JP5801351B2 - 携帯電子機器連携システム、情報提供装置、携帯電子機器、及び携帯電子機器用プログラム - Google Patents

携帯電子機器連携システム、情報提供装置、携帯電子機器、及び携帯電子機器用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、スマートフォン等の携帯電子機器が提供する機能を車載装置を介して利用できるようにするための携帯電子機器連携システムに関し、特に、携帯電子機器と車載装置との通信接続に際して運転者の操作を軽減することのできる携帯電子機器連携システム、当該システムを構成する情報提供装置及び携帯電子機器、並びに当該携帯電子機器に実行させるプログラムに関する。
携帯電話の普及にともない、運転者個人の所有する携帯電話を車載のマイクロフォンやスピーカを介してハンズフリーで(手を使わないで)利用する(ハンズフリー通話を行う)ための装置(ハンズフリー装置)が普及している。
このようなハンズフリー装置は、例えばマイクロフォンとスピーカとを備える車載のナビゲーション装置の一部として構成され、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))と呼ばれる通信規格に準拠した近距離無線により携帯電話と通信して、携帯電話から入力された受話音声を上記スピーカから出力し、かつ上記マイクロフォンにより検知した運転者の発話音声を当該携帯電話に出力する(例えば、特許文献1参照)。
一般に、ブルートゥースに準拠した通信を行う機器(以下、ブルートゥース機器、又はBT機器ともいう)では、一のブルートゥース機器がマスターとなり、当該マスターの周囲に存在する他のブルートゥース機器(スレーブ)を探索する。そして、通常はユーザが、例えばマスターに設けられた入力装置を介して上記探索されたスレーブの中からマスターとの接続を望む一のスレーブを選択する。これにより、当該選択されたスレーブがマスターに登録され、スレーブとマスターとの間でPIN(Personal Identification Number)コードが共有されることにより、当該登録されたスレーブとマスターとの間の通信接続が確立され、秘匿性のある通信が確保される。
上述した従来のハンズフリー装置では、まず当該ハンズフリー装置がマスターとなってスレーブである携帯電話を探索し、次にユーザである運転者がハンズフリー装置上で当該探索された携帯電話の中から自身の携帯電話を選択し登録することによって、当該運転者の携帯電話を介したハンズフリー通話が可能となる。そして、上記のように携帯電話が登録された後は、ハンズフリー装置は、電源が投入される毎に上記のような探索動作を行うことなく、当該登録された携帯電話との通信を迅速に開始することができる。
また、ハンズフリー装置は、通常、複数の携帯電話を登録することができるようになっており、異なる複数の運転者が同一の車両を利用する場合にも、当該複数の運転者は各自の携帯電話をハンズフリー装置に登録してハンズフリー通話を行うことができる。
しかしながら、上記のように携帯電話を複数登録した場合には、ユーザである運転者は、例えばハンズフリー装置の表示装置に表示される登録済みの携帯電話のリスト中から自身の携帯電話を特定し、ハンズフリー装置に対し当該特定した自身の携帯電話を接続相手とするように指示を入力する必要がある。このようなユーザによる指示入力を不要とすべく、従来、最後に登録された携帯電話や前回接続した携帯電話に自動的に接続するハンズフリー装置が知られているが、これらの条件に合致するものが、必ずしもユーザの接続したい携帯電話というわけでない。
一方、近年では、電話機能に加えてインターネットとの通信機能やアプリケーションソフトウェアを実行して様々なサービスを提供する機能を備えたスマートフォン(多機能携帯電話)を利用するユーザが増加しており、例えば当該スマートフォンが提供するナビゲーション機能を車載のディスプレイ等を介して利用するための連携システムが知られている。
この連携システムでは、スマートフォンと車載装置とを、USB(登録商標)(Universal Serial Bus)等の通信規格に従う通信バスや、Wi−Fi(登録商標)(ワイファイ、Wireless Fidelity)認証を受けた装置等を用いた短距離無線LANにより通信可能に接続することにより、スマートフォンからの画像データを伝送したり、車載入力装置からの運転者の指示入力をスマートフォンへ伝送して、当該スマートフォンが提供するナビゲーション等の種々のサービスの利用を可能としている。
この場合、上記スマートフォンが提供するサービスを上記連携システムを用いて利用すると同時に、当該スマートフォンの電話機能をハンズフリー装置により利用しようとすると、運転者は、例えば車載装置への電源を投入する毎に、上述したハンズフリー装置に対する携帯電話の選択指定に加えて、上記ナビゲーション等のサービスを開始するためのスマートフォンへの操作をも行う必要が生じ、多くの設定作業を行わなければならないこととなる。
特開2004−140731号公報
上記の背景より、多機能携帯電話等の携帯電子機器の機能を車載装置を介して利用するための携帯電子機器連携システムにおいて、携帯電子機器と車載装置との間の通信確立に際して運転者が行うべき設定操作を簡易化することが望まれている。
本発明は、車両の運転者に情報を提供する車載の情報提供装置と、携帯電子機器と、で構成され、前記情報提供装置を介して前記携帯電子機器の機能を利用するための携帯電子機器連携システムであり、前記情報提供装置と前記携帯電子機器とは、第1の方式の通信と、当該第1の方式の通信と異なる第2の方式の通信とを行うよう構成されている。そして、前記情報提供装置は、前記携帯電子機器との間で通信接続が確立された第1の方式の通信を介して、前記携帯電子機器との間で前記第2の方式の通信による通信接続を確立す
るための、当該携帯電子機器の個体識別に必要な固有情報を、当該携帯電子機器から取得し、当該取得した固有情報により前記携帯電子機器との間で第2の方式の通信による通信接続を確立するよう構成されている。
本発明の一の態様によると、前記情報提供装置は、前記取得した固有情報により前記携帯電子機器との間で前記第2の方式の通信による通信接続を確立できなかったときは、前記第1の方式の通信による通信接続を終了させる。
本発明の他の態様によると、前記情報提供装置は、前記第2の方式の通信による通信接続を確立すべき通信相手についての指定が入力されたことに応じて、前記第2の方式の通信による通信接続を、前記取得した固有情報に係る前記携帯電子機器との間で確立するか、又は前記第2の方式の通信を行う他の機器との間で確立する。
本発明の他の態様によると、前記情報提供装置は、前記携帯電子機器との間で前記第2の方式の通信を行うことによりハンズフリー通話機能を実現する。
本発明の他の態様によると、前記情報提供装置は、前記携帯電子機器と第1の方式の通信により通信接続を確立すると共に前記他の機器と前記第2の方式の通信による通信接続を確立したときは、その後、新たに当該携帯電子機器との間で前記第1の方式の通信による通信接続を確立した際には、当該他の機器との間で前記第2の方式の通信による通信接続を確立する。
また、本発明は、携帯電子機器と通信することにより当該携帯電子機器の機能の利用を可能とする車載の情報提供装置であって、第1の方式の通信を行う第1の通信装置と、第1の方式の通信と異なる第2の方式の通信を行う第2の通信装置と、前記第1及び第2の通信装置による通信を制御する処理装置と、を備える。そして、前記処理装置は、第1の通信装置により前記携帯電子機器との間で前記第1の方式の通信による通信接続を確立し、前記携帯電子機器との間で前記第2の方式の通信による通信接続を確立するための、当該携帯電子機器の個体識別に必要な固有情報を、前記第1の通信装置により当該携帯電子機器から取得し、前記取得した固有情報により、前記第2の通信装置により前記携帯電子機器との間で第2の方式の通信による通信接続を確立するよう構成されている。
また、本発明は、車両の運転者に情報を提供する車載の情報提供装置と通信して、自装置が備える機能の利用を可能とする携帯電子機器であって、第1の方式の通信を行う第1の通信装置と、第1の方式の通信と異なる第2の方式の通信を行う第2の通信装置と、前記第1及び第2の通信装置による通信を制御する処理装置と、を備える。そして、前記処理装置は、
前記第1の通信装置により前記情報提供装置との間で前記第1の方式の通信による通信接続を確立し、前記第1の通信装置により前記情報提供装置から所定の要求信号を受信したことに応じて、前記情報提供装置との間で前記第2の方式の通信による通信接続を確立するための、自装置の個体識別に必要な固有情報を、前記第1の通信装置により前記情報提供装置へ送信するよう構成されている。
さらに、本発明は、第1の方式の通信を行う第1の通信装置と、第1の方式の通信と異なる第2の方式の通信を行う第2の通信装置と、前記第1及び第2の通信装置による通信を制御する処理装置であるコンピュータと、を備える携帯電子機器の前記コンピュータに実行させるプログラムである。本プログラムは、前記コンピュータに、前記第1の通信装置を用いて前記情報提供装置との間で前記第1の方式の通信による通信接続を確立するステップと、前記第1の通信装置により前記情報提供装置から所定の要求信号を受信したことに応じて、前記情報提供装置との間で前記第2の方式の通信による通信接続を確立するための、自装置の個体識別に必要な固有情報を、前記第1の通信装置により前記情報提供装置へ送信するステップと、を実行させる。
本発明によれば、多機能携帯電話等の携帯電子機器の機能を車載装置を介して利用するための携帯電子機器連携システムにおいて、携帯電子機器と車載装置との間の通信確立に際して運転者が行うべき設定操作を簡易化することができる。
本発明の第1の実施形態に係る携帯電子機器連携システムの構成を示す図である。 第1の実施形態に係る連携システムを構成する情報提供装置の構成を示す図である。 第1の実施形態に係る連携システムを構成する携帯電子機器の構成を示す図である。 第1の実施形態に係る連携システムを構成する情報提供装置における、機器認証処理の手順を示すフロー図である。 第1の実施形態に係る連携システムを構成する携帯電子機器における、認証支援処理の手順を示すフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る携帯電子機器連携システムの構成を示す図である。 第2の実施形態に係る連携システムを構成する情報提供装置の構成を示す図である。 第2の実施形態に係る連携システムを構成する情報提供装置における、機器認証処理の手順を示すフロー図である。 図8に示す機器認証処理において実行されるBT機器選択処理の手順を示すフロー図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
〔第1実施形態〕
本実施形態に係る携帯電子機器連携システム(以下、連携システムという)は、車載の情報提供装置と携帯電子機器とで構成され、情報提供装置と携帯電子機器とは、第1の方式の通信と、当該第1の方式の通信と異なる第2の方式の通信とを行うよう構成されている。上記情報提供装置は、携帯電子機器との間で通信接続が確立された第1の方式の通信を介して、当該携帯電子機器との間で第2の方式の通信による通信接続を確立するための当該携帯電子機器の個体識別に必要な固有情報を、当該携帯電子機器から取得する。そして、情報提供装置は、当該取得した固有情報により前記携帯電子機器との間で第2の方式の通信による通信接続を確立する。本実施形態に係る連携システムは、特に、第1の方式の通信として、USB規格に準拠したバス通信(以下、USB通信)を行い、第2の方式の通信として、ブルートゥース規格に準拠した短距離無線通信(以下、ブルートゥース通信、又はBT通信という)を行うものである。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る連携システムの構成を示す図である。
本連携システム10は、車両に搭載された情報提供装置100と、通信ケーブル102を介して情報提供装置100と通信可能に接続される携帯電子機器104と、により構成される。
携帯電子機器104、例えば、車両を利用する各運転者が所有するスマートフォン(多機能携帯電話)である。各運転者は、当該車両に乗車した際に各自の携帯電子機器104を通信ケーブル102を介して情報提供装置100に接続することにより連携システム10を動作させる。また、各運転者は、当該車両の利用を終了する際に、携帯電子機器104を情報提供装置100から取り外して、携帯電子機器104を車両外に持ち出して単独で使用することができる。
まず、情報提供装置100の構成について説明する。図2は、情報提供装置100の構成を示す図である。なお、図2においては、図1に示す情報提供装置100の構成要素と同じ構成要素については、図1に示す符号と同一の符号を用いて示している。
情報提供装置100は、処理装置110と、ディスプレイ112と、操作入力装置114と、マイクロフォン116と、スピーカ118と、USBコントローラ120と、BTコントローラ122と、記憶装置124と、コネクタ126と、を有している。
ディスプレイ112は、例えば液晶表示装置(LCD、Liquid Crystal Display)により構成され、地図などの視覚情報を表示する。
操作入力装置114は、ディスプレイ112に出力された表示等に対して乗員がデータ入力等の入力操作を行うため装置であり、例えば、ディスプレイ112の表示画面上に設けられたタッチパネルとすることができる。
マイクロフォン116及びスピーカ118は、それぞれ、乗員の音声を検知して処理装置110に入力し、及び処理装置110から出力される電気信号を音響に変えて出力する。
USBコントローラ120は、第1の方式の通信であるUSB通信を行うための通信装置であり、情報提供装置100が備える第1の通信装置である。USBコントローラ120は、本実施形態では、コネクタ126に接続された通信ケーブル102を介して携帯電子機器104と接続される。
BTコントローラ122は、第2の方式の通信であるブルートゥース通信(BT通信)を行うための通信装置であり、情報提供装置100が備える第2の通信装置である。本実施形態では、情報提供装置100は、携帯電子機器104との間でBT通信を行うことにより、例えば携帯電子機器104が備える電話機能を利用したハンズフリー通話を行うハンズフリー通話機能を実現する。
記憶装置124は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成され、処理装置110の動作に必要な情報が記憶される。また、記憶装置124には、自装置が情報提供装置100であることを他の装置に示すための機器識別情報(例えば、機器の種別を示す機器種別情報や、機器ID(例えば型番や製造番号)等の情報)が、予め記憶されている。
処理装置110は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサと、プログラムが書き込まれたROM(Read Only Memory)やデータの一時記憶のためのRAM(Random Access Memory)等で構成される記憶装置と、を備えたコンピュータであり、BT通信制御ユニット200と、USB通信制御ユニット202と、USB機器認証ユニット204及びBT機器認証ユニット206を備える機器認証ユニット208と、ナビゲーション支援機能ユニット210と、ハンズフリー通話機能ユニット212と、を有している。
処理装置110が備える上記各ユニットは、コンピュータである処理装置110がプログラムを実行することにより実現される仮想マシンであり、機能実現手段である。ただし、他の実施形態として、上記各ユニットを、それぞれ個別のハードウェアとして構成することもできる。なお、コンピュータ・プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。
USB通信制御ユニット202は、USBコントローラ120の動作を制御する。USB通信制御ユニット202は、コネクタ126を介して他のUSB機器(すなわち、USB通信を行う機能を備えた他の機器)が接続されると、USB通信規格で規定されたプロトコルに従ってUSB通信を確立する。当該USB通信確立の際、USB通信制御ユニット202は、通常のUSB通信のプロトコルに従い、USB通信確立の際に接続相手であるUSB機器から、当該機器の種別情報(デバイスクラス)、機器のベンダ情報、及び製品識別情報(デバイス名、型番、製造番号など)等、当該機器に固有の機器情報が含まれたデバイスディスクリプタを取得して、記憶装置124に記憶する。また、USB通信制御ユニット202は、USB通信を確立した旨の通知を機器認証ユニット208に送信する。
機器認証ユニット208のUSB機器認証ユニット204は、USB通信制御ユニット202からUSB通信を確立した旨の通知を受信すると、USB通信制御ユニット202が記憶装置124に記憶させた当該USB機器のデバイスディスクリプタを参照し、当該USB機器が携帯電子機器104であるか否かを判断する。この判断は、上記参照したデバイスディスクリプタに含まれる上記種別情報や製品識別情報等を、予め携帯電子機器104を表すものとして記憶しておいた種別情報や製品識別情報等と比較することにより行うことができる。
そして、USB機器認証ユニット204は、接続された上記USB機器が携帯電子機器104であるときは、携帯電子機器104とのUSB通信を確立した旨の通知をナビゲーション支援機能ユニット210に送信する。
また、USB機器認証ユニット204は、USB通信を介して携帯電子機器104から機器情報要求信号を受信すると、予め記憶装置124に記憶された自装置の機器識別情報を記憶装置124から読み出し、当該読み出した機器識別情報を携帯電子機器104へ送信する。
また、USB機器認証ユニット204は、携帯電子機器104に対し、固有情報(機器固有情報)の送信を要求する所定の要求信号である固有情報要求信号を、USB通信により送信する。これに対し、携帯電子機器104は、情報提供装置100が当該携帯電子機器104との間でBT通信による通信接続を確立するための、当該携帯電子機器104の個体識別に必要な固有情報である機器固有情報を、USB通信により情報提供装置100に送信する。
この機器固有情報には、ブルートゥース機器である携帯電子機器104のブルートゥース機器アドレス(Bluetooth Device Address)(以下、BT機器アドレス)、PINコード、及びブルートゥース・プロファイル(以下、BTプロファイル)が含まれる。ここで、BT機器アドレスは、当該携帯電子機器104を個体識別するための情報であり、BT機器間(したがって、情報提供装置100と携帯電子機器104との間)のペアリング(通信チャネルの形成)に用いられる。また、PINコードは、ペアリングが完了した上記BT機器の間での暗号化通信を可能としてBT通信を確立するために使用される。また、BTプロファイルは、当該BT機器の種別(携帯電話、プリンタ、オーディオプレーヤ等の当該機器の機能の種別)ごとに、そのBT機器に適用されるプロトコルを規定する情報であり、当該BT機器の機能種別の特定に用いられる。
USB機器認証ユニット204は、上記送信された機器固有情報を受信し、当該受信した機器固有情報からBT機器アドレス、及びPINコードを取得して、当該取得したBT機器アドレスとPINコードを記憶装置124に記憶すると共にBT機器認証ユニット206に送信する。
BT機器認証ユニット206は、携帯電子機器104の上記BT機器アドレスとPINコードとをUSB機器認証ユニット204から受信すると、まず、BT通信制御ユニット200に当該受信したBT機器アドレスを送信して、携帯電子機器104との間でのペアリング(すなわち、通信チャネルの形成)を指示する。
BT機器認証ユニット206は、上記ペアリングが完了した旨の通知をBT通信制御ユニット200から受け取ると、次に、上記受信したPINコードをBT通信制御ユニット200に送信して、携帯電子機器104との間のBT通信の確立(すなわち、暗号通信可能な状態の確立)を指示する。
そして、BT機器認証ユニット206は、BT通信制御ユニット200からBT通信の確立に成功した旨の通知を受け取ると、上記入力されたBT機器アドレスとPINコードとを記憶装置124に記憶すると共に、BT通信を確立した旨の通知をハンズフリー通話機能ユニット212に通知する。
BT通信制御ユニット200は、BTコントローラ122の動作を制御する。BT通信制御ユニット200は、BT機器認証ユニット206からの指示に従い、BT機器認証ユニット206から送信されたBT機器アドレス及びPINコードにより、それぞれペアリング及びBT通信の確立を行う。
そして、ペアリングに成功したときは、ペアリングが完了した旨の通知をBT機器認証ユニット206に送信し、ペアリングに失敗したときは、ペアリングに失敗した旨の通知をBT機器認証ユニット206に送信する。また、BT通信制御ユニット200は、BT通信の確立に成功したときは、BT通信の確立に成功した旨の通知をBT機器認証ユニット206に送信して、当該確立したBT通信を維持する。一方、BT通信の確立に失敗したときは、BT通信の確立に失敗した旨の通知をBT機器認証ユニット206に送信する。
さらに、BT通信制御ユニット200は、上述したBT機器認証206からの指示がないときは、BT通信規格に従い、他のBT機器を探索し、当該探索により発見したBT機器からBT機器アドレスを取得してペアリングを行う機能も有している。BT通信制御ユニット200は、当該ペアリングしたBT機器を、例えばディスプレイ112に表示して、操作入力装置114を介した運転者からの指示により、当該指示により指定されたBT機器とBT通信を確立する。
また、BT通信制御ユニット200は、携帯電子機器104又はその他のBT機器とBT通信を確立したときは、当該BT通信を確立したBT機器のBT機器アドレスとPINコードとを対応付けたBT機器登録情報を生成し、当該生成したBT機器登録情報を記憶装置124に記憶させることで、当該BT機器を情報提供装置100に登録する。
ナビゲーション支援機能ユニット210は、USB機器認証ユニット204から携帯電子機器104とのUSB通信を確立した旨の通知を受信したことに応じて、携帯電子機器104とのUSB通信を開始し、携帯電子機器104のナビゲーション機能ユニット308からの指示を受信して、地図情報等をディスプレイ112に表示すると共に、経路案内に伴う音声案内等をスピーカ118に出力させる。また、ナビゲーション支援機能ユニット210は、ディスプレイ112に表示された情報に対して運転者が操作入力装置114に入力した指示や、マイクロフォン116が検知した運転者の発話による指示等を、USB通信により携帯電子機器104へ送信する。
これにより、本連携システム10は、携帯電子機器104のナビゲーション機能ユニット308が提供するナビゲーションサービスを、車載の情報提供装置100が備えるヒューマン・インタフェース・デバイス、すなわち、ディスプレイ112、操作入力装置114、マイクロフォン116、及びスピーカ118を介して運転者に提供することができる。
ハンズフリー通話機能ユニット212は、BT機器認証ユニット206からBT通信を確立した旨の通知を受信したことに応じて、携帯電子機器104とのBT通信を開始し、当該携帯電子機器104を用いたハンズフリー通話を行うための処理を開始する。
すなわち、ハンズフリー通話機能ユニット212は、携帯電子機器104から着信通知を受信すると、着信メッセージをディスプレイ112に表示すると共に、着信音をスピーカ118から出力する。そして、運転者が、例えば操作入力装置114を介して応答指示を入力すると、当該入力を携帯電子機器104へ送信する。これにより、携帯電子機器104における通話動作が開始される。
そして、携帯電子機器104からの受話音声は、ハンズフリー通話機能ユニット212を介してスピーカ118に出力され、運転者の発話音声は、マイクロフォン116により検知されてハンズフリー通話機能ユニット212を介して携帯電子機器104に出力されて、ハンズフリー会話が行われる。
会話終了後、運転者は例えば操作入力装置114に通話終了指示を入力することができ、当該入力は、ハンズフリー通話機能ユニット212を介して携帯電子機器104へ送信され、携帯電子機器104における通話動作が終了する。
また、運転者が電話をかけたい場合には、例えば、運転者が操作入力装置114により電話呼び出し指示を入力すると、ハンズフリー通話機能ユニット212は、ディスプレイ112上にダイヤルボタンを表示し、運転者は当該ダイヤルボタンにタッチすることにより所望の電話番号を操作入力装置114に入力することができる。そして、ハンズフリー通話機能ユニット212が電話呼び出し指示と上記入力された電話番号とを携帯電子機器104へ送信すると、携帯電子機器104が電話呼び出し動作を開始する。
次に、携帯電子機器104の構成について説明する。図3は、携帯電子機器104の構成を示す図である。なお、図3においては、図1に示す携帯電子機器104の構成要素と同じ構成要素については、図1に示す符号と同一の符号を用いて示している。
携帯電子機器104は、処理装置140と、ディスプレイ142と、操作入力装置144と、マイクロフォン146と、スピーカ148と、USBコントローラ150と、BTコントローラ152と、広域無線装置154と、GPS(Global Positioning System)装置156と、不揮発性メモリ158と、コネクタ160と、を有している。
ディスプレイ142は、例えば液晶表示装置(LCD、Liquid Crystal Display)により構成され、地図などの視覚情報を表示する。
操作入力装置144は、ディスプレイ142に出力された表示等に対してユーザがデータ入力等の入力操作を行うため装置であり、例えば、ディスプレイ142の表示画面上に設けられたタッチパネルとすることができる。
マイクロフォン146及びスピーカ148は、例えば携帯電子機器104が単独で電話として機能する際に、それぞれユーザ発話の検知と受話音声の出力を行う。
USBコントローラ150は、第1の方式の通信であるUSB通信を行うための通信装置であり、携帯電子機器104が備える第1の通信装置である。USBコントローラ150は、本実施形態では、コネクタ160に接続された通信ケーブル102を介して情報提供装置100と接続される。
BTコントローラ152は、第2の方式の通信であるブルートゥース通信(BT通信)を行うための通信装置であり、携帯電子機器104が備える第2の通信装置である。
広域無線装置154は、広域無線ネットワークを介して公衆電話回線やインターネット回線と通信するための無線装置である。
GPS装置156は、携帯電子機器104の現在位置を特定するための測位情報を出力する装置であり、例えば複数のGPS衛星からGPS信号を受信して現在位置の緯度及び経度に関するデータを出力する。
不揮発性メモリ158は、例えばROMやフラッシュメモリで構成され、USB通信やBT通信を確立する際に自装置の個体識別に必要とされる固有情報(機器固有情報)が保存されている。ここで、USB通信のための機器固有情報には、例えば上述したデバイスディスクリプタが含まれ、BT通信のための機器固有情報には、例えば上述したBT機器アドレス、PINコード、及びBTプロファイルが含まれる。
処理装置140は、CPU等のプロセッサと、プログラムが書き込まれたROMやデータの一時記憶のためのRAM等で構成される記憶装置と、を有するコンピュータであり、BT通信制御ユニット300と、USB通信制御ユニット302と、認証支援ユニット304と、電話機能ユニット306と、ナビゲーション機能ユニット308と、を有している。
処理装置140が備える上記各ユニットは、コンピュータである処理装置140がプログラムを実行することにより実現される仮想マシンであり、機能実現手段である。ただし、他の実施形態として、上記各ユニットを、それぞれ個別のハードウェアとして構成することもできる。なお、コンピュータ・プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。
USB通信制御ユニット302は、USBコントローラ150の動作を制御する。USB通信制御ユニット302は、コネクタ160を介して情報提供装置100に接続されると、USB通信規格で規定されたプロトコルに従ってUSB通信を確立する。当該USB通信の確立の際に、USB通信制御ユニット302は、通常のUSB通信のプロトコルに従い、自装置である携帯電子機器104に固有の機器情報を含んだデバイスディスクリプタを、不揮発性メモリ158から読み出して通信相手である情報提供装置100へ送信する。
USB通信の確立を完了すると、USB通信制御ユニット302は、USB通信を確立した旨の通知を認証支援ユニット304へ送信する。
認証支援ユニット304は、上記USB通信を確立した旨の通知を受信すると、USB通信を介して通信相手である情報提供装置100に対して機器識別情報の送信を要求する機器情報要求信号を送信し、情報提供装置100から送信される機器識別情報を受信する。これにより、認証支援ユニット304は、通信相手が情報提供装置100であることを認識し、情報提供装置100とのUSB通信を確立した旨の通知を、ナビゲーション機能ユニット308へ送信する。
また、認証支援ユニット304は、USB通信を介して情報提供装置100から所定の要求信号である固有情報要求信号を受信すると、自装置である携帯電子機器104のBT機器アドレス、PINコード、及びBTプロファイルを含む機器固有情報を不揮発性メモリ158から読み出して、情報提供装置100へ送信する。
ナビゲーション機能ユニット308は、例えば、スマートフォンである携帯電子機器104の処理装置140がアプリケーション・プログラムを実行することにより実現される仮想マシンである。ナビゲーション機能ユニット308は、USB通信を確立した旨の通知を認証支援ユニット304から受信したことに応じて、情報提供装置100のナビゲーション支援機能ユニット210とのUSB通信を開始し、情報提供装置100が備えるヒューマン・インタフェース・デバイスであるディスプレイ112、操作入力装置114、マイクロフォン116、及び又はスピーカ118を用いてナビゲーションサービスを提供するための処理を開始する。
例えば、ナビゲーション機能ユニット308は、現在位置の緯度経度を示す情報をGPS装置156から取得して当該現在位置を特定し、特定した現在位置周辺の地図情報を、広域無線装置154を介してインターネット上の所定のサーバ(不図示)から取得する。そして、当該取得した地図情報をUSB通信により情報提供装置100へ送信する。これにより、情報提供装置100のナビゲーション支援機能ユニット210は、受信した上記地図情報をディスプレイ112に表示する。ナビゲーション機能ユニット308は、また、USB通信によりナビゲーション支援機能ユニット210へ指示して、目的設定や経路探索開始等の操作ボタンをディスプレイ112上に表示させる。
これに対し、運転者が情報提供装置100のディスプレイ112上に表示された画面にタッチ等することにより操作入力装置114を介して目的地の位置と目的地設定の指示を入力したり、経路探索の指示を入力すると、ナビゲーション支援機能ユニット210は、これらの情報を携帯電子機器104のナビゲーション機能ユニット308へ送信する。ナビゲーション機能ユニット308は、これらの情報を受信して、指示された動作を行って、動作結果(例えば、探索した経路の画像)の情報を、ナビゲーション支援機能ユニット210を介してディスプレイ112に表示する。
BT通信制御ユニット300は、BTコントローラ152の動作を制御する。BT通信制御ユニット300は、BTコントローラ152が他のBT機器からIQパケットを受信したときは、BT通信における通常のプロトコルに従って、BTコントローラ152に指示してBT機器アドレス等を含むFHSパケットを、当該IQパケットを送信したBT機器へ送信する。なお、上記BT機器アドレスは、BT通信制御ユニット300が、不揮発性メモリ158が記憶する機器固有情報を参照し、当該機器固有情報から抽出して、BTコントローラ152に与えるものとすることができる。
また、BT通信制御ユニット300は、他のBT機器から、自装置のBT機器アドレスを指定したペアリングの要求を受信したときは、BT通信における通常のプロトコルに従い、BTコントローラ152に指示して当該他のBT機器とのペアリングを行う。また、通信相手であるBT機器からPINコードの送信要求を受信したときは、不揮発性メモリ158が記憶する機器固有情報を参照し、当該機器固有情報に含まれたPINコードを、当該BT機器へ送信する。また、BT通信制御ユニット300は、通信相手であるBT機器からリンクコードを受信したときは当該受信したリンクコードを記憶する。これにより、上記BT機器との間で当該リンクコードを用いた暗号化通信が可能となり、BT通信が確立される。
さらに、BT通信制御ユニット300は、他のBT機器とBT通信を確立したときは、その旨を電話機能ユニット306に通知する。
電話機能ユニット306は、例えば、スマートフォンである携帯電子機器104の処理装置140が、自装置に予めインストールされている組み込みプログラムを実行することにより実現される仮想マシンである。電話機能ユニット306は、広域無線装置154を介して自装置である携帯電子機器104を公衆電話回線に接続して電話機能を実現する。また、BT通信制御ユニット200が確立した情報提供装置100とのBT通信を介して、情報提供装置100のハンズフリー通話機能ユニット212との間で、ハンズフリー通話に必要な情報を交換する。
以上の構成を有する連携システム10は、車両に搭載された情報提供装置100に対し通信ケーブル102を介して携帯電子機器104が接続されると、まず、情報提供装置100と携帯電子機器104との間で第1の方式の通信であるUSB通信を確立し、当該携帯電子機器104との間で第2の方式の通信であるBT通信を確立するための、当該携帯電子機器104の個体識別に必要な固有情報であるBT機器アドレスやPINコードを含む機器固有情報を、上記確立したUSB通信を介して当該携帯電子機器104から取得する。そして、情報提供装置100は、当該取得した機器固有情報に含まれるBT機器アドレスやPINコードを用いて、携帯電子機器104との間でBT通信を確立する。
これにより、本連携システム10では、車両内に複数のスマートフォン等のBT機器が存在する場合でも、また、複数のBT機器が情報提供装置100に登録されている場合でも、情報提供装置100は、運転者の入力操作を要することなく、一のBT機器である携帯電子機器104との間で確実にペアリングを行って、BT通信を確立することができる。
このため、本連携システム10では、車載の情報提供装置100と携帯電子機器104と間の通信確立に際して運転者が行うべき設定操作を簡易化することができる。
次に、本連携システム10の動作手順について説明する。本連携システム10の動作は、情報提供装置100における機器認証処理と、携帯電子機器104における認証支援処理と、を含む。以下、これらの処理の手順を、順次説明する。
〈機器認証処理〉
まず、情報提供装置100における機器認証処理の手順を、図4に示すフロー図に従って説明する。本処理は、情報提供装置100の電源が投入された後、コネクタ126を介してUSB機器が接続されたことをUSBコントローラ120が検知したときに開始する。なお、USBコントローラ120は、USB機器を検知したときは、その旨をUSB通信制御ユニット202に通知するものとする。
処理を開始すると、まず、USB通信制御ユニット202は、USB通信規格で規定されたプロトコルに従ってUSB通信を確立する(S101)。その際、USB通信における通常のプロトコルに従って取得した通信相手のデバイスディスクリプタを記憶装置124に記憶する。また、USB通信制御ユニット202は、USB通信を確立した旨の通知を、機器認証ユニット208に送信する。
次に、機器認証ユニット208のUSB機器認証ユニット204は、記憶装置124が記憶するUSB通信の相手機器のデバイスディスクリプタを参照し、当該USB通信の相手機器が携帯電子機器104であるか否かを判断する(S102)。そして、携帯電子機器104でないときは(S102、No)、エラーメッセージをディスプレイ112に表示する等のエラー処理を行った後(S103)、処理を終了する。なお、エラー処理に代えて、情報提供装置100は、携帯電子機器104以外の上記USB通信の相手機器に応じたソフトウェアプログラムを実行して、所定の動作を行うものとすることができる。当該ソフトウェアプログラムは、コネクタ126に接続されることが想定される機器に応じて、予め情報提供装置100が備える記憶装置(例えば、記憶装置124)に記憶させておくものとすることができる。
一方、USB通信の相手機器が携帯電子機器104であるときは(S102、Yes)、USB通信を利用する所定の機能ユニット、本実施携帯ではナビゲーション支援機能ユニット210に、USB通信を確立した旨の通知を送信する(S104)。これにより、当該通知を受信したナビゲーション支援機能ユニット210は、携帯電子機器104とのUSB通信を開始し、例えば携帯電子機器104が備えるナビゲーション機能ユニット308と協働して、ディスプレイ112や操作入力装置114等のヒューマン・インタフェース・デバイスを用いて経路案内等の動作を行うことができる。
次に、USB機器認証ユニット204は、USB通信により携帯電子機器104が送信した機器情報要求信号(図5のステップS202)を受信すると(S105)、当該信号を受信したことに応じて、記憶装置124が記憶する自装置の機器識別情報を読み出して、当該読み出した機器識別情報を、USB通信により携帯電子機器104へ送信する(S106)。なお、ステップS105及びS106の処理を本処理に含めず、ステップS106の処理を、上記機器情報要求信号を受信したことに応じて本処理と並行に実行される個別の処理とすることもできる。
次に、USB機器認証ユニット204は、USB通信により携帯電子機器104へ、所定の要求信号である固有情報要求信号を送信し(S107)、当該信号を受信したことに応じて携帯電子機器104が送信する機器固有情報(図5のステップS207)を受信する(S108)。USB機器認証ユニット204は、当該受信した機器固有情報をBT機器認証ユニット206に送信する。
続いて、BT機器認証ユニット206は、USB機器認証ユニット204から受信した機器固有情報に含まれる携帯電子機器104のBT機器アドレス及びPINコードを用いて、携帯電子機器104とBT通信を確立するための処理を開始する(S109)。
そして、当該BT通信を確立できたか否か判断し(S110)、確立できたときは(S110、Yes)、BT通信を利用する所定の機能ユニット、本実施形態ではハンズフリー通話機能ユニット212に、BT通信を確立した旨の通知を送信して(S111)、処理を終了する。これにより、ハンズフリー通話機能ユニット212は、携帯電子機器104が備える電話機能ユニット306とのBT通信を開始して、ハンズフリー通話サービスを提供するための処理を開始することができる。
一方、ステップS110においてBT通信を確立できなかったときは(S110、No)、USB通信を切断し(S112)、通信エラーを通知するエラーメッセージをディスプレイ112に表示する等のエラー処理を実行して(S113)、処理を終了する。これにより、例えばコンピュータ・ウィルス等によりBT通信機能に異常を生じている携帯電子機器104との通信接続を迅速に切断して、情報提供装置100が当該ウィルスにより汚染されるのを回避することができる。なお、ステップS110におけるBT通信を確立できたか否かの判断は、BT通信制御ユニット200からBT機器認証ユニット206に送信されるBT通信の確立に成功した旨の通知又はBT通信の確立に失敗した旨の通知により判断することができる。
〈認証支援処理〉
次に、携帯電子機器104における認証支援処理の手順を、図5に示すフロー図に従って説明する。本処理は、携帯電子機器104の電源が投入された後、コネクタ160を介してUSB機器が接続されたことをUSBコントローラ150が検知したときに開始する。なお、USBコントローラ150は、USB機器を検知したときは、その旨をUSB通信制御ユニット302に通知するものとする。
処理を開始すると、まず、USB通信制御ユニット302は、USB通信規格で規定されたプロトコルに従ってUSB通信を確立した後(S201)、当該確立したUSB通信により、情報提供装置100へ機器情報要求信号を送信する(S202)。次に、USB通信制御ユニット302は、情報提供装置100が当該信号を受信したことに応じて送信する機器識別情報(図4のステップS106)を受信し(S203)、当該受信した機器識別情報に基づいて、USB通信の相手機器が情報提供装置100であるか否かを判断する(S204)。
そして、USB通信の相手機器が情報提供装置100でないときは(S204,No)、エラーメッセージをディスプレイ142に表示する等のエラー処理を行った後(S205)、処理を終了する。なお、エラー処理に代えて、携帯電子機器104は、情報提供装置100以外の上記USB通信の相手機器に応じたソフトウェアプログラムを実行して、所定の動作を行うものとすることができる。当該ソフトウェアプログラムは、コネクタ160に接続されることが想定される機器に応じて、予め携帯電子機器104が備える記憶装置(例えば、不揮発性メモリ158)に記憶させておくものとすることができる。
一方、USB通信の相手機器が情報提供装置100であるときは(S204、Yes)、USB通信を利用する所定の機能ユニット、本実施形態ではナビゲーション機能ユニット308に、情報提供装置100とのUSB通信を確立した旨の通知を送信する(S206)。これにより、ナビゲーション機能ユニット308は、情報提供装置100のナビゲーション支援機能ユニット210とのUSB通信を開始して、ナビゲーションのための処理を開始することができる。
次に、USB通信制御ユニット302は、USB通信を介して情報提供装置100が送信した所定の要求信号である固有情報要求信号(図4のステップS107)を受信し(S207)、当該信号を受信したことに応じて、不揮発性メモリ158が記憶する機器固有情報を読み出し、当該読み出した機器固有情報を情報提供装置100へ送信した後(S208)、処理を終了する。
なお、ステップS206及びS207の処理を本処理に含めず、ステップS207の処理を、上記固有情報要求信号を受信したことに応じて本処理と並行に実行される個別の処理とすることもできる。
上述した第1の実施形態に係る連携システム10では、第1の方式の通信としてUSB通信を行い、第2の方式の通信としてブルートゥース通信を行うものとしたが、これに限らず、他の方式の通信を行うものとすることができる。
例えば、第2の方式の通信として、IEEE802.11規格に従う短距離無線LAN通信(Wi−Fi認証された機器を用いる通信を含む)を行うものとし、情報提供装置100が、当該無線LAN通信に必要な携帯電子機器104のMACアドレスを含む機器固有情報を、USB通信を介して取得し、当該取得したMACアドレスに基づいて、上記無線LAN通信の接続を確立するものとすることができる。
また、例えば、第1の方式の通信として、上記IEEE802.11規格に従う短距離無線LAN通信や、HDMI(登録商標)通信を用いるものとしてもよい。第1の方式の通信としてHDMI通信を用いる場合には、当該HDMI通信が伝送する映像信号や音声信号に付加して、携帯電子機器104の機器固有情報を、携帯電子機器104から情報提供装置100に送信するものとすることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態に係る携帯電子機器連携システム(以下、連携システム)について説明する。
本連携システムでは、第1の実施形態に係る連携システム10のように、情報提供装置100が、USB通信を介して携帯電子機器104から取得した機器固有情報に基づいて自動的に携帯電子機器104とのBT通信を確立するのではなく、BT通信を確立する前に、車両内に存在するBT機器であって電話機能を備えた全てのBT機器(例えば携帯電話)のリストをディスプレイ112に表示し、ユーザである運転者に対し、どのBT機器とBT通信を確立するかを問い合わせる。そして、運転者が一のBT機器の指定(選択)を入力したことに応じて、当該指定されたBT機器とBT通信を確立する。
これにより、本連携システムの情報提供装置は、USBケーブルにより接続された携帯電子機器104と連携してナビゲーション機能等のサービスを提供しつつ、当該携帯電子機器104とは異なる他のBT機器の電話機能を用いてハンズフリー通話機能を提供することができる。
また、本連携システムでは、携帯電子機器104との間でUSB通信を確立しつつ、他のBT機器との間でBT通信を確立したときは、その後、新たに当該携帯電子機器104との間でUSB通信を確立した際には、運転者の操作を要することなく当該他のBT機器との間でBT通信を確立する。これにより、例えば携帯電子機器104によりナビゲーションを行い、他の携帯電話によりハンズフリー通話を行うというように、その機能によって携帯機器を使い分けている運転者に対しては、当該運転者の操作を要することなく、当該携帯電子機器104及び当該他の携帯電話機と情報提供装置との通信を自動的に確立して、運転者の利便性を向上することができる。
図6は、第2の実施形態に係る携帯電子機器連携システムの構成を示す図である。
本連携システム60は、情報提供装置600と、USB通信ケーブル102を介して情報提供装置600と接続される携帯電子機器104と、により構成される。なお、図6においては、図1と同じ構成要素については、図1に示す符号と同一の符号を用いて示すものとし、図1についての説明を援用する。
図7は、連携システム60を構成する情報提供装置600の構成を示す図である。なお、図7においては、図2と同じ構成要素については、図2に示す符号と同一の符号を用いて示すものとし、図2についての説明を援用する。
本情報提供装置600は、第1の実施形態に係る情報提供装置100と同様の構成を有するが、処理装置110に代えて処理装置610を備える点が異なる。
処理装置610は、処理装置110と同様に、CPU等のプロセッサとRAMやROM等の記憶装置とを有するコンピュータである。処理装置610は、処理装置110と同様の構成を有するが、BT通信制御ユニット200及び機器認証ユニット208に代えて、それぞれBT通信制御ユニット700及び機器認証ユニット708を備える点が異なる。また、機器認証ユニット708は、機器認証ユニット208と同様の構成を有するが、BT機器認証ユニット206に代えてBT機器認証ユニット706を備える点が異なる。
BT通信制御ユニット700、BT機器認証ユニット706、及び機器認証ユニット708を含め、処理装置610が備える各ユニットは、コンピュータである処理装置610がプログラムを実行することにより実現される仮想マシンであり、機能実現手段である。ただし、他の実施形態として、これらの各ユニットを、それぞれ個別のハードウェアとして構成することもできる。なお、コンピュータ・プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。
BT機器認証ユニット706は、BT機器認証ユニット206が備える機能を同様に備える。また、BT機器認証ユニット706は、さらに、BT通信制御ユニット700に対し、情報提供装置600の周囲に存在するBT機器を探索するよう指示する。
BT通信制御ユニット700は、BT通信制御ユニット200が備える機能を同様に備える。また、BT通信制御ユニット700は、さらに、BT機器認証ユニット706から上記探索の指示が与えられると、BTコントローラ122によりIQ(Inquiry)パケットをブロードキャスト送信し、当該IQパケットを受信した各BT機器からFHSパケットが送信されるのを待機する。そして、各BT機器から送信されたFHSパケットを受信すると、当該FHSパケットに含まれたBT機器アドレスに基づいて、各BT機器とペアリングを行い、各BT機器からBTプロファイルとデバイス名とを取得する。その後、BT通信制御ユニット700は、各BT機器のBT機器アドレスと、デバイス名と、BTプロファイルとを対応付けて、BT機器認証ユニット706へ送信する。
ここで、BT通信制御ユニット700がBT機器を探索する範囲は、BTコントローラ122の送信電力及び受信感度を適宜調整することにより、自車両のキャビン内に限定するものとする。
BT機器認証ユニット706は、BT通信制御ユニット700から受信した自車両内に存在する各BT機器のBTプロファイルに基づき、電話機能を有するBT機器を特定し、当該特定した各BT機器のデバイス名とBT機器アドレスとを対応付けたBT機器リストを作成して、記憶装置124に記憶する。なお、上記探索動作においては、車両内に存在するすべてのBT機器が探索されるので、上記BT機器リストには、情報提供装置600のコネクタ126に接続された携帯電子機器104も含まれることとなる。
その後、BT機器認証ユニット706は、記憶装置124に記憶したBT機器リストを参照し、当該BT機器リストに含まれる各BT機器のデバイス名から成るデバイス名リストを作成する。そして、BT機器認証ユニット706は、当該作成したデバイス名リストと共に、「ハンズフリー通話に用いる機器を選択してください」等のメッセージをディスプレイ112に表示する。
これに対し、運転者は、ハンズフリー通話に使用する一のBT機器の指定、すなわち、第2の方式の通信であるBT通信による通信接続を確立すべき通信相手についての指定を入力することができる。この指定の入力は、運転者が、例えばディスプレイ112上に表示されたデバイス名リストに含まれる所望のBT機器のデバイス名にタッチすることにより、操作入力装置114を介して当該デバイス名を入力することにより行うことができる。
BT機器認証ユニット706は、上記一のBT機器のデバイス名が入力されたことに応じて、当該入力されたデバイス名に対応するBT機器アドレスをBT通信制御ユニット200に送信し、当該BT機器アドレスを持つBT機器とのBT通信の確立を、BT通信制御ユニット200に指示する。このとき、上記入力されたデバイス名に対応するBT機器が携帯電子機器104である場合には、BT機器認証ユニット706は、USB機器認証ユニット204から受信したBT機器アドレスとPINコードを用いて、BT通信制御ユニット700に対して携帯電子機器104とのBT通信の確立を指示する。
なお、上記入力されたデバイス名に対応するBT機器が携帯電子機器104であるか否かの判断は、USB通信を確立する際にUSB通信制御ユニット202が携帯電子機器104から取得して記憶装置124に記憶したデバイスディスクリプタを参照し、当該デバイスディスクリプタに含まれるデバイス名と、上記入力されたデバイス名とを比較することにより行うことができる。
上記BT通信の確立を指示されたBT通信制御ユニット700は、与えられたBT機器アドレスを持つBT機器とBT通信を確立した後、BT通信の確立に成功した旨の通知をBT機器認証ユニット706に送信する。BT機器認証ユニット706は、当該通知を受信したことに応じて、BT通信を確立した旨の通知をハンズフリー通話機能ユニット212に通知する。
また、BT機器認証ユニット706は、上記入力されたデバイス名に対応するBT機器が、コネクタ126に現在接続されている携帯電子機器104でないときは、当該携帯電子機器104のBT機器アドレスと、上記入力されたデバイス名に対応するBT機器のBT機器アドレス及びPINコードとを対応づけた機器対応情報を、記憶装置124に記憶する。
これにより、BT機器認証ユニット706は、情報提供装置600が次回に起動され、USB通信制御ユニット202が携帯電子機器104と新たにUSB通信を確立して、USB機器認証ユニット204から当該携帯電子機器104のBT機器アドレス等を受信したときには、記憶装置124に記憶された機器対応情報を参照して、当該携帯電子機器104に対応付けられたBT機器を特定し、当該BT機器と自動的にBT通信を確立することができる。
次に、本実施形態に係る情報提供装置600の機器認証処理の手順について、図8に示すフロー図に従って説明する。本処理は、情報提供装置600の電源が投入された後、コネクタ126を介してUSB機器が接続されたことをUSBコントローラ120が検知したときに開始する。なお、USBコントローラ120は、USB機器を検知したときは、その旨をUSB通信制御ユニット202に通知するものとする。
図8に示すフロー図のうち、ステップS801〜S808の処理については、図4に示すステップS101〜S108と同じであるので、図4についての説明を援用する。情報提供装置600における機器認証処理においては、ステップS808における処理の後、BT機器選択処理を実行し(S810)、車両内に存在するBT機器の探索と、当該探索されたBT機器からの運転者による一のBT機器の指定と、当該指定されたBT機器とのBT通信の確立を行って、処理を終了する。
図9は、ステップS810におけるBT機器選択処理の手順を示すフロー図である。
処理を開始すると、まず、BT機器認証ユニット706は、記憶装置124が記憶する機器対応情報を参照し、現在USB接続されている携帯電子機器104(すなわち、確立されたUSB通信により現在通信可能に接続されている携帯電子機器104)に関する機器対応情報が記憶されているか否かを判断する(S901)。この判断は、USB接続されている携帯電子機器104から取得したBT機器アドレスに基づいて、当該BT機器アドレスについての機器対応情報があるか否かにより判断することができる。
そして、BT機器認証ユニット706は、現在USB接続されている携帯電子機器104に関する機器対応情報があるときは(S901、Yes)、当該機器対応情報に示された、当該携帯電子機器104に対応付けられたBT機器のBT機器アドレスとPINコードとを用いて、当該BT機器とBT通信を確立する(S902)。続いて、BT機器認証ユニット706は、当該BT通信を利用する所定の機能ユニット、本実施形態ではハンズフリー通話機能ユニット212に、BT通信を確立した旨の通知を送信して(S908)、本処理を終了する。
一方、ステップS901において現在USB接続されている携帯電子機器104に関する機器対応情報がないときは(S901、No)、BT機器認証ユニット706は、BT通信制御ユニット200に指示して、車両内に存在するBT機器を探索し、当該探索により発見したBT機器のうち電話機能を有する全てのBT機器のBT機器アドレスとデバイス名とを対応づけたBT機器リストを記憶装置124に記憶する(S903)。
また、BT機器リストに含まれるBT機器のデバイス名のリストを作成して、ディスプレイ112に表示する(S904)。これに対し、運転者は、当該表示されたデバイス名のうちから、ハンズフリー通話に使用することを望む一のBT機器のデバイス名を指定する。この指定は、運転者が、ディスプレイ112上に表示された当該一のBT機器のデバイス名にタッチすることにより、操作入力装置114を介して入力することができる。
BT機器認証ユニット706は、一のBT機器の指定が入力されたか否かを判断し(S905)、入力されていないときは(S905、No)、ステップS905に戻って当該指定が入力されるのを待機する。一方、一のBT機器の指定が入力されたときは(S905、Yes)、当該入力により指定されたBT機器が、現在USB接続されている携帯電子機器104であるか否かを判断する(S906)。この判断は、ステップS903において作成したBT機器リストに基づき、上記指定された一のBT機器のデバイス名に対応するBT機器アドレスを特定し、当該特定したBT機器アドレスが、図8のステップS808において携帯電子機器104から取得したBT機器アドレスと一致するか否かにより行うことができる。
そして、上記指定されたBT機器が現在USB接続されている携帯電子機器104であるときは(S906、Yes)、図8のステップS808において受信した携帯電子機器104の機器固有情報に含まれるBT機器アドレスとPINコードとを用いて、当該携帯電子機器104とのBT通信を確立した後(S907)、ステップS908に処理を移す。
一方、ステップS906において、上記指定されたBT機器が現在USB接続されている携帯電子機器104でないときは(S906、No)、当該指定されたBT機器のBT機器アドレスをBT機器リストから特定し、当該BT機器アドレスを用いて当該指定されたBT機器とのBT通信を確立する(S909)。なお、このBT通信の確立に必要なPINコードは、例えば、当該BT機器とのペアリング後に、当該BT機器から取得するものとすることができる。
続いて、BT機器認証ユニット706は、現在USB接続されている携帯電子機器104と上記指定されたBT機器とを対応付ける機器対応情報を作成して記憶装置124に記憶した後(S910)、ステップS909に処理を移す。
以上、説明したように、第1及び第2の実施形態に係る連携システムでは、情報提供装置と携帯電子機器とが、共に第1の方式の通信(例えば、USB通信)を行う通信装置(120、150)と第2の方式の通信(例えば、ブルートゥース通信)を行う通信装置(122、152)とを備え、情報提供装置は、携帯電子機器との間で通信接続が確立された第1の方式の通信を行う第1の通信装置を介して、当該携帯電子機器との間で第2の方式の通信による通信接続を確立するための当該携帯電子機器の個体識別に必要な機器固有情報を、当該携帯電子機器から取得する。
これにより、本連携システムでは、上記異なる2つの方式の通信についての通信接続に係る、少なくとも一方の通信接続についての運転者による入力操作を不要として、携帯電子機器と車載の情報提供装置との間の通信確立に際して運転者が行うべき設定操作を簡易化することができる。
10、60・・・携帯電子機器連携システム、100、600・・・情報提供装置、102・・・通信ケーブル、104・・・携帯電子機器、110、610、140・・・処理装置、112、142・・・ディスプレイ、114,144・・・操作入力装置、116、146・・・マイクロフォン、118、148・・・スピーカ、120、150・・・USBコントローラ、122、152・・・BTコントローラ、124・・・記憶装置、126、160・・・コネクタ、154・・・広域無線装置、156・・・GPS装置、158・・・不揮発性メモリ、200、300、700・・・BT通信制御ユニット、202、302・・・USB通信制御ユニット、204・・・USB機器認証ユニット、206、706・・・BT機器認証ユニット、208、708・・・機器認証ユニット、210・・・ナビゲーション支援機能ユニット、212・・・ハンズフリー通話機能ユニット、304・・・認証支援ユニット、306・・・電話機能ユニット、308・・・ナビゲーション機能ユニット。

Claims (7)

  1. 車両の運転者に情報を提供する車載の情報提供装置と、携帯電子機器と、で構成され、前記情報提供装置を介して前記携帯電子機器の機能を利用するための携帯電子機器連携システムであって、
    前記情報提供装置と前記携帯電子機器とは、第1の方式の通信と、当該第1の方式の通信と異なる第2の方式の通信とを行うよう構成され、
    前記携帯電子機器は、
    前記第1の方式の通信を介して前記情報提供装置から利用可能な第1の機能と、
    前記第2の方式の通信を介して前記情報提供装置から利用可能な第2の機能と、
    を備え、
    前記情報提供装置は、
    前記携帯電子機器との間で通信接続が確立された第1の方式の通信を介して、前記携帯電子機器との間で前記第2の方式の通信による通信接続を確立するための、当該携帯電子機器の個体識別に必要な固有情報を、当該携帯電子機器から取得し、
    当該取得した固有情報により前記携帯電子機器との間で第2の方式の通信による通信接続を確立するよう構成され、
    前記第2の方式による通信接続の確立後に前記第1の機能と前記第2の機能がともに利用可能となり、
    前記情報提供装置は、前記取得した固有情報により前記携帯電子機器との間で前記第2の方式の通信による通信接続を確立できなかったときは、前記第1の方式の通信による通信接続を終了させる、
    携帯電子機器連携システム。
  2. 前記情報提供装置は、前記第2の方式の通信による通信接続を確立すべき通信相手についての指定が入力されたことに応じて、前記第2の方式の通信による通信接続を、前記取得した固有情報に係る前記携帯電子機器との間で確立するか、又は前記第2の方式の通信を行う他の機器との間で確立する、
    請求項1に記載の携帯電子機器連携システム。
  3. 記携帯電子機器が備える第2の機能は、ハンズフリー通話機能である
    請求項1又は2のいずれか一項に記載の携帯電子機器連携システム。
  4. 前記情報提供装置は、前記携帯電子機器と第1の方式の通信により通信接続を確立すると共に前記他の機器と前記第2の方式の通信による通信接続を確立したときは、その後、新たに当該携帯電子機器との間で前記第1の方式の通信による通信接続を確立した際には、当該他の機器との間で前記第2の方式の通信による通信接続を確立する、
    請求項に記載の携帯電子機器連携システム。
  5. 携帯電子機器と通信することにより当該携帯電子機器の機能の利用を可能とする車載の情報提供装置であって、
    第1の方式の通信を行う第1の通信装置と、
    第1の方式の通信と異なる第2の方式の通信を行う第2の通信装置と、
    前記第1及び第2の通信装置による通信を制御する処理装置と、
    を備え、
    前記処理装置は、
    第1の通信装置により前記携帯電子機器との間で前記第1の方式の通信による通信接続を確立し、
    前記携帯電子機器との間で前記第2の方式の通信による通信接続を確立するための、当該携帯電子機器の個体識別に必要な固有情報を、前記第1の通信装置により当該携帯電子機器から取得し、
    前記取得した固有情報により、前記第2の通信装置により前記携帯電子機器との間で第2の方式の通信による通信接続を確立するよう構成されており
    前記処理装置は、
    前記第2の方式による通信接続の確立後に、前記携帯電子機器が備える、前記第1の方式の通信を介して利用可能な第1の機能と前記第2の方式の通信を介して利用可能な第2の機能と、の提供を共に開始し、且つ、
    前記取得した固有情報により前記携帯電子機器との間で前記第2の方式の通信による通信接続を確立できなかったときは、前記第1の方式の通信による通信接続を終了させる、
    情報提供装置。
  6. 車両の運転者に情報を提供する車載の情報提供装置を介して、自装置が備える少なくとも第1の機能及び第2の機能の利用を可能とする携帯電子機器であって
    第1の方式の通信を行う第1の通信装置と、
    第1の方式の通信と異なる第2の方式の通信を行う第2の通信装置と、
    前記第1及び第2の通信装置による通信を制御する処理装置と、
    を備え、
    前記処理装置は、
    前記第1の通信装置により前記情報提供装置との間で前記第1の方式の通信による通信接続を確立し、
    前記第1の通信装置により前記情報提供装置から所定の要求信号を受信したことに応じて、前記情報提供装置との間で前記第2の方式の通信による通信接続を確立するための、自装置の個体識別に必要な固有情報を、前記第1の通信装置により前記情報提供装置へ送信するよう構成されており且つ、
    前記処理装置は、
    前記第1の機能を、前記第1の方式の通信を介して前記情報提供装置から利用可能とし、
    前記第2の機能を、前記第2の方式の通信を介して前記情報提供装置から利用可能とする、
    よう構成されている、
    携帯電子機器。
  7. 第1の方式の通信を行う第1の通信装置と、
    第1の方式の通信と異なる第2の方式の通信を行う第2の通信装置と、
    前記第1及び第2の通信装置による通信を制御する処理装置であるコンピュータと、
    を備える携帯電子機器の前記コンピュータに、
    前記第1の通信装置を用いて情報提供装置との間で前記第1の方式の通信による通信接続を確立するステップと、
    前記第1の通信装置により前記情報提供装置から所定の要求信号を受信したことに応じて、前記情報提供装置との間で前記第2の方式の通信による通信接続を確立するための、自装置の個体識別に必要な固有情報を、前記第1の通信装置により前記情報提供装置へ送信するステップと、
    前記携帯電子機器が備える第1の機能を、前記第1の方式の通信を介して前記情報提供装置から利用可能とするステップと、
    前記携帯電子機器が備える第2の機能を、前記第2の方式の通信を介して前記情報提供装置から利用可能とするステップと、
    を実行させるプログラム。
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