JP3144330B2 - 半導体装置 - Google Patents
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- H01L27/0248—Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection
- H01L27/0251—Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices
- H01L27/0266—Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices using field effect transistors as protective elements
- H01L27/027—Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices using field effect transistors as protective elements specially adapted to provide an electrical current path other than the field effect induced current path
Description
特に入出力保護回路を内蔵するMOSトランジスタを有
する半導体集積回路装置に関する。
装置ではその入出力端子(入力端子又は出力端子の略
称)に加わる静電気などのサージにより内部の回路素子
が破壊されるのを防ぐため、入出力端子と内部回路の間
に入出力保護回路(入力保護回路又は出力保護回路の略
称)が設けられている。一般に入力保護回路及び出力保
護回路はそれぞれ図15(a)、(b)に示されている
ように電源電位VDDと接地電位GNDの間にNチャネ
ルトランジスタN1 とPチャネルトランジスタP1が直
列に接続されたCMOSにより構成される。
るMOSトランジスタにおいては高集積化と高速化の実
現のためゲート電極はハーフミクロン以下に微細化さ
れ、ゲート絶縁膜は10〜20nmまたはそれ以下に薄
膜化されている。
はゲート電極を低抵抗化するため金属シリサイド技術が
用いられている。金属シリサイド技術により拡散層の場
合その層抵抗は100〜200Ω/□から5〜10Ω/
□へと約20分の1になっている。
ランジスタを用いて図15に示した入出力保護回路を半
導体基板上に具体化したものの平面模式図を図16に、
図16のA−A線断面相当図及びB−B線断面相当図を
それぞれ図17(a),(b)に示す。P型シリコン半
導体基板1の表面部にPウェル2Aが設けられ、Pウェ
ル2A部にN+ 型拡散層3A,3B、N- 型拡散層4、
ゲート絶縁膜5、側壁スペーサ6、多結晶シリコン層よ
りなるゲート電極7NでなるNチャネルトランジスタが
形成されている。PチャネルトランジスタはNウェル8
A、P+ 型拡散層9A、9B、P- 型拡散層10、ゲー
ト絶縁膜5、側壁スペーサ6、ゲート電極7Pにより構
成されている。また、GND端子17をPウェル2A
に、VDD端子19をNウェル8Aにそれぞれ接続する
ためP+ 拡散層9C、N+ 拡散層3Cが形成されてい
る。ここで、拡散層3A、3B、3Cおよび9A、9
B、9Cの表面には金属シリサイド化により例えばチタ
ンシリサイド層11が形成されている。12AはNチャ
ネルトランジスタとPチャネルトランジスタおよびウェ
ルの接地部を分離するためのフィールド酸化膜である。
13は層間絶縁膜であり層間絶縁膜13には拡散層3
A、3B、3C、9A、9B及び9C上にコンタクトホ
ール14NS,14ND,14NW,14PS,14P
D,14PWが形成され、第1層目の金属電極15N
S,15ND,15NW,15PS,15PD,15P
Wが形成されている。同様にゲート電極7N,7Pは図
示しない層間絶縁膜を選択的に被覆する第2層目の金属
配線30N,30Pに接続される。
域であるN+ 型拡散層3Aはそれぞれ金属電極15NS
に接続され、Pウェル2Aのコンタクト領域であるP+
型拡散層9Cに接続される金属電極15PWに連結され
更にGND端子17へ接続される。Nチャネルトランジ
スタのドレイン領域であるN+ 型拡散層3Bは同様に金
属電極15NDにより共通接続されて入力端子IN(図
15(a))又は出力端子OUT(図15(b))のい
ずれか一方に接続される。Nチャネルトランジスタのゲ
ート電極7Nは金属電極30Nにより共通接続されてG
ND端子17(図15(a))又は図示しない内部素子
(図15(b))のいずれか一方に接続される。
域であるP+ 型拡散層9Aはそれぞれ金属電極15PS
に接続され、Nウェル8Aのコンタクト領域であるN+
型拡散層3Cに接続される金属電極15NWに連結され
更にVDD端子19へ接続される。Pチャネルトランジ
スタのドレイン領域であるP+ 型拡散層9Bは同様に金
属電極15PDにより共通接続されて入力端子IN(図
15(a))又は出力端子OUT(図15(b))のい
ずれか一方に接続される。Pチャネルトランジスタのゲ
ート電極7Pは金属電極30Pにより共通接続されてV
DD端子19(図15(a))又は図示しない内部素子
(図15(b))のいずれか一方に接続される。
た場合の動作を説明する。外部サージによる静電破壊耐
圧の強度テストは試験装置を出力端子18に接続し、G
ND端子17およびVDD端子19のそれぞれに対して
正または負のサージを印加して行われる。まずサージが
GND端子17に対し負の電圧で印加された場合はN+
型拡散層3BとPウェル2A間のPN接合に対し順方向
の電圧であるので順方向のPN接合がオンした後、サー
ジはGND端子17からP+ 型拡散層9C、Pウェル2
A、N+ 型拡散層3Bを通り入出力端子18へ流れる。
次にサージがGND端子17に対し正の電圧で印加され
た場合はNチャネルトランジスタのソースに対してドレ
インに正の電圧を印加した場合であるので、まずNチャ
ネルトランジスタのドレイン領域(3B)とゲート電極
7N間の電位差によりドレイン側のゲート端部直下即ち
N- 型拡散層4の部分でブレイクダウンが生じる。ブレ
イクダウン後電流はドレイン領域(3B)からPウェル
2Aへ流れるが、その電流によりPウェル2Aが正の電
位に上がり、その結果Pウェル2Aとソース領域(3
A)のPN接合が順方向電圧になりオンするので電流は
ドレイン領域(3B)からソース領域(3A)へ流れ
る。即ち、ドレイン領域(3B)をコレクタ、Pウェル
2Aをベース、ソース領域3AをエミッタとするNPN
寄生バイポーラトランジスタがオンすることによりサー
ジは入出力端子18からN+ 型拡散層3B、Pウェル2
A、N+ 型拡散層3Aを通りGND端子17流れる。次
にVDD端子19に対し正の電圧で印加された場合はP
+ 型拡散層9BとNウェル8A間のPN接合が順方向電
圧によりオンするためサージは入出力端子18からP+
型拡散層9B、Nウェル8A、N+ 型拡散層3Cを通り
VDD端子19へ流れる。VDD端子19に対し負の電
圧で印加された場合は前述のNチャネルトランジスタと
同様の現象がPチャネルトランジスタで起こりドレイン
領域(9B)、Nウェル8A、ソース領域(9A)でな
るPNP寄生バイポーラトランジスタがオンすることに
よりサージはVDD端子19からP+ 拡散層9A、Nウ
ェル8A、P+拡散層9Bを通り入出力端子18へ流れ
る。
サージが印加された場合、入出力端子18とGND端子
17またはVDD端子19の間に電流が流れることによ
りサージが放電され内部の回路素子が保護されるのであ
る。
正の電圧またはVDD端子19に対し負の電圧で印加さ
れた場合は、NPN又はPNP寄生バイポーラトランジ
スタがオンすることによりトランジスタのソース・ドレ
イン間に流れるのであるが、その際ソース・ドレイン間
の抵抗により発熱が起きる。この発熱による発熱部位の
溶融・破壊を防ぐため、即ちオン電流の許容量を大きく
するため、一般に入出力保護回路のトランジスタはゲー
ト幅を数100μmと大きくしている。また、このゲー
ト幅の大きなトランジスタは実際には、図16に示すよ
うにその平面上のレイアウトはゲート幅29を同一に設
計された複数のトランジスタを並列配置して構成され
る。
部サージがGND端子17に対し正の電圧またはVDD
端子19に対し負の電圧で印加された場合は、寄生バイ
ポーラトランジスタがオンすることによりトランジスタ
のソース・ドレイン間に流れることを説明した。ここで
サージがGND端子17対し正の電圧で印加された場合
に着目するとNチャネルトランジスタのソースに対する
ドレインの電流電圧特性は図18に示されるようにな
る。また、図18で示される電流の流れる経路を図19
に示す。図18においてサージによりドレイン電圧がト
ランジスタのブレイクダウン電圧VBになるとドレイン
側のゲート端部直下でブレイクダウンが生じる。その後
図19の電流経路Aでドレイン領域からPウェルに向か
って電流が流れ、V1,I1に達したところでPウェル
−ソース領域間のPN接合がオンし、電流は図19の電
流経路Bでドレイン領域→Pウェル→ソース領域へ流れ
電圧はスナップバック電圧VSへスナップバックする。
スナップバック後は入出力端子18とドレイン領域(3
B)の間の金属配線抵抗、ドレイン領域(3B)の拡散
層抵抗、ドレイン領域(3B)とソース領域(3A)の
間のPウェル抵抗、ソース領域(3A)の拡散層抵抗お
よびソース領域(3A)とGND端子17の間の金属配
線抵抗の合計を傾きとして電圧、電流が増加する。V
2,I2はさらに電圧、電流が増加した場合に発熱によ
りトランジスタが破壊される時の電圧、電流である。
加に寄与する抵抗のうち金属配線抵抗は数Ωと低抵抗で
あり、またバイポーラトランジスタがオンした状態での
ドレイン領域(3B)とソース領域(3A)の間のPウ
ェル抵抗もゲート幅100μm当たり数Ω程度である。
ドレイン領域(3B)、ソース領域(3A)の拡散層抵
抗については表面チタンシリサイド層が無ければ数10
0Ωと高抵抗であるがチタンシリサイド化によりやはり
数Ω程度になっている。従って、抵抗は全体でも数10
Ω程度であるのでスナップバック後トランジスタが破壊
されるまでの電圧増加は小さく、結果としてVS<V2
<VB<V1の関係になる。実際に評価した例によると
VBが15V、V1が15.5V、VSが10Vのトラ
ンジスタの場合V2は12Vであった。
により生ずる。つまり、図16に示すように複数に分割
されたトランジスタのうちサージの流れるタイミングの
ズレによる1個だけがまずブレイクダウンした場合、ド
レイン電圧はそのトランジスタのVSへスナップバック
した後最大V2までしか増加しないので残りのトランジ
スタのドレイン電圧はブレイクダウン電圧に達すること
なくブレイクダウンは起こらない。その結果、サージは
始めにブレイクダウンした1個のトランジスタのみを流
れるため、サージがその1個のトランジスタの静電破壊
耐圧を越えているとそこで著しい発熱による破壊が生
じ、入出力保護回路としての機能を失うのである。
るホットキャリアによりトランジスタの寿命が低下する
ことである。これはトランジスタのブレイクダウンがド
レイン領域(3B)側のゲート端部直下で発生し、その
後流れる電流がゲート絶縁膜近傍を通る際にホットキャ
リアを発生し、それがゲート絶縁膜中に捕獲されること
によりトランジスタをオン電流の低下さらにはゲート絶
縁膜の絶縁破壊を引き起こす現象である。この現象は図
18において電圧がVBからV1へ増加する間に流れる
電流に起因しV1の時電流はI1となり最大となる。
明したがPチャネルトランジスタの場合も同様の現象に
より第1、第2の問題と同様のことが起こる。
化され金属シリサイド化された拡散層を有する半導体装
置においても高度の保護機能を発揮する入出力保護回路
を提供することにある。
半導体基板上に形成された複数の回路素子と、前記半導
体基板上に選択的に設けられ前記各回路素子を電気的に
分離するフィールド酸化膜と、一の前記回路素子に外部
信号を供給する入力端子と、他の前記回路素子から外部
へ信号を供給する出力端子と、一の前記回路素子と入力
端子及び他の前記回路素子と出力端子との間にそれぞれ
挿入されて外部サージから保護する保護素子とを備えた
半導体装置において、前記保護素子が、前記半導体基板
表面部の第1導電型領域の表面部に選択的に形成された
第1の第2導電型拡散層及び前記第1の第2導電型拡散
層の表面に形成された第1の金属シリサイド層でなるソ
ース領域と、前記第1の金属シリサイド層に接続される
ソース電極と、前記半導体基板の少なくとも表面部に、
前記第1の第2導電型拡散層と対向して設けられこれよ
り深い第2の第2導電型拡散層、前記第2の第2導電型
拡散層の表面部にこれより高濃度に不純物を含有して形
成された第3の第2導電型拡散層及び前記第3の第2導
電型拡散層の表面に設けられた第2の金属シリサイド層
でなるドレイン領域と、前記第2の金属シリサイド層に
接続するドレイン電極と、前記第1の第2導電型拡散層
と第3の第2導電型拡散層に挟まれて前記第2の第2導
電型拡散層の表面から所定の深さにまで設けられた絶縁
領域と、前記第1の第2導電型拡散層と絶縁領域の間の
半導体基板表面をゲート絶縁膜を介して被覆するゲート
電極とを有するMOSトランジスタを複数個並列配置さ
れているというものである。
ンジスタは、ゲート電極とソース電極とが同一電源端子
に接続され、ドレイン電極に過大電圧が印加されて前記
ドレイン電極から第1の第2導電型拡散層への電流経路
に沿った寄生抵抗を第2の第2導電型拡散層を設けるこ
とによって大きくすることによって熱的な破壊電圧がド
レインの耐電圧より高く設定されているようにすること
ができる。
タのチャネル長が回路素子であるMOSトランジスタの
うちの最小のチャネル長の3倍より小さく設定されてい
るようにすることができる。
も底面に接してこれより低濃度の第4の第2導電型拡散
層が設けられているようにすることができる。あるい
は、第4の第2導電型拡散層が第1の第2導電型拡散層
を囲んでいるようにすることができる。
電型ウェルと同時に形成されたものとすることができ
る。同様に、第4の第2導電型拡散層が第2導電型ウェ
ルと同時に形成されたものとすることができる。
トランジスタのドレイン電極に一端が接続された抵抗素
子と、前記抵抗素子の他端と前記MOSトランジスタの
ソース電極との間に挿入され前記MOSトランジスタの
破壊電圧より小さい耐電圧を有するクランプ用のダイオ
ード素子とを設けることができる。
第3の第2導電型拡散層を第2の第2導電型拡散層の表
面部に設け更に第2の第2導電型拡散層の表面部に絶縁
領域を設けてあるので、保護素子がブレイクダウンした
ときの電流経路に沿った抵抗を大きくでき、熱破壊を起
り難くできる。
における入出力保護回路を示す平面図、図2(a),
(b)はそれぞれ図1のA−A線断面図及びB−B線断
面図である。図1では2個のトランジスタを並列配置し
てあるが、実際には図16と同様に4個あるいはそれ以
上のトランジスタを並列配置する。
体基板1上に形成された複数の図示しない回路素子と、
P型シリコン半導体基板1上に選択的に設けられ前記各
回路素子を電気的に分離するフィールド酸化膜12A
と、一の前記回路素子に外部信号を供給する入力端子
と、他の前記回路素子から外部へ信号を供給する出力端
子と、一の前記回路素子と入力端子及び他の前記回路素
子と出力端子との間にそれぞれ挿入されて外部サージか
ら保護する保護素子とを備えた半導体装置の保護素子を
示している。この保護素子で構成される入出力保護回路
は、従来例と同様に図15(a)又は(b)で示され
る。
半導体基板1表面部のN型領域(Nウェル8A)の表面
部に選択的に形成された第1のP型拡散層(P+ 型拡散
層9A及びP- 型拡散層10)及びP+ 型拡散層9Aの
表面にこれと自己整合して形成された第1の金属シリサ
イド層(チタンシリサイド層11)でなるソース領域
と、この第1の金属シリサイド層に接続されるソース電
極(金属電極15PS)と、Nウェル8Aとほぼ同じ深
さで、第1のP型拡散層(9A,10)と対向して設け
られこれより深い第2のP型拡散層(Pウェル2B)、
Pウェル2Bの表面部にこれより高濃度に不純物を含有
して形成された第3のP型拡散層(P+ 型拡散層9B
a)及びP+ 型拡散層9Baの表面にこれと自己整合し
て設けられた第2の金属シリサイド層(チタンシリサイ
ド層11)でなるドレイン領域と、この第2の金属シリ
サイド層に接続するドレイン電極(金属電極15P
D)、第1のP型拡散層(9A,10)とP+ 型拡散層
9Baに挟まれてPウェル2Bの表面から所定の深さに
まで設けられた絶縁領域12Cと、第1のP型拡散層
(9A,10)、絶縁領域12Cの間のシリコン半導体
基板1表面をゲート絶縁膜5a(厚さ10nmの酸化シ
リコン膜)を介して被覆するゲート電極7Paとを有す
るMOSトランジスタ(Pチャネルトランジスタ)を複
数個配列配置されてなるというものである。
図示せず、N- 型拡散層4及びP-型拡散層10はそれ
ぞれN+ 型拡散層3A及びP+ 型拡散層9Aに合併した
N型拡散層及びP型拡散層として示してある。
部とPチャネルトランジスタ部とを有しているが、前者
についていうと、P型シリコン半導体基板1表面部のP
型領域(Pウェル2A)の表面部に選択的に形成された
第1のN型拡散層(N+ 型拡散層3A及びN- 型拡散層
4)及びN+ 型拡散層3Aの表面に形成された第1の金
属シリサイド層(チタンシリサイド層11)でなるソー
ス領域と、この第1の金属シリサイド層に接続されるソ
ース電極(金属電極15NS)と、Pウェル2Aとほぼ
同じ深さで、第1のN型拡散層(3A,4)と対向して
設けられこれより深い第2のN型拡散層(Nウェル8
B)、Nウェル8Bの表面部にこれより高濃度に不純物
が含有して形成された第3のN型拡散層(N+ 型拡散層
3Ba)及びN+ 型拡散層3Baの表面に設けられた第
2の金属シリサイド層(チタンシリサイド層11)でな
るドレイン領域と、この第2の金属シリサイド層に接続
するドレイン電極(金属電極15ND)と、第1のN型
拡散層(3A,4)とN+ 型拡散層3Baに挟まれてN
ウェル8Bの表面から所定の深さにまで設けられた絶縁
領域12Bと、第1のN型拡散層(3A,4)と絶縁領
域12Bの間のシリコン半導体基板1表面をゲート絶縁
膜5aを介して被覆するゲート電極7Naとを有するM
OSトランジスタ(Nチャネルトランジスタ)を複数個
並列配置されてなるというものである。金属電極15N
S,15ND,15NW,15PS,15PD,15P
Wは層間絶縁膜13に設けられたコンタクトホール14
NS,14ND,14NW,14PS,14PD,14
PWを介して拡散層3A,3Ba,3C,9A,9Ba
及び9Cに接続される。
ない層間絶縁膜を選択的に被覆する第2層目の金属配線
30N,30Pにそれぞれコンタクトホール14GN及
び14GPを介して接続される。複数個のNチャネルト
ランジスタのソース領域のN+ 型拡散層3Aはそれぞれ
金属電極15NSに接続され、Pウェル2Aのコンタク
ト領域であるP+ 型拡散層9Cに接続される金属電極1
5PWに連結され更にGND端子17へ接続される。N
チャネルトランジスタのドレイン領域のN+ 型拡散層3
Baは同様に金属電極15NDに接続されて入力端子I
N(図15(a))又は出力端子OUT(図15
(b))のいずれか一方に接続される。Nチャネルトラ
ンジスタのゲート電極7Naは金属電極30Nにより共
通接続されてGND端子17(図15(a))又は図示
しない内部素子(図15(b))のいずれか一方に接続
される。
領域のP+ 型拡散層9Aはそれぞれ金属電極15PSに
接続され、Nウェル8Aのコンタクト領域であるN+ 型
拡散層3Cに接続される金属電極15NWに連結され更
にVDD端子19へ接続される。Pチャネルトランジス
タのドレイン領域のP+ 型拡散層9Bは同様に金属電極
15PDに接続されて入力端子IN(図15(a))又
は出力端子OUT(図15(b))のいずれか一方に接
続される。Pチャネルトランジスタのゲート電極7Pは
金属電極30Pにより共通接続されてVDD端子19
(図15(a))又は図示しない内部素子(図15
(b))のいずれか一方に接続される。
ランジスタのドレイン領域のN+ 型拡散層3Baとゲー
ト電極7Naの間およびPチャネルトランジスタのドレ
イン領域のP+ 型拡散層9Baとゲート電極7Paの間
に厚さ500nmのフィールド酸化膜12Aと同時に形
成される絶縁領域12B及び12Cがそれぞれ設けられ
ており、かつゲート電極7Na,7Paの一部がその絶
縁領域12B,12Cの上までそれぞれ延在しているこ
とである。ここで、トランジスタのチャネル領域は絶縁
領域12B,12C上にそれぞれ延在した部分を除くゲ
ート電極7Na,7Paの下部にあるPウェル2A及び
Nウェル8Aであり、その長さがチャネル長(図1には
Nチャネルトランジスタのチャネル長16を示す)であ
る。ゲート電極7Na,7Paの一部が絶縁領域12
B,12Cの上まで延在しているのは製造上の位置ズレ
により各ゲート電極と絶縁領域とが離れるのを避けるた
めである。さらにN+ 型拡散層3Baおよび絶縁領域1
2Bの下部にNウェル8Bを形成し、かつNウェル8B
をチャネル領域側まで拡張して形成することによりNチ
ャネルトランジスタがオフセットになるのを防いでい
る。同様にPウェル2BをP+ 拡散層9Baおよび絶縁
領域12Cの下部とチャネル領域側まで拡張することに
よりPチャネルトランジスタがオフセットになるのを防
いでいる。
部サージが印加された場合の動作について説明する。ま
ず入出力端子18(金属配線15Dに接続)にサージが
GND端子17に対し負の電圧で印加された場合はN+
型拡散層3BaとPウェル2A間のPN接合に対し順方
向の電圧であるので順方向のPN接合がオンした後、サ
ージはGND端子17からP+ 拡散層9C、Pウェル2
A、Nウェル8B、N+ 型拡散層3Baを通り入出力端
子18へ流れる。次にサージがGND端子17対し正の
電圧で印加された場合はNチャネルトランジスタが動作
する。
スに対するドレインの電流電圧特性を示す図3および電
流の経路を示す図4を参照して説明する。サージにより
ドレイン電圧が増加するとN+ 型拡散層3BaおよびN
ウェル8Bの電圧が増加し、ドレイン電圧がVBaにな
るとNウェル8Bとゲート電極7Naの電位差によりゲ
ート電極7Na直下のPウェル2AとNウェル8BのP
N接合部でブレイクダウンが生じ、図4の電流経路A1
でドレイン領域(3Ba)からPウェル2Aへ電流が流
れる。その後図3のV1a,I1aに達するとPウェル
2Aとソース領域(3A)の間のPN接合がオンし電流
は図4の電流経路B1でドレイン領域(3Ba)→Nウ
ェル8B→Pウェル2A→ソース領域(3A)へ流れ電
圧はスナップバック電圧VSaへスナップバックする。
スナップバック後は入出力端子18からGND端子17
までの電流経路の抵抗を傾きとして電圧、電流が増加す
るが、その電流経路において絶縁領域12Bの下部のN
ウェル抵抗20は数100Ωと高抵抗であるので電流増
加に伴う電圧の増加も大きく、結果として図3に示され
るようにトランジスタが破壊される電圧V2aはV2a
>VBaとなる。実際に評価した例によるとVBaが1
8V、V1aが19V、VSaが14Vのトランジスタ
の場合V2aは23Vであった。ただし、チャネル長1
6は0.8μm(図16,18の従来例でも同じとす
る)、ゲート電極長Lg(ゲート電極7Naの幅)は
1.6μm,絶縁領域12Bの幅は0.6μm、Pウェ
ル2Aと絶縁領域12Bの距離は0.6μmとする。
うちサージの流れるタイミングのズレにより1個だけが
まずブレイクダウンした場合でも、ドレイン電圧はその
トランジスタのVSaへスナップバックした後V2aに
達するより前にVBaまで増加する。設計上同一の残り
のトランジスタも順次ブレイクダウンを起こす。その結
果、サージは全てのトランジスタのオン電流として流れ
るためトランジスタの静電破壊耐圧を越えることなく入
出力保護回路としての機能を維持することができるので
ある。
保護回路を構成する場合、全てのトランジスタが保護機
能を発揮しうるためには、各トランジスタのブレークダ
ウン電圧のうちの最大値が、各トランジスタの熱破壊電
圧のうちの最小値より少なければよい。サージによるジ
ュール熱Qは電流経路に沿った抵抗Rと電流Iの2乗の
積RI2 であるが、RIが同一の条件ではQはRに反比
例する。大雑把にいえば、Rが大きいほど熱破壊電圧は
高くできる。従来例に比較すると、電流経路B1はBよ
り長くかつ迂回しているのでジュール熱も空間的に分散
されて発生し、抵抗Rが大きいことと相俟って熱破壊電
圧は高くなる。従って前述した条件の実現は容易であ
る。
は内部回路素子(MOSトランジスタ)の最小のチャネ
ル長の3倍未満に設定するのがよい。3倍のものは高耐
圧素子として内部回路に使用されている場合もあるが、
保護素子として高耐圧素子を使用するのは好ましとはい
えないからである。更にいえば、第1にチャネル長が短
いほど素子サイズが小さくなり、保護素子全体の面積を
小さくできる。第2のチャネル長が短いほどスナップバ
ック電圧VSが小さくなるので、サージを放電している
間に内部素子にかかる電圧も小さくなり、内部素子のゲ
ート絶縁膜が高電圧により破壊されるのを抑制できる。
第3にチャネル長が短いほど入出力保護回路が入出力バ
ッファを兼ねる場合(図15(b)は出力バッファでも
ある)のその駆動能力、即ちドレインおよびゲートに電
源電圧を印加したときのオン電流を大きくすることがで
きる。
に対し正の電圧で印加された場合はP+ 型拡散層9Ba
とNウェル8A間のPN整合に対し方向の電圧であるの
で順方向のPN接合がオンした後、サージは入出力端子
18からP+ 型拡散層9Ba、Pウェル2B、Nウェル
8A、N+ 型拡散層3Cを通りVDD端子19へ流れ
る。次にサージがVDD端子19対し負の電圧で印加さ
れた場合はPチャネルトランジスタが動作する。Pチャ
ネルトランジスタについてはNチャネルトランジスタの
電流、電圧を正負逆にすることで同様な効果を得ること
ができるので説明は省略する。
る入出力保護回路の平面図、図6(a),(b)は図5
のA−A線断面図、B−B線断面図である。
Nチャネルトランジスタのソース領域であるN+ 型拡散
層3Aの下部にこれを接触してN- 型拡散層21を形成
し、またPチャネルトランジスタのソース領域であるP
+ 型拡散層9Aの下部にこれと接触してP- 型拡散層2
2を形成したものである。本実施の形態に外部サージが
GND端子17に対し負の電圧で印加された場合は前述
の第1の実施の形態の場合と同じである。サージがGN
D端子17対し正の電圧で印加された場合はNチャネル
トランジスタが動作する。このNチャネルトランジスタ
の動作をソースに対するドレインの電流電圧特性を示す
図7および電流の経路を示す図8を参照して説明する。
サージによりドレイン電圧VBbに増加するとゲート電
極7Na直下のPウェル2AとNウェル8BのPN接合
部でブレイクダウンが生じ、電流がドレイン領域(3B
a)からPウェル2Aへ電流が流れるが、その電流経路
は図8の電流経路A2に示されるようにN- 型拡散層2
1を避けて通るためN- 型拡散層21が無い場合の電流
経路A1に比べ深い領域へ分散する。Pウェル2A内の
深い領域でP型の不純物濃度が小さくなる分布であれば
電流経路A2を通る際の電圧降下は電流経路A1の場合
より大きくなり、Pウェル2AとN+ 型拡散層3Baの
間またはPウェル2AとN- 型拡散層21の間にかかる
順方向電圧が大きくなる。また、N+ 型拡散層3Baに
比べN- 型拡散層21の方が不純物濃度が小さいのでP
N接合がオンするための順方向電圧はPウェル2AとN
+ 型拡散層3Ba間よりPウェル2AとN- 型拡散層2
1間の方が小さい。従って、図7で示されるようにブレ
イクダウン後スナップバックするまでに増加する電圧V
1bはN- 型拡散層21がない場合のV1aに比べ小さ
くなる。つまり、ブレイクダウン後に流れる電流の最大
値をI1aからI1bへ低減することによりホットキャ
リアの発生を抑制しトランジスタの信頼性をさらに向上
させることができるのである。
に対し正または負の電圧で印加された場合についても同
様の効果を得ることができる。
る入出力保護回路の平面図、図10(a),(b)は図
9のA−A線断面図、B−B線断面図である。本実施の
形態は第2の実施の形態においてNチャネルトランジス
タのソース領域であるN+ 型拡散層3Aの底面及び側面
に接してN- 型拡散層21aを設けてゲート電極7Na
下部まで拡張して形成し、またPチャネルトランジスタ
のソース領域であるP+ 型拡散層9Aの底面及び側面に
接してP- 型拡散層22aを設けてゲート電極7Pa下
部まで拡張して形成したものである。外部サージが印加
された場合の動作については第2の実施の形態の場合と
同様であるがN- 型拡散層21aまたはP- 型拡散層2
2aが各トランジスタのゲート電極下部まで拡張された
ことにより各トランジスタのブレイクダウン後に順方向
PN接合がオンし易くなるのでスナップバックするまで
の電圧増加がさらに小さくなる。従って、Nウェル8B
とN- 型拡散層21a間の間隔およびPウェル2BとP
- 型拡散層22a間の間隔を順方向PN接合がオンする
前にパンチスルーしない程度にまで小さくすることでブ
レイクダウン後スナップバックするまでに流れる電流お
よびホットキャリアの発生を最小限に抑制してトランジ
スタの信頼性をより向上させることができる。
ルトランジスタの双方を設けた場合について説明した
が、必要に応じていずれか一方のみを設けるようにする
ことも可能である。
図面を参照して説明する。本発明の第1の実施の形態で
はNウェル8Aと8Bは同時に形成され、またPウェル
2Aと2Bも同時に形成される。また、第2および第3
の実施の形態においてはN-型拡散層21,21aおよ
びP- 型拡散層22,22aは、所定のホトレジストマ
スクの形成とイオン注入の工程を追加して形成してもよ
いが、N- 型拡散層21,21aをNウェル8A,8B
と同時に形成し、またP- 型拡散層22,22aをPウ
ェル2A、2Bと同時に形成すれば製造工程を増やす必
要がない。その場合、第1、第2および第3の実施の形
態の製造方法はN- 型拡散層21,21a、P- 型拡散
層22,22aの形成に関する事項以外同じであるので
ここでは第3の実施の形態の製造方法について詳述す
る。
に、P型シリコン半導体基板1の表面を選択的に酸化し
て膜厚500nmの酸化シリコン膜をフィールド酸化膜
12A及び絶縁領域12B,12Cとして形成した後、
所定の場所をホトレジスト膜23でマスクした状態でN
型不純物24としてリンをイオン注入し深さ約2μmの
Nウェル8A、8BおよびN- 型拡散層21aを形成す
る。次に図12(a),(b)に示すように所定の場所
をホトレジスト膜25でマスクした状態でP型不純物2
6としてボロンをイオン注入し深さ約2ミクロンのPウ
ェル(2A、2B)およびP- 型拡散層22aを形成す
る。次に、図13(a),(b)に示すように、シリコ
ン半導体基板1の表面を酸化して10nmのゲート絶縁
膜5aを形成した後不純物としてリンを含む多結晶シリ
コン膜をCVD法によりゲート絶縁膜5a表面に成長し
所定の場所にパタンニングすることによりゲート電極7
Na,7Paを形成する。次にN- 型拡散層4,P型拡
散層10を形成し、ゲート電極7Na,7Paに側壁ス
ペーサ6aを形成したのち選択的にイオン注入すること
によりN+ 型拡散層3A、3B、3Cと、P+ 型拡散層
9A、9B、9Cを形成する。次に図9、10(a),
(b)に示すようにN+ 型拡散層3A、3B、3CとP
+ 型拡散層9A、9B、9Cの表面にTi膜を自己整合
的に反応させたチタンシリサイド層11を形成した後、
層間絶縁膜13として約1μmの膜厚の酸化シリコン膜
を形成する。層間絶縁膜13の所定の場合にコンタクト
ホール14ND等を開孔した後、金属電極15NS等を
形成し、更に図示しない層間絶縁膜およびコンタクトホ
ール14GN,14GPを形成し、第2層目の金属電極
30N等を形成し入出力保護回路および内部回路を含む
半導体装置が形成される。
散層がウェルの場合について説明したが、これは第1,
第3の第2導電型拡散層より不純物濃度が小さく適当な
深さをもっていればよいのでそのための特別の工程を追
加してもよい。
形態とその製造方法について説明したがさらに本発明の
第4の実施の形態について説明する。図14が第4の実
施の形態を示す入出力保護回路の回路図である。P2 、
N2 の両方または一方が本発明の第1または第2または
第3の実施の形態で示された構造のMOSトランジスタ
であり、抵抗27は例えば多結晶シリコン膜よりなる抵
抗素子であり、ダイオード28は例えば拡散層とウェル
間で形成されるPN接合よりなる電圧クランプ素子であ
る。次にこの入出力保護回路の動作について説明する。
第1、第2、第3の実施の形態で示されるトランジスタ
構造では例えば図4に示されるようにドレインにNウェ
ルの寄生抵抗20があるので図3に示される特性でV2
a>VBaとなるが、入力端子の様に入力保護素子のド
レインが内部素子のゲート電極に接続されている場合に
最大V2aの電圧が内部素子のゲート電極にかかる可能
性があり、V2aが特に高くなると内部素子のゲート絶
縁破壊が生ずる可能性がある。そこでV2aより低い電
圧でブレイクダウンするダイオード28を入力保護素子
と内部素子の間に形成し、かつ入力保護素子とダイオー
ド28の間に抵抗27を設けることにより、内部素子に
かかる電圧をV2aの値に関係なくダイオード28のブ
レークダウン電圧でクランプすることができる。この
時、入力保護素子のドレイン電圧とダイオード28の耐
圧の差により電流が抵抗27を流れる。
り低抵抗化された拡散層をソース・ドレイン領域に有す
るMOSトランジスタと複数個並列接続して入出力保護
装置を構成しても、入出力端子に印加された外部サージ
により一部のMOSトランジスタが熱破壊をおこして残
りのものが有効に機能しなくなるのを防ぐことができ、
微細化,高速化された半導体装置の信頼性を確保できる
ことである。その理由は、MOSトランジスタのドレイ
ン領域として低濃度の第2の第2導電型拡散層を追加し
更にドレイン電極とゲート電極の間に絶縁領域を設ける
ことにより、ドレイン電極からソース領域へ流れる電流
経路に沿った寄生抵抗を大きくすることによりMOSト
ランジスタの静電破壊電圧をブレイクダウン電圧より高
くできるからである。
導体装置の製造工程を増加させることなく形成できる。
1の実施の形態を示す平面図である。
B線断面図(図2(b))である。
性を示す図である。
ウン時の電流経路を示す図である。
2の実施の形態を示す平面図である。
B線断面図(図6(b))である。
性を示す図である。
ウン時の電流経路を示す図である。
3の実施の形態を示す平面図である。
B−B線断面図(図10(b))である。
るための断面図で、図11(a),(b)はそれぞれN
チャネルトランジスタ部、Pチャネルトランジスタ部を
示す。
(a),(b)はそれぞれNチャネルトランジスタ部、
Pチャネルトランジスタ部を示す。
(b)はそれぞれNチャネルトランジスタ部、Pチャネ
ルトランジスタ部を示す。
第4の実施の形態を示す回路図である。
(a)は入力保護回路、図15(b)は出力保護回路を
示す図である。
図である。
16のA−A線断面相当図(図17(a))及びB−B
線断面相当図(図17(b))である。
電圧特性を示す図である。
イクダウン時の電流経路を示す図である。
14PW,14GN,14GP コンタクトホール 15NS,15ND,15NW,15PS,15PD,
15PW 金属電極(第1層目) 16 チャネル長 17 GND端子 18 出力端子 19 VDD端子 20 Nウェルの寄生抵抗 21 N- 型拡散層 22 P- 型拡散層 23 ホトレジスト膜 24 N型不純物 25 ホトレジスト膜 26 P型不純物 27 抵抗素子 28 ダイオード素子 29 ゲート幅 30 金属電極(第2層目)
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体基板上に形成された複数の回路素
子と、前記半導体基板上に選択的に設けられ前記各回路
素子を電気的に分離するフィールド酸化膜と、一の前記
回路素子に外部信号を供給する入力端子と、他の前記回
路素子から外部へ信号を供給する出力端子と、一の前記
回路素子と入力端子及び他の前記回路素子と出力端子と
の間にそれぞれ挿入されて外部サージから保護する保護
素子とを備えた半導体装置において、前記保護素子が、
前記半導体基板表面部の第1導電型領域の表面部に選択
的に形成された第1の第2導電型拡散層及び前記第1の
第2導電型拡散層の表面に形成された第1の金属シリサ
イド層でなるソース領域と、前記第1の金属シリサイド
層に接続されるソース電極と、前記半導体基板の少なく
とも表面部に、前記第1の第2導電型拡散層と対向して
設けられこれより深い第2の第2導電型拡散層、前記第
2の第2導電型拡散層の表面部にこれより高濃度に不純
物を含有して形成された第3の第2導電型拡散層及び前
記第3の第2導電型拡散層の表面に設けられた第2の金
属シリサイド層でなるドレイン領域と、前記第2の金属
シリサイド層に接続するドレイン電極と、前記第1の第
2導電型拡散層と第3の第2導電型拡散層に挟まれて前
記第2の第2導電型拡散層の表面から所定の深さにまで
設けられた絶縁領域と、前記第1の第2導電型拡散層と
絶縁領域の間の半導体基板表面をゲート絶縁膜を介して
被覆するゲート電極とを有するMOSトランジスタを複
数個並列配置されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記保護素子を構成する各MOSトラン
ジスタは、ゲート電極とソース電極とが同一電源端子に
接続され、ドレイン電極に過大電圧が印加されて前記ド
レイン電極から第1の第2導電型拡散層への電流経路に
沿った寄生抵抗を第2の第2導電型拡散層を設けること
によって大きくすることによって熱的な破壊電圧がドレ
インの耐電圧より高く設定されている請求項1記載の半
導体装置。 - 【請求項3】 前記保護素子を構成するMOSトランジ
スタのチャネル長が回路素子であるMOSトランジスタ
のうちの最小のチャネル長の3倍より小さく設定されて
いる請求項1又は2記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記第1の第2導電型拡散層の少なくと
も底面に接してこれより低濃度の第4の第2導電型拡散
層が設けられている請求項1、2又は3記載の半導体装
置。 - 【請求項5】 前記第4の第2導電型拡散層が前記第1
の第2導電型拡散層を囲んでいる請求項4記載の半導体
装置。 - 【請求項6】 前記第2の第2導電型拡散層が第2導電
型ウェルと同時に形成されたものである請求項1乃至5
記載の半導体装置。 - 【請求項7】 前記第4の第2導電型拡散層が第2導電
型ウェルと同時に形成されたものである請求項4又は5
記載の半導体装置。 - 【請求項8】 前記保護素子を構成するMOSトランジ
スタのドレイン電極に一端が接続された抵抗素子と、前
記抵抗素子の他端と前記MOSトランジスタのソース電
極との間に挿入され前記MOSトランジスタの破壊電圧
より小さい耐電圧を有するクランプ用のダイオード素子
とを有している請求項2記載の半導体装置。
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