JP3574422B2 - 半導体静電保護回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は一般的には放電保護回路に関するものであり、更に集積回路、システム中での静電的放電保護の改善と、その製造方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
静電的放電(ESD)保護回路は近代的な集積回路の本質的な部分である。非常に小型でデリケートなデバイス構造は、人体によって生ずる静電的な電荷との接触によって発生する高電圧に非常に敏感である。集積回路を製品の中に組み込む時に、これらの静電的な放電が集積回路(IC)を破壊する可能性があり、そうすると完全に製品化されたデバイスに対して高価でつまらない修理を必要とすることになるが、このようなことはICが曝される静電的な放電の散逸を促す機構を設けることによって回避できるであろう。この問題は相補型の金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(CMOS)型の集積回路において特に厳しい。高密度のCMOSデバイスでは、静電的な放電によって非常に高い電圧が生じ、それは集積回路の非常に薄いゲート酸化物および非常に短いチャネルデバイスを容易に破壊する。
【0003】
これらの過電圧状態に対する保護を行うために、CMOS処理と両立するシリコン制御整流器(SCR)構造を使用することが提案されている。1つのそのような構造は、1988年7月27日付けの同時譲渡の米国特許出願第213,499号(TI−11444B)に示されている。別のSCR構造が同時譲渡の米国特許第4,896,243号(TI−13548)および第4,936,616号(TI−13141A)に示されている。
【0004】
MOS出力バッファに対するESD保護は典型的にはMOSデバイスの寄生横形バイポーラトランジスタに依存している。電圧がそのデバイスのブレークダウン(breakdown)電圧に近づくと、横形トランジスタはターンオンして、そのパッド(pad)電圧を十分低い電圧にクランプしてその出力バッファを保護すべきである。このデバイスは典型的にはブレークダウンの間のスナップバック(snapback)特性を有している。この寄生トランジスタは高電圧においてトリガし、より低い電圧へスナップバックしてそのパッド電圧をクランプする。しかし、MOSデバイスの一部はトリガして低電圧へスナップバックし、電流のすべてを流すことが可能である。これが起こると、デバイスの残りの部分をトリガするのに十分高い電圧まで上昇する前に、この部分が破壊してしまう。このことは低抵抗の基板を有するデバイスにとって本質的に問題である。というのは、その基板は寄生横形トランジスタのベースであり、そのベースは低抵抗であれば順バイアスすることが困難であるからである。しかし、低抵抗基板は、通常動作において寄生SCRのラッチアップを防止するためにCMOS回路に使用されるのに適している。これはESD保護のためにSCRを使用することと矛盾する。
【0005】
ESD保護の重要性のために、改善を行って別のESD保護回路を開発することが望ましい。望ましい改善には低抵抗の基板を備えたCMOS回路に特に適したものが含まれる。
【0006】
【発明の概要】
一般的に、そして本発明の1つの態様としての集積回路は基板と少なくとも第1と第2のボンドパッド(bond pad)を備えた半導体ダイを有している。この半導体ダイの上に内部回路が作製され、第1のボンドパッドへ接続される。カスケード接続されたバイポーラトランジスタを含む静電的な放電保護回路が第1と第2のボンドパッドの間に、電界効果トランジスタと直列に接続される。
【0007】
一般的に、そして本発明の別の1つの態様として、集積回路はボンドパッドを備えた基板を有している。出力バッファは区分に分割されている。静電的放電保護回路は基板中の電圧に応答してトリガできる。出力バッファの区分からボンドパッドの1つへ抵抗性接続が設けられる。出力バッファは静電的な放電事象に対応して動作し、静電的放電保護回路をトリガする電圧を発生させるのに十分な電荷を基板中へ注入する。
【0008】
その他の集積回路、ESD回路、システム、そして方法が開示され、特許請求されている。
各図において、同じ符号、または番号は、特に断らない限り対応する部品を指す。
【0009】
【実施例】
図1および図2は基板を備えた半導体ダイを有する集積回路を示している。電源のための各種ボンドパッドVSS1、VSS2、VDD1、VDD2と出力ボンドパッドP10が矩形で示されている。CMOS出力バッファはVDD1とVSS1との間に直列接続されたpチャネル電界効果トランジスタFET P1とnチャネルFET N1とを有している。この集積回路はまた、内部回路C11とC13とを有している。回路C11はVDD1とVSS1との間につながれている。回路C13はVDD2とVSS2との間につながれている。VSS1、VDD1とVSS2、VDD2等の多重の電源パッドが用いられて、1つの回路中のスイッチングによる電流スパイクから別の回路への干渉を防止している。バッファ等の高電流回路は、しばしば”汚れた”VSSおよびVDDと呼ばれ(またはDVSSおよびDVDD、あるいはここではVSS1およびVDD1と呼ばれている)、”きれいな”あるいは”論理的な”LVSSおよびLVDD(またここではVSS2およびVDD2、あるいはVSSLおよびVDDLと呼ばれる)からは明確に区別されるボンドパッドへ接続されている。出力バッファについては参考のためにここに引用された同時譲渡の1990年5月22日付けの米国特許第4,928,023号に述べられており、それには更に汚れた、きれいな、雑音の多い、そして静かなラインについても述べられている。
【0010】
出力バッファおよび回路C11とC13は、トランジスタT1、T2、T3およびダイオードD1、D2、D3を備えることによって、チップのボンドパッドまたはピンの任意のものへのESD(静電的放電)事象Z1−Z5から保護され、改善されたものとすることが望ましい。抵抗R1は基板の抵抗を表している。
【0011】
ESDのあるものは”ザップ(zap)”という言葉で簡潔に表現されるようなパルス、スパーク、または音を引き起こすため、ESD事象はここでは”ザップ”と呼ばれる。ESDザップは集積回路チップを組み込み、あるいは取り外しする人からの静電的な放電から発生することがある。また、工場、オフィス、家庭あるいは現場環境において、サージによってチップへ与えられる突然の放電やその他の望ましくない電位変化が、ここにおいて注目しているESD事象である。
【0012】
ESDザップの発生の前には、図1中のVDD1およびVDD2に対応するボンドパッドは、基板漏れ電流によって、最初は0ボルトである。もし出力パッドP10が、VSS1を基準にしてザップZ1によって正にザップされたとすると、トランジスタT1はそれのVDD1へのエミッタ−ベース間のダイオードが順方向にバイアスされるためにターンオンする。ほとんどの電流は基板SUBへ向かい、残りはVDD1へ向って流れ、VDD1の電圧を上昇させる。もし、そしてVDD1が正になった時には、トランジスタT2は、VDD2へのそれのエミッタ−ベース間のダイオードが順方向にバイアスされるのでターンオンする。ほとんどの電流は基板へ向かい、残りはVDD2へ向かって流れ、危険なことなくVDD2の電圧を上昇させる。
【0013】
もし図1のNMOS出力デバイスN1のBVDSSブレークダウンが10ボルトであるとすると、NMOSデバイスN1がBVDSSブレークダウンによって損傷を受ける前に、VDD1の電圧は10ボルトからダイオード降下を差し引いた電圧に達し、またVDD2は10ボルトからダイオード降下の2倍を差し引いた電圧に達する。VSS2はダイオードD2によって、VSS1よりもダイオード降下分だけより正にクランプされる。
【0014】
電流I1はこの回路の初期の電源立ち上げの間のVDD1からVSS1への電流である。電流I1は、ノードのスイッチングによって発生する電流、論理ゲートを通して浮遊入力が生成する直流電流、初期化されないことによる考えられるバスの衝突、寄生容量の充電、その他の直流または交流の回路内部電流の組み合わせである。電流I2は初期の電源立ち上げの間のVDD2からVSS2への電流である。電流I1はトランジスタT1によって増幅され、電流I2はトランジスタT2とカスケード接続されたトランジスタT1によって増幅される。
【0015】
一般的に、トランジスタT1によって増幅された電流I1とトランジスタT2とカスケード接続されたトランジスタT1によって増幅された電流I2との組み合わせは優れたESD特性を得るためには十分大きくあるべきである。そうでない時は、トランジスタT1またはトランジスタT2は付加的なトランジスタとカスケードに接続されて、電流I1と電流I2とにより大きい利得を与え、またより優れたESD特性を与えることができる。カスケードされたトランジスタの例は図18と共に図5に示されている。
【0016】
図1中の接続は、金属またはその他の導電性経路を示すことなしに、対応するボンドパッドの表示によって示されている。もし出力パッドP10を基準としてVSS1がザップZ5によって正にザップされると、トランジスタT3はターンオンし、ほとんどの電流は基板へ向かい、残りはVDD1へ流れる。VDD1が正になるとトランジスタT2はターンオンし、ほとんどの電流は基板へ向かい、残りはVDD2へ向かう。VSS2はD1によって出力パッドP10よりも、ダイオード降下分だけより正にクランプされる。電流I1はトランジスタT3によって増幅され、電流I2はトランジスタT3とカスケード接続されたトランジスタT2によって増幅される。この結果、バッファのnチャネルFET N1がESDザップから保護される。
【0017】
もしVDD1を基準として出力パッドP10が正にザップされると、トランジスタT1はターンオンし、バッファpチャネルFET P1を保護する。
【0018】
もし、出力パッドを基準としてVDD1がザップZ2によって正にザップされると、トランジスタT2がターンオンし、ほとんどの電流が基板へ向かい、残りはVDD2へ向かう。VSS2はダイオードD1によって出力パッドよりも、ダイオード降下分だけより正にクランプされている。この結果、電流I2はトランジスタT2によって増幅され、pチャネルP1をESDザップから保護する。
【0019】
複雑でない別の実施例では、トランジスタT1、トランジスタT2、またはトランジスタT3の代わりにダイオードを使用することが可能である。トランジスタT1、トランジスタT2、およびトランジスタT3が電流I1と電流I2を増幅しているため、その場合のESD保護は減少する。
【0020】
集積回路の入力パッドもまた、上述と同様にしてESDから保護される。
VDD1とVSS1との間につながれた回路C11もまた、上に述べたESD回路によって保護される。もしVDD1を基準としてVSS1がザップZ5によって正にザップされると、トランジスタT3がターンオンし、電流を分流させ、VDD1とVSS1との間の回路を保護する。
【0021】
もしVSS1を基準としてVDD1がザップZ2によって正にザップされると、トランジスタT2がターンオンし、電流I2を増幅する。トランジスタT2が電流を吸い込み、VDD1とVSS1との間の回路を保護する。この結果、ESD保護が改善される。
【0022】
ダイオードD1、D2、D3はザップZ4におけるESD経路を完成し、それによって基板がESDエネルギーを散逸させることができる。
【0023】
図3に示されたように、VDDがアースされ任意のVSSが正にザップされた時に順方向バイアスされるようにダイオードまたはバイポーラトランジスタが各々のVSSとVDDとの間へ接続される。このダイオードまたはバイポーラトランジスタはESD電流を分流させて内部回路を保護する。この改善は特に、VDDがアースされ任意のVSSが正にザップされた時に、(多重VSSまたは浮遊基板によって)損傷を防止するように、1個または複数個のVSSが基板へつながれていないデバイス上の内部回路にとって有用である。
【0024】
NMOSおよびPMOSトランジスタは図4に示されたように、それぞれそれらのソースとドレインの間にNPNまたはPNP寄生バイポーラトランジスタを有している。これらの寄生トランジスタは典型的には、浅い接合を有し、ESDザップを消費させるために望ましいような大電力の消費に適したものとはなっていない。
【0025】
図5の改善例では、1個または複数個のタンク(tank)の内部に位置する縦形のPNPトランジスタ(図5のトランジスタT7およびトランジスタT8)が、エネルギーを消費するための広い表面領域を有しESD保護により適したものとなっている。トランジスタT7およびT8に付けられた記号は図示された構造の等価なトランジスタを表していることを注意しておく。しかし、これらのトランジスタは、MOS回路を保護するために十分な低い電圧においてBVDSSブレークダウン状態に入らない。MOSFETデバイスN7を追加してESDがそれの寄生NPNトランジスタT9をトリガし、縦形PNPトランジスタT7およびT8を通してこの電流を増幅するようにすることによって、これらの縦形トランジスタがほとんどのエネルギーを消費し、ESD特性が改善されるようになる。ここで、伝導形を逆にして、別の実施例ではpチャネルFETがカスケード接続されたNPN縦形トランジスタを有するようにすることもできる。
【0026】
図5の断面図で、nチャネルFET N7はそれの横形寄生NPNトランジスタT9をトリガするために用いられるNMOSトランジスタである。トランジスタT9のコレクタが縦形トランジスタT8のベースを駆動する。トランジスタT8はその電流を増幅し、それの接合エリアにおいてエネルギーを消費する。トランジスタT8のエミッタがトランジスタT7のベースを駆動する。トランジスタT7はトランジスタT8の電流を増幅し、これもまた、それの接合エリアにおいてエネルギーを消費する。
【0027】
この結果、FET N7の寄生トランジスタT9を通る電流がトランジスタT7とカスケード接続されたトランジスタT8によって増幅され、そのエネルギーのほとんどがトランジスタT7およびトランジスタT8中で消費される。この回路は、電源へつながれた入力、出力、そして内部論理回路を保護するために使用できる。このように、FET N7は、それぞれp−基板とは逆の伝導形の、n+のソースとドレインを基板上に有する電界効果トランジスタである。n−タンクTKもまた基板とは逆の伝導形であり、図5に示されたように基板上に設けられている。
【0028】
第1、第2、そして第3のn+領域A1、A2、そしてA3がタンクTKに対して設けられており、それらはタンクTKと同じ伝導形でタンクTKよりも大きい伝導率を有している。第4と第5のp+領域A4とA5もタンクに対して設けられ、それらはタンクとは逆の伝導形である。第4と第5の領域A4とA5はトランジスタのエミッタとして、また第2と第3の領域A2とA3はトランジスタのベースとして、それぞれ縦形トランジスタT7とT8のそれらの領域への接続として機能する。基板は複数個のエミッタに対応する1個のコレクタとして機能する。第1の領域A1と第4の領域A4はP10等のボンドパッドへつながれ、第2の領域A2と第5の領域A5は金属M1等によって互いに接続されている。第3の領域A3はタンクの境界を横切って電界効果トランジスタN7と結合している。電界効果トランジスタN7は更にESD動作のためのボンドパッドVSSへつながれている。
【0029】
ESD保護回路の別の実施例に注目すると、出力バッファと共に入力、内部論理回路の保護のためにSCRが使用されている。その背景については、ここに参考のために引用する、1990年3月5日付けの同時譲渡の米国特許出願第488,590号(TI−14246)の”ESD保護のための低電圧トリガSCR”を参照されたい。そこではSCRをトリガするために進歩したFET回路が使用されており、SCRをトリガするための十分高い電圧が望ましい。集積回路技術が進展してより小さい寸法が実現されてくると共に、基板の抵抗が減少してESDがSCRをトリガすることが困難となってきている。更に、低抵抗基板は通常動作において寄生SCRのラッチアップを防止するためにもCMOS回路上で使用されている。しかし、この重要な目的はESD保護の目的と衝突する。ここに述べた実施例の回路と配置は、ESD保護に対する基板抵抗のやむをえない効果を本質的に低減する。
【0030】
図6と図7はESD保護のための多重抵抗の区分化FET回路を提供する改善例であり、それぞれSCR接続の方式と、ボンドパッド接続の方式とを示している。
【0031】
図8に示されたように、図6のNMOSデバイスN10およびN11と、図7のN20およびN21はBVDSSブレークダウンの間にスナップバック特性を示す。NMOSデバイスの寄生NPNバイポーラトランジスタが高電圧でトリガし、その電圧をより低い電圧へクランプするようにスナップバックする。
【0032】
しかし、NMOS(またはPMOS)FETの実際の微視的な部分では、NMOSの一部分がそれの残りの部分よりも低い電圧でブレークダウンし、より低い電圧へスナップバックして、電流のすべてを流すことが起こる。このことが発生すると、NMOSのこの導通部分は、デバイスの残りをトリガするのに十分な電圧まで上昇する前に破壊されてしまう。これは低抵抗基板を使用するデバイスにとって本質的な問題である。基板は各々の寄生横形NPNのベースであり、低抵抗基板ではこのベースが順方向にバイアスされるのはより困難である。
【0033】
図6、図7、そして図12−図16において、この問題はNMOS(またはPMOS)デバイスを区分に分割し、各区分を保護するのに抵抗体を用いることによって解決されている。このようにすれば、電流は各区分で制限される。NMOSデバイスの1つの区分がBVDSSブレークダウン状態に入って電流を流す時には、その抵抗体両端の電圧降下が、デバイスの残りがトリガするのに十分な電圧まで上昇することを許容し、電流をすべての区分に分配させる。この結果、NMOS区分またはデバイスを損なうことなしにSCRをトリガするためのより大きな電流が発生する。このことはそれらデバイスがn−タンクの下に薄いエピタキシャル層を備えた低インピーダンス基板上に作製されている場合に特に有用である。多重nチャネルデバイスを提供し、多重抵抗体でそれらを接続するこの進歩したnチャネルデバイスの区分化において、電流はnチャネルデバイス間で均等化され、SCRへそれをトリガするためのより大きな電流が得られる。
【0034】
図12、図13、そして図15において、それぞれ抵抗体を付加された4個のFETトランジスタがnチャネルデバイスを区分化している。図6、図7、そして図16は、これも2個よりも多いFET区分を備えた実施例を表す2個のFETトランジスタ区分を示している。
【0035】
各抵抗体は、保護されるデバイスまたは回路がバーンアウトしないようなレベルに電流値を制限するように設定された抵抗値が与えられている。使用されるプロセスのために、経験則によって、nチャネルデバイスの幅1ミクロン当たりのESD保護電圧は4ボルトと定められる。従って、250ミクロンのnチャネルは約1キロボルトのESDを与える。経験則によると、電流処理能力はnチャネル幅1ミクロン当たりに約2.7ミリアンペアである。従って、60ミクロン幅のnチャネルは約162ミリアンペアの電流に制限されるべきである。もちろん、熟練技術者が係わる特定のプロセスの経験則はここに例示した値と適宜、置き換えられるべきである。もし、nチャネルが5ボルトのスナップバック電圧を有していれば、電流制限抵抗値は(オームの法則によって)5ボルト割る162ミリアンペアで約30オームであるべきである。図25の配置例において、抵抗体はシリサイド化されたnモートのn+材料でつくられており、それは長さ100ミクロンで幅3−4ミクロンである。いくつかの実施例では抵抗体の抵抗値は10から100オームの範囲内にある。
【0036】
図6に戻って、抵抗R10、R11、R14は図示された物理的な構造に等価な抵抗値を表しており、またトランジスタT10、T11、T12、T13は図示された物理的な構造によって形成されたトランジスタを表しており、図示された物理的な構造への付加物ではないことに注意されたい。抵抗R12、R13が付加的な物理的構造であって、例えば、これらに上の文節の記述が関連する。これらの構造は例えば、n+形の抵抗体である。
【0037】
図6において、等価抵抗R10は等価抵抗R11と直列になっており、後者は更に抵抗体R12と抵抗体R13の両方へつながれている。そして、図6において、NMOSデバイスN10とN11はそれぞれゲートと1つのn+領域とをVSSへつながれ、その他のn+ソース/ドレイン領域は抵抗を通してn−タンク111のn+領域へつながれている。抵抗体R12とR13とはボンドパッドPADへ直接には接続されていない。もし左側のPADがVSSをアースとして正にザップされると、FETのN10とN11を横切って電圧が上昇する。もしFET N10がN11の前にBVDSSブレークダウン状態になり、FET N10の寄生NPNトランジスタT12とがターンオンすると、FET N10が抵抗体R13を流れる電流が抵抗体R13の両端に電圧降下を引き起こす。FET N11両端の電圧は有利なことに上昇を続け、それはFET N11の寄生トランジスタT13をターンオンするBVDSSブレークダウン状態にまで至る。トランジスタT12を通って流れる電流は有利なことに、抵抗体R13によって制限され、それを損傷から保護する。トランジスタT13も同様に抵抗体R12によって保護されている。
【0038】
図6において、抵抗体によって保護された多重FET区分またはデバイスを使用することによってSCR20をトリガするための付加的な電流が生成される。等価抵抗R10を通る電流は等価抵抗R10の両端に電圧降下を引き起こす。これはSCR20中のトランジスタT10のベースを順方向にバイアスし、それをターンオンさせる。寄生トランジスタT12と寄生トランジスタT13を通る電流はトランジスタT10によって増幅され、電流のほとんどはトランジスタT11のベースでもある基板へ流れる。基板は低抵抗であるので、等価抵抗R14の抵抗値は小さい。基板を順方向バイアスさせ、トランジスタT11をターンオンさせるための電圧降下を等価抵抗R14の両端に生成するためには大きな電流が必要である。抵抗R12とR13はトランジスタT12とT13と共に有利なことに、トランジスタT11をターンオンさせる電圧降下を抵抗R14中に生成するための電流をT10中に提供することができる。トランジスタT11がターンオンした時は、それはトランジスタT10のベースを駆動し、SCRをラッチアップさせる。ESD電流のほとんどは、広い接合エリアを有し優れたESD保護を提供するトランジスタT10とトランジスタT11とを通って流れる。2キロボルトにおいて人体モデルのESD電流は一例では1.3アンペアのオーダになる。
【0039】
図7はN20とN21のような多重NMOSデバイスを備えたSCRをトリガする別の方法を示している。この場合、抵抗体R21とR22はPADとNMOSデバイスN20およびN21との間に直接つながれている。もしパッドがVSSをアースにして正にザップされれば、抵抗体R22と抵抗体R21が電流を流し、FETのN20とN21を横切って電圧を上昇させる。もしFET N20がN21の前にBVDSSブレークダウン状態になり、寄生トランジスタT22がターンオンすると、抵抗体R21を通る電流が抵抗体R21両端に電圧降下をもたらす。トランジスタN21両端の電圧は上昇を続け、これもBVDSSブレークダウン状態となって寄生トランジスタT23をターンオンさせるまでに達する。トランジスタT22を流れる電流は抵抗体R21によって制限されて、それを損傷から保護しており、またトランジスタT23も抵抗体R22によって保護されている。FETのN20とN21がBVDSSブレークダウン状態になると、電流が基板中へ注入される。基板中へ基板を順方向バイアスするのに十分な電流が流れると、トランジスタT21はターンオンする。トランジスタT21はトランジスタT20のベースを駆動する。この電流はトランジスタT20によって増幅され、ほとんどの電流は基板へ向かい、基板を順方向バイアスし、トランジスタT21のベースを駆動する。この結果、SCR30はラッチアップする。抵抗体によって保護された多重区分FETデバイスを使用することによって、SCR30をトリガする付加的な電流がこのように生成できる。
【0040】
基板は図7の抵抗要素R23、R24、R25、R26、R27の回路網でモデル化される。(抵抗体R20とトランジスタT20およびT21も回路モデル要素である。)寄生トランジスタT22はトランジスタT21のベースを順方向にバイアスするのに寄生トランジスタT23よりも大きい電流を提供する。これはトランジスタT23が遠く離れており、トランジスタT23からトランジスタT21のベースへ流れる電流の方が割合として少ないからである。トランジスタT23の電流の多くはVSSへ集められる。最良の結果を得るためには、FETのN20とN21がタンク121の近くに位置して、ESD事象が発生した場合にトランジスタT21にトランジスタT22とT23から電気的な相互作用が発生するようにするのがよい。
【0041】
以降の図面を順に参照する前に図21を見ると、NMOSデバイスN30の平面図または配置図が示されており、それの寄生NPNトランジスタT30のベースがSCR40のNPNトランジスタT31のベースに接触している。この配置は動作上は図7と同様である。この結果、トランジスタT30は静電的放電事象が発生すると、より効率的にSCRをトリガする。1つの実施例におけるトランジスタN30は出力バッファ装置であり、別の実施例では静電的放電事象から集積回路を保護するようにSCRをトリガするために設けられた専用のNMOSトランジスタである。
【0042】
1つの実施例では、抵抗体によって保護された多重MOSデバイスは、SCRをトリガするために使用される区分化された1つの出力バッファFETデバイスである。この回路は、FETのN20とN21がVSSの代わりに信号ラインへつながれていることを除いて、図7と同じである。このように、進歩したMOS出力バッファは出力バッファとしてもまたSCRのトリガ手段としても機能する。このことは、さもなければSCRをトリガするために必要な専用のNMOSデバイスを省くことができるために、表面積を節約できることにつながる。
【0043】
ここに述べた改善のこれ以上の説明と、これ以外の実施例について次に述べる。
図9aと図9bにおいて、多重電源を備えたデバイス用に、DVDDからLVDDへそれぞれ1つのトランジスタまたはダイオードがつながれている。DVDDからLVDDへダイオードがつながれることによって、図2の出力バッファのESD試験の成績は1.5キロボルトから3.5キロボルトへと改善された。
【0044】
図10と図11においてそれぞれ、VSSがVDDよりもより正になる時に順方向バイアスされるようにダイオードまたはトランジスタがVSSからVDDへ接続される。これはVSSがVDDをアースとして正にザップされた時にVDDとVSSの間の論理回路を保護する。
【0045】
図12−図16において、SCRをトリガするために多重MOSデバイス(おのおの抵抗体によって保護されている)が使用されている。SCRは低インピーダンスの基板を有するデバイス上ではトリガするのが困難である。これらの回路はESD保護のためにSCRをトリガするための進歩した構造と方法とを有利に提供する。このことは低抵抗基板を有するCMOSデバイスに対して特に有用である。
【0046】
図12は図6の構造を電気的模式図で示しており、合計4個のFET区分と各区分毎の抵抗体を示している。
【0047】
図13は、エミッタをESD保護されたパッドへつながれたトランジスタT15を含む実施例を示している。1個のFETが4個のデバイスに区分化され、各々の抵抗体がトランジスタT15のベースへつながれている。トランジスタT15のコレクタは基板SUBへESD電流を供給する。
【0048】
図14は図6の一部分を示し、タンク111が抵抗体R13によってFET
N10へつながれている。等価抵抗R10を備えた等価トランジスタT10とT11によって構成されるSCRがPADとVSSとの間につながれている。
【0049】
図15は図7の構造を簡略化した形で示しているが、合計4個のFET区分と各区分への抵抗体を備えている。これらの抵抗体は保護されたPADへつながれている。トランジスタT20とT21によるSCR30が等価抵抗Rを省いて示されている。図16は図7の断面を簡略化して示しており、図16は図15に関連している。
【0050】
図17と図18において、カスケード接続されたバイポーラデバイスT1とT2はESD保護のためにMOSデバイスによって駆動される。パッドが正にザップされると、nチャネルデバイスの両端で電圧が上昇する。それは例えば10ボルト付近でブレークダウンする。nチャネルデバイスはそれ自身では優れたESD保護を提供するのに十分な電流を取り扱うことができないので、電流増幅によってより優れたESD保護を実現するために、それはカスケード接続されたバイポーラデバイスへつながれる。
【0051】
図18は2個のn−ウエル(well)131と133を示す。ウエル131はn+およびp+領域141および143においてPADへつながっている。金属Mがウエル131中のn+領域145を、ウエル133中のn+およびp+領域147および149へつないでいる。n+領域151はウエル133の境界を横切ってFET Nとつながっている。VSS基板接続が、基板への接続のためのp+領域155と同様に、FET Nのゲートおよびn+領域153へ形成される。このようにして、複数個のESD保護トランジスタの各々に対して、ウエルがカスケード接続される。
【0052】
技術的な特長は、この回路がESD電流を基板電源(例えば、VSSからの供給電源を導くための要素としての基板)へ分流する経路を提供し、入力または出力MOSデバイスを保護するということである。
【0053】
別の技術的な特長は、実施例の少なくともいくつかはMOSデバイスを用いてそれの寄生横形バイポーラNPNまたはPNPトランジスタをトリガして、カスケード接続されたバイポーラトランジスタを通してこの電流を増幅する方法と構造とを提供するということである。この電圧はクランプされて、入力、出力、または内部論理回路を保護し、電流のほとんどはカスケード接続されたバイポーラデバイスを通って流れる。
【0054】
図19は更に多重VDDを備えたチップ上の出力/入力のESD保護について示している。図19において、もしDVSSがアースにあって出力パッドがザップZ6によって正にザップされると、DVDDはアース電位でスタートして正に立ち上がる。DVDDとDVSSの両端に電圧が供給され、ある量の電流I(1)が内部論理回路を通って流れる。T2のようなトランジスタまたはダイオードが汚れたVDD(DVDD)と論理的VDD(LVDD)との間に置かれ、瞬間的な内部回路電流I(2)が増幅される。両トランジスタは約4の利得を持ち、カスケード接続された場合にはそれらは論理的VDDまでに16の利得を提供することになる。このように、効率的なESD特性のために必要な電流はより少なくなる。1つの例では、トランジスタT2の代わりのダイオードでESDが1.5から3.5キロボルトへ増大した。この例でダイオードをトランジスタT2で置き換えればESDは8キロボルト付近まで増大する。この改善は一般的にプロセッサやその他の集積回路へ適用できる。図19の回路はまたICの容量を容量C1とC2でモデル化している。C1とC2は、これらのコンデンサを充電するのに電流を必要とするため、付加的なESD効果をもたらす。
【0055】
ダイオードD2(図1)がVSSとVDDの間に置かれ、もしVSSがVDDよりも正になるとこのダイオードは順方向バイアスされてESD保護を提供する。チップ上に1つだけVSSがあってそれが基板へつながれている時には、通常VSSからVDDへ寄生ダイオードが生ずる。基板へつながれていない汚れたVSSを有するデバイスもまた、ESDの発生時に内部論理回路への損傷を防止するように改善される。
【0056】
多重電源を備えた大型のチップに対しては、図19のnチャネル出力デバイスのBVDSSブレークダウン電圧へ到達することなく、電源パッドを通してESD電流を有利に分流させることが可能である。
【0057】
ESD試験の前には、LVDDとDVDDは基板漏れ電流のために最初は0ボルトにある。出力パッドがDVSSをアースにしてZ6によって正にザップされた時には、FET P1の寄生トランジスタT1がターンオンし、DVDDを立ち上げ、pチャネルFET P1を保護する。出力バッファの1つの例では、このトランジスタ(T1)は約4の利得を有し、電流の75%が基板へ流れ、残りの25%はDVDDへ流れる。nチャネル出力デバイスN1のBVDSSブレークダウンが10ボルトであれば、DVDD上の電圧はBVDSSブレークダウンの前に10ボルトからダイオードの電圧降下を差し引いた電圧に達する。電流I(1)はこの回路の初期の立ち上げ時のDVDDからDVSSへの電流(ノードのスイッチング、浮遊入力によって生成される直流電流、初期化されないための考え得るバスの衝突)であり、電流I(2)は初期の立ち上げ時のLVDDからLVSSへの電流である。電流I(1)はトランジスタT1によって4倍され、また電流I(2)はトランジスタT2とカスケード接続されたトランジスタT1によって16倍される。
【0058】
人体ESD試験のために、100pFのコンデンサが1500オームの抵抗体を通して放電された。2キロボルトのESD試験の間のピーク電流は1.3Aであった。もし、電流I(1)が少なくとも325mAであれば、トランジスタT1は4倍に増幅してそのピーク電流を通過させる。更に、もし電流I(2)が立ち上げ時に81mAよりも大きければ、トランジスタT1とT2は16倍に増幅してそのピーク電流を首尾良く通過させる。このように、出力バッファは、nチャネル出力デバイスN1がBVDSSブレークダウン電圧に到達することなしに2キロボルトを通過させる。電流I(2)に対してより大きい利得を与えるために別のトランジスタをトランジスタT2にカスケード接続することもできる。
【0059】
2キロボルトのESD保護のためのおよその値を次に示す。各々の値は互いに独立である。
I(1) 8ボルトで325mA(DVDDからDVSSへ)
I(2) 6ボルトで 81mA(LVDDからLVSSへ)
C1 8ボルトで6,300pF(DVDDからDVSSへ)
C2 6ボルトで2,100pF(LVDDからLVSSへ)
【0060】
図20において、pチャネルFET P1はそれのタンクの境界にn+領域を追加して、それらをDVDDへ接続して、トランジスタT1を形成することによって改善を図られている。これらはDVDDをT2ウエル中のp+領域へつなぎ、またLVDDをT2ウエル中のn+領域へつなぐことによって、別のトランジスタT2へカスケード接続されている。トランジスタT2は図20中の低インピーダンスの基板接続Gでガードリング保護されており、もしDVDDがLVDDよりも正になった時には基板電流を集めるようになっている。
【0061】
各種の実施例の重要な特長のいくつかは次のようなものである:入力または出力バッファのESD保護のための、あるいはVDD1とVSS1との間につながれた回路を保護するためのトランジスタ、またはダイオード、またはカスケード接続されたトランジスタがVDD1からVDD2へつながれる。トランジスタは入力または出力パッドからVDDへカスケード接続されるのが有利である。VSSがVDDよりも正になった時に導通するダイオードまたはトランジスタが、VDDとVSSとの間につながれた回路をESDから保護するために設けられている。これは多重VSSまたは浮遊基板を備えた回路に対して特に有用である。SCRをトリガするために多重MOSデバイス(各々抵抗体で保護されている)が使用される。出力バッファは区分化されて、出力バッファESD保護のためにSCRをトリガするように抵抗体によって保護されている。入力または出力バッファのESD保護のために、あるいはVDD1とVSS1との間につながれている回路を保護するためには、MOSデバイス区分のソースをSCR(図6)中のバイポーラデバイスのベースへ接続するためのMOSトリガ要素と抵抗とを備えたSCRを設けることが有利である。カスケード接続されたバイポーラデバイスは、入力、出力、あるいはVDDとVSSとの間につながれた回路をESD保護するためのMOSデバイス(図5)によって駆動される。
【0062】
各種の実施例における配置について次に説明する。
図22では、nチャネルFET211がそれぞれ内部チャネルを備えたn形材料の21個の列(220.1)(220.2)、(220.3)、...、(220.21)を有しており、それらの内部チャネルの上には曲がりくねった多結晶シリコンのゲート225が設けられている。ゲート225は227、228、や229のようなバーで接続された20個の列を有している。第1レベル金属の並列接続バー231は列(220.2)、(220.4)、...(220.20)を互いにつないでいる。省略記号のドットはこの構造中の繰り返しを意味し、これは図面の分かりやすさのためである。約2.7ミクロンという狭い分離間隔DがこのFETの列をn−タンク241から分離している。n−タンク241中にはp+領域243があり、更にFET211に接近してn+領域245がn−タンク241中にある。第1レベル金属261がタンク241中の複数個の領域をESD保護されるべきボンドパッドへ接続する。FET211はVSSへつながれた奇数番目の列(220.1)、(220.3)、...と、出力パッドへつながれた偶数番目の列(220.2)、(220.4)、...とを有するバッファFETであることが有利である。
【0063】
n−タンク241はFET211の各列の基盤部分に隣接した位置で図22を横切って延びている。軸251に関する左右対称が、FET211、n−タンク241、p+領域243、そしてn+領域245で構成される構造全体によって示されている。左右対称、FET211の区分化、そしてFET211とn−タンク241との近接性のこれらすべては、金属261へつながれたパッドのための効果的なESD保護に有利に寄与する。特に指摘しておくが、図6および図7の抵抗R12、R13、R21、R22の型のどのような抵抗もFET211と金属261との間に不必要である。n−タンク241と領域243および245はFET211と共にESD保護のためのSCR動作を提供する。図21に示したように、距離Dを通っての相互作用はSCRの等価トランジスタとFET211の各ゲート列中の寄生トランジスタのベース間とを接続する。更に、距離Dという近接性は、n−タンク241に接触する基板から、区分化されたFETの奇数番目の列のVSSに接触する基板への低抵抗接続を提供し、そのためSCR中のバイポーラトランジスタは図21に関連して述べたように、FETの寄生バイポーラトランジスタへ結合される。距離Dはこの機能を果たす任意の距離でよく、この距離はいくつかの実施例では5ミクロン以下である。
【0064】
図23において、図7の回路の配置の図7に示された断面を示す切断ライン7−−7が示されている。金属315へPADが接続されている。n−タンク121は、小さい四角で示された数多くのコンタクトによって金属315へつながれたn+領域311とp+領域313とを有している。金属317と319のアームがL字型に延びて4個のn+抵抗体R21、R22、R23、R24へコンタクトしている。これらの抵抗体はn+拡散またはnモートの同一直線上のストライプ(stripe)R21、R23とR22、R24の対を構成している。4個の電界効果トランジスタN20、N21、N22、N23がH字を形成して、それは内部的に4個の抵抗体R21、R22、R23、R24へつながっている。FET N20は並列のn+領域321と323とを有し、それらの間の上に取り付けられたゲート325を有している。FET N21は並列のn+領域331と333とを有し、それらの間の上に取り付けられたゲート335を有している。金属が並列なn+領域321、323、331、333を覆ってそれらにコンタクトし、更にHバー・ブランチ(branch)329と339とによってそれぞれ抵抗体R21とR22とへつながっている。
【0065】
FET N22およびN23とそれらの抵抗体R23およびR24への金属接続の構造は軸343に関して、FET N20およびN21と抵抗体R21およびR22の構造と左右対称になっている。更に、FET N20およびN22と抵抗体R21およびR22への金属接続の構造は軸341に関して、FET N21およびN23と抵抗体R22およびR24の構造と左右対称になっている。図23の金属315、n−タンク121そしてFETと抵抗体を含むESD保護回路構造全体もまた垂直軸343に関して左右対称になっている。この左右対称性はFETへ均等に電圧を配分することを促進する。更に別の優れた特長は、タンク121が、FET N20のn+領域321とFETの対応するn+領域の長さ方向に一般的に平行で隣接する細長い長方形を形成することである。このように、タンク121とFET N20およびN22との間のSCR結合ゾーンは都合よくFETにほぼ等しい長さを持ち、またこれも都合よく分離間隔D1に等しい小さい幅を持つことになる。FET N21およびN23はまた、より長い分離間隔D2を隔ててn−タンク121へSCR結合される。
【0066】
金属接続351および353は、各ゲートと各FETの1つのn+領域とを一緒にして、ビア(図23上の小さい四角の開口)を通して、図23の下方にあるPADとは異なるVSSまたはアース基準パッドへつないでいる。また、FETN20およびN21のn+領域321および333はH字の縦線のように、金属によってFET N22およびN23のそれらの対応する領域へつながれている。
【0067】
ウエルとタンクとはここでは同じ意味で使用されている。ウエルはいくつかの異なる製造方法の中で、拡散プロセスやイオン打ち込みによって形成することができる。薄いエピはタンクの下のエピタキシャルな基板領域である。抵抗体は拡散抵抗、タンク抵抗、そして多結晶シリコン抵抗として作製できる。こうして、図23の実施例では1組の拡散抵抗体R21−R24が一端をボンドパッドへつながれ、他端をそれぞれのnチャネルFETデバイスN20−N23へつながれて、タンク領域と各FET N20およびN22のn+領域とで形成されるSCRをトリガするようになっている。図15の模式図はこの回路構成をも示している。
【0068】
図24は図15の別の実施例を示し、そこにおいてはタンク抵抗体R21−R30が一端をSCRへつながれ、他端を任意の適当な数の各nチャネルFETデバイスN20−N29へつながれている。図15の模式図は対応する電気回路を示している。図24において、10個のFET N20−N29が10個の第1レベルの金属導体(413.1)、(413.2)、(413.3)、...によってn−タンク411中のタンク抵抗体409へつながれている。図面中の省略記号のドットは10個の構造およびFETのうちの残りの7個の繰り返しを示している。
【0069】
n−タンク411中にはn+拡散423、409、425のくしの歯状の領域に隣接するp+領域421がある。図24の断面ではないが、図7のn−タンク中に同様な領域を示している図7と比較されたい。小さい黒く塗った四角はタンク411中のn+およびp+領域への金属によるコンタクトを示している。この回路によってESDから保護されたパッドが金属によってn+領域425へつながれている。ストライプ(441.1)、(441.2)、...がn+領域425をn+材料のフォーク形の領域443へつないでいる。これらのストライプは更に延びて繰り返して表記された(441.1)および(441.2)によって示されたようにp+領域421にコンタクトしている。
【0070】
n+拡散(431.1)、(431.2)、(431.3)、...の細線(strip)は金属(413.1)、(413.2)、(413.3)、...によって、FET N20−N29中のn+拡散のそれぞれ偶数番目の列(451.2)、(451.4)、...へつながれている。多結晶シリコンの細線(461)はFETのU字形の多結晶シリコンゲート463と結合している。n+材料の細線471はFET N20−N29中のn+拡散の奇数番目の列(451.1)、(451.3)、...へつながり、n+材料のフォーク形の領域へつながっており、これらの列はビア(空の四角)によってVSSへつながれている。
【0071】
n−タンク411へ戻って、金属(441.1)、(441.2)、...は保護されているボンドパッドへつながれたフォーク形の要素である。金属(413.1)、(413.2)、(413.3)、...はFETへのそれぞれの接続を提供し、フォーク形の要素(441.1)、(441.2)、...と共にくしの歯形状を構成している。たった今述べた金属部分は、タンク抵抗体記号R21−R30を記されたn−タンク411中の長方形スペースを定義する。これらの抵抗体は概念的には図7の抵抗体R21とR22に対応している。
【0072】
図25において、図6の回路配置の図6に示された断面図の切断ライン6−−6が示されている。PADが金属509へつながれている。n−タンク511は、小さい四角で示された数多くのコンタクトによって金属509へつながれたn+領域513とp+領域515とを有している。同一直線のn+領域517と519とはそれぞれの端で4個のn+抵抗体R11、R12、R13、R14へつながっている。これらの抵抗体はn+拡散またはnモートの一対の並列ストライプR11、R12とR13、R14を形成している。各ストライプは520のような45度曲がった区分によってつながれた直交するセグメントを含んでいる。
【0073】
4個の電界効果トランジスタN10、N11、N12、N13、は”H”字を形成しており、内部的に4個の抵抗体R13、R12、R11、R14へそれぞれつながれている。FET N10は並列のn+領域521と523とを有し、それらの間の上に取り付けられたゲート525を有している。FET N11は並列のn+領域531と533とを有し、それらの間の上に取り付けられたゲート535を有している。別々になった金属細線が並列n+領域521、523、531、533の各々の上を覆い、それらとコンタクトして、低インピーダンスを実現している。Hバー・ブランチ529と539とが領域523と531とを抵抗体R13とR12へそれぞれつないでいる。領域523と抵抗体R13とがヘアピン曲線を形作っており、また領域517と共にn+材料中に”G”字を形成している。”G”字の鏡面的な左右対称がここでも実現されている。
【0074】
FET N10およびN11とそれらの抵抗体R13およびR12への接続は軸543に関して、FET N12およびN13と抵抗体R11およびR14とで作る構造と左右対称である。N10、N12、R13、R11は軸541に関して、N11、N13、R12、R14と左右対称である。金属509、n−タンク511そしてFETと抵抗体を含む図25のESD保護回路構造がまた垂直軸543に関して左右対称である。左右対称性はFETへ電圧を均等に分配することを促す。このように、タンク511とFET N10−N13との間のSCR結合が抵抗体R11−R14によって確立される。
【0075】
金属接続551と553とは、各FETのそれぞれのn+領域521および533と各ゲートとを一緒にして、ビア(図25の小さい空の四角)を通して、図25の上方で金属509へつながれたPADとは異なるVSSまたはアース基準パッドへつないでいる。また、FET N10およびN11のn+領域521と533とは”H”字の縦線のように、金属によってFET N12およびN13のそれらの対応する領域へつながれている。
【0076】
図26において、図1、図2および図20のトランジスタT2の配置は、細長い長方形のn−タンク613の内部p+細線領域611へつながれた”汚れた”電源パッドDVDD(図1および図2のVDD1)を有している。n+領域615がn−タンク613の境界の内部へ拡散される。領域615は第1レベルの金属によって、”きれいな” または論理的供給パッドVDDL(図1および図2のVDD2、または図20のLVDD)へつながれる。n−タンク613を取り巻いてそれから分離された帯状領域中へpタンクモートのガードリング621(図20のリングG)が拡散される。ガードリング(6210)は、第1レベル金属VSUBSによってパッドVSSへつながった基板電源625へつながれる。基板電源は基板のバイアス発生器回路でもよい。ガードリング621はVDD1がVDD2よりも正になった時に電流を集めることによって保護を与える。8個の金属DVDDと8個のVDDLコンタクトエリア(そのうちの5個は省略記号のドットで示されている)がDVDDとVDDLとへの低インピーダンス接続を提供する。ガードリング621のすべての側面に9個の金属コンタクトがあって、低インピーダンス接続VSUBSを提供している。このようにして、突然の高電流も構造をバーンアップすることがない。
【0077】
図27の配置図は図1のトランジスタT3と図3のトランジスタT4とを示している。図27において、省略記号で示されたそれの長さの約75%を有する細長いタンク651がn−タンクの境界のすぐ内側にn+の長方形の帯状領域653を有している。p+材料の内部細線655がコンタクトによって幅広い金属導体661へつながれている。別の1つの金属導体663がn+帯状領域653ヘつながって、低インピーダンスを実現している。
【0078】
図28は図5のそれと類似のカスケード接続されたトランジスタ構造を示しており、違いは図5において2個であるカスケードトランジスタの代わりにn−ウエル711中に3個のトランジスタがカスケード接続されているということである。n+拡散A1、A2、A6、A3領域とp+領域A4、A5、A7はすべてn−ウエル711中に設けられている。PADが金属715へつながれ、金属715は領域A1とA4とへコンタクトしている。別の金属ストライプ721(図5のM1のような)が領域A2およびA5へコンタクトしてそれらをつないでいる。別の1つの金属ストライプ723が領域A6とA7とをつないでいる。このようにして、n−ウエル711中に形成されるトランジスタがカスケード接続される。FET N7は領域A3へつながるn+領域731を有している。別の1つのn+領域733は金属細線741によってVSSへつながれている。ゲート735が上述の領域731と733との間の上に取り付けられている。
【0079】
図29において、図5および図28に示されたような静電的放電保護回路を作製するプロセスは、拡散によってn−ウエル711を形成しそれによってウエルが基板の伝導形と逆の伝導形になるようにする工程(1501)を含んでいる。次に、工程(1503)によって領域A1、A2、A6と領域A4、A5、A7がパターン化される。このように、このプロセスによってウエルTKまたは711中およびウエル外の基板中に個別半導体領域A1、A2、A6、A3が確立され、ウエル中にバイポーラトランジスタ(例えば図5のT7とT8)が、少なくともそれらのバイポーラトランジスタの1つがウエル外の基板中の半導体領域の少なくとも1つを含む電界効果トランジスタN7へつながれるように作製される。工程(1507)では、N7のようなFETの各々に対する多結晶シリコンゲートを堆積させる。次の工程(1509)はA1−A7と一緒にゲート735のそれぞれの側にn+とp+領域731と733を拡散させる。工程(1511)は金属715、721、723、741の個別領域を同時に堆積させ、領域741におけるVSSのコンタクトと共にウエル711中でのトランジスタのカスケード接続とトランジスタへのコンタクト形成とを実現する。工程(1511)は、このようにウエル中でA2とA5(そして図28のA6、A7)のような個別半導体領域の少なくとも2つの間の接続を堆積させて、そのウエル中でバイポーラトランジスタをカスケード接続する。工程(1511)はまた、ボンドパッドの堆積を行って、それらのボンドパッドの1つ(例えばバッファ入力または出力)をウエルTK中の半導体領域A1とA4へ接続し、更にボンドパッドVSSの第2のものを電界効果トランジスタN7へ接続する工程を含んでいる。
【0080】
図30は静電的放電保護回路をトリガするための回路を作製する2つの別のプロセスを示している。両者はSCRへまたはボンドパッドへ抵抗接続された区分の中に電界効果トランジスタを作製する工程を含んでいる。これらの区分は静電的放電事象の発生時に基板を通して静電的放電保護回路をトリガするようにそれの近辺に位置している。
【0081】
図30における操作は、第1の方法Aでは時点(1611)で開始され、例えば、図6と図7に示されたようにn−タンクを形成する工程(1613)へ進む。次に、工程(1615)で図23または図25に示されたように、トランジスタのためのn+およびp+領域のパターン加工とn+抵抗体のパターン加工が行われる。工程(1619)は各FETのための多結晶シリコンゲートを供給する。次に続く工程(1621)はn+およびp+領域の拡散である。このようにして、場合によってSCRへあるいはボンドパッドへ抵抗を通してつながれた区分中に電界効果トランジスタが作製される。ESDの目的の抵抗接続がつながれるボンドパッドを含むボンドパッドは、工程(1623)における1つまたは複数のレベルの金属堆積によって得られる。
【0082】
図30において、別の方法Bの操作は時点(1701)で開始され、図24に示されたようなn−タンクとn−タンク抵抗体を作製する工程(1703)へ進む。それに続いて工程(1705)とそれに続く工程(1619)−(1623)において、n+およびp+領域のパターン加工が行われる。こうして、工程(1705)と(1623)では同様にn+材料のパターン加工と金属の堆積とによる抵抗体の定義が行われる。
【0083】
図31において、プリント回路カードやプリント配線板1711は、入力I、出力O、第1の電源電圧V、そしてアース基準ラインのような(例えば0ボルトの)第2の電源電力のための導体を備えたカードコネクタ1713を有している。これらの導体は電圧Vのためのライン1721とアースのためのライン1723を含むプリント配線を供給する。ライン1721は、例えばマイクロプロセッサのような集積回路1731の汚れたVDDときれいなVDD端子と(VDD1とVDD2)へつながれている。ライン1723はIC1731の汚れたVSSときれいなVSS(VSS1とVSS2)とへつながれている。同様に、ライン1721と1723は、例えばメモリチップのような集積回路チップ1741、1743、1745、1747の電源端子へつながれている。
【0084】
図31のプリント回路カード1711を応用システムから切り離す時にザップZが、電圧Vまたはアース用の電源導体や、入力Iまたは出力Oのような導体のどれかに突入することが考えられる。内部回路が損傷を受けないように、集積回路チップ1731および1741−1747にここに述べたようなESD保護回路を備えて進歩したものにしておくことが有利である。
【0085】
図32−図37は回路応用を示している。これらおよびその他の回路応用は、ここに述べたESD保護回路と方法とによって改善できるものである。その他の回路や装置、方法については、ここに参考のために引用した1990年9月28日付けの、同時譲渡の米国特許出願第590,106号(TI−14610)を参照されたい。図32−図37はこの出願の図17、14、1、33、19、29に対応している。図32−図37中の符号はこの出願の対応する図面中の符号と同じようになっており、ここでの別の図面の符号には対応していない。
【0086】
図32は2つのプロセッサAとBとの間の通信のための出力バッファと入力バッファとを示している。これらのバッファはESD保護された進歩したものとなっている。図17を参照すると、添字’a’または’b’を付けたバッファへ供給される内部信号は、例えば信号CREQab を送受するために互いに接続されたプロセッサAまたはBに関連するものである。外部信号を表すには添字を連結する。プロセッサが出力パッドをサンプリングすることによって見る値はプライム(’)を付けて示されている。すべての信号はバッファへ入れられ、高インピーダンス状態に置かれることが可能である。バッファ回路の背景に関しては米国特許第4,928,023号を参照されたい。
【0087】
図33は2つのマイクロコンピュータ10の間の接続を示しており、ここでは1つの通信ポートが制御およびデータ信号を介して他方のプロセッサ中の通信ポートへつながっている。通信ポートを介して2つのマイクロコンピュータ10がつながれる時は、入力および出力のFIFOレジスタ540および550が結合され、相互通信のFIFOの数が2倍になる。これらの2つのマイクロコンピュータはピンの両立性に適したピンを有し、6個の通信ポート50−55の任意の1つを介して直接、接続することができる。回路500は調停(arbitration)とハンドシェークを行う。
【0088】
図34には、ここに述べたESD機能を適用すべきマイクロコンピュータ例に関するアーキテクチャが示されている。マイクロコンピュータ10は中央演算ユニット12、制御器14、そして直接記憶アクセス(DMA)のコプロセッサ(coprocessor)22を有する。ランダムアクセスメモリ(RAM)16および18と読み出し専用メモリ(ROM)20とが備えられて、それらは保護されている。周辺ポート24および26を用いて外部接続がなされており、それはマイクロコンピュータ10の外部端子への各種のバス信号を多重化し、また外部端子を経由してデータの送受を行うようになった外部装置との通信のための特別な目的のための信号を供給する。データバス30は、メモリ16、18そして20、周辺ポート24、25、そして26、それにCPU(12)の間でデータ信号を通信する1組のデータライン(30d)を含んでいる。バス30は、これもCPU(12)、周辺ポート24、25、そして26、それとメモリ16、18、そして20の間につながれたアドレスライン(30a)と(30b)の組をそれぞれ含んでいる。
【0089】
命令キャッシュ36は小型の高速メモリであって、それは最も最近使用された命令コードを収納しており、外部メモリ装置がプログラム記憶のために使用された時には、頻繁に使用される命令の取り出しを本質的にオンボードのメモリと同じ程度の速度で可能とする。
【0090】
ここに述べたESD保護は集積回路10の各種のピンのすべて、または任意のものに適用でき、それによってRAMおよびROMメモリ、CPU、DMA、通信ポート、電源の接続と回路、クロック回路、制御器、周辺ポートを保護することができる。
【0091】
図35は並列処理システムを示しており、ここで、いくつかのリモート・マイクロコンピュータ10がモデムリンク450、451、452、そして453を介して50−55の組になったそれぞれの対応する通信ポートへつながれ、またその他のローカル・マイクロコンピュータ10は組50−55の中のその他の通信ポートを介して直接、接続されている。キーボード460、表示アセンブリ461、そして大量データ媒体465が通信ポートを介してローカル・マイクロコンピュータ10へつながれている。
【0092】
図36はデータ処理システムの単独構成の例を示しており、このシステムはESD保護を備えた進歩したものとなっており、すべてここに述べた各種のESD回路に従うESD保護を備えた進歩した集積回路を有する複数個のESD保護されたメモリ350と351、そして周辺装置360と361へつながれたESD保護された集積回路10を有している。集積回路10のグローバルな周辺ポート24とローカルな周辺ポート26とはバッファを有し、外部装置とのインターフェースを提供している。例えば、バス380をプログラムへのアクセスに使用し、同時にバス390をデータまたはI/Oアクセスに使用することができる。
【0093】
マイクロコンピュータとしての集積回路10は、I/Oに集中的な用途において、他のシステムとの付加的なバッファインターフェースを備えた使用可能な16個の通信チャネルを都合よく有している。キーボード、モニタ、ディスク駆動装置、プリンタ、表示アセンブリ、トランスデューサ、モデム、その他のプロセッサ、ローカルエリアネットワーク(LAN)、そしてその他の既知の、あるいはシステムがそれの使用を推奨するような今後開発される装置のような、周辺およびその他の外部装置が周辺ポート24および26と通信ポート50−55へ接続できる。これらの装置やデバイスのすべて、いくつか、あるいは任意のものの中にある集積回路の任意のもの、あるいはすべては、ここに述べたESD保護によって進歩したものとすることができる。図35−図37は、例えば図31のそれのような1個または複数個の回路カード上で、適宜、相互接続される。
【0094】
図37は、共用メモリ350および351とマイクロコンピュータ10相互通信を組み合わせた並列処理システムアーキテクチャ構造の別の例を示している。これらのチップのすべては、ここに述べたESD保護によって進歩した望ましいものとなる。
【0095】
集積回路の内部構造に戻って、1988年刊のテキサスインスツルメンツ第3世代TMS320の利用者ガイド(Texas Instruments Third−Generation TMS320 User’s Guide)の頁2−2から頁2−5には、進歩したデジタル信号プロセッサチップのピンの表が示されている。このチップは、4本のボルト供給ピンVDD(3−0)、2本の5ボルト供給ピンIODVDD(1,0)、2本の5ボルト供給ピンADVDD(1,0)、1本の5ボルト供給ピンPDVDD、2本の5ボルト供給ピンDDVDD(1,0)、そして1本の5ボルト供給ピンMDVDDを有している。アースピンは、4本のピンVSS(3−0)、4本のピンDVSS(3−0)、2本のアースピンCVSS(1,0)、そして1本のアースピンIVSSである。基板ピンSUBSはアースへつなぐことができる。
【0096】
図38はオンチップの電源供給導体の6個またはそれ以上の同心リングのうち、2個の配置を示している。4本のVDDピンは導体810の4辺のおのおのの中心でつながれたボンドパッドへつながっている。4本のVSSピンは導体811の4辺のおのおのの中心でつながれたボンドパッドへつながっている。付加的な同心導体(部分的に示されている)は外方向に順に、CVSS、ADVDD、PDVDD、そしてDVSSとなっている。この配置は、ここに述べたSCR、トランジスタ、単体およびカスケード接続されたダイオード、その他のESD半導体構造を、閉じた、切断されていない、連続なループ、長方形、正方形、またはチップ周辺に配置されて対称的で低インピーダンス形状を持つその他の電源供給導体と組み合わせた、ESD保護された配置構造を形成するように改善される。そのような閉じたループの任意の1個へつながる複数個の電源供給パッドは、ループ上で互いにほぼ等間隔に配置され、接続されていることが望ましい。例えば、トランジスタT3はVDD1とVSS1が接近しているところで、各側辺の中央近くに位置することが望ましい。図1および図2のトランジスタT2は、1つの実施例では低インピーダンスのためのVDDLおよびDVDDの両パッドに近い場所の隅815に位置するのが望ましい。SCRはチップ上の各入力パッドの近くと各出力パッドの近くに位置している。このようにすれば、ザップが各ESD回路に効率よく到達し、回り道をすることなくそこで消費される。
【0097】
以上、数少ない好適実施例について詳細に説明してきた。本発明の範囲が、ここに述べたものとは異なるが、本発明の特許請求の範囲に含まれるような実施例を包含するものであることは理解されたい。
【0098】
いくつかの文脈の中で、”マイクロコンピュータ”という用語は、マイクロコンピュータはメモリを必要とし、”マイクロプロセッサ”はメモリを必要としないものであるという意味で使用されることがある。ここでの使用は、これらの用語が同義語であり得、等価なものを指し得るということである。”処理回路”という用語は、ASIC(特定用途向け集積回路)、PAL(プログラム可能なアレイ論理回路)、PLA(プログラム可能な論理アレイ)、デコーダ、メモリ、非ソフトに基づく(non−software based)プロセッサ、あるいはその他の回路、または任意のアーキテクチャのマイクロプロセッサとマイクロコンピュータを含むデジタルコンピュータ、あるいはこれらの組み合わせを意味する。含むという用語は本発明の範囲を考える場合には不完全的に解釈されるべきである。
【0099】
内部および外部の接続はオーミックでも容量的でもよく、直接的でもあるいは間接的でもよく、仲介回路を経てもあるいはそうでなくともよい。pまたはnの伝導形の要素は、電圧の極性を逆にすることによって互いに逆に交換してもよい。組み込みは、シリコン、ガリウム砒素、あるいはその他の電子材料群中への個別部品の形でも、完全な集積回路の形でも行われることができ、あるいは光学に基づいたもの、あるいはその他の技術に基づく形態および実施例中にも可能である。本発明の各種の実施例は、ハードウエア、ソフトウエア、あるいはマイクロコード化されたファームウエアを採用することができ、あるいはそれらの中に具体化されることができることを理解されたい。プロセス図もまたマイクロコード化された、そしてソフトウエアに基づいた実施例に対するフロー図を代表している。
【0100】
本発明は図示の実施例に関して説明してきたが、この説明は限定的な意図のものではない。本明細書を参照することによって、図示の実施例に対する各種の修正や組み合わせが、本発明のその他の実施例と共に当業者には明らかであろう。従って、本発明の特許請求の範囲はそれらの修正や実施例を包含するものと解釈されるべきである。
【0101】
以上の説明に関して更に以下の項を開示する。
(1)集積回路であって:
基板と少なくとも第1と第2のボンドパッドとを有する半導体ダイ;
前記半導体ダイ上に作製され、前記第1のボンドパッドへ接続された内部回路;
前記第1と第2のボンドパッド間に接続されて、電界効果トランジスタと直列に接続されたカスケード接続のバイポーラトランジスタを含む、静電的放電保護回路;
を含む集積回路。
【0102】
(2)第1項記載の集積回路であって、前記電界効果トランジスタがいずれも前記第2のボンドパッドへ接続されたゲートとドレインとを有している集積回路。
【0103】
(3)第1項記載の集積回路であって、前記電界効果トランジスタが、前記カスケード接続のバイポーラトランジスタの少なくとも一方とは逆の形の寄生バイポーラトランジスタを有している集積回路。
【0104】
(4)第1項記載の集積回路であって、前記カスケード接続のバイポーラトランジスタが同じ形である集積回路。
【0105】
(5)第1項記載の集積回路であって、前記基板とは逆の伝導形のタンクを有し、前記タンク中に前記カスケード接続のバイポーラトランジスタが作製されている集積回路。
【0106】
(6)第5項記載の集積回路であって、前記カスケード接続のバイポーラトランジスタの一方が前記タンク中に逆の伝導形の2つの領域を含んでいる集積回路。
【0107】
(7)第5項記載の集積回路であって、前記カスケード接続のバイポーラトランジスタがそれぞれ前記タンク中に逆の伝導形の第1と第2の領域を含んでおり、前記集積回路が更に前記バイポーラトランジスタの一方のトランジスタの第1の領域を前記バイポーラトランジスタの他方のトランジスタの逆の伝導形の第2の領域へつなぐ伝導層を前記タンクの上に含んでいる集積回路。
【0108】
(8)第5項記載の集積回路であって、前記電界効果トランジスタが、前記タンクの境界を横切って侵入し前記カスケード接続のバイポーラトランジスタの一方のトランジスタの一部分を形成する半導体領域を有している集積回路。
【0109】
(9)第5項記載の集積回路であって、前記タンクが逆の伝導形の2つの領域を有し、それらがいずれも前記第1のボンドパッドへつながれており、前記2つの領域のうちの一方が前記カスケード接続のバイポーラトランジスタの一方のトランジスタの一部分となっている集積回路。
【0110】
(10)集積回路のための静電的放電保護回路であって:
ボンドパッドを有する第1の伝導形の基板;
前記基板上に前記基板とは逆の伝導形のソースとドレインを有する電界効果トランジスタ;
前記基板上に設けられて、前記基板とは逆の伝導形のタンク;
前記タンクに隣接して設けられて、前記タンクと同じ伝導形で前記タンクよりも大きい伝導率を有する第1、第2、そして第3の領域;
前記タンクに隣接して設けられて、前記タンクとは逆の伝導形の第4と第5の領域であって、前記第1と第4の領域が前記ボンドパッドへ接続され、前記第2と第5の領域が互いに接続され、前記第3の領域が前記電界効果トランジスタと結合され、そして前記電界効果トランジスタが更に前記第2のボンドパッドへ接続されているようになった第4と第5の領域;
を含む静電的放電保護回路。
【0111】
(11)第10項記載の静電的放電保護回路であって、前記第3の領域が前記タンクの境界を横切っている静電的放電保護回路。
【0112】
(12)第10項記載の静電的放電保護回路であって、前記第4と第5の領域がトランジスタのエミッタを含み、前記第2と第3の領域がトランジスタのベース接続を含み、前記基板が前記複数個のエミッタに対する1つのコレクタを含んでいる静電的放電保護回路。
【0113】
(13)信号パッド、供給電圧パッド、そして前記信号パッドと前記供給電圧パッドとの間に接続されたカスケード接続のトランジスタを含む集積回路であって、それによって静電的放電保護を提供している集積回路。
【0114】
(14)第13項記載の集積回路であって、前記カスケード接続のトランジスタがバイポーラトランジスタを含んでいる集積回路。
【0115】
(15)第14項記載の集積回路であって、前記カスケード接続のトランジスタが、ベースを有し前記信号パッドへ接続されたエミッタを有する第1のトランジスタと、前記供給電圧パッド接続されたベースを有し前記第1のトランジスタの前記ベースへ接続されたエミッタを有する第2のトランジスタを含み、前記集積回路が前記第1と第2の両トランジスタのコレクタを含む基板を有している集積回路。
【0116】
(16)第13項記載の集積回路であって更に、前記基板へ接続された別の供給パッドを含む集積回路。
【0117】
(17)第16項記載の集積回路であって更に、前記信号パッドへ接続されたバッファ回路と、前記バッファ回路へ接続され更に前記カスケード接続のトランジスタ間の接続へつながれたバッファ供給電圧パッドとを含む集積回路。
【0118】
(18)第17項記載の集積回路であって、前記バッファ回路へ接続された第2のバッファ供給電圧パッドと、前記基板と前記第2のバッファ供給電圧パッドとの間に接続されたダイオード構造とを含む集積回路。
【0119】
(19)第13項記載の集積回路であって更に、バッファ供給電圧パッドと前記バッファ供給電圧パッドへ接続されたCMOSバッファ回路とを含み、前記CMOSバッファが前記バッファ供給電圧パッドと前記信号パッドとの間に接続されたベースとエミッタとを有する寄生バイポーラトランジスタを有し、前記基板が静電的放電を消費するための前記バイポーラトランジスタのコレクタとして働くようになった集積回路。
【0120】
(20)第13項記載の集積回路であって更に、前記基板と前記信号パッドとの間にダイオード構造を含む集積回路。
【0121】
(21)第13項記載の集積回路であって更に、前記基板と前記供給電圧パッドとの間にダイオード構造を含む集積回路。
【0122】
(22)プリント回路板とその上の少なくとも第1と第2の導体とを有する電子システムであって、前記第1の導体が、前記第1の導体へ接続された第1の組の供給ピンと前記第2の導体へ接続された第2の組の供給ピンとを有する1つの集積回路へ第1レベルの供給電圧を運ぶように接続されており、また前記集積回路が前記第1と第2の組の供給ピンへ接続された内部回路と、前記第1と第2の組の供給ピンへ接続されたトランジスタとダイオードの回路網を含む静電的放電保護回路とを有し、前記トランジスタの回路網が前記第1の組の供給ピンの少なくとも1つと前記第2の組の供給ピンの少なくとも1つとの間に接続された相互接続されたトランジスタを有している電子システム。
【0123】
(23)第22項記載の電子システムであって、前記集積回路は基板を有し、前記相互接続されたトランジスタがそれらのトランジスタのうちの1つのトランジスタのエミッタを別の1つのトランジスタのベースへつながれて、コレクタが静電的放電事象が発生した時に前記相互接続されたトランジスタを駆動するように前記基板へ電流を戻すように働くようになっている電子システム。
【0124】
(24)第22項記載の電子システムであって、前記トランジスタの少なくとも1つがガードリングを有している電子システム。
【0125】
(25)第22項記載の電子システムであって、前記集積回路が基板を含み、前記内部回路の少なくとも1つが瞬間的な電流を運ぶようになっており、前記相互接続されたトランジスタがカスケード接続されて前記瞬間的な電流を増幅し、それによって静電的な電荷を前記基板へ散逸させるようになった電子システム。
【0126】
(26)集積回路であって:
異なる供給電圧のためのボンドパッドと、前記ボンドパッドへ接続された同心の閉じた導電性ループとをその上に備えた半導体基板;
前記同心の閉じた導電性ループへ接続されて静電的放電を消費させるようになったトランジスタとダイオードの回路網;
を含む集積回路。
【0127】
(27)第26項記載の集積回路であって更に、前記ループの対へ接続されたバッファ回路を前記基板上に含み、前記バッファ回路へ接続されて静電的放電を前記基板中へ流すように働くSCR回路を含む集積回路。
【0128】
(28)静電的放電保護回路であって:
細長い半導体タンク;
前記タンクに隣接してそれへ接続された、H字形に区分された電界効果トランジスタ;
を含む静電的放電保護回路。
【0129】
(29)第28項記載の静電的放電保護回路であって更に、前記H字形のトランジスタの内部へヘアピン状に接続された細長い抵抗体を含む静電的放電保護回路。
【0130】
(30)静電的放電保護回路であって、細長い半導体タンクを含み、更に前記タンクと一般的に並列で、電界効果トランジスタと抵抗体との左右対称なG字形の2つの組み合わせを含む静電的放電保護回路。
【0131】
(31)集積回路であって、一般的に第1の供給電圧レベルのために接続された第1の組の供給ピンと、一般的に第2の供給電圧レベルのために接続された第2の組の供給ピンとを含み、更に前記第1の組の供給ピンへつながれた内部回路と、前記第1の組の供給ピンの少なくとも2つの供給ピンの間に接続された静電的放電保護回路とを含む集積回路。
【0132】
(32)第31項記載の集積回路であって更に、基板を含み、前記静電的放電保護回路がバイポーラトランジスタと、前記バイポーラトランジスタのコレクタとして機能する基板とを含んでいる集積回路。
【0133】
(33)第32項記載の集積回路であって更に、信号ピンを含み、また前記基板を前記第1の組の1つのピンと前記第2の組の1つのピンと前記信号ピンへ接続している静電的保護ダイオード構造を含む集積回路。
【0134】
(34)第32項記載の集積回路であって更に、信号ピンを含み、また前記第1の組の1つのピン、前記第2の組の1つのピン、そして前記信号ピンへ接続されたCMOSバッファ回路を含む集積回路。
【0135】
(35)集積回路動作のために基板上にボンドパッドと内部回路とを有する集積回路のための静電的放電保護回路であって:
前記基板上に作製されて第1の前記ボンドパッドへ接続されたラッチ可能な回路;
第2の前記ボンドパッドへの接続を有する電界効果トランジスタであって、前記ラッチ可能な回路に接近して配置され、それによって静電的放電事象が発生した時に前記電界効果トランジスタが前記基板中へ電流を注入して前記ラッチ可能な回路をラッチし、それによって前記集積回路を保護するようになった電界効果トランジスタ;
を含む静電的放電保護回路。
【0136】
(36)第35項記載の回路であって、前記ラッチ可能な回路がSCR回路を含み、前記電界効果トランジスタがそれぞれ前記第1のボンドパッドへの抵抗性接続を有している静電的放電保護回路。
【0137】
(37)集積回路動作のために基板上にボンドパッドと内部回路とを有する集積回路のための静電的放電保護回路であって:
前記基板上に作製された少なくとも1つのデバイスを備え、第1の前記ボンドパッドへ接続されて駆動されることによって前記基板中へ放電を散逸させるように接続された回路;
前記回路を駆動するように抵抗性接続をそれぞれ備えた1組の電界効果トランジスタ;
を含む静電的放電保護回路。
【0138】
(38)第37項記載の回路であって、前記1組の電界効果トランジスタが第2の前記ボンドパッドへ接続されている静電的放電保護回路。
【0139】
(39)第37項記載の回路であって、ラッチ可能な回路を含む静電的放電保護回路。
【0140】
(40)第39項記載の回路であって、前記電界効果トランジスタの各々がゲートと第1および第2のトランジスタ領域とを有し、前記第1の領域が前記ラッチ可能な回路へ抵抗を介して接続されており、前記第2の領域が前記ラッチ可能な回路がつながれた前記第1のボンドパッドとは別の少なくとも1つのボンドパッドへ接続されており、また前記電界効果トランジスタが静電的放電保護のために前記ラッチ可能な回路をトリガするように動作するようになった静電的放電保護回路。
【0141】
(41)集積回路であって:
ボンドパッドを備えた基板;
区分化された出力バッファ;
前記基板中の電圧に応答してトリガできる静電的放電保護回路;
前記出力バッファの区分から前記ボンドパッドの1つへの抵抗性接続であって、前記出力バッファが静電的放電事象の発生時に前記静電的放電保護回路をトリガするための電圧を発生させるために十分な電流を前記基板中へ注入するように動作するようになった抵抗性接続;
を含む集積回路。
【0142】
(42)第41項記載の集積回路であって、前記静電的放電保護回路が相互接続されたバイポーラトランジスタを含んでいる集積回路。
【0143】
(43)第42項記載の集積回路であって、前記出力バッファが低抵抗基板上のCMOS構造を有している集積回路。
【0144】
(44)静電的放電保護回路をトリガするための回路を製造する方法であって、1つのボンドパッドへ抵抗を介して接続された区分化された電界効果トランジスタ回路を、前記区分を前記静電的放電保護回路に接近して配置して、それによって静電的放電事象が発生した時に前記基板を通してそれをトリガできるように作製する工程を含む方法。
【0145】
(45)静電的放電保護回路を作製する方法であって、半導体基板中に逆の伝導形の半導体ウエルを形成する工程と、前記ウエル中と前記ウエルの外側の前記基板中とに個別の半導体領域を複数個形成する工程であって、それによって前記ウエル中にバイポーラトランジスタを作製し、それらのバイポーラトランジスタの少なくとも1つが前記ウエルの外側の前記基板中の前記半導体領域の少なくとも1つを含む電界効果トランジスタへ接続されているようにする工程とを含む方法。
【0146】
(46)第45項記載の方法であって更に、前記ウエル中の前記個別の半導体領域の少なくとも2つの間に接続を堆積して、前記ウエル中のバイポーラトランジスタをカスケード接続する工程を含む方法。
【0147】
(47)第45項の方法であって更に、ボンドパッドを堆積して、前記ボンドパッドの1つを前記ウエル中の前記半導体領域の少なくとも別の1つへ接続し、前記ボンドパッドの第2のものを前記電界効果トランジスタのボンドパッドへ接続する工程を含む方法。
【0148】
(48)集積回路であって、第1と第2のボンドパッド、1つの伝導形の基板、そして静電的放電保護回路を含み、前記静電的放電保護回路が前記基板中に半導体タンクを有し、前記タンク中に形成され前記第1のボンドパッドへ接続された逆の伝導形の複数個の領域を有し、更に基板とは逆に伝導形を有する半導体領域の列を有する電界効果トランジスタを有し、前記列が前記タンクに隣接して位置しており、前記列のいくつかが前記第2のボンドパッドへ接続されている集積回路。
【0149】
(49)第48項記載の集積回路であって、前記列と前記タンクとの間隔が5ミクロンよりも小さい集積回路。
【0150】
(50)第48項記載の集積回路であって更に、前記電界効果トランジスタの前記列のいくつかへ接続された出力パッドを含む集積回路。
【0151】
(51)第48項記載の集積回路であって、前記静電的放電保護回路が左右対称である集積回路。
【0152】
(52)第48項記載の集積回路であって、前記列が本質的に前記タンクに直交している集積回路。
【0153】
(53)集積回路は基板と少なくとも第1と第2のパッド(VDD1、VSS1)とを備えた半導体ダイを有している。前記半導体ダイ上に内部回路(C11)が作製されて前記第1のボンドパッド(VDD1)へ接続される。カスケード接続されたバイポーラトランジスタ(T1、T2、T3)を含む静電的放電保護回路が前記第1と第2のボンドパッド(VDD1、VSS1)との間に電界効果トランジスタ(P1;N1)と直列に接続される。別の例では、前記集積回路の出力バッファが区分化される。静電的放電保護回路は前記基板中の電圧に応答してトリガできる。前記出力バッファの区分から前記ボンドパッドの1つへ抵抗性接続が設けられる。前記出力バッファは静電的放電事象が発生した時には、前記静電的放電保護回路をトリガするための電圧を発生するために十分な電荷を前記基板中へ注入するように動作する。その他の回路、デバイス、システム、および方法についても開示されている。
【0154】
〔注意〕
(C)著作権、*M*テキサスインスツルメンツ社1991年。本特許ドキュメンツの開示部分には著作権およびマスクワーク(mask work)保護の対象となる材料が含まれている。本著作権およびマスクワーク権利の所有者は、本特許ドキュメンツまたは開示が特許および登録商標事務所における特許書類または記録として複写されることに関しては異議を唱えるものではないが、それ以外に関してはすべての著作権およびマスクワークの権利を保有する。
【0155】
【関連出願に対するクロスリファレンス】
以下の同時譲渡の米国特許出願および米国特許を、ここに参考のため引用する。
Figure 0003574422

【図面の簡単な説明】
【図1】進歩したESD保護を備えた集積回路の模式図。
【図2】図1の集積回路の一部分の断面図。
【図3】VSSが正にザップ(zap)されVDDがアースされた場合に、VDDとVSSとの間の論理回路を保護するために使用されるトランジスタの断面図。
【図4】寄生横形バイポーラトランジスタをそれぞれ備えたNMOSおよびPMOSデバイスの断面図。
【図5】別の1つの進歩したESD保護方式において、カスケード接続されたバイポーラデバイスを駆動するNMOSデバイスの断面図。
【図6】別の1つの進歩したESD保護方式において、SCRをトリガするために使用される抵抗体によって保護された多重NMOSデバイスの断面図および部分的電気回路図。
【図7】SCRをトリガするために使用される抵抗体によって保護された多重NMOSデバイスの別の1つのESD保護の断面図および部分的電気回路図。
【図8】NMOSデバイスのBVDSSブレークダウン特性を示す電流対電圧のグラフ。
【図9】更に別のESD保護のためのデバイスと接続とを示す模式図。
【図10】更に別のESD保護のためのデバイスと接続とを示す模式図。
【図11】更に別のESD保護のためのデバイスと接続とを示す模式図。
【図12】区分化されたFETおよび多重抵抗体を使用した2つの進歩したESD回路の模式図。
【図13】区分化されたFETおよび多重抵抗体を使用した2つの進歩したESD回路の模式図。
【図14】別の1つのESD保護回路の断面図。
【図15】別の区分化されたFET多重抵抗体方式のESD保護の模式図。
【図16】図15の回路の一部の物理的断面図。
【図17】カスケード接続トランジスタのESD回路の模式図。
【図18】図17の回路の断面図。
【図19】ESD保護を備えた別の1つの集積回路の模式図。
【図20】ESD保護のための進歩した集積回路の一部分の断面図。
【図21】ESD保護回路の一部分の微視的な平面図。
【図22】ESD保護回路の配置の一部分の微視的な平面図。
【図23】ESD保護回路の配置の一部分の微視的な平面図。
【図24】ESD保護回路の配置の一部分の微視的な平面図。
【図25】ESD保護回路の配置の一部分の微視的な平面図。
【図26】ESD保護回路の配置の一部分の微視的な平面図。
【図27】ESD保護回路の配置の一部分の微視的な平面図。
【図28】ESD保護回路の配置の一部分の微視的な平面図。
【図29】カスケード接続トランジスタのESD回路を作製するプロセスのフロー図。
【図30】区分化されたFET、多重抵抗体ESD回路を作製するプロセスのフロー図。
【図31】集積回路チップをマウントされ、ESD保護されたプリント回路板の部分的に描画的で、部分的にブロック的な図。
【図32】2台の互いに接続されたマイクロコンピュータにおいて、ESD保護を適用する相互接続されたバッファ回路の模式図。
【図33】2台の互いに接続されたマイクロコンピュータにおいて、ESD保護を適用する相互接続された通信ポートの電気的ブロック図。
【図34】ESD保護を適用するマイクロコンピュータの1台の電気的ブロック図。
【図35】ESD保護を適用するコンピュータおよび周辺デバイスを有するシステムの電気的ブロック図。
【図36】ESD保護を適用するコンピュータおよび周辺デバイスを有するシステムの電気的ブロック図。
【図37】ESD保護を適用するコンピュータおよび周辺デバイスを有するシステムの電気的ブロック図。
【図38】ESD保護回路と組み合わされた集積回路の電圧供給導体の微視的平面図。
【符号の説明】
111 n−タンク
121 タンク
131 n−ウエル
133 n−ウエル
141 n+領域
143 p+領域
145 n+領域
147 n+領域
149 p+領域
151 n+領域
153 n+領域
155 p+領域
211 nチャネルFET
220 列
225 多結晶シリコンゲート
227 バー
228 バー
229 バー
231 並列接続バー
241 n−タンク
243 p+領域
245 n+領域
251 対称軸
261 第1レベル金属
311 n+領域
313 p+領域
315 金属
317 金属
319 金属
321 n+領域
323 n+領域
325 n+領域
329 Hバー分岐
331 n+領域
333 n+領域
335 ゲート
339 Hバー分岐
341 対称軸
343 対称軸
351 金属接続
353 金属接続
409 タンク抵抗体
411 n−タンク
413 第1レベル金属導体
421 p+領域
423 n+拡散
425 n+拡散
431 n+拡散
441 金属ストライプ
451 列
461 多結晶シリコン細線
463 多結晶シリコンゲート
509 金属
511 n−タンク
513 n+領域
515 p+領域
517 n+領域
519 n+領域
520 曲部
521 n+領域
523 n+領域
525 ゲート
529 Hバー・ブランチ
531 n+領域
533 n+領域
535 ゲート
539 Hバー・ブランチ
541 対称軸
543 対称軸
551 金属接続
553 金属接続
585 制御およびデータ信号
613 n−タンク
615 n+領域
621 ガードリング
625 基板電源
651 n−タンク
653 n+長方形帯状領域
655 内部細線
661 幅広い金属導体
663 金属導体
711 n−ウエル
715 金属
721 金属ストライプ
731 n+領域
733 n+領域
735 ゲート
741 金属細線
1711 プリント回路カード
1721 ライン
1723 ライン
1731 集積回路
1741 集積回路チップ
1743 集積回路チップ
1745 集積回路チップ
1747 集積回路チップ
(以下は図32から図38に関する符号)
10 マイクロコンピュータ
12 中央演算ユニット
14 制御器
16 RAM
18 RAM
20 ROM
22 DMAコプロセッサ
24 周辺ポート
25 周辺ポート
26 周辺ポート
30 データバス
36 キャッシュ
50,51,52,53,54,55 通信ポート
350 ESD保護されたメモリ
351 ESD保護されたメモリ
360 周辺デバイス
380 バス
390 バス
450 モデムリンク
451 モデムリンク
452 モデムリンク
453 モデムリンク
460 キーボード
461 表示アセンブリ
465 大量データ媒体
500 調停およびハンドシェーク回路
540 入力FIFOレジスタ
550 出力FIFOレジスタ
810 導体
811 導体
815 隅

Claims (8)

  1. 第1導電型を有する基板上に形成された半導体保護回路であって、
    第1の電圧供給端子、
    第2の電圧供給端子、
    第1の基準供給端子、
    第2の基準供給端子、
    前記基板上に形成され、第2導電型を有する第1延長ウエル領域、
    前記第1延長ウエル領域に形成され、前記第1の電圧供給端子と前記第2の電圧供給端子の一つに接続され、第1の長さと前記第1導電型を有する第1延長拡散領域、
    少なくとも部分的に前記第1延長ウエル領域に形成され、前記第1の電圧供給端子と前記第2の電圧供給端子の他に接続され、前記第1延長拡散領域に平行でかつ前記第1延長拡散領域と第1距離で離れ前記第2導電型を有し、前記第1の長さは前記第1距離の少なくとも10倍である第2延長拡散領域、
    前記第1延長ウエル領域から離れた基板に形成され、前記第2導電型を有する第2延長ウエル領域、
    前記第2延長ウエル領域に形成され、前記第1の基準供給端子と前記第2の基準供給端子の一つに接続され、第2の長さと前記第2導電型を有する第3延長拡散領域および、
    少なくとも部分的に前記第2延長ウエル領域に形成され、前記第1の基準供給端子と前記第2の基準供給端子の他に接続され、前記第3延長拡散領域に平行でかつ前記第3延長拡散領域と第2距離で離れ前記第2導電型を有し、前記第2の長さは前記第2距離の少なくとも10倍である第4延長拡散領域を有する前記半導体保護回路。
  2. 請求項1に記載の回路であって、
    前記第1延長ウエル領域と前記第2延長ウエル領域から離れた基板に形成され、前記第2導電型を有する第3延長ウエル領域、
    前記第3延長ウエル領域に形成され、前記第1の電圧供給端子と前記第1の基準供給端子の一つに接続され、第3の長さと前記第1導電型を有する第5延長拡散領域、
    少なくとも部分的に前記第3延長ウエル領域に形成され、前記第1の電圧供給端子と前記第1の基準供給端子の他に接続され、前記第5延長拡散領域に平行でかつ前記第5延長拡散領域と第3距離で離れ前記第2導電型を有し、前記第3の長さは前記第3距離の少なくとも10倍である第6延長拡散領域を有する前記回路。
  3. 請求項1および請求項2のいずれかに記載の回路であって、第1延長ウエル領域、前記第1延長拡散領域、及び前記第2延長拡散領域が、バイポーラトランジスタのベース・エミッタ接合ダイオードを有する前記回路。
  4. 請求項1−3のいずれかに記載の回路であって、第2延長ウエル領域、前記第3延長拡散領域、及び前記第4延長拡散領域が、バイポーラトランジスタのベース・エミッタ接合ダイオードを有する前記回路。
  5. 請求項1−4のいずれかに記載の回路であって、前記第1電圧供給端子へ接続されたカソードと、前記第2電圧供給端子へ接続されたアノードとを有する第4のダイオードを含み、前記第1延長拡散領域が前記第1電圧供給端子に接続され、前記第2延長拡散領域が前記第2電圧供給端子に接続される前記回路。
  6. 請求項1−5のいずれかに記載の回路であって、前記第1基準供給端子へ接続されたカソードと、前記第2基準供給端子へ接続されたアノードとを有する第5のダイオードを含み、前記第3延長拡散領域が前記第1基準供給端子に接続され、前記第4延長拡散領域が前記第2基準供給端子に接続される前記回路。
  7. 請求項1−6のいずれかに記載の回路であって、
    入力端子、
    前記入力端子へ接続されたゲートを有し、前記第2基準供給端子へ接続されたソースを有する第1の電界効果トランジスタ、および
    前記第2電圧供給端子へ接続されたベースを有し、前記入力端子へ接続されたエミッタを有するバイポーラトランジスタであって、前記ベースおよびエミッタの各々が互いに逆の伝導形を有する並列の細長いドープ領域によって形成されているバイポーラトランジスタ、
    を含む前記回路。
  8. 請求項1−7のいずれかに記載の回路であって、
    出力端子、
    前記第1電圧供給端子と前記出力端子との間に接続された第1の電界効果トランジスタ、
    前記基準供給端子と前記出力端子との間に接続された第2の電界効果トランジスタ、および
    前記第1電圧供給端子へ接続されたベースを有し、前記出力端子へ接続されたエミッタを有するバイポーラトランジスタであって、前記ベースおよびエミッタの各々が互いに逆の伝導形を有する並列の細長いドープ領域によって形成されているバイポーラトランジスタ、
    を含む前記回路。
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