JPS62169111A - 耐側圧性に優れたプラスチツク光ケ−ブル - Google Patents

耐側圧性に優れたプラスチツク光ケ−ブル

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JPS62169111A
JPS62169111A JP61009895A JP989586A JPS62169111A JP S62169111 A JPS62169111 A JP S62169111A JP 61009895 A JP61009895 A JP 61009895A JP 989586 A JP989586 A JP 989586A JP S62169111 A JPS62169111 A JP S62169111A
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JP
Japan
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clad layer
coating layer
plastic optical
optical cable
primary
Prior art date
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Pending
Application number
JP61009895A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Watanabe
渡辺 立男
Kazuhiko Saito
和彦 斎藤
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、優れた耐側圧性、すなわち側面からの圧力に
対して機械的安定性を有するプラスチック光ケーブルに
係り、さらに詳しくは、有機重合体からなる光学繊維、
すなわちプラスチック光ファイバー(以下、有機光学繊
維という)の光伝送媒体とするプラスチック光ケーブル
の耐側圧性の改良に関する。
〔従来の技術〕
有機光学繊維は、ガラス製光学繊維などに比較して硬度
が低く、耐側圧性に劣る欠点があり、この欠点を改良す
るために、たとえば実開昭60−60711号公報には
、有機光学繊維を比較的硬質でかつ薄板状の凹型形状の
収納凹状の中に収納保持させたプラスチック光ケーブル
が提案されている。
しかしながら、このプラスチック光ケーブルは、特開昭
59−126504号公報に詳しく述べられているよう
に、ケーブルそのものの耐側圧性を改良したものではな
く、さらに実用上観点からの耐側圧性の向上が強く望ま
れている。
本発明者らは、このようなプラスチック光ケーブルの耐
側圧性の改良、向上について鋭意検討を行い、本発明に
到達したものである。
〔解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上記プラスチック光ケーブルの耐側圧
性を改良し、向上した優れた実用性能を有するプラスチ
ック光ケーブルを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕 このような目的は、プラスチック光ファイバーに接する
1次樹脂被覆層の上に、該1次樹脂被覆層よりもロック
ウェル硬度(スケールR1ASTM−D−785に規定
されている測定法による)が少なくとも35以上大であ
り、該プラスチック光ケーブル断面の前記1次樹脂被覆
層の被覆横断面積よりも被覆横断面積が少なくとも10
%大である2次樹脂被覆層を設けてなるプラスチック光
ケーブルによって達成することができる。
以下、本発明を図に示す実施例を参照してさらに詳細に
説明する。
図は、このような本発明のプラスチック光ケーブルの1
態様を示す横断面図であり、図において、1は有機重合
体からなる光ファイバーであり、この光ファイバー1に
接して1次樹脂被覆層2があり、さらにその上に2次樹
脂被覆層3が被覆している。さらに、1次樹脂被覆層2
と2次樹脂被覆層3との間には芳香族ポリアミド、芳香
族ポリエステル、高配向PVAなどから選ばれた補強繊
維4が介在している。上記2次樹脂被覆層3は、1次樹
脂被覆層2よりもロックウェル硬度が少なくとも35以
上大であり、かつ1次樹脂被覆層2の被覆面積(横断面
積)よりも少なくとも10%大であるように設定されて
いる。
光ファイバー1は、例えばガラス転移温度が110〜1
90℃の範囲のメタクリレート系重合体を芯成分とし、
この芯成分重合体よりも少なくとも3%小さい屈折率を
をする鞘成分とからなる芯鞘構造のものであることが好
ましい。芯成分メタクリレート系重合体としては、たと
えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸フェンチル、メ
タクリル酸l−メンチル、メタクリル酸ボルニル、メタ
クリル酸イソボルニル、メタクリル酸1−アダマンチル
、メタクリル酸8.5−ジメチル−1−アダマンチルな
どを挙げることができるが、好ましくはメタクリル酸メ
チル、メタクリル酸l−メンチル、メタクリル酸ボルニ
ルがよい。
また、該メチルメタクリレート系重合体よりも少なくと
も3%小さい屈折率を有する鞘成分重合体としては、た
とえばビニルフルオライド、ビニリデンフルオライド、
トリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン、ヘキ
サフルオロプロペン、トリフルオロメチルトリフルオロ
ビニルエーテル、パーフルオロプロビルトリフルオロビ
ニルエーテル、メタクリル酸パーフルオロイソプロピル
メタクリル酸パーフルオロ−t−ブチル、熱可塑性弗素
ゴムなどの含弗素重合体、ビニリデンフルオライド−へ
キサフルオロプロペン共重合体、ビニリデンフルオライ
トーペンタフルオロブロペン共重合体、ビニリデンフル
オライド−クロロフルオロエチレン共重合体などの弗素
ゴムを例示することができる。
本発明のプラスチック光ケーブルに被覆される1次樹脂
被覆層の重合体としては、たとえば低密度ポリエチレン
、高密度ポリエチレン、ポリエステルエラストマー、紫
外線硬化タイプの各種重合体、各種シリコーン樹脂など
を挙げることができるが、好ましくは低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、ポリエステルエラストマーが
被覆加工し易すさと樹脂価格の点で好ましい。
しかしながら、2次樹脂被覆層に使用する樹脂は、その
ロックウェル硬度(スケールR,ASTM−D−785
に規定されている測定法による)が少なくとも35以上
大であることが必要であり、このような硬度差を有する
樹脂を2次樹脂被覆層として設けることによって、該ケ
ーブルの耐側圧性を大きく改良することができる。
2次樹脂被覆層を形成する樹脂としては、たとえば、ポ
リプロピレン、ポリプロピレン−エチレン共重合、ポリ
エステルエラストマー、ポリカーボネート、ABS、ポ
リアセタール、ナイロン11、ナイロン6、ナイロン1
2)アクリロニトリル−スチレン−アクリル系エラスト
マーなどを挙げることができるが、好ましくはポリプロ
ピレン、ポリプロピレンエチレン共重合、ポリエステル
エラストマーが被覆加工の容易さと樹脂価格の点で好ま
しい。
そして、プラスチック光ケーブル断面における2次樹脂
被覆層による被覆の程度は1次樹脂被覆層の被覆横断面
積よりも被覆横断面積が少なくとも10%大であること
が必要である。この2次樹脂被覆層の被覆横断面積が1
次樹脂被覆層の横断面積の10%より小である場合は、
本発明の目的である耐側圧性を光ケーブルに充分付与す
ることができない。さらに具体的には、光ファイバーを
被覆する1次樹脂被覆層の横断面積は、約1.1〜30
倍の範囲内、好ましくは4〜20倍の範囲内がよい。こ
の被覆合成樹脂の横断面積が1.1倍よりも小さくなる
と、保護層としての役割を十分に果すことができないだ
けでなく、耐側圧性を満足する厚さにならずケーブル長
方向の強力を達成できないために好ましくない。他方3
0倍を越えると、被覆加工時の合成樹脂の流動固化過程
で生じた合成樹脂内の歪により、被覆後の有機光学繊維
の透光損失が悪化するなどの理由で好ましくない。
また、光ファイバー1を被覆する合成樹脂層の厚さは、
均一であることが好ましい。
本発明の光ファイバーは、公知の方法にしたがって製造
することができ、たとえば、芯成分重合体の製造工程と
光ファイバーの製造工程を連続して実施し、かつ芯成分
の重合体を高温下で連続塊状重合およびそれに続く残存
未反応モノマを主成分とする揮発成分の連続分離の2工
程を使用して製造する方法や芯成分を塊状重合し、この
ポリマから芯成分を形成すると共に、鞘成分を形成する
二重押出し方法などを例示することができる。
このようにして得られた光ファイバーを前記合成樹脂で
被覆する方法としては、通常の電線被覆と同様に、押出
し機を使用する被覆手段を適用することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、以下に述べるような優れた効果を有機
光学繊維からなる光ケーブルに与えることができる。
(11有機光学繊維からなる光ケーブルの適用温度範囲
たとえば、−30〜85℃の範囲において、優れた耐側
圧性を有する。
(2)たとえば適用温度範囲が25℃の場合の本発明に
なる光ケーブルの耐側圧性は、光ケーブル5 cm長あ
たり150kg荷重下で、透光損失の悪化が0.1dB
以下という低い値を示す。
(3)シたがって、本発明の光ケーブルは、自動車、船
舶、航空機またはロケットなどの分野にも適用可能であ
る他、構内、ビル内通信における温度条件の変動に対し
ても高い耐側圧性を有する。
〔実施例〕
以下に実施例により本発明の効果をさらに具体的に説明
する。
実施例 重量平均分子量が9万、屈折率が1.495のポリメチ
ルメタクリレートを芯成分とし、屈折率力1.405の
ビニリデンフルオライド−テトラフルオロエチレンコポ
リマを鞘成分とする直径1000ミクロン、芯成分の横
断面積が0.75mm”で、鞘成分の厚さが10ミクロ
ンの芯・鞘型複合構造を有する有機光学繊維に対して、
140℃加熱溶融した低密度ポリエチレン樹脂をその厚
さが0.6龍、横断面積が311II112になるよう
にコントロールして、押出し被覆し、さらに2次被覆層
としてエチレン−プロピレン共重合樹脂を0.9 m寵
厚さに同様に押出し機を使用して溶融被覆した。
前記有機光学繊維の透光損失は、105dB/kmであ
った。
得られた樹脂被覆光ケーブルを50m長の1端を光源に
、他端を光パワーメータに接続し、光パワー(AdBn
+ )を測定し、次いで光ケーブルの1ケ所5CIIl
長に150kgの荷重をかけ、光パワー (BdBm 
)を測定したところ、透光性の変化(A−B)は約0.
1dBであった。
上記実施例において、被覆合成樹脂の被覆断面積を第1
表に示すように変更して作成した光ケーブルの5cm長
に150kg荷重下での透光性変化を測定し、同じく第
1表に示した。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明のプラスチック光ケーブルの1態様を示す
横断面図である。 1・・・光ファイバー、2・・・1次樹脂被覆層、3・
・・2次樹脂被覆層、4・・・補強繊維。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プラスチック光ファイバーに硬度の相違する少な
    くとも2種の熱可塑性樹脂を複数層被覆したプラスチッ
    ク光ケーブルにおいて、プラスチック光ファイバーに接
    する1次樹脂被覆層の上に、該1次樹脂被覆層よりもロ
    ックウェル硬度(スケールR、ASTM−D−785に
    規定されている測定法による)が少なくとも35以上大
    であり、該プラスチック光ケーブル断面の前記1次樹脂
    被覆層の被覆横断面積よりも被覆横断面積が少なくとも
    10%大である2次樹脂被覆層を設けてなる側圧性に優
    れたプラスチック光ケーブル。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、1次樹脂被覆層
    と2次樹脂被覆層との間に補強用繊維層を介在せしめて
    なる耐側圧性に優れたプラスチック光ケーブル。
  3. (3)特許請求の範囲第1項又は第2項において、1次
    被覆層が低密度ポリエチレン、ポリエステルエラストマ
    ー、高密度ポリエチレンから選ばれたすくなくとも1種
    の熱可塑性樹脂であり、2次樹脂被覆層がポリプロピレ
    ン、エチレン−プロピレン共重合樹脂、ポリエステルエ
    ラストマー、ポリカーボネートから選ばれたすくなくと
    も1種の熱可塑性樹脂である耐側圧性に優れたプラスチ
    ック光ケーブル。
JP61009895A 1986-01-22 1986-01-22 耐側圧性に優れたプラスチツク光ケ−ブル Pending JPS62169111A (ja)

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JP61009895A Pending JPS62169111A (ja) 1986-01-22 1986-01-22 耐側圧性に優れたプラスチツク光ケ−ブル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015179154A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 東レ株式会社 プラスチック光ファイバコード

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015179154A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 東レ株式会社 プラスチック光ファイバコード

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