JP6326883B2 - プラスチック光ファイバコード - Google Patents
プラスチック光ファイバコード Download PDFInfo
- Publication number
- JP6326883B2 JP6326883B2 JP2014055954A JP2014055954A JP6326883B2 JP 6326883 B2 JP6326883 B2 JP 6326883B2 JP 2014055954 A JP2014055954 A JP 2014055954A JP 2014055954 A JP2014055954 A JP 2014055954A JP 6326883 B2 JP6326883 B2 JP 6326883B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- plastic optical
- weight
- fiber cord
- clad
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
CH2=CX1(CF2)nX2(1)
(式中、X1はフッ素原子または水素原子を示し、X2はフッ素原子、水素原子または炭化水素基を示し、nは1〜10の整数を示す。)
で示されるフルオロビニル化合物0.01〜10重量%を共重合成分とする共重合体からなり、前記最表層のクラッドに接する外皮は、(A)高密度ポリエチレンを51〜98重量%含み、(A)高密度ポリエチレン100重量部に対し、(B)ポリエステルエラストマー1〜96重量部、(C)カーボンブラック0.1〜20重量部を含むプラスチック光ファイバコードである。
CH2=CX1(CF2)nX2(1)
(式中、X1はフッ素原子または水素原子を示し、X2はフッ素原子、水素原子または炭化水素基を示し、nは1〜10の整数を示す。)
で示されるフルオロビニル化合物0.01〜10重量%を共重合成分とする共重合体からなり、前記最表層のクラッドに接する外皮は、(A)高密度ポリエチレンを51〜98重量%含み、(A)高密度ポリエチレン100重量部に対し、(B)ポリエステルエラストマー1〜96重量部、(C)カーボンブラック0.1〜20重量部を含むプラスチック光ファイバコードである。
CH2=CX1(CF2)nX2(1)
(式(1)中、X1はフッ素原子または水素原子を示し、X2はフッ素原子、水素原子または炭化水素基を示し、nは1〜10の整数を示す。)
で示されるフルオロビニル化合物0.01〜10重量%を共重合成分とする共重合体を含有することが必要である。なお、最表層のクラッドとは、クラッドを1層有する場合は当該クラッドを指し、クラッドを2層以上有する場合はその中で最も外側に位置するクラッドを指す。
CH2=CF(CF2)3H (2)
で示される化合物の場合、生産性、コスト、環境性および品質面において優れている。
CH2=CX1(CF2)nX2(1)
(式(1)中、X1はフッ素原子または水素原子を示し、X2はフッ素原子、水素原子または炭化水素基を示し、nは1〜10の整数を示す。)
で示されるフルオロビニル化合物0.01〜10重量%を共重合成分として含む共重合体は、好ましくは、エチレン、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、および、次式(1)
CH2=CX1(CF2)nX2(1)
(式(1)中、X1はフッ素原子または水素原子、X2はフッ素原子、水素原子または炭化水素基、nは1〜10の整数を表す。)で示されるフルオロビニル化合物の総計が、100重量%である。
PMMA :ポリメチルメタクリレ−ト
MMA :メタクリル酸メチル
Et :エチレン
4FM :2,2,3,3−テトラフルオロプロピルメタクリレート
5FM :2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルメタクリレート
2F :フッ化ビニリデン
4F :テトラフルオロエチレン
6F :ヘキサフルオロプロピレン
FVE :ヘプタフルオロプロピルビニルエーテル
単量体A :CH2=CF(CF2)3H
実施例および比較例において、プラスチック光ファイバの外皮として用いた物質は下記のとおりである。
HZ5305E(製品名、プライムポリマー製):高密度ポリエチレン(密度:0.951(g/cm3)、マスフローレート:0.80(g/10min)、曲げ弾性率:950(MPa))
P−150M(製品名、東洋紡社製):ポリエステルエラストマー
SEBS樹脂:スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体
また、実施例および比較例においては、(A)高密度ポリエチレンを100重量部とした場合での(B)ポリエステルエラストマーと(C)カーボンブラックの重量部を記入した。
表1に示す構成となるように、第1クラッドおよび/または第2クラッドの原料を複合紡糸機に供給した。さらに、連続塊状重合によって得られたPMMA(屈折率1.492)をコアとして複合紡糸機に供給して、235℃の温度でコアとクラッドを芯鞘複合溶融紡糸し、ファイバ径500μm(コア径486μm、第1クラッド厚7μm)のPOF素線(POF1)、ファイバ径750μm(コア径736μm、第一クラッド厚7μm)のPOF素線(POF2)、ファイバ径1000μm(コア径980μm、第1クラッド厚10.0μm)のPOF素線(POF3)、ファイバ径1000μm(コア径976μm、第1クラッド厚7.0μm、第2クラッド厚5.0μm)のPOF素線(POF4、5)を製造した。
表2に示すPOF1のプラスチック光ファイバに外皮をクロスヘッドダイにてクロスヘッドケーブルの被覆方式装置を用いて、被覆温度200℃で2度被覆し(1層目の厚み0.7mm、2層目の厚み1.0mm)、POFコードを得た。このようにして得られたPOFコードの透光損失、ピストニング、耐熱性による評価を実施した。評価結果を表4に示す。いずれもPOFコードとしての性能を満足していた。
表2および表3に示す構成のPOFコードを実施例1と同様の方法で製造し、評価結果を表4に示した。いずれもPOFコードとしての性能を満足していた。
表3に示す構成のPOFコードを、外皮の2層目にリン含有難燃剤を含んだSEBS樹脂を被覆した以外は、実施例1と同様の方法で製造し、評価結果を表4に示した。いずれもPOFコードとしての性能を満足していた。
表5に示す構成のPOFコードを、高密度ポリエチレンの含有量の範囲を満たさない以外は、実施例1と同様の方法で製造し、評価結果を表6に示した。その結果、比較例1は、降伏点を満たさなかった。
表5に示す構成のPOFコードを、ポリエステルエラストマーの含有量の範囲を満たさない以外は、実施例1と同様の方法で製造し、評価結果を表6に示した。その結果、比較例2は、耐熱性で、比較例3は、ピストニング性と耐熱性を満たさない結果が得られた。
表5に示す構成のPOFコードを、カーボンブラックの含有量の範囲を満たさない以外は、実施例1と同様の方法で製造し、評価結果を表6に示した。その結果、比較例4は、耐熱性を満たさなかった。また、比較例5は、コード表面に凸状の外観異常が多発したため、評価を中止した。
表5に示す構成のPOFコードを、高密度ポリエチレンのみの場合と、ポリエステルエラストマーのみの場合で、実施例1と同様の方法で製造し、評価結果を表6に示した。その結果、比較例6は耐熱性とピストニングを満たさなかった。また、比較例7は、製造条件と同等の温度では吐出不良が発生したため、被覆温度を30℃上げた結果、透光損失が悪化した。また、降伏点も満たさなかった。
Claims (4)
- プラスチック光ファイバを外皮によって被覆した光ファイバコードであって、前記プラスチック光ファイバが、コアと、少なくとも1層のクラッドを有するプラスチック光ファイバであって、プラスチック光ファイバの最表層のクラッドが、エチレン10〜35重量%、テトラフルオロエチレン45〜69重量%、ヘキサフルオロプロピレン20〜45重量%、および、次式(1)
CH2=CX1(CF2)nX2(1)
(式(1)中、X1はフッ素原子または水素原子を示し、X2はフッ素原子、水素原子または炭化水素基を示し、nは1〜10の整数を示す。)
で示されるフルオロビニル化合物0.01〜10重量%を共重合成分とする共重合体からなり、前記最表層のクラッドに接する外皮が、(A)高密度ポリエチレンを51〜98重量%含み、(A)高密度ポリエチレン100重量部に対し、(B)ポリエステルエラストマー1〜96重量部、(C)カーボンブラック0.1〜20重量部を含むプラスチック光ファイバコード。 - 前記フルオロビニル化合物が、次式(2)
CH2=CF(CF2)3H (2)
で示される化合物である請求項1に記載のプラスチック光ファイバコード。 - 前記クラッドが反応性官能基末端を有することを特徴とする請求項1または2に記載のプラスチック光ファイバコード。
- 前記ポリエステルエラストマーのハードセグメント単位が芳香族ポリエステルであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプラスチック光ファイバコード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014055954A JP6326883B2 (ja) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | プラスチック光ファイバコード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014055954A JP6326883B2 (ja) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | プラスチック光ファイバコード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015179154A JP2015179154A (ja) | 2015-10-08 |
JP6326883B2 true JP6326883B2 (ja) | 2018-05-23 |
Family
ID=54263253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014055954A Active JP6326883B2 (ja) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | プラスチック光ファイバコード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6326883B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022202629A1 (ja) * | 2021-03-23 | 2022-09-29 | 東洋紡株式会社 | ポリエステルエラストマー樹脂組成物及びそれからなるケーブル被覆材 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62169111A (ja) * | 1986-01-22 | 1987-07-25 | Toray Ind Inc | 耐側圧性に優れたプラスチツク光ケ−ブル |
JP2882703B2 (ja) * | 1991-07-04 | 1999-04-12 | 旭化成工業株式会社 | プラスチック光ファイバコード |
US5194468A (en) * | 1992-06-19 | 1993-03-16 | General Motors Corporation | High density polyethylene polyblends |
JP2003295010A (ja) * | 2002-04-08 | 2003-10-15 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 被覆光ファイバ心線、コネクタ付被覆光ファイバ心線、及び、光ファイバケーブル |
JP2008165004A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Toyobo Co Ltd | 光ファイバー |
CN102378927B (zh) * | 2009-03-31 | 2013-05-15 | 东丽株式会社 | 塑料光纤和塑料光纤软线 |
JP5495932B2 (ja) * | 2009-05-15 | 2014-05-21 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | プラスチック光ファイバ素線及びケーブル |
JP5583456B2 (ja) * | 2010-04-13 | 2014-09-03 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | プラスチック光ファイバ素線及びケーブル |
-
2014
- 2014-03-19 JP JP2014055954A patent/JP6326883B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015179154A (ja) | 2015-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI458741B (zh) | 塑膠光纖及塑膠光纖軟線 | |
JP6460321B2 (ja) | マルチコア光ファイバ及びマルチコア光ファイバケーブル | |
JP6897863B2 (ja) | 光ファイバケーブル、ハーネス、及び光ファイバケーブルの製造方法 | |
CN111801608B (zh) | 塑料光纤和塑料光纤软线 | |
JP5177055B2 (ja) | プラスチック光ファイバ | |
JP5304704B2 (ja) | プラスチック光ファイバコード | |
JP6326883B2 (ja) | プラスチック光ファイバコード | |
JP5459070B2 (ja) | プラスチック光ファイバおよびプラスチック光ファイバコード | |
JP2004219579A (ja) | プラスチック光ファイバ及びプラスチック光ファイバケーブル | |
JP4225547B2 (ja) | プラスチック光ファイバ、及びプラスチック光ファイバケーブル | |
JP2009175683A (ja) | プラスチック光ファイバ、およびプラスチック光ファイバコード | |
JP2010101932A (ja) | プラスチック光ファイバ、および、プラスチック光ファイバコード | |
JP2008257039A (ja) | プラスチック光ファイバケーブルの製造方法 | |
JP2006215178A (ja) | プラスチック光ファイバケーブル | |
JP2015129858A (ja) | プラスチック光ファイバコード | |
JP2021036312A (ja) | プラスチック光ファイバおよびそれを用いたプラスチック光ファイバコード | |
JP2010079273A (ja) | プラスチック光ファイバコード | |
JP2020190717A (ja) | プラスチック光ファイバおよびその製造方法 | |
JPS61254909A (ja) | プラスチツク光フアイバ | |
JP2013205735A (ja) | プラスチック光ファイバコードの製造方法 | |
JP2010107961A (ja) | プラスチック光ファイバコード | |
JP2004126429A (ja) | プラスチック光ファイバ及びプラスチック光ファイバケーブル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170920 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170926 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180320 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180402 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6326883 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |