JP2021119413A - プラスチック光ファイバ、プラスチック光ファイバケーブル、コネクタ付プラスチック光ファイバケーブル、光通信システム、及びプラスチック光ファイバセンサ - Google Patents

プラスチック光ファイバ、プラスチック光ファイバケーブル、コネクタ付プラスチック光ファイバケーブル、光通信システム、及びプラスチック光ファイバセンサ Download PDF

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Abstract

【課題】曲げ損失の低減、接続損失の低減、伝送損失の低減を同時に満たす、プラスチック光ファイバ(例えば、ステップインデックス型光ファイバ)を提供する。【解決手段】第1の鞘2と、第1の鞘2の内側に第1の海部を形成する第1の芯1と、第1の芯1の内側に、少なくとも外周が前記第1の海部よりも屈折率が低く形成された第1の島部3とを有し、第1の芯1がポリメタクリル酸メチル系樹脂を含む、プラスチック光ファイバ4。【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチック光ファイバ、プラスチック光ファイバケーブル、コネクタ付プラスチック光ファイバケーブル、光通信システム、及びプラスチック光ファイバセンサに関する。
ステップインデックス型光ファイバは、透明体からなる芯の周囲を、前記透明体より低屈折率の固体からなる鞘で囲んだ構造を有し、芯と鞘との境界で光を反射させることにより、芯内で光を伝送する媒体である(例えば、特許文献1)。ステップインデックス型光ファイバは、その素材別に、石英ガラス光ファイバ、多成分ガラス光ファイバ、ポリマークラッドシリカファイバ、プラスチック光ファイバ等に分類され、また構造別に、芯が一つであるシングルコアファイバと、芯が複数存在するマルチコアファイバに分類される。ステップインデックス型光ファイバは、従来から、照明、光データ通信、光電センサ、画像伝送用等に広く用いられているが、近年特に近距離光伝送用途でプラスチック光ファイバの需要が拡大している。
これらの光ファイバを用いて光を伝送する場合、線径が太いほど受光量を大きくでき、より長距離の伝送が可能となるが、一方で曲げ損失が大きくなり、特に素材が石英やガラスである場合には曲げることさえ困難になってしまう。これらの課題を解決する方法として、構造を多芯(マルチコア)構造とすることにより、曲げ損失が低減されることが知られている(例えば、特許文献2)。
特開2010−145288号公報 特開平9−33737号公報
しかしながら、特許文献2のような多芯構造を有する光ファイバでは、断面積に占める鞘の割合が増大し、受光量の低下を招き、さらに芯と鞘との界面の機械強度が弱く、容易に剥離してしまうという問題を有している。また、特許文献2には、接続損失を低減することは検討されていない。
そこで本発明においては、曲げ損失の低減、接続損失の低減、伝送損失の低減を同時に満たすプラスチック光ファイバ(例えば、ステップインデックス型光ファイバ)を提供することを目的とする。
本発明者は、上述した従来技術の課題を解決すべく鋭意検討した結果、海部を形成するポリメタクリル酸メチル系樹脂(PMMA系樹脂)からなる芯の内側に、海部よりも屈折率の低い島部を形成させることにより、従来技術の課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。通常、光ファイバ(例えば、ステップインデックス型光ファイバ)の芯は、光を伝播する部分であるため、例えば、特許文献1に記載されたようなフォトニック結晶ファイバが有する空孔を除き、内部に異物は何も存在させないほうがよいとされており、驚くべき結果であった。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
[1]
第1の鞘と、前記第1の鞘の内側に第1の海部を形成する第1の芯と、前記第1の芯の内側に、少なくとも外周が前記第1の海部よりも屈折率が低く形成された第1の島部とを有し、
前記第一の芯がポリメタクリル酸メチル系樹脂を含む、
プラスチック光ファイバ。
[2]
前記第1の島部を複数有する、[1]のプラスチック光ファイバ。
[3]
前記第1の島部が、第2の鞘と、前記第2の鞘の内側に第2の海部を形成する第2の芯とを有する、[1]又は[2]のプラスチック光ファイバ。
[4]
前記第2の芯の内側にさらに第2の島部を有する、[3]のプラスチック光ファイバ。
[5]
前記第2の島部が、内方向に向かって、鞘と芯とがこの順序でそれぞれ1つ以上、交互に形成された構造を有する、[4]のプラスチック光ファイバ。
[6]
複数の芯を有する場合、前記プラスチック光ファイバを構成する各芯が同じ素材で形成されている、[1]〜[5]のいずれかのプラスチック光ファイバ。
[7]
前記光ファイバの断面積全体に占める、前記プラスチック光ファイバを構成する芯の断面積の合計が、50%以上であることを特徴とする、[1]〜[6]のいずれかのプラスチック光ファイバ。
[8]
複数の鞘を有する場合、前記プラスチック光ファイバを構成する各鞘が同じ素材で形成されている、[1]〜[7]のいずれかのプラスチック光ファイバ。
[9]
前記プラスチック光ファイバを構成する鞘の少なくとも一つがフッ素樹脂である、[1]〜[8]のいずれかのプラスチック光ファイバ。
[10]
前記第1の鞘の外側に前記第1の鞘よりも屈折率の低い層を有する、[1]〜[9]のいずれかのプラスチック光ファイバ。
[11]
歪曲配線で用いられる、[1]〜[10]のいずれかのプラスチック光ファイバ。
[12]
多連結配線で用いられる、[1]〜[11]のいずれのプラスチック光ファイバ。
[13]
[1]〜[12]のいずれかのプラスチック光ファイバと、このプラスチック光ファイバを被覆した樹脂とを含む、プラスチック光ファイバケーブル。
[14]
[13]のプラスチック光ファイバケーブルと、このプラスチック光ファイバケーブルの両端に取り付けたコネクタとを含む、コネクタ付プラスチック光ファイバケーブル。
[15]
前記コネクタが溶着した状態で前記プラスチック光ファイバケーブルに取り付けられている、[14]のコネクタ付光ファイバケーブル。
[16]
[1]〜[12]のいずれかのプラスチック光ファイバ、[13]のプラスチック光ファイバケーブル、又は[14]又は[15]のコネクタ付プラスチック光ファイバケーブルを含む、光通信システム。
[17]
プラスチック光ファイバケーブルが複数のコアを有し、それらの芯を通過する光の光源が同一である、[16]の光通信システム。
[18]
[1]〜[12]のいずれかのプラスチック光ファイバを含む、プラスチック光ファイバセンサ。
本発明によれば、曲げ損失の低減、接続損失の低減、及び伝送損失の低減を同時に満たすプラスチック光ファイバを提供することができる。
本実施形態のプラスチック光ファイバの概略略面図の一例を示す。 本実施形態のプラスチック光ファイバの概略断面図の別の一例を示す。 本実施形態のプラスチック光ファイバの概略断面図のさらに別の一例を示す。 本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルの概略断面図の一例を示す。 本実施形態の実施例1から3のプラスチック光ファイバの概略断面図を示す。 比較例1のプラスチック光ファイバの概略断面図を示す。 比較例2のプラスチック光ファイバの概略断面図を示す。
以下、本発明を実施するための形態(以下、単に「本実施形態」という。)について詳細に説明する。なお、以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨の範囲内で適宜に変形して実施できる。
<プラスチック光ファイバ>
本実施形態のプラスチック光ファイバ(例えば、ステップインデックス型光ファイバが挙げられる。以下、「プラスチック光ファイバ」を単に「光ファイバ」ということがある。)は、第1の鞘と、第1の鞘の内側に第1の海部を形成する第1の芯と、第1の芯の内側に、少なくとも外周が第1の海部よりも屈折率が低く形成された第1の島部とを有し、第一の芯がポリメタクリル酸メチル系樹脂(PMMA系樹脂)を含む。
従来、マルチコア型光ファイバでは、接続損失の値が大きい傾向があった。これは、何らの論理に束縛されることを意図しないが、マルチコア型光ファイバ同士を接続する際に、一方の複数のコアを、他方の複数のコアに対して接続位置を正確に対応させることが困難であり、これによって光損失が生じたためと考えられる。
また、本実施形態の構造のような海島構造型光ファイバでは、本発明者らにより接続損失が改善することが見出された。特に、本発明者らは、鋭意検討し、海部としての芯がPMMA系樹脂を含むことによって、光ファイバに柔軟性が付与されて耐久性が向上し、曲げ損失及び伝送損失の低減を達成できることをも見出した。
すなわち、本実施形態のプラスチック光ファイバでは、この海島構造と、PMMA系樹脂との採用によって、曲げ損失の低減、接続損失の低減、及び伝送損失の低減を同時に満たすことができる。
本実施形態のプラスチック光ファイバは、例えば、照明用、光データ通信用、光電センサ等のセンサ用、及び画像伝送用等に適用できる。
図1に、本実施形態のプラスチック光ファイバの一例の概略断面図を示す。図1において、プラスチック光ファイバ4(以下、単に「光ファイバ4」ともいう。)は、第1のPMMA系樹脂からなる海部を形成する第1の芯1と、第1の芯1の周囲を取り囲む第1の鞘2と、第1の芯の内側に形成された7つの第1の島部3を有する。図1に示すプラスチック光ファイバ4は、第1の芯1に形成された第1の海部と、第1の芯の内側に形成された7つの第1の島部3とで構成された海島構造を有している。
図2に、本実施形態のプラスチック光ファイバの別の一例の概略断面図を示す。図2において、プラスチック光ファイバ4A(以下、単に「光ファイバ4A」ともいう。)は、第1のPMMA系樹脂からなる海部を形成する第1の芯1と、第1の芯1の周囲を取り囲む第1の鞘2と、第1の芯の内側に形成された7つの第1の島部7とを有する。第1の島部7は、外周側に第2の鞘6と、第2の鞘6の内側に第2のPMMA系樹脂からなる海部を形成する第2の芯5とで構成されている。図2に示す光ファイバ4Aもまた、図1に示す光ファイバ4と同様に、第1の芯1に形成された第1の海部と、第1の芯の内側に形成された7つの第1の島部7とで構成された海島構造を有している。
図3に、本実施形態のプラスチック光ファイバのさらに別の一例の概略断面図を示す。図3において、プラスチック光ファイバ4B(以下、単に「光ファイバ4B」ともいう。)は、第1の海部を形成するPMMA系樹脂からなる第1の芯1と、第1の芯1の周囲を取り囲む第1の鞘2と、第1の芯の内側に形成された1つの第1の島部8と、第1の島部8の内側に形成された第2の島部11とを有する。第1の島部8は、外周側に第2の鞘9と、第2の鞘9の内側にPMMA系樹脂からなる第2の海部を形成する第2の芯10とを有する。第2の島部11は、第2の芯10の内側から、第2の島部11の内方向に向かって、第3の鞘12、第3の芯13、第4の鞘14、及び第4の芯15がこの順序で交互に形成されている。なお、図3に示す光ファイバ4Bの第2の島部11には、2つの鞘と、2つの芯とで構成されているが、本実施形態のプラスチック光ファイバでは、この形態に限定されず、第2の島部11が、1つの鞘と、1つの芯とで構成されており、プラスチック光ファイバ全体として、3つの鞘と、3つの芯とで構成されていてもよく、第2の島部11が3つ以上の鞘と、3つ以上の芯とで構成されており、プラスチック光ファイバ全体として、5つ以上の鞘と、5つ以上の芯とで構成されていてもよく、第2の島部11が形成されておらず、プラスチック光ファイバ全体として、2つの鞘と2つの芯とで構成されていてもよい。
<芯>
本実施形態のプラスチック光ファイバの芯とは、例えば、光を伝送させる部分であり、芯よりも屈折率が低い鞘に周囲を囲まれた光学的に透明な部分である。芯の形態に特に定めはないが、断面が円形状である形態が効率的に光を反射できるので好ましい。芯が、内周と外周とを有する構造の場合、外周のみ鞘に囲まれていればよい。
芯として用いることのできる材料は、透明性、柔軟性を兼ね備えた材料である必要があり、PMMA系樹脂が好ましい。PMMA系樹脂であれば光通信用途に適した低伝送損失のプラスチック光ファイバとすることができる。
芯として用いることのできるPMMA系樹脂とは、メチルメタクリレートの単独重合体、またはメチルメタクリレート由来の単位を50質量%以上含んだ共重合体をいう。PMMA系樹脂は、メチルメタクリレート由来の単位と、メチルメタクリレートと共重合可能な成分由来の単位と、を含む共重合体であってもよい。メチルメタクリレートと共重合可能な成分としては、特に限定されず、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチルなどのアクリル酸エステル類、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸シクロヘキシルなどのメタクリル酸エステル類、アクリルアミド、メチルクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド等のアクリルアミド類、メタクリルアミド、メチルメタクリルアミド、ジメチルメタクリルアミド等のメタクリルアミド類、イソプロピルマレイミドのようなマレイミド類、アクリル酸、メタクリル酸、スチレンなどが挙げられ、これらの中から2種以上選択してもよい。PMMA系樹脂の重量平均分子量は、メルトフロー(成形しやすさ)の観点から、ポリスチレン換算で、8万〜20万のものが好ましく、特に10万〜12万がより好ましい。
本実施形態のプラスチック光ファイバが複数の芯を有する場合、各芯が同じ素材であれば、各芯を伝搬する光の速度が同一となるため、光ファイバの帯域が向上するため、各芯が同じ素材で形成されていることが好ましい。
本実施形態において、海部を形成する芯の数に特に制限はなく、1つであっても、複数であってもよいが、第1の鞘に接する海部(芯)の数は、図1の光ファイバ4及び図の光ファイバ4Aのように、1つであると受光面積が大きくなるため好ましい。
本実施形態の光ファイバの断面積全体に占める、光ファイバを構成する芯の断面積の合計は、50%以上であることが好ましい。芯の断面積の合計が50%以上であることにより、受光面積が十分に大きくなるため、例えば、より長距離の伝送が可能となる。同様の観点から、断面積の合計は、60%以上、65%以上、70%以上、75%以上、又は80%以上であることがより好ましく、85%以上、87%以上、89%以上、90%以上、91%以上、92%以上、93%以上、94%以上、又は95%以上であることがさらに好ましい。なお、光ファイバの断面積全体に占める、光ファイバを構成する芯の断面積比は、後述するポリマーの流量比で表現することもできる。
<鞘>
本実施形態のプラスチック光ファイバの鞘とは、例えば、芯内を伝播する光を反射させるために設けられた、芯よりも屈折率が低い部分である。鞘は、芯を取り囲むように配置されるだけでなく、海部としての芯の内側に島部として存在していてもよい。
鞘として用いることができる材料は、例えば、その鞘の内側に形成される芯よりも屈折率が低い材料であれば特に制限はなく、例えば、ガラス、樹脂などが挙げられる。それらの中でも好ましくは、使用する光に対する透過率が高い観点から、フッ素樹脂が好適に用いられる。鞘の材料として、フッ素樹脂を用いることにより、伝送損失をより一層抑えることができる。
フッ素樹脂としては、例えば、フッ化メタクリレート系重合体やポリビニリデンフロライド系樹脂、エチレン−テトラフロロエチレン系共重合体等が挙げられる。フッ化メタクリレート系重合体としては、特に限定されないが、透過率が高く耐熱性や成形性に優れるという観点から、フルオロアルキルメタクリレート、フルオロアルキルアクリレート、α−フロロ−フルオロアルキルアクリレートなどのフッ素を含有するアクリレートモノマー又はメタクリレートモノマーが好ましい。また、フッ素を含有する(メタ)アクリレートモノマー由来の単位と、これらと共重合可能な他の成分由来の単位とを含む共重合体であってもよく、メチルメタクリレートなどの共重合可能な炭化水素系のモノマー由来の単位との共重合体が好ましい。フッ素を含有する(メタ)アクリレートモノマー由来の単位と、これと共重合可能な炭化水素系のモノマー由来の単位との共重合体とすることで、屈折率をコントロールすることができるので好ましい。
一方、ポリビニリデンフロライド系樹脂としては、特に限定されないが、耐熱性や成形性に優れるという観点から、ビニリデンフロライドの単独重合体;ビニリデンフロライドと、テトラフロロエチレン、ヘキサフロロプロペン、トリフロロエチレン、ヘキサフロロアセトン、パーフロロアルキルビニルエーテル、クロロトリフロロエチレン、エチレン、プロピレンからなる群から選択される少なくとも1種類以上のモノマーとの共重合体;これらのビニリデンフロライド成分由来の単位を含む重合体とPMMA系樹脂とのアロイが好ましい。
さらには、耐熱性の観点からポリビニリデンフロライド、ヘキサフロロプロペン及びテトラフロロエチレンの共重合体が好ましく、より好ましくはビニリデンフロライド成分が40〜62モル%、テトラフロロエチレン成分が28〜40モル%、ヘキサフロロプロペン成分が8〜22%からなる共重合体が好ましく、さらには前記重合体の、ナトリウムD線で20℃で測定した屈折率が1.35〜1.37、23℃におけるショアD硬度(ASTMD2240)の値が38〜45、240℃におけるメルトフローレートMFR(ASTM D1238、荷重10kg、オリフィスの直径2mm、長さ8mmノズルから10分間に流れる樹脂のg数)が15<MFR<(5/9)X240−100なる関係を満足する樹脂が光ファイバの製造が容易なため好ましい。前記ポリビニリデンフロライド、ヘキサフロロプロペン及びテトラフロロエチレンの共重合体は、前記成分比内であれば、トリフロロエチレン、ヘキサフロロアセトン、パーフロロアルキルビニルエーテル、クロロトリフロロエチレン、エチレン、プロピレンなどとの共重合体であってもよい。
エチレン−テトラフロロエチレン系共重合体としては特に制限はないが、150〜200℃の範囲に融点を有し、ナトリウムD線で20℃で測定した屈折率が1.37〜1.41であり、メルトフローレート(230℃、荷重3.8kg、オリフィスの直径2mm、長さ8mm)が5〜100g/10分であり、反応性官能基末端を有する、変性エチレン−テトラフルオロエチレン系共重合体樹脂が好ましい。前記変性フッ素樹脂とは、全部又は一部の水素原子がフッ素原子で置換されたエチレン性モノマー(塩素等のフッ素以外のハロゲン原子を含んでいてもよい。以下、「含フッ素モノマー」ともいう。)の重合体、又は該含フッ素モノマーと共重合可能な単量体との共重合体であって、主鎖あるいは側鎖に反応性官能基(例えば、カーボネート基(カルボニルジオキシ基)、エステル基、ハロホルミル基、カルボキシル基等)を導入して、変性したものをいう。ここで、「反応性官能基末端を有する」とは、主鎖及び/又は側鎖の末端に反応性官能基を有することをいう。
上記反応性官能基を導入することで、耐薬品性や耐熱性等に優れるファイバとなる。耐薬品性と耐熱性の観点から、反応性官能基の中でもカーボネート基を有するものが特に好ましい。カーボネート基を有する反応性官能基を導入した変性フッ素樹脂は、変性フッ素樹脂の重合時に重合開始剤としてパーオキシカーボネートを用いることで容易に導入できる。
これらの反応性官能基の導入は公知の方法によって行うことができるが、重合開始剤として共重合体に導入することが好ましく、得られる共重合体100質量部に対して、該重合開始剤0.05〜20質量部であることが好ましい。
上記変性フッ素樹脂は、エチレン−テトラフルオロエチレン系共重合体を主骨格とする。エチレン−テトラフルオロエチレン系共重合体における、エチレン/テトラフルオロエチレンのモル比は、特に限定されないが、成形性と耐薬品性のバランスの観点から、70/30〜30/70であることが好ましい。
さらに、テトラフルオロエチレン、及びエチレンとともに、これらと共重合可能な他の単量体(例えば、ヘキサフルオロプロピレン、ヘキサフルオロイソブテン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン、クロロトリフルオロエチレン、フッ化ビニル、ヘキサフルオロイソブテン、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)等のオレフィンを共重合させたものであってもよい。
この場合、エチレン/テトラフルオロエチレン/共重合可能な他の単量体のモル比は、特に限定されないが、成形性と耐薬品性のバランスの観点から、(10〜80)/(20〜80)/(0〜40)であることが好ましい。
より好ましい変性フッ素樹脂としては、テトラフルオロエチレン62〜80モル%、エチレン20〜38モル%、及びこれらと共重合可能な単量体0〜10モル%からなる単量体成分から得られるポリマー鎖を有するカルボニルジオキシ基含有共重合体;テトラフルオロエチレン20〜80モル%、エチレン10〜80モル%、ヘキサフルオロプロピレン0〜30モル%、及びこれらと共重合可能な単量体0〜10モル%からなる単量体成分から得られるポリマー鎖を有するカルボニルジオキシ基含有共重合体が挙げられる。上記変性フッ素樹脂は特に耐薬品性や耐熱性に優れるので、好ましい。
変性フッ素樹脂の融点は150℃から200℃の範囲にあることが好ましい。融点がかかる温度範囲であることにより、ポリメチルメタクリレート系樹脂の熱分解が許容できる300℃以下の成形温度で成形可能であるので好ましい。融点の測定は、示差走査熱量測定によって行うことができる。例えば、セイコーインスツルメンツ社製の示差走査熱量計(EXSTAR DSC6200)を用いて、サンプルを昇温速度20℃/分で昇温することで測定できる。
本実施形態においては、変性フッ素樹脂が、反応性官能基末端を有するエチレン−テトラフルオロエチレン系共重合体樹脂であることが好ましい。エチレン−テトラフルオロエチレン系共重合体樹脂は、テトラフルオロエチレン、及びエチレンとともに、プロピレン等のモノマーを共重合させたものであっても差し支えない。これらの中でも融点が150℃から200℃の範囲で、メルトフローインデックス(230℃、荷重3.8kg、オリフィスの直径2mm、長さ8mm)が5〜100g/10分であれば、ポリメチルメタクリレート系樹脂の熱分解が許容できる300℃以下の成形温度で成形可能であるので好ましい。該樹脂は、通常、23℃におけるショアD硬度(ASTM D2240)の値が60〜80の範囲にある。ショアD硬度は高くなるが、鞘樹脂に反応性官能基を導入することで芯との接着性が生じ、固い鞘樹脂でも芯から容易に剥離し難く、芯が鞘から飛び出したりするという問題は生じないと考えられる。
このような変性フッ素樹脂としては、市販品として、ダイキン工業社製のネオフロンEFEP RP5000及びRP4020、並びに旭硝子社製のフルオンLM−ETFE AH2000等が挙げられる。このうち、ネオフロンEFEP RP5000及びRP4020は、反応性官能基としてカルボニルジオキシ基を含有するカーボネート変性エチレン−テトラフルオロエチレン系共重合体である。
鞘の厚みに特に制限はないが、薄いと光が十分に反射しない虞があり、厚すぎると受光面積を低下させる虞がある。第1の鞘は、本実施形態の光ファイバの機械強度を保つため、1μm〜100μmが好ましく、5μm〜50μmがより好ましい。第1の鞘以外の鞘(n)については、機械強度に影響がないため、1μm〜20μmが好ましく、さらには1μm〜10μmがより好ましい。
本実施形態において、鞘の数に特に制限はなく、1つであっても、複数であってもよい。本実施形態のプラスチック光ファイバが、複数の鞘を有する場合、各島部の下記式(1)により算出されるNAを同一にするとの観点から、各鞘は同じ素材で形成されていることが好ましい。ここでNAとは下記式(1)で計算される値で、光の反射特性を決定する。
光の反射特性を各島でそろえることで、島が複数存在するファイバであっても全体として均質な特性になるので好ましい。
NA=(Ncore 2-Nclad 20.5…(1)
core 芯の屈折率
clad 鞘の屈折率
<島部>
本実施形態におけるプラスチック光ファイバは、海部としての芯の内部に島部が存在することを特徴とする。本実施形態の島部は、例えば、海部を形成する芯を伝搬する光を反射する機能を有する。本実施形態の第1の島部は、少なくとも外周において、第1の芯に形成される第1の海部よりも屈折率が低くなるように形成されていればよく、全体に亘って、屈折率が低くなるように形成されていてもよい。
本実施形態のプラスチック光ファイバは、島部を有することにより、プラスチック光ファイバが曲げられた際にも芯内部を伝播する光が前記プラスチック光ファイバ外部に漏れることを抑制し、曲げ損失を低減する。島部の数は、一つ以上あればとくに制限はないが、島部の数は複数(2以上)であることが好ましく、2〜500であることがより好ましく、3〜300であることがより好ましく、さらには3から100、3から40がより好ましい。島部の数が多いと、曲げ損失をより一層低減できるが、光ファイバ全体の断面積に占める芯の割合が減るため、受光量が低下する。このような観点から、本実施形態における島部の数は、上記範囲内であることが好ましい。
第1の島部は、例えば、図2に示す第1の島部7、図3に示す第1の島部8のように、第2の鞘と、第2の鞘の内側に第2の海部を形成する第2の芯とを有することが好ましい。第1の島部が、第2の鞘と、第2の芯とを有することにより、島部も光を伝搬することが可能となる。なお、本実施形態において、第1の島部が第2の鞘を有する場合、必ずしも第2の芯を形成する必要はない。
本実施形態のプラスチック光ファイバは、例えば、図3に示す第2の島部11のように、第2の芯の内側にさらに第2の島部を有することが好ましい。第2の芯の内側に第2の島部を有することにより、第2の島部を伝搬する光の曲げ損失を低減することができる。
本実施形態の第2の島部は、例えば、図3に示す第2の島部11のように、内方向に向かって、鞘と芯とがこの順序でそれぞれ1つ以上、交互に形成された構造を有することが好ましい。第2の島部がこのような構造を有することにより、より効果的に曲げ損失を低減できる。
鞘と、鞘の内側に海部を形成する芯とは、直接接触していてもよく、鞘と芯との間に別の中間層が形成されていてもよい。中間層は、光学的に透明であることが好ましく、この場合、中間層は実質的に芯の一部とみなすことができる。
本実施形態の光ファイバは、曲げ損失を可能な限り低減するために、第1の鞘の外側に第1の鞘よりも屈折率の低い層(低屈折率層)を有することが好ましい。第1の鞘から漏れた光を低屈折率層が反射することが可能となるため、前記の効果が期待できる。低屈折率層の材料は、第1の鞘の材料よりも屈折率の低い材料であれば特に限定されない。
なお、本願明細書中において「屈折率」とは、JIS K7142 2014に基づいて算出された値を意味する。
<プラスチック光ファイバケーブル>
本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルは、本実施形態のプラスチック光ファイバと、このプラスチック光ファイバを被覆した樹脂とを含む。本実施形態のプラスチック光ファイバケーブでは、本実施形態のプラスチック光ファイバが樹脂で構成された被覆層で被覆されている。
<被覆層>
本実施形態において被覆層は、上記したプラスチック光ファイバの外周に被覆形成されるものである。図4に、本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルの一例の概略断面図を示す。図4において、プラスチック光ファイバケーブル17は、図2に示すプラスチック光ファイバ4Aの第1の鞘2の外側に被覆層16が形成された構成をとる。被覆層として使用される樹脂は、特に制限はないが、例えばポリエチレン系樹脂、架橋ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリアミド6、ポリアミド6T、ポリアミド66、ポリアミド11、ポリアミド12等のポリアミド系樹脂、塩化ビニル系樹脂、フッ化ビニリデン、PFA等のフッ素樹脂、ポリイミド樹脂等が使用される。
<外被覆層>
本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルは、被覆層を最表面層として使用することも可能であるが、その外周にポリアミド12、ソフトポリアミド、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、フッ素樹脂などの熱可塑性樹脂からなる外被覆層(「外ジャケット」ともいう。)を施して、より補強したプラスチック光ファイバケーブルとして用いることもできる。
本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルは、1本のプラスチック光ファイバを被覆したものでもよいし、2本以上を束ねて、外被覆層などにより被覆されたものでもよい。さらには1本のプラスチック光ファイバを被覆したケーブルを複数束ねてさらに被覆してもよい。さらに必要に応じて被覆層は、3層以上であってもよい。
プラスチック光ファイバは、屈曲性に優れるため、歪曲配線で用いられることが好ましい。歪曲配線とすることで、使用する機器内の隙間に敷設することが可能となり、配線設計の自由度が増加する。また、危機の隙間に敷設する際に、多連結配線とすることで、敷設が容易になるため好ましい。
<コネクタ付光ファイバケーブル>
本実施形態のコネクタ付プラスチック光ファイバケーブルは、本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルと、このプラスチック光ファイバケーブルの両端に取り付けたコネクタとを含む。本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルは、単独で使用してもよいが、特に光伝送用途では、適切なコネクタを両端に取り付けることで機器間の接続が容易になる。使用できるコネクタに特に制限はなく公知の物が使用できる。特に、本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルは、被覆層にレーザー溶着でコネクタを取付けることが可能である。この場合、本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルは、コネクタが溶着した状態でプラスチック光ファイバケーブルに取り付けられている。このような形態では、コネクタはレーザー溶着することで強固にプラスチック光ファイバケーブルに取り付けられるため特に好ましい。
本実施形態のプラスチック光ファイバ、又は本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルは、ステップインデックス型プラスチック光ファイバとして優れ、光通信システムやプラスチック光ファイバセンサに好適に用いることができる。したがって、本発明には、本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルを有する光通信システム、及び本実施形態のプラスチック光ファイバを有するプラスチック光ファイバセンサを含む。光通信システムでは通信データを確実に伝送するという観点から、プラスチック光ファイバケーブルの各芯を通過する光は、同一光源から発せられる光であることが好ましい。各芯に異なる光、すなわち異なるデータを通信することも可能であるが、多連結配線時に、各芯の位置合わせを正確にする必要があり、結果として多連結接続が非常に困難となる。
<本実施形態のプラスチック光ファイバの製造方法>
本実施形態のプラスチック光ファイバ及びプラスチック光ファイバケーブルを製造する場合、例えば、公知の複合紡糸法により得ることができる。より具体的には、本実施形態のプラスチック光ファイバを構成する各構成要素(鞘、芯、及び島部)の材料(例えば、樹脂)を、所定の構造に形成するための複合紡糸ダイに同時に導入して、プラスチック光ファイバ(プラスチック光ファイバ素線)を得る。このプラスチック光ファイバ素線の外周を、クロスヘッドダイにより、熱溶融させた被覆樹脂で被覆させることにより、プラスチック光ファイバケーブルを得ることができる。
なお、上記した断面積比(ポリマーの流量比)の調整方法は、公知の方法を採用することが可能であり、例えば、芯及び鞘樹脂を送る各々の送液ポンプの速度を変え、芯及び鞘樹脂の合計流量に占める芯樹脂の流量の比率(流量比)を調整することができる。
以下、本実施形態について具体的な実施例及び比較例を挙げて説明するが、本実施形態は、後述する実施例に限定されない。まず、評価項目について説明する。
<曲げ損失>
各実施例及び比較例について、90度に半径5mmの円柱に沿わせて曲げた際の光量低下率を測定した。測定値が0.5dB以下であるものを合格とした。
<接続損失>
各実施例及び比較例について、光ファイバ2mの両端にF07コネクタを取付け、光パワーメータ(グレイテクノス製 Photom205A)にて光量を測定した。その後、光ファイバの軸方向の中央で2分割し、分割部にF07コネクタを取付けた。端面を粒度30μm、9μm、及び1μmのラッピングフィルムで順次研磨し平坦に仕上げた。その後、中継アダプタで接続し、再度光量を測定した。分割前後での光量差が1.5dB以下である場合、合格とした。
<伝送損失>
各実施例及び比較例について、光源として入射NA0.15、波長650nmの光を用い、22m−2mのカットバック法にて測定した。伝送損失が300dB/km以下のものを合格とした。
(実施例1)
第1の芯及び第2の芯を構成する材料としてポリメチルメタクリレート(屈折率1.491)、第1の鞘及び第2の鞘を構成する材料として、ビニリデンフロライド、テトラフロロエチレン、及びヘキサフロロプロペン(屈折率1.37)の共重合体を、それぞれ、1海19島複合紡糸ダイの芯樹脂分配室と鞘樹脂分配室に流量比が芯/鞘=90/10となるように入れ、直径1mmの1海19島プラスチック光ファイバ素線を複合紡糸により製造した。製造したプラスチック光ファイバ素線ポリエチレン (旭化成製 サンテック−LD M1920)にて被覆(被覆径2.2mm)し、プラスチック光ファイバケーブルとした。断面をデジタルマイクロスコープ(キーエンス製 VHX−5000)にて観察した所、19の第1の島部全てに第2の鞘が形成されており、海部である第1の芯島部の内部に存在する第2の芯ともに導光していることを確認し、図5の概略断面図に示す構造であった。図5に示すプラスチック光ファイバ30は、第1の海部を形成する第1の芯21と、第1の芯21の周囲を取り囲む第1の鞘22と、第1の芯21の内側に形成された19の第1の島部27とを有し、第1の島部27は、外周側に第2の鞘26と、第2の鞘26の内側に第2の海部を形成する第2の芯25とで構成されている。伝送損失については、154dB/kmで合格であった。曲げ損失については0.3dBで合格であった。接続損失については1.0dBで合格であった。なお、鞘の屈折率は、芯の屈折率よりも低かった。
(実施例2)
第1の鞘及び第2の鞘としてフッ化メタクリレート系重合体を使用した以外は実施例1と同様に直径1mmの1海19島プラスチック光ファイバケーブルを製造した。断面を実施例1と同様に観察した所、19の第1の島部すべてに第2の鞘が形成されており、海部である第1の芯、第1の島部の内部に存在する第2の芯ともに導光していることを確認し、図5の概略断面図に示す構造であった。伝送損失については148dB/kmで合格であった。曲げ損失については0.3dBで合格であった。接続損失については0.9dBで合格であった。なお、鞘の屈折率は、芯の屈折率よりも低かった。
(実施例3)
第1の鞘及び第2の鞘としてエチレン、テトラフロロエチレン、ヘキサフロロプロペンの共重合体を使用した以外は実施例1と同様に直径1mmの1海19島プラスチック光ファイバケーブルを製造した。断面を観察した所、19の第1の島部すべてに第2の鞘が形成されており、海部である第1の芯、島部の内部に存在する第2の芯ともに導光していることを確認し、図5の概略断面図に示す構造であった。伝送損失については161dB/kmで合格であった。曲げ損失については0.3dBで合格であった。接続損失については1.1dBで合格であった。なお、鞘の屈折率は、芯の屈折率よりも低かった。
(実施例4)
第1の鞘及び第2の鞘として反応性官能基末端を有するエチレン−テトラフルオロエチレン系共重合体樹脂を使用した以外は実施例1と同様に直径1mmの1海19島プラスチック光ファイバケーブルを製造した。断面を観察した所、19の第1の島部すべてに第2の鞘が形成されており、海部である第1の芯、島部の内部に存在する第2の芯ともに導光していることを確認し、図5の概略断面図に示す構造であった。伝送損失については159dB/kmで合格であった。曲げ損失については0.3dBで合格であった。接続損失については0.9dBで合格であった。なお、鞘の屈折率は、芯の屈折率よりも低かった。
(実施例5)
流量比を芯/鞘=85/15とした以外は実施例1と同様に直径1mmの1海19島プラスチック光ファイバケーブルを製造した。断面を観察した所、19の第1の島部すべてに第2の鞘が形成されており、海部である第1の芯、島部の内部に存在する第2の芯ともに導光していることを確認し、図5の概略断面図に示す構造であった。伝送損失については162dB/kmで合格であった。曲げ損失については0.4dBで合格であった。接続損失については1.2dBで合格であった。なお、鞘の屈折率は、芯の屈折率よりも低かった。
(実施例6)
流量比を芯/鞘=80/20とした以外は実施例1と同様に直径1mmの1海19島プラスチック光ファイバケーブルを製造した。断面を観察した所、19の第1の島部すべてに第2の鞘が形成されており、海部である第1の芯、島部の内部に存在する第2の芯ともに導光していることを確認し、図5の概略断面図に示す構造であった。伝送損失については160dB/kmで合格であった。曲げ損失については0.4dBで合格であった。接続損失については1.3dBで合格であった。なお、鞘の屈折率は、芯の屈折率よりも低かった。
(実施例7)
流量比を芯/鞘=50/50とした以外は実施例1と同様に直径1mmの1海19島プラスチック光ファイバケーブルを製造した。断面を観察した所、19の第1の島部すべてに第2の鞘が形成されており、海部である第1の芯、島部の内部に存在する第2の芯ともに導光していることを確認し、図5の概略断面図に示す構造であった。伝送損失については160dB/kmで合格であった。曲げ損失については0.4dBで合格であった。接続損失については1.4dBで合格であった。なお、鞘の屈折率は、芯の屈折率よりも低かった。
(実施例8)
使用する複合ダイスを2種9層複合ダイスとし、芯と鞘が交互に3層ずつ同心円状に構成されたダイスを用いるほかは実施例1と同様にプラスチック光ファイバを紡糸し、図3に示すような断面を有するプラスチック光ファイバを製造した。伝送損失については、152dB/kmで合格であった。曲げ損失については0.4dBで合格であった。接続損失については1.0dBで合格であった。なお、鞘の屈折率は、芯の屈折率よりも低かった。
(比較例1)
芯樹脂としてポリメチルメタクリレート(屈折率1.491)、鞘樹脂として、ビニリデンフロライドとテトラフロロエチレンとヘキサフロロプロペンの共重合体(屈折率1.37)、をそれぞれ、19島複合紡糸ダイの芯樹脂分配室と鞘樹脂分配室に入れ、直径1mmの19島プラスチック光ファイバ素線を複合紡糸により製造した。製造した光ファイバ素線を実施例1と同様にプラスチック光ファイバケーブルとした。断面を観察した所、19の島部すべて導光していることを確認し、図6の概略断面図に示す構造であった。図6に示す光ファイバ31は、鞘29と、鞘29の内側に形成された19の芯28とで構成されている。伝送損失については161dB/kmで合格であった。曲げ損失については0.3dBで合格であった。接続損失については1.8dBで不合格であった。なお、流量比は芯/鞘=90/10であった。
(比較例2)
芯樹脂としてポリメチルメタクリレート(屈折率1.491)、鞘樹脂として、ビニリデンフロライドとテトラフロロエチレンとヘキサフロロプロペンの共重合体(屈折率1.37)、を、それぞれ、単芯複合紡糸ダイの芯樹脂分配室と鞘樹脂分配室に入れ、直径1mmの単芯プラスチック光ファイバ素線を複合紡糸により製造した。製造したプラスチック光ファイバ素線を実施例1と同様にプラスチック光ファイバケーブルとした。断面を観察した所、海部である第1の芯が導光していることを確認し、図7の概略断面図に示す構造であった。図7に示すプラスチック光ファイバ34は、鞘33と、鞘33の内側に形成された芯32とで構成されている。伝送損失については139dB/kmで合格であった。曲げ損失については0.7dBで不合格であった。接続損失については0.6dBで合格であった。なお、流量比は芯/鞘=90/10であった。
(比較例3)
芯樹脂として、ポリカーボネートを用いる他は実施例1と同様にプラスチック光ファイバケーブルを製造した。海部である第1の芯、第1の島部の内部に存在する第2の芯ともに導光していることを確認し、図5の概略断面図に示す構造であった。伝送損失については1100dB/kmであり、不合格であった。曲げ損失については0.3dBで合格であった。接続損失については1.2dBで合格であった。
本出願は、2017年8月31日出願の日本特許出願(特願2017−167847)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
1、21…第1の芯、
2、22…第1の鞘、
3、7、8、27、31、34…第1の島部、
4、4A、4B、30…プラスチック光ファイバ、
5、10、25…第2の芯、
6、9、26…第2の鞘、
11…第2の島部、
12…第3の鞘、
13…第3の芯、
14…第4の鞘、
15…第4の芯、
16…被覆層、
17…プラスチック光ファイバケーブル、
28、32…芯、
29、33…鞘。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
[1]
第1の鞘と、前記第1の鞘の内側に第1の海部を形成する第1の芯(但し、低屈折率層で囲まれた高屈折率層から構成される構造を除く)と、前記第1の芯の内側に、少なくとも外周が前記第1の海部よりも屈折率が低く形成された第1の島部とを有し、
前記第の芯がポリメタクリル酸メチル系樹脂を含み、
前記第1の島部が、第2の鞘と、前記第2の鞘の内側に第2の海部を形成する第2の芯(但し、低屈折率層で囲まれた高屈折率層から構成される構造を除く)とを有し、
前記光ファイバを構成する複数の前記第1の芯及び第2の芯が同じ素材で形成されている、
プラスチック光ファイバ。
[2]
前記第1の島部を複数有する、[1]のプラスチック光ファイバ。
[3]
前記第2の芯の内側にさらに第2の島部を有する、[1]又は[2]のプラスチック光ファイバ。
[4]
前記第2の島部が、内方向に向かって、鞘と芯とがこの順序でそれぞれ1つ以上、交互に形成された構造を有する、[3]のプラスチック光ファイバ。
[5]
前記光ファイバの断面積全体に占める、前記プラスチック光ファイバを構成する芯の断面積の合計が、50%以上であることを特徴とする、[1]〜[4]のいずれかのプラスチック光ファイバ。
[6]
複数の鞘を有する場合、前記プラスチック光ファイバを構成する各鞘が同じ素材で形成されている、[1]〜[5]のいずれかのプラスチック光ファイバ。
[7]
前記プラスチック光ファイバを構成する鞘の少なくとも一つがフッ素樹脂である、[1]〜[6]のいずれかのプラスチック光ファイバ。
[8]
前記第1の鞘の外側に前記第1の鞘よりも屈折率の低い層を有する、[1]〜[7]のいずれかのプラスチック光ファイバ。
[9]
歪曲配線で用いられる、[1]〜[8]のいずれかのプラスチック光ファイバ。
[10]
多連結配線で用いられる、[1]〜[9]のいずれのプラスチック光ファイバ。
[11]
前記第1の鞘以外の鞘の厚みが20μm以下である、[1]〜[10]のいずれか一項に記載のプラスチック光ファイバ。
[12]
前記第1の鞘の厚みが1μm以上である、[1]〜[11]のいずれか一項に記載のプラスチック光ファイバ。
[13]
[1]〜[12]のいずれかのプラスチック光ファイバと、このプラスチック光ファイバを被覆した樹脂とを含む、プラスチック光ファイバケーブル。
[14]
[13]のプラスチック光ファイバケーブルと、このプラスチック光ファイバケーブルの両端に取り付けたコネクタとを含む、コネクタ付プラスチック光ファイバケーブル。
[15]
前記コネクタが溶着した状態で前記プラスチック光ファイバケーブルに取り付けられている、[14]のコネクタ付プラスチック光ファイバケーブル。
[16]
[1]〜[12]のいずれかのプラスチック光ファイバ、[13]のプラスチック光ファイバケーブル、又は[14]又は[15]のコネクタ付プラスチック光ファイバケーブルを含む、光通信システム。
[17]
プラスチック光ファイバケーブルが複数のコアを有し、それらの芯を通過する光の光源が同一である、[16]の光通信システム。
[18]
[1]〜[12]のいずれかのプラスチック光ファイバを含む、プラスチック光ファイバセンサ。

Claims (18)

  1. 第1の鞘と、前記第1の鞘の内側に第1の海部を形成する第1の芯と、前記第1の芯の内側に、少なくとも外周が前記第1の海部よりも屈折率が低く形成された第1の島部とを有し、
    前記第一の芯がポリメタクリル酸メチル系樹脂を含む、
    プラスチック光ファイバ。
  2. 前記第1の島部を複数有する、請求項1記載のプラスチック光ファイバ。
  3. 前記第1の島部が、第2の鞘と、前記第2の鞘の内側に第2の海部を形成する第2の芯とを有する、請求項1又は2に記載のプラスチック光ファイバ。
  4. 前記第2の芯の内側にさらに第2の島部を有する、請求項3記載のプラスチック光ファイバ。
  5. 前記第2の島部が、内方向に向かって、鞘と芯とがこの順序でそれぞれ1つ以上、交互に形成された構造を有する、請求項4記載のプラスチック光ファイバ。
  6. 複数の芯を有する場合、前記光ファイバを構成する各芯が同じ素材で形成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のプラスチック光ファイバ。
  7. 前記光ファイバの断面積全体に占める、前記光ファイバを構成する芯の断面積の合計が、50%以上であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のプラスチック光ファイバ。
  8. 複数の鞘を有する場合、前記光ファイバを構成する各鞘が同じ素材で形成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のプラスチック光ファイバ。
  9. 前記光ファイバを構成する鞘の少なくとも一つがフッ素樹脂である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のプラスチック光ファイバ。
  10. 前記第1の鞘の外側に前記第1の鞘よりも屈折率の低い層を有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載のプラスチック光ファイバ。
  11. 歪曲配線で用いられる、請求項1〜10のいずれか1項に記載のプラスチック光ファイバ。
  12. 多連結配線で用いられる、請求項1〜11のいずれか一項に記載のプラスチック光ファイバ。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のプラスチック光ファイバと、このプラスチック光ファイバを被覆した樹脂とを含む、プラスチック光ファイバケーブル。
  14. 請求項13に記載のプラスチック光ファイバケーブルと、このプラスチック光ファイバケーブルの両端に取り付けたコネクタとを含む、コネクタ付プラスチック光ファイバケーブル。
  15. 前記コネクタが溶着した状態で前記プラスチック光ファイバケーブルに取り付けられている、請求項14記載のコネクタ付プラスチック光ファイバケーブル。
  16. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のプラスチック光ファイバ、請求項13記載のプラスチック光ファイバケーブル、請求項14又は15記載のコネクタ付プラスチック光ファイバケーブルを含む、光通信システム。
  17. プラスチック光ファイバケーブルが複数のコアを有し、それらの芯を通過する光の光源が同一である、請求項16記載の光通信システム。
  18. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のプラスチック光ファイバを含む、プラスチック光ファイバセンサ。
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