JP2013205735A - プラスチック光ファイバコードの製造方法 - Google Patents

プラスチック光ファイバコードの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013205735A
JP2013205735A JP2012076593A JP2012076593A JP2013205735A JP 2013205735 A JP2013205735 A JP 2013205735A JP 2012076593 A JP2012076593 A JP 2012076593A JP 2012076593 A JP2012076593 A JP 2012076593A JP 2013205735 A JP2013205735 A JP 2013205735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pof
layer
optical fiber
coating
coating layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012076593A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Kamei
隆一 亀井
Hironobu Maeda
礼信 前田
Shinji Sato
慎二 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2012076593A priority Critical patent/JP2013205735A/ja
Publication of JP2013205735A publication Critical patent/JP2013205735A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

【課題】
POF素線と被覆層との密着力が高く、さらには被覆層間の密着力が良好で、被覆層の最外層を容易に引き抜くことができるPOFコードを生産性よく得るための製造方法を提供すること。
【解決手段】
コアと少なくとも1層のクラッドを有するプラスチック光ファイバの外周に、少なくとも2層の被覆層を有し、被覆層の最内層がナイロン12を主成分とするプラスチック光ファイバコードの製造方法であって、少なくとも
(1)プラスチック光ファイバの表層に連続的にコロナ放電処理を施す工程、および
(2)コロナ放電処理を施されたプラスチック光ファイバの外周に、1層ずつ被覆層を形成する工程
を有し、上記工程(1)および(2)の加工速度がいずれも30m/分以上120m/分以下であることを特徴とするプラスチック光ファイバコードの製造方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プラスチック光ファイバ(以下、「POF」または「POF素線」という)コードの製造方法に関するものである。
POFは、加工性、取扱い性および製造コストなどの面でガラス系光ファイバに比べて優れているので、短距離の光通信伝送、光電センサーおよびライトガイドなどに好適に使用されている。最近では、自動車内情報通信用配線として、POFに、ナイロン(ポリアミド)等の熱可塑性樹脂を被覆したプラスチック光ファイバコード(以下、「POFコード」という)が使用されている。
POFコードは、屋内配線や自動車内情報通信用配線用途に使用される場合、高温多湿の環境下で狭い空間を屈曲した状態で施工されることが多く、耐熱性、耐湿熱性、耐屈曲性および耐曲げ損失特性などが必要である。特に、自動車内でルーフやエンジンルーム内への配線では、環境温度が100℃以上の高温となるため、90〜105℃程度の高温雰囲気下での長期耐熱性を満足するPOFコードが求められている。
POFコードは、通常その端部にコネクタを装着して使用される。POFコードから被覆層を剥離する際、POF素線に傷を付けやすいことから、一般的に、被覆層を残したままコネクタと接続固定する装着方式が用いられている。被覆層をコネクタに接続固定する場合、コネクタとPOFコードとの接続強度を保持するために、POF素線と被覆層との密着力が高いことが必要である。
そこで、POF素線と被覆層との密着力を高める技術として、例えば特許文献1(特開2009−145763号公報)には、POF素線の表面にプラズマ処理を施し、さらに2層の被覆層を共押出により被覆する方法が提案されている。また、例えば特許文献2(特開2001−201673号公報)には、高温高湿環境においてもピストニング現象が生じにくく、製造が容易なプラグ付きPOFケーブルとして、一次被覆層がポリアミド系重合体またはポリエステル系エラストマーから構成されるプラグ付きPOFケーブルが開示されている。さらには、例えば特許文献3(特開2011−209487号公報)には、長期耐熱性および被覆層とPOF素線との密着性に優れたPOFコードとして、最表層のクラッドがエチレン、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、フルオロビニル化合物を共重合成分として含む共重合体からなるPOFコードが提案されている。
特開2009−145763号公報 特開2001−201673号公報 特開2011−209487号公報
しかしながら、特許文献1で開示されている技術では、数m〜10m/分程度の生産速度しか要求特性を満足することができず、生産性に課題があった。また、特許文献2〜3で開示されている技術では、被覆層とPOF素線との十分な密着力を実現しながら生産性を向上させることが困難であった。また、いずれの技術においても、プラグを接続する場合などにおいて、2層以上の被覆層を有するPOFコードから最外層の被覆層のみを引き抜くことが困難であった。
本発明の目的は、POF素線と被覆層との密着力が高く、さらには被覆層間の密着力が良好で、被覆層の最外層を容易に引き抜くことができるPOFコードを生産性よく得るための製造方法を提供することである。
本発明は、コアと少なくとも1層のクラッドを有するプラスチック光ファイバの外周に、少なくとも2層の被覆層を有し、被覆層の最内層がナイロン12を主成分とするプラスチック光ファイバコードの製造方法であって、少なくとも
(1)プラスチック光ファイバの表層に連続的にコロナ放電処理を施す工程、および
(2)コロナ放電処理を施されたプラスチック光ファイバの外周に、1層ずつ被覆層を形成する工程
を有し、上記工程(1)および(2)の加工速度がいずれも30m/分以上120m/分以下であることを特徴とするプラスチック光ファイバコードの製造方法である。
本発明によれば、POF素線と被覆層との密着力が高く、さらには被覆層間の密着力が良好で、被覆層の最外層を容易に引き抜くことができるPOFコードを生産性よく提供することができる。
本発明に好ましく用いられるPOFコード製造装置の一例を示す概略図である。 従来のPOFコード製造装置の一例を示す概略図である。
以下に、本発明の実施の形態を説明する。本発明において、POFは、コアと少なくとも1層のクラッドを有し、それぞれ2層以上有してもよい。POFコードは、POFの外周すなわちクラッドの外周に少なくとも2層の被覆層を有し、3層以上の被覆層を有してもよい。ただし、被覆層の最内層すなわちクラッドの最外層に接する層はナイロン12を主成分とする。
本発明のPOFコードの製造方法は、
(1)POFの表層に連続的にコロナ放電処理を施す工程、および
(2)コロナ放電処理を施されたPOFの外周に、1層ずつ被覆層を形成する工程
を有し、上記工程(1)および(2)の加工速度がいずれも30m/分以上120m/分以下であることを特徴とする。
本発明においては、(1)POFの表層に連続的にコロナ放電処理を施す工程により、POF素線と被覆層、特にPOF素線と被覆層最内層との密着力を向上させることができる。より詳しくは、コロナ放電処理を施すことにより、POF素線の表面に水酸基やアミド基などの活性官能基が導入され、その化学的な結合によってPOF素線と被覆層との密着力が向上する。また、コロナ放電処理によって、POF素線の表面にナノオーダーの凹凸を形成することができ、POF素線と被覆層との界面におけるアンカー効果によっても密着力が向上する。
コロナ放電処理の放電出力は、POF素線と被覆層との密着力をより向上させる観点から、200W以上が好ましく、400W以上がより好ましく、500W以上がより好ましい。一方、POF素線の傷などを抑制し、高い透光性や耐薬品性を維持する観点から、1200W以下が好ましく、800W以下がより好ましく、700W以下がより好ましい。
コロナ放電処理は、空気中または窒素雰囲気下で行うことができる。コロナ放電処理は、例えば、マイクロ波、RFプラズマ等を用いて発生させたプラズマ中にPOF素線を連続して通す方式で行うことができるが、POF素線の表面に均一に処理を施すためには、大気圧でのグロー放電によるコロナ放電処理を行うことが好ましい。また、POF素線の表面に導入された活性官能基の活性や、POF素線の表面に形成されたナノオーダーの凹凸を維持し、コロナ放電処理による密着力向上効果をより高める観点から、コロナ放電処理を施す工程(1)完了から被覆層を形成する工程(2)開始までの時間は、1秒以内が好ましく、0.5秒以内がより好ましい。両工程をこのように短時間で行う方法としては、例えば、両工程を連続する1つの製造ライン内に配置し、コロナ放電処理出口から被覆ヘッドまでの距離を近づけ、POF素線の供給速度を適宜設定する方法などが挙げられる。ただし、被覆ヘッド部の熱によるコロナ放電電極の劣化を抑制するためには、コロナ放電処理出口から被覆入口ヘッドまでの距離を50mm以上とすることが好ましい。
また、本発明においては、コロナ放電処理速度を30m/分以上120m/分以下とすることが重要である。コロナ放電処理速度が30m/分未満であると、処理後にPOF素線の吸水などが起こり、放電処理の効果が低下する。また、放電により発生する熱の影響でPOF素線の透光性を損なう。50m/分以上が好ましく、60m/分以上がより好ましい。一方、コロナ放電処理速度が120m/分より速いと、コロナ放電処理が十分に施されず、密着力が低下する。100m/分以下が好ましく、90m/分以下がより好ましい。
次に、(2)コロナ放電処理を施されたPOFの外周に、1層ずつ被覆層を形成する。本発明においては、POFに接する被覆層の最内層はナイロン12を主成分とするから、コロナ放電処理を施されたPOFの外周に、ナイロン12を主成分とする被覆層を形成する。ナイロン12は、耐油性、耐薬品性に優れる。また、クラッド材との密着性も良好であることから、POF素線と被覆層、特にPOF素線と被覆層最内層との密着力を向上させることができる。ここで、主成分とは、50重量%以上を占める成分を言う。ナイロン12を主成分とするものとしては、例えば、アミノドデカン酸またはラウロラクタムを50重量%以上含む単量体を重合して得られるナイロン12単独重合体または共重合体、またはこれらと他の樹脂との混合物などが挙げられる。
被覆層は、例えば、POF素線をクロスヘッドダイの後部から送り込み、ダイ内で押出機から押出された加熱溶融状態の被覆樹脂をPOF素線の周囲に融着して被覆することにより形成することができる。その後、同様にしてさらに外層の被覆層を形成し、必要によりさらに外層の被覆層を形成する。本発明においては、被覆層を1層ずつ形成することにより、2層目密着力を低減することができ、コネクタ加工時の被覆層の引抜が容易になる。被覆層を2層以上形成するにあたり、被覆層を1層形成した後、冷却または乾燥により被覆層の固化および外径安定化を行った後に、次の被覆層を形成することが好ましい。
また、本発明においては、被覆速度を30m/分以上120m/分以下とすることが重要である。被覆速度が30m/分未満であると、被覆時の熱履歴によってPOF素線が破断したり、透光性が損なわれる。また、POF素線に過大な熱が加わることにより、耐熱性や耐湿性も損なわれる。50m/分以上が好ましく、60m/分以上がより好ましい。一方、被覆速度が120m/分より速いと、被覆樹脂の溶融が不足し、未溶融物によるブツ(凹凸異常)の発生が起こる場合がある。100m/分以下が好ましく、90m/分以下がより好ましい。
なお、本発明においては、1層ずつ被覆層を形成するため、例えば特許文献1のように多層の被覆層を共押出により一括形成する場合に比べて、被覆後の冷却などの時間を短縮することができ、工程(1)(2)における処理速度を高くすることが可能となる。
また、2層以上の被覆層を1層ずつ形成するにあたり、各層の被覆工程は連続して行ってもよいし、各層の被覆工程の間に、被覆層内層表面に表面処理を施す工程をさらに設けてもよい。表面処理としては、例えば、コロナ放電処理、プラズマ放電処理、火炎処理、サンドブラスト処理、フッ素(テフロン(登録商標))コーティング処理などが挙げられる。
図1に、本発明に好ましく用いられるPOFコード製造装置の一例の概略図を示す。本発明のPOFコードの製造方法は、例えば図1に示す製造装置を用いて行うことができる。例えば溶融複合紡糸などの方法により得られるPOF素線8は、連続的に送線機1からコロナ放電電極9を有するコロナ放電処理機2へ送られ、その表面に連続的にコロナ放電処理が施される。続いて、コロナ放電処理が施されたPOF素線は、第1被覆押出機3の第1被覆クロスヘッドダイ11へ送られ、第1被覆樹脂ホッパー10に仕込まれた第1被覆樹脂が溶融押出により被覆される。その後、第1冷却・乾燥ゾーン4において被覆樹脂の固化、外径安定化を行ってもよい。さらに続いて、POF素線に第1被覆層が形成されたものが第2被覆押出機5の第2被覆クロスヘッドダイ13へ送られ、第2被覆樹脂ホッパー12に仕込まれた第2被覆樹脂が溶融押出により被覆される。その後、第2冷却・乾燥ゾーン6において被覆樹脂の固化・外径安定化を行ってもよい。被覆層が形成されたPOFコード14は、巻取機7により巻き取られる。
被覆樹脂を冷却する工程を設ける場合、冷却媒体は、通常は水が用いられるが、冷風、冷却ロールなどの冷却媒体を使用してもよい。また、被覆温度により、30〜90℃程度の温水を用いることもできる。
本発明に用いられるPOF素線は、コアと少なくとも1層のクラッドを有する。コア材としては、非晶性の透明重合体が好適であり、例えば、メタクリル酸メチルの単独重合体および/または共重合体が好ましい。重合体または共重合体を構成する原料の全単量体100重量%中、メタクリル酸メチルは70重量%以上であることがより好ましい。光伝送特性を向上させる観点からは、ポリメタクリル酸メチル(単独重合体、屈折率 1.492)がさらに好ましい。メタクリル酸メチルと共重合可能な単量体としては、例えば、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸イソボルニル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸2−2−2トリフルオロエチル等のメタクリル酸エステル類、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル等のアクリル酸エステル類、N−シクロヘキシルマレイミド、N−イソプロピルマレイミドなどのマレイミド化合物、α−メチレン−β−メチル−γ−ブチロラクトンなどのラクトン単量体が挙げられる。これらを2種以上用いてもよい。耐熱性向上の観点からは、マレイミド化合物が好ましい。
メタクリル酸メチルの単独重合体および/または共重合体製造方法に特に制限はなく、公知の重合方法により製造することができる。異物の混入等を防止する点から、連続塊状重合もしくは連続溶液重合法を用いることが好ましい。
自動車内などの狭い場所で配線するための強度および取扱性などの観点から、コア径は0.7〜1.5mmφが好ましい。
本発明に用いられるPOF素線は、コアの外周に少なくとも1層のクラッド層を有する。クラッドを2層以上有することが好ましい。クラッドが2層構造を有する場合、コアの屈折率n1、第1クラッド(内層)の屈折率n2、第2クラッド(外層)の屈折率n3が、n1>n2>n3の関係を満たすことが好ましい。かかる屈折率を有することにより、POFが屈曲されて第1クラッドから光が漏れた場合であっても、その漏れた光を第2クラッドで反射させることができ、POFを曲げたときの伝送損失を低減することができる。
クラッド材としては、フッ素化メタクリレート系重合体、フッ化ビニリデン系重合体、エチレン共重合体やそれらの共重合体等の、一般にPOFのクラッド材として提案されている材料を挙げることができる。
また、クラッド材のメルトフローレート(以下、MFRと略記することがある。)値は、一般に、20〜60g/10分(条件:温度265℃、荷重5kg、オリフィス径2mm、長さ8mm)であることが好ましい。MFRをかかる範囲とすることにより、押出が容易となり、紡糸を円滑に行うことができる。また、コアや他のクラッドとの密着力を適度に保つことができ、偏心が良好となり、POF素線としての外径変動を抑制することができる。ここで、POFの外径は、通常、0.1〜3mm程度である。
以下に、クラッドが2層構造を有する場合の各層の好ましい態様について説明する。
コア側に位置する第1クラッドには、良好な透明性および耐熱性を有し、屈曲性および加工性に優れる重合体として、フッ素化メタクリレート系重合体を用いることが好ましい。パーフルオロアルキルメタクリレート単位を含む共重合体からなるクラッドがより好ましく、POFの耐熱性、耐湿熱性などの熱特性がさらに向上する。
パーフルオロアルキルメタクリレート単位を含む共重合体としては、下記式(2)
CH=C(CH)−COO(CH(CFR (2)
(式(2)中、Rはフッ素原子または水素原子、mは1または2、nは1〜10の整数を表す。)
で示されるパーフルオロアルキルメタクリレート60〜95重量%およびメチルメタクリレート5〜40重量%を共重合成分として含む共重合体が好ましい。かかる共重合体を第1クラッドに用いることにより、POFの透光性、耐熱性、耐湿性、耐屈曲性などをより向上させることができる。また、POFと被覆層との密着力をより向上させることができる。
上記式(2)において、mは1が好ましく、nは1〜4の整数が好ましい。
本発明に好ましく使用されるパーフルオロアルキルメタクリレート単位を含む共重合体は、さらにメチルメタクリレート以外の(メタ)アクリル酸エステル類、脂環式炭化水素をエステルに有するメタクリル酸、(メタ)アクリル酸、(置換)スチレン、(N−置換)マレイミドなどを10重量%程度以内で共重合してもよい。
フッ素化メタクリレート系重合体の製造方法は、特に限定されないが、例えば、(メタ)アクリル酸とフルオロアルキルアルコールとのエステル反応を用いることが知られている。また、反応の際の雰囲気は、大気中であってもよく、窒素ガス、アルゴンガスなどの不活性ガスであってもよい。
POFの最表層に位置する第2クラッドは、POFの耐熱性、耐薬品性を向上させ、加熱収縮を低減するために、エチレン10〜35重量%、テトラフルオロエチレン40〜69重量%、ヘキサフルオロプロピレン15〜45重量%および次式(1)
CH=CF(CFH (1)
(式(1)中、nは1〜10の整数を表す。)で示されるフルオロビニル化合物0.01〜10重量%を共重合成分として含む共重合体からなることが好ましい。
上記共重合体を第2クラッドに用いることにより、POFを低屈折率化および低結晶化(無色透明化)することができ、耐熱性、耐屈曲性などの機械特性をより向上させることができる。また、POFと被覆層との密着力をより向上させることができる。
上記含フッ素エチレン性重合体の製造方法としては、種々の方法を採用することができる。経済性、耐熱性および耐薬品性の観点から、パーオキシカーボネート系のパーオキサイドを重合開始剤として用いる方法が好ましく用いられる。
POF素線は、常法により製造することができる。例えば、コア材とクラッド材とを加熱溶融状態下で、同心円状複合用の複合口金から吐出してコア/クラッドの2層芯鞘構造を形成する複合紡糸法、コア/第1クラッド/第2クラッドの3層芯鞘構造を形成する複合紡糸法が好ましく用いられる。また、保護層を設ける場合には、コア材、クラッド材および保護材を加熱溶融状態下で、同心円状複合用の複合口金から吐出してコア/クラッド/保護層を形成する複合紡糸法が好ましい。続いて、機械特性を向上させる目的で1.2〜3倍程度の延伸処理が一般的に行われる。
本発明において、POFコードは、POFの外周すなわちクラッドの外周に少なくとも2層の被覆層を有し、3層以上の被覆層を有してもよい。ただし、被覆層の最内層すなわちクラッドの最外層に接する層はナイロン12を主成分とする。ナイロン12は、耐油性、耐薬品性に優れる。また、クラッド材との密着性も良好であることから、POF素線と被覆層、特にPOF素線と被覆層最内層との密着力を向上させることができる。
ナイロン12を主成分とする樹脂としては、例えば、アミノドデカン酸またはラウロラクタムを50重量%以上含む単量体を重合して得られるナイロン12単独重合体または共重合体、またはこれらと他の樹脂との混合物などが挙げられる。
被覆層の最内層は、ナイロン12を主成分としていれば、可塑剤、難燃剤、耐酸化防止剤、耐老化剤、UV安定剤などの安定剤などをさらに含んでもよい。また、POF素線への外光の入射を抑制するために、カーボンブラック等の遮光剤を含有してもよいし、POFコードの識別性、意匠性を高めるために、着色剤を含有してもよい。着色剤としては、例えば、染料系や無機系の公知のものを用いることができるが、耐熱性の観点から無機顔料を用いることが好ましい。その他、被覆層に難燃性を付与するために、難燃剤を含有してもよい。難燃剤としては、例えば、金属水酸化物、リン化合物、トリアジン系化合物など公知の難燃剤を用いることができる。ポリアミド系樹脂を主成分として用いる場合は、トリアジン系化合物や臭素系化合物が好ましく、特にシアヌル酸メラミン、臭素化ポリスチレンが好ましい。
ナイロン12を主成分とする樹脂としては、例えば、曲げ弾性率が1.0〜2.0GPa、引張降伏強度が30〜55MPa、荷重たわみ温度(0.45MPa)が135〜150℃などの特性を有する一般市販品を利用できる。
被覆層の厚みは、0.1mm〜1.5mmが好ましい。被覆層を2層被覆する場合は、内層に位置する第1被覆層および外層に位置する第2被覆層の厚みは、それぞれ0.05mm〜1.0mmが好ましい。また、第1被覆層および第2被覆層合計厚みが0.1mm〜1.5mmであることが好ましい。
ナイロン12を主成分とする被覆層の最内層の外側に配される他の被覆層は、熱可塑性樹脂を主成分とすることが好ましい。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂あるいはそれらの共重合体有機シラン基を含有するオレフィン系エラストマー、ナイロン12などのポリアミド樹脂、ポリアミドエラストマー、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリエステル樹脂、ポリエステルエラストマーあるいはポリウレタンエラストマー樹脂、フッ素樹脂および架橋ポリオレフィン等が好ましく用いられる。これらを2種以上用いてもよい。特にポリアミド樹脂やポリオレフィン樹脂を用いることが好ましい。ポリアミド樹脂としては、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン10、ナイロン11、ナイロン12などのホモポリマーあるいはこれらの単量体を50重量%以上含有する共重合体などが挙げられる。可塑剤、難燃剤、耐酸化防止剤、耐老化剤、UV安定剤などの安定剤などをさらに含有してもよい。また、被覆層最内層と同様に、遮光剤や着色剤、難燃剤などを含有してもよい。
被覆層の最表層、例えば、被覆層が2層構造を有する場合の第2被覆層には、可塑剤を含有したナイロン12、ナイロン6などその他のナイロンとの共重合体、ポリエーテルやポリエステルなどとのブロック共重合であるポリアミド系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー等の熱可塑性エラストマーや、ポリ塩化ビニル、アクリレート系または酢酸ビニルとのエチレン共重合体などを使用することができる。第2被覆層は、ポリアミドおよび/または熱可塑性エラストマーよりなることがより好ましい。
さらに、POFコードの性能や用途に応じたより好ましい被覆層について説明する。
POFコードが、自動車内のルーフやエンジンルーム内で、十分な性能を発揮するためには、耐油性、耐摩耗性および耐衝撃性に加え、特に耐熱性が必要となる。POFの外周部に接する被覆層として、耐油性、耐摩耗性、耐衝撃性、耐熱性を満足するために、105℃の高温下で熱分解や分子の動きが生じにくく、さらには50cm長さにおける、105℃の温度で24時間熱処理後のピストニングは±0.5mm以内が好ましい。
なお、ピストニングとは、熱処理後のPOFコード端面部を小型測定顕微鏡で観察することにより測定することができる。POF素線が被覆層の先端から突きだしている場合、被覆層の先端から突きだしているPOF素線先端までの長さがピストニング部分となり、−(マイナス)で表される。一方、POF素線が被覆層の先端から引っ込んでいる場合、被覆層の先端から引っ込んだPOF素線の先端までの長さがピストニング部分となり、+(プラス)で表される。
さらに、POFと、POFの外周部に接する被覆層すなわち被覆層の最内層との密着力の指標として、30mm長さにおけるPOFと被覆層との密着力は、50N以上が好ましい。密着力が50N以上であれば、コネクタからPOFコードを引き抜く時、POF素線と被覆層との剥離によりPOF端面が引っ込む現象を抑制し、光学的結合の信頼性を維持することができる。また、使用環境の変化によるピストニングを抑制し、ピストニングに起因するPOF素線の表面傷を抑制することができる。55N以上がより好ましく、60N以上がより好ましいである。外径1000μmのプラスチック光ファイバの場合、密着力は、60〜100Nが特に好ましい。密着力が60〜100Nであると、密着力がPOFの破断強度以下となることから、POF素線の断線を抑制することができる。特に、自動車用POFコードとしては、密着力を60〜100Nとすることが求められる。
ここで、POFと被覆層最内層との密着力は、長さ90mmのPOFコードの被覆層外層を除去した後、被覆層最内層を60mm剥離し、被覆層最内層を30mmだけ残して、POF素線を露出し、POF径より0.1mm大きな穴をあけた金属板に、露出したPOF素線を通し、引張試験機にて引張速度50mm/分でPOF素線を引き抜き、引張降伏強度を測定することにより求めることができる。
また、被覆層内層と被覆層外層との密着力は、10N以上30N以下が好ましい。例えば、被覆層が2層構造を有する場合を例に説明すると、被覆層内層と被覆層外層との密着力が10N以上であれば、被覆層間におけるピストニングに起因するコネクタの接続不良を抑制することができる。一方、被覆層内層と被覆層外層との密着力が30N以下であれば、コネクタ接続の際、被覆層内層を残したまま被覆層外層のみを容易に引き抜くことができる。上記のような被覆層内層、外層の密着力を得るためには、例えば、被覆層の形成を逐次行い、それぞれの樹脂に適した被覆温度、冷却温度などを設定することが挙げられる。また、被覆層内層と被覆層外層の被覆工程の間に、被覆層内層表面に表面処理を施すことも可能であり、例えば、コロナ放電処理、プラズマ放電処理、火炎処理、サンドブラスト処理、フッ素(テフロン(登録商標))コーティング処理などが挙げられる。
ここで、被覆層内層と被覆層外層との密着力は、長さ90mmのPOFコードの被覆層外層を60mm剥離し、被覆層外層を30mmだけ残して、被覆層内層付POFコードを露出しし、被覆層内層付POFコード径より0.1mm大きな穴をあけた金属板に、露出した被覆層内層付POFコードを通し、引張試験機にて引張速度50mm/分で被覆層内層付POFコードを引き抜き、引張降伏強度を測定することにより求められる。
本発明の製造方法により得られるPOFコードは、自動車や航空機、船舶、電車等の移動体内の配線、あるいはFA、家庭内機器、オフィス機器等の短距離通信用配線に好適に用いることができる。
以下、本発明を実施例により、更に詳細に説明する。評価は、次の方法で行った。
屈折率:測定装置としてアッベ屈折率計を使用して、室温25℃雰囲気で測定した。
透光性:ハロゲン平行光(波長650nm、入射NA=0.25)を使用して、20/2mカットバック法により測定した。150dB/km以下で合格とした。
耐熱性:高温オーブン(タバイエスペック社製PHH−200)内に、長さ22m(両末端各2mはオーブン外)のPOFコードを105℃の温度で1000時間投入し、熱処理前後の光量を測定してその変化量を算出した(マイナスは、光量ダウンを示す)。3サンプルについて熱処理前後の光量変化量を測定して、その平均値を求めた。光量変化量の平均値が−1.0dB以内であれば合格とした。また、熱処理後のPOFを目視観察し、コア、クラッド、被覆層の加熱収縮量の違いによる外観不良(うねり、縮みなど)の有無を判断した。
耐湿熱性:温度85℃、湿度85%の高温高湿オーブン内に、長さ22m(両末端各2mはオーブン外)のPOFコードを1000時間投入し、湿熱処理前後の光量を測定してその変化量を算出した(マイナスは、光量ダウンを示す)。3サンプルについて湿熱処理前後の光量変化量を測定して、その平均値を求めた。光量変化量の平均値が−1.5dB以内であれば合格とした。また、湿熱処理後のPOFを目視観察し、コア、クラッド、被覆層の加熱収縮量の違いによる外観不良(うねり、縮みなど)の有無を判断した。
ピストニング:長さ50cmのPOFコードを、高温オーブン(タバイエスペック社製PHH−200)内に105℃の温度で24時間投入し、熱処理後のPOFコードのコード端面部を小型測定顕微鏡(オリンパス社製STM6)で観察した。POF素線が被覆層の先端から突き出している場合は、被覆層の先端から突きだしているPOF素線先端までの長さをピストニング部分とし、−(マイナス)と表記した。POF素線が被覆層の先端から引っ込んでいる場合は、被覆層の先端から引っ込んだPOF素線の先端までの長さをピストニング部分とし、+(プラス)と表記した。ピストニングが±0.5mm以内の場合を合格とした。
1層目密着力:長さ90mmのPOFコードの第2被覆層を除去した後、第1被覆層を60mm剥離し、被覆層を30mmだけ残して、POF素線を露出した。POF径より0.1mm大きな穴をあけた金属板に、露出したPOF素線を通し、引張試験機(島津製作所(株)製オートグラフ「AG−IS」)にて引張速度50mm/分でPOF素線を引き抜いた。20サンプルについて引張降伏強度を測定し、引張降伏強度の最低値を1層目密着力とした。1層目密着力が50N以上であれば合格とした。なお、1層目密着力は、POF素線と被覆層との密着力を表す。
2層目密着力:長さ90mmのPOFコードの第2被覆層を60mm剥離し、被覆層を30mmだけ残して、第1被覆層付POFコードを露出した。第1被覆層付POFコード径より0.1mm大きな穴をあけた金属板に、露出した第1被覆層付POFコードを通し、引張試験機(島津製作所(株)製オートグラフ「AG−IS」)にて引張速度50mm/分で第1被覆層付POFコードを引き抜いた。20サンプルについて引張降伏強度を測定し、引張降伏強度の最低値を2層目密着力とした。2層目密着力が10N以上30N以下であれば合格とした。なお、2層目密着力は、被覆層内層と被覆層外層との密着力を表す。
また、総合判定としては、自動車用POFコードとしての使用可否判定とし、◎:20m以上の配線として使用できる、○:19〜11mの一般的な配線として使用できる、△:10m以下の配線としてのみ使用できる、×:使用できない、とした。
実施例、比較例では、コア、および、クラッドを構成する物質は、下記のように記載した。
PMMA :ポリメチルメタクリレ−ト
MMA :メタクリル酸メチル
Et :エチレン
4FM :2,2,3,3−テトラフルオロプロピルメタクリレート
5FM :2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルメタクリレート
2F :フッ化ビニリデン
4F :テトラフルオロエチレン
6F :ヘキサフルオロプロピレン
FVE :ヘプタフルオロプロピルビニルエーテル
単量体A :CH=CF(CF
製造例:POF素線の製造
表1に示す構成となるように、第1クラッド/第2クラッドの原料を複合紡糸機に供給した。さらに、連続塊状重合によって得られたPMMA(屈折率1.492)をコア材として複合紡糸機に供給して、235℃の温度でコアとクラッドを芯鞘複合溶融紡糸し、ファイバ径1000μm(コア径976μm、第1クラッド厚7.0μm、第2クラッド厚5.0mm)のPOF素線(POF1〜5)を得た。
実施例1
表2に示す被覆1を用い、図1に示すPOFコード製造装置により表3に示す条件でコロナ処理および被覆層形成を行い、POFコードを得た。図1の送線機1にPOF素線8を設置し、POF素線8を速度60m/分で供給し、連続して、コロナ放電処理機2で600Wの出力の放電処理を行った。続いて、第1被覆押出機3のダイ後部からPOF素線1を進入させ、ダイ・ヘッド部の温度210℃で第1被覆樹脂を溶融押出し、コロナ放電処理されたPOF素線に第1被覆層(内層)を形成した。続いて、第1冷却・乾燥ゾーン4で60℃の水冷およびエアシャワーによる風乾燥を行った。さらに連続して、第2被覆押出機5、第2冷却・乾燥ゾーンでそれぞれ、200℃、10℃の温度条件で第1被覆層と同様に第2被覆層(外層)形成を行い、最後に巻取機7でPOFコード8を巻取り、POFコードを得た。ここで、コロナ放電処理出口から第1被覆ヘッドまでの距離は300mmとした。得られたPOFコードの評価結果を表5に示す。密着力および透光性やその他評価結果も良好であった。
実施例2〜10
実施例1同様に、表1〜3に示す構成のPOFコードを表3に示す条件で加工し、POFコードを得た。得られたPOFコードの評価結果を表5に示す。いずれもPOFコードとしての性能を満足しており、自動車用光ファイバコードとしても使用できる結果であった。
比較例1
コロナ放電処理を施さない以外は実施例1と同様にしてPOFコードを得た。得られたPOFコードの評価結果を表6に示す。1層目密着力が低く、自動車用光ファイバコードとしては使用できないものであった。
比較例2
表2に示す被覆1を用い、図2に示すPOFコード製造装置により表4に示す条件でコロナ処理および被覆層形成を行い、POFコードを得た。図2の送線機1にPOF素線8を設置し、POF素線8を速度60m/分で供給し、連続して、コロナ放電処理機2で600Wの出力の放電処理を行った。続いて、第1被覆押出機3のダイ後部からPOF素線1を進入させ、共押出クロスヘッドダイ16により、ダイ・ヘッド部の温度210℃で第1、2被覆樹脂を溶融押出し、コロナ放電処理されたPOF素線に第1被覆層(内層)、第2被覆層(外層)を同時に形成した。続いて、第1冷却・乾燥ゾーン4で10℃の水冷およびエアシャワーによる風乾燥を行った。最後に巻取機7でPOFコード8を巻取り、POFコードを得た。ここで、コロナ放電処理出口から第1被覆ヘッドまでの距離は300mmとした。得られたPOFコードの評価結果を表6に示す。2層目密着力、透光性が高く、自動車用光ファイバコードとしての性能を満足できなかった。
比較例3〜12
実施例1と同様に、表1〜2、4に示す構成のPOFコードを表4に示す条件で加工し、POFコードを得た。得られたPOFコードの評価結果を表6に示す。いずれも自動車用光ファイバコードとしての性能を満足できなかった。
Figure 2013205735
Figure 2013205735
Figure 2013205735
Figure 2013205735
Figure 2013205735
Figure 2013205735
1 送線機
2 コロナ放電処理機
3 第1被覆押出機
4 第1冷却・乾燥ゾーン
5 第2被覆押出機
6 第2冷却・乾燥ゾーン
7 巻取機
8 POF素線
9 コロナ放電電極
10 第1被覆樹脂ホッパー
11 第1被覆クロスヘッドダイ
12 第2被覆樹脂ホッパー
13 第2被覆クロスヘッドダイ
14 POFコード
15 第1、2被覆樹脂ホッパー
16 共押出クロスヘッドダイ

Claims (3)

  1. コアと少なくとも1層のクラッドを有するプラスチック光ファイバの外周に、少なくとも2層の被覆層を有し、被覆層の最内層がナイロン12を主成分とするプラスチック光ファイバコードの製造方法であって、少なくとも
    (1)プラスチック光ファイバの表層に連続的にコロナ放電処理を施す工程、および
    (2)コロナ放電処理を施されたプラスチック光ファイバの外周に、1層ずつ被覆層を形成する工程
    を有し、上記工程(1)および(2)の加工速度がいずれも30m/分以上120m/分以下であることを特徴とするプラスチック光ファイバコードの製造方法。
  2. 前記プラスチック光ファイバのクラッドの最外層が、エチレン10〜35重量%、テトラフルオロエチレン40〜69重量%、ヘキサフルオロプロピレン15〜45重量%、および、次式(1)
    CH=CF(CFH (1)
    (式(1)中、nは1〜10の整数を表す。)で示されるフルオロビニル化合物0.01〜10重量%を共重合成分として含む共重合体からなることを特徴とする請求項1記載のプラスチック光ファイバコードの製造方法。
  3. 該プラスチック光ファイバのクラッドの最内層が、次式(2)
    CH=C(CH)−COO(CH(CFR (2)
    (式(2)中、Rはフッ素原子または水素原子、mは1または2、nは1〜10の整数を表す。)で示されるパーフルオロアルキルメタクリレート60〜95重量%およびメチルメタクリレート5〜40重量%を共重合成分として含む共重合体からなることを特徴とする請求項1または2に記載のプラスチック光ファイバの製造方法。
JP2012076593A 2012-03-29 2012-03-29 プラスチック光ファイバコードの製造方法 Pending JP2013205735A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012076593A JP2013205735A (ja) 2012-03-29 2012-03-29 プラスチック光ファイバコードの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012076593A JP2013205735A (ja) 2012-03-29 2012-03-29 プラスチック光ファイバコードの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013205735A true JP2013205735A (ja) 2013-10-07

Family

ID=49524854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012076593A Pending JP2013205735A (ja) 2012-03-29 2012-03-29 プラスチック光ファイバコードの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013205735A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018077468A (ja) * 2016-11-02 2018-05-17 旭化成株式会社 プラスチック光ファイバケーブル

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001201673A (ja) * 1999-11-12 2001-07-27 Mitsubishi Rayon Co Ltd プラグ付き光ファイバケーブル、光ファイバケーブル、及び光ファイバ
JP2005037910A (ja) * 2003-06-27 2005-02-10 Sekisui Chem Co Ltd 屈折率分布型光学材料の製造方法
JP2007272013A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Toray Ind Inc プラスチック光ファイバコードおよびその製造方法
JP2009145763A (ja) * 2007-12-17 2009-07-02 Mitsubishi Rayon Co Ltd プラスチック光ファイバケーブルの製造方法
JP2011162667A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Toray Advanced Film Co Ltd 易引裂き性ポリプロピレン系未延伸フィルムおよびその積層体
JP2011209487A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Toray Ind Inc プラスチック光ファイバコード

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001201673A (ja) * 1999-11-12 2001-07-27 Mitsubishi Rayon Co Ltd プラグ付き光ファイバケーブル、光ファイバケーブル、及び光ファイバ
JP2005037910A (ja) * 2003-06-27 2005-02-10 Sekisui Chem Co Ltd 屈折率分布型光学材料の製造方法
JP2007272013A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Toray Ind Inc プラスチック光ファイバコードおよびその製造方法
JP2009145763A (ja) * 2007-12-17 2009-07-02 Mitsubishi Rayon Co Ltd プラスチック光ファイバケーブルの製造方法
JP2011162667A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Toray Advanced Film Co Ltd 易引裂き性ポリプロピレン系未延伸フィルムおよびその積層体
JP2011209487A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Toray Ind Inc プラスチック光ファイバコード

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018077468A (ja) * 2016-11-02 2018-05-17 旭化成株式会社 プラスチック光ファイバケーブル
JP7020857B2 (ja) 2016-11-02 2022-02-16 旭化成株式会社 プラスチック光ファイバケーブル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101675413B1 (ko) 플라스틱 광파이버 및 플라스틱 광파이버 코드
JP5495932B2 (ja) プラスチック光ファイバ素線及びケーブル
JP5177055B2 (ja) プラスチック光ファイバ
JP5304704B2 (ja) プラスチック光ファイバコード
JP5243011B2 (ja) プラスチック光ファイバケーブルの製造方法
WO2007083553A1 (ja) プラスチック光ファイバケーブル及びこれを用いた通信システム
JP4680715B2 (ja) プラスチック光ファイバケーブルの製造方法
JP2013205735A (ja) プラスチック光ファイバコードの製造方法
JP5459070B2 (ja) プラスチック光ファイバおよびプラスチック光ファイバコード
JP2004252401A (ja) マルチコアプラスチック光ファイバ、及びマルチコアプラスチック光ファイバケーブル
KR20040088402A (ko) 플라스틱 광섬유 제조 방법 및 장치
JP5537241B2 (ja) プラスチック光ファイバケーブル
JP2002156533A (ja) プラスチック光ファイバコード
JP2011253108A (ja) プラスチック光ファイバ及びその製造方法、並びにプラスチック光ファイバケーブル
JP5243102B2 (ja) プラスチック光ファイバケーブルの製造方法
JP5207652B2 (ja) プラスチック光ファイバケーブルの製造方法
JP2012027304A (ja) プラスチック光ファイバ素線及びケーブル
JP2015028645A (ja) プラスチック光ファイバ及びその製造方法、並びにプラスチック光ファイバケーブル
JP2010033043A (ja) プラスチック光ファイバケーブル及び信号伝送方法
JP2009175683A (ja) プラスチック光ファイバ、およびプラスチック光ファイバコード
JP5235426B2 (ja) プラスチック光ファイバケーブルの製造方法
JP2010101932A (ja) プラスチック光ファイバ、および、プラスチック光ファイバコード
WO2018168775A1 (ja) プラスチック光ファイバ、プラスチック光ファイバケーブル、ワイヤーハーネス及び車両
JP2010079273A (ja) プラスチック光ファイバコード
JP2005099447A (ja) プラスチック光ファイバケーブルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150416

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150519