JP5177055B2 - プラスチック光ファイバ - Google Patents
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Description
CH2=CX1(CF2)nX2 (1)
で示されるフルオロビニル化合物0.01〜10重量%を含有する共重合体からなるからなるプラスチック光ファイバである。
CH2=CX1(CF2)nX2 (1)
(式中、X1はフッ素原子又は水素原子、X2はフッ素原子、水素原子又は炭素原子、nは1〜10の整数である。)
で示されるフルオロビニル化合物0.01〜10重量%を含有する共重合体を含有することが必要である。
CH2=CF(CF2)3H (2)
である場合、生産性、コスト、環境性、及び品質面において、さらに優れているので、好ましい。
開口数=((コアの屈折率)2 −(第1クラッドの屈折率)2 )1/2
コア、第1クラッドの屈折率差にて表わされる。
本発明のプラスチック光ファイバの耐屈曲性、耐薬品性、及び被覆層との密着性などを向上させる目的では第2クラッド材としてフッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン単位を含む共重合体を用いることが好ましい。
フッ化ビニリデン35〜55重量%とテトラフルオロエチレン35〜50重量%とヘキサフルオロプロピレン5〜15重量%を共重合成分として含有する共重合体、または、フッ化ビニリデン70〜80重量%とテトラフルオロエチレン20〜30重量%を共重合成分である。
CH2=C(CH3)−COO(CH2)m(CF2)nR
(但し、Rはフッ素原子又は水素原子、mは1または2、nは1から10の整数を表す。)
で示されるパーフルオロアルキルメタクリレート60〜95重量%、およびメチルメタクリレ−ト5〜40重量%を共重合成分として含有する共重合体を用いることが、透明性や耐熱性の点から好ましい。
CH2=C(CH3)−COOCH2(CF2)nR
(但し、Rはフッ素原子又は水素原子、nは1から4の整数を表す。)
で示されるパーフルオロアルキルメタクリレート60〜95重量%、およびメチルメタクリレ−ト5〜40重量%を共重合成分として含有する共重合体である。
ハロゲン平行光(波長650nm、入射NA=0.25)を使用して30/2mカットバック法により測定した。
高温オーブン(タバイエスペック社製PHH−200)内に試長18mのプラスチック光ファイバコード(両末端各1mはオーブン外)を105℃、500時間投入し、試験前後の光量を測定してその変化量を指標とした(n=3の平均値。マイナスは光量ダウンを示す)。
耐熱性の測定と同様にして温度85℃、湿度90%にて評価した。
660nmLEDを使用し、金属製半径10mmの棒に360度巻き付けた時の光量を測定してその前後での減少量を指標とした(n=3の平均値)。
1次被覆コード90mmから第1被覆層を60mm剥離してファイバを露出し、ファイバ径+0.1mmの径の穴をあけた金属板にファイバを通し、一般市販の引張試験機にて引張速度50mm/分でファイバを引き抜き、n=20の降伏点強力の最低値を密着力として示した。尚、2層被覆構造の場合は第2被覆層を除去した後、上記方法にて測定を実施した。
測定装置としてアッベ屈折率計を使用して、室温25℃雰囲気にて測定した。
1次被覆コードの一端に500gの荷重をかけ、直径30mmφのマンドレルで支持し、その支持点を中心にファイバの他端を角度90°で連続的に屈曲させて、コードが切断するまでの回数を測定した。(n=5の平均値)
日本工業規格JIS K7210に準じて、265℃、荷重5.0kg、ノズル径2mm、長さ8mmの条件下で、ノズルから10分間に吐出される量を測定した。
表1に示す第1クラッド(エチレン(Et)/テトラフルオロエチレン(4F)/ヘキサフルオロプロピレン(6F)/CH2=CF(CF2)3H(単量体A)からなる共重合体(屈折率1.368))及び第2クラッド(フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン/ヘプタフルオロプロピルビニルエーテルからなる共重合体(屈折率1.351))を複合紡糸機に供給した。さらに、連続魂状重合によって製造したPMMA((屈折率1.492)をコア材として複合紡糸機に供給して、235℃にてコア、第1クラッド、第2クラッドを芯鞘複合溶融紡糸し、ファイバ径1000μm(コア径980μm、第1/第2クラッド厚各5.0μm)のプラスチック光ファイバを得た。
第1クラッド、被覆材を表1のとおりに変更した(ただし、ファイバ径をすべて1000μmに統一)以外は実施例1と同様にしてプラスチック光ファイバコードを得た。これらのプラスチック光ファイバコードを使用して実施例1と同じ評価を行い、その結果を表2に示した。
第2クラッドを表1のとおりに変更した(ただし、ファイバ径をすべて1000μmに統一)以外は実施例1と同様にしてプラスチック光ファイバコードを得た。これらのプラスチック光ファイバコードを使用して実施例1と同じ評価を行い、その結果を表2に示した。
MMA :メタクリル酸メチル
Et :エチレン
4FM :2,2,3,3−テトラフルオロプロピルメタクリレ−ト
5FM :2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピリメタクリレ−ト
2F :フッ化ビニリデン
4F :テトラフルオロエチレン
6F :ヘキサフルオロプロピレン
FVE :ヘプタフルオロプロピルビニルエーテル
単量体A :CH2=CF(CF2)3H
Claims (8)
- コア、第1クラッド、第2クラッドの3層構造からなるプラスチック光ファイバであって、コアがメチルメタクリレ−トを主成分とする(共)重合体からなり、該第1クラッドは、エチレン10〜35重量%、テトラフルオロエチレン45〜69重量%、ヘキサフルオロプロピレン20〜45重量%、及び、式(1)
CH2=CX1(CF2)nX2 (1)
(式中、X1はフッ素原子又は水素原子、X2はフッ素原子、水素原子又は炭素原子、nは1〜10の整数である。)
で示されるフルオロビニル化合物0.01〜10重量%を含有する共重合体からなるからなるプラスチック光ファイバ。 - 式(1)で示されるフルオロビニル化合物が
CH2=CF(CF2)3H (2)
である請求項1に記載のプラスチック光ファイバ。 - 第2クラッドが、フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン単位を含む共重合体からなる請求項1または2に記載のプラスチック光ファイバ。
- 第2クラッドが弗化ビニリデン 10〜35重量%とテトラフルオロエチレン45〜75重量%とヘキサフルオロプロピレン10〜30重量%とパーフルオロアルキルビニルエーテル類1〜10重量%を共重合成分として含有する共重合体からなる請求項3に記載のプラスチック光ファイバ。
- 第2クラッドがフッ化ビニリデン35〜60重量%とテトラフルオロエチレン35〜60重量%とヘキサフルオロプロピレン5〜30重量%を共重合成分として含有する共重合体からなる請求項3に記載のプラスチック光ファイバ。
- 第2クラッドがフッ化ビニリデン65〜85重量%とテトラフルオロエチレン15〜35重量%を共重合成分として含有する共重合体からなる請求項3に記載のプラスチック光ファイバ。
- 第2クラッドが、パーフルオロアルキルメタクリレート単位を含む共重合体からなる請求項1または2に記載のプラスチック光ファイバ。
- 第2クラッドが、
CH2=C(CH3)−COO(CH2)m(CF2)nR
(但し、Rは、フッ素原子又は水素原子、mは1または2、nは1から10の整数を表す。)
で示されるパーフルオロアルキルメタクリレート60〜95重量%、およびメチルメタクリレ−ト5〜40重量%を共重合成分として含有する共重合体からなる請求項7に記載のプラスチック光ファイバ。
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