JP2023149713A - プラスチック光ファイバ - Google Patents

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Takeshi Kimura
光史 沖田
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Abstract

【課題】本発明の目的は、光学特性、耐熱性及び機械強度に優れるプラスチック光ファイバ(例えば、側面発光用)を提供することである。【解決手段】ポリメチルメタクリレート系樹脂を含むコアと、前記コアの周囲を取り囲み、前記コアよりも屈折率が低く、透明フッ素樹脂を含むクラッド層と、前記クラッド層の更に外側に前記クラッド層よりも屈折率が高く、透明樹脂を含む保護層とを含み、前記コア、クラッド層及び保護層に含まれる各樹脂の線膨張係数の差の絶対値が10×10-5/K以下である、プラスチック光ファイバ。【選択図】なし

Description

本発明は、プラスチック光ファイバとその用途に関する。
プラスチック光ファイバは、透明樹脂からなるコアの外周を該透明樹脂より低屈折率の樹脂からなるクラッド層を被覆した構造を有し、コアとクラッド層との境界で光を全反射させることによりコア内で光を伝送する媒体である。通常、プラスチック光ファイバは、物理的損傷あるいは、化学的損傷を防止するためにプラスチック光ファイバの外側に被覆層を設けたプラスチック光ファイバケーブルとして使用されている。このような構成からなるプラスチック光ファイバは、一端から入射した光がコアとクラッドとの界面で全反射を繰り返しながら他端部に効率よく伝達されるため、工業用、自動車用などの通信媒体として広く用いられている。
これらの用途においては、一端から入光した光を途中で漏光させることなく他端に伝達することが重要となってくる。光を側面から漏光させた側面発光ファイバとして機能させることができれば、建屋内外の間接的な照明や電光表示等の代替用途などに展開することができる。また、これらを用いた織物や編物として使用することで自動車や電車、航空機などの移動体の車内照明や、その他装飾用途などの意匠照明用途への展開も期待できる。
このようなプラスチック光ファイバにサンドブラスト処理やレーザー加工を施して、意図的にクラッドに傷を付けることで光を漏らす方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-201200号公報
しかしながら、特許文献1に記載のようなプラスチック光ファイバの加工処理は、高度な加工精度が必要とされ、プラスチック光ファイバにクラッド層の厚み斑があったり、ファイバの撚れや曲がり癖があったりするとクラッド層を削り過ぎ局所的に光が強く漏れ、輝点の原因となることがある。また、特許文献1に記載のようなプラスチック光ファイバは、機械強度が不十分で加工時にプラスチック光ファイバが損傷し、破断してしまうこともある。そのため、例えば、側面発光用として、光学特性、耐熱性及び機械強度に優れたプラスチック光ファイバが求められている。
そこで、本発明の目的は、光学特性、耐熱性及び機械強度に優れるプラスチック光ファイバ(例えば、側面発光用)を提供することである。
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意検討したところ、特定の要件を満たすプラスチック光ファイバとすることにより光学特性、耐熱性及び機械強度に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下に関する。
[1]
ポリメチルメタクリレート系樹脂を含むコアと、前記コアの周囲を取り囲み、前記コアよりも屈折率が低く、透明フッ素樹脂を含むクラッド層と、前記クラッド層の更に外側に前記クラッド層よりも屈折率が高く、透明樹脂を含む保護層とを含み、前記コア、クラッド層及び保護層に含まれる各樹脂の線膨張係数の差の絶対値が10×10-5/K以下である、プラスチック光ファイバ。
[2]
前記保護層の波長380nmから780nmの可視光線透過率が80%以上である、[1]に記載のプラスチック光ファイバ。
[3]
前記保護層を形成する透明樹脂は、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂及びポリアミド系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種を含む、[1]又は[2]に記載のプラスチック光ファイバ。
[4]
前記クラッド層に含まれる透明フッ素樹脂は、ナトリウムD線で20℃で測定した屈折率が1.35以上1.48以下である、[1]~[3]のいずれかに記載のプラスチック光ファイバ。
[5]
[1]~[4]のいずれかに記載のプラスチック光ファイバの少なくとも一端が光源に接続された光ファイバ照明。
[6]
[1]~[4]のいずれかに記載のプラスチック光ファイバを少なくとも一部に有する光ファイバ織物。
[7]
[1]~[4]のいずれかに記載のプラスチック光ファイバを少なくとも一部に有する光ファイバ編物。
[8]
[1]~[4]のいずれかに記載のプラスチック光ファイバを形成する工程と、前記プラスチック光ファイバにサンドブラスト処理を施す工程と、を含む側面発光プラスチック光ファイバの製造方法。
本発明によれば、光学特性、耐熱性及び機械強度に優れるプラスチック光ファイバ(以下、POFと記載する場合がある。)を提供することができる。
本実施形態の単芯プラスチック光ファイバの一例の概略断面図を示す。 本実施形態の多芯プラスチック光ファイバの一例の概略断面図を示す。 本実施形態の多芯プラスチック光ファイバの他の一例の概略断面図を示す。
以下、本発明を実施するための形態(以下、単に「本実施形態」という。)について詳細に説明する。以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨の範囲内で適宜に変形して実施できる。なお、図面中、同一要素について重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
本実施形態のプラスチック光ファイバは、ポリメチルメタクリレート系樹脂を含むコアと、前記コアの周囲を取り囲み、前記コアよりも屈折率が低く、透明フッ素樹脂を含むクラッド層と、前記クラッド層の更に外側に前記クラッドよりも屈折率が高く、透明樹脂を含む保護層とを含み、前記コア、クラッド層及び保護層に含まれる各樹脂の線膨張係数の差の絶対値が10×10-5/K以下である。本実施形態のプラスチック光ファイバは、このような特徴を有することにより、光学特性、耐熱性及び機械強度に優れる。
本実施形態では、例えば、上記特徴を有する、図1~図3に示すようなPOFとすることができる。具体的には、例えば、コアと、コアよりも屈折率の低い透明なクラッド樹脂及びクラッド樹脂よりも屈折率の高い透明な保護樹脂から形成された3層構造とすることで、図1~図3に示すようなPOFとすることが出来る。
図1は、本実施形態のPOF一例の概略断面図を表す。
図1に示すように、単芯POF10は、中央にコア12を有し、コア12の外周に被覆形成されたクラッド層14と、クラッド層14の外周に被覆形成された保護層16と、を備えている。そして、コア12とクラッド層14と保護層16とが単芯POF10を構成している。
図2は、本実施形態のPOFの他の一例の概略断面図である。
図2に示すように、多芯POF20は、7本のコア22が各々個別にクラッド層24によって被覆されており、これらを保護層26によって被覆することで多芯化されている。なお、POF20は、7芯タイプの光ファイバであるが、本実施形態のPOFは、7芯に限定されるものではない。
図3は、本実施形態のPOFの、他の一例の概略断面図である。
図3に示すように、多芯POF30は、7本のコア32がクラッド層34によって被覆され、多芯化されている。さらにクラッド層34の外周に保護層36が設けられており、プラスチック光ファイバ30を構成している。なお、POF30は、7芯タイプの光ファイバであるが、本実施形態のPOFは、7芯に限定されるものではない。
以下、本実施形態のPOFを構成する部位や材料等について詳細に説明する。
(コア)
本実施形態のPOFにおいて、コアを構成する樹脂(以下、「コア樹脂」ともいう。)は、メタクリル酸メチル単位を有する重合体(ポリメチルメタクリレート系樹脂)を含む。
コアを構成する樹脂は、透明樹脂であることが好ましい。
コア樹脂としては、プラスチック光ファイバのコア樹脂として公知のものも使用できる。
コア樹脂としては、例えば、ポリメチルメタクリレート系樹脂を含むが、ポリカーボネート系樹脂等を含んでいてもよい。それらの中でも、透明性の観点から、ポリメチルメタクリレート系樹脂が好ましい。
ポリメチルメタクリレート系樹脂(以下「PMMA」とも記す)とは、メチルメタクリレートの単独重合体、あるいはメチルメタクリレート単量体を50質量%以上含む共重合体をいう。すなわち、ポリメチルメタクリレート系樹脂は、メチルメタクリレート単量体と、メチルメタクリレート単量体と共重合可能な他の単量体との共重合体であってもよい。
メチルメタクリレート単量体と共重合可能な他の単量体としては、特に限定されないが、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル等のアクリル酸エステル類;メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸シクロヘキシル等のメタクリル酸エステル類;イソプロピルマレイミド等のマレイミド類;アクリル酸、メタクリル酸、スチレン等が挙げられる。共重合可能な他の単量体は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
ポリメチルメタクリレート系樹脂の重量平均分子量は、特に限定されないが、成形性の観点から、好ましくは8万以上20万以下であり、より好ましくは10万以上12万以下である。重量平均分子量は、従来公知のGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)法により測定できる。
(クラッド層)
本実施形態のPOFにおいて、クラッド層は、コアの周囲を取り囲み、例えば、コアの外周に被覆形成される。光信号がクラッド層とコアとの界面で反射することで、光ファイバ内を光信号が伝搬される。かかる観点から、クラッド層はコアの表面を直接被覆することが好ましい。
クラッド層を構成する樹脂(以下、「クラッド樹脂」ともいう。)としては、前記コアよりも屈折率が低い透明フッ素樹脂を含む。それらの中でも特に、可視光の透過率が高いフッ素系樹脂が好ましい。このようなフッ素系樹脂を用いることにより、伝送損失を一層抑制することができる。
このようなフッ素系樹脂としては、特に限定されないが、例えば、フッ化メタクリレート系重合体やポリビニリデンフロライド系樹脂、エチレン-テトラフロロエチレン系共重合体等が挙げられる。
フッ化メタクリレート系重合体としては、特に限定されないが、透過率が高く耐熱性や成形性に優れるという観点から、フルオロアルキルメタクリレート、フルオロアルキルアクリレート、α-フロロ-フルオロアルキルアクリレート等のフッ素を含有するアクリレートモノマー又はメタクリレートモノマーが好ましい。また、フッ素を含有する(メタ)アクリレートモノマー由来の単位と、これらと共重合可能な他の成分由来の単位とを含む共重合体であってもよく、メチルメタクリレートなどの共重合可能な炭化水素系のモノマー由来の単位との共重合体が好ましい。フッ素を含有する(メタ)アクリレートモノマー由来の単位と、これと共重合可能な炭化水素系のモノマー由来の単位との共重合体とすることで、屈折率をコントロールすることができるため好ましい。
ポリビニリデンフロライド系樹脂としては、特に限定されないが、耐熱性や成形性に優れるという観点から、ビニリデンフロライドの単独重合体;ビニリデンフロライドと、テトラフロロエチレン、ヘキサフロロプロペン、トリフロロエチレン、ヘキサフロロアセトン、パーフロロアルキルビニルエーテル、クロロトリフロロエチレン、エチレン、及びプロピレンからなる群から選択される少なくとも1種類のモノマーとの共重合体;これらのビニリデンフロライド成分由来の単位を含む重合体とPMMAとのアロイが好ましい。
さらには、耐熱性や機械的強度の観点から、前記クラッド層を構成するフッ素系樹脂としては、ビニリデンフロライド、ヘキサフロロプロペン及びテトラフロロエチレンを含む共重合体が好ましく、より好ましくはビニリデンフロライド成分が40モル%以上62モル%以下、テトラフロロエチレン成分が28モル%以上40モル%以下、ヘキサフロロプロペン成分が8モル%以上22%モル%以下からなる共重合体が好ましい。
なお、前記ビニリデンフロライド、ヘキサフロロプロペン及びテトラフロロエチレンの共重合体は、前記成分比内であれば、トリフロロエチレン、ヘキサフロロアセトン、パーフロロアルキルビニルエーテル、クロロトリフロロエチレン、エチレン、プロピレン等との共重合体であってもよい。
クラッド層に含まれる透明フッ素樹脂は、ナトリウムD線で20℃で測定した屈折率が1.35以上1.48以下であることが好ましく、より好ましくは1.36以上1.45以下、さらに好ましくは1.37以上1.42以下である。クラッド層に含まれる透明フッ素樹脂の屈折率が1.35以上であれば後述するPOFの開口数が大きくなり十分な量の光を伝搬でき、側面発光させた際にも相当量の光量を得ることが出来る。一方、クラッド層に含まれる透明フッ素樹脂の屈折率が1.48以下であればPOFの開口数が小さくなることでPOFを曲げた際に光が漏光しやすくなり側面発光性に優れる。
ここで開口数(以下「NA」とも記す)とは、コア樹脂とクラッド樹脂の屈折率の関係を表し、下記式(1)で示される。NAは光の反射特性を決定する因子でありNAの値が大きいほどより光源との結合性に優れ、光軸ずれの許容幅が大きくなり効率的に光を伝搬できる指標となる。そのため効率的に光を伝搬するため開口数は0.15以上0.65以下とすることが好ましく、0.3以上0.65以下がより好ましく、0.45以上0.65以下が更に好ましい。開口数が0.65以下であれば十分な量の光を伝搬でき、側面発光させた際にも相当量の光量を得ることが出来る。一方、開口数が0.15以上であればPOFを曲げた際に光が漏光しやすくなり側面発光性に優れる。
NA=(Ncore-Nclad0.5・・・(1)
Ncore コア樹脂の屈折率
Nclad クラッド樹脂の屈折率
また、図1の単芯POF及び図2の多芯POFに示すような構造のPOFにおいて、クラッド層の厚みは、1.0μm以上10.0μm以下であることが好ましく、1.5μm以上9.0μm以下であることがより好ましく、3.0μm以上7.0μm以下であることがさらに好ましい。クラッド層の厚みが1.0μm以上であればPOFに可視光を透過させる際、効果的に全反射させることが出来る。一方、クラッド層の厚みが10.0μm以下であれば、クラッド層が十分に厚いため側面発光させるために後述するようなPOF表面をブラスト処理などで加工する際のクラッド層の切削処理がしやすくなるため好ましい。
また、図3に示すような多芯構造のPOFの場合は、各コアとコアとの間にクラッド樹脂が充足されており、このクラッド樹脂がコアを伝搬する光を反射させる機能を有する。そのため、この場合、クラッドの厚みは本構造においてはコア間距離(コアとコアとの隙間の距離)にて定義される。この場合、コア間距離は0.5μm以上5.0μm以下であることが好ましく、1.0μm以上4.0μm以下であることがより好ましく、1.5μm以上3.5μm以下である。コア間距離が0.5μm以上であればPOFに可視光を透過させる際、効果的に全反射させることが出来る。一方、コア間距離が5.0μm以下であれば、クラッド層が厚いためコアから漏れた光が再びコアに入り込むクロストークが抑止され側面発光ファイバとしての機能を発現できる。
(保護層)
本実施形態のプラスチック光ファイバは、クラッド層の更に外側にクラッド層よりも屈折率が高い保護層を含む。具体的には、保護層は、例えば、図1に示すように、コア/クラッド構造のさらに外周に設けられている。このようにクラッド層のさらに外周に適切な機能の保護層を設けることによりPOFに耐熱性や耐候性、耐傷付き性などの機能性を付与したり、機械的強度を付与したりすることが可能となり、プラスチック光ファイバの性能を一層向上させることができる。
ここで保護層を構成する樹脂(以下、「保護樹脂」ともいう。)について詳細に説明する。
一般に、POFの高機能化のためコア樹脂に熱可塑性樹脂を被覆してPOFを多層化する場合、最外層の樹脂層(本実施形態に用いる保護層に相当する)を形成する樹脂の屈折率は、内層を形成する樹脂(本実施形態に用いるクラッド樹脂に相当する)の屈折率より低い材料を用いることが多い。このような構造とすることで保護層に第二のクラッド層としての機能を付与し、クラッドから漏れた光を最外層で反射することができ、光を効果的に伝搬させる効果が期待できる。しかし、本実施形態のPOFは、例えば、側面発光用のPOFであるため、保護樹脂(例えば、POFの最外層を形成する樹脂)は、クラッド樹脂よりも屈折率が高い樹脂を選定することで、POFを曲げた際にクラッド層から漏れた光を意図的に漏光させることが可能となる。
保護層に用いる材料としては、保護層に用いる樹脂の線膨張係数において、コア樹脂及びクラッド樹脂との20℃における線膨張係数の差の絶対値が10×10-5/K以下であることが好ましい。
また、本実施形態のプラスチック光ファイバにおいて、コア、クラッド層及び保護層に含まれる各樹脂の線膨張係数の差の絶対値が10×10-5/K以下である。
ここで線膨張係数とは、温度上昇による樹脂成型品の長さや体積が膨張する割合を温度当たりで示したものであり、その値が大きいほど変形量が大きくなる。線膨張係数はJIS K7197:1991 「プラスチックの熱機械分析による線膨脹率試験方法」に基づき、熱機械分析(Thermomechanical Analyzer;TMA)を用いて、試験片の温度を変化させながら、一定荷重のもとで求めたTMA曲線の変位量より算出することができる。
そのため熱膨張率が大きく異なる樹脂どうしを用いてPOFを製造した場合、高温環境下においてPOFが撚れたり、保護樹脂の剥がれやひび割れが生じたりする懸念がある。特に後述するようなPOFをモノフィラメントと織って成形したPOF織物においては成形時の熱処理や成形後の環境温度変化によるPOFの収縮が生じないことが要求される。本実施形態のPOFにおいてはコア樹脂及びクラッド樹脂、保護樹脂の線膨張係数の差の絶対値が10×10-5/K以下となるよう各樹脂を適宜選定することにより、環境温度変化、特に高温環境下における熱収縮を抑制することが可能となる。本実施形態のPOFにおいてはコア樹脂及びクラッド樹脂、保護樹脂の線膨張係数の差の絶対値の下限は、特に限定されないが、例えば、0/Kである。
保護層の波長380nmから780nmの可視光線透過率は80%以上であることが好ましい。
さらに保護層に用いる樹脂は波長380nmから780nmの可視光線透過率が80%以上の熱可塑性樹脂であることが好ましい。可視光線透過率のより好ましい範囲としては90%以上、より好ましくは95%である。可視光線透過率が80%以上であれば、樹脂の透明性に優れるためPOFとした際の外観を損なわず、側面発光用のPOFとして十分な光量を得ることが出来る。
ここでいう可視光線透過率とはJIS K7361-1:1997 「プラスチック-透明材料の全光線透過率の試験方法」に基づき、厚さ500μm程度のフィルムを分光光度計で測定することが出来る。分光光度計の光源としてハロゲンランプを用い、光源から波長380nmから780nmの可視光を回折格子によって単色光に分光し、試料に入射させる。試料を透過した光の強度(I)を検出器で検出し、透過率(%T)は試料設置前のリファレンスの光強度をI、試料の光透過後の光強度をIとして次式(2)よって算出する。
透過率(%T)=(I/I)×100・・・(2)
このような条件を満足する保護樹脂としては本実施形態のコア/クラッド構造を形成する材料と一括紡糸することができる熱可塑性樹脂であることが好ましく、具体的には、特に限定されないが、保護層を形成する透明樹脂としては、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂及びポリアミド系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種を含むことが好ましく、クラッド層との密着性や、成形性の観点から、例えば、アクリル系樹脂、熱可塑性フッ素系樹脂やポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂であることが好ましく、これらの中でもアクリル系樹脂や熱可塑性フッ素系樹脂、ポリオレフィン系樹脂が透明性に優れることから好ましく、特にアクリル系樹脂や熱可塑性フッ素系樹脂が耐候性に優れるため好ましい。アクリル系樹脂としては、本実施形態に用いるコア樹脂の具体例のメチルメタクリレートの単独重合体、あるいはメチルメタクリレート単量体を50質量%以上含む共重合体などのポリメチルメタクリレート系樹脂を好適に用いることが出来る。熱可塑性フッ素系樹脂としてはフッ化メタクリレート系重合体やビニリデンフロイド構造単位を50重量%以上含有するビニリデンフロライド系樹脂が透明性に優れることから好ましい。ポリオレフィン系樹脂としてはエチレンにプロピレンや1-ブテン、1-ヘキセン、1-オクテンなどのα-オレフィン(ハイヤーα-オレフィンもという)を共重合させた非晶性ポリエチレン系樹脂やプロプレンにエチレンやハイヤーα-オレフィンを共重合させた非晶性ポリプロピレン系樹脂、エチレンと酢酸ビニルやアクリル酸エチルなどの極性化合物との共重合体やシクロオレフィンなどの環状オレフィンを重合させた環状オレフィン系樹脂や環状オレフィンとα-オレフィンを共重合させた環状オレフィン共重合体が透明性に優れることから好ましい。
保護層の厚みについては、例えば、プラスチック光ファイバの光量を低下させない範囲で1.0μm以上10.0μm以下が好ましく、さらには1.5μm以上9.5μm以下が好ましく、2.0μm以上9.0μm以下がより好ましい。保護層の厚みが1.0μm以上であればPOFを傷や化学薬品等の影響等から、確実に保護することができる。一方、保護層の厚みが10.0μm以下であれば、保護層が十分に厚いため側面発光させるためのPOFの表面加工がしやすくなるため好ましい。
次に、本実施形態の側面発光プラスチック光ファイバの製造方法の例について説明する。
本実施形態の側面発光プラスチック光ファイバの製造方法は、上述のプラスチック光ファイバを形成する工程と、前記光ファイバにサンドブラスト処理を施す工程と、を含む。
本実施形態の製造方法において、側面発光プラスチック光ファイバの元となるプラスチック光ファイバ(POF)は、例えば、コア/クラッド層/保護層を形成する複数の樹脂を一括して紡糸可能な複合ノズルを用いて製造することができる。この複合紡糸方法によればコアにクラッドと保護が均一な厚みで被覆された状態で連続的に製造することができる。
次いでPOFを1.5~2.5倍に加熱及び延伸処理を行うことでPOFに機械特性や熱収耐性を付与することができる。延伸倍率が1.5倍以上であると、POFの延伸配向が良好となり、機械的強度が向上する。一方、延伸倍率が2.5倍以下であると、高温環境下においてPOFの熱収縮を抑制できる。
本実施形態に用いるPOFの外径は、好ましくは0.1mm~3.0mmであり、目的に応じて適宜選択すればよいが、後述するブラスト処理などの加工性の点から、0.2mm~1.5mmであることがより好ましい。
本実施形態に用いるPOFは、ファイバの表面にサンドブラスト処理を施し、POFの表面を意図的に傷つけることでさらに側面発光性が良好となる。サンドブラスト処理は、具体的には、特に限定されないが、例えば、粒子径10~500μm溶融アルミナ、炭化珪素等の微粒子をプラスチック光ファイバ表面の所望の個所に吹き付け、POFを形成する保護層やクラッド層を一定の深さになるように削る。このような表面処理加工を施すことでPOFの一端から入射した光を側面から効果的に漏光させることが可能となる。
このようにサンドブラスト処理を施したPOFをポリエステルやポリアミド、アクリルなどの合成繊維やレーヨン等の半合成繊維、綿や羊毛などの天然繊維等に織り込んだPOF織物や、POF編物を得ることが出来る。
本実施形態の光ファイバ織物は、上述のプラスチック光ファイバを少なくとも一部に有する。また、本実施形態の光ファイバ編物は、上述のプラスチック光ファイバを少なくとも一部に有する。
POF織物は、特に限定されないが、例えば、公知の織物を製造する方法を用いてPOFを経糸とし、その他の繊維を緯糸として両者を交差させながら織り上げることで得られる。またPOF編物の製造方法としては、特に限定されないが、例えば、編物を製造する公知の方法を採用することが出来る。具体的には、特に限定されないが、例えばループ状にしたPOFにさらに次のPOFを引っ掛けて編み上げていくことで得られる。POF織物はPOF編物に比べ繊維密度が高く耐久性に優れる。そのため車両内照明、特にドアトリムやルーフトリムなどの車両内装材の表皮など、耐久性が要求される用途に好適に用いることが出来る。
一方、POF編物は軽量で伸縮性に優れ、軽量である利点を活かし医療用ブランケット、特に新生児黄疸等の光線治療用途に好適に使用することが出来る。
なお、上記のブラスト処理は本実施形態で得られたPOFをポリエステルやポリアミドなどの化学繊維とあらかじめ織合わせて製造したPOF織物としたのちに行ってもよい。POF織物を製造した後にブラスト処理を行うことで、任意の図柄等の模様を精度良く付与することが可能となる。
(光ファイバ照明)
本実施形態に係る光ファイバ照明は、上述のプラスチック光ファイバ(POF)の少なくとも一端(例えば、端面)が光源に接続している。光源としては、公知のであれば特に限定されず、例えば、水銀灯、蛍光灯などの放電発光体及び有機/無機EL、LEDなど電界発光体などを使用することが出来る。特にELやLEDは発熱量が少なく、熱くなりにくいことからPOF照明に好適な光源として使用することが出来る。LEDは使用する半導体材料の違いで紫外、可視、赤外域のさまざまな波長の光を発光させることができるため、任意の波長の光を選択することで照明の自由度が高くデザイン照明や医療用途への展開が可能となる。
以下、本実施形態について具体的な実施例及び比較例を挙げて説明するが、本実施形態は、後述する実施例に限定されない。
まず、実施例及び比較例における評価方法について説明する。
(伝送損失)
後述する実施例及び比較例で製造したPOFケーブルを用いて、測定波長650nm、励振NA=0.15の条件で、22m-2mのカットバック法により、伝送損失を測定した。
(1000時間後の伝送損失)
後述する実施例及び比較例で製造したPOFケーブル22mを、カセ巻きの状態で、85℃の乾熱環境下及び85℃85%RHの湿熱環境下にそれぞれ静置し、1000時間後の伝送損失を測定した。
測定条件は、測定波長650nm、励振NA=0.15とし、22m-2mのカットバック法により伝送損失を測定した。
(線膨張係数)
後述する実施例及び比較例で用いたコア樹脂、クラッド層樹脂、保護層樹脂を用いて、厚さ3mmのシート状に加工し、長さ10mm×幅5mmの短冊状にカットした。これをセイコーインスツル社製 熱機械的分析装置TMA/SS6100にて窒素雰囲気下で20℃から60℃の温度下で線膨張係数を測定した。また、コア樹脂、クラッド層樹脂、保護層樹脂の線膨張係数の差の絶対値(線膨張係数差Δ)を算出した。
(光線透過率)
後述する実施例及び比較例で用いた保護樹脂を用いて、厚さ500μmに成形して得られた可視光線透過率測定用フィルムを日本分光社製 紫外可視近赤外分光光度計「V-650」を用い、透過モードにより波長領域350nm~1200nmの範囲を、UV/VISバンド幅5nm、走査速度100nm/分にて行い、測定によって得られた1nm毎の透過率を波長領域380nm~780nmにおいて平均した値を平均可視光線透過率(光線透過率)とした。
(屈折率)
後述する実施例及び比較例で用いたコア樹脂、クラッド樹脂、保護樹脂を用いて、溶融プレスにより厚さ200μmのフィルム状試験片を作製した。アッベの屈折計を用い、20℃におけるナトリウムD線の屈折率(nD20)を測定した。
また、コア樹脂及びクラッド層樹脂の屈折率から、下記式(1)より開口数(NA)を算出した。
NA=(Ncore-Nclad0.5・・・(1)
Ncore コア樹脂の屈折率
Nclad クラッド樹脂の屈折率
なお、NAは光の反射特性を決定する因子でありNAの値が大きいほどより光源との結合性に優れ、光軸ずれの許容幅が大きくなり効率的に光を伝搬できる指標となる。
(クラッド層厚み、保護層厚み)
後述する実施例及び比較例で製造したPOFを工業用カミソリで両端が平坦になるように薄くスライスし、断面をキーエンス製マイクロスコープVHX-8000にて室温25℃雰囲気にて測定した。
(90度曲げ光量保持率)
後述する実施例及び比較例で製造したPOFについて、曲げ半径1mmRの治具に90度に沿わせて曲げた際の光量低下率を測定した。曲げ前と曲げ後との光量をそれぞれ測定し、光量保持率を算出した。
90度曲げ光量保持率(%)=曲げ後の光量/曲げ前の光量×100
90度曲げ光量保持率が小さいほど、曲げた際の光量ロスが大きい事を意味し、側面からの発光量が多いことを示す。
(機械強度)
後述する実施例及び比較例で製造したPOFについて、温度23℃、引張速度100mm/分にてASTM D1708の方法に準じてPOFが変形する際の降伏点強度と破断する際の最大破断強度(引張破断強度)とを測定した。降伏点強度及び引張破断強度が高いほどPOFの機械物性が良好なことを示す。
(加熱収縮率)
室温条件下(23℃)で、後述する実施例及び比較例で製造したPOFを工業用カミソリで両端が平坦になるように1mにカットした後、105℃にて1時間加熱し、室温に冷却してからケーブル長を測定し、下記式により収縮率を求めた。加熱収縮率が4%以下のPOFを十分な耐熱性を有するとして合格とした。
加熱収縮率(%)=(1m-試験後のケーブル長)/1m×100
実施例及び比較例に用いたコア樹脂、クラッド樹脂、保護樹脂は表1の下部に記載した。
〔実施例1〕
コア樹脂として、屈折率が1.49、MFRが1.5g/10分である、ポリメチルメタクリレート系樹脂(PMMA)(線膨張係数7×10-5/K)を用い、コアと接するクラッド樹脂として、パーフロロアルキルビニルエーテルとビニリデンフロライドとテトラフロロエチレンとヘキサフロロプロペンとの4元共重合体(屈折率1.35、線膨張係数17×10-5/K)を用いた。また、保護層を構成する樹脂(保護樹脂)として、ビニリデンフロライドとテトラフルオロエチレンとの共重合体(屈折率1.40、線膨張係数16×10-5/K、可視光線透過率89%)を用いた。これらの重合体(線膨張係数の差は10×10-5/K)を溶融して、220℃の紡糸ヘッドに供給し、同心円状複合ノズルを用いて溶融複合紡糸した後、150℃の熱風加熱炉中で繊維軸方向に2倍に延伸し、クラッド層の厚みが5.0μm、保護層の厚みが5.0μmからなる直径0.5mmのプラスチック光ファイバ(POF)を得た。
このようにして得られたPOFを前記の評価方法により評価し、その結果を表2に示した。
〔実施例2~4、比較例1~5〕
クラッド層及び保護層に用いた樹脂を表1に示した材料に変更した以外は実施例1と同様にして直径0.5mmのPOFを得た。これらのプラスチック光ファイバ(POF)を使用して実施例1と同じ評価を行い、その結果を表2に示した。なお、比較例1及び比較例2に示したPOFは保護層を設けていないものとした。また比較例3は保護樹脂の屈折率がクラッド樹脂の屈折率よりも低い樹脂構成で製造されたPOFとした。
フッ素系樹脂1:パーフロロアルキルビニルエーテル/ビニリデンフロライド/テトラフロロエチレン/ヘキサフロロプロペン4元共重合体(透明樹脂)
フッ素系樹脂2:ビニリデンフロライド/テトラフルオロエチレン共重合体(透明樹脂)
フッ素系樹脂3:ビニリデンフロライド/テトラフロロエチレン/ヘキサフロロプロペン3元共重合体(透明樹脂)
フッ素系樹脂4:フルオロアルキルメタクリレート共重合体(透明樹脂)
フッ素系樹脂5:フルオロアルキルメタクリレート/メチルメタクリレート共重合体(透明樹脂)
アクリル系樹脂:メチルメタクリレート/メチルアクリレート重合体(透明樹脂)
環状オレフィン系樹脂:(エチレン/ノルボルネン共重合体)(透明樹脂)
ポリオレフィン系樹脂1:低密度ポリエチレン樹脂(透明樹脂)
ポリオレフィン系樹脂2:エチレン/α-オレフィン共重合体(透明樹脂)
表2の結果より、実施例1~4で得られたPOFは、曲げ光量試験において90度曲げ時の光量保持率90%以下であり、側面発光POFとして十分な漏れ光量を有していることが分かった。また、実施例1~4で得られたPOFは、その他物性においても破断強度や耐熱性が良好であった。一方、保護層を設けなかった比較例1及び比較例2においては漏れ光量については実施例と同等であったが、耐熱性において不十分であった。また、比較例3においては曲げ光量試験において90度曲げ時の光量保持率94%であり、側面発光POFとして漏れ光量が不十分であった。また、比較例4及び比較例5においては各樹脂における線膨張係数差が大きく熱収縮特性に劣った。
10:単芯POF、12:コア、14:クラッド層、16:保護層、20:多芯POF、22:コア、24:クラッド層、26:保護層、30:多芯POF、32:コア、34:クラッド層、36:保護層。

Claims (8)

  1. ポリメチルメタクリレート系樹脂を含むコアと、前記コアの周囲を取り囲み、前記コアよりも屈折率が低く、透明フッ素樹脂を含むクラッド層と、前記クラッド層の更に外側に前記クラッド層よりも屈折率が高く、透明樹脂を含む保護層とを含み、前記コア、クラッド層及び保護層に含まれる各樹脂の線膨張係数の差の絶対値が10×10-5/K以下である、プラスチック光ファイバ。
  2. 前記保護層の波長380nmから780nmの可視光線透過率が80%以上である、請求項1に記載のプラスチック光ファイバ。
  3. 前記保護層を形成する透明樹脂は、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂及びポリアミド系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1又は2に記載のプラスチック光ファイバ。
  4. 前記クラッド層に含まれる透明フッ素樹脂は、ナトリウムD線で20℃で測定した屈折率が1.35以上1.48以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載のプラスチック光ファイバ。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載のプラスチック光ファイバの少なくとも一端が光源に接続された光ファイバ照明。
  6. 請求項1~4のいずれか1項に記載のプラスチック光ファイバを少なくとも一部に有する光ファイバ織物。
  7. 請求項1~4のいずれか1項に記載のプラスチック光ファイバを少なくとも一部に有する光ファイバ編物。
  8. 請求項1~4のいずれか1項に記載のプラスチック光ファイバを形成する工程と、前記プラスチック光ファイバにサンドブラスト処理を施す工程と、を含む側面発光プラスチック光ファイバの製造方法。
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