JP2016081775A - 照明装置、およびその取付構造 - Google Patents

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小泉 秀樹
Hideki Koizumi
秀樹 小泉
大野 達司
Tatsuji Ono
達司 大野
雄司 細田
Yuji Hosoda
雄司 細田
良平 藤本
Ryohei Fujimoto
良平 藤本
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Abstract

【課題】浴室の壁に設けられた取付開口に設置されても、浴室内の熱を逃がしにくい照明装置およびその取付構造を提供する。
【解決手段】本発明は、浴室1に取り付けられる照明装置2である。照明装置2は、面状発光体6と、この面状発光体6の発光方向に所定の距離離して配置された浴室側カバー9と、面状発光体6の発光部分を囲むように設けられたスペーサ5とを備える。面状発光体6とスペーサ5と浴室側カバー9とに囲まれた空間が断熱空間を形成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、一般に、照明装置、およびその取付構造、より詳細には、浴室に取り付けられる照明装置、および浴室天井に取り付けられる照明装置の取付構造に関する。
特許文献1には、従来の照明装置が開示されている。この特許文献1記載の照明装置は、基板に発光素子が取り付けられた光源を有している。この照明装置は、隣り合うパネル材を隙間を介して配置し、この隙間に光源が位置するように配置される。これにより、照明装置は、浴室内に向かって発光するように構成されている。
特開2010−275823号公報
ところで、一般に、浴室は、特許文献1にも記載されているように、パネル材の裏側に断熱材が設けられており、浴室内の温度を保つように構成される。しかしながら、特許文献1の浴室は、照明装置を取り付けるために、隣り合うパネル材の間に隙間が設けられている。このため、この隙間から浴室内の熱が外部に逃げやすく、温度が低下しやすいという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、浴室の内面に設けられた取付開口に設置されても、浴室内の熱を逃がしにくい照明装置およびその取付構造を提供することを目的とする。
本発明の照明装置は、浴室に取り付けられる照明装置であって、浴室内に向かって発光する面状発光体と、この面状発光体の発光方向に所定の距離離して配置され、当該面状発光体を浴室側から覆う浴室側カバーと、前記面状発光体と前記浴室側カバーとの間において、前記面状発光体の発光部分を囲むように設けられたスペーサとを備え、前記面状発光体と前記スペーサと前記浴室側カバーとに囲まれた空間が断熱空間を形成することを特徴とする。
本発明の照明装置の取付構造は、前記照明装置が取り付けられる取付開口を有し、上面に断熱材が敷設された浴室天井と、前記取付開口を覆うようにして取り付けられた前記照明装置とを備えていることを特徴とする。
本発明の照明装置によれば、浴室の内面に設けられた取付開口に設置されても、浴室内の熱を逃がしにくくすることができる。
本発明の照明装置の取付構造によれば、浴室内の熱を逃がしにくくすることができる。
本実施形態の照明装置の取付構造の分解斜視図である。 本実施形態の取付枠の斜視図である。 本実施形態のフレーム本体の斜視図である。 図3のA−A線断面図である。 図3のB−B線断面図である。 図3のC−C線断面図である。 本実施形態の照明装置の断面図である。 本実施形態の第1のスペーサの斜視図である。 本実施形態の第1のスペーサを取り付けた状態を示す断面図である。 本実施形態の第2のスペーサの斜視図である。 本実施形態の第2のスペーサを取り付けた状態を示す断面図である。 本実施形態の照明装置の一部を破断した斜視図である。 本実施形態の光源部の正面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
本実施形態の照明装置2は、図1に示すように、浴室1の天井に取り付けられる。この照明装置2は面状に発光し、浴室1を照明する。照明装置2は、浴室1の天井の面積のおよそ半分を占めている。すなわち、本実施形態の天井は、およそ半分が発光するように構成されている。
浴室1は、天井パネル11と、壁パネル14と、床パネル(図示せず)とを有するユニットルームにより構成される。天井パネル11は、上面に断熱材16が設けられており、壁パネル14の上端に載せられて設置されている。天井パネル11には、点検口12と、浴室乾燥機を取り付けるための取着口13とが設けられている。点検口12は、浴室1から天井裏(天井パネル11の上方)を点検するための開口である。ユーザーや作業者等は、点検口12を介して、照明装置2や浴室乾燥機の点検やメンテナンスを行うことができる。
なお、天井パネル11に設けられる断熱材16としては、ポリイソシアヌレートフォーム等の合成樹脂発泡体が例示される。
浴室1は天井を有する。本実施形態において天井は、浴室1内部の空間を形成する上面をいい、具体的には、天井パネル11の下面と、照明装置2の下面とで構成される。天井には取付開口15が設けられており、この取付開口15を通して照明できるように照明装置2が取付開口15上に取り付けられる。
取付開口15は、照明装置2を取り付けるために天井に設けられた開口である。取付開口15は、長さと幅(幅は長さよりも短い)とを有しており、これにより矩形状に形成されている。点検口12は、取付開口15の長さ方向の一方の端部側に偏った位置において、取付開口15の幅方向に並ぶように配置されている。
なお、本実施形態の取付開口15は、天井パネル11の縁と壁パネル14の縁とで構成されているが、天井パネル11に設けられた貫通口により構成されてもよい。また、取付開口15は矩形状でなくてもよい。
照明装置2は、天井パネル11および壁パネル14に取り付けられており、取付開口15を通して浴室1を照明する。照明装置2は、取付枠3と、面状発光体6と、浴室側カバー9とを備えている。
取付枠3は、面状発光体6と浴室側カバー9とを天井に固定する。本実施形態の取付枠3は、取付開口15を囲むように当該取付開口15の周縁に取り付けられる。取付枠3は、図2に示すように、平面視矩形枠状に形成されている。取付枠3は、天井パネル11と壁パネル14とを相互に連結し、これによって、天井パネル11と壁パネル14とを補強する構造材としての機能も有する。取付枠3は、フレーム本体31と、スペーサ5と、押さえ部材47とを備えている。
フレーム本体31は、図3に示すように、平面視矩形枠状をしており、取付枠3の主体を構成する。フレーム本体31は、例えば、ステンレス等の金属製材料により構成される。フレーム本体31は、一対の短フレーム33と、一対の長フレーム32とを有しており、短フレーム33と長フレーム32とが、互いに固着具で連結されて、枠組みされている。
短フレーム33の拡大断面図を図4に示す。短フレーム33は、縦面部34aと、壁固定部35aと、カバー支持部36aと、スペーサ保持部37aと、押さえ固定部41aとを備えている。縦面部34aは、取付開口15の幅方向に平行な方向に長さを有している。
壁固定部35aは、フレーム本体31を壁パネル14に連結固定する。壁固定部35aは、縦面部34aの下端から下方に突出している。壁固定部35aには、固着具を挿通するための固着具挿通孔42aが設けられている。壁固定部35aは、内側の面に壁パネル14の外面が近接するように配置され、この状態で、固着具挿通孔42aに固着具が通され、これによって、当該壁固定部35aが壁パネル14に連結される。
カバー支持部36aは、浴室側カバー9を支持する(図7参照)。カバー支持部36は、縦面部34aの下端から水平方向の内側に向かって突出している。カバー支持部36aの上面には、パッキンを介して浴室側カバー9が載置される。
スペーサ保持部37aは、スペーサ5を保持する。スペーサ保持部37aは、縦面部34aの上下方向の中間部分から水平方向の内側に向かって突出している。スペーサ保持部37aの先端には、スペーサ5を水平方向に位置決めする一対の突条40aが設けられている。
押さえ固定部41aは、面状発光体6の導光板61を上方から押さえる押さえ部材47(図7参照)を固定するための部分である。押さえ固定部41aは、縦面部34aの上端に設けられている。押さえ固定部41aには、上下方向にねじ込み可能なねじ孔43aが設けられている。
この短フレーム33の長さ方向の両端には、図3に示すように、長フレーム32が連結固定されている。本実施形態の照明装置2は、長フレーム32として、壁パネル14の上端に沿う第一フレーム44と、面状発光体6の光源部7が取り付けられる第二フレーム45とを備えている。
第一フレーム44の拡大断面図を図5に示す。第一フレーム44は、縦面部34bと、壁固定部35bと、カバー支持部36bと、スペーサ保持部37bと、押さえ固定部41bとを備えている。
縦面部34bは、取付開口15の長さ方向に平行な方向に長さを有している。縦面部34bには、短フレーム33の縦面部34aに対し、固着具を介して連結される2つの固定孔95が設けられている。この縦面部34bには、短フレーム33と同様に、壁固定部35b,カバー支持部36b,スペーサ保持部37b,押さえ固定部41bが設けられる。なお、壁固定部35b,カバー支持部36b,スペーサ保持部37b,押さえ固定部41bは、短フレーム33における構造と同じであるため、説明を省略する(以下、同じ構造には、同じ数字にアルファベットを付した符号とし、同じ構造のものをまとめて説明する場合には、数字のみの符号で示す)。
図6には、第二フレーム45の拡大断面図を示す。第二フレーム45は、第一フレーム44に対し、平行であり且つ取付開口15の幅方向に離れて配置されている。第二フレーム45は、縦面部34cと、カバー支持部36cと、スペーサ保持部37cと、光源取付部46とを備えている。
縦面部34cは、取付開口15の長さ方向に平行な方向に長さを有している。縦面部34cの長さは、対向する壁パネル14間の全長に亙って連続している。また、縦面部34cには、天井パネル11の端部が、固着具を介して連結される。
縦面部34cの下端には、カバー支持部36cが設けられる。カバー支持部36cは、水平方向に延びており、その上面が、短フレーム33のカバー支持部36aおよび第二フレーム45のカバー支持部36bの上面と同一平面上に位置する。このカバー支持部36cの下面は、天井パネル11の下面と面一となり、浴室1内に露出する。
スペーサ保持部37cは、スペーサ5を保持する。スペーサ保持部37cは、カバー支持部36cの延出方向の中間から上方に向かって突出した立設部38と、立設部38の上端に設けられた保持片39と、保持片39の先端に設けられた一対の突条40cとを備えている。
光源取付部46は、光源部7が取り付けられる部分である。光源取付部46は、縦面部34の上端に設けられている。光源取付部46は、縦面部34cの上端から、第二フレーム45側に向かって水平方向に突出している。
このような構成のフレーム本体31には、スペーサ5が取り付けられる。スペーサ5は、図7に示すように、カバー支持部36に浴室側カバー9が載置された状態で、浴室側カバー9に載置される。そして、スペーサ5の上面には、面状発光体6の導光板61が載置される。すなわち、スペーサ5は、面状発光体6と浴室側カバー9との間の距離を保つ。本実施形態の照明装置2は、スペーサ5として、第1のスペーサ51と、光源部7の取付箇所に用いられる第2のスペーサ57とを備えている。
第1のスペーサ51は、図8に示すように、下横片52aと、縦片53aと、上横片54aとを備えている。下横片52aは、浴室側カバー9の周縁部に載置される。下横片52aの先端には、L字状の脚片55aが設けられている。脚片55aの下端は、フレーム本体31のカバー支持部36の上面に当たって接するか、あるいは近接対向するように構成される。
縦片53aは、下横片52aの内側の端部から上方に向かって延出している。縦片53aの上端には、上横片54aが外側に向かって延出している。この上横片54aには、図9に示すように、面状発光体6の導光板61が載せられる。従って、縦片53aは、導光板61から浴室側カバー9までの全長に亙って設けられる。
図8に示すように、上横片54aの先端には、下方に突出した差し込み片56aが設けられている。これにより、上横片54aは断面L字状に形成される。この差し込み片56aは、フレーム本体31のスペーサ保持部37の一対の突条40a,40cに嵌まり込む。これにより、第1のスペーサ51は、フレーム本体31の所定の位置に保持される。
この第1のスペーサ51は、フレーム本体31の短フレーム33と長フレーム32(第一フレーム44,第二フレーム45)とのうち、短フレーム33と第一フレーム44に取り付けられる。第1のスペーサ51は、図9に示すように、フレーム本体31のカバー支持部36b(36a)に載置された浴室側カバー9上に、下横片52aが載置され、差し込み片56aがスペーサ保持部37b(37a)に差し込まれて取り付けられる。
第2のスペーサ57は、図10に示すように、下横片52bと、縦片53bと、上横片54bと、光源受け58とを備えている。下横片52bは、浴室側カバー9の周縁部に載置される。下横片52bの先端には、L字状の脚片55bが設けられている。脚片55bの下端は、フレーム本体31のカバー支持部36の上面に当たって接するか、あるいは近接対向する。
縦片53bは、下横片52bの内側の端部から上方に向かって延出している。縦片53bの上端には、上横片54bが外側に向かって延出している。この上横片54bには、面状発光体6の導光板61が載せられる。
下横片52bの延出方向の途中には、下方に突出した差し込み片56bが設けられる。差し込み片56bは、第二フレーム45のスペーサ保持部37cの一対の突条40cに嵌まり込む。これにより、第2のスペーサ57は、フレーム本体31の所定の位置に保持される。
光源受け58は、上横片54の延出方向の先端に設けられている。光源受け58は、上方に開口した断面U字状に形成されており、光源部7の下端が収容される。
この第2のスペーサ57は、図11に示すように、第二フレーム45に取り付けられる。第2のスペーサ57は、フレーム本体31のカバー支持部36cに載置された浴室側カバー9上に、下横片52bが載置され、差し込み片56bがスペーサ保持部37cに差し込まれて取り付けられる。
スペーサ5と浴室側カバー9との間には、パッキンが介在している。また、スペーサ5の上横片54の上面には、パッキンを介して面状発光体6の導光板61が載せられる。さらに、第1のスペーサ51と第2のスペーサ57とは、フレーム本体31に取り付けられると矩形枠状となるが、第1のスペーサ51と第2のスペーサ57とのなすコーナー部分にはパッキンが挟まれる。これにより、浴室側カバー9とスペーサ5と導光板61とで囲まれた空間は気密状態となっており、断熱空間を形成する。
面状発光体6は、浴室1内に向かって面状に発光する発光装置である。面状発光体6は、図12に示すように、導光板61と、光源部7とを備えている。なお、図中の符号91は、導光板61の上面に被せる上カバーである。
ここで、面状発光体6は、エッジライト式の面発光装置に限らず、同一平面上にLEDからなる点光源を縦横に多数配列して、面状に発光させる発光装置も含む。
導光板61は、光源部7から発せられた光を端面から取り込み、下面から出射して、室内を照明する。導光板61は、アクリルやガラスなどの透明板によって構成される。導光板61は、取付開口15の幅方向に平行な方向に幅を有し、取付開口15の長さ方向に平行な方向に長さを有し、これにより平面視矩形状に形成されている。また、導光板61は、上下方向に厚さを有している。
導光板61は、図11に示すように、入射面62と、拡散部63と、出射面64とを備えている。入射面62は、光源部7から発せられた光を導光板61内部に取り込むための端面である。入射面62は、導光板61の幅方向の一対の端面のうち、点検口12が配置される側の端面により構成される。
拡散部63は、入射面62から導光板61の内部に入射した光を拡散させ、出射面64に向かって反射させる。拡散部63は、導光板61の上面に形成される。拡散部63は、例えば、ドット状のパターンが導光板61の上面に印刷されることで形成される。
出射面64は、導光板61の内部に取り込んだ光を外部に出射させるための面である。出射面64は、導光板61の下面によって構成される。
導光板61は、図12に示すように、スペーサ5上に配置された状態で、押さえ部材47によって押さえられ、これにより取付枠3に固定される。導光板61は、取付枠3に取り付けられると、天井に設けられた取付開口15を上方から覆う。
光源部7は、取付枠3の第二フレーム45の長さ方向に沿って配置されている。光源部7は、複数の本体部71(本実施形態では3つ)を備えている。この複数の本体部71は、取付枠3の第二フレーム45に沿って直線状に配置される。
本体部71は、第二フレーム45の長さ方向に沿って延びている。本体部71は、長手方向に直角な水平方向に向かって発光するように構成されている。
本体部71は、図13に示すように、基台部72と、覆い部80と、発光部77とを備えている。基台部72は、発光部77を支持する受片73と、受片73の上端から外側に向かって突出した支持片74と、受片73の上端から内側に向かって突出した連結片76とを備えている。
発光部77は、基板78と、この基板78上に実装された複数のLED79(Light Emitting Diode)とを備えている。複数のLED79は、本体部71の長さ方向に沿って一定の間隔をおいて配置されている。この発光部77は、基台部72に取り付けられ、覆い部80によって覆われる。
覆い部80は、発光部77を側方から覆い、当該発光部77を保護する。覆い部80は、下端が受片73に連結され、上端が連結片76に連結されて取り付けられる。覆い部80は、LED79の上下両側に設けられた一対の突起81と、この突起81間に設けられた透過部82とを備える。
突起81は、覆い部80から基板78に向かって突出している。突起81の先端は、基板78に接触または近接対向している。透過部82は、透明樹脂によって構成されている。なお、覆い部80において、透過部82以外の部位は、光反射性のある樹脂材(例えば、白色の樹脂材)によって構成されている。すなわち、覆い部80は、2色成形品である。
また、覆い部80には、導光板61側に突出する押さえ突部83が設けられている。押さえ突部83は、光源部7が取付枠3に取り付けられると、導光板61を上から押さえつけるように構成されている。この押さえ突部83も白色の樹脂材によって構成される。
発光部77が発光すると、その光は、大部分が透過部82を通過して直接導光板61に入射し、一部の光が、透過部82とその他の部位との境界面および突起81に反射して導光板61に入射する。従って、本実施形態の照明装置2によれば、覆い部80によって光ロスを抑制する。
入射した光は、導光板61の内部において、全反射を繰り返し、導光板61の拡散部63に拡散反射して、出射面64から出射する。すると、導光板61の下面は面状に発光する。導光板61の出射面64から出射した光は、浴室側カバー9を透過し、浴室1内を照らす。
浴室側カバー9は、透光性を有する樹脂板である。浴室側カバー9は、図7に示すように、面状発光体6の発光方向に所定の距離離して配置されており、面状発光体6を浴室1側から覆う。浴室側カバー9の下面は、浴室1の天井(浴室1の内面)に面一となるように配置される。浴室側カバー9は、例えば、シボ加工が施された拡散板であってもよいし、透明板であってもよい。
なお、ここでいう「面一」とは、厳密な意味での面一だけでなく、外観上、面一とみなせるものであれば、同じ概念に含まれるものとする。
ところで、本実施形態の浴室は、天井パネル11の上面の全面に亙って断熱材16が貼り付けられており、浴室の温度を保つように構成されているが、取付開口の面積が天井の約半分を占めるため、従来の照明装置であればこの部分から熱が逃げやすい。
しかしながら、本実施形態の照明装置は、浴室側カバー9とスペーサ5と導光板61とで囲まれた部分が断熱空間を形成するため、取付開口を介して熱を逃げにくくすることができる。この結果、浴室側カバー9への結露の発生を抑制することもできる。
以上説明したように、本実施形態の照明装置2は、次の第1の特徴を備える。第1の特徴では、浴室1内に向かって発光する面状発光体6と、面状発光体6を浴室1側から覆う浴室側カバー9と、面状発光体6の発光部分を囲むように設けられたスペーサ5とを備える。浴室側カバー9は、面状発光体6の発光方向に所定の距離離して配置される。そして、面状発光体6とスペーサ5と浴室側カバー9とに囲まれた空間が断熱空間を形成する。
この第1の特徴を有する照明装置2によれば、天井等に埋め込んで設置する場合においても、断熱性が損なわれるのを抑制した状態で照明装置2を設置することができる。つまり、本実施形態の照明装置2によれば、浴室1の内面に設けられた取付開口15に設置されても、浴室1内の熱を逃がしにくい。
また、本実施形態の照明装置2は、以下に示す第2の特徴を有することが好ましい。なお、この第2の特徴は、本発明に必ずしも必要な構成ではなく、任意の構成である。
第2の特徴では、第1の特徴において、スペーサ5は、面状発光体6の浴室1内側の面と、浴室側カバー9の面状発光体6側の面とに当たって、面状発光体6と浴室側カバー9との間の距離を保つ。
この第2の特徴を有する照明装置2によれば、スペーサ5が面状発光体6の外周部全周に亙って設けられているため、面状発光体6と浴室側カバー9との距離を一定に保つことができる。この結果、面状発光体からの発光の光ムラを抑制できる。
また、本実施形態の照明装置2の取付構造は、次の第3の特徴を有する。第3の特徴では、第1または第2の特徴を有する照明装置2が、浴室1に取り付けられたものである。当該構造は、取付開口15を有する浴室1の天井と、取付開口15を覆うようにして取り付けられた照明装置2とを備える。浴室1の天井の上面には断熱材16が敷設される。照明装置2は、面状発光体6とスペーサ5と浴室側カバー9とに囲まれた断熱空間を有する。
この第3の特徴を有する照明装置2の取付構造によれば、照明装置2を取り付けた状態であっても、天井の断熱性が損なわれるのを抑制することができる。
また、本実施形態の照明装置2の取付構造は、以下に示す第4の特徴を有することが好ましい。なお、この第4の特徴は、本発明に必ずしも必要な構成ではなく、任意の構成である。
第4の特徴では、第3の特徴において、照明装置2の浴室側カバー9の下面が、浴室1の天井と面一となるように配置される。
第4の特徴を有する照明装置2の取付構造によれば、浴室側カバー9の表面が浴室1の天井と面一となっているため、浴室側カバー9が浴室1の天井から突出して、外観を損なわせてしまうのを防ぐことができる。また、浴室側カバー9の表面と浴室1の天井とが面一とすることで、ユーザーに浴室1を広く感じさせることができる。
なお、本実施形態の照明装置2は、浴室1の天井に設置されていたが、例えば、壁パネル14に取付開口を設け、この取付開口に設置したものであってもよい。
また、面状発光体6とスペーサ5と浴室側カバー9とに囲まれた断熱空間は、気密状態でなくてもよい。
1 浴室
11 天井パネル
14 壁パネル
15 取付開口
16 断熱材
2 照明装置
3 取付枠
31 フレーム本体
34 縦面部
35 壁固定部
36 カバー支持部
37 スペーサ保持部
41 押さえ固定部
44 第一フレーム
45 第二フレーム
46 光源取付部
47 押さえ部材
5 スペーサ
51 第1のスペーサ
57 第2のスペーサ
6 面状発光体
61 導光板
7 光源部
9 浴室側カバー

Claims (4)

  1. 浴室に取り付けられる照明装置であって、
    浴室内に向かって発光する面状発光体と、
    この面状発光体の発光方向に所定の距離離して配置され、当該面状発光体を浴室側から覆う浴室側カバーと、
    前記面状発光体と前記浴室側カバーとの間において、前記面状発光体の発光部分を囲むように設けられたスペーサと
    を備え、
    前記面状発光体と前記スペーサと前記浴室側カバーとに囲まれた空間が断熱空間を形成する
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記スペーサは、前記面状発光体の浴室内側の面と、前記浴室側カバーの前記面状発光体側の面とに当たって、前記面状発光体と前記浴室側カバーとの間の距離を保つものである
    ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の照明装置を浴室天井に取り付けた取付構造であって、
    前記照明装置が取り付けられる取付開口を有し、上面に断熱材が敷設された浴室天井と、
    前記取付開口を覆うようにして取り付けられた前記照明装置と
    を備えている
    ことを特徴とする照明装置の取付構造。
  4. 前記照明装置の浴室側カバーの下面が、前記浴室天井と面一となるように配置される
    ことを特徴とする請求項3記載の照明装置の取付構造。
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