JP2013030844A - 通信システム、通信機器および制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】近距離無線通信で通信を行う通信機器を簡単に識別することができること。
【解決手段】通信システムであって、第1通信機器は、検索要求を送信し、当該検索要求を受信した第2通信機器から返信された当該第2通信機器の固有番号を含む情報を受信する第1近距離無線通信手段と、第2通信機器の固有番号を受信した後、当該第2通信機器を近距離無線通信の候補として表示する表示手段と、近距離無線通信の候補のうちの第2通信機器を選択する選択手段と、選択手段によって第2通信機器が選択されると、当該第2通信機器の固有番号に対応する報知制御を実行する第1制御手段と、を有し、第2通信機器は、検索要求を受信した後、自機の固有番号を含む情報を送信する第2近距離無線通信手段と、自機の固有番号に対応する報知制御を実行する第2制御手段と、を有すること。
【選択図】図5
【解決手段】通信システムであって、第1通信機器は、検索要求を送信し、当該検索要求を受信した第2通信機器から返信された当該第2通信機器の固有番号を含む情報を受信する第1近距離無線通信手段と、第2通信機器の固有番号を受信した後、当該第2通信機器を近距離無線通信の候補として表示する表示手段と、近距離無線通信の候補のうちの第2通信機器を選択する選択手段と、選択手段によって第2通信機器が選択されると、当該第2通信機器の固有番号に対応する報知制御を実行する第1制御手段と、を有し、第2通信機器は、検索要求を受信した後、自機の固有番号を含む情報を送信する第2近距離無線通信手段と、自機の固有番号に対応する報知制御を実行する第2制御手段と、を有すること。
【選択図】図5
Description
本発明は、近距離無線通信を行う通信機器を有する通信システム、他の通信機器と近距離無線通信を行う通信機器および制御方法に関する。
近年、携帯電話機、PDA、パーソナルコンピュータ等の電子機器には、近距離無線通信により他の電子機器と通信する機能を備えているものがある。近距離無線通信を行う通信機器は、通信を行う通信機器とペアリング処理を行い、その後所望のデータの送受信を実行する。また、特許文献1には、無線通信による遠隔制御システムにおいて、遠隔制御装置が、ペアリングを実行することで通信対象の電子機器を特定することが記載されている。
通信機器は、近距離無線通信を行う際に、まず通信を希望する通信機器を特定した上で、特定した通信機器との通信を開始する。また、通信機器は、近距離無線通信可能な範囲内に通信機器が複数ある場合、複数の通信機器のうちから通信を希望する通信機器を特定する必要がある。しかし、複数の通信機器から通信を希望する通信機器を特定するのは困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、近距離無線通信を希望する通信機器を容易に特定することができる通信システム、通信機器および制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1通信機器と、前記第1通信機器と近距離無線通信が可能な第2通信機器と、を備える通信システムであって、前記第1通信機器は、検索要求を送信し、当該検索要求を受信した前記第2通信機器から返信された当該第2通信機器の固有番号を含む情報を受信する第1近距離無線通信手段と、前記第2通信機器の固有番号を受信した後、当該第2通信機器を前記近距離無線通信の候補として表示する表示手段と、前記近距離無線通信の候補のうちの前記第2通信機器を選択する選択手段と、前記選択手段によって前記第2通信機器が選択されると、当該第2通信機器の固有番号に対応する報知制御を実行する第1制御手段と、を有し、前記第2通信機器は、前記検索要求を受信した後、自機の固有番号を含む情報を送信する第2近距離無線通信手段と、前記自機の固有番号に対応する報知制御を実行する第2制御手段と、を有することを特徴とする。
また、前記固有番号に対応する報知制御は、当該固有番号の一部に基づいて決定されることが好ましい。
また、前記第2制御手段は、前記第2近距離無線通信手段で前記検索要求を受信したとき、前記自機の固有番号に対応する報知制御を決定することが好ましい。
また、前記第1制御手段は、前記選択された第2通信機器が近距離無線通信相手として決定すると、前記第1近距離無線通信手段により当該第2通信機器に対して通信接続要求を送信し、前記第2制御手段は、前記通信接続要求を受信すると、前記自機の固有番号に対応する報知制御を終了することが好ましい。
また、前記第2制御手段は、所定時間以内に前記通信接続要求を受信しない場合、前記固有番号に対応する報知制御を終了することが好ましい。
また、前記通信接続要求はペアリング要求であることが好ましい。
また、前記近距離無線通信は、Bluetooth方式を用いた通信であることが好ましい。
また、前記第1通信機器及び前記第2通信機器は、さらに照明部を有し、前記固有番号に対応する報知制御は、当該固有番号に対応する報知方式を決定し、当該決定した報知方式により前記照明部を点滅させる制御であることが好ましい。
また、前記照明部は、それぞれ異なる色を発光する2つの発光素子を有し、前記報知方式は、前記2つの発光素子のいずれか又は両方の点灯又は点滅を含むことが好ましい。
また、前記報知制御は、前記表示手段により実行することが好ましい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、他の通信機器と近距離無線通信可能な通信機器であって、検索要求を送信し、当該検索要求を受信した前記他の通信機器から返信された当該他の通信機器の固有番号を含む情報を受信する近距離無線通信手段と、前記他の通信機器の固有番号を受信した後、当該他の通信機器を前記近距離無線通信の候補として表示する表示手段と、前記近距離無線通信の候補のうちの前記他の通信機器を選択する選択手段と、前記選択手段によって前記他の通信機器が選択されると、当該他の通信機器の固有番号に対応する報知制御を実行する制御手段と、を有することを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、他の通信機器と近距離無線通信可能な通信機器であって、前記他の通信機器から検索要求を受信した後、自機の固有番号を含む情報を送信する近距離無線通信手段と、前記自機の固有番号に対応する報知制御を実行する制御手段と、を有することを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1通信機器と第2通信機器との間で行われる近距離無線通信を制御する制御方法であって、前記第1通信機器から送信された検索要求を前記第2通信機器が受信するステップと、前記第2通信機器から返信された当該第2通信機器の固有番号を含む情報を前記第1通信機器が受信するステップと、前記第2通信機器の固有番号を受信した後、当該第2通信機器を前記近距離無線通信の候補として表示するステップと、前記近距離無線通信の候補のうちの前記第2通信機器が選択されると、当該第2通信機器の固有番号に対応する報知制御を実行するステップと、前記第2通信機器が、前記自機の固有番号に対応する報知制御を実行するステップと、を有することを特徴とする。
本発明にかかる通信システム、通信機器および制御方法は、近距離無線通信で通信を行う通信機器を簡単に識別することができるという効果を奏する。
以下、本発明を、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下においては、通信機器の一例として携帯電話、ワイヤレスヘッドホン、ワイヤレスキーボード、パーソナルコンピュータを例として説明するが、本発明の適用対象は携帯電話、ワイヤレスヘッドホン、ワイヤレスキーボード、パーソナルコンピュータに限定されるものではなく、近距離無線通信機能を備える種々の通信機器に用いることができる。例えば、通信機器としては、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、パーソナルコンピュータ、ゲーム機等に対しても本発明は適用できる。さらに、ワイヤレスマウス、プリンター、サーバ等の近距離無線通信機能を備える通信機器にも用いることができる。
図1は、本発明の携帯電話を有する本発明の通信システムの概略構成を示す説明図である。図1に示す通信システム1は、複数のパーソナルコンピュータ6a、6b、6cと、複数のワイヤレスヘッドホン8a、8b、8cと、複数のワイヤレスキーボード9a、9bと、複数の携帯電話10、10a、10bとで構成されている。
パーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)6a、6b、6cは、近距離無線通信機能を備える、出力機器である。また、ワイヤレスヘッドホン8a、8b、8cは、近距離無線通信機能を備える出力機器である。ワイヤレスヘッドホン8a、8b、8cは、携帯電話10と近距離無線通信を行い、通信を行っている携帯電話10から近距離無線通信で受信したデータを音声として出力することで、通信している携帯電話10の出力機器となる。ワイヤレスキーボード9a、9bは、近距離無線通信機能を備える入力機器である。ワイヤレスキーボード9a、9bは、携帯電話10と近距離無線通信を行い、入力された操作の情報を送信することで、通信している携帯電話10の入力機器となる。また、ワイヤレスヘッドホン8a、8b、8c、ワイヤレスキーボード9a、9bは、それぞれ後述する発光部58を備えている。
携帯電話10、10a、10bは、近距離無線通信を行う通信機器である。なお、携帯電話10、10a、10bは、公衆通信網を介しての通信を実行でき、音声信号等の信号を公衆通信網に送信し、公衆通信網から音声信号等の信号を受信する。また、それぞれの携帯電話10、10a、10bには、それぞれ電話番号、固有番号が割り当てられ、記憶されている。携帯電話10、10a、10bの構成については、後ほど説明する。
通信システム1は、以上のような構成である。通信システム1は、携帯電話10と近距離無線通信が可能な各種通信機器とで構成されている。携帯電話10は、近距離無線通信機能により、複数のパーソナルコンピュータ6a、6b、6cと、複数のワイヤレスヘッドホン8a、8b、8cと、複数のキーボード9a、9b、複数の携帯電話10a、10bのそれぞれと、情報の送受信を行うことができる。つまり、通信システム1は、携帯電話(第1通信機器)10と、携帯電話10が近距離無線通信をできる領域内にあり、かつ、近距離無線通信機能を有する通信機器(第2通信機器)と、で構成される。なお、通信システム1を構成する携帯電話10以外の通信機器の数は特に限定されない。また、通信機器の種類も携帯通信機器、ワイヤレスヘッドホン、ワイヤレスキーボード、PCには限定されない。
次に、携帯電話10、10a、10bについて説明する。なお、携帯電話10と携帯電話10aと携帯電話10bとは、筐体の形状が異なるが内部構成は、基本的に同様の装置構成である。以下、携帯電話10を用いて説明する。
図2は、本発明の電子機器の一実施形態である携帯電話10の外観を示す正面図である。携帯電話10は、筐体11を有する。携帯電話10は、筐体11の表面に、タッチパネル12と、ボタン30、ボタン32および入力デバイス34からなる入力部13と、レシーバ17と、マイク18と、第1LED40Aおよび第2LED40Bからなる発光部40と、が配置されている。
タッチパネル12は、文字、図形、画像等を表示するとともに、指、スタイラス、ペン等(以下、単に「指」という)を用いてタッチパネル12に対して行われる各種動作を検出する。例えば、携帯電話10は、利用者から文字の入力を受け付けるために、タッチパネル12上に仮想キーボードを表示させる。携帯電話10は、タッチパネル12上に仮想キーボードを表示させた状態で、指によってタッチパネル12に入力される各種動作を検出し、仮想キーボードのどのキーが接触されたかを検出し、接触を検出したキーを入力したキーとすることで、文字入力を行うことができる。また、タッチパネル12は、文字の入力によらず、表示させている画像と、指によってタッチパネル12に対して行われる各種動作とに基づいて、各種操作の入力を検出し、入力された操作に基づいて各種制御を行う。
入力部13は、ボタン30、32が押下された場合に、押下されたボタンに対応する機能を起動させる。また、入力部13は、入力デバイス34に入力された動作も操作として検出し、入力された操作に基づいて各種制御を行う。例えば、入力デバイス34は、方向指示操作や決定操作を検出する。入力デバイス34は、タッチパッド、光学式入力デバイス、四方および中央にボタンを備える入力デバイス等で構成される。
次に、携帯電話10の機能と制御部との関係を説明する。図3は、図2に示す携帯電話10の機能の概略構成を示すブロック図である。図3に示すように携帯電話10は、タッチパネル12と、入力部13と、電源部15と、通信部16と、レシーバ17と、マイク18と、記憶部19と、制御部(第1制御手段)20と、近距離無線通信部(第1近距離無線通信手段)24と、発光部(照明部)40と、を有する。
タッチパネル12は、表示部(表示手段)12Bと、表示部12Bに重畳されたタッチセンサ(操作手段)12Aと、を有する。タッチセンサ12Aは、指によってタッチパネル12に対して行われた各種動作を、動作が行われた位置とともに検出する。タッチセンサ12Aによって検出される動作には、指をタップする動作、スワイプする動作や、指をリリースする動作が含まれる。なお、タッチセンサ12Aは、感圧式、静電容量式等のいずれの検出方式を採用してもよい。表示部12Bは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD、Liquid Crystal Display)や、有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネル等で構成され、文字、図形、画像等を表示する。
入力部(操作手段)13は、上述したようにボタン30、32と、入力デバイス34とを有する。ボタン30、32は、物理的な入力(押下)を通じて利用者の操作を受け付け、受け付けた操作に対応する信号を制御部20へ送信する。入力デバイス34は、利用者により受け付けた操作に対応する信号を制御部20へ送信する。
電源部15は、蓄電池または外部電源から得られる電力を、制御部20を含む携帯電話10の各機能部へ供給する。通信部16は、基地局によって割り当てられるチャネルを介し、基地局との間でCDMA方式等による無線信号回線を確立し、基地局との間で電話通信および情報通信を行う。レシーバ17は、電話通信における相手側の音声や着信音等を出力する。マイク18は、利用者等の音声を入力する。
記憶部19は、例えば、メモリや磁気記憶装置であり、制御部20での処理に利用されるプログラムやデータを保存する。記憶部19は、制御部20の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。記憶部19は、半導体記憶デバイス、及び磁気記憶デバイス等の任意の記憶デバイスを含んでよい。記憶部19は、複数の種類の記憶デバイスを含んでよい。また、記憶部19は、メモリカード等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。
記憶部19は、近距離無線通信部24を用いて他の通信機器と情報の送受信を行うための近距離無線通信プログラム19Aや、近距離無線通信部24を用いて他の通信機器と通信を開始する処理の際に、選択している通信機器を示す情報を報知する方法を決定する点灯パターン(報知方式)決定プログラム19Bや、決定した点灯パターンに基づいて点灯(報知制御)を実行する報知制御プログラム19Cや、各種プログラムを実行する際に用いる各種条件を対応付けた処理条件テーブル19D、自機の固有番号(例えば、MACアドレス(Media Access Control address))、自機のデバイス名等の機器情報19Eと、を記憶する。また、記憶部19には、携帯電話10の基本的な機能を実現するオペレーティングシステムプログラムや、氏名、電話番号、メールアドレス等が登録されたアドレス帳データ等の他のプログラムやデータも記憶される。また、記憶部19には、タッチパネル12に入力された入力操作に基づいて制御を決定するプログラム等も記憶される。なお、制御とは、携帯電話10で実行する各種動作、処理が含まれ、例えば、カーソル、ポインタの移動、画面の表示切換、文字入力処理、各種アプリケーションの起動処理、終了処理がある。
制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、携帯電話10の動作を統括的に制御する。具体的には、制御部20は、記憶部19に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、記憶部19に記憶されているプログラムを実行して、タッチパネル12、入力部13、通信部16、近距離無線通信部24等を制御することによって各種処理を実行する。制御部20は、記憶部19に記憶されているプログラムや、処理を実行することによって取得/生成/加工されたデータを、一時的な記憶領域を提供する記憶部19に必要に応じて展開する。なお、制御部20が実行するプログラムや参照するデータは、通信部16による無線通信でサーバ装置からダウンロードすることとしてもよい。
近距離無線通信部24は、近距離無線通信技術を用いて、近距離通信可能な他の通信機器と通信を行う通信部(情報通信部)である。なお、近距離無線通信技術としては、赤外線通信(IrDA(登録商標)、IrMC(登録商標)、IrSimple(登録商標))や、可視光通信や、Bluetooth(登録商標)や、磁界通信(RFID、Radio Frequency Identification)技術を用いることができる。
発光部40は、携帯電話10の動作状態に応じて発光される発光機構であり、第1LED40Aと第2LED40Bとを有する。第1LED40Aと、第2LED40Bとは、それぞれ異なる色の光を出力する発光ダイオードである。例えば、第1LED40Aは、青色の光を出力し、第2LED40Bは、赤色の光を出力する。なお、本実施形態の発光部40は、発行素子としてLEDを用いたが、少なくとも2つ以上の発光素子を備えており、少なくとも2箇所で互いに異なる色を出力する構成であればよく、発光素子はLEDに限定されない。
次に、図4を用いて、携帯電話10と近距離無線通信機能で通信を行う通信機器(第2通信機器)の機能の概略構成について説明する。なお、図4では、通信システム1を構成する第2通信機器のうち、ワイヤレスヘッドホン8aについて説明する。図4は、図1に示すワイヤレスヘッドホンの機能の概略構成を示すブロック図である。図4に示すようにワイヤレスヘッドホン8aは、利用者が頭部に装着する音声出力機器であり、スピーカ52と、近距離無線通信部(第2近距離無線通信手段)54と、電源部56と、発光部58と、記憶部59と、制御部(第2制御手段)60と、を有する。
スピーカ52は、近距離通信機能を用いた通信で取得した音(音声、音楽)等を出力する。近距離無線通信部54は、近距離無線通信技術を用いて、近距離通信可能な他の通信機器と通信を行う通信部(情報通信部)である。電源部56は、蓄電池または外部電源から得られる電力を、制御部20を含むワイヤレスヘッドホン8aの各機能部へ供給する。
発光部58は、ワイヤレスヘッドホン8aの動作状態に応じて発光される発光機構であり、第1LED58Aと第2LED58Bとを有する。第1LED58Aと、第2LED58Bとは、それぞれ異なる色の光を出力する発光ダイオードである。例えば、第1LED58Aは、青色の光を出力し、第2LED58Bは、赤色の光を出力する。なお、本実施形態の発光部58は、発行素子としてLEDを用いたが、少なくとも2つ以上の発光素子を備えており、少なくとも2箇所で互いに異なる色を出力する構成であればよく、発光素子はLEDに限定されない。
記憶部59は、例えば、不揮発性メモリや磁気記憶装置であり、制御部60での処理に利用されるプログラムやデータを保存する。また、記憶部59は、制御部60の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。記憶部59は、半導体記憶デバイス、及び磁気記憶デバイス等の任意の記憶デバイスを含んでよい。また、記憶部59は、複数の種類の記憶デバイスを含んでよい。また、記憶部59は、メモリカード等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。
記憶部59は、自機の固有番号、自機のデバイス名等の機器情報59Aと、近距離無線通信部54を用いて他の通信機器と情報の送受信を行うための近距離無線通信プログラム59Bや、近距離無線通信部54を用いて他の通信機器と通信を開始する処理の際に、選択している通信機器を示す情報を報知する方法を決定する点灯パターン決定プログラム59Cや、決定した点灯パターンに基づいて点灯(報知制御)を実行する報知制御プログラム59Dを記憶する。また、記憶部59には、音声出力を制御する音声出力制御プログラム等の他のプログラムやデータも記憶される。
制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、ワイヤレスヘッドホン8aの動作を統括的に制御する。具体的には、制御部60は、記憶部59に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、記憶部59に記憶されているプログラムを実行して、スピーカ52、近距離無線通信部54等を制御することによって各種処理を実行する。制御部60は、記憶部59に記憶されているプログラムや、処理を実行することによって取得/生成/加工されたデータを、一時的な記憶領域を提供する記憶部59に必要に応じて展開する。
次に、図5から図8を用いて、通信システム1及び携帯電話10の動作について説明する。ここで、以下の説明では、携帯電話10が通信可能な通信機器からワイヤレスヘッドホン8aを通信相手として選択する場合の例として説明する。図5は、通信システムの処理動作を説明するための説明図である。図6は、携帯電話の処理動作を説明するための説明図である。図7は、携帯電話の処理動作の一例を示すフロー図である。図8は、通信機器の処理動作の一例を示すフロー図である。
まず、図5および図6を用いて、通信システム1での近距離無線通信のペアリング処理について説明する。図5は、携帯電話10が近距離無線通信の開始の要求を送信する通信機器となり、他の通信機器が近距離無線通信の開始の要求を受信する通信機器となる例を示している。また、図5では、通信システム1に含まれる通信機器のうち、携帯電話10と、ワイヤレスヘッドホン8a、8bのみを示すが、携帯電話10と近距離無線通信が可能な範囲内にある、PC6a、6b、6c、ワイヤレスヘッドホン8c、ワイヤレスキーボード9a、9b、携帯電話10a、10bもワイヤレスヘッドホン8a、8bと同様の処理を実行する。
通信システム1の携帯電話10は、近距離無線通信を開始する操作が入力されると、まずステップS1として、周囲の通信機器に検索要求を出力(送信)する。つまり、携帯電話10は、近距離無線通信部24により近距離無線通信の通信信号が到達する範囲内に検索要求を出力する。検索要求は、携帯電話10が近距離無線通信による通信可能な範囲内にいる通信機器を検索する信号である。
通信システム1のワイヤレスヘッドホン8a、8bは、携帯電話10から出力された検索要求を受信した場合、ステップS2として、検索要求に応答する。具体的には、ワイヤレスヘッドホン8a、8bは、ステップS2として、近距離無線通信部54により、携帯電話10に自機の固有番号(MACアドレス)を送信する。
携帯電話10は、ステップS2で他の通信機器からそれぞれの固有番号の情報を受信した場合、ステップS3として、受信した固有番号の情報に基づいて点灯パターンを計算する。また、ワイヤレスヘッドホン8a、8bは、ステップS2で固有番号を送信したら、ステップS4として自機の固有番号に基づいて点灯パターンを計算する。なお、固有番号に基づいた点灯パターンの計算は、固有番号に対応する点灯規則が共通の規則として設定されており、設定されている規則と固有番号とに基づいて実行される。また、ワイヤレスヘッドホン8a、8bは、ステップS4の処理を予め実行しておいてもよい。また、通信システム1は、ステップS3の処理とステップS4の処理を並行して実行することができる。
携帯電話10は、ステップS3で点灯パターンを計算した後、ステップS5として、固有番号を受信した通信機器にデバイス名取得要求を出力(送信)する。ワイヤレスヘッドホン8a、8bは、携帯電話10から出力されたデバイス名取得要求を受信した場合、ステップS6として、アドレス取得要求に応答する。具体的には、ワイヤレスヘッドホン8a、8bは、ステップS6として、近距離無線通信部54により、携帯電話10に自機のデバイス名を送信する。なお、ワイヤレスヘッドホン8a、8bは、同一の機種であるため、デバイス名は同一(本実施形態では、F14)となる。
ワイヤレスヘッドホン8a、8bは、ステップS6でデバイス名を送信した後、ステップS7として、発光部58を点灯させる。具体的には、ワイヤレスヘッドホン8a、8bは、それぞれステップS4で算出した点灯パターン(ワイヤレスヘッドホン8aは、パターン(5)、ワイヤレスヘッドホン8bは、パターン(4))で、発光部58の第1LED58Aと第2LED58Bとを点灯させる。
携帯電話10は、ステップS6で各通信機器からデバイス名の応答を受信した場合、ステップS8として、機器選択操作を検出する。具体的には、携帯電話10は、表示部12Bに図6に示す画面70を表示する。図6に示す画面70は、機器リスト表示領域72を有する。機器リスト表示領域72は、ステップS6で受信したデバイス名、つまり、携帯電話10と近距離無線通信が可能な範囲にあり、固有番号とデバイス名の情報を受信した通信機器のデバイス名を表示させている。また、機器リスト表示領域72は、複数のデバイス名のうちいずれのデバイスを選択した状態であるかを示すカーソル76も表示されている。図6は、機器リスト表示領域72の上から5番目に表示された「F14」をカーソル76が選択した状態を示している。
携帯電話10は、ステップS8で機器選択操作を検出した場合、ステップS9として、発光部の点灯処理を開始する。携帯電話10は、カーソル76で指定している通信機器に対応した点灯パターンを発光部40の第1LED40A、第2LED40Bによって点灯させる。つまり、携帯電話10は、カーソル76で指定している通信機器(本実施形態では、5番目に表示されたデバイス名F14の通信機器)の固有番号に対応した点灯パターンで、第1LED40Aと第2LED40Bとをそれぞれ点灯、消灯させる。なお、携帯電話10は、カーソル76を移動させる操作が入力された場合、操作に基づいてカーソル76を移動させ、移動したカーソル76が指定する通信端末の固有番号に対応する点灯パターンを発光部40によって点灯させる。
携帯電話10は、ステップS8の機器選択処理操作を実行している状態で、ステップS10として、決定操作を検出した場合、ステップS11として、決定された1つの通信機器に対してペアリング要求を送信する。決定操作としては、図6に示すようにカーソル76が通信を希望する通信機器にあっている状態で、決定ボタンを入力する操作がある。また、本実施形態の携帯電話10は、ステップS11でワイヤレスヘッドホン8aにペアリング要求を送信し、他の通信機器にはペアリング要求を送信しない。
ワイヤレスヘッドホン8aは、ステップS11でペアリングを受信した場合、ステップS12として発光部58を消灯する。つまり、ワイヤレスヘッドホン8aは、発光部58でのLEDの点灯を停止する。ワイヤレスヘッドホン8aは、ステップS11でペアリング要求を受信したら、携帯電話10とのペアリング処理を実行し、携帯電話10と近距離無線通信で種々のデータを送受信可能な状態とする。携帯電話10とワイヤレスヘッドホン8aとは、ペアリング処理が完了したら、近距離無線通信によって種々の情報を送受信することが可能な状態に移行し、本処理を終了する。
また、ワイヤレスヘッドホン8bは、ステップS7で発光部58での点灯を開始してから所定時間が経過した場合、ステップS13として、発光部58を消灯する。また、ワイヤレスヘッドホン8bは、携帯電話10によって通信相手先として選択されなかったと判定し、本処理を終了する。
次に、図7を用いて、図5に示す通信システム1の処理のうち、携帯電話10の処理、つまり、通信相手を選択する側の通信機器の処理についてより詳細に説明する。図7に示す処理手順は、近距離無線通信プログラム19A、報知点灯パターン決定プログラム19B、報知制御プログラム19Cが提供する機能に基づいて繰り返し実行される。より具体的には、近距離通信プログラム19Aが提供する機能(通信機能)により取得した各種検出結果に基づいて報知点灯パターン決定プログラム19Bが提供する機能(点灯パターン決定機能)を実行し、報知点灯パターン決定プログラム19Bで決定した報知方法に基づいて報知制御プログラム19Cが提供する機能(報知制御機能)を実行する。
まず、近距離無線通信を行う指示が入力されたら、携帯電話10の制御部20は、ステップS20として近距離無線通信部24を起動させる。その後、制御部20は、ステップS22として、検索要求(周辺機器検索要求)を出力する。なお、制御部20は、通信可能な領域内にある他の通信機器が検索要求を受信できるように、所定の出力で検索要求を出力する。
制御部20は、ステップS22で検索要求を出力したら、ステップS24として識別情報(固有番号)を受信する。つまり、検索要求を受信した通信機器から出力された固有番号を受信する。制御部20は、ステップS24で固有番号を受信したら、ステップS26として、固有番号毎に点灯パターンを決定する。つまり、予め決められた規則に基づいて、通信機器の固有番号毎の点灯パターンを決定する。
制御部20は、ステップS26で点灯パターンを決定したら、ステップS28として、ステップS24で識別情報を受信した通信機器に対して、デバイス名取得要求を出力する。制御部20は、ステップS28でデバイス名取得要求を出力したら、ステップS30としてデバイス名を取得する。つまり、制御部20は、デバイス名取得要求を受信した通信機器から出力された各通信機器のデバイス名の情報を受信する。制御部20は、ステップS30でデバイス名を取得したら、ステップS32として選択画面を表示させる。つまり、制御部20は、図6に示す画面のように、受信したデバイス名に基づいて近距離無線通信の通信相手として選択可能な通信機器の一覧を表示させる。つまり、制御部20は、識別情報およびデバイス名を受信し、通信可能(ペアリング可能)と判定した通信機器の情報を一覧として、表示部12Bに表示させる。また、制御部20は、選択している通信機器を示すカーソルも表示部12Bに表示させる。
制御部20は、ステップS32で選択画面を表示させたら、ステップS34として、選択操作、つまりカーソルをどの機器に合わせるかを選択する操作を検出する。なお、制御部20は、ステップS34で一定時間操作を検出しない場合は、そのままステップS36に進んでもよい。制御部20は、ステップ34で選択操作を検出したら、ステップS36として、選択された機器(通信機器)に対応する点灯を開始する。つまり、制御部20は、選択された機器(通信機器)に対応する点灯パターンで発光部40を点灯させる処理を開始する。
制御部20は、ステップS36で選択している機器に基づいた点灯パターンで発光部40を点灯させたら、ステップS38として、決定操作ありかを判定する。ここで、決定操作とは、カーソルで選択している通信機器を近距離無線通信の通信相手として決定する操作である。制御部20は、ステップS38で決定操作なし(No)と判定した場合、ステップS34に進み、ステップS34とステップS36の処理を実行する。制御部20は、ステップS38で決定操作あり(Yes)と判定した場合、ステップS40として、ペアリング要求を出力し、本処理を終了する。
次に、図8を用いて、図5に示す通信システム1の処理のうち、ワイヤレスヘッドホン8a、8b等の携帯電話10以外の通信機器の処理、つまり、通信相手として選択される側の通信機器(第2通信機器)の処理についてより詳細に説明する。図8に示す処理手順は、近距離無線通信プログラム59B、点灯パターン(報知方式)決定プログラム59C、報知制御プログラム59Dが提供する機能に基づいて繰り返し実行される。より具体的には、近距離通信プログラム59Bが提供する機能(通信機能)により取得した各種検出結果に基づいて点灯パターン決定プログラム59Cが提供する機能(報知方式決定機能)を実行し、点灯パターン決定プログラム59Cで決定した報知方法に基づいて報知制御プログラム59Dが提供する機能(報知制御機能)を実行する。なお、第2通信機器は、同様の処理を実行するが、以下、代表して上述したワイヤレスヘッドホン8a、8bの処理の場合を説明する。
まず、近距離無線通信を行う指示が入力されたら、制御部60は、ステップS50として近距離無線通信部54を起動させる。その後、制御部60は、ステップS52として、検索要求(周辺機器検索要求)を受信する。なお、制御部60は、近距離無線通信部54は、利用者の操作により起動するようにしても常時起動した状態としてもよい。
制御部60は、ステップS52で検索要求を受信したら、ステップS54として固有番号を出力する。つまり、検索要求を出力した携帯電話10に向けて自機の固有番号を含む情報を出力する。制御部60は、ステップS54で固有番号を送信したら、ステップS56として、自機の固有番号(識別情報)に基づいて点灯パターンを決定する。つまり、予め決められた規則と自機の固有番号とに基づいて、点灯パターンを決定する。なお、点灯パターンは、予め算出して決定しておいてもよい。
制御部60は、ステップS56で点灯パターンを決定したら、ステップS58として、デバイス名取得要求を受信する。制御部60は、ステップS58でデバイス名取得要求を受信したら、ステップS60としてデバイス名を送信する。つまり、制御部60は、デバイス名取得要求を出力した通信機器に対して、自機の通信機器のデバイス名の情報を送信する。制御部60は、ステップS60でデバイス名を送信したら、ステップS62として、点灯表示を開始する。つまり制御部60は、ステップS56で決定した点灯パターンで発光部58を点灯させる処理を開始する。
制御部60は、ステップS62で点灯表示を開始したら、ステップS64として、ペアリング要求があるか、つまりペアリング要求を受信したかを判定する。制御部60は、ペアリング要求あり、つまりペアリング要求受信した(Yes)と判定した場合、ステップS66としてペアリング処理を実行し、ステップS70に進む。なお、ペアリング処理は、本処理とは別の処理として実行し、制御部60は、ペアリング要求受信した(Yes)と判定した場合、そのままステップS70に進むようにしてもよい。
制御部60は、ペアリング要求なし、つまりペアリング要求受信していない(No)と判定した場合、ステップS68として、所定時間経過したか、つまり閾値時間≦経過時間であるかを判定する。制御部60は、ステップ68で所定時間経過していない(No)つまり、閾値時間>経過時間であると判定した場合、ステップS64に進み、ステップS64の処理を実行する。制御部60は、ステップS68で所定時間経過している(Yes)、つまり閾値時間≦経過時間であると判定したら、ステップS70に進む。制御部60は、ステップS68でYesと判定した場合、ステップS66の処理を実行した場合、ステップS70として点灯終了処理、つまり発光部での点灯パターンの表示を終了させる処理を実行し、本処理を終了する。
これにより、ユーザは、カーソルを合わせる通信機器を選択し、表示される点灯と各通信機器の発光部で点灯している点灯とを比較し、一致する点灯の通信機器を見つけるのみで、複数表示されている接続可能な通信機器の中から当該通信を行いたい通信機器を特定することができる。これにより、ユーザは、簡単な操作で通信機器を特定することができ、固有番号や機種を確認する手間をなくすことができる。また、選択する通信機器を切り換えるだけで自機に表示させる点灯パターンを切り換えることができるため、ユーザは、比較対象の通信機器を簡単に切り換えることができる。
また、通信システム1は、近距離無線通信の際に各個体を識別するために別々の番号が付されている固有番号を用いることで、各通信機器の点灯パターンを異なる点灯パターンとすることができる。これにより、通信機器を確実に識別することができる。また、通信システム1は、近距離無線通信に使用する固有番号を用いて点灯パターンを決定するため、新たに特殊な情報を送受信する必要がないため、送信に使用する情報を増加させることなく、処理を実行することができる。これにより、処理の負荷の増加を抑制しつつ、複数表示されている接続可能な通信機器の中から当該通信を行いたい通信機器を特定することができる。
また、通信システム1は、発光部に表示、出力させる点灯で識別することで、各通信機器が他の用途のために備えている機能を用いて、点灯させることができる。つまり、表示部を備えていない通信機器であっても近距離無線通信の状態や電源のON/OFFを示すための発光部で点灯させることができる。これにより、通信システム1に新たな装置を追加することなく、識別することが可能となる。なお、上記実施形態では、通信機器に発光部を備えている構成としたが、通信機器が発光部を備えておらず、かつ表示部を備えている場合、表示部に発光部に対応する画像を表示させることで、つまり第1LEDと第2LEDに対応する2つの発光領域を表示させることで、点灯パターンを表示させることができる。つまり、通信システムは、点灯パターンを表示、点灯させる照明部としては、LED等の発光素子を備える発光部や液晶ディスプレイ等の画像表示機構を備える表示部を用いることができる。
また、通信システム1の通信機器は、上記実施形態のように、ペアリング要求を受信した場合、発光部の点灯を停止させることで、消費エネルギの増加を抑制することができる。また、通信システム1の通信機器は、上記実施形態のように、ペアリング要求を受信しない状態で所定時間が経過した場合、発光部の点灯を停止させることで、消費エネルギの増加を抑制することができる。
ここで、通信システム1は、固有番号に対応する点灯パターンによる点灯は、予め規則を設定しておけば、どのような表示規則としてもよい。ここで、点灯パターンは、固有番号の一部のみにより決定することが好ましい。例えば、固有番号の下位の3バイト分の情報のみに基づいて点灯パターンを決定することが好ましい。このように、点灯パターンを固有番号の一部のみに基づいて決定することで、点灯パターンが必要以上に長くなることを抑制できる。また、利用者は、デバイス名に基づいて対象の通信機器を特定できるため、固有番号の一部のみを用いた場合でも、特定できない通信機器(同機種の通信機器)の中から所望の通信機器を識別することは可能となる。また、固有番号の上位の桁は、製造メーカや機種等、デバイス名で一定程度の識別が可能な情報であるため、下位の3バイトを用いることで、短時間で識別に必要な点灯パターンを表示させることができる。ここで、点灯パターンとしては、例えば、固有番号が「88:14:60:12:34:56」であり、下位の3バイトの情報のみを使用する場合、「12」から第1LED58Aを1秒、第2LED58Bを2秒点灯させ、「34」から第1LED58Aを3秒、第2LED58Bを4秒点灯させ、「56」から第1LED58Aを5秒、第2LED58Bを6秒点灯させる点灯パターンとする。これにより、第1LED58Aを1秒、3秒、5秒の順で点灯させ、第2LED58Bを2秒、4秒、6秒の順で点灯させる。なお、消灯の時間(点灯の間隔)も予め設定した規則に基づいて算出する。
また、通信システム1は、点灯パターンによる点灯を一回実行させた場合、一定時間(例えば10秒)消灯させた後、該点灯パターンによる点灯を再度実行させることが好ましい。これにより、点灯の開始タイミングが特定することができ、比較が容易となる。また、通信システム1は、携帯電話10から他の通信機器に点灯開始タイミングの指示を出力するようにしてもよい。例えば、携帯電話10は、カーソルの移動を検出し、点灯させる通信機器が切り換えられたことを検出した場合、他の通信機器に一定時間の経過後(自機の表示部12Bに点灯を開始する時点)を開始タイミングとする指示を出力するようにしてもよい。これにより、通信機器の識別をより容易にすることができる。
また、通信機器は、上述した通信相手先を選択する通信機器(第1通信機器)と、通信相手先に選択される通信機器(第2通信機器)との両方の機能を備え、使用に応じて、いずれの通信機器としても使用できることが好ましいが、いずれか一方の機能のみを備えていてもよい。また、通信システム1は、上述したように、近距離無線通信として種々の通信を用いることができるが、Bluetooth(登録商標)方式を用いた通信とすることが好ましい。Bluetooth(登録商標)方式を用いた通信で近距離無線通信を実行することで、より広範囲の通信機器との通信が可能となる。また、広範囲の通信機器が通信相手の対象となった場合でも、上述したシステムを用いることで、通信対象の通信機器を簡単かつ確実に特定することができる。
なお、上記の説明により本発明が限定されるものではない。また、上記の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
1 通信システム
6a、6b、6c PC
8a、8b、8c ワイヤレスヘッドホン
9a、9b ワイヤレスキーボード
10、10a、10b 携帯電話
11 筐体
12 タッチパネル
12A タッチセンサ
12B 表示部
13 入力部
15、56 電源部
16 通信部
17 レシーバ
18 マイク
19、59 記憶部
19A、59B 近距離無線通信プログラム
19B、59C 点灯パターン決定プログラム
19C、59D 報知制御プログラム
19D 処理条件テーブル
19E、59A 機器情報
20、60 制御部
24、54 近距離無線通信部
30、32 ボタン
34 入力デバイス
52 スピーカ
58 発光部
58a 第1LED
58b 第2LED
6a、6b、6c PC
8a、8b、8c ワイヤレスヘッドホン
9a、9b ワイヤレスキーボード
10、10a、10b 携帯電話
11 筐体
12 タッチパネル
12A タッチセンサ
12B 表示部
13 入力部
15、56 電源部
16 通信部
17 レシーバ
18 マイク
19、59 記憶部
19A、59B 近距離無線通信プログラム
19B、59C 点灯パターン決定プログラム
19C、59D 報知制御プログラム
19D 処理条件テーブル
19E、59A 機器情報
20、60 制御部
24、54 近距離無線通信部
30、32 ボタン
34 入力デバイス
52 スピーカ
58 発光部
58a 第1LED
58b 第2LED
Claims (13)
- 第1通信機器と、前記第1通信機器と近距離無線通信が可能な第2通信機器と、を備える通信システムであって、
前記第1通信機器は、
検索要求を送信し、当該検索要求を受信した前記第2通信機器から返信された当該第2通信機器の固有番号を含む情報を受信する第1近距離無線通信手段と、
前記第2通信機器の固有番号を受信した後、当該第2通信機器を前記近距離無線通信の候補として表示する表示手段と、
前記近距離無線通信の候補のうちの前記第2通信機器を選択する選択手段と、
前記選択手段によって前記第2通信機器が選択されると、当該第2通信機器の固有番号に対応する報知制御を実行する第1制御手段と、を有し、
前記第2通信機器は、
前記検索要求を受信した後、自機の固有番号を含む情報を送信する第2近距離無線通信手段と、
前記自機の固有番号に対応する報知制御を実行する第2制御手段と、
を有することを特徴とする通信システム。 - 前記固有番号に対応する報知制御は、当該固有番号の一部に基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 前記第2制御手段は、前記第2近距離無線通信手段で前記検索要求を受信したとき、前記自機の固有番号に対応する報知制御を決定することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
- 前記第1制御手段は、前記選択された第2通信機器が近距離無線通信相手として決定すると、前記第1近距離無線通信手段により当該第2通信機器に対して通信接続要求を送信し、
前記第2制御手段は、前記通信接続要求を受信すると、前記自機の固有番号に対応する報知制御を終了することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の通信システム。 - 前記第2制御手段は、所定時間以内に前記通信接続要求を受信しない場合、前記固有番号に対応する報知制御を終了することを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
- 前記通信接続要求はペアリング要求であることを特徴とする請求項4または5に記載の通信システム。
- 前記近距離無線通信は、Bluetooth方式を用いた通信であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の通信システム。
- 前記第1通信機器及び前記第2通信機器は、さらに照明部を有し、
前記固有番号に対応する報知制御は、当該固有番号に対応する報知方式を決定し、当該決定した報知方式により前記照明部を点滅させる制御であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の通信システム。 - 前記照明部は、それぞれ異なる色を発光する2つの発光素子を有し、
前記報知方式は、前記2つの発光素子のいずれか又は両方の点灯又は点滅を含むことを特徴とする請求項8に記載の通信システム。 - 前記報知制御は、前記表示手段により実行することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の通信システム。
- 他の通信機器と近距離無線通信可能な通信機器であって、
検索要求を送信し、当該検索要求を受信した前記他の通信機器から返信された当該他の通信機器の固有番号を含む情報を受信する近距離無線通信手段と、
前記他の通信機器の固有番号を受信した後、当該他の通信機器を前記近距離無線通信の候補として表示する表示手段と、
前記近距離無線通信の候補のうちの前記他の通信機器を選択する選択手段と、
前記選択手段によって前記他の通信機器が選択されると、当該他の通信機器の固有番号に対応する報知制御を実行する制御手段と、を有することを特徴とする通信機器。 - 他の通信機器と近距離無線通信可能な通信機器であって、
前記他の通信機器から検索要求を受信した後、自機の固有番号を含む情報を送信する近距離無線通信手段と、
前記自機の固有番号に対応する報知制御を実行する制御手段と、を有することを特徴とする通信機器。 - 第1通信機器と第2通信機器との間で行われる近距離無線通信を制御する制御方法であって、
前記第1通信機器から送信された検索要求を前記第2通信機器が受信するステップと、
前記第2通信機器から返信された当該第2通信機器の固有番号を含む情報を前記第1通信機器が受信するステップと、
前記第2通信機器の固有番号を受信した後、当該第2通信機器を前記近距離無線通信の候補として表示するステップと、
前記近距離無線通信の候補のうちの前記第2通信機器が選択されると、当該第2通信機器の固有番号に対応する報知制御を実行するステップと、
前記第2通信機器が、前記自機の固有番号に対応する報知制御を実行するステップと、を有することを特徴とする制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011163640A JP2013030844A (ja) | 2011-07-26 | 2011-07-26 | 通信システム、通信機器および制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011163640A JP2013030844A (ja) | 2011-07-26 | 2011-07-26 | 通信システム、通信機器および制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013030844A true JP2013030844A (ja) | 2013-02-07 |
Family
ID=47787507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011163640A Withdrawn JP2013030844A (ja) | 2011-07-26 | 2011-07-26 | 通信システム、通信機器および制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013030844A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015008382A (ja) * | 2013-06-25 | 2015-01-15 | 本田技研工業株式会社 | 携帯電子機器連携システム、情報提供装置、携帯電子機器、及び携帯電子機器用プログラム |
JP2015022445A (ja) * | 2013-07-17 | 2015-02-02 | 東芝テック株式会社 | 端末装置、情報処理装置およびプログラム |
JP2015176445A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | 富士通フロンテック株式会社 | ホスト機器、無線接続システム、無線接続された機器間の視認方法及びプログラム |
-
2011
- 2011-07-26 JP JP2011163640A patent/JP2013030844A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015008382A (ja) * | 2013-06-25 | 2015-01-15 | 本田技研工業株式会社 | 携帯電子機器連携システム、情報提供装置、携帯電子機器、及び携帯電子機器用プログラム |
JP2015022445A (ja) * | 2013-07-17 | 2015-02-02 | 東芝テック株式会社 | 端末装置、情報処理装置およびプログラム |
JP2015176445A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | 富士通フロンテック株式会社 | ホスト機器、無線接続システム、無線接続された機器間の視認方法及びプログラム |
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20141007 |