JP3134443B2 - 半導体入力保護装置 - Google Patents

半導体入力保護装置

Info

Publication number
JP3134443B2
JP3134443B2 JP04013572A JP1357292A JP3134443B2 JP 3134443 B2 JP3134443 B2 JP 3134443B2 JP 04013572 A JP04013572 A JP 04013572A JP 1357292 A JP1357292 A JP 1357292A JP 3134443 B2 JP3134443 B2 JP 3134443B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impurity diffusion
diffusion layer
type impurity
layer
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04013572A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05211292A (ja
Inventor
守 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP04013572A priority Critical patent/JP3134443B2/ja
Publication of JPH05211292A publication Critical patent/JPH05211292A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3134443B2 publication Critical patent/JP3134443B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体入力保護装置に関
し、特に、静電破壊を防止する半導体入力保護装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の入力保護は、拡散層
パンチスルー方式が有効で、一般的に図3の等価回路で
示される様な半導体基板と逆導電型の拡散層で形成され
たパンチスルー素子MPTと、抵抗素子R及びBVDS素
子MBVDSで構成されている。
【0003】従来の入力保護の拡散層パンチスルー部
は、P型半導体基板を用いた場合、図4の様なレイアウ
トが用いられている。パッド101の金属配線層は、コ
ンタクト孔102を介してN+ 型不純物拡散層103と
接続している。このN + 型不純物拡散層103には、
定の距離を隔てて、接地配線層115にコンタクト孔1
09を介して接続されたN+ 型不純物拡散層107が平
行に形成されている。また、N+ 型不純物拡散層103
からコンタクト孔112を介して接続された信号配線層
113は図3に示したBVDS素子MBVDSへ向かう。
【0004】入力端子INに接地端子に対して正の高電
圧が印加されるとN+ 型不純物拡散層103とP型半導
体基板との接合がブレイクダウンして接地端子に接続さ
れたN+ 型不純物拡散層107に向って電流が流れる。
また、負の高電圧が印加された場合は、逆方向に電流が
流れ、入力保護の機能を果たしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の入力保
護装置は、以下に示す問題がある。
【0006】多電源、多接地端子が存在する半導体IC
では、保護素子に使用されている接地端子以外の接地端
子や電源端子に対して高電圧が印加された場合、入力保
護素子に流れる電流が制限を受けるため、保護能力は同
一でない。
【0007】また出力端子は出力トランジスタ自身が保
護素子として働いているが、多電源,多接地端子のIC
の場合、出力トランジスタ用の電源端子,接地端子は、
通常、ノイズ対策で他の回路とは別にすることが多いた
め、出力トランジスタ用の電源端子,接地端子とは別の
電源端子,接地端子に対して高電圧が印加された場合、
出力トランジスタ周辺の出力トランジスタ用以外の電源
端子,接地端子を使用しているトランジスタが破壊され
ることがあり、これを防ぐには、ノイズ対策で分離した
接地端子どうしを高抵抗で接続しなければならない。
【0008】その他に、電源端子、接地端子以外の入力
端子間等に、高電圧が印加された場合の保護機能が保障
されないという問題点もある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体入力保護
装置は、第1導電型半導体基板の表面に絶縁層を介して
設けられたパッドと、前記パッドに接続する第2導電型
の第1の不純物拡散層と、前記第1の不純物拡散層と所
定距離を隔てて位置する第2導電型の第2の不純物拡散
層の組を複数組備え、複数の前記第2の不純物拡散層
、それら複数の第2の不純物拡散層にのみ選択的に導
電的に接続する導電配線により、相互に接続されている
ことを特徴とする
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。始めに、本発明の理解を容易にするため
に、本発明の参考例について説明する。
【0011】図1は、本発明の参考例を概略的に示す平
面図、図2は図1のA−A線拡大断面図である。
【0012】シリコンなどのP型半導体基板15上に、
入力端子のパッド1の金属配線層にコンタクト孔2を介
して接続するN+ 型不純物拡散層3(第1の不純物拡散
層)が形成されている。また、接地端子のパッド4の金
属配線層にコンタクト孔5を介して接続するN+ 型不純
物拡散層6(もう1つの第1の不純物拡散層)が形成さ
れている。N+ 型不純物拡散層3と6には、所定の距離
例えば15μmを隔ててP+ 型不純物拡散層7と8(第
2の不純物拡散層)がそれぞれ形成され、P+型不純物
拡散層7と8はそれぞれコンタクト孔9,10を介して
アルミニウム膜からなる配線層11に接続されている。
また、入力端子のパッド1に接続されたN+ 型不純物拡
散層3はコンタクト孔12を介して信号配線層13に接
続されている。信号配線層13は図3に示す様なBVD
S素子へ向かっている。14はパッドスルーホールであ
る。また、図2において、P型半導体基板15の表面部
に形成されたN+ 型不純物拡散層3とP+ 型不純物拡散
層7間及び他の不純物拡散層間には、フィールド酸化膜
16があり、配線層1,11の下には、層間絶縁膜1
7、さらにその上にはカバー絶縁膜18が形成されてい
る。
【0013】次に、本参考例の動作について説明する。
【0014】入力端子(パッド1)に接地端子(パッド
4)に対して正の高電圧が印加された場合、パッド1に
接続されたN+ 型不純物拡散層3とP型半導体基板15
との接合がブレイクダウンして、P+ 型不純物拡散層7
から配線層11を電流経路として、P+ 型不純物拡散層
8からN+ 型不純物拡散層6を通して接地端子(4)へ
と電流が流れる。これは、N+ 型不純物拡散層3がN+
型不純物拡散層6と所定の距離を隔てて対向している事
と実質的に同等だからである。
【0015】また、入力端子に、接地端子に対して負の
高電圧が印加された場合は、正電圧印加時の逆の経路で
電流が流れる。
【0016】そこで、図1に示したN+ −P+ 拡散層の
対を、半導体チップ内にある入出力保護の必要なすべて
の入力端子または出力端子のパッドと、すべての電源端
子、接地端子のパッドに対して設け、そのような、パッ
ドとN + −P + 拡散層の対との組合せを、半導体チップ
を一周させて配置する。そして、各パッドに対応して設
けたP + 型不純物拡散層の全てを、アルミニウムの配線
層11で相互に接続する。配線層11は、上記のP +
不純物拡散層以外には、チップのどのような導体部分又
は半導体部分にも接続させない。
【0017】この様な構成にすると、どの電源端子,接
地端子に対して高電圧が印加されても、前述した様に入
力保護素子として動作する。また、どの入,出力端子間
に高電圧が印加されても、保護機能が働くことになり、
結局、本参考例では、半導体装置のどの端子間に高電圧
が印加された場合でも入力保護として動作することが可
能である。
【0018】尚、本参考例はP型半導体基板であった
が、不純物拡散層の導電型を逆にすればN型半導体基板
でもよい。
【0019】次に、本発明の好適な実施例について、説
明する。本実施例では、上述した参考例において、フロ
ーティングの配線層11に接続されているP+ 型不純物
拡散層7と8をN+ 型不純物拡散層に置き換える。これ
らのN+ 型不純物拡散層を便宜上A,Bとする。このよ
うにすると、配線層11は、その下層に形成された層間
絶縁膜17と上層に形成されたカバー絶縁膜18とによ
って、上記のN + 型不純物拡散層A、B以外の、チップ
上のどのような導体部分又は半導体部分からも絶縁され
る。一方、N + 型不純物拡散層A、Bは、P型の半導体
基板15との間に形成される空乏層によって半導体基板
15から分離されるので、結局、配線層11とN + 型不
純物拡散層A、Bとは、チップに供給される電源電位、
接地電位或いはそれらの電位から生成されるどのような
電位に対してもフローティングの状態になる。この構造
で、例えば接地端子のパッド4に対してパッド1に正の
高電圧が印加された場合、パッド1に接続されたN+
不純物拡散層3とP型半導体基板15との接合がブレイ
クダウンして、N+ 型不純物拡散層Aから配線層11に
電流が流れる。次に、N+ 型不純物拡散層BとP型半導
体基板15との接合がブレイクダウンしてN+ 型不純物
拡散層6から接地端子へ電流が流れる。このように、N
+ 不純物拡散層A,Bを7,8の代りに配置すると、逆
バイアスされたPN接合が、電流経路に、二ケ所存在
し、パンチスルー素子を2つ直列接続したことになる
が、対向配置された拡散層間の距離を15μmより小さ
くするなどにより、参考例と同じ合計のパンチスルー電
圧にすることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、チップ
上の入出力保護の必要な端子だけでなく電源端子及び接
地端子のパッドについても、半導体基板とは逆導電型で
パッドに接続する第1の不純物拡散層と、第1の不純物
拡散層に所定の距離を隔てて形成された、同じく逆導電
型の第2の不純物拡散層と、その第2の不純物拡散層に
接続するフローティング状態の導電配線と設けると共
に、各パッドに対応する第2の不純物拡散層を全て、上
記のフローティング状態の配線層で相互に接続してい
る。これにより、本発明によれば、半導体ICのどの端
子間に外来の過電圧が加わったとしても入力保護機能が
働く、優れた静電源破壊防止機能を有する半導体装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例の平面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】入力保護の等価回路である。
【図4】従来の入力保護装置の一例の平面図である。
【符号の説明】
1,101 パッド 2,102 コンタクト孔 3,103 N+ 型不純物拡散層 4 パッド 5 コンタクト孔 6 N+ 型不純物拡散層107 + 不純物拡散層 ,8 P+ 型不純物拡散層 9,109 コンタクト孔 10 コンタクト孔 11 配線層 12,112 コンタクト孔 13,113 信号配線層 14,114 パッドスルーホール 15,115 P型半導体基板 16 フィールド酸化膜 17 層間絶縁膜 18 カバー絶縁膜

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型半導体基板の表面に絶縁層を
    介して設けられたパッドと、各各のパッドに接続する第
    2導電型の第1の不純物拡散層と、前記第1の不純物拡
    散層と所定距離を隔てて位置する第2導電型の第2の不
    純物拡散層の組を複数組備え、 複数の前記第2の不純物拡散層が、それら複数の第2の
    不純物拡散層にのみ選択的に導電的に接続する導電配線
    により、相互に接続されていることを特徴とする半導体
    入力保護装置。
JP04013572A 1992-01-29 1992-01-29 半導体入力保護装置 Expired - Fee Related JP3134443B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04013572A JP3134443B2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 半導体入力保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04013572A JP3134443B2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 半導体入力保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05211292A JPH05211292A (ja) 1993-08-20
JP3134443B2 true JP3134443B2 (ja) 2001-02-13

Family

ID=11836888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04013572A Expired - Fee Related JP3134443B2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 半導体入力保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3134443B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4746734B2 (ja) * 2000-06-14 2011-08-10 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5986252A (ja) * 1982-11-09 1984-05-18 Seiko Epson Corp 半導体集積回路
JPH0245654U (ja) * 1988-09-24 1990-03-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05211292A (ja) 1993-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0260125A2 (en) Electrostatic discharge protection circuit
US5477407A (en) Protection circuit for protecting a semiconductor device from a voltage surge
KR100325190B1 (ko) 반도체집적회로
JP2822915B2 (ja) 半導体装置
JPH0391264A (ja) 入力保護回路を備えた半導体装置
JP3559075B2 (ja) Cmos技術の集積電子回路用の極性反転保護装置
JP2906749B2 (ja) 半導体装置のゲート保護装置
JP2791067B2 (ja) モノリシック過電圧保護集合体
JP3134443B2 (ja) 半導体入力保護装置
JP2611639B2 (ja) 半導体装置
JPS6221018Y2 (ja)
US5880514A (en) Protection circuit for semiconductor device
JP3211871B2 (ja) 入出力保護回路
JP3319445B2 (ja) 半導体装置
WO2021205879A1 (ja) 半導体装置
JP2920013B2 (ja) 半導体静電保護回路
JPH0518466B2 (ja)
JP3441104B2 (ja) 半導体装置
JP2822727B2 (ja) 半導体入力保護装置
US5432369A (en) Input/output protection circuit
JP2776569B2 (ja) 半導体装置
JP4006023B2 (ja) 集積回路
JPH0752775B2 (ja) 入力保護回路装置
JP2005085820A (ja) 半導体装置
JPH0329361A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20001031

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees