアリング装置である。
第2番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記エネルギー吸収部材は、上記アッパーコラムと結合フランジの貫通孔との間に挿入されるリングであって、環状の薄板に波形形状の凸部を有し、この凸部の半径方向の弾性変形によって、上記アッパーコラムと結合フランジの貫通孔との間に所定の締め付け力を付与する締め付けリングであることを特徴とするステアリング装置である。
第3番目の発明は、第2番目の発明のステアリング装置において、上記連結部材は、剪断ピンであることを特徴とするステアリング装置である。
第4番目の発明は、第3番目の発明のステアリング装置において、上記結合フランジとロアーコラムとの間には緩衝ストッパが介装されていることを特徴とするステアリング装置である。
第5番目の発明は、第2番目の発明のステアリング装置において、上記駆動ロッドと結合フランジを連結する連結部材は、車体前方側に開口した切り欠き溝とこの切り欠き溝に挿入して締め付けられたボルトとを有しており、二次衝突時の衝撃荷重で、上記ボルトが上記切り欠き溝から車体前方側に抜け出すことにより離脱するものであることを特徴とするステアリング装置である。
本発明のステアリング装置は、ロアーコラムに取り付けられたアクチュエータによって駆動され、アッパーコラムの中心から離れた位置で、テレスコピック移動方向と平行な方向に移動可能な駆動ロッドと、アッパーコラムに外嵌合した結合フランジと、駆動ロッドと結合フランジとを連結するとともに、二次衝突時の衝撃荷重によって両者を離脱可能とする連結部材と、アッパーコラムと結合フランジとの間に介在し、結合フランジがロアーコラムの端部に阻まれることにより相対的にアッパーコラムに対して移動する間に、エネルギーの吸収が行われるエネルギー吸収部材で構成している。
従って、二次衝突時に、結合フランジは駆動ロッドから離脱して、結合フランジと駆動ロッドとの間には曲げモーメントが作用しないため、結合フランジはアッパーコラムの軸線に対してこじられない。従って、アッパーコラムの車体前方側へのコラプス移動が円滑に行われ、アッパーコラムとエネルギー吸収部材との間での衝撃エネルギー吸収特性が安定する。
以下の実施例では、ステアリングホイールの上下方向位置と前後方向位置の両方の位置を調整する、チルト・テレスコピック式の電動ステアリング装置に本発明を適用した例について説明する。
図1は本発明の実施例1の電動ステアリング装置101を車両に取り付けた状態を示す全体斜視図である。電動ステアリング装置101は、ステアリングシャフト102を回動自在に軸支している。ステアリングシャフト102には、その上端(車体後方側)にステアリングホイール103が装着され、ステアリングシャフト102の下端(車体前方側)には、ユニバーサルジョイント104を介して中間シャフト105が連結されている。
中間シャフト105にはその下端にユニバーサルジョイント106が連結され、ユニバーサルジョイント106には、ラックアンドピニオン機構等からなるステアリングギヤ107が連結されている。
運転者がステアリングホイール103を回転操作すると、ステアリングシャフト102、ユニバーサルジョイント104、中間シャフト105、ユニバーサルジョイント106を介して、その回転力がステアリングギヤ107に伝達され、ラックアンドピニオン機構を介して、タイロッド108を移動し、車輪の操舵角を変えることができる。
図2は本発明の実施例1の電動ステアリング装置101の要部を示す側面図である。図3は図2のA−A断面図であって、チルト駆動機構の要部を示す。図4は本発明の実施例1の電動ステアリング装置の要部を示し、(1)は縦断面図、(2)は(1)のB−B断面図である。
図5は、二次衝突時に結合フランジがロアーコラムに当接した状態を示す本発明の実施例1の電動ステアリング装置の要部を示す縦断面図である。図6は、二次衝突時にアッパーコラムが結合フランジから離脱して車体前方側に移動した状態を示す本発明の実施例1の電動ステアリング装置の要部を示す縦断面図である。
図2から図6に示すように、本発明の電動ステアリング装置101は、車体取付けアッパーブラケット2、ロアーコラム(アウターコラム)3、アッパーコラム(インナーコラム)4等から構成されている。
車体後方側の車体取付けアッパーブラケット2は、その上板21が車体11に固定されている。ロアーコラム3の車体前方側端部にはブラケット31が一体的に形成され、このブラケット31と車体取付けロアーブラケット12とがチルト中心軸32によって連結されている。
車体取付けロアーブラケット12は車体11に固定されている。このチルト中心軸32を支点として、中空円筒状のロアーコラム3の車体前方側端部が、車体11に、チルト位置調整(図2の紙面に平行な平面内で揺動)可能に軸支されている。
図4に示すように、アッパーコラム4は、車体前方側の大径部41と車体後方側の小径部42で構成され、大径部41と小径部42の軸方向の長さ(車体前後方向の長さ)は、ほぼ同一長さに形成されている。ロアーコラム3の内周には、アッパーコラム4の大径部41がテレスコピック位置調整(ロアーコラム3の中心軸線に平行に摺動)可能に嵌合している。
アッパーコラム4には、上部ステアリングシャフト102Aが回動可能に軸支され、上部ステアリングシャフト102Aの車体後方側(図2の右側)端部には、ステアリングホイール103が固定されている。
ロアーコラム3には、下部ステアリングシャフト102Bが回動可能に軸支され、下部ステアリングシャフト102Bは上部ステアリングシャフト102Aとスプライン嵌合している。従って、アッパーコラム4のテレスコピック位置に関わらず、上部ステアリングシャフト102Aの回転が下部ステアリングシャフト102Bに伝達される。
下部ステアリングシャフト102Bの車体前方側(図2の左側)は、ユニバーサルジョイント104(図1参照)を介してステアリングギヤ107(図1参照)に連結され、ステアリングホイール103を運転者が手で回すと、上部ステアリングシャフト102Aを介して下部ステアリングシャフト102Bが回動し、車輪の操舵角を変えることができる。
図2から図3に示すように、車体取付けアッパーブラケット2の上板21には、上板21から下方に平行に延びる左側板22と右側板23が形成されている。左側板22、右側板23の内側面に、ロアーコラム3の左右の側面がチルト摺動可能に挟持されている。
また、左側板22、右側板23の下端は下板24によって連結され、上板21、左側板22、右側板23、下板24によって閉じた矩形形状を形成し、車体取付けアッパーブラケット2の剛性を向上させている。
ロアーコラム3の下面外周には、テレスコ位置調整を行うテレスコ駆動機構5(図2、図4参照)が取付けられている。また、車体取付けアッパーブラケット2の右側板23の下方には、チルト位置調整を行うチルト駆動機構6(図2、図3参照)が取付けられている。
図2、図3に示すように、チルト駆動機構6用のチルト用モータ61の図示しない出力軸に連結されたウォーム62が、送りねじ軸63(図3参照)の下方に取付けられたウォームホイール64に噛み合って、チルト用モータ61の回転を送りねじ軸63に伝達している。
送りねじ軸63は、チルト用モータ61の中心軸線に対して垂直(図2、図3の上下方向)に延び、その上端と下端が、軸受631、632によって車体取付けアッパーブラケット2に回転可能に軸支されている。送りねじ軸63の外周に形成された雄ねじには、送りナット65が螺合している。
送りナット65には、チルト駆動力伝達突起651が一体的に形成されている。このチルト駆動力伝達突起651は、ロアーコラム3の中心軸線に向かって突出し、ロアーコラム3に形成された係合孔66に、チルト駆動力伝達突起651の先端が嵌入している。
送りねじ軸63が回転すると、送りナット65及びチルト駆動力伝達突起651は、垂直方向に直線運動を行う。チルト中心軸32を支点として、ロアーコラム3がチルト位置調整時に円弧状の軌跡に沿って揺動するので、係合孔66は図3の紙面に垂直方向の長孔に形成されていて、送りナット65の垂直方向の直線運動との位置の誤差を吸収している。
この電動ステアリング装置101で、ステアリングホイール103のチルト位置を調整する必要が生じると、運転者は図示しないスイッチを操作して、チルト用モータ61を正逆いずれかの方向に回転させる。すると、チルト用モータ61の回転によって送りねじ軸63が回転し、送りナット65が直線運動を行う。
すると送りナット65と一体のチルト駆動力伝達突起651が直線運動を行う。チルト駆動力伝達突起651はロアーコラム3の係合孔66に係合しているから、ロアーコラム3は、チルト中心軸32を支点として上方または下方にチルト移動する。
図2、図4に示すように、ロアーコラム3の下面には、ロアーコラム3及びアッパーコラム4の中心軸線に平行に円柱状の駆動ロッド53が配置され、この駆動ロッド53の車体前方側に、円柱状の送りねじ軸53Aが形成されている。
ロアーコラム3の車体前方側の下面に取り付けられたギヤボックス33には、テレスコ用モータ(アクチュエータ)51が取付けられている。テレスコ用モータ51の図示しない出力軸に取付けられたウォーム52の回転が、ウォームホイール54に伝達され、送りねじ軸53Aに螺合する送りナット55を回転させる。
送りナット55は、ウォームホイール54の中心部にねじ孔を形成する事により、このウォームホイール54と一体に設けている。送りナット55は、軸受56A、56Bによって、ギヤボックス33に回転可能に軸承されている。軸受56A、56Bは、ギヤボックス33にねじ込まれたベアリングキャップ57によって、スラスト方向の位置が固定されている。
この送りナット55の回転で駆動ロッド53を往復移動(図2、図4の左右方向の移動)して、アッパーコラム4をテレスコピック位置調整する。ロアーコラム3から車体下方側に突出して形成されたフランジ35には、ロアーコラム3の中心軸線に平行にガイド孔351が形成され、駆動ロッド53の車体後方側が、このガイド孔351によって案内される。
この駆動ロッド53の往復移動をアッパーコラム4に伝達するために、駆動ロッド53とアッパーコラム4は、結合フランジ7によって連結されている。すなわち、アッパーコラム4の小径部42の外周421の車体前方側には、結合フランジ7の車体上方側に形成された円筒状の貫通孔71が緩く外嵌合している。また、結合フランジ7の車体下方側に形成された小径円筒状の貫通孔72には、駆動ロッド53の車体後方端が適度の嵌合で内嵌している。
駆動ロッド53の車体後方端は、結合フランジ7の車体下方側から挿入された剪断ピン73によって、結合フランジ7に連結されている。この剪断ピン73が、駆動ロッド53と結合フランジ7を、二次衝突時の第1の衝撃荷重で離脱可能に連結する連結部材を構成している。図4(1)、(2)に示すように、アッパーコラム4の外周421と結合フランジ7の貫通孔71との間には、環状の締め付けリング74が介挿されてている。
締め付けリング74は、ばね鋼の薄板を環状に形成し、環状部に等角度間隔に波形形状の凹凸部を形成したものである。この締め付けリング74を、アッパーコラム4の外周421と結合フランジ7の貫通孔71との間に圧入して介挿する。
すると、締め付けリング74の凸部が、アッパーコラム4の外周421と結合フランジ7の貫通孔71に当接して弾性変形し、アッパーコラム4の外周421を、締め付けリング74の内周側の凸部で、所定の締め付け力で締め付ける。すなわち、締め付けリング74は、アッパーコラム4と結合フランジ7との間に介在し、結合フランジ7がロアーコラム3の端部(車体後方側端面34)に阻まれることにより、相対的にアッパーコラム4に対して移動する間に、二次衝突時の衝撃エネルギーの吸収が行われるエネルギー吸収部材を構成している。
締め付けリング74の凸部の半径方向の高さ、凸部の円周方向の間隔(ピッチ)、ばね鋼の板厚を適度に設定し、アッパーコラム4の外周421が締め付けリング74に沿って車体前方側にコラプス移動するのに必要な摩擦力(コラプス荷重)を決定する。このコラプス荷重(第2の衝撃荷重)は、二次衝突時の衝撃力で剪断ピン73が剪断する剪断荷重(第1の衝撃荷重)よりも大きな値に設定される。
従って、二次衝突時に運転者がステアリングホイール103に衝突し、ステアリングホイール103に車体前方側に大きな衝撃荷重が加わると、その衝撃力が、アッパーコラム4、結合フランジ7を介して剪断ピン73に伝達され、剪断ピン73が剪断する。
剪断ピン73が剪断すると、駆動ロッド53と結合フランジ7との結合が解除される。その結果、駆動ロッド53をその場所に残したままで、アッパーコラム4が結合フランジ7と共に車体前方側に移動する。
結合フランジ7が車体前方側に移動すると、図5に示すように、結合フランジ7の車体前方側端面75がロアーコラム3の車体後方側端面34に当接して、結合フランジ7の車体前方側への移動が阻止される。
そのため、図6に示すように、アッパーコラム4は締め付けリング74の摩擦力に抗して車体前方側にコラプス移動し、アッパーコラム4と締め付けリング74との間の摩擦力によって、二次衝突時の衝撃エネルギーを吸収して、運転者の安全を確保する。
上記したように、結合フランジ7は駆動ロッド53との結合が解除されているため、結合フランジ7と駆動ロッド53との間には、曲げモーメントは作用しない。また、結合フランジ7の車体前方側端面75は、ロアーコラム3の車体後方側端面34に当接しているため、傾きが規制される。
そのため、アッパーコラム4のコラプス移動時に、結合フランジ7はアッパーコラム4の軸線に対して傾かない(こじられない)。従って、アッパーコラム4の車体前方側へのコラプス移動が円滑に行われ、アッパーコラム4と締め付けリング74との間の摩擦力による衝撃エネルギー吸収特性が安定し、コラプス荷重が安定する。
また、結合フランジ7よりも車体後方側をアッパーコラム4のコラプスストロークとして使用している。従って、結合フランジ7をロアーコラム3に接近して配置できるため、運転者のひざ周辺のスペースが広く確保され、一次衝突時及び二次衝突時の、運転者のひざへの衝撃が軽減される。
次に本発明の実施例2について説明する。図7は本発明の実施例2の電動ステアリング装置の要部を示す縦断面図である。図8は図7のP矢視図、図9は図7のQ矢視図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例1は、駆動ロッド53と結合フランジ7の連結部材を剪断ピン73で構成したが、実施例2は、駆動ロッド53と結合フランジ7の連結部材をブラケットで構成した例を示す。
図7から図9に示すように、駆動ロッド53の往復移動をアッパーコラム4に伝達するために、駆動ロッド53とアッパーコラム4は、結合フランジ7によって連結されている。すなわち、アッパーコラム4の小径部42の外周421の車体前方側には、結合フランジ7の車体上方側に形成された円筒状の貫通孔71が緩く外嵌合し、アッパーコラム4の外周421と結合フランジ7の貫通孔71との間に、実施例1と同一形状の締め付けリング74が介挿されている。
締め付けリング74は、実施例1と同様に、アッパーコラム4の外周421を、締め付けリング74の内周側の凸部で、所定の締め付け力で締め付け、結合フランジ7がロアーコラム3の端部(車体後方側端面34)に阻まれることにより、相対的にアッパーコラム4に対して移動する間に、二次衝突時の衝撃エネルギーの吸収が行われるエネルギー吸収部材を構成している。
また、結合フランジ7の車体下方側に形成された下面76は、駆動ロッド53の車体後方側端面53Bとブラケット77によって連結されている。ブラケット77はL字形に形成され、垂直辺771が駆動ロッド53の車体後方側端面53Bにボルト773で固定されている。
また、ブラケット77の水平辺772には、図8、図9に示すように、車体前方側が開口した二個の切欠き溝775が形成され、この切欠き溝775に車体下方側からボルト774を挿入して、適度な締付け力でねじ込み、結合フランジ7の下面76に、ブラケット77の水平辺772を連結している。
このブラケット77が、駆動ロッド53と結合フランジ7を、二次衝突時の第1の衝撃荷重で離脱可能に連結する連結部材を構成している。すなわち、二次衝突時の第1の衝撃荷重で、ボルト774がブラケット77の切欠き溝775から車体前方側に抜け出すように、ボルト774の締付け力を設定している。
締め付けリング74の凸部の半径方向の高さ、凸部の円周方向の間隔(ピッチ)、ばね鋼の板厚を適度に設定し、アッパーコラム4の外周421が締め付けリング74に沿って車体前方側にコラプス移動するのに必要な摩擦力(コラプス荷重)を決定する。このコラプス荷重(第2の衝撃荷重)は、二次衝突時の衝撃力でボルト774が切欠き溝775から車体前方側に抜け出す荷重(第1の衝撃荷重)よりも大きな値に設定される。
従って、二次衝突時に運転者がステアリングホイール103に衝突し、ステアリングホイール103に車体前方側に大きな衝撃荷重が加わると、その衝撃力が、アッパーコラム4を介して結合フランジ7に伝達され、ボルト774が切欠き溝775から車体前方側に抜け出す。
ボルト774が切欠き溝775から車体前方側に抜け出すと、ブラケット77と結合フランジ7との結合が解除される。その結果、駆動ロッド53をその場所に残したままで、アッパーコラム4が結合フランジ7と共に車体前方側に移動する。
結合フランジ7が車体前方側に移動すると、結合フランジ7の車体前方側端面75がロアーコラム3の車体後方側端面34に当接して、結合フランジ7の車体前方側への移動が阻止される。
そのため、アッパーコラム4は締め付けリング74の摩擦力に抗して車体前方側にコラプス移動し、アッパーコラム4と締め付けリング74との間の摩擦力によって、二次衝突時の衝撃エネルギーを吸収して、運転者の安全を確保する。
上記したように、結合フランジ7は駆動ロッド53との結合が解除されているため、結合フランジ7と駆動ロッド53との間には、曲げモーメントは作用しない。また、結合フランジ7の車体前方側端面75はロアーコラム3の車体後方側端面34に当接して、傾きが規制される。
そのため、アッパーコラム4のコラプス移動時に、結合フランジ7はアッパーコラム4の軸線に対して傾かない(こじられない)。従って、アッパーコラム4の車体前方側へのコラプス移動が円滑に行われ、アッパーコラム4と締め付けリング74との間の摩擦力による衝撃エネルギー吸収特性が安定し、安定したコラプス荷重が発生する。
実施例2では、ブラケット77の水平辺772をアッパーコラム4の軸線方向に延長すれば、駆動ロッド53の軸方向の長さを短縮できるため、アッパーコラム4の車体下方側の空間を、所望のスペースに設定することが容易になる。
また、実施例2では、二次衝突時に結合フランジ7がブラケット77から車体前方側に抜け出すようにしているが、ブラケット77が結合フランジ7とともに、駆動軸53から車体前方側に抜け出すようにしてもよい。
さらに、コーティングプレート(薄い鉄板に摩擦係数の小さい被膜をコーティングした)を介してブラケット77を結合フランジ7にボルト774で締め付ければ、ボルト774がブラケット77の切欠き溝775から車体前方側に抜け出す荷重を設定することが容易になる。
次に本発明の実施例3について説明する。図10は本発明の実施例3の電動ステアリング装置の要部を示す縦断面図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例3は、結合フランジに、駆動ロッドの車体前方側へのテレスコピック移動端を規制する緩衝ストッパを形成した例を示している。
図10に示すように、駆動ロッド53の往復移動をアッパーコラム4に伝達するために、駆動ロッド53とアッパーコラム4は、結合フランジ7によって連結されている。すなわち、アッパーコラム4の小径部42の外周421の車体前方側には、結合フランジ7の車体上方側に形成された円筒状の貫通孔71が緩く外嵌し、アッパーコラム4の外周421と結合フランジ7の貫通孔71との間に、実施例1と同一形状の締め付けリング74が介挿されている。
締め付けリング74は、実施例1と同様に、アッパーコラム4の外周421を、締め付けリング74の内周側の凸部で、所定の締め付け力で締め付け、結合フランジ7がロアーコラム3の端部(車体後方側端面34)に阻まれることにより、相対的にアッパーコラム4に対して移動する間に、二次衝突時の衝撃エネルギーの吸収が行われるエネルギー吸収部材を構成している。
また、結合フランジ7の車体下方側に形成された小径円筒状の貫通孔72には、駆動ロッド53の車体後方端が適度の嵌合で内嵌し、駆動ロッド53の車体後方端は、結合フランジ7の車体下方側から挿入された剪断ピン73によって、結合フランジ7に連結されている。この剪断ピン73が、実施例1と同様に、駆動ロッド53と結合フランジ7を、二次衝突時の第1の衝撃荷重で離脱可能に連結する連結部材を構成している。
実施例3では、アッパーコラム4の小径部42の外周421の車体前方側に、結合フランジ7の車体前方側端面75とロアーコラム3の車体後方側端面34との間に、中空円盤状の緩衝ストッパ81が外嵌されている。アッパーコラム4には、アッパーコラム4の大径部41の車体後方端と小径部42の車体前方端とを接続する傾斜面43が形成されている。緩衝ストッパ81は、この傾斜面43と結合フランジ7の車体前方側端面75との間に挟まれて、車体前後方向には動かないように固定されている。
また、駆動ロッド53には、別の円盤状の緩衝ストッパ82が取り付けられている。緩衝ストッパ81、82は、ゴムまたは合成樹脂等で成形するのが好ましい。緩衝ストッパ81は、駆動ロッド53が車体前方側のテレスコピック移動端に到達すると、ロアーコラム3の車体後方側端面34に当接して、駆動ロッド53の車体前方側のテレスコピック移動端を規制している。
緩衝ストッパ82は、駆動ロッド53が車体後方側のテレスコピック移動端に到達すると、フランジ35の車体前方側端面352に当接して、駆動ロッド53の車体後方側のテレスコピック移動端を規制している。
従って、この緩衝ストッパ81、82によって、通常の運転操作時に、締め付けリング74や剪断ピン73に、テレスコピック移動端で生じるテレスコ用モータ51(図2参照)の大きなトルク(通常のトルクの二倍から四倍のトルク)が作用することを防止している。
実施例3では、車体前方側のテレスコピック移動端の緩衝ストッパを駆動ロッド53に設ける必要がなく、車体前方側のテレスコピック移動端で生じるスラスト力を、剛性の大きな結合フランジ7で受けることができるため、好ましい。
上記実施例では、ロアーコラム3がアウターコラム、アッパーコラム4がインナーコラムで構成されているが、ロアーコラム3をインナ−コラム、アッパーコラム4をアウターコラムにしてもよい。
また、上記実施例では、チルト位置調整とテレスコピック位置調整の両方が可能なチルト・テレスコピック式の電動ステアリング装置に本発明を適用した場合について説明したが、テレスコピック位置調整だけが可能なテレスコピック式の電動ステアリング装置に本発明を適用してもよい。
本発明の実施例の電動ステアリング装置を車両に取り付けた状態を示す全体斜視図である。 本発明の実施例1の電動ステアリング装置の要部を示す側面図である。 図2のA−A断面図であって、チルト駆動機構の要部を示す。 本発明の実施例1の電動ステアリング装置の要部を示し、(1)は縦断面図、(2)は(1)のB−B断面図である。 二次衝突時に結合フランジがロアーコラムに当接した状態を示す本発明の実施例1の電動ステアリング装置の要部を示す縦断面図である。 二次衝突時にアッパーコラムが結合フランジから離脱して車体前方側に移動した状態を示す本発明の実施例1の電動ステアリング装置の要部を示す縦断面図である。 本発明の実施例2の電動ステアリング装置の要部を示す縦断面図である。 図7のP矢視図である。 図7のQ矢視図である。 本発明の実施例3の電動ステアリング装置の要部を示す縦断面図である。 従来の電動ステアリング装置の要部を示す縦断面図である。
符号の説明
101 電動ステアリング装置
102 ステアリングシャフト
102A 上部ステアリングシャフト
102B 下部ステアリングシャフト
103 ステアリングホイール
104 ユニバーサルジョイント
105 中間シャフト
106 ユニバーサルジョイント
107 ステアリングギヤ
108 タイロッド
11 車体
12 車体取付けロアーブラケット
2 車体取付けアッパーブラケット
21 上板
22 左側板
23 右側板
24 下板
3 ロアーコラム
31 ブラケット
32 チルト中心軸
33 ギヤボックス
34 車体後方側端面
35 フランジ
351 ガイド孔
352 車体前方側端面
4 アッパーコラム
41 大径部
42 小径部
421 外周
43 傾斜面
5 テレスコ駆動機構
51 テレスコ用モータ
52 ウォーム
53 駆動ロッド
53A 送りねじ軸
53B 車体後方側端面
54 ウォームホイール
55 送りナット
56A、56B 軸受
57 ベアリングキャップ
6 チルト駆動機構
61 チルト用モータ
62 ウォーム
63 送りねじ軸
631、632 軸受
64 ウォームホイール
65 送りナット
651 チルト駆動力伝達突起
66 係合孔
7 結合フランジ
71 貫通孔
72 貫通孔
73 剪断ピン
74 締め付けリング
75 車体前方側端面
76 下面
77 ブラケット
771 垂直辺
772 水平辺
773 ボルト
774 ボルト
775 切欠き溝
81、82 緩衝ストッパ

Claims (5)

  1. 車体に固定可能なロアーコラム、
    上記ロアーコラムにテレスコピック移動可能に嵌合されたアッパーコラム、
    上記アッパーコラムに回転可能に軸支され、車体後方側にステアリングホイールが装着されるステアリングシャフト、
    上記ロアーコラムに取り付けられたアクチュエータ、
    上記アクチュエータによって駆動され、上記アッパーコラムの中心から離れた位置で、上記テレスコピック移動方向と平行な方向に移動可能な駆動ロッド、
    上記アッパーコラムに外嵌合した結合フランジ、
    上記駆動ロッドと結合フランジとを連結するとともに、二次衝突時の衝撃荷重によって両者を離脱可能とする連結部材、及び、
    上記アッパーコラムと結合フランジとの間に介在し、結合フランジが上記ロアーコラムの端部に阻まれることにより相対的にアッパーコラムに対して移動する間に、エネルギーの吸収が行われるエネルギー吸収部材を備えたこと
    を特徴とするステアリング装置。
  2. 請求項1に記載されたステアリング装置において、
    上記エネルギー吸収部材は、上記アッパーコラムと結合フランジの貫通孔との間に挿入されるリングであって、環状の薄板に波形形状の凸部を有し、この凸部の半径方向の弾性変形によって、上記アッパーコラムと結合フランジの貫通孔との間に所定の締め付け力を付与する締め付けリングであること
    を特徴とするステアリング装置。
  3. 請求項2に記載されたステアリング装置において、
    上記連結部材は、剪断ピンであること
    を特徴とするステアリング装置。
  4. 請求項3に記載されたステアリング装置において、
    上記結合フランジとロアーコラムとの間には緩衝ストッパが介装されていること
    を特徴とするステアリング装置。
  5. 請求項2に記載されたステアリング装置において、
    上記駆動ロッドと結合フランジを連結する連結部材は、車体前方側に開口した切り欠き溝とこの切り欠き溝に挿入して締め付けられたボルトとを有しており、二次衝突時の衝撃荷重で、上記ボルトが上記切り欠き溝から車体前方側に抜け出すことにより離脱するものであること
    を特徴とするステアリング装置。
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