JP2011502943A5 - - Google Patents

Description

図４は、スペーサ１０６の一実施形態の一部の概略正面図である。スペーサ１０６は、細長部材１１０、側壁１２４、細長部材１１４を備えている。本実施形態においては、細長部材１１０、１１４は、波状の形をしている。いくつかの実施形態においては、細長部材１１０、１１４は、ステンレススチールなどの金属リボンであり、その金属リボンを曲げて、波状の形状にする。波状形状のいくつかの考えられる実施形態は、正弦曲線、弓状、正方形、長方形、三角形、他の好ましい形状を含む。いくつかの実施形態では、（細長部材１１０、１１４は）他の材料によって形成し、鋳造などの他の製法によって形成することも出来る。図４は、同様の波形形状の細長部材１１０、１１４を図示しているが、細長部材１１４は、細長部材１１０の波形形状よりもずっと大きな波形形状を有していてもよいし、その逆であってもよい。他の考えられる実施形態は、一枚の平面細長部材とどちらかのタイプの波形形状を有する細長部材とを組み合わせたものを含んでいる。また、他の組み合わせや配置も可能である。

側壁１２６は、第一部８０１、第二部８０３および締結機構を有する。締結機構の具体的な例は、溝付部と切欠き部を含むものである。ただし、他の実施形態においては、その他の様々な締結機構が使われる場合もある。締結機構のいくつかの代わりの例も本明細書で説明する。第一部８０１は、締結機構の一部として、切欠き部８０２を有し、細長部材１１４に結合される。第二部８０３は、締結機構のもう一つの部位として、代わりに突起部とも称する溝付き部８０４を有し、細長部材１１０に結合される。第一部８０１と第二部８０３は、締結機構を使って互いに係合して、側壁１２４を形成することが出来る。いくつかの実施形態においては、第一部８０１と第二部８０３はまた、互いに外して、細長部材１１０を細長部材１１４から分離することが出来る。

側壁１２４は、第一部８０５と第二部８０７とを含む。第一部８０５は、切欠き部８０６を有し、細長部材１１４に結合される。第二部８０７は、突起部とも称する溝付部８０８を有し、細長部材１１０に結合される。第一部８０５と第二部８０７は、互いに係合して、側壁１２６を形成することができる。いくつかの実施形態においては、第一部８０５と第二部８０７は、互いに外して、細長部材１１０を細長部材１１４から分離することができる。

図２１、図２２に示すように、いくつかの実施形態において、細長部材１１０、１１４の第一部８０３、８０１は、溝形状の凹部２１０２を有する。細長部材１１０、１１４の第二部８０５、８０７は、舌形状の凸部２１０４を有する。凹部２１０２は、凸部２１０４にカチッとはまって組み合わされ、組み立て後スペーサ１０６を形成する。いくつかの実施形態においては、凸部２１０４が凹部２１０２に押圧されて入れられたとき、摩擦により凸部２１０４と凹部２１０２が安定して保持されるように、凹部２１０２は、凸部２１０４よりも若干幅が狭くなっている。他の実施形態においては、凸部２１０４は、受け部２２１２と係合して、細長部材１１０、１１４を保持する突起２２１０（図２２に図示）を有する。

いくつかの実施形態においては、第一部８０１、８０３を第二部８０５、８０７に接続するために、ジッパー機構を使用する。いくつかの実施形態においては、ジッパーは、第一部８０１、８０３を第二部８０５、８０７から外すためにも使われる。

図２５は、細長部材１１０、細長部材１１４、側壁１２４、側壁１２６を含むスペーサ１０６の一例の断面図である。この実施形態においては、側壁１２４、１２６は、第一部２５０２、第二部２５０４を有する。第一部２５０２は凸部２５０６を有する。第二部２５０４は、凹部２５０８を有する。いくつかの実施形態においては、凹部２５０８は、溝の形状である。いくつかの実施形態においては、凸部２５０６は、舌の形状である。他の実施形態は、複数の溝と、複数の突起を含む。さらに他の考えられる実施形態は、複数の歯と、その歯を受け入れるための複数の離間した凹部を有する。

細長部材１１０、１１４は、それに限定されるわけではないが、金属やプラスチックを含む材料により形成することができる。加えて、細長部材１１０、１１４は、それに限定されるわけではないが、圧延、曲げ成形、押し出し成形法を含む様々な方法により製造することができる。いくつかの実施形態において、凸部２５０６を有する第一部２５０２は、細長部材１１４に直接形成される。第二部２５０４は、例えば、材料を細長部材１１０上に押し出し成形することにより形成される。いくつかの実施形態においては、押し出しの過程において、凹部２５０８が形成される。他の実施形態においては、凹部２５０８は、切削、穿孔、ルーティングまたは第二部２５０４の一端の表面を研削して溝を形成するなどして、形成される。第二部２５０４は、金属、プラスチック、セラミック、もしくはそれらの組み合わせなどの材料で形成される。いくつかの実施形態においては、第二部２５０４は、熱接合、超音波溶接、接着剤、もしくは別の固定材の使用などによる一つ以上の固定方法によって、細長部材１１０に固着される。

図２６は、細長部材１１０、細長部材１１４、側壁１２４、側壁１２６を有するスペーサ１０６のもう一つの例の断面図である。この実施形態においては、細長部材１１４は、平行な溝の形状の複数の凹部２６０２、２６０４を有する。側壁１２４、１２６は、側壁１２４、１２６の端部から延出する凸部２６０８、２６０６を含む。この実施形態において、凸部２６０６、２６０８は舌の形状である。凸部２６０６、２６０８は、凹部２６０２、２６０４と係合する。

Claims (6)

1. スペーサの第一側面に沿った第一縁部と、前記スペーサの第二側面に沿った第二縁部を有する第一細長部材と、
   前記スペーサの前記第一側面に沿った第一縁部と、前記スペーサの前記第二側面に沿った第二縁部を有する第二細長部材と、
   前記第一細長部材を前記第二細長部材に係合させる、押出成形された第一の側壁と、
   前記第一細長部材を前記第二細長部材に係合させる、押出成形された第二の側壁と、を有するスペーサであって、
   前記第一の側壁は、前記スペーサの前記第二側面よりも前記スペーサの前記第一側面により近い位置にあり、前記第一の側壁は、前記第一細長部材の前記第一縁部と前記第二細長部材の前記第一縁部から、ずれ距離分だけ離間し、
   押出成形された第二の側壁は、前記スペーサの第一側面よりも前記スペーサの第二側面により近い位置にあり、前記第二の側壁は、前記第一細長部材の前記第二縁部と前記第二細長部材の前記第二縁部から、ずれ距離分だけ離間することを特徴とする窓のスペーサ。
2. 前記第二細長部材は、複数の開口を有し、
   前記複数の開口の数は、第二細長部材の一メートルにつき約１００個から約１０００個の範囲内であることを特徴とする請求項１に記載の窓のスペーサ。
3. 前記第一細長部材と前記第二細長部材の少なくとも１つは、金属であることを特徴とする請求項１に記載の窓のスペーサ。
4. 前記金属は、ステンレス鋼であることを特徴とする請求項３に記載の窓のスペーサ。
5. 前記第一細長部材と前記第二細長部材の少なくとも１つはプラスチックであることを特徴とする請求項１に記載の窓のスペーサ。
6. 前記プラスチックは、熱硬化性樹脂もしくは熱可塑性高分子であることを特徴とする請求項５に記載の窓のスペーサ。