JP6062293B2 - ハンズフリー通話装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

ハンズフリー通話装置及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6062293B2
JP6062293B2 JP2013054188A JP2013054188A JP6062293B2 JP 6062293 B2 JP6062293 B2 JP 6062293B2 JP 2013054188 A JP2013054188 A JP 2013054188A JP 2013054188 A JP2013054188 A JP 2013054188A JP 6062293 B2 JP6062293 B2 JP 6062293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection
wireless communication
mobile phone
hands
nfc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013054188A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014179932A (ja
Inventor
吉田 一夫
一夫 吉田
正人 細岡
正人 細岡
健一 下田
健一 下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2013054188A priority Critical patent/JP6062293B2/ja
Publication of JP2014179932A publication Critical patent/JP2014179932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6062293B2 publication Critical patent/JP6062293B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)

Description

本発明は、移動電話機を用いてハンズフリー通話機能を提供するハンズフリー通話装置に関するものである。
移動電話機を用いたユーザの通話形態としてハンズフリー通話と呼ばれる形態がある。
ハンズフリー通話とは、電話機を用いた通話を、送話音声の入力と受話音声の出力に電話機外部のマイクとスピーカを用いて行うものである。ここで、受話音声を出力するスピーカと、送話音声をピックアップするマイクを備え、以上のようなハンズフリー通話の機能を移動電話機(「携帯電話」とも呼称される)に付加する装置はハンズフリー通話装置と呼ばれており、主として、自動車内に設置され、運転中のユーザが、移動電話機を用いたハンズフリー通話を行えるようにするために用いられている。
そして、このようなハンズフリー通話装置に関する技術としては、移動電話機との接続に無線PANの一種であるBluetooth(登録商標)を用いる技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
また、2つの装置間でBluetoothによる接続を確立する技術としては、一方の装置が、NFC(Near Field Communication)によってBluetoothによる接続に必要なアドレスやセキュリティ情報などの接続情報を他方の装置より取得すると共に、取得した接続情報を用いて他方の装置との間のBluetoothによる接続を確立する技術が知られている(たとえば、特許文献2)。
特開2008-98767号公報 特開2011-151745号公報
ハンズフリー通話装置において移動電話機との接続にBluetoothを用いる場合、移動電話機に着信した呼についてハンズフリー通話を行うときには、ハンズフリー通話の開始に先だって、移動電話機とハンズフリー通話装置のBluetoothによる接続の完了と、ユーザの着信した呼への応答の意思の確認とを行う必要がある。
そして、このために、ハンズフリー通話装置とのBluetoothによる接続が完了していない移動電話機に着信した呼についてのハンズフリー通話を開始するまでには、比較的長時間を要すると共に、ユーザの煩雑な操作が必要となっていた。
そこで、本発明は、ハンズフリー通話装置との間のハンズフリー通話に利用する通信の接続が完了していない移動電話機に着信した呼についてのハンズフリー通話を、ユーザが容易かつ速やかに行えるようにすることを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、ハンズフリー通話機能をユーザに提供するハンズフリー通話装置に、NFC(near field communication)を行うNFC装置と、無線通信を行う無線通信装置と、前記NFC装置との間のNFCの接続が確立した、当該NFCで受信した接続情報を用いて前記無線通信の接続を確立する機能を備えた移動電話機に当該ハンズフリー通話装置との間の前記無線通信の接続を確立するための接続情報を、前記NFCを介して送信する接続情報送信手段と、前記無線通信を介して接続した前記移動電話機を用いて、前記ハンズフリー通話機能をユーザに提供するハンズフリー制御手段とを備え、前記ハンズフリー制御手段において、前記無線通信装置との間の無線通信の接続を新たなに確立した移動電話機が、当該移動電話機に着信中に接続を確立した前記NFCで受信した接続情報を用いて当該無線通信の接続を確立した移動電話機である場合に、前記移動電話機に前記着信に対する応答を行わせ、前記無線通信装置との間の無線通信の接続が既に確立している移動電話機に着信したときに、ユーザに対して応答の要否を問い合わせ、応答要を指示された場合に、前記移動電話機に前記着信に対する応答を行わせるようにしたものである。
ここで、このようなハンズフリー通話装置は、前記ハンズフリー制御手段において、前記NFCで受信した接続情報を用いて当該無線通信の新たに接続を確立した移動電話機が着信中であった場合に、当該移動電話機が、当該移動電話機に着信中に接続を確立した前記NFCで受信した接続情報を用いて当該無線通信の接続を確立した移動電話機であると判定して、前記移動電話機に前記着信に対する応答を行わせるように構成してもよい。
また、これらのようなハンズフリー通話装置には、前記無線通信装置との間の無線通信の接続が確立している移動電話機の数が所定の上限数に達している状態で、前記無線通信装置との間の無線通信の接続を確立しようとする前記移動電話機が発生したときに、接続を確立しようとする前記移動電話機が、当該移動電話機に着信中に接続を確立した前記NFCで受信した接続情報を用いて当該無線通信の接続を確立しようとするものである場合に、既存の移動電話機との間の無線通信の接続を解除して、当該移動電話機との間の無線通信を確立し、他の場合に当該移動電話機との間の無線通信を確立を行わない無線通信接続確立手段を設けるようにしてもよい。
なお、前記無線通信としては、たとえば、Bluetoothによる無線通信を用いることができる。
このようなハンズフリー通話装置によれば、ハンズフリー通話装置と無線通信の接続が確立していない、着信中の移動電話機がハンズフリー通話装置に近接すると、自動的に移動電話機とハンズフリー通話装置との無線通信の接続の確立と移動電話機による着信への応答とが行われ、ハンズフリー通話が開始される。よって、ユーザは、ハンズフリー通話装置と無線通信の接続が確立していない移動電話機への着信時に、移動電話機をハンズフリー通話装置に近づけるだけの容易な操作で、着信に対する応答動作などを必要とすることなく、その着信した呼について、ハンズフリー通話を速やかに開始することができるようになる。ここで、ユーザが、着信中の移動電話機をハンズフリー通話装置に近づける行為は、ユーザの着信へのハンズフリー通話による応答の意思と見なすことができるので、このように着信中の移動電話機がハンズフリー通話装置に近づけられたときに、自動的に着信への応答を行うことに支障は生じない。
以上のように、本発明によれば、ハンズフリー通話装置との間のハンズフリー通話に利用する通信の接続が完了していない移動電話機に着信した呼についてのハンズフリー通話を、ユーザが容易かつ速やかに行えるようになる。
本発明の実施形態に係るハンズフリー通話システムの構成を示すブロック図である 本発明の実施形態に係るハンズフリー通話システムの配置を示す図である。 本発明の実施形態に係るNFC通信処理とBT接続処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る着呼処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る着信通知画面を示す図である。 本発明の実施形態に係るHFP接続処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係るハンズフリー通話システムの構成を示す。
図示するように、ハンズフリー通話システムは自動車に搭載された車載装置1と、車載装置1に選択的に接続するスマートフォン2とより構成される。
そして、車載装置1は、入力装置101、表示装置102、マイクやスピーカなどを備えた音声入出力装置103、NFC(Near Field Communication)インタフェースによる通信を行うNFCモジュール104、Bluetoothインタフェースによる通信を行うBTモジュール105、車載装置1のOSであるところのオペレーティングシステム106、オペレーティングシステム106によって管理されオペレーティングシステム106上で稼働する複数のアプリケーションを備えている。
また、車載装置1は、オペレーティングシステム106上で稼働するアプリケーションとして、HFTクライアントアプリケーション107と、カーナビゲーションアプリケーションなどのその他のアプリケーション108を備えている。
また、車載装置1のオペレーティングシステム106には、NFCモジュール104を制御してNFCによる通信機能を提供するNFCドライバ1061と、BTモジュール105を制御してBluetoothを用いた通信機能を提供するBTドライバ1062とが組み込まれている。そして、HFTクライアントアプリケーション107や他のアプリケーション108は、オペレーティングシステム106を介してNFCドライバ1061やBTドライバ1062が提供する通信機能を利用してNFCやBluetoothによる通信を行うことができる。
一方、スマートフォン2は、移動電話機としての機能を備えたモバイル装置であり、図示するように、操作部201、ディスプレイ202、マイクやスピーカなどを備えた音声入出力部203、移動電話網にアクセスするための移動通信装置204、NFCインタフェースによる通信を行うNFCモジュール205、Bluetoothインタフェースによる通信を行うBTモジュール206、スマートフォン2のOSであるところのオペレーティングシステム207、オペレーティングシステム207によって管理されオペレーティングシステム207上で稼働する複数のアプリケーションを備えている。
また、スマートフォン2は、オペレーティングシステム207上で稼働するアプリケーションとして、HFTホストアプリケーション208、移動電話アプリケーション209、メディアプレイヤなどのその他のアプリケーション210を備えている。ここで、移動電話アプリケーション209は、移動通信装置204や音声入出力部203や操作部201を用いた移動電話機能を提供するアプリケーションである。
また、スマートフォン2のオペレーティングシステム207には、NFCモジュール205を制御してNFCによる通信機能を提供するNFCドライバ2071と、BTモジュール206を制御してBluetoothを用いた通信機能を提供するBTドライバ2072とが組み込まれている。そして、HFTホストアプリケーション208や他のアプリケーションは、オペレーティングシステム207を介してNFCドライバ2071やBTドライバ2072が提供する通信機能を利用してNFCやBluetoothによる通信を行うことができる。
ただし、車載装置1は、ハードウエア的には、CPUやメモリなどを備えたコンピュータを用いて構成されるものであり、オペレーティングシステム106や、各アプリケーション107、108などは、当該コンピュータが、所定のコンピュータプログラムを実行することにより実現されるものである。また、同様に、スマートフォン2は、ハードウエア的には、CPUやメモリなどを備えたコンピュータを用いて構成されるものあり、オペレーティングシステム207や、各アプリケーション208-210などは、当該コンピュータが、所定のコンピュータプログラムを実行することにより実現されるものである。
さて、このような構成において、車載装置1のオペレーティングシステム106のBTドライバ1062と、スマートフォン2のオペレーティングシステム207のBTドライバ2072は、Bluetoothの通信を利用したハンズフリー通話を実現するための仕様であるHFP(Hands-Free Profile)に対応している。
そして、このようなHFPを利用して、スマートフォン2のHFTホストアプリケーション208と車載装置1のHFTクライアントアプリケーション107は、Bluetoothの通信接続上に、HFP接続を確立し、以下のHFT制御動作を行うことにより車載装置1のユーザにハンズフリー通話機能を提供する。
すなわち、HFT制御動作において、車載装置1のHFTクライアントアプリケーション107は、入力装置101から入力されるユーザ操作や、スマートフォン2の移動通信装置204の通信状態に応じてスマートフォン2のHFTホストアプリケーション208からHFP接続を介して通知される着呼通知や呼切断通知などの状態情報に応じて、スマートフォン2の移動通信装置204の発呼動作や着呼応答動作や呼切断動作などの呼制御動作やその他の各種通信動作の制御を、HFP接続を介して、スマートフォン2のHFTホストアプリケーション208に実行させる。
また、このような呼制御動作によって呼が確立されたならば、スマートフォン2のHFTホストアプリケーション208と車載装置1のHFTクライアントアプリケーション107は、通話処理を実行する。当該通話処理では、スマートフォン2のHFTホストアプリケーション208は、移動通信装置204を介して通話相手の電話機から受信した音声を受信音声信号として、車載装置1のHFTクライアントアプリケーション107にHFP接続を介して送る。また、車載装置1のHFTクライアントアプリケーション107は、受け取った受信音声信号を音声入出力装置103からユーザに対して出力する。また、車載装置1のHFTクライアントアプリケーション107は、音声入出力装置103から入力するユーザが発話した音声信号を、送信音声信号としてスマートフォン2のHFTホストアプリケーション208にHFP接続を介して送り、HFTホストアプリケーション208は、受け取った送信音声信号を、移動通信装置204を介して通話相手の電話機に送信する。
さて、ここで図2aに示すように、車載装置1は、自動車のダッシュボードに表示装置102の表示面が露出するように配置される。
また、車載装置1のNFCモジュール104のNFCの通信用のアンテナは表示装置102の近辺に設けられており、図示するように、スマートフォン2を車載装置1の表示装置102の表示面に近づけると、車載装置1のNFCモジュール104とスマートフォン2のNFCモジュール205とのNFCの通信が自動的に開始される。
なお、図2bに示すように、Bluetoothによる通信は、車載装置1とスマートフォン2とが比較的離れた位置にある場合にも実行可能である。
以下、このようなハンズフリー通話システムにおいて、NFCを利用して、ユーザのハンズフリー通話の開始操作を容易化する動作について説明する。
まず、車載装置1のNFCドライバ1061が行うNFC通信処理について説明する。
図3aに、NFC通信処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、車載装置1のNFCドライバ1061は、図2aに示すようにスマートフォン2を車載装置1の表示装置102の表示面に近づけられ、スマートフォン2とのNFCの通信が開始すると(ステップ302)、車載装置1とBluetoothの通信を接続するために必要な情報(Bluetoothのデバイスアドレスや、Bluetoothの機器認証用のペアリングコードまたはパスコードまたはPINコード)をBT接続情報としてNFCの通信によりスマートフォン2に送信する(ステップ304)。
そして、スマートフォン2よりスマートフォン2の識別情報と、スマートフォン2の着信中(呼び出し中)、通話中、待ち受け中などの現在の移動通信装置204の通信状態とを含む端末情報を受信し(ステップ306)、受信した端末情報をNFC接続端末情報としてHFTクライアントアプリケーション107に通知する(ステップ308)。ここで、スマートフォン2のNFCドライバ2071は、移動通信装置204の通信状態を取得する機能を備えており、NFCの通信の接続が確立した他の装置に上述のように取得した通信情報を含む端末情報を送信する。
そして、BTドライバ1062のBT接続処理を起動し(ステップ310)、ステップ302からの処理に戻る。
次に、以上のNFC通信処理のステップ310で起動されるBTドライバ1062のBT接続処理について説明する。
図3bに、BTドライバ1062が行うBT接続処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、所定のタイムアウト時間を設定したタイマをスタートする(ステップ352)。
そして、Bluetoothによる通信が可能な他の装置であるBTスレーブを探索するBTスレーブ探索処理を開始する(ステップ354)。
そして、BTスレーブの発見の発生と(ステップ356)、タイマのタイムアウトの発生を監視する(ステップ358)。
そして、BTスレーブが発見されたならば、BTスレーブとペアリングに必要な情報を送受しながらBTスレーブを認証しBluetoothの通信を接続するペアリング処理を行う(ステップ360)。
ここで、発見されたBTスレーブが、図3aのNFC通信処理で車載装置1より送信されるBT接続情報を受信しているスマートフォン2である場合、当該スマートフォン2は、受信したBT接続情報を用いて、ペアリングに必要な情報を車載装置1と送受し、車載装置1との間のペアリングを成功させる。
そして、ペアリングが失敗した場合には(ステップ362)、ステップ356、358の監視に戻り、ペアリングが成功した場合には(ステップ362)、サービス接続処理を実行し(ステップ364)、ステップ356、358の監視に戻る。
ここで、サービス接続処理では、ペアリングが成功した両装置が備えているサービス(プロファイル)の探索や、両装置が備える対応するサービス間の接続を確立する。ここで、車載装置1とスマートフォン2の間では、両者がHFPを備えているので、このサービス接続処理によって、上述したHFP接続が確立することとなる。なお、車載装置1との間でHFP接続が確立するとスマートフォン2のHFTホストアプリケーション208は、移動通信装置204の通信状態に応じて、着呼通知や呼切断通知などの状態情報のHFP接続を介した、車載装置1のHFTクライアントアプリケーション107への通知を開始する。ここで、HFP接続が確立した時点で移動通信装置204の状態が着信中(呼び出し中)である場合には、スマートフォン2のHFTホストアプリケーション208は、HFP接続が確立すると着呼通知を車載装置1のHFTクライアントアプリケーション107に通知する。
一方、タイマのタイムアウトが発生した場合には(ステップ358)、BTスレーブ探索処理を終了し(ステップ366)、BT接続処理を終了する。
次に、車載装置1のHFTクライアントアプリケーション107が行う着呼処理について説明する。
図4に、着呼処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、車載装置1のHFTクライアントアプリケーション107は、上述したNFC通信処理によってNFCドライバ1061から通知されるNFC接続端末情報の受信の発生(ステップ402)と、スマートフォン2のHFTホストアプリケーション208からの着呼通知の受信の発生(ステップ404)とを監視する。
そして、NFC接続端末情報の受信が発生した場合には(ステップ402)、タイマをスタートし(ステップ406)、ステップ402、404の監視に戻る。
一方、スマートフォン2のHFTホストアプリケーション208からの着呼通知の受信が発生した場合には(ステップ404)、現在のタイマの値が所定時間(たとえば、1秒)以内であって、かつ、ステップ402で受信したNFC接続端末情報が、着信中を示す通信状態と、着呼通知の通知元のスマートフォン2を示す識別情報とを含むものであるかどうかを調べ(ステップ408)、そうでない場合にはステップ410に進み、そうである場合には、ステップ420に進む。
ただし、ステップ408は、簡易的には、現在のタイマの値が所定時間(たとえば、1秒)以内であって、かつ、ステップ402で受信したNFC接続端末情報が着呼通知の通知元のスマートフォン2を示す識別情報とを含むものである場合にステップ420に進み、他の場合にステップ410に進むものとしてもよい。また、この場合には、スマートフォン2のNFCドライバ2071において送信する端末情報に通信状態を含めないようにしてよい。
次に、以上のようにステップ410に進んだならば、図5に示すような着呼通知画面500を表示装置102に表示する。ここで、着呼通知画面500には、発呼元を示す発呼元の電話番号などの情報を表示する。また、着呼通知画面500には、応答ボタン510と拒否ボタン511が設けられており、これらのボタンの操作によって、ユーザの着呼に対する応答操作と応答拒否操作とを受け付ける。
そして、着呼通知画面500を表示したならば(ステップ410)、スマートフォン2のHFTホストアプリケーション208からの呼切断通知の受信の発生(ステップ412)と、拒否ボタン511による応答拒否操作の発生(ステップ414)と、応答ボタン510による応答操作の発生(ステップ416)とを監視する。
そして、スマートフォン2のHFTホストアプリケーション208からの呼切断通知の受信が発生した場合には(ステップ412)、着信通知画面の表示を消去して(ステップ424)、ステップ402からの処理に戻る。
また、拒否ボタン511による応答拒否操作が発生した場合には(ステップ414)、スマートフォン2のHFTホストアプリケーション208を介して移動通信装置204の着呼に対する呼切断動作を制御し(ステップ418)、着信通知画面の表示を消去して(ステップ424)、ステップ402からの処理に戻る。
一方、応答ボタン510による応答操作が発生した場合には(ステップ416)、ステップ420に進む。
そして、以上のようにしてステップ408またはステップ416からステップ420に進んだならば、スマートフォン2のHFTホストアプリケーション208介して移動通信装置204の着呼に対する着呼応答動作を制御する。そして、上述した通話処理を開始することによりハンズフリー通話を開始し(ステップ422)、着信通知画面の表示を消去して(ステップ424)、ステップ402からの処理に戻る。
以上、本発明の実施形態について説明した。
このようなハンズフリー通話システムによれば、車載装置1とBluetoothの接続が確立していない、着信中のスマートフォン2が車載装置1に近づけられると、自動的にスマートフォン2と車載装置1とBluetoothの接続の確立とスマートフォン2による着信への応答とが行われ、ハンズフリー通話が開始される。よって、ユーザは、車載装置1とのBluetoothの接続が確立していないスマートフォン2への着信時に、スマートフォン2を車載装置1に近づけるだけの容易な操作で、着信に対する特別な応答動作などを必要とすることなく、その着信した呼について、ハンズフリー通話を速やかに開始することができるようになる。ここで、ユーザが、着信中のスマートフォン2を車載装置1に近づける行為、または、着信中のスマートフォン2と車載装置1のBluetoothの接続を行おうとする行為は、ユーザの着信へのハンズフリー通話による応答の意思と見なすことができるので、このように着信中のスマートフォン2が車載装置1に近づけられたときに、自動的に着信への応答を行うことに支障は生じない。
ところで、以上の実施形態における図3bのBT接続処理のステップ364で行うサービス接続処理におけるHFP接続の確立は、車載装置1のHFP接続数の上限が設定されている場合には、以下のようにして行うようにしてもよい。
すなわち、図3aに示したNFC通信処理のステップ310において、NFCドライバ1061は、起動したBTドライバ1062のBT接続処理に、ステップ306で取得した端末情報を通知するようにする。
そして、車載装置1のBTドライバ1062は、BT接続処理のステップ362で行うサービス接続処理のサービスの探索により、ペアリングが完了した他の装置にHFPが発見されたならば、当該他の装置を対象装置として、図6に示すHFP接続処理を行う。
そして、図示するように、このHFP接続処理において、車載装置1のBTドライバ1062は、現在確立している既存のHFP接続数が上限値N未満であるかどうかを調べ(ステップ602)、上限値N未満であれば、対象装置との間のHFP接続を確立し(ステップ604)、HFP接続処理を終了する。
一方、既存のHFP接続数が上限値Nであれば(ステップ602)、対象装置が、上述のようにしてNFC通信処理から通知された端末情報に含まれる識別情報が示すスマートフォン2、すなわち、NFC通信を利用してBluetooth接続を確立したスマートフォン2であって、かつ、端末情報に含まれる通信状態が着信中を示しているかどうかを調べる(ステップ606)。
そして、NFC通信を利用してBluetooth接続を確立したスマートフォン2であり、かつ、端末情報に含まれる通信状態が着信中を示していれば(ステップ606)、既存のHFP接続を一つ解除した上で(ステップ608)、対象装置との間のHFP接続を確立し(ステップ604)、HFP接続処理を終了する。
一方、NFC通信を利用してBluetooth接続を確立したスマートフォン2でないか、端末情報に含まれる通信状態が着信中を示していなければ(ステップ606)、対象装置との間のHFP接続の確立を拒否し(ステップ610)、HFP接続処理を終了する。
このように、BTドライバ1062において、HFP接続の確立を行うことにより、ユーザが、車載装置1とBluetoothの接続が確立していないスマートフォン2への着信時に、スマートフォン2を車載装置1に近づけたときには、既存のHPF接続の数や有無に関わらずに、必ず、その着信した呼について、ハンズフリー通話が開始されることを保証することができるようになる。
なお、以上の実施形態は、スマートフォン2に代えて移動電話機能を備えた任意の携帯装置を用いる場合にも同様に適用することができる。
また、以上の実子形態は、Bluetoothに代えて、WI-FIなどの他の無線通信を用いる場合にも同様に適用することができる。
1…車載装置、2…スマートフォン、101…入力装置、102…表示装置、103…音声入出力装置、104…NFCモジュール、105…BTモジュール、106…オペレーティングシステム、107…HFTクライアントアプリケーション、201…操作部、202…ディスプレイ、203…音声入出力部、204…移動通信装置、205…NFCモジュール、206…BTモジュール、207…オペレーティングシステム、208…HFTホストアプリケーション、209…移動電話アプリケーション、1061…NFCドライバ、1062…BTドライバ、2071…NFCドライバ、2072…BTドライバ。

Claims (5)

  1. ハンズフリー通話機能をユーザに提供するハンズフリー通話装置であって、
    NFC(near field communication)を行うNFC装置と、
    無線通信を行う無線通信装置と、
    前記NFC装置との間のNFCの接続が確立した、前記NFCで受信した接続情報を用いて前記無線通信の接続を確立する機能を備えた移動電話機に、当該ハンズフリー通話装置との間の前記無線通信の接続を確立するための接続情報を、前記NFCを介して送信する接続情報送信手段と、
    前記無線通信を介して接続した前記移動電話機を用いて、前記ハンズフリー通話機能をユーザに提供するハンズフリー制御手段とを備え、
    前記ハンズフリー制御手段は、
    前記無線通信装置との間の無線通信の接続を新たに確立した移動電話機が、当該移動電話機に着信中に接続を確立した前記NFCで受信した接続情報を用いて当該無線通信の接続を確立した移動電話機である場合に、前記移動電話機に前記着信に対する応答を行わせ、
    前記無線通信装置との間の無線通信の接続が既に確立している移動電話機に着信したときに、ユーザに対して応答の要否を問い合わせ、応答要を指示された場合に、前記移動電話機に前記着信に対する応答を行わせることを特徴とするハンズフリー通話装置。
  2. 請求項1記載のハンズフリー通話装置であって、
    前記ハンズフリー制御手段は、前記NFCで受信した接続情報を用いて当該無線通信の新たに接続を確立した移動電話機が着信中であった場合に、当該移動電話機が、当該移動電話機に着信中に接続を確立した前記NFCで受信した接続情報を用いて当該無線通信の接続を確立した移動電話機であると判定して、前記移動電話機に前記着信に対する応答を行わせることを特徴とするハンズフリー通話装置。
  3. 請求項1または2記載のハンズフリー通話装置であって、
    前記無線通信装置との間の無線通信の接続が確立している移動電話機の数が所定の上限数に達している状態で、前記無線通信装置との間の無線通信の接続を確立しようとする前記移動電話機が発生したときに、接続を確立しようとする前記移動電話機が、当該移動電話機に着信中に接続を確立した前記NFCで受信した接続情報を用いて当該無線通信の接続を確立しようとするものである場合に、既存の移動電話機との間の無線通信の接続を解除して、当該移動電話機との間の無線通信を確立し、他の場合に当該移動電話機との間の無線通信を確立を行わない無線通信接続確立手段を有することを特徴とするハンズフリー通話装置。
  4. 請求項1、2または3記載のハンズフリー通話装置であって、
    前記無線通信は、Bluetoothによる無線通信であることを特徴とするハンズフリー通話装置。
  5. NFC(near field communication)を行うNFC装置と、無線通信を行う無線通信装置とを備えたコンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
    前記NFC装置との間のNFCの接続が確立した、当該NFCで受信した接続情報を用いて前記無線通信の接続を確立する機能を備えた移動電話機に当該コンピュータとの間の前記無線通信の接続を確立するための接続情報を、前記NFCを介して送信する接続情報送信手段と、
    前記無線通信を介して接続した前記移動電話機が備える移動電話機能を用いたハンズフリー通話機能をユーザに提供するハンズフリー制御手段として機能させ、
    前記ハンズフリー制御手段は、
    前記無線通信装置との間の無線通信の接続を新たに確立した移動電話機が、当該移動電話機に着信中に接続を確立した前記NFCで受信した接続情報を用いて当該無線通信の接続を確立した移動電話機である場合に、前記移動電話機に前記着信に対する応答を行わせ、
    前記無線通信装置との間の無線通信の接続が既に確立している移動電話機に着信したときに、ユーザに対して応答の要否を問い合わせ、応答要を指示された場合に、前記移動電話機に前記着信に対する応答を行わせることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2013054188A 2013-03-15 2013-03-15 ハンズフリー通話装置及びコンピュータプログラム Active JP6062293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013054188A JP6062293B2 (ja) 2013-03-15 2013-03-15 ハンズフリー通話装置及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013054188A JP6062293B2 (ja) 2013-03-15 2013-03-15 ハンズフリー通話装置及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014179932A JP2014179932A (ja) 2014-09-25
JP6062293B2 true JP6062293B2 (ja) 2017-01-18

Family

ID=51699411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013054188A Active JP6062293B2 (ja) 2013-03-15 2013-03-15 ハンズフリー通話装置及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6062293B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160292560A1 (en) 2015-04-02 2016-10-06 Mitsumi Electric Co., Ltd. Antenna apparatus and wireless communication system
CN105827844A (zh) * 2016-03-29 2016-08-03 乐视控股(北京)有限公司 来电通话处理方法和装置
CN109525717A (zh) * 2018-10-30 2019-03-26 上海与德科技有限公司 基于移动终端的来电提醒方法、系统及服务器
JP7484387B2 (ja) 2020-04-28 2024-05-16 ブラザー工業株式会社 プログラムおよび情報処理装置
CN113691674A (zh) * 2021-09-14 2021-11-23 北斗星通智联科技有限责任公司 蓝牙通话声道切换方法、装置及系统

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5245894B2 (ja) * 2009-02-16 2013-07-24 富士通モバイルコミュニケーションズ株式会社 移動通信装置
US8732319B2 (en) * 2011-06-10 2014-05-20 Qualcomm Incorporated Context awareness proximity-based establishment of wireless communication connection

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014179932A (ja) 2014-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106658359B (zh) 蓝牙连接方法、装置及通信系统
KR102373463B1 (ko) 통신 단말들간 무선 통신을 위한 방법 및 장치
RU2541913C2 (ru) Система и способ для обеспечения беспроводного сетевого соединения
KR101638606B1 (ko) 블루투스 신규 디바이스 등록 방법 및 장치
JP5801351B2 (ja) 携帯電子機器連携システム、情報提供装置、携帯電子機器、及び携帯電子機器用プログラム
JP5153893B2 (ja) 通信装置、通信システムおよび機器間接続方法
JP6062293B2 (ja) ハンズフリー通話装置及びコンピュータプログラム
JP5558988B2 (ja) 車載機
JP4225222B2 (ja) 車載ハンズフリー装置
JP5988900B2 (ja) 車載電子装置、車載システム、ハンズフリー通話プログラムおよびハンズフリー通話方法
US8503998B2 (en) Wireless communication terminal and wireless communication method
JP2010187289A (ja) ハンズフリー機能付き車載装置
WO2017128708A1 (zh) 移动终端和usb接口复用的方法、存储介质
JP5160598B2 (ja) 車載端末及びその車載端末でのペアリング方法
JP7173956B2 (ja) 通信方法、通信装置、電子機器及びコンピュータ可読記憶媒体
WO2012009352A1 (en) Application audio announcements using wireless protocols
CN107635213B (zh) 控制个人信息传输的装置、方法、介质及系统
US20150004911A1 (en) Providing profile connection notifications
KR20160033968A (ko) 차량용 영상 장치와 무선 접속하는 이동통신 단말기 및 이 방법을 실행시키기 위하여 매체에 저장된 프로그램
KR20160033970A (ko) 차량용 영상 장치와 무선 접속하는 이동통신 단말기 및 이 방법을 실행시키기 위하여 매체에 저장된 프로그램
KR102597423B1 (ko) 디지털 보조 장치를 이용한 음성 통화를 지원하는 서비스 시스템, 그 방법 및 컴퓨터 프로그램이 기록된 비휘발성 기록매체
JP5126092B2 (ja) 中継処理装置、通信端末、中継処理システム、中継処理方法、及びプログラム
CN108886556B (zh) 紧急通报装置
JP2022100074A (ja) 車載ハンズフリー装置及び通信制御方法
JP2015095809A (ja) 無線lan通信端末、車両無線lan通信システム及び無線lan回線接続制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6062293

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150