JP3319445B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
特に静電気などのサージから半導体回路部を保護する保
護回路部を備えた半導体装置に関する。
ジにより入出力回路部等が静電破壊されないようにする
ため、保護回路部が設けられている。保護回路部として
は、電界効果トランジスタの形成の際にできる寄生バイ
ポーラトランジスタを用いたものが知られている。すな
わち、このバイポーラトランジスタは、電界効果トラン
ジスタのチャネル形成領域をベース領域とし、一方のソ
ース/ドレイン領域をコレクタ領域とし、他方のソース
/ドレイン領域をエミッタ領域としている。この電界効
果トランジスタは、通常、入出力回路の一部として機能
する。そして、静電気が入出力回路部に入り込んだと
き、この電界効果トランジスタの寄生バイポーラトラン
ジスタが動作し、保護回路部として機能する。
ソース/ドレイン領域(コレクタ領域)に静電気などの
サージが印加されると、一方のソース/ドレイン領域
(コレクタ領域)とチャネル形成領域(ベース領域)と
で構成される寄生ダイオードが、アバランシェブレーク
ダウンする。よって、電流はこの寄生ダイオードを流れ
る。これによる電圧降下でバイポーラトランジスタがO
N状態になり、電流は他方のソース/ドレイン領域(エ
ミッタ領域)を通り外部に放電される。
路部および保護回路部がシリサイド構造を有しているも
のがある。シリサイド構造は、半導体装置の高速動作に
寄与するものである。このシリサイド構造により、バイ
ポーラトランジスタのコレクタ領域およびエミッタ領域
上に、シリサイド層が、形成されていることになる。
ミッタ領域上にシリサイド層が形成されていることの問
題を、コレクタ領域上にシリサイド層が形成されている
場合を例として説明する。ここで、コレクタ領域とは、
シリサイド層を含まず、不純物領域のみを意味してい
る。
抗より小さいので、静電気などのサージによる電流は、
コレクタ領域を流れずにシリサイド層を流れる。よっ
て、ベース領域とコレクタ領域との接合部のうち、シリ
サイド層の近傍に位置する部分に電流が集中し、この部
分で絶縁破壊を生じることがある。
の際にできる寄生バイポーラトランジスタを保護回路部
とした場合、電界効果トランジスタがシリサイド構造を
していると、保護回路部として機能するとき、シリサイ
ド層が原因で絶縁破壊の可能性がある。
になされたものであり、その目的は、保護回路部のバイ
ポーラトランジスタが絶縁破壊しにくい構造をした半導
体装置を提供することである。
形成された半導体回路部と、前記半導体回路部にあり、
前記半導体回路部のサージ破壊を防止するための保護回
路部と、を備えた半導体装置であって、前記半導体回路
部は、電界効果トランジスタを含み、前記電界効果トラ
ンジスタは、サリサイド構造を有し、前記保護回路部
は、電界効果トランジスタ構造体を含み、前記電界効果
トランジスタ構造体は、第1導電型の第1領域と、第1
導電型の第2領域と、前記第1領域と前記第2領域との
間に形成された第2導電型の第3領域と、前記第3領域
上にゲート酸化層を介して形成されたゲート電極と、前
記ゲート電極の側面に形成されたサイドウォール絶縁層
と、を有し、前記第1領域、前記第2領域および前記第
3領域でバイポーラトランジスタが構成され、前記第1
領域には、配線層が電気的に接続され、前記第1領域上
には、シリサイド層が形成され、前記シリサイド層は、
第1シリサイド層および第2シリサイド層を含み、前記
第1シリサイド層は、前記サイドウォール絶縁層に隣接
し、前記第1シリサイド層の長さは、細線効果が生じる
長さである。上記構造をした本発明にかかる半導体装置
が、保護回路部のバイポーラトランジスタの絶縁破壊を
防止することができる理由を説明する。本発明にかかる
半導体装置によれば、第1領域上の前記第1シリサイド
層の長さは、細線効果が生じる長さである、半導体装置
である。ここで、細線効果とは、シリサイド層の長さが
小さくなるにしたがい、このシリサイド層を電流が急激
に流れにくくなることである。この細線効果のために、
静電気などのサージによる電流は、前記第1シリサイド
層を流れず、第1領域を流れる。したがって、第1領域
と第3領域との接合部のうち、前記第1シリサイド層近
傍の部分に電流が集中することはない。よって、本発明
にかかる半導体装置によれば、保護回路部のバイポーラ
トランジスタの絶縁破壊を防止することが可能となる。
長さとしては、例えば、次の二つがある。一つは、前記
第1シリサイド層の長さが、前記電界効果トランジスタ
のゲート長より小さい。もう一つは、前記第1シリサイ
ド層の長さが、前記第1領域または前記第2領域と、前
記電界効果トランジスタのソース/ドレイン領域と、を
電気的に接続する接続領域の幅より小さい。
によれば、サージによる電流は、第1領域上の前記第1
シリサイド層を流れずに、前記第1領域から前記第3領
域を通り、前記第2領域に流れる。
電界効果トランジスタと同様な構造をしたものである。
電界効果トランジスタ構造体は、電界効果トランジスタ
として機能する場合と、機能しない場合と、がある。電
界効果トランジスタ構造体が、電界効果トランジスタと
して機能する場合とは、保護回路部の電界効果トランジ
スタ構造体が、半導体回路の一部を構成する場合であ
る。一方、電界効果トランジスタ構造体が、電界効果ト
ランジスタとして機能しない場合とは、次の場合であ
る。例えば、ゲートアレイのように、複数の電界効果ト
ランジスタが配置された構造において、半導体回路とし
て使われない電界効果トランジスタが存在することがあ
る。この電界効果トランジスタを、電界効果トランジス
タ構造体とする場合である。
第2領域には、他の配線層が電気的に接続され、前記第
2領域上には、他のシリサイド層が形成され、前記他の
シリサイド層は、第3シリサイド層および第4シリサイ
ド層を含み、該第3シリサイド層と該第4シリサイド層
とは分離し、前記第3シリサイド層は、前記ゲート電極
の側面に形成された他のサイドウォール絶縁層に隣接
し、前記第3シリサイド層の長さは、細線効果が生じる
長さである、のが望ましい。
電流が、第2領域からバイポーラトランジスタに流れ込
んでも、電流は、前記第3シリサイド層を流れず、第2
領域を流れる。したがって、第2領域と第3領域との接
合部のうち、前記第3シリサイド層近傍の部分に電流が
集中することはない。よって、本発明にかかる半導体装
置によれば、静電気などのサージによる電流が、第2領
域からバイポーラトランジスタに流れ込んだ場合でも、
バイポーラトランジスタの絶縁破壊を防止することが可
能となる。
導体回路部は、入出力回路部、入力回路部、出力回路部
を含む、のが望ましい。
導体装置は、電極部を備え、前記電極部は、前記半導体
基板に形成され前記電極部は、ボンディングにより外部
配線と電気的に接続されるものであり、前記半導体回路
部の前記電界効果トランジスタと前記電極部とは、前記
保護回路部を介して電気的に接続されている、のが望ま
しい。
電気的に接続されるので、静電気などのサージによる電
流は、電極部を介して半導体装置に流れ込む。これによ
れば、半導体回路部の電界効果トランジスタと電極部と
は、保護回路部を介して電気的に接続されているので、
電極部を介して半導体装置に流れ込んだ電流が、半導体
回路部の電界効果トランジスタに流れるのを防ぐことが
できる。
の形態にかかる半導体装置の入出力回路部のMOSトラ
ンジスタ構造体の平面図である。図1(b)は、図1
(a)のMOSトランジスタ構造体のX−X線に沿った
断面図である。図2は、本発明の第1の実施の形態にか
かる半導体装置の平面図である。図3は、入出力回路部
の等価回路図である。これらの図面を用いて、第1の実
施の形態にかかる半導体装置の構造を説明する。
ップ状をしている。半導体装置600は論理回路部50
0、入出力回路部300およびパッド400を備える。
論理回路部500、入出力回路部300およびパッド4
00は、半導体基板の一例であるシリコン基板に形成さ
れている。
の中央部に位置している。
部500を囲むようにシリコン基板の表面に位置してい
る。入出力回路部300は半導体回路部の一例である。
00よりさらに外側のシリコン基板の表面に位置してい
る。各パッド400はそれぞれ、各入出力回路部300
と対応している。パッド400にはボンディングがなさ
れる。パッド400は電極部の一例である。
の等価回路を説明する。パッド400からの配線(配線
層)36aは、入出力回路部300に電気的に接続され
ている。入出力回路部300は、保護回路部100およ
びトランジスタ形成部200を含む。トランジスタ形成
部200は、保護回路部100を含んでいる。
MOSトランジスタおよび複数のpMOSトランジスタ
が形成されている。これらを組み合わせることにより、
入出力回路が構成される。
構造体4を含む。MOSトランジスタ構造体4は、電界
効果トランジスタ構造体の一例である。MOSトランジ
スタ構造体4は、通常の動作時において、nMOSトラ
ンジスタとして機能し、入出力回路の構成要素となる。
また、MOSトランジスタ構造体4は、静電気などのサ
ージによる電流が流れてきたとき、バイポーラトランジ
スタとして機能し、保護回路の構成要素となる。このよ
うに、nMOSトランジスタをMOSトランジスタ構造
体4としているので、保護回路部100の構成要素であ
るバイポーラトランジスタを別個に設ける必要がない。
よって、入出力回路部300の面積を縮小することがで
きる。
Sトランジスタ構造体4の具体的構成について説明す
る。
極22、n+型不純物領域26a、p型領域15aおよ
びn+型不純物領域26bを備えている。n+型不純物領
域26a、n+型不純物領域26bは、互いに間隔を設
けて、p-型シリコン基板10のp型ウェル15内に形
成されている。n+型不純物領域26a、n+型不純物領
域26bは、それぞれLDD構造をしている。p型領域
15aは、n+型不純物領域26aとn+型不純物領域2
6bとの間にあるp型ウェル15である。
ランジスタ4aとして機能するとき、n+型不純物領域
26a、p型領域15a、n+型不純物領域26bは、
それぞれ、ドレイン領域、チャネル形成領域、ソース領
域となる。一方、MOSトランジスタ構造体4がバイポ
ーラトランジスタ4bとして機能するとき、n+型不純
物領域26a、p型領域15a、n+型不純物領域26
bは、それぞれ、コレクタ領域、ベース領域、エミッタ
領域となる。なお、n+型不純物領域26aは、第1領
域の一例である。n+型不純物領域26bは、第2領域
の一例である。p型領域15aは、第3領域の一例であ
る。
ート酸化層28を介して位置している。ゲート電極22
は、ポリシリコン層24と、ポリシリコン層24上に位
置するシリサイド層20bと、が積層された構造をして
いる。ゲート電極22の一方の側面、他方の側面には、
それぞれサイドウォール酸化層30a、30bが形成さ
れている。
26b上には、それぞれシリサイド層20a、20cが
形成されている。シリサイド層20cは、n+型不純物
領域26bの全面上に形成されている。一方、シリサイ
ド層20aは、n+型不純物領域26aの一部表面に形
成されている。
1シリサイド層)20a1およびシリサイド層(第2シ
リサイド層)20a2を含む。シリサイド層20a1と
シリサイド層20a2とは、分離している。シリサイド
層20a1は、サイドウオール酸化層30aと隣接して
いる。シリサイド層20a2は、フィールド酸化層18
aと隣接している。
ば、0.35μm加工ルールの製造プロセスの場合、
0.3μm程度が好ましい。これにより、シリサイド層
20a1には、細線効果が生じる。
き、シリサイド層20a1を除去できれば、電流集中を
防ぐことができる。すなわち、矢印Aは、ベース領域
(p型領域15a)とコレクタ領域(n+型不純物領域
26a)との接合部のうち、シリサイド層の近傍に位置
する部分を示している。この矢印Aで示す部分に電流が
集中し、この部分で絶縁破壊が生じるのを防ぐことがで
きるのである。
去するようにすると、フォト工程におけるマスク合わせ
誤差などにより、シリサイド層20bのうち、サイドウ
ォール酸化層30a近傍に位置する部分が削れるという
現象が不可避的に生じる。シリサイド層20bは、ゲー
ト電極22の一部なので、ゲート電極22の抵抗が大き
くなるという問題が生じる。
に戻る。p型ウェル15を覆うように、シリコン酸化層
32が形成されている。シリコン酸化層32には、シリ
サイド層20a2の一部を露出させるコンタクトホール
34a、シリサイド層20cの一部を露出させるコンタ
クトホール34bが、それぞれ形成されている。
a、36bが位置している。配線層36a、36bは、
例えば、アルミニウム合金からなる。配線層36aは、
パッド400と電気的に接続されている。配線層36a
は、コンタクトホール34aに埋め込まれており、シリ
サイド層20a2を介してn+型不純物領域26aと電
気的に接続されている。配線層36bは、接地されてい
る。配線層36bは、コンタクトホール34bに埋め込
まれており、シリサイド層20cを介してn+型不純物
領域26bと電気的に接続されている。
作を、図1(b)を用いて説明する。静電気などのサー
ジによる電流は、パッド400および配線層36aを流
れ、シリサイド層20a2を介して、n+型不純物領域
26aに流れる。
効果を生じる大きさなので、電流の大部分(または全
部)は、シリサイド層20a1を経由することなく、n
+型不純物領域26aからp型領域15aの方へ流れ
る。これにより、n+型不純物領域26aとp型領域1
5aとの接合部がアバランシェブレークダウンする。そ
して、これによる電圧降下でバイポーラトランジスタ4
bがON状態になり、電流はn+型不純物領域26bを
通り外部に放電される。以上の動作により、トランジス
タ形成部200のMOSトランジスタの静電破壊を防い
でいる。
のシリサイド層20a1の長さL2は、細線効果を生じ
る大きさなので、電流の大部分(または全部)は、シリ
サイド層20a1を経由することなく、n+型不純物領
域26aからp型領域15aへと流れる。このため、矢
印Aで示す部分で、ベース領域(p型領域15a)とコ
レクタ領域(n+型不純物領域26a)との接合部が絶
縁破壊するのを防ぐことが可能となる。
は、後で説明する他の実施の形態でも言えることであ
る。
態では、MOSトランジスタ構造体4のシリサイド層2
0a1の長さL2を、細線効果が生じる大きさとするこ
とにより、電流集中が原因となる絶縁破壊を防いでい
る。
長さL2としては、シリサイド層20a1の長さL2
が、図1(b)に示すゲート長L1より小さい、があ
る。ゲート長L1は、例えば、0.35μm加工ルール
の製造プロセスの場合、通常0.35〜0.40μm程
度である。
長さL2の他の例を、図4を用いて説明する。図4は、
MOSトランジスタ構造体4と、これに隣接するnMO
Sトランジスタ6の平面図である。これらの構成要素の
うち、主要な構成要素のみをあらわしている。
域またはドレイン領域として機能するn+型不純物領域
26と、ゲート酸化層を介して形成されたゲート電極2
2と、を含む。nMOSトランジスタ6は、ソース領域
またはドレイン領域として機能するn+型不純物領域2
9と、ゲート酸化層を介して形成されたゲート電極23
と、を含む。n+型不純物領域26とn+型不純物領域2
9とは、レイアウトの都合上、離れた位置に形成されて
いる。この場合、n+型不純物領域26とn+型不純物領
域29との電気的接続は、p型ウェルに形成されたn+
型不純物領域38によりなされる。n+型不純物領域3
8は、接続領域の一例である。
長さL2としては、シリサイド層20a1の長さL2
が、n+型不純物領域38の幅Wより小さい、がある。
n+型不純物領域38の幅Wは、例えば、0.35μm
加工ルールの製造プロセスの場合、通常0.4〜0.5
μm程度である。
他の実施の形態でも言えることである。
2の実施の形態にかかる半導体装置の入出力回路部のM
OSトランジスタ構造体8の断面図である。MOSトラ
ンジスタ構造体8以外の構成は第1の実施の形態にかか
る半導体装置と同じである。図1(b)に示す第1の実
施の形態にかかる半導体装置のMOSトランジスタ構造
体4と実質的に同様な機能を有する部分には同一の符号
を付してある。MOSトランジスタ構造体4との主要な
相違点を説明し、これ以外については説明を省略する。
不純物領域26b上においても、シリサイド層20c
が、一部表面に形成されている。シリサイド層20c
は、シリサイド層(第3シリサイド層)20c1および
シリサイド層(第4シリサイド層)20c2を含む。シ
リサイド層20c1とシリサイド層20c2とは、分離
している。シリサイド層20c1は、サイドウォール酸
化層30bと隣接している。シリサイド層20c2は、
フィールド酸化層18bと隣接している。
ば、0.35μm加工ルールの製造プロセスの場合、
0.3μm程度が好ましい。これにより、シリサイド層
20c1には、細線効果が生じる。よって、図5に示す
MOSトランジスタ構造体8においては、接地線側から
入出力回路部に入り込んだ静電気などのサージによる電
流からも、入出力回路部(トランジスタ形成部200)
のMOSトランジスタの静電破壊を防いでいる。
は、接地線から配線層36bを流れ、シリサイド層20
c2を介して、n+型不純物領域26bに流れる。シリ
サイド層20c1の長さL3は、細線効果を生じる大き
さなので、電流の大部分(または全部)は、シリサイド
層20c1を経由することなく、n+型不純物領域26
bからp型領域15aの方へ流れる。これにより、n+
型不純物領域26bとp型領域15aとの接合部がアバ
ランシェブレークダウンする。そして、これによる電圧
降下でバイポーラトランジスタ4bがON状態になり、
電流はn+型不純物領域26aを通り外部に放電され
る。以上の動作により、入出力回路部(トランジスタ形
成部200)のMOSトランジスタの静電破壊を防いで
いる。
によれば、パッド400側から入出力回路部に流れ込ん
だ静電気のみならず、接地線側から入出力回路部に流れ
込んだ静電気からも、入出力回路部(トランジスタ形成
部200)のMOSトランジスタの静電破壊を防ぐこと
が可能となる。
3の実施の形態にかかる半導体装置の入出力回路部の等
価回路図である。図3に示す第1の実施の形態にかかる
半導体装置の入出力回路部の等価回路との違いは、MO
Sトランジスタ構造体2のゲートが、接地線Vssと電気
的に接続されていること、また、MOSトランジスタ構
造体5のゲートが、電源線Vddと電気的に接続されてい
ることである。したがって、MOSトランジスタ構造体
2、5は、MOSトランジスタとして機能しない。MO
Sトランジスタ構造体2、5は、保護回路部としてのバ
イポーラトランジスタとして機能するだけである。MO
Sトランジスタ構造体2、5の具体的構成は、図1に示
すMOSトランジスタ構造体4と同じなので、説明を省
略する。
ば、ゲートアレイの場合である。すなわち、ゲートアレ
イでは、多めの数のMOSトランジスタが予めシリコン
基板に形成されているので、半導体回路に使われないM
OSトランジスタが生じる。これらのMOSトランジス
タのゲート電極を接地電位または電源線Vddに接続する
ことにより、保護回路の構成要素にすることができる。
出力回路を構成する複数のnMOSトランジスタおよび
複数のpMOSトランジスタが形成されるところなの
で、第3の実施の形態において、保護回路部100はト
ランジスタ形成部200に含まれない。
かる半導体装置の入出力回路部のMOSトランジスタ構
造体の平面図であり、図1(b)は、図1(a)のMO
Sトランジスタ構造体のX−X線に沿った断面図であ
る。
の平面図である。
の入出力回路部の等価回路図である。
るnMOSトランジスタ6の平面図である。
の入出力回路部のMOSトランジスタ構造体の断面図で
ある。
の入出力回路部の等価回路図である。
c2 シリサイド層 22 ゲート電極 26a、26b n+型不純物領域 30a、30b サイドウォール酸化層 38 n+型不純物領域 100 保護回路部 200 トランジスタ形成部 300 入出力回路部 400 パッド 600 半導体装置
Claims (9)
- 【請求項1】 半導体基板に形成された半導体回路部
と、 前記半導体回路部にあり、前記半導体回路部のサージ破
壊を防止するための保護回路部と、 を備えた半導体装置であって、 前記半導体回路部は、電界効果トランジスタを含み、 前記電界効果トランジスタは、サリサイド構造を有し、 前記保護回路部は、電界効果トランジスタ構造体を含
み、 前記電界効果トランジスタ構造体は、 第1導電型の第1領域と、 第1導電型の第2領域と、 前記第1領域と前記第2領域との間に形成された第2導
電型の第3領域と、 前記第3領域上にゲート酸化層を介して形成されたゲー
ト電極と、 前記ゲート電極の側面に形成されたサイドウォール絶縁
層と、を有し、 前記第1領域、前記第2領域および前記第3領域でバイ
ポーラトランジスタが構成され、 前記第1領域には、配線層が電気的に接続され、 前記第1領域上には、シリサイド層が形成され、前記シリサイド層は、第1シリサイド層および第2シリ
サイド層を含み、該第1シリサイド層と該第2シリサイ
ド層とは分離しており、 前記第1シリサイド層は、前記サイドウォール絶縁層に
隣接し、 前記第1シリサイド層の長さは、細線効果が生じる長さ
である、半導体装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記第1シリサイド層の長さは、前記電界効果トランジ
スタのゲート長より小さい、半導体装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、 前記第1シリサイド層の長さは、前記第1領域または前
記第2領域と、前記電界効果トランジスタのソース/ド
レイン領域と、を電気的に接続する接続領域の幅より小
さい、半導体装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 サージによる電流は、前記第1シリサイド層を流れず
に、前記第1領域から前記第3領域を通り、前記第2領
域に流れる、半導体装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記第2領域には、他の配線層が電気的に接続され、 前記第2領域上には、他のシリサイド層が形成され、前記他のシリサイド層は、第3シリサイド層および第4
シリサイド層を含み、該第3シリサイド層と該第4シリ
サイド層とは分離しており、 前記第3シリサイド層は、前記ゲート電極の側面に形成
された他のサイドウォール絶縁層に隣接し、 前記第3シリサイド層の長さは、細線効果が生じる長さ
である、半導体装置。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記電界効果トランジスタ構造体は、電界効果トランジ
スタとして機能する、半導体装置。 - 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記電界効果トランジスタ構造体は、電界効果トランジ
スタとして機能しない、半導体装置。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記半導体回路部は、入出力回路部、入力回路部または
出力回路部を含む、半導体装置。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかにおいて、 前記半導体装置は、電極部を備え、 前記電極部は、前記半導体基板に形成され前記電極部
は、ボンディングにより外部配線と電気的に接続される
ものであり、 前記半導体回路部の前記電界効果トランジスタと前記電
極部とは、前記保護回路部を介して電気的に接続されて
いる、半導体装置。
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