JP2023074163A - プラスチック光ファイバ、及びプラスチック光ファイバケーブル - Google Patents

プラスチック光ファイバ、及びプラスチック光ファイバケーブル Download PDF

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Takeshi Kimura
光史 沖田
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Abstract

【課題】曲げ損失の低減、接続損失の低減、及び伝送損失の低減を同時に満足するプラスチック光ファイバを提供する。【解決手段】前記プラスチック光ファイバの芯/鞘構造の最外周を形成する第1の鞘2と、前記第1の鞘2の内側に第1の海部を形成する第1の芯1と、を有するプラスチック光ファイバであって、前記第1の芯1の内側に、少なくとも外周が前記第1の海部よりも屈折率が低く形成された第1の島部8を有し、前記第1の芯1がポリメタクリル酸メチル系樹脂を含む、プラスチック光ファイバ。【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチック光ファイバ、及びプラスチック光ファイバケーブルに関する。
ステップインデックス型光ファイバは、透明体からなる芯の周囲を、前記透明体より低屈折率の固体からなる鞘で囲んだ構造を有し、芯と鞘との境界で光を反射させることにより、芯内で光を伝送する媒体である(例えば、特許文献1参照)。
前記ステップインデックス型光ファイバは、その素材別に、石英ガラス光ファイバ、多成分ガラス光ファイバ、ポリマークラッドシリカファイバ、プラスチック光ファイバ等に分類され、また構造別に、芯が一つであるシングルコアファイバと、芯が複数存在するマルチコアファイバに分類される。
前記ステップインデックス型光ファイバは、従来から、照明、光データ通信、光電センサ、画像伝送用等に広く用いられているが、近年特に近距離光伝送用途でプラスチック光ファイバの需要が拡大している。
これらの光ファイバを用いて光を伝送する場合、線径が太いほど受光量を大きくでき、より長距離の伝送が可能となるが、一方で曲げ損失が大きくなり、特に素材が石英やガラスである場合には曲げることさえ困難になってしまう、という問題点を有している。かかる問題点を解決する方法として、構造を多芯(マルチコア)構造とすることにより、曲げ損失を低減した技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010-145288号公報 特開平9-33737号公報
しかしながら、特許文献2に開示されている多芯構造を有する光ファイバにおいては、断面積に占める鞘の割合が増大してしまうため、受光量の低下を招き、さらに芯と鞘との界面の機械強度が弱く、容易に剥離してしまうという問題点を有している。また、特許文献2には、接続損失を低減することに関して何ら検討されていない。
そこで本発明においては、曲げ損失の低減、接続損失の低減、伝送損失の低減を同時に満足するプラスチック光ファイバ、を提供することを目的とする。
本発明者は、上述した従来技術の課題を解決すべく鋭意検討した結果、海部を形成するポリメタクリル酸メチル系樹脂(PMMA系樹脂)を含む芯の内側に、海部よりも屈折率の低い島部を形成させることにより、従来技術の課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
〔1〕
前記プラスチック光ファイバの芯/鞘構造の最外周を形成する第1の鞘と、
前記第1の鞘の内側に第1の海部を形成する第1の芯と、
を有するプラスチック光ファイバであって、
前記第1の芯の内側に、少なくとも外周が前記第1の海部よりも屈折率が低く形成された第1の島部を有し、
前記第1の芯がポリメタクリル酸メチル系樹脂を含む、
プラスチック光ファイバ。
〔2〕
前記第1の島部は、第2の鞘と、前記第2の鞘の内側に第2の海部を形成する第2の芯とを有する、前記〔1〕に記載のプラスチック光ファイバ。
〔3〕
前記第2の芯の内側に、さらに、第3の鞘と前記第3の鞘の内側に第3の海部を形成する第3の芯よりなる第2の島部を有する、前記〔2〕に記載のプラスチック光ファイバ。
〔4〕
前記第2の島部は、プラスチック光ファイバの断面の内方向に向かって、同心円状に鞘と芯とがこの順序でそれぞれ2つ以上、交互に形成され、全体で4層以上の芯/鞘構造の層を有する、前記〔3〕に記載のプラスチック光ファイバ。
〔5〕
前記プラスチック光ファイバを構成する各芯が同じ素材で形成されている、前記〔2〕乃至〔4〕のいずれか一に記載のプラスチック光ファイバ。
〔6〕
前記プラスチック光ファイバの断面における、最内層の島部の直径が、前記プラスチック光ファイバの断面の直径の20%以上40%以下である、前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載のプラスチック光ファイバ。
〔7〕
前記プラスチック光ファイバの断面おいて、前記鞘と前記芯とが、前記プラスチック光ファイバの延伸方向に直交する方向に円状に配置されている、前記〔1〕乃至〔6〕のいずれか一に記載のプラスチック光ファイバ。
〔8〕
前記プラスチック光ファイバを構成する各鞘が、同じ素材で形成されている、前記〔2〕乃至〔7〕のいずれか一に記載のプラスチック光ファイバ。
〔9〕
前記プラスチック光ファイバを構成する鞘の少なくとも一つがフッ素樹脂である、前記〔1〕乃至〔8〕のいずれか一に記載のプラスチック光ファイバ。
〔10〕
前記第1の鞘の外側に熱可塑性フッ素系樹脂層よりなる保護層を有する、前記〔1〕乃至〔9〕のいずれか一に記載のプラスチック光ファイバ。
〔11〕
前記〔1〕乃至〔10〕のいずれか一に記載のプラスチック光ファイバと、
前記プラスチック光ファイバを被覆する熱可塑性樹脂層よりなる被覆層と、を有する、
プラスチック光ファイバケーブル。
本発明によれば、曲げ損失の低減、接続損失の低減、及び伝送損失の低減を同時に満足するプラスチック光ファイバを提供することができる。
本実施形態のプラスチック光ファイバの一例の概略略面図を示す。 本実施形態のプラスチック光ファイバの他の一例の概略断面図を示す。 本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルの一例、及び実施例1のプラスチック光ファイバケーブル概略断面図を示す。 本実施形態の実施例2~3のプラスチック光ファイバケーブルの概略断面図を示す。 比較例1のプラスチック光ファイバの概略断面図を示す。 比較例2のプラスチック光ファイバの概略断面図を示す。
以下、本発明を実施するための形態(以下、単に「本実施形態」という。)について詳細に説明する。
なお、以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨の範囲内で適宜に変形して実施できる。
〔プラスチック光ファイバ〕
本実施形態のプラスチック光ファイバ(例えば、ステップインデックス型光ファイバが挙げられる。以下、「プラスチック光ファイバ」を単に「光ファイバ」ということがある。)は、プラスチック光ファイバの芯/鞘構造の最外周を形成する第1の鞘と、前記第1の鞘の内側に第1の海部を形成する第1の芯とを有し、前記第1の芯の内側に、少なくとも外周が第1の海部よりも屈折率が低く形成された第1の島部とを有し、前記第1の芯がポリメタクリル酸メチル系樹脂(PMMA系樹脂)を含む。
従来、マルチコア型光ファイバでは、接続損失の値が大きい傾向があった。これは、何らの論理に束縛されることを意図しないが、マルチコア型光ファイバ同士を接続する際に、一方の複数のコアを、他方の複数のコアに対して接続位置を正確に対応させることが困難であり、これによって光損失が生じたためと考えられる。
一方において、本実施形態のプラスチック光ファイバは、前記第1の芯の内側に島部が形成されている構造とし、前記島部は少なくとも外周が海部となる前記第1の芯の樹脂よりも屈折率を低いものとした。それにより、プラスチック光ファイバを曲げた際の島部からの漏光や、プラスチック光ファイバ同士を接続する際の漏光を周辺の海部で伝搬することが可能となるため、曲げ損失や接続損失が改善した。さらに、海部としての芯がPMMA(ポリメタクリル酸メチル)系樹脂を含むことによって、光ファイバに柔軟性が付与されて耐久性が向上し、曲げ損失及び伝送損失の低減を達成できた。
すなわち、本実施形態のプラスチック光ファイバでは、上述したように、第1の芯の内側に、島部が形成されている構造とし、前記島部は少なくとも外周が海部となる第1の芯の樹脂よりも屈折率が低いものにし、さらには、海部を構成する芯樹脂としてPMMA系樹脂を採用することによって、曲げ損失の低減、接続損失の低減、及び通信帯域の向上を同時に満たすことができる。
一般的に光ファイバ、例えば、ステップインデックス型光ファイバの芯は、光を伝播する部分であるため、例えば、特許文献1に記載されたようなフォトニック結晶ファイバが有する空孔を除き、内部に異物は何も存在させないほうがよいとされており、本実施形態のプラスチック光ファイバにおいて上述した効果が得られることは驚くべき結果である。
本実施形態のプラスチック光ファイバは、例えば、照明用、光データ通信用、光電センサ等のセンサ用等に適用できる。
(プラスチック光ファイバの好適な形態)
本実施形態のプラスチック光ファイバは、前記プラスチック光ファイバの断面において、鞘と芯とが、プラスチック光ファイバの延伸方向に直交する方向に、円状に配置されていることが好ましい。鞘と芯とは、完全な同心円形状に配置されていることまでは要求されず、外周に位置する芯の内側に、当該芯よりも屈折率の低い鞘が円状に形成されていればよい。
図1に、本実施形態のプラスチック光ファイバの一例の概略断面図を示す。
図1において、プラスチック光ファイバ1A(以下、単に「光ファイバ1A」と記載する場合がある。)は、当該プラスチック光ファイバの芯/鞘構造の最外周を形成する第1の鞘2と、前記第1の鞘2の内側に第1の海部を形成するPMMA系樹脂からなる第1の芯1とを有する。
第1の芯1の内側には、少なくとも外周が前記第1の海部である第1の芯1よりも屈折率が低く形成された第1の島部8を有している。
本実施形態のプラスチック光ファイバの好適な形態は、前記第1の島部8の内側に、第2の島部11を有し、さらに第2の島部11の内側に第3の島部14を有する、4層の芯/鞘構造を有する形態である。
第1の島部8は、外周側に第2の鞘9と、第2の鞘9の内側にPMMA系樹脂からなる第2の海部を形成する第2の芯10とを有する。
第2の島部11は、外周側に第3の鞘12と、第3の鞘12の内側にPMMA系樹脂からなる第3の海部を形成する第3の芯13を有する。
第3の島部14は、外周側に第3の鞘15と、第3の鞘15の内側にPMMA系樹脂からなる第3の海部を形成する第3の芯16を有する。
上述したように、本実施形態のプラスチック光ファイバは、芯/鞘構造からなる島部が、断面の内方向に向かって同心円状に形成されている形態を有することが好ましい。
なお、図1に示す光ファイバ1Aの第1の島部8には、3つの鞘と、3つの芯とが含まれている構成を有するが、本実施形態のプラスチック光ファイバでは、この形態に限定されず、第1の島部8が、2つの鞘と、2つの芯とで構成されており、プラスチック光ファイバ全体として、3つの鞘と、3つの芯とで構成されていてもよい。
また、第1の島部8が3つ以上の鞘と、3つ以上の芯とを含む構成であって、プラスチック光ファイバ全体として、4つ以上の鞘と、4つ以上の芯とで構成されていてもよい。すなわちかかる構成においては、第2の島部11が、プラスチック光ファイバの断面の面方向に向かって同心円状に鞘と芯とがこの順序で、それぞれ2つ以上交互に形成され、全体で4層以上の芯/鞘構造の層を有するものとなる。
(芯)
本実施形態のプラスチック光ファイバを構成する芯とは、例えば、光を伝送させる部分であり、芯よりも屈折率が低い鞘に周囲を囲まれた光学的に透明な部分である。
芯の形態に特に定めはないが、断面が円形状である形態が効率的に光を反射できるため好ましい。芯が、内周と外周とを有する構造の場合、外周のみ鞘に囲まれていればよい。
芯として用いることのできる材料は、透明性、柔軟性を兼ね備えた材料である必要があり、PMMA系樹脂を含む材料であることが好ましい。PMMA系を含む材料としては、後述するメチルメタクリレートの重合体、共重合体や、これらの(共)重合体を含む複数樹脂の混合物や組成物をいずれも用いることができ、PMMA系樹脂を50質量%以上含む材料が好ましい。PMMA系樹脂は、光通信用途に適した低伝送損失のプラスチック光ファイバとすることができる。
芯として用いることのできるPMMA系樹脂とは、メチルメタクリレートの単独重合体、又はメチルメタクリレート由来の単位を50質量%以上含んだ共重合体をいう。
PMMA系樹脂は、メチルメタクリレート由来の単位と、メチルメタクリレートと共重合可能な成分由来の単位と、を含む共重合体であってもよい。
メチルメタクリレートと共重合可能な成分としては、特に限定されず、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチルなどのアクリル酸エステル類、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸シクロヘキシルなどのメタクリル酸エステル類、アクリルアミド、メチルクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、N-イソプロピルアクリルアミド、N-メチロールアクリルアミド等のアクリルアミド類、メタクリルアミド、メチルメタクリルアミド、ジメチルメタクリルアミド等のメタクリルアミド類、イソプロピルマレイミドのようなマレイミド類、アクリル酸、メタクリル酸、スチレン等が挙げられ、これらの1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
芯の材料であるPMMA系樹脂の重量平均分子量は、メルトフロー(成形しやすさ)の観点から、ポリスチレン換算で、8万以上20万以下のものが好ましく、10万以上12万以下のものがより好ましい。
本実施形態のプラスチック光ファイバが複数の芯を有する場合、各芯が同じ素材であれば、各芯を伝搬する光の速度が同一となり、光ファイバの帯域が向上するため、各芯が同じ素材で形成されていることが好ましい。
本実施形態のプラスチック光ファイバの断面積全体に占める、プラスチック光ファイバを構成する芯の断面積の合計は、50%以上であることが好ましい。
芯の断面積の合計が50%以上であることにより、受光面積が十分に大きくなるため、より長距離の伝送が可能となる。同様の観点から、芯の断面積の合計は、60%以上、65%以上、70%以上、75%以上、80%以上であることがより好ましく、85%以上、87%以上、89%以上、90%以上、91%以上、92%以上、93%以上、94%以上、95%以上であることがさらに好ましい。
なお、プラスチック光ファイバの断面積全体に占める、芯の断面積比は、後述するポリマーの流量比で表現することもできる。
プラスチック光ファイバの断面積全体に占める、プラスチック光ファイバを構成する芯の断面積の合計は、プラスチック光ファイバの製造工程において、芯樹脂の流量を調整することにより、上記数値範囲に制御することができる。
(鞘)
本実施形態のプラスチック光ファイバを構成する鞘とは、例えば、芯内を伝播する光を反射させるために設けられた、芯よりも屈折率が低い部分である。
鞘は、芯を取り囲むように配置されるだけでなく、海部としての芯の内側に島部として存在していてもよい。
鞘として用いることができる材料は、例えば、その鞘の内側に形成される芯よりも屈折率が低い材料であれば特に制限はなく、例えば、ガラス、樹脂、及び樹脂の混合物や、樹脂組成物等が挙げられる。それらの中でも、使用する光に対する透過率が高い観点から、フッ素樹脂、複数のフッ素樹脂の混合物、特にフッ素樹脂と炭化水素系樹脂との混合物が好適に用いられる。
鞘の材料として、フッ素樹脂を用いることにより、伝送損失をより一層抑えることができる。かかる観点から、本実施形態のプラスチック光ファイバを構成する鞘の少なくとも一つが、フッ素樹脂であることが好ましい。
鞘の材料として用いるフッ素樹脂としては、例えば、フッ化メタクリレート系重合体やポリビニリデンフロライド系樹脂、エチレン-テトラフロロエチレン系共重合体等が挙げられる。これらは、含フッ素モノマーの複数種類の共重合体であってもよい。
フッ化メタクリレート系重合体としては、特に限定されないが、透過率が高く耐熱性や成形性に優れるという観点から、フルオロアルキルメタクリレート、フルオロアルキルアクリレート、α-フロロ-フルオロアルキルアクリレート等のフッ素を含有するアクリレートモノマー又はメタクリレートモノマーの重合体が好ましい。また、フッ素を含有する(メタ)アクリレートモノマー由来の単位と、これらと共重合可能な他の成分由来の単位とを含む共重合体であってもよく、メチルメタクリレート等の共重合可能な炭化水素系のモノマー由来の単位との共重合体が好ましい。フッ素を含有する(メタ)アクリレートモノマー由来の単位と、これと共重合可能な炭化水素系のモノマー由来の単位との共重合体を鞘の材料とすることで、容易に屈折率を制御できるため好ましい。
一方、ポリビニリデンフロライド系樹脂としては、特に限定されないが、耐熱性や成形性に優れるという観点から、ビニリデンフロライドの単独重合体;ビニリデンフロライドと、テトラフロロエチレン、ヘキサフロロプロペン、トリフロロエチレン、ヘキサフロロアセトン、パーフロロアルキルビニルエーテル、クロロトリフロロエチレン、エチレン、プロピレンからなる群から選択される少なくとも1種類以上のモノマーとの共重合体;これらのビニリデンフロライド成分由来の単位を含む重合体とPMMA系樹脂とのアロイが好ましい。特にパーフロロアルキルビニルエーテルをビニリデンフロライドとの共重合モノマーとして使用することにより、鞘の低屈折率化が達成できるため好ましい。
パーフロロアルキルビニルエーテルを含有したフッ素系共重合体としては、芯の材料としてメチルメタクリレート主体の(共)重合体を用いた場合、かかる芯との良密着性や低屈折率の観点から、パーフロロアルキルビニルエーテル、ビニリデンフロライド、テトラフロロエチレン、及びヘキサフロロプロペンとの4元共重合体であることが好ましく、より好ましくは、ビニリデンフロライド成分が20~40モル%、テトラフロロエチレン成分が40%以上60モル%以下、ヘキサフロロプロペン成分が10%以上25モル%以下、パーフロロアルキルビニルエーテル成分が1%以上15モル%以下からなる共重合体が好ましい。さらには、前記4元重合体をナトリウムD線で測定した20℃における屈折率が1.30~1.37、23℃におけるショアD硬度(ASTMD2240)の値が30~55、265℃におけるメルトフローレート(MFR)(ASTM D1238、荷重5kg、オリフィスの直径2mm、長さ8mmノズルから10分間に流れる樹脂のg数)が1~75g/10分を満足する重合体が、プラスチック光ファイバの製造工程が容易となる観点から好ましい。
なお、本願明細書中において「屈折率」とは、JIS K7142 2014に基づいて算出された値を意味する。
さらには、耐熱性の観点から、鞘の材料としては、ポリビニリデンフロライド、ヘキサフロロプロペン、及びテトラフロロエチレンの共重合体が好ましく、より好ましくはビニリデンフロライド成分が40モル%以上62モル%以下、テトラフロロエチレン成分が28モル%以上40モル%以下、ヘキサフロロプロペン成分が8モル%以上22モル%以下からなる共重合体である。さらには、前記共重合体において、ナトリウムD線で20℃で測定した屈折率が1.35以上1.37以下、23℃におけるショアD硬度(ASTMD2240)の値が38以上45以下、240℃におけるMFR(ASTM D1238、荷重10kg)が15<MFR<(5/9)×240-100なる関係を満足することがが、本実施形態のプラスチック光ファイバの製造が容易になる観点から好ましい。
前記ポリビニリデンフロライド、ヘキサフロロプロペン、及びテトラフロロエチレンの共重合体は、前記成分比内であれば、トリフロロエチレン、ヘキサフロロアセトン、パーフロロアルキルビニルエーテル、クロロトリフロロエチレン、エチレン、プロピレン等を重合単量体として含む共重合体であってもよい。
エチレン-テトラフロロエチレン系共重合体としては、特に制限はないが、150~200℃の範囲に融点を有し、ナトリウムD線で20℃で測定した屈折率が1.37~1.41の範囲にあり、MFR(230℃、荷重3.8kg)が5~100g/10分の範囲にあり、反応性官能基末端を有する、変性エチレン-テトラフルオロエチレン系共重合体が好ましい。
上述した鞘を構成する各種のフッ素樹脂は、変性された変性フッ素樹脂であってもよい。
前記変性フッ素樹脂とは、全部又は一部の水素原子がフッ素原子で置換されたエチレン性モノマー(塩素等のフッ素以外のハロゲン原子を含んでいてもよい。以下、「含フッ素モノマー」ともいう。)の重合体、又は該含フッ素モノマーと共重合可能な単量体との共重合体であって、主鎖あるいは側鎖に反応性官能基(例えば、カーボネート基(カルボニルジオキシ基)、エステル基、ハロホルミル基、カルボキシル基等)を導入して変性した、反応性官能基末端を有するものをいう。
ここで、「反応性官能基末端を有する」とは、主鎖及び/又は側鎖の末端に反応性官能基を有することをいう。
上記のように、反応性官能基末端を有するフッ素樹脂である、変性フッ素樹脂を鞘の材料として用いることにより、耐薬品性や耐熱性等に優れるプラスチック光ファイバが得られる。
耐薬品性と耐熱性の観点から、反応性官能基の中でもカーボネート基を有するものが特に好ましい。カーボネート基を有する反応性官能基を導入した変性フッ素樹脂は、重合時に重合開始剤としてパーオキシカーボネートを用いると容易に得られる。
これらの反応性官能基の導入は公知の方法によって行うことができるが、重合開始剤として共重合体に導入することが好ましく、導入の際には、得られる共重合体100質量部に対して、重合開始剤の使用量を0.05質量部以上20質量部以下とすることが好ましい。
上記変性フッ素樹脂は、エチレン-テトラフルオロエチレン系共重合体を主骨格とする。エチレン-テトラフルオロエチレン系共重合体における、エチレン/テトラフルオロエチレンのモル比は、特に限定されないが、成形性と耐薬品性のバランスの観点から、70/30~30/70の範囲にあることが好ましい。
さらに、上記変性フッ素樹脂は、テトラフルオロエチレン、及びエチレンとともに、これらと共重合可能な他の単量体、例えば、ヘキサフルオロプロピレン、ヘキサフルオロイソブテン、プロピレン、1-ブテン、2-ブテン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン、クロロトリフルオロエチレン、フッ化ビニル、ヘキサフルオロイソブテン、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)等のオレフィンを共重合させたものであってもよい。
この場合、エチレン/テトラフルオロエチレン/共重合可能な他の単量体のモル比は、特に限定されないが、成形性と耐薬品性のバランスの観点から、(10~80)/(20~80)/(0~40)の範囲にあることが好ましい。
上述した変性フッ素樹脂としては、テトラフルオロエチレン62モル%以上80モル%以下、エチレン20モル%以上38モル%以下、及びこれらと共重合可能な単量体0モル%以上10モル%以下からなる単量体成分から得られるポリマー鎖を有するカルボニルジオキシ基含有共重合体;テトラフルオロエチレン20モル%以上80モル%以下、エチレン10モル%以上80モル%以下、ヘキサフルオロプロピレン0モル%以上30モル%以下、及びこれらと共重合可能な単量体0モル%以上10モル%以下からなる単量体成分から得られるポリマー鎖を有するカルボニルジオキシ基含有共重合体が、耐薬品性や耐熱性に優れるため好ましい。
変性フッ素樹脂の融点は150℃~200℃の範囲であることが好ましい。融点がかかる温度範囲であることにより、300℃以下の温度で成形可能であるため好ましい。300℃以下であれば、ポリメチルメタクリレート系樹脂の熱分解が許容できる。
融点の測定は、示差走査熱量測定によって行うことができる。例えば、セイコーインスツルメンツ社製の示差走査熱量計(EXSTAR DSC6200)を用いて、サンプルを昇温速度20℃/分で昇温することにより測定できる。
本実施形態においては、変性フッ素樹脂が、反応性官能基末端を有するエチレン-テトラフルオロエチレン系共重合体であることが好ましい。
特に、変性フッ素樹脂として用いられる変性エチレン-テトラフルオロエチレン系共重合体は、テトラフルオロエチレン、及びエチレンとともに、プロピレン等のモノマーを共重合させたものであっても差し支えない。これらの中でも融点が150℃~200℃の範囲で、MFR(230℃、荷重3.8kg、オリフィスの直径2mm、長さ8mm)が5~100g/10分の範囲であれば、芯樹脂を構成するポリメチルメタクリレート系樹脂の熱分解が許容できる300℃以下の温度で成形可能であるため好ましい。
上記のような変性フッ素樹脂は、通常、23℃におけるショアD硬度(ASTM D2240)の値が60~80の範囲にある。ショアD硬度が高くても、鞘樹脂に反応性官能基を導入することで、芯との接着性が生じ、固い鞘樹脂でも芯から容易に剥離し難く、芯が鞘から飛び出したりするという問題の発生を防止できる。
このような変性フッ素樹脂としては、市販品として、ダイキン工業社製のネオフロンEFEP RP5000及びRP4020、並びに旭硝子社製のフルオンLM-ETFE AH2000等を使用できる。これらのうち、ネオフロンEFEP RP5000及びRP4020は、反応性官能基としてカルボニルジオキシ基を含有するカーボネート変性エチレン-テトラフルオロエチレン系共重合体であり、鞘樹脂として好適である。
鞘の厚みに特に制限はないが、薄いと光が十分に反射しないおそれがあり、厚すぎると受光面積を低下させるおそれがある。
本実施形態のプラスチック光ファイバにおいては、第1の鞘2の厚みは、プラスチック光ファイバの機械強度を保つため、1μm以上100μm以下が好ましく、5μm以上50μm以下がより好ましく、7μm以上20μm以下がさらに好ましい。
本実施形態のプラスチック光ファイバが複数の鞘を有する場合、第2以降の鞘の厚みについても、上記第1の鞘の厚みに準じて選択することができる。
本実施形態のプラスチック光ファイバは、芯/鞘構造の最外周を形成する第1の鞘と第1の芯とを有し、前記第1の芯の内側に、第1の島部を有する。
本実施形態のプラスチック光ファイバが、前記第1の島部においても、1以上の鞘、又は1以上の芯/鞘構造よりなる島部を有し、全体として複数の鞘を有する場合、各島部の下記式(1)により算出されるNAを同一にする観点から、各鞘は同じ素材で形成されていることが好ましい。
ここでNAとは下記式(1)で計算される値で、光の反射特性を決定する。
光の反射特性を各島部でそろえることで、島部が複数存在するプラスチック光ファイバであっても、全体として均質な特性になるため好ましい。
NA=(Ncore2-Nclad20.5・・・(1)
Ncore 芯の屈折率
Nclad 鞘の屈折率
(保護層)
本実施形態のプラスチック光ファイバは、図2に示すように、芯/鞘構造の最外周を形成する第1の鞘2の、さらに外周に、保護層17を有する構成とすることが好ましい。
第1の鞘2のさらに外周に保護層17を設けることにより、後述する図4中に示す被覆層21との密着性を向上させたり、プラスチック光ファイバに耐熱性を付与したりすることが可能となり、プラスチック光ファイバの性能を一層向上させることができる。
保護層17に用いる材料としては、本実施形態のプラスチック光ファイバと一括紡糸することができる熱可塑性樹脂であれば特に限定されないが、第1の鞘2との密着性や、成形性の観点から、熱可塑性フッ素系樹脂であることが好ましく、上述したエチレン-テトラフルオロエチレン系共重合体であることがより好ましい。
保護層17としては、特に第1の鞘2よりも屈折率の低い層を形成することが好ましい。第1の鞘2よりも屈折率が低い材料を用いることにより、第1の鞘2から漏れた光を低屈折率層である保護層17が反射することができ、前記の効果が期待できる。低屈折率層である保護層17の材料は、第1の鞘2の材料よりも屈折率の低い材料であれば特に限定されない。保護層17の厚みについては、プラスチック光ファイバの光量を低下させない範囲で適度な機械強度を付与する目的で、1μm以上20μm以下が好ましく、さらには1μm以上10μm以下がより好ましい。
(島部)
本実施形態のプラスチック光ファイバは、第1の海部を形成する第1の芯1の内側に、第1の島部8を有する。
島部は、例えば、海部を形成する芯を伝搬する光を反射する機能を有する。
第1の島部8は、少なくとも外周において、第1の芯1である第1の海部よりも屈折率が低くなるように形成されていればよく、全体に亘って、屈折率が低くなるように形成されていてもよい。
第1の島部8は、例えば、図1に示すように、第2の鞘9と、前記第2の鞘の内側に第2の海部を形成する第2の芯10とを有するものであることが好ましい形態である。
第1の島部8が、第2の鞘9と、第2の芯10とを有することにより、前記第1の島部8も光を伝搬することが可能となる。
なお、本実施形態のプラスチック光ファイバにおいて、第1の島部8は第2の鞘9を有していればよく、必ずしも第2の芯10を形成する必要はない。
本実施形態のプラスチック光ファイバは、例えば、図1に示すように、第2の芯10のさらに内側に、第2の島部11を有することが好ましい。
第2の芯10の内側に第2の島部11を有することにより、第2の島部11を伝搬する光の曲げ損失を低減することができる。
本実施形態の第2の島部11は、例えば、図1に示すように、プラスチック光ファイバの断面の内方向に向かって、同心円状に鞘と芯とがこの順序でそれぞれ1つ以上、交互に形成された構造を有することが好ましい。
第2の島部11がこのような構造を有することにより、より効果的に曲げ損失を低減できる。
第2の島部11において、同心円状に芯と鞘とが2つ以上交互に形成された構造を有することにより、全体で4層以上の芯/鞘構造の層を有するものとすることができ、一層、効果的に曲げ損失を低減できる。
上述したように、本実施形態のプラスチック光ファイバは、芯と鞘が交互に繰り返された同心円状の構造を有することが好適な形態であり、これにより、曲げた際の曲げ損失及びプラスチック光ファイバ同士を接続する際の接続損失を低減することが可能となる。
特に、最内層の島部は光を透過させた際の光量が最も多くなるため、最内層の島部の直径は、本実施形態のプラスチック光ファイバの断面の直径の20%以上40%以下であることが好ましく、25%以上35%以下であることがより好ましく、27以上33%以下であることがさらに好ましい。
最内層の島部の直径がプラスチック光ファイバの直径の20%以上であることにより直線光源の光量を十分に伝搬できるだけではなく、光ファイバ同士を接続した際の光学軸ずれが生じにくくなるため接続損失を低減できる。また最内層の島部の直径が40%以下であるとプラスチック光ファイバを曲げた際の曲げ損失を十分に低減できる。
〔プラスチック光ファイバケーブル〕
本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルは、本実施形態のプラスチック光ファイバと、このプラスチック光ファイバを被覆した熱可塑性樹脂層とを含む。すなわち、本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルは、本実施形態のプラスチック光ファイバが、熱可塑性樹脂で構成された被覆層により被覆されている。
(被覆層)
本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルを構成する被覆層は、上記したプラスチック光ファイバの外周に被覆形成されるものである。
図3に、本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルの一例の概略断面図を示す。
図3において、プラスチック光ファイバケーブル20は、図1に示すプラスチック光ファイバ1Aの第1の鞘2の外側に被覆層21が形成された構成を有している。
被覆層21として使用される樹脂は、特に制限はなく、従来公知の熱可塑性樹脂を使用できるが、例えばポリエチレン系樹脂、架橋ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリアミド6、ポリアミド6T、ポリアミド66、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド1010等のポリアミド系樹脂、塩化ビニル系樹脂、フッ化ビニリデン、PFA等のフッ素樹脂、ポリイミド樹脂、2,6-ヒドロキシナフトエ酸とパラヒドロキシ安息香酸との縮重合によって得られる液晶ポリマー等が挙げられる。
(外被覆層)
本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルは、被覆層を最表面層として使用することも可能であるが、さらにその外周に、ポリアミド12、ソフトポリアミド、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、フッ素樹脂、液晶樹脂等の熱可塑性樹脂からなる外被覆層(「外ジャケット」ともいう。)を施して、より補強したプラスチック光ファイバケーブルとして用いることもできる。
これらの被覆層用の樹脂には、外光の入射を防止するためにカーボンブラック等の遮光剤や水酸化マグネシウムやメラミンシアヌレート等の難燃剤を含有させることもできる。また、プラスチック光ファイバケーブルの識別性、意匠性を高めるために、被覆層用の樹脂に着色剤を含有させることもできる。着色剤としては、染料系や無機系の公知のものが用いられるが、耐熱性の観点から無機顔料を用いることが好ましい。
前記被覆層用の樹脂と、添加剤を混合する方法としては、例えば、公知の二軸押出機等の装置を用いて溶融混練する方法等が挙げられる。
本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルは、1本のプラスチック光ファイバを被覆したものでもよいし、2本以上を束ねて、外被覆層などにより被覆されたものでもよい。さらには1本のプラスチック光ファイバを被覆したケーブルを複数束ねてさらに被覆してもよい。さらに必要に応じて被覆層は、3層以上であってもよい。
本実施形態のプラスチック光ファイバは、屈曲性に優れるため、歪曲配線で用いられることが好ましい。歪曲配線とすることで、使用する機器内の隙間に敷設することが可能となり、配線設計の自由度が増加する。また、危機の隙間に敷設する際に、多連結配線とすることで、敷設が容易になるため好ましい。
〔コネクタ付光ファイバケーブル〕
本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルは、両端にコネクタを取り付けて、コネクタ付光ファイバケーブルとして利用することができる。
本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルは、単独で使用してもよいが、特に光伝送用途では、適切なコネクタを両端に取り付けることで機器間の接続が容易になる。使用できるコネクタに特に制限はなく公知の物が使用できる。特に、本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルは、被覆層にレーザー溶着でコネクタを取付けることが可能である。この場合、本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルは、コネクタが溶着した状態でプラスチック光ファイバケーブルに取り付けられている。このような形態では、コネクタはレーザー溶着することで強固にプラスチック光ファイバケーブルに取り付けられるため特に好ましい。
本実施形態のプラスチック光ファイバ、又は本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルは、ステップインデックス型プラスチック光ファイバとして優れ、光通信システムやプラスチック光ファイバセンサに好適に用いることができる。したがって、本発明には、本実施形態のプラスチック光ファイバケーブルを有する光通信システム、及び本実施形態のプラスチック光ファイバを有するプラスチック光ファイバセンサを含む。光通信システムでは通信データを確実に伝送するという観点から、プラスチック光ファイバケーブルの各芯を通過する光は、同一光源から発せられる光であることが好ましい。各芯に異なる光、すなわち異なるデータを通信することも可能であるが、多連結配線時に、各芯の位置合わせを正確にする必要があり、結果として多連結接続が非常に困難となる。
〔本実施形態のプラスチック光ファイバの製造方法〕
本実施形態のプラスチック光ファイバ及びプラスチック光ファイバケーブルは、例えば、公知の複合紡糸法により製造できる。
より具体的には、本実施形態のプラスチック光ファイバを構成する各構成要素(鞘、芯、及び島部)の材料(例えば、所定の樹脂)を、所定の構造に形成するための複合紡糸ダイに同時に導入して、プラスチック光ファイバ(プラスチック光ファイバ素線)を得る。このプラスチック光ファイバ素線の外周を、クロスヘッドダイにより、熱溶融させた被覆層形成用の樹脂で被覆させることにより、プラスチック光ファイバケーブルを得ることができる。
なお、各鞘、各芯、及びこれらにより構成される各島部の断面積比は、公知の方法を採用することにより制御が可能であり、例えば、芯及び鞘樹脂を送る各々の送液ポンプの速度を変え、芯及び鞘樹脂の合計流量に占める芯樹脂の流量の比率(流量比)を調整することにより制御することができる。
以下、本実施形態について具体的な実施例及び比較例を挙げて説明するが、本実施形態は、後述する実施例に限定されない。まず、評価項目について説明する。
<曲げ損失>
各実施例及び比較例について、半径5mmの円柱に沿わせて90度に曲げた際の光量低下率を測定した。測定値が0.5dB以下であるものを合格とした。
<接続損失>
各実施例及び比較例について、光ファイバ2mの両端にF07コネクタを取付け、光パワーメータ(グレイテクノス製 Photom205A)にて光量を測定した。その後、光ファイバの軸方向の中央で2分割し、分割部にF07コネクタを取付けた。端面を粒度30μm、9μm、及び1μmのラッピングフィルムで順次研磨し平坦に仕上げた。その後、中継アダプタで接続し、再度光量を測定した。分割前後での光量差が1.5dB以下である場合、合格とした。
<伝送損失>
各実施例及び比較例について、22mのサンプルを2本用意し、光源として入射NA0.15、波長650nmの光を用い、22m-2mカットバック法にてそれぞれ伝送損失の初期値を測定した。伝送損失が200dB/km以下のものを合格とした。
<信頼性試験>
上記の伝送損失の初期値を測定した20mの残サンプル2本の内、1本を乾熱環境下での信頼性試験として70℃又は105℃の恒温槽に投入した。また残りの1本を湿熱環境下での信頼性試験として70℃95%RH又は85℃85%RHの恒温恒湿槽に投入し、3000時間の信頼性試験を実施した。3000時間後にサンプルを槽から取出し20m-2mのカットバック法にて上記の伝送損失測定法と同様に伝送損失を測定した。
乾熱環境下での信頼性試験は伝送損失が200dB/km以下、湿熱環境下での伝送損失は250dB/km以下であれば合格とした。
なお、信頼性試験の試験条件はプラスチック光ファイバ素線に保護層を設けたものは105℃及び85℃85%RH環境下で、保護層を設けなかったものについては70℃及び70℃95%RH環境下で信頼性試験を行った。
(実施例1)
第1~第4の芯を構成する材料としてポリメチルメタクリレート(屈折率1.491)を用い、各々の芯と直接接する第1~第4の鞘を構成する材料として、ビニリデンフロライド72質量%とテトラフルオロエチレン28質量%の共重合体(屈折率1.40)を用い、使用する複合ダイスを2種8層複合ダイスとし、芯と鞘が交互に4層ずつ同心円状に構成されたダイスを用いて、直径1mmのプラスチック光ファイバを紡糸し、図1に示すような断面を有するプラスチック光ファイバを製造した。
断面をデジタルマイクロスコープ(キーエンス製 VHX-8000、拡大倍率50倍)にて観察した所、各層の島部全てに鞘が形成されており、第1~第4層全てにおいて導光し、図1の概略断面図に示す構造になっていることを確認した。また得られたプラスチック光ファイバの最内島部の直径をデジタルマイクロスコープ(キーエンス製 VHX-8000、拡大倍率100倍)を用いて測定したところ350μmであり、プラスチック光ファイバの断面の直径に対する比率は35%であった。このとき、鞘部を含めた島部外周部に接線を引き、接線間の距離を島部直径とした
その後、製造したプラスチック光ファイバ素線をポリエチレンにて被覆(被覆径2.2mm)し、プラスチック光ファイバケーブルとした。
製造したプラスチック光ファイバケーブルを22mにカットしたものを2本用意し、それぞれ2mカットバックして伝送損失の初期値を測定した。伝送損失はそれぞれ145dB/km及び146dB/kmであり合格であった。
曲げ損失については0.3dBで合格であった。
接続損失については0.9dBで合格であった。得られたプラスチック光ファイバケーブルの構成及び評価結果を表1に示す。
(実施例2)
第1~第4の芯を構成する材料としてポリメチルメタクリレート(屈折率1.491)を用い、各々の芯と直接接する第1~第4の鞘を構成する材料として、エチレン-テトラフルオロエチレン系共重合体を主骨格としたフッ素系共重合体にカーボネート基を導入した変性した変性フッ素共重合体(屈折率1.38)を用い、更に、芯/鞘構造の最外側の第1の鞘の外側に、ビニリデンフロライドとテトラフロロエチレンとヘキサフロロプロペンの共重合体(屈折率1.37)の層を設けることが可能な、2種9層の複合ダイスを用いて、芯と鞘が交互に4層ずつ同心円状に構成され、その外側に保護層を設けた、図2に示すような直径1mmのプラスチック光ファイバを製造した。
製造したプラスチック光ファイバ素線をポリアミド12にて被覆(被覆径1.5mm)し、プラスチック光ファイバケーブルとした。
製造したプラスチック光ファイバケーブルを2本用意し、それぞれカットバック法で伝送損失の初期値を測定した。伝送損失はそれぞれ166dB/km及び162dB/kmであり合格であった。
曲げ損失については0.3dBで合格であった。
接続損失については0.7dBで合格であった。
得られたプラスチック光ファイバケーブルの構成及び評価結果を表1に示す。
(実施例3)
第1~第4の鞘に使用する鞘樹脂としてテトラフルオロプロピルメタクリレート(4FM)20質量%、ペンタフルオロプロピルメタクリレート(5FM)60質量%、及びメチルメタクリレート20質量%をキャスト重合させて得られたフッ化メタクリレート系樹脂(屈折率1.42)を用い、第1の鞘の外側に設ける保護層の樹脂として、ビニリデンフロライド72質量%とテトラフルオロエチレン28質量%の共重合体(屈折率1.40)を用いた以外は実施例2と同様にしてプラスチック光ファイバケーブルを得た。
製造したプラスチック光ファイバケーブルを2本用意し、それぞれカットバック法で伝送損失の初期値を測定した。
伝送損失はそれぞれ141dB/km及び142dB/kmであり合格であった。
曲げ損失については0.5dBで合格であった。
接続損失については0.8dBで合格であった。
得られたプラスチック光ファイバケーブルの構成及び評価結果を表1に示す。
(実施例4)
第1~第4の鞘に使用する鞘樹脂としてパーフロロアルキルビニルエーテル、ビニリデンフロライドとテトラフロロエチレン、ヘキサフロロプロペンとの4元共重合体(屈折率1.36)を用いた以外は実施例3と同様にしてプラスチック光ファイバケーブルを得た。製造したプラスチック光ファイバケーブルを2本用意し、それぞれカットバック法で伝送損失の初期値を測定した。
伝送損失はそれぞれ155dB/km及び153dB/kmであり合格であった。
曲げ損失については0.4dBで合格であった。
接続損失については0.7dBで合格であった。
得られたプラスチック光ファイバケーブルの構成及び評価結果を表1に示す。
(実施例5)
第1~第3の鞘に使用する鞘樹脂としてビニリデンフロライドとテトラフロロエチレンとヘキサフロロプロペンの共重合体(屈折率1.37)を用い、同心円状のプラスチック光ファイバを紡糸する複合ノズルを2種6層複合ダイスとし、芯と鞘が交互に3層ずつ同心円状に構成されたダイスを用いた以外は、実施例1と同様にして直径1mmのプラスチック光ファイバを得、実施例1と同様に、最内島部の直径と、プラスチック光ファイバとの直径、プラスチック光ファイバの断面の直径に対する比率とを求めた。
得られたプラスチック光ファイバの最内島部の直径は200μmであり、プラスチック光ファイバとの直径との比率は20%であった。
得られた同心円状のプラスチック光ファイバにポリアミド12を実施例2と同様にして被覆しプラスチック光ファイバケーブルを得た。
製造したプラスチック光ファイバケーブルを2本用意し、それぞれカットバック法で伝送損失の初期値を測定した。
伝送損失はそれぞれ170dB/km及び172dB/kmであり合格であった。
曲げ損失については0.2dBで合格であった。
接続損失については1.2dBで合格であった。
得られたプラスチック光ファイバケーブルの構成及び評価結果を表1に示す。
(実施例6)
2種6層複合ダイスに入れる芯と鞘の流量比を変えながら芯と鞘が交互に3層ずつ同心円状に構成されたダイスを用いた以外は、実施例5と同様にして直径1mmのプラスチック光ファイバを得た。
得られたプラスチック光ファイバの最内島部の直径は400μmであり、プラスチック光ファイバとの直径との比率は40%であった。
この同心円状のプラスチック光ファイバにポリアミド12を実施例2と同様にして被覆しプラスチック光ファイバケーブルを得た。
製造したプラスチック光ファイバケーブルを2本用意し、それぞれカットバック法で伝送損失の初期値を測定した。
伝送損失はそれぞれ145dB/km及び146dB/kmであり合格であった。
曲げ損失については0.5dBで合格であった。
接続損失については1.0dBで合格であった。
得られたプラスチック光ファイバケーブルの構成及び評価結果を表1に示す。
(比較例1)
芯樹脂としてポリメチルメタクリレート(屈折率1.491)を用い、鞘樹脂として、ビニリデンフロライドとテトラフロロエチレンとヘキサフロロプロペンの共重合体(屈折率1.37)を用い、それぞれ、19島複合紡糸ダイの芯樹脂分配室と鞘樹脂分配室に入れ、直径1mmの19島プラスチック光ファイバ素線を複合紡糸により製造した。
製造した光ファイバ素線を実施例1と同様にプラスチック光ファイバケーブルとした。
断面を観察した所、19の島部すべて導光していることを確認し、図5の概略断面図に示す構造であった。
図5に示すプラスチック光ファイバ31は、鞘29と、鞘29の内側に形成された19の芯28とで構成されている。
製造したプラスチック光ファイバケーブルを2本用意し、それぞれカットバック法で伝送損失の初期値を測定した。
伝送損失はそれぞれ161dB/km及び164dB/kmであり合格であった。
曲げ損失については0.3dBで合格であった。
接続損失については1.8dBで不合格であった。
得られたプラスチック光ファイバケーブルの構成及び評価結果を表1に示す。
(比較例2)
芯樹脂としてポリメチルメタクリレート(屈折率1.491)を用い、鞘樹脂として、ビニリデンフロライドとテトラフロロエチレンとヘキサフロロプロペンの共重合体(屈折率1.37)を用い、それぞれ、単芯複合紡糸ダイの芯樹脂分配室と鞘樹脂分配室に入れ、直径1mmの単芯プラスチック光ファイバ素線を複合紡糸により製造した。
製造したプラスチック光ファイバ素線を実施例1と同様にプラスチック光ファイバケーブルとした。断面を観察したところ、海部である芯が導光していることを確認し、図6の概略断面図に示す構造であった。図6に示すプラスチック光ファイバ34は、鞘33と、鞘33の内側に形成された芯32とで構成されている。
製造したプラスチック光ファイバケーブルを2本用意し、それぞれカットバック法で伝送損失の初期値を測定した。
伝送損失はそれぞれ139dB/km及び141dB/kmであり合格であった。
曲げ損失については1.2dBで不合格であった。
接続損失については0.9dBで合格であった。
得られたプラスチック光ファイバケーブルの構成及び評価結果を表1に示す。
(実施例7)
芯と鞘の流量比を変えながら芯と鞘が交互に4層、すなわち2種8層となるように実施例1と同様の方法でプラスチック光ファイバを得た。
得られたプラスチック光ファイバの最内島部の直径は500μmであり、プラスチック光ファイバとの直径との比率は50%であった。
製造したプラスチック光ファイバケーブルを2本用意し、それぞれカットバック法で伝送損失の初期値を測定した。
伝送損失はそれぞれ141dB/km及び139dB/kmであり合格であった。
曲げ損失については0.3dBで合格であった。
接続損失については1.0dBで合格であった。
得られたプラスチック光ファイバケーブルの構成及び評価結果を表1に示す。
(実施例8)
芯と鞘の流量比を変えながら芯と鞘が交互に4層、すなわち2種8層となるように実施例1と同様の方法でプラスチック光ファイバを得た。
得られたプラスチック光ファイバの最内島部の直径は150μmであり、プラスチック光ファイバとの直径との比率は15%であった。
製造したプラスチック光ファイバケーブルを2本用意し、それぞれカットバック法で伝送損失の初期値を測定した。
伝送損失はそれぞれ156dB/km及び158dB/kmであり合格であった。
曲げ損失については0.2dBで合格であった。
接続損失については1.6dBで不合格であった。
得られたプラスチック光ファイバケーブルの構成及び評価結果を表1に示す。
下記表1中、第1の鞘に用いた樹脂、及び保護層に用いた樹脂の材料を下記に示す。
A:ビニリデンフロライド、テトラフロロエチレン、ヘキサフロロプロペン(屈折率1.37)の共重合体
B:フッ化メタクリレート系樹脂(屈折率1.42)
C:パーフロロアルキルビニルエーテル、ビニリデンフロライドとテトラフロロエチレン、ヘキサフロロプロペンとの4元共重合体(屈折率1.36)
D:ビニリデンフロライド,テトラフルオロエチレンの共重合体(屈折率1.40)
E:変性フッ素共重合体(屈折率1.38)
Figure 2023074163000002
1…第1の芯
2…第1の鞘
8…第1の島部
9…第2の鞘
10…第2の芯
11…第2の島部
12…第3の鞘
13…第3の芯
14…第3の島部
15…第4の鞘
16…第4の芯
17…保護層
20…プラスチック光ファイバケーブル
21…被覆層
28…芯
29…鞘
31…プラスチック光ファイバ
32…芯
33…鞘
34…プラスチック光ファイバ
1A,2A…プラスチック光ファイバ

Claims (11)

  1. 前記プラスチック光ファイバの芯/鞘構造の最外周を形成する第1の鞘と、
    前記第1の鞘の内側に第1の海部を形成する第1の芯と、
    を有するプラスチック光ファイバであって、
    前記第1の芯の内側に、少なくとも外周が前記第1の海部よりも屈折率が低く形成された第1の島部を有し、
    前記第1の芯がポリメタクリル酸メチル系樹脂を含む、
    プラスチック光ファイバ。
  2. 前記第1の島部は、第2の鞘と、前記第2の鞘の内側に第2の海部を形成する第2の芯とを有する、
    請求項1に記載のプラスチック光ファイバ。
  3. 前記第2の芯の内側に、さらに、第3の鞘と前記第3の鞘の内側に第3の海部を形成する第3の芯よりなる第2の島部を有する、
    請求項2に記載のプラスチック光ファイバ。
  4. 前記第2の島部は、プラスチック光ファイバの断面の内方向に向かって、同心円状に鞘と芯とがこの順序でそれぞれ2つ以上、交互に形成され、全体で4層以上の芯/鞘構造の層を有する、
    請求項3に記載のプラスチック光ファイバ。
  5. 前記プラスチック光ファイバを構成する各芯が同じ素材で形成されている、
    請求項2乃至4のいずれか一項に記載のプラスチック光ファイバ。
  6. 前記プラスチック光ファイバの断面における、最内層の島部の直径が、前記プラスチック光ファイバの断面の直径の20%以上40%以下である、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプラスチック光ファイバ。
  7. 前記プラスチック光ファイバの断面おいて、前記鞘と前記芯とが、前記プラスチック光ファイバの延伸方向に直交する方向に円状に配置されている、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプラスチック光ファイバ。
  8. 前記プラスチック光ファイバを構成する各鞘が、同じ素材で形成されている、
    請求項2乃至7のいずれか一項に記載のプラスチック光ファイバ。
  9. 前記プラスチック光ファイバを構成する鞘の少なくとも一つがフッ素樹脂である、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載のプラスチック光ファイバ。
  10. 前記第1の鞘の外側に熱可塑性フッ素系樹脂層よりなる保護層を有する、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載のプラスチック光ファイバ。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載のプラスチック光ファイバと、
    前記プラスチック光ファイバを被覆する熱可塑性樹脂層よりなる被覆層と、を有する、
    プラスチック光ファイバケーブル。
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