JP2015070518A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1種のインターフェースを利用した通信と、第1種のインターフェースとは異なる第2種のインターフェースを利用した通信と、を適切に実行し得る技術を提供する。
【解決手段】MFP10は、携帯端末PT1から実行要求を受信すると、NG情報を含むResponse信号を携帯端末PT1に送信する。その後、MFP10は、携帯端末PT1からSFL認証情報を受信すると、受信したSFL認証情報を用いて認証を実行する。MFP10は、認証が成功する場合に、WFDNWで利用されるネットワーク情報を、携帯端末PT1と通信する。MFP10は、MFP10と携帯端末PT1の双方がWFDNWに所属する所属状態が構築された後に、WFDNWを利用して、対象データの無線通信を携帯端末PT1と実行する。
【選択図】図5

Description

本明細書によって開示される技術は、端末装置と通信可能な通信装置に関する。
特許文献1には、通信端末とNFC(Near Field Communicationの略)通信を実行するための情報処理装置が開示されている。情報処理装置は、接続されているNFCデバイスの動作モードを、パッシブタグモードと、P2P(Peer to Peerの略)モードとの間で切り替えて、通信端末とNFC通信を実行する。
特開2011−44092号公報
上記の特許文献1の技術では、情報処理装置が、NFC通信のためのインターフェースとは異なるインターフェースを備えることについて、考慮されていない。
本明細書では、第1種のインターフェースを利用した通信と、第1種のインターフェースとは異なる第2種のインターフェースを利用した通信と、を適切に実行し得る技術を提供する。
本明細書によって開示される一つの技術は、端末装置と通信可能な通信装置である。通信装置は、第1の方式に従って、端末装置と無線通信を実行するための第1種のインターフェースと、第1の方式とは異なる第2の方式に従って、端末装置と無線通信を実行するための第2種のインターフェースと、制御部と、を備える。制御部は、要求情報受信部と、第1の応答部と、認証情報受信部と、第1の判断部と、第1の通信部と、実行部と、を備える。要求情報受信部は、端末装置から、第1種のインターフェースを介して、特定の要求情報を受信する。特定の要求情報は、通信装置と端末装置との双方が特定の無線ネットワークに所属している所属状態の構築を、通信装置に要求するための情報である。第1の応答部は、第1種のインターフェースを介して、特定の要求情報に対する第1の応答情報を端末装置に送信する。認証情報受信部は、第1の応答情報が端末装置に送信された後に、端末装置から、第1種のインターフェースを介して、特定の認証情報を受信する。第1の判断部は、端末装置から特定の認証情報が受信される場合に、特定の認証情報が認証用リストに登録済みであるのか否かを判断する第1の判断処理を実行する。第1の通信部は、第1の判断処理において、特定の認証情報が認証用リストに登録済みであると判断される場合に、第1種のインターフェースを介して、特定の無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を端末装置と通信し、第1の判断処理において、特定の認証情報が認証用リストに登録済みでないと判断される場合に、ネットワーク情報を端末装置と通信しない。実行部は、ネットワーク情報が端末装置と通信されて、所属状態が構築された後に、特定の無線ネットワークを利用して、第2種のインターフェースを介して、対象データの無線通信を端末装置と実行する。
上記の構成によると、上記の通信装置は、第1の判断処理において、特定の認証情報が認証用リストに登録済みであると判断されるか否かに応じて、特定の無線ネットワークを利用して、第2種のインターフェースを介して、対象データの無線通信を端末装置と実行するか否かを変えることができる。従って、上記の通信装置によると、第1種のインターフェースを利用した通信と、第1種のインターフェースとは異なる第2種のインターフェースを利用した通信と、を適切に実行し得る。
通信装置は、さらに、第1の判断処理が実行されるべきか否かを示す設定情報を記憶するメモリを備えてもよい。第1の応答部は、メモリ内の設定情報が、第1の判断処理が実行されるべきことを示す場合に、第1の応答情報を端末装置に送信し、メモリ内の設定情報が、第1の判断処理が実行されるべきでないことを示す場合に、第1の応答情報を端末装置に送信しなくてもよい。制御部は、さらに、メモリ内の設定情報が、第1の判断処理が実行されるべきでないことを示す場合に、第1種のインターフェースを介して、ネットワーク情報に関係する情報を含む第2の応答情報を端末装置に送信する第2の応答部を備えてもよい。この構成によると、通信装置は、設定情報が、第1の判断処理が実行されるべきことを示すか否かに応じて、適切に動作し得る。
要求情報受信部は、通信装置と端末装置との間に第1種のインターフェースを介して確立される第1の通信リンクを利用して、端末装置から特定の要求情報を受信してもよい。第1の応答部は、第1の通信リンクを利用して、第1の応答情報を端末装置に送信してもよい。認証情報受信部は、第1の通信リンクが切断された後に、通信装置と端末装置との間に第1種のインターフェースを介して確立される第2の通信リンクを利用して、端末装置から特定の認証情報を受信してもよい。第1の通信部は、第2の通信リンクを利用して、ネットワーク情報を端末装置と通信してもよい。この構成によると、通信装置は、端末装置から適切に特定の要求情報を受信し得るとともに、第1の応答情報を端末装置に適切に送信し得る。また、通信装置は、端末装置から特定の認証情報を適切に受信し得るとともに、ネットワーク情報を端末装置と適切に通信し得る。
第1の通信リンクは、第1種のインターフェースが、第1のモードに従って動作する通信リンクであってもよい。第2の通信リンクは、第1種のインターフェースが、第1のモードとは異なる第2のモードに従って動作する通信リンクであってもよい。この構成によると、通信装置は、第1及び第2の通信リンクを適切に確立し得る。
制御部は、さらに、第1の通信リンクが切断された後に、第1種のインターフェースの状態を、第1のモードに従って動作可能であると共に第2のモードに従って動作不可能である状態から、第1のモードに従って動作不可能であると共に第2のモードに従って動作可能である状態に変更する状態変更部を備えてもよい。この構成によると、通信装置は、第1種のインターフェースの状態を適切に変更し得る。
第1の方式は、NFC(Near Field Communicationの略)規格に従った通信方式であるNFC方式であってもよい。第2のモードは、NFC規格のReader/Writerモードであってもよい。
認証用リストは、複数個の関連情報を含んでもよい。複数個の関連情報のそれぞれでは、認証情報と、ネットワーク情報の通信を許可するのか否かを示す第1種の情報と、が関連付けられていてもよい。制御部は、さらに、端末装置から特定の要求情報が受信される場合に、複数個の関連情報に含まれる複数個の第1種の情報の全てが、ネットワーク情報の通信を許可しないことを示すのか否かを判断する第2の判断処理を実行する第2の判断部を備えていてもよい。第1の応答部は、第2の判断処理において、複数個の第1種の情報の全てが、ネットワーク情報の通信を許可しないことを示すと判断される場合に、第1の応答情報を端末装置に送信せず、第2の判断処理において、複数個の第1種の情報のうちの少なくとも1個の第1種の情報が、ネットワーク情報の通信を許可することを示すと判断される場合に、第1の応答情報を端末装置に送信してもよい。制御部は、さらに、第2の判断処理において、複数個の第1種の情報の全てが、ネットワーク情報の通信を許可しないことを示すと判断される場合に、第1種のインターフェースを介して、第3の応答情報を端末装置に送信する第3の応答部を備えてもよい。この構成によると、通信装置は、複数個の関連情報に含まれる複数個の第1種の情報の全てが、ネットワーク情報の通信を許可しないことを示すのか否かに応じて、第1の応答情報を送信するのか第3の応答情報を送信するのかを変えることができる。そのため、通信装置は、第1及び第3の応答情報を適切に端末装置に送信し得る。
制御部は、さらに、第1の判断処理において、特定の認証情報が認証用リストに登録済みであると判断される場合に、特定の認証情報に関連付けられている特定の第1種の情報が、ネットワーク情報の通信を許可することを示すのか否かを判断する第3の判断処理を実行する第3の判断部を備えてもよい。第1の通信部は、第3の判断処理において、特定の第1種の情報が、ネットワーク情報の通信を許可することを示すと判断される場合に、ネットワーク情報を端末装置と通信し、第3の判断処理において、特定の第1種の情報が、ネットワーク情報の通信を許可することを示さないと判断される場合に、ネットワーク情報を端末装置と通信しなくてもよい。この構成によると、通信装置は、特定の認証情報が認証用リストに登録済みであると判断される場合において、特定の認証情報に関連付けられている特定の第1種の情報が、ネットワーク情報の通信を許可することを示すのか否かに応じて、ネットワーク情報を端末装置と通信するか否かを変えることができる。そのため、通信装置は、適切にネットワーク情報を端末装置と通信し得る。
認証用リストは、複数個の関連情報を含んでもよい。複数個の関連情報のそれぞれでは、認証情報と、第2種の情報と、が関連付けられていてもよい。第2種の情報は、通信装置が実行可能な複数個の機能のそれぞれについて、当該機能の実行を許可するのか否かを示していてもよい。要求情報受信部は、端末装置から、複数個の機能のうちの対象機能の実行要求を含む特定の要求情報を受信してもよい。制御部は、さらに、第1の判断処理において、特定の認証情報が認証用リストに登録済みであると判断される場合に、特定の認証情報に関連付けられている特定の第2種の情報が、対象機能の実行を許可することを示すのか否かを判断する第4の判断処理を実行する第4の判断部を備えてもよい。第1の通信部は、第4の判断処理において、特定の第2種の情報が、対象機能の実行を許可することを示すと判断される場合に、ネットワーク情報を端末装置と通信し、第4の判断処理において、特定の第2種の情報が、対象機能の実行を許可することを示さないと判断される場合に、ネットワーク情報を端末装置と通信しなくてもよい。この構成によると、通信装置は、特定の認証情報が認証用リストに登録済みであると判断される場合において、特定の認証情報に関連付けられている特定の第2種の情報が、対象機能の実行を許可することを示すのか否かに応じて、ネットワーク情報を端末装置と通信するか否かを変えることができる。そのため、通信装置は、適切にネットワーク情報を端末装置と通信し得る。
通信装置が第1種のインターフェースを介して端末装置と通信可能な最大の距離は、通信装置が第2種のインターフェースを介して端末装置と通信可能な最大の距離よりも小さくてもよい。
本明細書によって開示されるもう一つの技術は、通信装置と通信可能な端末装置である。端末装置は、第1の方式に従って、通信装置と無線通信を実行するための第1種のインターフェースと、第1の方式とは異なる第2の方式に従って、通信装置と無線通信を実行するための第2種のインターフェースと、制御部と、を備える。制御部は、要求情報送信部と、応答受信部と、認証情報送信部と、通信部と、実行部と、を備える。要求情報送信部は、第1種のインターフェースを介して、特定の要求情報を通信装置に送信する。特定の要求情報は、通信装置と端末装置との双方が特定の無線ネットワークに所属している所属状態の構築を、通信装置に要求するための情報である。応答受信部は、通信装置から、第1種のインターフェースを介して、特定の要求情報に対する第1の応答情報を受信する。認証情報送信部は、通信装置から第1の応答情報が受信される場合に、第1種のインターフェースを介して、特定の認証情報を通信装置に送信する。通信部は、特定の認証情報が認証用リストに登録済みであると通信装置によって判断される場合に、第1種のインターフェースを介して、特定の無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を通信装置と通信する。実行部は、ネットワーク情報が通信装置と通信されて、所属状態が構築された後に、特定の無線ネットワークを利用して、第2種のインターフェースを介して、対象データの無線通信を通信装置と実行する。
上記の構成によると、上記の端末装置は、特定の認証情報が認証用リストに登録済みであると通信装置によって判断される場合に、特定の無線ネットワークを利用して、第2種のインターフェースを介して、対象データの無線通信を端末装置と実行することができる。従って、上記の端末装置によると、第1種のインターフェースを利用した通信と、第1種のインターフェースとは異なる第2種のインターフェースを利用した通信と、を適切に実行し得る。
要求情報送信部は、通信装置と端末装置との間に第1種のインターフェースを介して確立される第1の通信リンクを利用して、通信装置に特定の要求情報を送信してもよい。
応答受信部は、第1の通信リンクを利用して、通信装置から第1の応答情報を受信してもよい。認証情報送信部は、第1の通信リンクが切断された後に、通信装置と端末装置との間に第1種のインターフェースを介して確立される第2の通信リンクを利用して、通信装置に特定の認証情報を送信してもよい。通信部は、第2の通信リンクを利用して、通信装置とネットワーク情報を通信してもよい。第1の通信リンクは、第1種のインターフェースが、第3のモードに従って動作する通信リンクであってもよい。第2の通信リンクは、第1種のインターフェースが、第3のモードとは異なる第4のモードに従って動作する通信リンクであってもよい。この構成によると、端末装置は、第1種のインターフェースの状態を適切に変更することにより、第1及び第2の通信リンクを適切に確立させ得る。
制御部は、さらに、通信装置とネットワーク情報が通信された後に、第1種のインターフェースの状態を、第4のモードに従って動作可能であると共に第3のモードに従って動作不可能である状態から、第4のモードに従って動作不可能であると共に第3のモードに従って動作可能である状態に変更する状態変更部を備えてもよい。この構成によると、端末装置は、第1種のインターフェースの状態を適切に変更し得る。
なお、上記の通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の端末装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の通信装置と端末装置とを含む通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 第1実施例のMFPの通信処理のフローチャートを示す。 第1実施例のMFPのSFL認証処理のフローチャートを示す。 第1実施例の携帯端末の機能実行処理のフローチャートを示す。 第1実施例のケースA1の通信のシーケンスチャートを示す。 第1実施例のケースA2の通信のシーケンスチャートを示す。 第2実施例のケースBの通信のシーケンスチャートを示す。 第3実施例のMFPのSFL認証処理のフローチャートを示す。 第3実施例のケースC1の通信のシーケンスチャートを示す。 第3実施例のケースC1におけるSFLテーブルを示す。 第3実施例のケースC2の通信のシーケンスチャートを示す。 第3実施例のケースC2におけるSFLテーブルを示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示すように、通信システム2は、多機能器(以下では「MFP(Multi-Function Peripheralの略)」と呼ぶ)10と、携帯端末PT1、PT2、PT3と、を備える。MFP10と携帯端末PT1〜PT3とは、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信であるNFC通信と、Wi−Fi Allianceによって策定されたWi−Fi方式に従った無線通信であるWi−Fi通信と、のそれぞれを実行可能である。
(MFP10の構成)
MFP10は、印刷機能、スキャン機能等の多機能を実行可能な周辺機器(即ちPC(Personal Computerの略)等の周辺機器)である。MFP10は、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、スキャン実行部18と、NFCインターフェース20と、無線LAN(Local Area Networkの略)インターフェース22と、制御部30と、を備える。各部12〜30は、バス線(符号省略)に接続されている。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をMFP10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部16は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。スキャン実行部18は、CCD、CIS等のスキャン機構である。
NFCI/F20は、NFC方式に従ったNFC通信を実行するためのI/Fである。NFC方式は、例えば、ISO/IEC21481又は18092の国際標準規格に従って、無線通信を実行するための無線通信方式である。制御部30は、NFCI/F20を介して、NFC通信を実行することができる。
無線LANI/F22は、Wi−Fi方式に従ったWi−Fi通信を実行するためのインターフェースである。Wi−Fi方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に従って、無線通信を実行するための無線通信方式である。制御部30は、無線LANI/F22を介して、Wi−Fi通信を実行することができる。より具体的に言うと、制御部30は、後述のWFD(Wi-Fi Direct)方式の無線ネットワーク(以下では「WFDNW」)を利用して、無線LANI/F22を介して、Wi−Fi通信を実行することができる。
ここでは、NFCI/F20と無線LANI/F22との相違点を説明しておく。無線LANI/F22を介した無線通信の通信速度(例えば、最大の通信速度が11〜600Mbps)は、NFCI/F20を介した無線通信の通信速度(例えば、最大の通信速度が100〜424Kbps)よりも速い。また、無線LANI/F22を介した無線通信における搬送波の周波数(例えば、2.4GHz帯、5.0GHz帯)は、NFCI/F20を介した無線通信における搬送波の周波数(例えば、13.56MHz帯)とは異なる。また、例えば、MFP10と外部機器(例えば、携帯端末PT1)との距離が約10cm以下である場合に、制御部30は、NFCI/F20を介して、外部機器と無線通信を実行可能である。一方において、MFP10と外部機器との距離が、10cm以下である場合でも、10cm以上である場合(例えば最大で約100m)でも、制御部30は、無線LANI/F22を介して、外部機器と無線通信を実行可能である。即ち、MFP10が無線LANI/F22を介して外部機器と無線通信を実行可能な最大の距離は、MFP10がNFCI/F20を介して外部機器と無線通信を実行可能な最大の距離よりも大きい。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラム36に従って、様々な処理を実行するプロセッサである。メモリ34は、さらに、SFL(Secure Function Lock)設定情報38と、SFLテーブル40と、を記憶する。SFL設定情報38は、ユーザによって指定されるON又はOFFを示す情報である。CPU32は、SFL設定情報38がONを示す状態で、他の機器から、NFCI/F20を介して実行要求を受信する場合には、当該他の機器からSFL認証情報(ユーザID及びパスワード)を受信し、SFL認証情報がDFLテーブル40に登録済みであるか否かの判断(即ち、認証)を実行する。一方、CPU32は、SFL設定情報38がOFFを示す場合には、当該認証を実行しない。以下では、SFL設定情報38がONを示す状態、OFFを示す状態を、それぞれ、「SFLがONされている」、「SFLがOFFされている」と呼ぶことがある。
SFLテーブル40は、携帯端末PT1を含む複数個の携帯端末のそれぞれについて、当該携帯端末のユーザを識別するためのユーザID(例えばU1)と、当該ユーザIDに対応するパスワード(例えばP1)と、当該ユーザが印刷機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)と、当該ユーザがスキャン機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)と、が関連付けられている組合せ情報を含む。SFLテーブル40は、MFP10を管理する管理者によって予めメモリ34に格納されている。例えば、図1のSFLテーブル40は、ユーザID「U1」、パスワード「P1」、印刷「NG」、スキャン「OK」が関連付けられている組合せ情報を含む。
さらに、メモリ34は、図示しないNW記憶領域を含む。NW記憶領域は、MFP10が形成するWFDNWに関係する情報を記憶する。MFP10は、WFDNWの親局(即ち後述のWFD方式のGroup Owner)として動作する。即ち、MFP10は、MFP10自身が親局として動作するWFDNWを形成することができる。
即ち、NW記憶領域は、MFP10が形成するWFDで利用される無線プロファイルと、管理リストと、を記憶する。無線プロファイルは、SSID(Service Set IDentifierの略)と、認証方式と、暗号化方式と、パスワードと、を含む。管理リストには、WFDNWの子局として動作する機器のMACアドレスが記述される。即ち、管理リストには、WFDNWの親局として動作するMFP10との無線接続が確立されている機器のMACアドレスが記述される。
(携帯端末PT1〜PT3の構成)
各端末PT1〜PT3は、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA(Personal Digital Assistantの略)、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末装置である。
携帯端末PT1の構成を説明する。携帯端末PT2、PT3は、携帯端末PT1と同様の構成を備える。携帯端末PT1は、操作部72と、表示部74と、NFCI/F80と、無線LANI/F82と、制御部90と、を備える。各部72〜90は、バス線(符号省略)に接続されている。
操作部72は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部72を操作することによって、様々な指示を携帯端末PT1に与えることができる。表示部74は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。NFCI/F80、無線LANI/F82は、それぞれ、MFP10のNFCI/F20、無線LANI/F22と同様である。従って、携帯端末PT1は、NFC通信とWi−Fi通信とのそれぞれを実行可能である。
制御部90は、CPU92と、メモリ94と、を備える。CPU92は、メモリ94に格納されている各プログラム96、98に従って、様々な処理を実行するプロセッサである。
OS(Operation Systemの略)プログラム96は、携帯端末PT1の基本的な動作を実現するためのプログラムである。アプリケーション98は、MFP10に印刷、スキャン等の各機能を実行させるためのプログラムである。アプリケーション98は、MFP10のベンダによって提供されるアプリケーションであり、インターネット上のサーバから携帯端末PT1にインストールされてもよいし、MFP10と共に出荷されるメディアから携帯端末PT1にインストールされてもよい。
メモリ94は、さらに、携帯端末PT1のユーザを識別するためのユーザID(U1)と、そのユーザIDに対応するパスワード(P1)と、を記憶している。以下では、ユーザIDとパスワードとを合わせて「SFL認証情報」と呼ぶ場合がある。携帯端末PT1のユーザは、インストールされたアプリケーション98の初期設定の際に、操作部72を操作して、予め知得したユーザID(U1)及びパスワード(P1)を入力する。例えば、ユーザは、上述したように管理者により予めMFP10のメモリ34に格納されているユーザID及びパスワードを、管理者から通知されることで知得することができる。CPU92は、入力されたユーザID及びパスワード(即ち、SFL認証情報)をメモリ98に記憶させる。
同様に、携帯端末PT2のメモリは、携帯端末PT2のユーザのユーザID(U2)及びパスワード(P2)を記憶している。また、携帯端末PT3のメモリは、携帯端末PT3のユーザID(U3)及びパスワード(P3)を記憶している。
(NFC方式)
続いて、NFC方式の通信について説明する。以下では、NFCI/Fを備え、NFC方式の通信を実行可能な機器(MFP10、携帯端末PT1〜PT3等)のことを「NFC機器」と呼ぶ。また、以下では、ReaderモードとWriterモードを合わせて、「R/Wモード」と簡単に記載することがある。
NFC機器の中には、NFCI/Fが、P2Pモード、R/Wモード、及び、CEモードの3つのモードの全てに従って動作可能な機器も存在するし、NFCI/Fが、上記の3つのモードのうちの1つ又は2つのモードのみに従って動作可能な機器も存在する。本実施例では、MFP10のNFCI/F20、及び、携帯端末PT1〜PT3のNFCI/F80等は、上記の3つのモードの全てに従って動作可能である。以下では、例えば、NFC機器のNFCI/FがP2Pモードに従って動作している場合のことを「NFC機器がP2Pモードで動作する」、「NFC機器のP2Pモードが起動されている」等のように呼ぶ場合がある。
P2Pモードは、一対のNFC機器の間で双方向通信を実行するためのモードである。例えば、第1のNFC機器と第2のNFC機器との両方において、P2Pモードが起動されている状況を想定する。この場合、第1のNFC機器と第2のNFC機器との間で、P2Pモードに対応する通信リンク(以下では「P2Pの通信リンク」と呼ぶ)が確立される。この場合、例えば、第1のNFC機器は、P2Pの通信リンクを利用して、第1のデータを第2のNFC機器に送信する。その後、第2のNFC機器は、同じP2Pの通信リンクを利用して、第2のデータを第1のNFC機器に送信する。これにより、双方向通信が実現される。NFCフォーラムによって定められるISO/IEC 1443のTypeAであるNFC機器、及び、ISO/IEC 18092のTypeFであるNFC機器は、P2Pモードを利用可能であるが、ISO/IEC 1443のTypeBであるNFC機器は、P2Pモードを利用不可能である。
R/Wモード及びCEモードは、一対のNFC機器の間で単方向通信を実行するためのモードである。CEモードは、NFC機器がNFCフォーラムによって定められた形式である「カード」として動作するためのモードである。TypeAのNFC機器と、TypeFのNFC機器と、TypeBのNFC機器と、のいずれも、CEモードで動作可能である。Readerモードは、CEモードでカードとして動作するNFC機器からデータを読み出すためのモードである。Writerモードは、CEモードでカードとして動作するNFC機器にデータを書き込むためのモードである。なお、Readerモードでは、NFC規格のカードからデータを読み出すこともできる。また、Writerモードでは、NFC規格のカードにデータを書き込むこともできる。
例えば、第1のNFC機器において、Readerモードが起動されており、第2のNFC機器において、CEモードが起動されている状況を想定する。この場合、第1のNFC機器と第2のNFC機器との間で、Readerモード及びCEモードに対応する通信リンクが確立される。この場合、第1のNFC機器は、通信リンクを利用して、第2のNFC機器内の擬似的なカードからデータを読み出すための動作を実行することによって、当該データを第2のNFC機器から受信する。
また、例えば、第1のNFC機器において、Writerモードが起動されており、第2のNFC機器において、CEモードが起動されている状況を想定する。この場合、第1のNFC機器と第2のNFC機器との間で、Writerモード及びCEモードに対応する通信リンクが確立される。この場合、第1のNFC機器は、通信リンクを利用して、第2のNFC機器内の擬似的なカードにデータを書き込むための動作を実行することによって、当該データを第2のNFC機器に送信する。
上述したように、一対のNFC機器がNFC方式の通信を実行するためには、様々なモードの組合せが考えられる。例えば、一対のNFC機器のモードの組合せとして、以下の5つのパターン、即ち、「P2Pモード、P2Pモード」、「Readerモード、CEモード」、「Writerモード、CEモード」、「CEモード、Readerモード」、「CEモード、Writerモード」が考えられる。
以下では、例えば、R/Wモードで動作するMFP10と、CEモードで動作する携帯端末PT1と、の間に確立される通信リンクのことを、「MFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンク」のように呼ぶ場合がある。
また、NFC機器は、起動されているモードに対応する通信リンクを確立することができるが、起動されていないモードに対応する通信リンクを確立することができない。例えば、MFP10において、CEモードが起動されており、P2Pモード及びR/Wモードを起動されていない場合には、MFP10は、MFP10がCEモードで動作するための通信リンクを確立することができるが、他の通信リンク(即ち、MFP10が、P2Pモード、Readerモード、又は、Writerモードで動作するための通信リンク)を確立することができない。
本実施例では、MFP10は、MFP10の電源がONされると、NFCI/F20の状態が、P2Pモード及びR/Wモードが起動されており、CEモードのみが起動されていない初期状態に移行する。MFP10は、電源がONされている間、上記の初期状態で動作する。
(WFD(Wi-Fi Directの略)方式)
続いて、WFD方式について説明する。WFD方式は、Wi−Fi Allianceによって作成された規格書「Wi−Fi Peer−to−Peer(P2P) Technical Specification Version1.1」に記述されている無線通信方式である。
以下では、MFP10のように、WFD方式をサポートしている機器のことを「WFD機器」と呼ぶ。上記のWFDの規格書では、WFD機器の状態として、Group Owner状態(以下では「G/O状態」と呼ぶ)、クライアント状態(以下では「CL状態」と呼ぶ)、及び、デバイス状態の3つの状態が定義されている。WFD機器は、上記の3つの状態のうちの1つの状態で選択的に動作可能である。
G/O状態のWFD機器(即ちG/O機器)は、当該WFD機器が親局として動作する無線ネットワーク(即ちWFDNW)を形成する機器である。CL状態のWFD機器(即ちCL機器)は、WFDNWの子局として動作する機器である。デバイス状態のWFD機器(即ちデバイス機器)は、WFDNWに所属していない機器である。
G/O機器とCL機器との双方がWFDNW所属している状態は、例えば、以下の2つの手順のいずれかによって構築される。以下では、G/O機器とCL機器との双方がWFDNWに所属している状態のことを「所属状態」と呼ぶ場合がある。第1の手順では、一対のデバイス機器は、G/Oネゴシエーションと呼ばれる無線通信を実行する。これにより、当該一対のデバイス機器のうちの一方は、G/O状態(即ちG/O機器)になることを決定し、他方は、CL状態(即ちCL機器)になることを決定する。そして、G/O機器は、WFDNWを形成して、CL機器との無線接続を確立する。これにより、G/O機器とCL機器との双方がWFDNWに所属している状態(即ち、所属状態)が構築される。
第2の手順では、デバイス機器は、G/Oネゴシエーションを実行せずに、自発的にG/O状態に移行して、WFDNWを形成する。この場合、WFDNWが形成された後に、他のデバイス機器は、G/Oネゴシエーションを実行せずに、CL状態に移行して、G/O機器との無線接続を確立する。これにより、G/O機器とCL機器との双方がWFDNWに所属している状態(即ち、所属状態)が構築される。本実施例では、MFP10は、所定の場合(図2のS12でNOの場合、図3のS38でYESの場合)に、上記の第2の手順に従って、G/Oネゴシエーションを実行せずに、自発的にG/O状態に移行して、WFDNWを形成する(図2のS14、図3のS40)。
G/O機器は、他の機器を介さずに、CL機器と対象データの無線通信を実行可能である。対象データは、OSI参照モデルのネットワーク層の情報、及び、ネットワーク層よりも上位層(例えばアプリケーション層)の情報を含むデータであり、例えば、印刷対象の画像を表わす印刷データを含む。また、G/O機器は、一対のCL機器の間の対象データの無線通信を中継可能である。このように、WFDNWでは、各機器は、当該各機器とは別体に構成されているアクセスポイント(以下では「AP」と呼ぶ)を介さずに、対象データの無線通信を実行することができる。即ち、WFD方式は、APが利用されない無線通信方式であると言える。
また、G/O機器は、WFDNWに所属していないデバイス機器と対象データの無線通信を実行することができないが、デバイス機器と接続用データの無線通信を実行して、デバイス機器との無線接続を確立することができる。これにより、G/O機器は、デバイス機器をWFDNWに参加させることができる。
G/O機器は、さらに、WFDNWに所属していないレガシー機器と接続用データの無線通信を実行して、レガシー機器との無線接続を確立することもできる。これにより、G/O機器は、レガシー機器をWFDNWに参加させることができる。レガシー機器は、WFD方式をサポートしていないが、Wi−Fi方式に従って例えばAPとの無線接続を確立可能な機器である。本実施例の携帯端末PT1〜PT3はレガシー機器である。
上記の接続用データは、OSI参照モデルのネットワーク層よりも下位層(例えば、物理層、データリンク層等)の情報を含むデータ(即ち、ネットワーク層の情報を含まないデータ)である。より具体的に言うと、上記の接続用データは、WFD方式に特有である特有データを含むWFD接続用データと、特有データを含まない通常接続用データと、のどちらかに分類される。
通常接続用データは、例えば、Probe Request/Response、Authentication Request/Response、Association Request/Response、WSC Exchange、4-Way Handshake等を含む。Probe Requestは、無線ネットワークの親局として動作する機器(例えば、G/O機器、AP)をサーチするための信号であり、Probe Responseは、その応答信号である。Authentication Requestは、認証方式を確認するための信号であり、Authentication Responseは、その応答信号である。Association Requestは、接続を要求するための信号であり、Association Responseは、その応答信号である。WSC Exchangeは、パスワード等の各種情報を供給するための信号である。4-Way Handshakeは、認証を実行するための信号である。
また、WFD接続用データは、上記の通常接続用データに加えて、WFD方式に特有である特有データとして、例えば、Invitation Request/Response、Provision Discovery Request/Response等を含む。Invitation Requestは、WFDNWに参加することを指示するための信号であり、Invitation Responseは、その応答信号である。Provision Discovery Requestは、WPS(Wi-Fi Protected Setupの略)の方式(例えば、プッシュボタン方式、PINコード方式等)を確認するための信号であり、Provision Discovery Responseは、その応答信号である。
一般的には、通常接続用データは、レガシー機器がAPとの無線接続を確立するために利用されるデータである。即ち、レガシー機器は、APと通常接続用データの無線通信を実行して、APとの無線接続を確立し、APによって形成されている無線ネットワークにいわゆるステーションとして参加することができる。これと同様に、レガシー機器は、G/O機器と通常接続用データの無線通信を実行して、G/O機器との無線接続を確立し、WFDNWにステーションとして参加することができる。
デバイス機器(即ち、WFD方式をサポートしている機器)は、状況に応じて、通常接続用データ及びWFD接続用データのどちらかの無線通信をG/O機器と実行して、G/O機器との無線接続を確立し、WFDNWに参加することができる。デバイス機器が通常接続用データのみの無線通信を実行する場合には、デバイス機器は、WFDNWにステーションとして参加すると言える。デバイス機器は、WFD方式の特有データの無線通信を実行しないからである。一方において、デバイス機器がWFD接続用データの無線通信を実行する場合には、デバイス機器は、WFDNWにCL機器として参加すると言える。
上述したように、デバイス機器は、WFDNWにステーションとして参加することもできるし、WFDNWにCL機器として参加することもできる。ただし、以下では、ステーションとCL機器とを区別することなく「子局」と呼ぶ。
(MFP10の通信処理;図2)
図2を参照して、MFP10のCPU32が実行する通信処理の内容を説明する。上記の通り、本実施例では、MFP10の電源がONされると、NFCI/F20が、P2Pモード及びR/Wモードが起動されており、CEモードのみが起動されていない状態で動作する。図2の通信処理は、MFP10と携帯端末(例えば携帯端末PT1)との間で、P2Pの通信リンクが確立したことをトリガとして開始される。以下では、MFP10とP2Pの通信リンクを確立する携帯端末のことを「対象端末」と呼ぶ。また、MFP10は、図2の通信処理の開始時点では、WFDNWに所属していないデバイス機器として動作する。
対象端末のユーザは、MFP10に印刷等の機能を実行させることを望む場合に、MFP10のためのアプリケーション98(図1参照)を起動させる操作と、機能の実行を指示する操作と、を対象端末に実行する。上記の各操作が実行されると、対象端末のNFCI/F(例えば携帯端末PT1のNFCI/F80)は、P2Pモードのみが起動されており、R/Wモード及びCEモードが起動されていない状態で動作する。次いで、ユーザは、対象端末をMFP10に近づける。対象端末のNFCI/FとMFP10のNFCI/F20との間の距離が、NFC通信を実行可能な距離(例えば10cm)未満になると、これらのNFCI/Fの間にP2Pの通信リンクが確立される。この場合、対象端末は、当該P2Pの通信リンクを利用して、機能の実行を要求する実行要求をMFP10に送信する。実行要求には、実行を要求する機能を示す情報が含まれているが、ユーザIDは含まれていない。
MFP10のCPU32は、対象端末との間でP2Pの通信リンクが確立される場合に、図2の通信処理を開始する。S10では、CPU32は、P2Pの通信リンクを利用して(即ち、NFCI/F20を介して)、対象端末から実行要求を受信する。
次いで、S12では、CPU32は、メモリ34内のSFL設定情報38を参照し、SFL設定情報38がONを示すか否かを判断する。SFL設定情報38がONを示す場合には、CPU32は、S12でYESと判断し、S20に進む。S20では、CPU32は、後述のSFL認証処理(図3参照)を実行する。一方、SFL設定情報38がOFFを示す場合には、CPU32は、S12でNOと判断し、S14に進む。
S14では、CPU32は、MFP10の動作状態を、デバイス状態からG/O状態に移行させる。これにより、MFP10がG/O機器として動作する。即ち、MFP10を親局とするWFDNWが形成される。CPU32は、WFDNWで利用される無線プロファイルを準備する。具体的に言うと、CPU32は、ユニークなSSIDを生成する。また、CPU32は、例えば、ランダムに文字列を選択することによって、パスワードを生成する。そして、CPU32は、予め決められている認証方式及び暗号化方式を準備する。CPU32は、準備した無線プロファイルをメモリ34に記憶させる。
次いで、S16では、CPU32は、S14で生成されたSSID及びパスワードを含むResponse信号を、P2Pの通信リンクを利用して対象端末に送信する。これにより、CPU32は、当該Response信号に含まれるSSID及びパスワードを利用してMFP10との無線接続を確立すべきことを、対象端末に通知することができる。
次いで、S18では、CPU32は、S14で生成されたSSID及びパスワードを利用して、対象端末と無線接続処理を実行して、対象端末との無線接続を確立する。具体的には、CPU32は、対象端末からProbe Requestを受信して、Probe Responseを対象端末に送信する。当該Probe Requestは、図2のS16で対象端末に供給されたSSIDを含む。当該Probe Responseは、図2のS14でメモリ34に記憶された認証方式及び暗号化方式を含む。これにより、当該認証方式及び暗号化方式を利用すべきことを、対象端末に通知することができる。次いで、CPU32は、対象端末からAuthentication Request及びAssociation Requestを順次取得して、Authentication Response及びAssociation Responseを対象端末に順次供給する。そして、CPU32は、4-way handshakeを対象端末と実行する。
上記の各プロセスが終了すると、対象端末との無線接続が確立される。これにより、CPU32は、S14で形成されたWFDNWに対象端末を子局(より具体的にはステーション)として参加させる。CPU32は、管理リストに対象端末のMACアドレスを記述する。これにより、WFP10と対象端末との双方がWFDNWに所属する所属状態が構築される。所属状態が構築された後に、CPU32は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、対象データ(例えば、印刷データ)の無線通信を対象端末と実行する。S18を終えると、図2の処理が終了する。なお、CPU32は、対象データの無線通信後に、SFLテーブル40を参照し、対象端末のユーザが要求する機能を実行可能であるか否かを判断する。CPU32は、機能実行可能と判断する場合に当該機能を実行する。
(MFP10のSFL認証処理;図3)
図3を参照して、図2のS20で実行されるSFL認証処理の内容を説明する。CPU32は、対象端末との間で確立されたP2Pの通信リンクを利用して対象端末から実行要求を受信した場合に(図2のS10参照)、SFL設定情報38がONを示すと判断されると(図2のS12でYESの場合)、図3のSFL認証処理を開始する。
S30では、CPU32は、P2Pの通信リンクを利用して、NGを示す情報(以下では「NG情報」と呼ぶ)を含むResponse信号を対象端末に送信する。NG情報は、図2のS10で受信した実行要求にユーザIDが含まれていないために、CPU32がユーザIDの認証を実行できない(即ち、NGである)ことを示す情報である。
次いで、S32では、CPU32は、P2Pの通信リンクを利用して、Deactivation信号を対象端末に送信する。Deactivation信号は、P2Pの通信リンクを切断することを要求する信号である。
対象端末は、Deactivation信号を受信すると、P2Pの通信リンクを利用してOK信号をMFP10に送信する。この結果、MFP10と対象端末との間のP2Pの通信リンクが切断される。
次いで、S34では、CPU32は、MFP10(R/W)−対象端末(CE)の通信リンクが確立されることを監視する。
P2Pの通信リンクが切断されると、対象端末は、NFCI/Fの状態を、P2Pモードのみが起動した状態からCEモードのみが起動した状態に移行させる(後述の図4のS66参照)。対象端末のユーザが、対象端末を、MFP10とNFC通信を実行可能な距離(例えば10cm)未満の位置で保持していると、対象端末のNFCI/FとMFP10のNFCI/F20との間に、MFP10(R/W)−対象端末(CE)の通信リンクが確立される。
CPU32は、MFP10(R/W)−対象端末(CE)の通信リンクが確立されると、S34でYESと判断し、S36に進む。S36では、CPU32は、確立されたR/W−CEの通信リンクを利用して、対象端末から、SFL認証情報(例えば、携帯端末PT1のユーザのユーザID「U1」及びパスワード「P1」)を受信する。具体的に言うと、S36では、CPU32は、確立されたR/W−CEの通信リンクを利用して、対象端末のNFCI/Fに書き込まれたSFL認証情報を読み取り、読み取られたSFL認証情報をNFCI/F20を介して取得する。
次いで、S38では、CPU32は、S36で受信されたSFL認証情報を用いて認証を実行し、認証に成功したか否かを判断する。具体的に言うと、S38では、CPU32は、S36で受信されたSFL認証情報(即ち、ユーザID及びパスワード)を含む組合せ情報がSFLテーブル40(図1参照)に含まれているか否かを判断する。S36で受信されたSFL認証情報(即ち、ユーザID及びパスワード)を含む組合せ情報がSFLテーブル40に含まれている場合、CPU32は、S38でYESと判断(即ち、認証成功と判断)し、S40に進む。一方、S36で受信されたSFL認証情報(即ち、ユーザID及びパスワード)を含む組合せ情報がSFLテーブル40に含まれていない場合、CPU32は、S38でNOと判断(即ち、認証失敗と判断)し、S46に進む。
S40では、CPU32は、MFP10の動作状態を、デバイス状態からG/O状態に移行させる。これにより、MFP10がG/O機器として動作する。即ち、MFP10を親局とするWFDNWが形成される。図2のS14と同様に、CPU40は、WFDNWで利用される無線プロファイル(即ち、SSID、パスワード、認証方式、暗号化方式)を準備し、メモリ34に記憶させる。
次いで、S42では、CPU32は、S40で生成されたSSID及びパスワードを、MFP10(R/W)−対象端末(CE)の通信リンクを利用して対象端末に送信する。具体的に言うと、CPU32は、対象端末のNFCI/FにSSID及びパスワードを書き込む。これにより、CPU32は、当該SSID及びパスワードを利用してMFP10との無線接続を確立すべきことを、対象端末に通知することができる。なお、S42のSSID及びパスワードの送信処理は、図2のS10で受信された実行要求に対する返答として行われる。即ち、S42では、CPU32は、対象端末からSSID及びパスワードの送信要求を再度受信することなく、SSID及びパスワードを対象端末に送信する。
次いで、S44では、CPU32は、S14で生成されたSSID及びパスワードを利用して、対象端末と無線接続処理を実行して、対象端末との無線接続を確立する。無線接続処理の内容は、図2のS18で説明した処理と同様であるため、詳しい説明を省略する。この結果、CPU32は、S40で形成されたWFDNWに対象端末を子局(より具体的にはステーション)として参加させることができる。CPU32は、管理リストに対象端末のMACアドレスを記述する。これにより、WFP10と対象端末との双方がWFDNWに所属する所属状態が構築される。所属状態が構築された後に、CPU32は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、対象データ(例えば、印刷データ)の無線通信を対象端末と実行する。S44を終えると、図3の処理、及び、図2の処理が終了する。なお、上記の通り、CPU32は、対象データの無線通信後に、SFLテーブル40を参照し、対象端末のユーザが要求する機能を実行可能であるか否かを判断する。CPU32は、機能実行可能と判断する場合に当該機能を実行する。
一方、S46では、CPU32は、MFP10(R/W)−対象端末(CE)の通信リンクを利用して、所定のNG通知を対象端末に送信する。この場合、対象端末との無線接続は確立されない。S46を終えると、図3の処理、及び、図2の処理が終了する。
なお、図3では示していないが、対象端末は、SSID及びパスワードを含むResponse信号(S42参照)又はNG通知(S46)を受信すると、CEモードのみが起動した状態からP2Pモードのみが起動した状態に戻る(後述の図4のS74、S88参照)。その結果、MFP10(R/W)−対象端末(CE)の通信リンクが切断される。即ち、本実施例では、S42又はS46の処理の後、所定のタイミングで、MFP10(R/W)−対象端末(CE)の通信リンクが切断される。
(携帯端末の機能実行処理;図4)
図4を参照して、携帯端末PT1のCPU92が実行する機能実行処理の内容を説明する。他の携帯端末PT2、PT3も、携帯端末PT1と同様に、機能実行処理を実行する。
携帯端末PT1のユーザは、MFP10の印刷等の機能を実行させることを望む場合に、携帯端末PT1の操作部72を操作して、アプリケーション98を起動させる操作(以下では「アプリ起動操作」と呼ぶ)を実行し、次いで、所望の機能の実行を指示する操作(以下では「実行操作」と呼ぶ)を実行する。例えば、実行操作が、印刷の実行を指示する印刷操作であった場合、印刷操作には、携帯端末PT1のメモリ94から、印刷対象の画像を表す印刷データを指定する操作が含まれる。
実行操作が行われると、携帯端末PT1のNFCI/F80は、P2Pモードのみが起動されており、R/Wモード及びCEモードが起動されていない状態で動作する。次いで、ユーザは、携帯端末PT1をMFP10に近づける。携帯端末PT1のNFCI/F80とMFP10のNFCI/F20との間の距離が、NFC通信を実行可能な距離(例えば10cm)未満になると、これらのNFCI/Fの間にP2Pの通信リンクが確立される。図4の機能実行処理は、携帯端末PT1とMFP10との間で、P2Pの通信リンクが確立したことをトリガとして開始される。
S60では、CPU92は、確立されたP2Pの通信リンクを利用して、実行操作によって指示された機能の実行を要求する実行要求をMFP10に送信する。実行要求には、実行を要求する機能を示す情報が含まれているが、ユーザIDは含まれていない。
次いで、S62、S80において、CPU92は、P2Pの通信リンクを利用して、MFP10から、NG情報を含むResponse信号(図3のS30参照)と、SSID及びパスワードを含むResponse信号(図2のS14参照)と、のうちの一方を受信することを監視する。
MFP10から、NG情報を含むResponse信号を受信すると、CPU92は、S62でYESと判断し、S64に進む。
一方、MFP10から、SSID及びパスワードを含むResponse信号を受信すると、CPU92は、S80でYESと判断し、S82に進む。S82では、CPU92は、受信されたSSID及びパスワードを利用して、MFP10と無線接続処理を実行して、MFP10との無線接続を確立する。無線接続処理の内容は、図2のS18で説明した処理の内容と同様である。ただし、S82でCPU92が実行する動作は、図2のS18で説明した対象端末の動作と同様の動作である。無線接続処理が終了すると、MFP10との無線接続が確立される。これにより、携帯端末PT1は、MFP10がG/O機器として動作するWFDNW(即ち、図2のS14で形成されるWFDNW)に子局(より具体的にはステーション)として参加する。これにより、WFP10と携帯端末PT1との双方がWFDNWに所属する所属状態が構築される。所属状態が構築された後に、CPU92は、WFDNWを利用して、無線LANI/F82を介して、対象データ(例えば、印刷データ)の無線通信を対象端末と実行する。S82を終えると、図4の処理が終了する。
S64では、CPU92は、P2Pの通信リンクを利用して、Deactivation信号をMFP10から受信する。CPU92は、Deactivation信号を受信すると、P2Pの通信リンクを利用してOK信号をMFP10に送信する。この結果、MFP10と携帯端末PT1との間のP2Pの通信リンクが切断される。
次いで、S66では、CPU92は、NFCI/F80の状態を、P2Pモードのみが起動した状態からCEモードのみが起動した状態に移行させる。具体的には、CPU92は、P2Pモードを停止させるとともに、CEモードを起動させる。次いで、S68では、CPU92は、SFL認証情報(即ち、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」)をNFCI/F80に書き込む。
次いで、S70では、CPU92は、MFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンクが確立されることを監視する。携帯端末PT1のユーザが、携帯端末PT1を、MFP10とNFC通信を実行可能な距離(例えば10cm)未満の位置に配置していると、携帯端末PT1のNFCI/F80とMFP10のNFCI/F20との間に、MFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンクが確立される。CPU92は、MFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンクが確立されると、S70でYESと判断し、S72に進む。
S72では、CPU92は、MFP10から、MFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンクを利用して、SSID及びパスワードを受信することを監視する。
MFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンクが確立されると、NFCI/F80に書き込まれたSFL認証情報は、確立された通信リンクを利用してMFP10によって読み取られる。MFP10は、読み取られたSFL認証情報を取得する(図3のS36参照)。MFP10は、読み取られたSFL認証情報を用いて認証を行う(図3のS38参照)。認証が成功すると(図3のS38でYESの場合)、MFP10は、G/O機器として動作を開始し、無線プロファイルを準備する(図3のS40)。MFP10は、MFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンクを利用して、SSID及びパスワードを携帯端末PT1に送信する。一方、認証が失敗すると(図3のS38でNOの場合)、MFP10は、NG通知を携帯端末PT1に送信する。
MFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンクを利用して、MFP10からSSID及びパスワードを受信すると、CPU92は、S72でYESと判断し、S74に進む。一方、MFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンクを利用して、MFP10からNG通知を受信すると、CPU92は、S72でNOと判断し、S86に進む。
S74では、CPU92は、NFCI/F80の状態を、CEモードのみが起動した状態からP2Pモードのみが起動した状態に戻す。具体的には、CPU92は、CEモードを停止させるとともに、P2Pモードを起動させる。その結果、MFP10(R/W)−対象端末(CE)の通信リンクが切断される。
次いで、S76では、CPU92は、受信されSSID及びパスワードを利用して、MFP10と無線接続処理を実行して、MFP10との無線接続を確立する。ここで、S74の処理とS76の処理とは、互いに独立した処理であり、S72の終了後にそれぞれ所定のタイミングで実行される。そのため、S74とS76の各処理が実行される順序は、上記の順序に限られない。他の例では、S76の処理がS74の処理よりも先に実行されてもよい。無線接続処理の内容は、S82で説明した処理の内容と同様である。無線接続処理が終了すると、MFP10との無線接続が確立される。これにより、携帯端末PT1は、MFP10がG/O機器として動作するWFDNW(即ち、図3のS40で形成されるWFDNW)に子局(より具体的にはステーション)として参加する。これにより、WFP10と携帯端末PT1との双方がWFDNWに所属する所属状態が構築される。所属状態が構築された後に、CPU92は、WFDNWを利用して、無線LANI/F82を介して、対象データ(例えば、印刷データ)の無線通信をMFP10と実行する。S76を終えると、図4の処理が終了する。なお、CPU92は、対象データの無線通信後に、MFP10のCPU32によって、対象端末のユーザが要求する機能を実行可能であると判断される場合に当該機能を実行可能である。
一方、S86では、CPU92は、所定のエラーメッセージを表示部74に表示させる。この場合、MFP10との無線接続は確立されない。次いで、S88では、CPU92は、NFCI/F80の状態を、CEモードのみが起動した状態からP2Pモードのみが起動した状態に戻す。その結果、MFP10(R/W)−対象端末(CE)の通信リンクが切断される。S88を終えると、図4の処理が終了する。
(具体的なケース)
続いて、図5、図6を参照して、図2〜図4のフローチャートによって実現される具体的なケースを説明する。
(ケースA1;図5)
図5を参照して、MFP10のSFLがONされている状態で、MFP10と携帯端末PT1との間でP2Pの通信リンクが確立される場合に、MFP10と携帯端末PT1との間で実行される通信の例について説明する。
MFP10は、MFP10の電源がONされると、NFCI/F20は、P2PモードとR/Wモードが起動されており、CEモードが起動されていない初期状態で動作する。また、この時点では、MFP10は、WFDNWに所属していないデバイス機器として動作する。また、上記の通り、ケースA1では、MFP10のSFLはONされている(即ち、SFL設定情報38がONを示す)。
一方、携帯端末PT1のユーザは、携帯端末PT1の操作部72を操作して、アプリ起動操作を実行し、次いで、所望の機能の実行を指示する実行操作を実行する。実行操作が行われると、携帯端末PT1のNFCI/F80は、P2Pモードのみが起動されており、R/Wモード及びCEモードが起動されていない状態で動作する。
次いで、携帯端末PT1のユーザは、携帯端末PT1をMFP10に近づける。携帯端末PT1のNFCI/F80とMFP10のNFCI/F20との間の距離が、NFC通信を実行可能な距離(例えば10cm)未満になると、これらのNFCI/Fの間にP2Pの通信リンクが確立される。
携帯端末PT1のCPU92は、確立されたP2Pの通信リンクを利用して(即ち、NFCI/F80を介して)、実行要求をMFP10に送信する(図4のS60)。
ケースA1では、SFL設定情報38(図1参照)はONを示す。そのため、MFP10のCPU32は、実行要求を受信すると(図2のS10)、P2Pの通信リンクを利用して、NG情報を含むResponse信号を携帯端末PT1に送信する(図2のS12でYES、図3のS30)。次いで、図示省略しているが、CPU32は、P2Pの通信リンクを利用して、Deactivation信号を対象端末に送信する(図3のS32)。
図示省略しているが、携帯端末PT1のCPU92は、Deactivation信号を受信すると、P2Pの通信リンクを利用してOK信号をMFP10に送信する(図4のS64)。この結果、MFP10と対象端末との間のP2Pの通信リンクが切断される。P2Pの通信リンクが切断されると、CPU92は、NFCI/F80の状態を、P2Pモードのみが起動した状態から、CEモードのみが起動した状態に移行させる(図4のS66)。即ち、CPU92は、P2Pモードを停止させるとともに、CEモードを起動させる。次いで、CPU92は、SFL認証情報(即ち、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」)をNFCI/F80に書き込む。
携帯端末PT1のNFCI/F80の状態が、CEモードのみが起動した状態に移行すると、携帯端末PT1のNFCI/F80とMFP10のNFCI/F20との間に、MFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンクが確立される(図3のS34でYES、図4のS70でYES)。
MFP10のCPU32は、確立されたR/W−CEの通信リンクを利用して、携帯端末PT1から、SFL認証情報を受信する(図3のS36)。次いで、CPU32は、受信されたSFL認証情報(即ち、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」)を用いて認証を実行する(図3のS38)。図1に示すように、SFLテーブル40には、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」を含む組合せ情報が含まれている。従って、CPU32は、認証成功と判断する(即ち、図3のS38でYESと判断する)。
CPU32は、MFP10の動作状態を、デバイス状態からG/O状態に移行させる(図3のS40)。これにより、MFP10をG/O機器(即ち親局)とするWFDNWが形成される。CPU32は、WFDNWで利用される無線プロファイル(即ち、SSID、パスワード、認証方式、暗号化方式)を準備し、メモリ34に記憶させる。
次いで、CPU32は、WFDで利用されるSSID及びパスワードを、MFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンクを利用して携帯端末PT1に送信する(図3のS42)。ここで、CPU32は、実行要求(図2のS10)に対する返答として、SSID及びパスワードを送信する(図3のS42)。即ち、CPU32は、対象端末からSSID及びパスワードの送信要求を再度受信することなく、SSID及びパスワードを対象端末に送信する。
ケースA1では、携帯端末PT1のCPU92は、SSID及びパスワードを受信すると(図4のS72でYESの場合)、NFCI/F80の状態を、CEモードのみが起動した状態からP2Pモードのみが起動した状態に戻す(図4のS74)。具体的には、CPU92は、CEモードを停止させるとともに、P2Pモードを起動させる。その結果、MFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンクが切断される。
CPU92は、受信されたSSID及びパスワードを利用して、MFP10のCPU32と無線接続処理を実行して、MFP10との無線接続を確立する(図4のS76、図3のS44)。これにより、WFP10と携帯端末PT1との双方がWFDNWに所属する所属状態が構築される。
ここで、携帯端末PT1のユーザが行った実行操作が、印刷の実行を要求する印刷操作であった場合、所属状態が構築された後に、CPU92は、WFDNWを利用して、印刷データをMFP10に送信する(図4のS76、図3のS44)。
図1に示すように、SFLテーブル40のうち、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」に対応する組合せ情報は、印刷「NG」を含む。従って、ケースA1では、MFP10のCPU32は、印刷を実行不可能であると判断し、印刷を実行しない。
一方、携帯端末PT1のユーザが行った実行操作が、スキャンの実行を要求するスキャン操作であった場合、所属状態が構築された後に、携帯端末PT1のユーザは、MFP10の操作部12を操作してスキャン操作を実行する。
図1に示すように、SFLテーブル40のうち、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」に対応する組合せ情報は、スキャン「OK」を含む。従って、ケースA1では、MFP10のCPU32は、スキャンを実行可能であると判断し、スキャンを実行する。なお、図示省略しているが、CPU32は、WFDNWを利用して、スキャンデータを、携帯端末PT1に送信する(図4のS76、図3のS44)。
一方、SFLテーブル40にユーザID「U1」及びパスワード「P1」を含む組合せ情報が含まれていない場合には、MFP10のCPU32は、認証失敗と判断する(即ち、図3のS38でNOと判断する)。その場合、CPU32は、MFP10(R/W)−対象端末(CE)の通信リンクを利用して、所定のNG通知を対象端末に送信する。
携帯端末PT1のCPU92は、NG通知を受信すると、所定のエラーメッセージを表示部74に表示させる(図4のS86)。その後、CPU92は、NFCI/F80の状態を、CEモードのみが起動した状態からP2Pモードのみが起動した状態に戻す(図4のS88)。具体的には、CPU92は、CEモードを停止させるとともに、P2Pモードを起動させる。その結果、MFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンクが切断される。この場合、MFP10と携帯端末PT1との無線接続は確立されない。
(ケースA1の効果)
MFP10は、SFLがONされている状態で、携帯端末PT1から、P2Pの通信リンクを利用して(即ち、NFCI/F20を介して)実行要求を受信する(図2のS10)と、NG情報を含むResponse信号を携帯端末PT1に送信する(図3のS30)。その後、MFP10は、携帯端末PT1から、R/W−CEの通信リンクを利用して(即ち、NFCI/F20を介して)SFL認証情報(即ち、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」)を受信すると(図3のS36)、受信したユーザID及びパスワードを用いて認証を実行する(図3のS38)。即ち、MFP10は、受信したユーザID及びパスワードを含む組合せ情報がSFLテーブル40(図1参照)内に存在するか否か判断する。MFP10は、認証が成功する場合に(図3のS38でYESの場合)、動作状態をG/O状態に移行させ(図3のS40)、R/W−CEの通信リンクを利用して、MFP10をG/O機器とするWFDNWで利用されるSSID及びパスワードを携帯端末PT1に送信する(図3のS42)。MFP10は、MFP10と携帯端末PT1の双方がWFDNWに所属する所属状態が構築された後に、WFDNWを利用して(即ち、無線LANI/F22を介して)、対象データ(即ち、印刷データ又はスキャンデータ)の無線通信を携帯端末PT1と実行する。一方、MFP10は、認証が失敗する場合に(図3のS38でNOの場合)、R/W−CEの通信リンクを利用して、NG通知を携帯端末PT1に送信する(図3のS46)。この場合、所属状態は構築されない。即ち、ケースA1では、MFP10は、認証が成功するか否かに応じて、その後、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、対象データの無線通信を携帯端末PT1と実行するか否かを変えることができる。従って、本実施例のMFP10によると、NFCI/F20を利用した通信と、無線LANI/F22を利用した通信と、を適切に実行することができる。
MFP10は、携帯端末PT1との間に確立されるP2Pの通信リンクを利用して、携帯端末PT1から実行要求を受信し(図2のS10)、NG情報を含むResponse信号を携帯端末PT1に送信する(図3のS30)。MFP10は、その後、P2Pの通信リンクが切断された後に確立されるMFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンクを利用して、携帯端末PT1からSFL認証情報を受信し(図3のS36)、SSID及びパスワードを携帯端末PT1に送信する(図3のS42)。このため、MFP10は、携帯端末PT1との間に適切に通信リンクを確立できるとともに、携帯端末PT1との間で各情報を適切に送受信することができる。
また、ケースA1では、携帯端末PT1は、P2Pの通信リンクが切断された後に、NFCI/F80の状態を、P2Pモードのみが起動されており、他のモード(即ち、R/Wモード及びCEモード)が起動されていない初期状態から、CEモードのみが起動されており、他のモード(即ち、R/Wモード及びCEモード)が起動されていない状態に変更している。携帯端末PT1は、NFCI/F80の状態を適切に変更することができる。比較例として、NFCI/F80の状態が上記初期状態のまま変更されない場合を想定する。比較例では、携帯端末PT1が、SFL認証情報を適切にMFP10に送信できない事態が発生する可能性がある。その場合、携帯端末PT1のユーザによる操作がさらに必要になる等、ユーザが煩雑な操作を行わなければならない可能性がある。この点、上記のケースA1では、携帯端末PT1は、P2Pの通信リンクが切断された後に、NFCI/F80の状態を変更するため、ユーザに煩雑な操作を行わせることなく、適切にSFL認証情報をMFP10に送信することができる。
携帯端末PT1は、SSID及びパスワードを含むResponse信号を受信すると(図4のS72でYESの場合)、NFCI/F80の状態を、CEモードのみが起動した状態からP2Pモードのみが起動した状態に戻す(図4のS74)。携帯端末PT1は、状況に応じて、NFCI/F80の状態を適切に変更することができる。
(ケースA2;図6)
図6を参照して、MFP10のSFLがOFFされている状態(即ち、SFL設定情報38がOFFを示す状態)において、MFP10と携帯端末PT1との間でP2Pの通信リンクが確立される場合に、MFP10と携帯端末PT1との間で実行される通信の例について説明する。
ケースA2においても、MFP10と携帯端末PT1との間にP2Pの通信リンクが確立されるまでの各処理はケースA1と同様である。
携帯端末PT1のCPU92は、確立されたP2Pの通信リンクを利用して、実行要求をMFP10に送信する(図4のS60)。
上記の通り、ケースA2では、SFL設定情報38(図1参照)はOFFを示す。そのため、MFP10のCPU32は、実行要求を受信すると(図2のS10)、MFP10の動作状態を、デバイス状態からG/O状態に移行させる(図2のS12でNO、S14)。これにより、MFP10をG/O機器とするWFDNWが形成される。CPU32は、WFDNWで利用される無線プロファイル(即ち、SSID、パスワード、認証方式、暗号化方式)を準備し、メモリ34に記憶させる。
次いで、CPU32は、WFDで利用されるSSID及びパスワードを含むResponse信号を、P2Pの通信リンクを利用して携帯端末PT1に送信する(図2のS16)。
次いで、携帯端末PT1のCPU92は、受信されたSSID及びパスワードを利用して、MFP10のCPU32と無線接続処理を実行して、MFP10との無線接続を確立する(図4のS76、図2のS18)。これにより、WFP10と携帯端末PT1との双方がWFDNWに所属する所属状態が構築される。
ケースA2では、携帯端末PT1のユーザが行った実行操作は、印刷の実行を要求する印刷操作である。そのため、所属状態が構築された後に、CPU92は、WFDNWを利用して、印刷データをMFP10に送信する(図4のS76、図2のS18)。ただし、ケースA1と同様に、MFP10のCPU32は、印刷を実行不可能であると判断し、印刷を実行しない。
なお、ケースA2では、その後、MFP10と携帯端末PT1との間のP2Pの通信リンクが任意の手法によって切断される。例えば、MFP10のCPU32が、Deactivation信号を携帯端末PT1に送信することにより、P2Pの通信リンクが切断される。また、変形例では、携帯端末PT1のユーザが携帯端末PT1をMFP10から離間させ、NFC通信範囲外に移動させることによってP2Pの通信リンクが切断されてもよい。
(ケースA2の効果)
ケースA2では、ケースA1とは異なり、SFLがOFFされている。ケースA2では、MFP10は、携帯端末PT1からP2Pの通信リンクを利用して実行要求を受信する(図2のS10)と、ケースA1とは異なり、動作状態をG/O状態に移行させ(図2のS14)、MFP10をG/O機器(即ち親局)とするWFDNWで利用されるSSID及びパスワードを含むResponse信号を携帯端末PT1に送信する(図2のS16)。即ち、本実施例のMFP10は、SFLがONされているか否かに応じて、NG情報を含むResponse信号を送信するのか、SSID及びパスワードを含むResponse信号を送信するのかを変えることができる。そのため、MFP10は、SFLがONされているか否かに応じて、適切に動作することができる。
(対応関係)
MFP10、携帯端末PT1〜PT3が、それぞれ、「通信装置」、「端末装置」の一例である。NFC方式、WFD方式が、それぞれ、「第1の方式」、「第2の方式」の一例である。NFCI/F20、80、無線LANI/F22、82が、それぞれ、「第1種のインターフェース」、「第2種のインターフェース」の一例である。実行要求が「特定の要求情報」の一例である。MFP10がG/O機器として動作するWFDNWで利用されるSSID及びパスワードが「ネットワーク情報」の一例である。NG情報を含むResponse信号、SSID及びパスワードを含むResponse信号が、それぞれ、「第1の応答情報」、「第2の応答情報」の一例である。第1の応答情報は、認証情報が必要であることを端末装置に通知するための情報、と言い換えることができる。SFL認証情報、SFLテーブル40、SFL設定情報38が、それぞれ、「特定の認証情報」、「認証用リスト」、「設定情報」の一例である。図3のS38で実行される認証が「第1の判断処理」の一例である。MFP10と携帯端末PT1の間に確立されるP2Pの通信リンク、MFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンクが、それぞれ、「第1の通信リンク」、「第2の通信リンク」の一例である。MFP10のP2Pモード、R/Wモードが、それぞれ、「第1のモード」、「第2のモード」の一例である。携帯端末PT1のP2Pモード、CEモードが、それぞれ、「第3のモード」、「第4のモード」の一例である。
図2のS10の処理、図3のS30の処理、図3のS38の処理が、それぞれ、「通信装置」における「要求情報受信部」、「第1の応答部」、「第1の判断部」によって実行される処理の一例である。図3のS42、S46の処理、図3のS44の処理、図2のS16の処理が、それぞれ、「通信装置」における「第1の通信部」、「実行部」、「第2の応答部」によって実行される処理の一例である。
図4のS60の処理、図4のS62、S80の処理が、それぞれ、「端末装置」における「要求情報送信部」、「応答受信部」によって実行される処理の一例である。図4のS68の処理、図4のS72の処理、図4のS76、S86の処理が、それぞれ、「端末装置」における「認証情報送信部」、「通信部」、「実行部」によって実行される処理の一例である。図4のS74、S88の処理が、「端末装置」における「状態変更部」によって実行される処理の一例である。
(第2実施例)
第2実施例について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例では、図7に示すように、MFP10のSFLがONされている状態で、MFP10と携帯端末PT1との間でP2Pの通信リンクが確立される場合における、MFP10と携帯端末PT1の動作が、第1実施例のケースA1(図5参照)とは異なる。なお、MFP10のSFLがOFFされている場合のMFP10と携帯端末PT1の動作は、第1実施例のケースA2(図6参照)とほぼ同様であるため、本実施例では詳しい説明を省略する。
(ケースB;図7)
図7に示すように、MFP10の電源がONされると、NFCI/F20は、P2Pモードのみが起動されており、他のモード(即ち、R/Wモード及びCEモード)が起動されていない初期状態で動作する。この時点では、MFP10は、WFDNWに所属していないデバイス機器として動作する。また、MFP10のSFLはONされている(即ち、SFL設定情報38がONを示す)。
一方、携帯端末PT1のユーザによってアプリ起動操作及び実行操作が行われると、携帯端末PT1のNFCI/F80は、P2PモードとR/Wモードが起動されており、CEモードが起動されていない状態で動作する。
携帯端末PT1のユーザが携帯端末PT1をMFP10に近づけると、MFP10と携帯端末PT1との間にP2Pの通信リンクが確立される。
その後、MFP10と対象端末との間のP2Pの通信リンクが切断されるまでの各処理(即ち、MFP10のCPU32が、実行要求を携帯端末PT1から受信し、NG情報を含むResponse信号を携帯端末PT1に送信する処理)は、第1実施例のケースA1(図5参照)と同様であるため、詳しい説明を省略する。
ケースBでは、P2Pの通信リンクが切断されると、MFP10のCPU32は、NFCI/F20の状態を、P2Pモードのみが起動した状態から、CEモードのみが起動した状態に移行させる。即ち、CPU32は、P2Pモードを停止させるとともに、CEモードを起動させる。
NFCI/F20の状態が、CEモードのみが起動した状態に移行すると、携帯端末PT1のNFCI/F80とMFP10のNFCI/F20との間に、MFP10(CE)−携帯端末PT1(R/W)の通信リンクが確立される。
携帯端末PT1のCPU92は、確立されたR/W−CEの通信リンクを利用して、携帯端末PT1から、SFL認証情報をMFP10に送信する。具体的に言うと、CPU92は、MFP10のNFCI/F20にSFL認証情報を書き込む。
MFP10のCPU32は、SFL認証情報を受信すると、受信されたSFL認証情報を用いて認証を実行する。
MFP10のCPU32は、認証成功と判断すると、MFP10の動作状態を、デバイス状態からG/O状態に移行させる。これにより、MFP10をG/O機器(即ち親局)とするWFDNWが形成される。CPU32は、WFDNWで利用される無線プロファイル(即ち、SSID、パスワード、認証方式、暗号化方式)を準備し、メモリ34に記憶させる。次いで、CPU32は、WFDで利用されるSSID及びパスワードを、NFCI/F20に書き込む。
携帯端末PT1のCPU92は、MFP10(CE)−携帯端末PT1(R/W)の通信リンクを利用して、MFP10から、WFDで利用されるSSID及びパスワードを受信する。具体的に言うと、CPU92は、MFP10のNFCI/F20からSSID及びパスワードを読み出し、読み出されたSSID及びパスワードを取得する。
ケースBでは、MFP10のCPU32は、SSID及びパスワードが読み出されると、NFCI/F20の状態を、CEモードのみが起動した状態から、P2Pモードのみが起動した状態に戻す。具体的には、CPU32は、CEモードを停止させるとともに、P2Pモードを起動させる。その結果、MFP10(CE)−携帯端末PT1(R/W)の通信リンクが切断される。
その後に携帯端末PT1のCPU92とMFP10のCPU32との間で実行される各処理は、第1実施例のケースA1(図5参照)と同様であるため、詳しい説明を省略する。
一方、MFP10のCPU32は、認証失敗と判断すると、SSID及びパスワードに代えて、NG通知をNFCI/F20に書き込む。
携帯端末PT1のCPU92は、MFP10(CE)−携帯端末PT1(R/W)の通信リンクを利用して、MFP10から、NG通知を受信する。具体的に言うと、CPU92は、MFP10のNFCI/F20からNG通知を読み出し、読み出されたNG通知を取得する。
携帯端末PT1のCPU92は、NG通知を受信すると、所定のエラーメッセージを表示部74に表示させる。
MFP10のCPU32は、NG通知が読み出されると、NFCI/F20の状態を、CEモードのみが起動した状態から、P2Pモードのみが起動した状態に戻す。その結果、MFP10(CE)−携帯端末PT1(R/W)の通信リンクが切断される。
(本実施例の効果)
本実施例のケースB(図7参照)では、MFP10は、P2Pの通信リンクが切断された後に、NFCI/F20の状態を、P2Pモードのみが起動されており、他のモード(R/Wモード及びCEモード)が起動されていない初期状態から、CEモードのみが起動されており、他のモード(R/Wモード及びCEモード)が起動されていない状態に変更している。MFP10は、NFCI/F20の状態を適切に変更することができる。
(対応関係)
MFP10のNFCI/F20のP2Pモード、CEモードが、それぞれ、「第1のモード」、「第2のモード」の一例である。携帯端末PT1のNFCI/F80のP2Pモード、R/Wモードが、それぞれ、「第3のモード」、「第4のモード」の一例である。ケースB(図7)において、P2Pの通信リンクが切断された後に、MFP10のCPU32が、NFCI/F20の状態を、P2Pモードのみが起動されており、他のモード(R/Wモード及びCEモード)が起動されていない初期状態から、CEモードのみが起動されており、他のモード(R/Wモード及びCEモード)が起動されていない状態に変更する処理が、「通信装置」における「状態変更部」によって実行される処理の一例である。
(第3実施例)
第3実施例について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例では、SFLテーブル40の内容が第1実施例とは異なる。図10、図12に示すように、SFLテーブル40は、ユーザID(例えばU1)と、パスワード(例えばP1)と、当該ユーザが印刷機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)と、当該ユーザがスキャン機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)と、に加え、さらに、当該ユーザがH/O(Hand Overの略)処理を実行可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)が関連付けられている複数個の組合せ情報を含む。H/O処理とは、携帯端末(例えば携帯端末PT1)とMFP10との双方がWFDNWに所属している所属状態を構築するための処理である。例えば、図10のSFLテーブル40は、ユーザID「U1」、パスワード「P1」、印刷「NG」、スキャン「OK」、H/O「NG」が関連付けられている組合せ情報を含む。
また、本実施例では、図8に示すように、MFP10のCPU32が実行するSFL認証処理の内容も第1実施例とは異なる。なお、図2のS12でNOの場合における各処理は、第1実施例の場合と同様であるため、本実施例では詳しい説明を省略する。
(MFP10のSFL認証処理;図8)
図8を参照して、本実施例において、図2のS20で実行されるSFL認証処理の内容を説明する。CPU32は、対象端末との間で確立されたP2Pの通信リンクを利用して対象端末から実行要求を受信した際(図2のS10参照)に、SFL設定情報38がONを示す場合(図2のS12でYESの場合)に、図8のSFL認証処理を開始する。
S100では、CPU32は、全ユーザが、H/O(Hand Overの略)処理を実行不可能か否か判断する。具体的に言うと、S100では、CPU32は、SFLテーブル40を参照し、全ての組合せ情報が、H/O「NG」を含むか否かを判断する。図10に示すように、SFLテーブル40内の全ての組合せ情報がH/O「NG」を含む場合、CPU32は、S100でYESと判断し、S132に進む。一方、図12に示すように、SFLテーブル40内に、H/O「OK」を含む組合せ情報が存在する場合、CPU32は、S100でNOと判断し、S102に進む。
S132では、CPU32は、対象端末との間で確立されたP2Pの通信リンクを利用して、対象端末に、所定の禁止情報を含むResponse信号を送信する。禁止情報は、H/O処理の実行を許可しないことを示す情報である。次いで、S134では、P2Pの通信リンクを利用して、Deactivation信号を対象端末に送信する。
対象端末は、Deactivation信号を受信すると、P2Pの通信リンクを利用してOK信号をMFP10に送信する。この結果、MFP10と対象端末との間のP2Pの通信リンクが切断される。S134を終えると、図8の処理、及び、図2の処理が終了する。
一方、S102では、CPU32は、対象端末との間で確立されたP2Pの通信リンクを利用して、対象端末に、NG情報を含むResponse信号を送信する。続くS104〜S110の各処理は、図3のS32〜S38の各処理と同様であるため、詳しい説明を省略する。S110でYESと判断される場合(即ち、認証成功)、CPU32は、S112に進む。一方、S110でNOと判断される場合(即ち、認証失敗)、CPU32は、S122に進む。
S112では、CPU32は、S108で受信されたユーザIDが示すユーザが、H/O処理を実行可能か否か判断する。具体的に言うと、S112では、CPU32は、SFLテーブル40(図12参照)を参照し、S108で受信されたユーザIDにH/O「OK」が関連付けられているか否か判断する。S108で受信されたユーザIDにH/O「OK」が関連付けられている場合、CPU32は、S112でYESと判断し、S114に進む。一方、S108で受信されたユーザIDにH/O「NG」が関連付けられている場合、CPU32は、S112でNOと判断し、S122に進む。
S114では、CPU32は、S108で受信されたユーザIDが示すユーザが、実行要求で指定された所望の機能を実行可能か否か判断する。具体的に言うと、S114では、CPU32は、SFLテーブル40(図12参照)を参照し、S108で受信されたユーザIDに印刷「OK」(又はスキャン「OK」)が関連付けられているか否か判断する。例えば、実行要求で指定された機能が印刷機能である場合において、S108で受信されたユーザIDに印刷「OK」が関連付けられていると、CPU32は、S114でYESと判断し、S116に進む。一方、例えば、実行要求で指定された機能が印刷機能である場合において、S108で受信されたユーザIDに印刷「NG」が関連付けられていると、CPU32は、S114でNOと判断し、S122に進む。
続くS116〜120の各処理は、図3のS40〜S44の各処理と同様であるため、詳しい説明を省略する。S120を終えると、図8の処理、及び、図2の処理が終了する。
一方、S122では、CPU32は、図3のS46と同様に、MFP10(R/W)−対象端末(CE)の通信リンクを利用して、所定のNG通知を対象端末に送信する。この場合、対象端末との無線接続は確立されない。S122を終えると、図8の処理、及び、図2の処理が終了する。
(具体的なケース)
また、本実施例では、図9、図11に示すように、MFP10のSFLがONされている場合において、MFP10と携帯端末PT1との間でP2Pの通信リンクが確立される場合における、MFP10と携帯端末PT1の動作が、第1実施例のケースA1(図5参照)とは異なる。図9〜図12を参照して、具体的なケースについて説明する。
(ケースC1;図9、図10)
図9を参照して、MFP10のSFLがONされている状態で、MFP10と携帯端末PT1との間でP2Pの通信リンクが確立される場合に、MFP10と携帯端末PT1との間で実行される通信の例について説明する。ケースC1では、MFP10は、メモリ34内に、図10に示すSFLテーブル40を記憶している。
MFP10と携帯端末PT1との間にP2Pの通信リンクが確立され、MFP10のCPU32が実行要求を受信するまでの各処理は、第1実施例のケースA1(図5参照)と同様である。
ケースC1では、MFP10のCPU32は、実行要求を受信すると、全ユーザが、H/O処理を実行不可能か否か判断する(図8のS100)。ケースC1では、図10に示すように、SFLテーブル40内の全ての組合せ情報がH/O「NG」を含む。従って、CPU32は、全ユーザがH/O処理を実行不可能であると判断する(即ち、図8のS100でYESと判断する)。
MFP10のCPU32は、P2Pの通信リンクを利用して、携帯端末PT1に、禁止情報を含むResponse信号を送信する(図8のS132)。
携帯端末PT1のCPU92は、禁止情報を含むResponse信号を受信すると、所定のエラーメッセージを表示部74に表示させる。
次いで、図示省略しているが、MFP10のCPU32は、P2Pの通信リンクを利用して、Deactivation信号を対象端末に送信する(図8のS134)。
図示省略しているが、携帯端末PT1のCPU92は、Deactivation信号を受信すると、P2Pの通信リンクを利用してOK信号をMFP10に送信する。この結果、MFP10と対象端末との間のP2Pの通信リンクが切断される。
(ケースC2;図11、図12)
ケースC2では、MFP10は、図12に示すSFLテーブル40を記憶している。MFP10と携帯端末PT1との間にP2Pの通信リンクが確立され、MFP10のCPU32が実行要求を受信するまでの各処理は、第1実施例のケースA1(図5参照)と同様である。なお、ケースC2では、実行要求は印刷機能の実行を要求する情報を含む。
ケースC2でも、MFP10のCPU32は、実行要求を受信すると、全ユーザが、H/O処理を実行不可能か否か判断する(図8のS100)。ケースC2では、図12に示すように、SFLテーブル40内に、H/O「OK」が関連付けられている組合せ情報が含まれている。従って、CPU32は、少なくとも1人のユーザがH/O処理を実行可能であると判断する(即ち、図8のS100でNOと判断する)。
MFP10のCPU32は、P2Pの通信リンクを利用して、携帯端末PT1に、NG情報を含むResponse信号を送信する(図8のS102)。次いで、MFP10と対象端末との間のP2Pの通信リンクが切断される。
P2Pの通信リンクが切断されると、CPU92は、NFCI/F80の状態を、P2Pモードのみが起動した状態から、CEモードのみが起動した状態に移行させる(図4のS66)。CPU92は、SFL認証情報(即ち、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」)をNFCI/F80に書き込む。
次いで、携帯端末PT1のNFCI/F80とMFP10のNFCI/F20との間に、MFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンクが確立される(図8のS106でYES、図4のS70でYES)。
MFP10のCPU32は、確立されたR/W−CEの通信リンクを利用して、携帯端末PT1から、SFL認証情報を受信する(図8のS108)。次いで、CPU32は、受信されたSFL認証情報(即ち、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」)を用いて認証を実行する(図8のS110)。図12に示すように、SFLテーブル40には、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」を含む組合せ情報が含まれている。従って、ケースC2では、CPU32は、認証成功と判断する(即ち、図8のS110でYESと判断する)。
次いで、CPU32は、ユーザID「U1」が示すユーザが、H/O処理を実行可能か否か判断する(図8のS112)。図12に示すように、ユーザID「U1」にはH/O「NG」が関連付けられている。従って、CPU32は、H/O処理を実行不可能であると判断し(図8のS112でNO)、R/W−CEの通信リンクを利用して、NG通知を携帯端末PT1に送信する(図8のS122)。
携帯端末PT1のCPU92は、NG通知を受信すると、所定のエラーメッセージを表示部74に表示させる(図4のS86)。その後、CPU92は、NFCI/F80の状態を、CEモードのみが起動した状態からP2Pモードのみが起動した状態に戻す(図4のS88)。その結果、MFP10(R/W)−携帯端末PT1(CE)の通信リンクが切断される。この場合、MFP10と携帯端末PT1との無線接続は確立されない。
さらに、携帯端末PT1に代わって、携帯端末PT2(図1参照)が、MFP10との間でP2Pの通信リンクを確立し、印刷の実行を要求する実行要求をMFP10に送信した場合の例について説明する。なお、図示を省略するが、MFP10と携帯端末PT2との間にP2Pの通信リンクが確立され、MFP10のCPU32がSFL認証情報を受信するまでの各処理は、携帯端末PT1の場合と同様である。この場合、MFP10が携帯端末PT2から受信するSFL認証情報には、ユーザID「U2」、パスワード「P2」が含まれる。図12に示すように、SFLテーブル40には、ユーザID「U2」及びパスワード「P2」を含む組合せ情報が含まれている。従って、この場合も、CPU32は、認証成功と判断する(即ち、図8のS110でYESと判断する)。
次いで、CPU32は、ユーザID「U2」が示すユーザが、H/O処理を実行可能か否か判断する(図8のS112)。図12に示すように、ユーザID「U2」にはH/O「OK」が関連付けられている。従って、CPU32は、H/O処理を実行可能であると判断する(図8のS112でYES)。
次いで、CPU32は、ユーザID「U2」が示すユーザが、印刷を実行可能か否か判断する(図8のS114)。図12に示すように、ユーザID「U2」には印刷「NG」が関連付けられている。従って、CPU32は、印刷を実行不可能であると判断し(図8のS114でNO)、R/W−CEの通信リンクを利用して、NG通知を携帯端末PT2に送信する(図8のS122)。その後の処理は、上記の携帯端末PT1の場合と同様である。
さらに、携帯端末PT1に代わって、携帯端末PT3(図1参照)が、MFP10との間でP2Pの通信リンクを確立し、印刷の実行を要求する実行要求をMFP10に送信した場合の例について説明する。なお、図示を省略するが、MFP10と携帯端末PT3との間にP2Pの通信リンクが確立され、MFP10のCPU32がSFL認証情報を受信するまでの各処理は、携帯端末PT1の場合と同様である。この場合、MFP10が携帯端末PT3から受信するSFL認証情報には、ユーザID「U3」、パスワード「P3」が含まれる。図12に示すように、SFLテーブル40には、ユーザID「U3」及びパスワード「P3」を含む組合せ情報が含まれているため、CPU32は、認証成功と判断する(即ち、図8のS110でYESと判断する)。また、ユーザID「U3」にはH/O「OK」が関連付けられているため、次いで、CPU32は、H/O処理を実行可能であると判断する(図8のS112でYES)。さらに、ユーザID「U3」には印刷「OK」が関連付けられているため、次いで、CPU32は、印刷を実行可能であると判断する(図8のS114でYES)。
この場合、CPU32は、MFP10の動作状態を、デバイス状態からG/O状態に移行させる(図8のS116)。これにより、MFP10をG/O機器(即ち親局)とするWFDNWが形成される。CPU32は、WFDNWで利用される無線プロファイル(即ち、SSID、パスワード、認証方式、暗号化方式)を準備し、メモリ34に記憶させる。
次いで、CPU32は、WFDで利用されるSSID及びパスワードを、MFP10(R/W)−携帯端末PT3(CE)の通信リンクを利用して携帯端末PT3に送信する(図3のS42)。
これ以降の各処理は、第1実施例のケースA1(図5参照)の場合と略同様である。即ち、携帯端末PT3とMFP10との間に無線接続が確立され、MFP10は、携帯端末PT3から印刷データを受信する。但し、この場合は、MFP10が印刷データを受信後に印刷を実行可能か否か判断することなく、印刷を実行する。
(本実施例の効果)
図10、図12に示すように、SFLテーブル40に含まれている各組合せ情報には、H/O処理を実行可能か否かを示す情報がさらに関連付けられている。MFP10は、実行要求を受信すると、全ユーザがH/O処理を実行不可能か否か判断する(図8のS100)。ケースC1では、MFP10は、全ユーザがH/O処理を実行不可能であると判断する(即ち、図8のS100でYESと判断する)。MFP10は、P2Pの通信リンクを利用して、携帯端末PT1に、禁止情報を含むResponse信号を送信する(図8のS132)。一方、ケースC2では、MFP10は、少なくとも1人のユーザがH/O処理を実行可能であると判断する(即ち、図8のS100でNOと判断する)。MFP10は、P2Pの通信リンクを利用して、携帯端末PT1に、NG情報を含むResponse信号を送信する(図8のS102)。即ち、本実施例では、MFP10は、全ユーザがH/O処理を実行不可能であるか否かに応じて、NG情報を含むResponse信号を送信するのか、禁止情報を含むResponse信号を送信するのかを変えることができる。そのため、MFP10は、NG情報を含むResponse信号と禁止情報を含むResponse信号とを適切に携帯端末PT1に送信し得る。
ケースC2(図11、図12)に示すように、MFP10は、認証成功と判断する(即ち、図8のS110でYESと判断する)と、さらに、当該ユーザがH/O処理を実行可能か否か判断する(図8のS112)。さらに、ケースC2では、MFP10は、当該ユーザが印刷を実行可能か否か判断する(図8のS114)。即ち、本実施例では、MFP10は、ユーザがH/O処理を実行可能か否か、及び、ユーザが印刷を実行可能か否かに応じて、SSID及びパスワードを携帯端末に送信するか否かを変えることができる。MFP10は、適切にSSID及びパスワードを携帯端末に送信することができる。
(対応関係)
図10、図12のSFLテーブル40に含まれる複数個の組合せ情報が「複数個の関連情報」の一例である。SFLテーブル40のうち、ユーザがH/O処理を実行可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)が「第1種の情報」の一例である。SFLテーブル40のうち、ユーザが印刷機能(又はスキャン機能)を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)が「第2種の情報」の一例である。禁止情報を含むResponse信号が「第3の応答情報」の一例である。第3の応答情報は、通信装置と端末装置との間に第2の方式に従った無線接続を確立することが不可能であることを、端末装置に通知するための情報である、と言い換えることができる。図8のS100の処理、図8のS112の処理、図8のS114の処理が、それぞれ、「第2の判断処理」、「第3の判断処理」、「第4の判断処理」の一例である。即ち、図8のS100の処理、図8のS112の処理、図8のS114の処理が、それぞれ、「第2の判断部」、「第3の判断部」、「第4の判断部」によって実行される処理の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の各実施例では、MFP10のCPU32は、所定の場合(図2のS14、図3のS40、図8のS116)に、MFP10の動作状態をデバイス状態からG/O状態に移行させる。これに限られず、MFP10のCPU32は、電源がONされた時点で、MFP10をG/O機器として動作させてもよい。また、MFP10のCPU32は、対象端末(例えば携帯端末PT1)のCPUとの間でG/Oネゴシエーションを行い、MFP10と対象端末のうちの一方をG/O機器、他方をCL機器として決定してもよい。この場合、対象端末はWFD対応機器であることを要する。対象端末がG/O機器として決定される場合には、対象端末のCPUは、対象端末が形成するWFDNWで利用されるSSID及びパスワードを、MFP10に送信する。また、変形例として、所定の場合に、G/Oネゴシエーションを行うことなく、対象端末がG/O機器として動作を開始してもよい。その場合も、対象端末のCPUは、対象端末が形成するWFDNWで利用されるSSID及びパスワードを、MFP10に送信する。即ち、一般的に言うと、第1の通信部は、特定の認証情報が前記認証用リストに登録済みであると判断される場合に、第1種のインターフェースを介して、特定の無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を端末装置と通信すればよい。
(変形例2)上記の各実施例では、MFP10は、所定の場合(図2のS14、図3のS40、図8のS116)にG/O機器として動作を開始する。即ち、MFP10はWFDNWの親局として動作する。これに限られず、MFP10は、図示しないアクセスポイント(以下「AP」と呼ぶ)が形成しているWi−Fiネットワーク(以下「Wi−FiNW」と呼ぶ)に子局(具体的にはステーション)として所属する機器であってもよい。その場合、図2のS16、図3のS42、図8のS118において、MFP10のCPU32は、対象端末に、APが形成しているWi−FiNWで利用されているSSID及びパスワードを送信してもよい。この場合、対象端末は、SSID及びパスワードを利用してAPと無線接続を確立し、APが形成しているWi−FiNWを利用して、対象データをMFP10と無線通信する。この変形例も、一般的に言うと、第1の通信部は、特定の認証情報が前記認証用リストに登録済みであると判断される場合に、第1種のインターフェースを介して、特定の無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を端末装置と通信すればよい。
(変形例3)上記の各実施例では、図3のS32、図4のS64、図8のS104、S134では、MFP10のCPU32がDeactivation信号を対象端末に送信することによって、MFP10と対象端末との間のP2Pの通信リンクを切断している。P2Pの通信リンクの切断手法は、これに限られず、任意とすることができる。例えば、図3のS32、図4のS64、図8のS104、S134において、MFP10のCPU32は、NFCI/F20の電源を一旦OFFしてもよい。若しくは、対象端末のCPU(例えば携帯端末PT1のCPU92)が、NFCI/F(例えばNFCI/F80)の電源を一旦OFFしてもよい。NFCI/Fの電源がOFFされることで、P2Pの通信リンクを強制的に切断される。また、対象端末のユーザが対象端末をMFP10から離間させ、NFC通信範囲外に移動させることによってP2Pの通信リンクを切断させてもよい。その場合、対象端末のCPUは、対象端末の表示部に、対象端末をMFP10から離間させることをユーザに促すメッセージを表示させてもよい。これらの変形例も、「第1の通信リンクが切断された」の一例である。
(変形例4)携帯端末PT1のメモリ94には、予めSFL認証情報が記憶されていなくてもよい。第1、第3実施例では、携帯端末PT1のCPU92は、ユーザにSFL認証情報の入力を要求する入力画面を表示部74に表示させてもよい。ユーザは、表示部74に入力画面が表示されている間に、操作部72を操作して、SFL認証情報を入力してもよい。第1、第3実施例では、携帯端末PT1のCPU92は、入力画面で入力されたSFL認証情報をNFCI/F80に書き込むようにしてもよい。第2実施例では、R/W−CEの通信リンクが確立されると、携帯端末PT1のCPU92は、R/W−CEの通信リンクを利用して、入力画面で入力されたSFL認証情報をMFP10に送信してもよい。一般的に言うと、通信装置の認証情報受信部は、第1の応答情報が端末装置に送信された後に、端末装置から、第1種のインターフェースを介して、特定の認証情報を受信すればよい。また、端末装置の認証情報送信部は、通信装置から第1の応答情報が受信される場合に、第1種のインターフェースを介して、特定の認証情報を通信装置に送信すればよい。
(変形例5)MFP10のメモリ34にSFLテーブル40が記憶されていなくてもよい。MFP10と通信可能に接続された他の機器がSFLテーブルを記憶していてもよい。その場合、MFP10のCPU32は、対象端末からSFL認証情報を受信すると(図3のS36、図8のS108)、受信したSFL認証情報を当該他の機器に送信してもよい。当該他の機器のCPUが認証を行い、認証結果(認証成功又は認証失敗)をMFP10に送信してもよい。一般的に言うと、第1の判断部は、端末装置から特定の認証情報が受信される場合に、特定の認証情報が認証用リストに登録済みであるのか否かを判断する第1の判断処理を実行すればよい。
(変形例6)第1、第3実施例において、MFP10のCPU32は、MFP10の電源がONされると、NFCI/F20の状態を、P2Pモードのみが起動されており、他のモードが起動されていない状態で動作させてもよい。その後、MFP10のCPU32は、P2Pの通信リンクを切断するためのDeactivation信号を送信(図3のS32、図8のS104)した後に、NFCI/F20の状態を、R/Wモードのみが起動されており、他のモードが起動されていない状態に変更してもよい。その場合、MFP10のCPU32は、対象端末にSSID及びパスワードを送信(図3のS42、図8のS118)した後、又は、対象端末にNG通知を送信(図3のS46、図8のS122)した後に、NFCI/F20の状態を、P2Pモードのみが起動されており、他のモードが起動されていない状態に戻してもよい。この変形例も、通信装置の状態変更部によって実行される処理の一例である。
(変形例7)同様に、第2実施例において、携帯端末PT1のCPU92は、アプリ起動操作及び実行操作が行われると、NFCI/F80の状態を、P2Pモードのみが起動されており、他のモードが起動されていない状態で動作させてもよい。その後、携帯端末PT1のCPU92は、NG情報を含むResponse信号を受信すると、NFCI/F80の状態を、R/Wモードのみが起動されており、他のモードが起動されていない状態に変更してもよい。その場合、携帯端末PT1のCPU92は、MFP10からSSID及びパスワードを受信した後、又は、MFP10からNG通知を受信した後に、NFCI/F80の状態を、P2Pモードのみが起動されており、他のモードが起動されていない初期状態に戻してもよい。この変形例も、端末装置の状態変更部によって実行される処理の一例である。
(変形例8)上記の各実施例では、最初にMFP10と対象端末との間にP2Pの通信リンクが確立され、P2Pの通信リンクが切断された後に、MFP10と対象端末との間にR/W−CEの通信リンクが確立される。MFP10と対象端末は、P2Pの通信リンクを利用して、実行要求、Response信号の通信を行い、R/W−CEの通信リンクを利用して、SFL認証情報、SSID及びパスワードの通信を行う。これに限られず、MFP10と対象端末とは、最初に確立されたP2Pの通信リンクを利用して(即ち、P2Pの通信リンクを切断することなく)、上記の各通信を行うようにしてもよい。その場合、上記の各通信を行うために、必要に応じて、MFP10のCPU32は、ユーザに操作を要求するための画面を表示部14に表示させてもよい。同様に、対象端末のCPUも、ユーザに操作を要求するための画面を表示部74に表示させてもよい。本変形例において、さらに、MFP10と対象端末とは、最初にP2Pの通信リンクを確立されることに代えて、最初にR/W−CEの通信リンクを確立させてもよい。その場合、MFP10と対象端末とは、最初に確立されたR/W−CEの通信リンクを利用して(即ち、R/W−CEの通信リンクを切断することなく)、上記の各通信を行うようにしてもよい。また、MFP10と対象端末とは、最初にMFP10と対象端末との間にP2Pの通信リンクが確立され、P2Pの通信リンクが切断された後に、MFP10と対象端末との間に再びP2Pの通信リンクを確立させて各通信を行ってもよい。同様に、MFP10と対象端末とは、最初にMFP10と対象端末との間にR/W−CEの通信リンクが確立され、R/W−CEの通信リンクが切断された後に、MFP10と対象端末との間に再びR/W−CEの通信リンクを確立させて各通信を行ってもよい。
(変形例9)上記の各実施例では、MFP10及び各携帯端末PT1〜PT3は、NFC通信を実行するためのNFCI/F20、80等を有している。MFP10及び各携帯端末PT1〜PT3は、NFCI/Fに代えて、例えば、トランスファージェットのような他の規格の近距離無線通信を実行可能な近距離無線通信I/Fを有していてもよい。この変形例も、第1種のインターフェースの一例である。
(変形例10)上記の各実施例では、図2のS16では、MFP10のCPU32は、MFP10がG/O機器であるWFDNWで利用されるSSID及びパスワードを含むResponse信号を対象端末に送信している。これに限られず、図2のS16において、MFP10のCPU32は、他の情報を含むResponse信号を対象端末に送信してもよい。例えば、対象端末がG/O機器として動作する変形例を想定する。当該変形例では、MFP10のCPU32は、SSID及びパスワードの送信を要求する要求情報を含むResponse信号を対象端末に送信してもよい。その場合、Response信号を受信した対象端末は、SSID及びパスワードをMFP10に送信してもよい。一般的に言うと、第2の応答情報は、ネットワーク情報に関係する情報であればよい。
(変形例11)上記の第1及び第2実施例では、携帯端末PT1のCPU92がMFP10に送信する実行要求は、実行を要求する機能を示す情報を含んでいる(図4のS60)。これに限られず、第1及び第2実施例では、携帯端末PT1のCPU92がMFP10に送信する実行要求は、H/O処理の実行を要求する情報のみを含み、実行を要求する機能を示す情報を含んでいなくてもよい。この変形例における実行要求も、「特定の要求情報」の一例である。
(変形例12)SFLテーブル40は、ユーザID(例えばU1)と、パスワード(例えばP1)だけが関連付けられている複数の組合せ情報を含んでいてもよい。即ち、SFLテーブル40は、ユーザが印刷機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)、ユーザがスキャン機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)、及び、ユーザがH/O処理を実行可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)を含んでいなくてもよい。その場合、MFP10のCPU32は、対象端末から受信されたSFL認証情報を用いた認証が成功する場合(図3のS38でYESの場合、図8のS110でYESの場合)には、その後、機能の実行可否を判断することなく、要求された機能を実行するようにしてもよい。
(変形例13)図3のS42、図8のS118において、CPU32は、対象端末からSSID及びパスワードの送信要求を受信した場合に、SSID及びパスワードを対象端末に送信するようにしてもよい。即ち、CPU32は、G/O状態に移行した後、対象端末からSSID及びパスワードの送信要求を受信しない限り、SSID及びパスワードを対象端末に送信できなくてもよい。
(変形例14)MFP10の操作部12及び表示部14は、タッチパネルとして一体に構成されていてもよい。同様に、携帯端末PT1の操作部72及び表示部74も、タッチパネルとして一体に構成されていてもよい。即ち、MFP10の操作部12と表示部14とが(又は、携帯端末PT1の操作部72と表示部74とが)、一のハードウェアで構成されていても良い。
(変形例15)「通信装置」は、印刷機能及びスキャン機能を実行可能な多機能機(即ちMFP10)に限られず、印刷機能及びスキャン機能のうちの印刷機能のみを実行可能なプリンタであってもよいし、印刷機能及びスキャン機能のうちのスキャン機能のみを実行可能なスキャナであってもよい。また、「通信装置」は、印刷機能及びスキャン機能とは異なる機能(例えば、画像の表示機能、データの演算機能)を実行する装置(例えば、PC、サーバ、携帯端末(携帯電話、スマートフォン、PDA等))であってもよい。即ち、「通信装置」は、NFC方式の通信及び無線LAN通信を実行可能なあらゆるデバイスを含む。また、「端末装置」は、携帯端末PT1〜PT3に限られず、近距離通信(例えば、NFC通信)及び無線LAN通信を実行可能なあらゆるデバイスを含む。
(変形例16)上記の各実施例では、図2〜図4、及び、図8の各処理がソフトウェア(即ちプログラム)によって実現されるが、図2〜図4、及び、図8の各処理のうちの少なくとも1つが論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、10:多機能機(MFP)、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、PT1、PT2、PT3:携帯端末

Claims (15)

  1. 通信装置であって、
    第1の方式に従って、端末装置と無線通信を実行するための第1種のインターフェースと、
    前記第1の方式とは異なる第2の方式に従って、前記端末装置と無線通信を実行するための第2種のインターフェースと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記端末装置から、前記第1種のインターフェースを介して、特定の要求情報を受信する要求情報受信部であって、前記特定の要求情報は、前記通信装置と前記端末装置との双方が特定の無線ネットワークに所属している所属状態の構築を、前記通信装置に要求するための情報である、前記要求情報受信部と、
    前記第1種のインターフェースを介して、前記特定の要求情報に対する第1の応答情報を前記端末装置に送信する第1の応答部と、
    前記第1の応答情報が前記端末装置に送信された後に、前記端末装置から、前記第1種のインターフェースを介して、特定の認証情報を受信する認証情報受信部と、
    前記端末装置から前記特定の認証情報が受信される場合に、前記特定の認証情報が認証用リストに登録済みであるのか否かを判断する第1の判断処理を実行する第1の判断部と、
    前記第1の判断処理において、前記特定の認証情報が前記認証用リストに登録済みであると判断される場合に、前記第1種のインターフェースを介して、前記特定の無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を前記端末装置と通信し、前記第1の判断処理において、前記特定の認証情報が前記認証用リストに登録済みでないと判断される場合に、前記ネットワーク情報を前記端末装置と通信しない第1の通信部と、
    前記ネットワーク情報が前記端末装置と通信されて、前記所属状態が構築された後に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2種のインターフェースを介して、対象データの無線通信を前記端末装置と実行する実行部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記通信装置は、さらに、
    前記第1の判断処理が実行されるべきか否かを示す設定情報を記憶するメモリを備え、
    前記第1の応答部は、
    前記メモリ内の前記設定情報が、前記第1の判断処理が実行されるべきことを示す場合に、前記第1の応答情報を前記端末装置に送信し、
    前記メモリ内の前記設定情報が、前記第1の判断処理が実行されるべきでないことを示す場合に、前記第1の応答情報を前記端末装置に送信せず、
    前記制御部は、さらに、
    前記メモリ内の前記設定情報が、前記第1の判断処理が実行されるべきでないことを示す場合に、前記第1種のインターフェースを介して、前記ネットワーク情報に関係する情報を含む第2の応答情報を前記端末装置に送信する第2の応答部を備える、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記要求情報受信部は、前記通信装置と前記端末装置との間に前記第1種のインターフェースを介して確立される第1の通信リンクを利用して、前記端末装置から前記特定の要求情報を受信し、
    前記第1の応答部は、前記第1の通信リンクを利用して、前記第1の応答情報を前記端末装置に送信し、
    前記認証情報受信部は、前記第1の通信リンクが切断された後に、前記通信装置と前記端末装置との間に前記第1種のインターフェースを介して確立される第2の通信リンクを利用して、前記端末装置から前記特定の認証情報を受信し、
    前記第1の通信部は、前記第2の通信リンクを利用して、前記ネットワーク情報を前記端末装置と通信する、請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記第1の通信リンクは、前記第1種のインターフェースが、第1のモードに従って動作する通信リンクであり、
    前記第2の通信リンクは、前記第1種のインターフェースが、前記第1のモードとは異なる第2のモードに従って動作する通信リンクである、請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記制御部は、さらに、
    前記第1の通信リンクが切断された後に、前記第1種のインターフェースの状態を、前記第1のモードに従って動作可能であると共に前記第2のモードに従って動作不可能である状態から、前記第1のモードに従って動作不可能であると共に前記第2のモードに従って動作可能である状態に変更する状態変更部を備える、請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記第1の方式は、NFC(Near Field Communicationの略)規格に従った通信方式であるNFC方式であり、
    前記第2のモードは、前記NFC規格のReader/Writerモードである、請求項4又は5に記載の通信装置。
  7. 前記認証用リストは、複数個の関連情報を含み、
    前記複数個の関連情報のそれぞれでは、認証情報と、前記ネットワーク情報の通信を許可するのか否かを示す第1種の情報と、が関連付けられており、
    前記制御部は、さらに、
    前記端末装置から前記特定の要求情報が受信される場合に、前記複数個の関連情報に含まれる複数個の前記第1種の情報の全てが、前記ネットワーク情報の通信を許可しないことを示すのか否かを判断する第2の判断処理を実行する第2の判断部を備え、
    前記第1の応答部は、
    前記第2の判断処理において、前記複数個の第1種の情報の全てが、前記ネットワーク情報の通信を許可しないことを示すと判断される場合に、前記第1の応答情報を前記端末装置に送信せず、
    前記第2の判断処理において、前記複数個の第1種の情報のうちの少なくとも1個の第1種の情報が、前記ネットワーク情報の通信を許可することを示すと判断される場合に、前記第1の応答情報を前記端末装置に送信し、
    前記制御部は、さらに、
    前記第2の判断処理において、前記複数個の第1種の情報の全てが、前記ネットワーク情報の通信を許可しないことを示すと判断される場合に、前記第1種のインターフェースを介して、第3の応答情報を前記端末装置に送信する第3の応答部を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 前記制御部は、さらに、
    前記第1の判断処理において、前記特定の認証情報が前記認証用リストに登録済みであると判断される場合に、前記特定の認証情報に関連付けられている特定の第1種の情報が、前記ネットワーク情報の通信を許可することを示すのか否かを判断する第3の判断処理を実行する第3の判断部を備え、
    前記第1の通信部は、
    前記第3の判断処理において、前記特定の第1種の情報が、前記ネットワーク情報の通信を許可することを示すと判断される場合に、前記ネットワーク情報を前記端末装置と通信し、
    前記第3の判断処理において、前記特定の第1種の情報が、前記ネットワーク情報の通信を許可することを示さないと判断される場合に、前記ネットワーク情報を前記端末装置と通信しない、請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記認証用リストは、複数個の関連情報を含み、
    前記複数個の関連情報のそれぞれでは、認証情報と、第2種の情報と、が関連付けられており、
    前記第2種の情報は、前記通信装置が実行可能な複数個の機能のそれぞれについて、当該機能の実行を許可するのか否かを示し、
    前記要求情報受信部は、前記端末装置から、前記複数個の機能のうちの対象機能の実行要求を含む前記特定の要求情報を受信し、
    前記制御部は、さらに、
    前記第1の判断処理において、前記特定の認証情報が前記認証用リストに登録済みであると判断される場合に、前記特定の認証情報に関連付けられている特定の第2種の情報が、前記対象機能の実行を許可することを示すのか否かを判断する第4の判断処理を実行する第4の判断部を備え、
    前記第1の通信部は、
    前記第4の判断処理において、前記特定の第2種の情報が、前記対象機能の実行を許可することを示すと判断される場合に、前記ネットワーク情報を前記端末装置と通信し、
    前記第4の判断処理において、前記特定の第2種の情報が、前記対象機能の実行を許可することを示さないと判断される場合に、前記ネットワーク情報を前記端末装置と通信しない、請求項1から8のいずれか一項に記載の通信装置。
  10. 前記通信装置が前記第1種のインターフェースを介して前記端末装置と通信可能な最大の距離は、前記通信装置が前記第2種のインターフェースを介して前記端末装置と通信可能な最大の距離よりも小さい、請求項1から9のいずれか一項に記載の通信装置。
  11. 端末装置であって、
    第1の方式に従って、通信装置と無線通信を実行するための第1種のインターフェースと、
    前記第1の方式とは異なる第2の方式に従って、前記通信装置と無線通信を実行するための第2種のインターフェースと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1種のインターフェースを介して、特定の要求情報を前記通信装置に送信する要求情報送信部であって、前記特定の要求情報は、前記通信装置と前記端末装置との双方が特定の無線ネットワークに所属している所属状態の構築を、前記通信装置に要求するための情報である、前記要求情報送信部と、
    前記通信装置から、前記第1種のインターフェースを介して、前記特定の要求情報に対する第1の応答情報を受信する応答受信部と、
    前記通信装置から前記第1の応答情報が受信される場合に、前記第1種のインターフェースを介して、特定の認証情報を前記通信装置に送信する認証情報送信部と、
    前記特定の認証情報が前記認証用リストに登録済みであると前記通信装置によって判断される場合に、前記第1種のインターフェースを介して、前記特定の無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を前記通信装置と通信する通信部と、
    前記ネットワーク情報が前記通信装置と通信されて、前記所属状態が構築された後に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2種のインターフェースを介して、対象データの無線通信を前記通信装置と実行する実行部と、
    を備える端末装置。
  12. 前記要求情報送信部は、前記通信装置と前記端末装置との間に前記第1種のインターフェースを介して確立される第1の通信リンクを利用して、前記通信装置に前記特定の要求情報を送信し、
    前記応答受信部は、前記第1の通信リンクを利用して、前記通信装置から前記第1の応答情報を受信し、
    前記認証情報送信部は、前記第1の通信リンクが切断された後に、前記通信装置と前記端末装置との間に前記第1種のインターフェースを介して確立される第2の通信リンクを利用して、前記通信装置に前記特定の認証情報を送信し、
    前記通信部は、前記第2の通信リンクを利用して、前記通信装置と前記ネットワーク情報を通信し、
    前記第1の通信リンクは、前記第1種のインターフェースが、第3のモードに従って動作する通信リンクであり、
    前記第2の通信リンクは、前記第1種のインターフェースが、前記第3のモードとは異なる第4のモードに従って動作する通信リンクである、
    請求項11に記載の端末装置。
  13. 前記制御部は、さらに、
    前記通信装置と前記ネットワーク情報が通信された後に、前記第1種のインターフェースの状態を、前記第4のモードに従って動作可能であると共に前記第3のモードに従って動作不可能である状態から、前記第4のモードに従って動作不可能であると共に前記第3のモードに従って動作可能である状態に変更する状態変更部を備える、
    請求項12に記載の端末装置。
  14. 端末装置と通信可能な通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の各ステップ、即ち、
    前記端末装置から、第1の方式に従って、端末装置と無線通信を実行するための第1種のインターフェースを介して、特定の要求情報を受信する要求情報受信ステップであって、前記特定の要求情報は、前記通信装置と前記端末装置との双方が特定の無線ネットワークに所属している所属状態の構築を、前記通信装置に要求するための情報である、前記要求情報受信ステップと、
    前記第1種のインターフェースを介して、前記特定の要求情報に対する第1の応答情報を前記端末装置に送信する第1の応答ステップと、
    前記第1の応答情報が前記端末装置に送信された後に、前記端末装置から、前記第1種のインターフェースを介して、特定の認証情報を受信する認証情報受信ステップと、
    前記端末装置から前記特定の認証情報が受信される場合に、前記特定の認証情報が認証用リストに登録済みであるのか否かを判断する第1の判断処理を実行する第1の判断ステップと、
    前記第1の判断処理において、前記特定の認証情報が前記認証用リストに登録済みであると判断される場合に、前記第1種のインターフェースを介して、前記特定の無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を前記端末装置と通信し、前記第1の判断処理において、前記特定の認証情報が前記認証用リストに登録済みでないと判断される場合に、前記ネットワーク情報を前記端末装置と通信しない第1の通信ステップと、
    前記ネットワーク情報が前記端末装置と通信されて、前記所属状態が構築された後に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第1の方式とは異なる第2の方式に従って、前記端末装置と無線通信を実行するための第2種のインターフェースを介して、対象データの無線通信を前記端末装置と実行する実行ステップと、
    を実行させるコンピュータプログラム。
  15. 通信装置と通信可能な端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記端末装置に搭載されるコンピュータに、以下の各ステップ、即ち、
    第1の方式に従って、端末装置と無線通信を実行するための第1種のインターフェースを介して、特定の要求情報を前記通信装置に送信する要求情報送信ステップであって、前記特定の要求情報は、前記通信装置と前記端末装置との双方が特定の無線ネットワークに所属している所属状態の構築を、前記通信装置に要求するための情報である、前記要求情報送信ステップと、
    前記通信装置から、前記第1種のインターフェースを介して、前記特定の要求情報に対する第1の応答情報を受信する応答受信ステップと、
    前記通信装置から前記第1の応答情報が受信される場合に、前記第1種のインターフェースを介して、特定の認証情報を前記通信装置に送信する認証情報送信ステップと、
    前記特定の認証情報が前記認証用リストに登録済みであると前記通信装置によって判断される場合に、前記第1種のインターフェースを介して、前記特定の無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を前記通信装置と通信する通信ステップと、
    前記ネットワーク情報が前記通信装置と通信されて、前記所属状態が構築された後に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第1の方式とは異なる第2の方式に従って、前記端末装置と無線通信を実行するための第2種のインターフェースを介して、対象データの無線通信を前記通信装置と実行する実行ステップと、
    を実行させるコンピュータプログラム。
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