JP4225547B2 - プラスチック光ファイバ、及びプラスチック光ファイバケーブル - Google Patents

プラスチック光ファイバ、及びプラスチック光ファイバケーブル Download PDF

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本発明は、曲げ伝送損失ならびに高温環境下における寸法安定性に優れたプラスチック光ファイバ素線並びにプラスチック光ファイバケーブルの製造方法に関する。
従来より、光ファイバとしては、広い波長領域にわたって優れた光伝送を行うことができる石英系の光ファイバが幹線系を中心に利用されているが、この石英系光ファイバは高価でかつ加工性が低い。そのため、より安価で、軽量、大口径であり、端面加工や取り扱いが容易である等の長所を有するプラスチック光ファイバ(以下適宜「POF」と略する)が開発され、例えばライティングやセンサー等の分野、あるいはFA、OA、LAN等の短・中距離通信用媒体として一部実用化がなされている。なかでも通信用POFは、屋内あるいは自動車内における短・中距離用高速通信媒体としての利用が期待されている。
ところが、POFが上記の屋内あるいは自動車内における通信媒体用途として使用される場合には、高温多湿な環境下に屈曲した状態で敷設されることが多いため、曲げ損失特性や耐湿熱性が良好であることが要求されている。
特に、自動車内での通信媒体用途として用いられる場合には、ワイヤーハーネス類と束ねて自動車ボディー内に組み付けられるため、POFケーブルが半径10mm、さらには半径5mm程度で屈曲された状態でも、曲げ光量損失の少ないことが要求されている。
また、自動車内ではPOFケーブルが温度の高い空間内に長時間曝される場合があり、このような場合には、POF素線部あるいは被覆層に熱膨張・収縮等の形態変化が生じ、被覆層に対してPOF素線の突き出しや引っ込み(ピストニング)等が生じることがある。このようなピストニングが生じると、光源又は受光素子とPOF端面間の距離が変化して結合損失が大きくなるため、POFから出射される光の受光量が変動するおそれがある。さらに、POF素線のコア材とクラッド材の熱膨張・収縮率に違いがある場合には、コア−クラッド界面の構造不整が増大することにより、POFの伝送損失が著しく低下するおそれがある。
そのため、POF素線およびPOFケーブルには、温度80〜105℃程度の高温雰囲気下に長期間曝された後も、熱収縮およびピストニングが小さいことが要求されている。
最近では、POFの屈曲時の曲げ光量損失を改善することを目的として、クラッド材にフッ化ビニリデン(VdF)単位とテトラフルオロエチレン(TFE)単位とヘキサフルオロプロピレン(HFP)単位を含有した、屈折率の低い共重合体(THV共重合体)を用いる技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、コアがメチルメタクリレート単位を主成分とする(共)重合体からなり、クラッドがVdF単位40〜62モル%、TFE単位28〜40モル%、HFP単位8〜22モル%を含有するTHV共重合体からなるPOFが開示されている。
また、特許文献2には、コアがメチルメタクリレート単位を主成分とする(共)重合体、第1クラッドがパーフルオロアルキルメタクリレート単位及びメチルメタクリレート単位を含有する共重合体、第2クラッドがHFP単位10〜30質量%、TFE単位45〜75質量%、VdF単位10〜35質量%、他の共重合可能な成分1〜10質量%を含有する4元共重合体からなるPOFが開示されている。
一方で、POF素線およびPOFケーブルの熱収縮やピストニングを低減することを目的として、あらかじめPOF素線に熱処理を施し低熱収縮化する技術や、水架橋ポリオレフィン樹脂などの被覆樹脂をPOF素線に被覆しPOFケーブルとしたのちに熱処理を施す技術も提案されている。
特に、POF素線に熱処理を施し低熱収縮化を図る方法の中でも、POF素線をプラスチック製のボビンに巻き取った状態で、POF素線のコア材あるいはクラッド材のガラス転移温度よりも低い温度に保たれた雰囲気中に一定時間曝す方法をとれば、一度に大量のPOF素線を熱処理することができ、生産性の向上につながるため非常に有効である。
特開2000−266970号公報 特開2002−148451号公報
特許文献1および特許文献2に開示されているPOF素線は、光伝送特性および曲げ損失特性に優れている。しかし、前記特許文献1および2に記載のPOF素線の鞘部に用いられているTHV共重合体は、低屈折率にはなるものの、高温環境下においては共重体自体の硬度の低下や粘着性が増加する傾向にあり、このような共重体をクラッド最外層部に設けたPOF素線を、プラスチック製ボビンに巻き取った状態で熱処理を施した場合には、熱処理を行う条件によっては、POF素線どうしが融着したり、熱処理後にPOF素線をボビンから巻き解く際に、コア材からクラッド材が剥離するという問題があった。
本発明の目的は、クラッドに低屈折率な樹脂を用いながらも、POF素線を傷めることなく1度に大量に熱処理することが可能な方法を提供すること、さらに高温環境下においても寸法安定性およびに光伝送特性に優れたPOF素線、ならびにPOFケーブルを提供することにある。
本発明は、コアと、該コアの外周に位置する少なくとも1層のクラッドを有するプラスチック光ファイバ素線を、プラスチック製ボビンに巻き取った状態で熱処理するプラスチック光ファイバ素線の製造方法であって、前記コアを形成する樹脂のガラス転移温度をTg℃、プラスチック光ファイバ素線の熱処理温度をT℃とすると、前記クラッドの最外層が、屈折率が1.335〜1.395の範囲にあり、T℃におけるショアD硬度(ASTM D2240)が30以上であり、テトラフルオロエチレン単位を30〜85質量%含有する含フッ素オレフィン系樹脂からなるプラスチック光ファイバ素線を、胴部の熱変形温度(ASTM D 648)が(T+5)℃以上である前記プラスチック製ボビンに巻取った状態で、前記熱処理温度Tを (Tg−30)≦T≦Tg の範囲で熱処理することを特徴とするプラスチック光ファイバ素線の製造方法に関する。
また本発明は、コアと、該コアの外周に位置する少なくとも1層のクラッドを有し、前記クラッドの最外層が、屈折率が1.335〜1.395の範囲にあり、温度(Tg−30)〜Tgの範囲(Tg:コアのガラス転移温度)におけるショアD硬度(ASTM D2240)が30以上であり、テトラフルオロエチレン単位を30〜85質量%含有する含フッ素オレフィン系樹脂からなり、90℃で24時間処理した際に発生する熱収縮率が0.2%以下であるプラスチック光ファイバ素線に関する。
また本発明は、前記プラスチック光ファイバ素線の外周に熱可塑性樹脂からなる被覆層を有することを特徴としたプラスチック光ファイバケーブルに関する。
本発明によれば、クラッドに特定の樹脂を用いることによって、1度に大量のPOF素線をボビンに巻き取った状態で熱処理することができ、高温環境下においても熱収縮やピストニングの発生を抑え、光伝送特性に優れたPOF素線、ならびにPOFケーブルを提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明を行う。
本発明のPOF素線は、コアとその外周に形成された少なくとも1層のクラッドからなるPOFを、プラスチック製ボビンに巻き取った状態のまま、特定の温度範囲で熱処理を行うことによって得られる。
また、本発明のPOFケーブルは、上記の方法により得られたPOF素線の外周に熱可塑性樹脂からなる被覆層を設けることによって形成される。
本発明のPOF素線のコアを構成する材料としては、透明性に優れ、光伝送特性が良好なプラスチック材料が用いることができるが、なかでもポリメタクリル酸メチル、又は1種類以上のビニル系単量体単位とメタクリル酸メチル単位との共重合体を用いることが好ましい。このような共重合体としては、透明性を十分に確保する点から、メタクリル酸メチル単位の含有量は50質量%以上、より好ましくは60質量%以上、さらに好ましくは70質量%以上が好ましい。
本発明のPOF素線を構成するクラッドは、1層で形成されていても、2層以上の複数層から形成されても良いが、少なくともクラッド最外部に位置する層は、低屈折率であり、良好な透明性を有しながら、屈曲性および加工性に優れる重合体として、TFE単位を30〜85質量%以上含み、屈折率が1.335〜1.395の範囲にある含フッ素オレフィン系樹を用いることが必要である。
含フッ素オレフィン系樹脂における、TFE単位の含有割合は30〜85質量%の範囲とすることが好ましく、45〜60質量%の範囲がさらに好ましい。TFE単位が30質量%より少ない場合には、クラッド材が十分低屈折率とならないためPOFの曲げ損失を十分に低下させることができなくなる傾向があるとともに、後述するようにPOF素線に熱処理を行う際に、高温環境下でクラッド材の硬度の低下や粘着性の増加がおこるため、POF素線が損傷を受けるおそれがある。また85質量%より多い場合には、溶融粘度が高くなり成形安定性が低下したり、結晶性が高くなり白濁する傾向がある。
含フッ素オレフィン系樹脂の屈折率(ナトリウムD線による23℃での屈折率。以下同じ。)は1.395以下とし、好ましくは1.37以下であり、より好ましくは1.35以下である。このような範囲の屈折率を有する共重合体をクラッドの少なくとも最外層に用いることで、例えばワイヤーハーネス類と束ねられて車体に配設されるときのように、半径5〜10mm以下で屈曲された場合であっても曲げ光量損失を小さくすることが可能となる。
なお、上記共重合体は、屈折率が小さくなる程、硬度の低下や粘着性の増加がおこる傾向にある。したがって屈折率の下限は1.335以上とすることが好ましい。
含フッ素オレフィン系樹脂としては、例えば、VdFとTFEとの共重合体、VdFとTFEとHFPとの共重合体(THV共重合体)、VdFとTFEとHFPと(パーフルオロ)アルキルビニルエーテルとの共重合体、VdFとTFEと(パーフルオロ)アルキルビニルエーテルとの共重合体、エチレンとTFEとHFPとの共重合体、TFEとHFPとの共重合体、VdFとTFEとヘキサフルオロアセトンとの共重合体等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、本発明では、POF素線の熱処理を、POF素線をプラスチック製ボビンに巻き取った状態で行うため、POF素線の最外層のクラッドには、硬度が特定の範囲にある材料を用いる必要がある。
具体的には、POF素線を熱処理する温度T℃におけるショアD硬度(ASTM D2240)の値が30以上である材料を用いることが必要である。
このような材料をクラッドの最外層に用いることによって、クラッド材の硬度の低下や粘着性の増大を抑え、熱処理時にPOF素線の表面が互いに融着したり、あるいは、変形したりすることによってPOF素線が損傷することを回避できる。
本発明において、クラッド最外層に用いられる含フッ素ポリオレフィン樹脂としては、VdF単位16〜44質量%、TFE単位46〜62質量%、HFP単位10〜22質量%からなる3元共重合体(THV共重合体)、VdF単位5〜25質量%、TFE単位50〜80質量%、(パーフルオロ)アルキルビニルエーテル単位5〜25質量%からなる3元共重合体、エチレン単位5〜60質量%、TFE単位25〜70質量%、HFP単位5〜45質量%からなる3元共重合体、VdF単位10〜30質量%、TFE単位40〜69質量%、HFP単位21〜40質量%、パーフルオロアルキルビニルエーテル単位1〜15質量%からなる4元共重合体等を挙げることができ、後述する熱処理を行う温度(80℃〜115℃)や、屈折率、ショアD硬度の値を考慮して、上記共重合体の組成を適宜調整すれば良い。
このようなPOF素線とすることによって、以下の熱処理においてもPOF素線同士の融着や変形により発生する損傷、あるいはコア、クラッド界面の剥離等を生じることなく高温環境下における寸法安定性に優れたPOF素線を得ることができる。
また、前記POF素線はその延伸率が3以下であることが必要である。延伸率が3.0より大きければ、POF素線をボビンに巻いた状態で熱処理した場合、POF素線が著しく収縮するため、POFが損傷を受けたり、POFの伝送損失が悪化するおそれがあることや、所望の熱収縮特性を得るために非常に長時間かかるか、あるいは何度も熱処理を行う必要が生じる。またこの延伸率は1.3〜3の範囲であることが好ましく、1.4〜2.1の範囲にあることがより好ましい。延伸率が1.3より小さければPOFの機械的強度が不十分であるため、POFが屈曲された時に破断しやすくなるおそれがある。
なお、POF素線の延伸率は、POF素線を150℃の恒温槽に20分間放置した際に、熱処理前の糸直径をd、熱処理後の糸直径をdとすると、(延伸率)=(d/dから算出される。
また、本発明のPOF素線を形成するクラッド層を、複数層から形成されていてもよく、そのような場合には、製造コストを低減する観点から、第1クラッドの外周に、第2クラッドを同心円状に設けた2層構造を有することが好ましい。
クラッドがこのような2層構造を有する場合、コアの屈折率n1、第1クラッドの屈折率n2、第2クラッドの屈折率n3が、下記の関係式(1)
1>n2>n3 (1)
を満たすことが好ましい。
上記の関係式(1)を満たすことにより、POFが屈曲されて第1クラッドから光が漏れても、その漏れた光を第2クラッドで反射させることができ、POFを曲げたときの伝送損失を低減できる。
第1クラッドに用いられる重合体としては、例えば、良好な透明性および耐熱性を有しながら、屈曲性および加工性に優れる重合体として、下記一般式(I)
CH2=CX−COO(CH2m(CF2nY (I)
(式中、Xは水素原子またはメチル基、Yは水素原子またはフッ素原子を示し、mは1又は2、nは1〜12の整数を示す。)
で表されるフルオロアルキル(メタ)アクリレートの単位(A)15〜90質量%と、他の共重合可能な単量体の単位(B)10〜85質量%からなり、屈折率が1.39〜1.475の範囲にある共重合体を用いることができる。
POFに対して特に広い伝送帯域が要求される場合には、第1クラッド材として、下記一般式(II)、
CH2=C(CH3)COO-(CH2m(CF2nCF3 (II)
(式中、mは1又は2、nは5〜12の整数を示す。)
で表わされる長鎖フルオロアルキルメタクリレートの単位(C)0〜50質量%と、下記一般式(III)
CH2=C(CH3)COO-CH2(CF2mX (III)
(式中、Xは水素原子またはフッ素原子、mは1〜4の整数を示す。)
で表わされる短鎖フルオロアルキルメタクリレートの単位(D)0〜50質量%と、他の共重合可能な単量体の単位(E)50〜80質量%からなる共重合体であって、屈折率が1.45〜1.48の範囲にある共重合体を用いることができる。
但し、第1クラッドの屈折率が高すぎると、第2クラッドによる曲げ光量損失の抑制効果が不十分になる傾向があるため、POFが使用される環境に応じて伝送帯域と曲げ光量損失とのバランスをとることが望ましい。
また、POFに対してより曲げ損失の低減が要求される場合には、第1クラッド材として、長鎖フルオロアルキルメタクリレート単位(C)0〜80質量%と、短鎖フルオロアルキルメタクリレート単位(D)10〜90質量%と、他の共重合可能な単量体単位(E)10〜50質量%とからなる共重合体であって、屈折率が1.39〜1.435の範囲にある共重合体を用いることができる。
また、POFに対して特に高い耐熱性が要求される場合には、下記一般式(IV)
CH2=C(F)COO-CH2(CF2mX (IV)
(式中、Xは水素原子またはフッ素原子、mは1〜4の整数を示す。)
で表わされるα−フルオロアクリル酸エステルの単位(F)からなる構造単位を有る共重合体であって、屈折率が1.38〜1.435の範囲にあり、ガラス転移温度が100℃以上である共重合体を用いることができる。
このようなα−フルオロアクリル酸エステルの単位としては、α−フルオロアクリル酸メチル、α−フルオロアクリル酸2,2,2−トリフルオロエチル、α−フルオロアクリル酸2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル等の単位が挙げられる。
なお上記の他の共重合可能な単量体の単位(E)としては、特に限定されないが、透明性の向上には(メタ)アクリル酸メチル、機械的特性の向上には(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、耐熱性の向上には(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸メチルシクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ボルニル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸アダマンチル等の(メタ)アクリル酸シクロアルキルエステル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジル等の(メタ)アクリル酸芳香族エステル、(メタ)アクリル酸ヘキサフルオロネオペンチル、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−プロピルマレイミド、N−イソプロピルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、等のN−置換マレイミド、α−メチレン−γ−ブチロラクトン、α−メチレン−γ−メチル−γ−ブチロラクトン、α−メチレン−γ、γ−ジメチル−γ−ブチロラクトン、α−メチレン−γ−エチル−γ−ブチロラクトン、α−メチレン−γ−シクロヘキシル−γ−ブチロラクトン等を、所望の物性を損なわない範囲で適宜選択できる。
上記の他の共重合可能な単量体の単位(E)の中でも、(メタ)アクリル酸メチルを用いることが、透明性と機械的強度の両方のバランスに優れたPOFを得られる点から特に好ましい。
次に本発明のPOF素線の熱処理方法について説明する。
POF素線の熱処理を行う際の温度T(℃)は、コア材のガラス転移温度をTgとして、(Tg−30)≦T≦Tg の範囲であることが必要である。Tgより高い温度では、POFの製法において一般的に強度付与を目的として施される延伸配向が低下する傾向があり、(Tg−30)℃より低い温度では、所望の熱収縮特性を得るために非常に長時間の熱処理が必要になったり、何度も熱処理を行う必要が生じる傾向があるためである。
また、上記の熱処理温度は(Tg−25)≦T≦(Tg−5) の範囲であることが好ましく、(Tg−20)≦T≦(Tg−5)の範囲であることがさらに好ましい。
熱処理に要する時間は、上記の温度条件の範囲中で、所望の熱収縮率のPOFが得られるように、熱処理温度に応じて適宜設定すれば良い。
コア材がメタクリル酸メチル単位の単独重合体(ポリメタクリル酸メチル)からなる場合には、90℃におけるショアD硬度の値が30以上である含フッ素オレフィン系樹脂をPOF素線の最外層のクラッドに用い、POF素線の熱処理を温度90℃で60時間以上かけて行うことが好ましい。
また、熱処理が施されたPOF素線を、90℃で24時間処理した場合のPOF素線の軸方向の熱収縮率が0.2%以下になるように、より好ましくは0、1%以下になるように熱処理の温度、時間を適宜選ぶことが好ましい。熱収縮率が0、2%を超える場合、後述するポリアミド樹脂からなる被覆層をPOF素線の周りに被覆しPOFケーブルとした場合でも、POFケーブルを90℃の高温下で長期使用した場合には、被覆層によってPOF素線の熱収縮を完全に抑制することができずピストニングが発生するおそれがある。
POFを熱処理するための加熱媒体としては、加熱気体、水、水蒸気、オイルなどが挙げられるが、本発明のPOF素線の熱処理方法においては、上記の中でも、加熱気体中で熱処理を行う方法が、POF素線に与える損傷が特に小さいことから好ましい。
また、POF素線を巻き取るボビンには、熱変形温度(ASTM D 648)が(T+5)℃以上であるプラスチック製の材料をその胴部に用いることが好ましい。ボビン胴部の熱変形温度が(T+5)℃より小さいと、長時間の熱処理中にボビンが変形してしまい、POF素線が損傷を受ける傾向がある。
プラスチック製ボビンの材料としては、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂等の公知の材料を挙げることができるが、熱処理を100℃未満で行う場合はポリスチレン系樹脂、100℃以上で行う場合は、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂等が好ましい。
本発明のPOFケーブルは、上記のような熱処理を施したPOF素線の外周に、単層又は複層構造からなる被覆層が被覆することにより得ることができる。POF素線の外周にかかる被覆材を設けPOFケーブルとすることによって、より一層の耐屈曲性および耐湿熱性の向上が図られる。
本発明のPOF素線を被覆する被覆材として用いることが可能な樹脂としては、ポリアミド系樹脂が、耐熱性、耐屈曲性、耐溶剤特性に優れていることから好適である。また、加工性に優れ、適度な融点を有しているため、伝送性能を低下させることなく、POF素線を容易に被覆することもできる。
ポリアミド系樹脂としては、ナイロン66,ナイロン6、ナイロン11,ナイロン12、ナイロン612、ナイロン621、これらの構造を含む各種共重合ナイロン、ナイロンエラストマ及びこれらの共重合体、混合物など例示することができる。なかでも、ナイロン11又はナイロン12、あるいはこれら共重合体を形成する単量体単位を組み合わせてなる共重合体が好ましい。これらは、被覆工程における成形性が良好で、POFに熱的および機械的なダメージを与えにくく、高温環境下における寸法安定性に優れるため、POF素線に対する密着性を高めることによって、ピストニングの発生を効果的に防止することができる。
POF素線と被覆層との密着性をより一層向上させるために、被覆層に有機酸や有機酸無水物を添加してもよい。有機酸、または有機酸無水物の添加量は、被覆層を構成する樹脂に対して0.2〜10重量%とすることが好ましく、より好ましくは0.5〜5重量%である。これは、添加量が0.2重量%以下では密着性の向上効果が得られない傾向にあり、10重量%を越えると樹脂の流動性が低下したり、POFケーブル表面の平滑性が低下する傾向にあるためである。使用する有機酸、有機酸無水物としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマール酸、サリチル酸、コハク酸、グルタル酸、フタル酸及び、これらの無水物などを挙げることができる。
また、POF素線と被覆層との密着性をより強固なものとするために、被覆材の少なくとも最内層は、末端アミノ基を30〜300μeq/g含有するポリアミド系樹脂を主成分として構成することもできる。かかるポリアミド系樹脂としては、例えば、EMS社製のGrilamide-L16A(登録商標)等が挙げられる。前記ポリアミド系樹脂に含まれる末端アミノ基含有量が30μeq/g未満では、密着性向上効果が十分に発現しない恐れがあり、300μeq/g超では、樹脂の溶融流動性が低下したり、被覆層の表面平滑性が低下する恐れがある。
上記のような密着性の向上を図ることで、POF素線と被覆層間の引抜強度を25N以上とすることができる。この引抜強度が25N以上であれば、POF素線と被覆層との密着が十分に強く、POF素線の熱収縮を抑制することが可能となり、ピストニングの発生を抑えることができる。さらには振動などの機械的作用により、強固に固定化されたコネクタ部の端などでPOF素線が破断することを防止することもできる。この引抜強度の大きさは、30N以上であることがより好ましく、40N以上であることがさらに好ましい。
本発明のPOFケーブルにおいては、複数の被覆層を形成してもよい。例えば、各被覆層に特性の異なるポリアミド系樹脂を使用し、POFケーブルの各種物性を調整することも可能である。
本発明のPOFケーブルでは、POF素線への外光の入射を防止するために、被覆材にカーボンブラック等の遮光剤を含有させることもできる。また、光ファイバケーブルの識別性、意匠性を高めるために、被覆材に着色剤を含有させることもできる。着色剤としては、染料系や無機系の公知のものが用いられるが、耐熱性の観点から無機顔料を用いることが好ましい。
その他、被覆材に難燃性を付与あるいは向上するために、難燃剤を含有させてもよい。難燃剤としては、金属水酸化物、燐化合物、トリアジン系化合物などの公知の難燃剤を用いることができる。ポリアミド系樹脂を被覆材の主成分として用いる場合は、トリアジン系化合物が好ましく、特にシアヌル酸メラミンが好ましい。
被覆層の形成方法としては、POF素線のケーブル化方法として一般的に使用されている方法により行うことができるが、クロスヘッドダイを用いて被覆層を形成する方法が、本発明の効果を十分に発現したPOFケーブルを得ることができることから好ましい。
以上の方法により得られた本発明のPOFケーブルは、85℃で24時間熱処理した時の軸方向での熱収縮率が0.4%以下に抑えることができる。熱収縮が0.4%を超える場合、POFケーブルの片端あるいは両端の接続用プラグ内部において、POFの受発光特性の劣化が発生するおそれがある。このPOFケーブルの熱収縮率は、POFケーブルの高温環境下での寸法安定性のより一層の向上を図ることから、より好ましくは0.2%以下、さらに好ましくは0.1%以下である。
また、上記のような熱収縮率を有するPOFケーブルであれば、POFケーブルのピストニング発生量を受発光特性を劣化させない程度の十分小さい範囲に抑えることができる。すなわち、十分に熱収縮の小さいPOF素線に、POF素線に強固に密着し、寸法安定性に優れた被覆材を被覆することによって、得られたPOFケーブルを、85℃で24時間処理したときのピストニングの発生量をケーブル50cmに対して30μm以下に抑えることができる。ピストニングの発生量が30μm以下であれば、位置精度、公差の範囲内で許容可能な範囲であり、受発光特性を低下させる原因である結合損失を十分に小さく抑えることが可能である。このピストニングの発生量は、より好ましくは15μm以下である。この程度に小さい値であれば、85℃環境下で数年以上にわたる連続使用をした場合においてもPOFの受発光特性の劣化はほとんど発生しない。
また、本発明のPOFケーブルは、その片端あるいは両端に接続用プラグを設けることによって、プラグ付きPOFケーブル、ポイントセンサーなどとしても使用することが可能である。なお、使用されるプラグとしては、通常、POFケーブルのプラグとして使用されているものを、その目的に応じて使用することができる。
以下、実施例により本発明を説明する。
なお、本発明の実施例における評価方法については下記の方法により実施した。
(伝送損失)
熱処理前後のPOFについて、測定波長650nm、励振NA=0.1の条件で、25m−5mのカットバック法により測定した。
(屈折率)
溶融プレスにより厚さ200μmのフィルム状の試験片を形成し、アッベの屈折計を用い、23℃(室温)におけるナトリウムD線の屈折率(nD 23)を測定した。
(ショアD硬度)
ASTM D2240に準拠して測定した。高分子計器(株)ASKER CL−150を用い、23℃(室温)と90℃におけるショアD硬度を測定した。
(POF素線の熱収縮率評価)
試長間距離を1mとしたPOF素線およびPOFケーブルを乾燥機内につり下げ、24時間後の試長間距離を測定し、試長で割り返すことで、収縮率を求めた。なお、乾燥機内の温度は、POF素線の場合には90℃、POFケーブルの場合には85℃とした。
(延伸率評価)
POF素線約10cmを150℃の乾燥機内に20分間つり下げ、その前後のPOF素線の直径を測定した。POF素線の処理前の糸直径をd、処理後の糸直径をdとして、(d/dの値を延伸率とした。
(被覆引抜強度)
図1に示した固定治具を使用し、引張試験機を使用して、POFケーブルの素線部分を把持し、測定長さ30mmで引張強度の最大値を被覆引抜強度とした。
(ピストニング評価)
試長500mmのPOFケーブルを85℃で24時間処理し、処理後のPOFケーブルとPOF素線の長さの差を測定した。
(熱変形温度)
ASTM D648(荷重18.6kg/cm2 )に基づいて測定した。
(実施例1)
コア材としてPMMA(屈折率1.492)、第1クラッド材として、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート(3FM)/2−(パーフルオロオクチル)エチルメタクリレート(17FM)/メタクリル酸メチル(MMA)=50/30/20(質量%)の共重合体(屈折率1.417)、第2クラッド材料として、VdF/TFE/HFPの共重合体(20/60/20(質量%)、屈折率1.350、ショアD硬度は58(23℃)、38(90℃))を用いた。これらの重合体を溶融して、220℃の紡糸ヘッドに供給し、同心円状複合ノズルを用いて溶融複合紡糸した後、140℃の熱風加熱炉中で繊維軸方向に2倍に延伸し、第1クラッドと第2クラッドの厚みが各10μm、直径1mmのPOF素線を得た。このPOF素線を、ポリスチレン製のボビン(熱変形温度105℃)に300gfの張力をかけた状態で巻き取った。なお、このPOF素線の延伸率は2.0であった。
得られたPOF素線をポリスチレン製のボビンに巻き取った状態のまま、90℃で65時間熱処理した。次いでPOF素線を別に用意したボビンに巻き返しながらPOF素線の外観を観察したが良好であった。
次に、巻き返したPOF素線を、220℃に設定したクロスヘッドダイにてナイロン12(EMS社製、Grilamide−L16A)樹脂を被覆し、直径1.5mmのPOFケ−ブルを作製した。
(実施例2〜7および比較例1〜4)
クラッドの組成、延伸率等を表1に示した通りとした以外は、実施例1と同様にしてPOF素線およびPOFケーブルを作製した。得られたPOF素線の各種特性を評価し、その結果を表2に示した。
比較例1〜4のように、クラッドの最外層に、90℃におけるショアD硬度が30未満の材料を用いたPOF素線は、ボビンに巻き取った状態で熱処理した後、互いに融着しており、巻き返す際と、クラッド材が剥離している部分が見られた。
Figure 0004225547
Figure 0004225547
表1及び表2中の略号及び略称は下記の内容を示す。
VdF:フッ化ビニリデン
TFE:テトラフルオロエチレン
HFP:ヘキサフルオロプロピレン
FVE1:パーフルオロトリフオロメチルビニルエーテル(CF2=CFOCF3
FVE2:パーフルオロペンタフオロエチルビニルエーテル(CF2=CFOCF2CF3
PA12:ナイロン12(EMS社製、Grilamide−L16A)
MMA:メタクリル酸メチル
3FM:2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート
17FM:2−(パーフルオロオクチル)エチルメタクリレート
被覆層の引抜強度の測定方法を説明するための図である。
符号の説明
4 被覆部分
5 剥離部分
8、7 チャック
10 POFケーブル
12 治具
13 保持室
14 突起
15 貫通孔
20 測定装置

Claims (5)

  1. ボビンに巻き取った状態で熱処理される光ファイバ芯線であって、コアと、該コアの外周に位置する少なくとも1層のクラッドを有し、前記クラッドの最外層が、屈折率が1.335〜1.395の範囲にあり、前記熱処理温度である90℃におけるショアD硬度(ASTM D2240)が30以上であり、テトラフルオロエチレン単位を30〜85質量%含有する含フッ素オレフィン系樹脂からなり、90℃で24時間処理した際に発生する熱収縮率が0.2%以下であるプラスチック光ファイバ素線。
  2. コアがポリメタクリル酸メチル、又は1種類以上のビニル系単量体単位とメタクリル酸メチル単位との共重合体からなることを特徴とした請求項1に記載のプラスチック光ファイバ素線。
  3. 請求項1または2に記載のプラスチック光ファイバ素線の外周に熱可塑性樹脂からなる被覆層を有することを特徴としたプラスチック光ファイバケーブル。
  4. コアと、該コアの外周に位置する少なくとも1層のクラッドを有するプラスチック光ファイバ素線を、プラスチック製ボビンに巻き取った状態で熱処理するプラスチック光ファイバ素線の製造方法であって、前記クラッドの最外層が、屈折率が1.335〜1.395の範囲にあり、前記熱処理温度である90℃におけるショアD硬度(ASTM D2240)が30以上であり、テトラフルオロエチレン単位を30〜85質量%含有する含フッ素オレフィン系樹脂からなるプラスチック光ファイバ素線を、胴部の熱変形温度(ASTM D 648)が(90+5)℃以上である前記プラスチック製ボビンに巻取った状態で、90℃で熱処理することを特徴とする、請求項1または2に記載のプラスチック光ファイバ素線の製造方法。
  5. 前記コアを形成する樹脂がポリメタクリル酸メチル、又は1種類以上のビニル系単量体単位とメタクリル酸メチル単位との共重合体からなることを特徴とした請求項4に記載のプラスチック光ファイバ素線の製造方法。
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