JP2016015306A - 照明装置 - Google Patents

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直輝 谷藤
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Rutsuko Akiyama
瑠津子 秋山
まどか 安住
Madoka Azumi
まどか 安住
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Abstract

【課題】発光ユニットがたわんだ場合に吊りボルトと発光素子支持部材との間隔に起因する影響を抑制した照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置が、一端が開口した器具本体と、器具本体の一端側に位置する発光素子と、発光素子が設けられた発光素子基板と、発光素子基板が取り付けられた発光素子支持部材と、発光素子を覆い、発光素子支持部材に勘合される、透光性カバーと、器具本体を造営材に保持する吊りボルトと、を備える。透光性カバーは、器具本体の開口を塞ぐように設けられる。また、吊りボルトのうち最も器具本体の一端側に位置する吊りボルトの端部が、発光素子支持部材のうちで最も器具本体の他端側に位置する発光素子支持部材の端部よりも、器具本体の他端側に位置する。
【選択図】図9

Description

本発明は、照明装置に関する。
従来、蛍光灯等の発光体が照明器具の器具本体に取り付けられ、器具本体が天井や壁等の被取付面に取り付けられる照明装置が広く用いられている。また、近年、発光素子として、従来用いられてきた白熱電球や蛍光灯に比べて消費電力が少なく、耐久性にも優れた発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が多く用いられている。
このため、LEDを発光素子として使用した、天井又は壁取付用の照明装置が多数提案されている。例えば、以下の特許文献1には、発光素子を備える発光ユニットを天井等に取り付けられた器具本体に取り付けて、発光ユニットに対して電力を供給することにより、発光ユニットを発光させる照明装置が開示されている。また、例えば以下の特許文献2には、板金製の器具本体に板金製の反射笠を止め金具にて取り付ける照明装置が開示されている。
更に、例えば以下の特許文献3には、上述したような照明装置において、器具本体を天井や壁面等の被取付面と接続するための吊りボルトの少なくとも一部が、発光ユニット側の取付部材(発光素子支持部材)の「収容部」に配置された照明器具が開示されている。この収容部の周縁部は器具本体の内側に入り込んでいる。特許文献3の照明装置では、発光ユニット側の取付部材の幅方向の両端は天井側に突出しており、天井側に突出した両端間の部分は凹部になっていて、その凹部を「収容部」としている。そして、この収容部の内壁側(両端間)に、吊りボルトの少なくとも一部が配置されている。
特開2013−179014号公報 特許第4045788号公報 特許第5453503号公報
しかしながら、上述した照明装置では、長尺の発光ユニットの中央部がたわむという問題がある。これは、器具本体には、発光ユニットを取り付けるための器具本体側の取付部材(発光ユニット取付凹部)が備えられているが、器具本体側の取付部材が設けられる位置には制限があり、器具本体側の中央部には器具本体側の取付部材を設けることができない場合があるためである。
器具本体には、天井や壁面等の被取付面と接続するための吊りボルト用孔部や、発光ユニットと接続される電力供給用ケーブル及び電源部を収容するための空間が必要であり、器具本体側の取付部材の取付位置は制限される。このため、器具本体側の取付部材の取付位置を調整して発光ユニットのたわみを抑制することは困難である。
発光ユニットの中央部がたわんだ場合、例えば吊りボルトの少なくとも一部が収容部に配置されていると、吊りボルトの少なくとも一部が発光素子基板を支持する部材(発光素子支持部材)に接触して形状や配光性能に影響を及ぼす可能性もあった。
特に、特許文献3に係る照明装置では、発光ユニット側の取付部材は、底面と直交するように延出する側面部を有し、その側面部はカバー部材の突壁部と勘合しているが、この部分は器具本体側の取付部材の内壁側にかなり深く入り込んでいるので、器具本体がたわんだ場合は、発光ユニット側の取付部材の側面部とこれに勘合しているカバー部材の突壁部とに損傷が発生しやすい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、発光ユニットがたわんだ場合に吊りボルトと発光素子支持部材との間隔(距離)に起因する影響を抑制した照明装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る照明装置は、一端が開口した器具本体と、器具本体の一端側に位置する発光素子と、発光素子が設けられた発光素子基板と、発光素子基板が取り付けられた発光素子支持部材と、発光素子を覆い、発光素子支持部材に勘合される、透光性カバーと、器具本体を造営材に保持する吊りボルトと、を備える。透光性カバーは、器具本体の開口を塞ぐように設けられる。また、吊りボルトのうちで最も器具本体の一端側に位置する吊りボルトの端部が、発光素子支持部材のうちで最も器具本体の他端側に位置する発光素子支持部材の端部よりも、器具本体の他端側に位置する。
先行技術では吊りボルトは収容部に入り込んでいるが、本発明の一態様では収容部が存在しないため、吊りボルトは収容部には入りこんでいない。したがって、本発明の一態様によれば、吊りボルトの少なくとも一部と発光素子支持部材との間隔を確保し、発光ユニットがたわんだ場合に吊りボルトと発光素子支持部材との間隔に起因する影響を抑制した照明装置を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る照明装置の外観を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の外観を説明する正投影図。 本発明の一実施形態に係る照明装置の発光ユニット側からの外観を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の構成を説明する分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の構成を説明する斜視断面図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の器具本体の外観を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置に設けられる、発光ユニットの位置を規制する位置規制部材を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の発光ユニットの外観を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の断面図である。 本発明の一実施形態に係る発光ユニットが備える発光素子基板を説明する平面図である。 本発明の一実施形態に係る発光ユニットの発光素子支持部材の構成を説明する斜視断面図である。 本発明の一実施形態に係る発光ユニットの発光素子支持部材の構成を説明する斜視断面図である。 本発明の一実施形態に係る発光ユニットの電源部の構成を説明する分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る発光ユニットの反射部材の構成を説明する斜視断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る照明装置について説明する。なお、以下の実施形態において、照明装置が天井に取り付けられた場合に天井と対向する方向を照明装置の上方向とし、床方向を照明装置の下方向として説明する場合がある。また、図中、照明装置が天井に取り付けられた場合に鉛直上向き方向(天井方向)をZ方向、床方向を−Z方向とする場合がある。このとき、長尺形状の照明装置の長手方向の一方向をX方向、他方向を−X方向とし、長尺形状の照明装置の幅方向の一方向をY方向、他方向を−Y方向のとする場合がある。
[照明装置の全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る照明装置1の外観を示す斜視図である。
図2は、照明装置1の外観を示す正投影図であり、図2(A)は照明装置1の上面図、図2(B)は照明装置1の側面図、図2(C)は照明装置1の底面図、図2(D)は照明装置1の正面図、図2(E)は照明装置1の背面図である。また、図2(B)は照明装置1の右側面図であり、照明装置1の左側面図は、右側面図と略同様であるため図示を省略する。
図3は、照明装置1の発光ユニット20側からの外観を示す斜視図である。
図4は、照明装置1の構成を示す分解斜視図であり、図4(A)は、照明装置1の上方向からの分解斜視図であり、図4(B)は、照明装置1の下方向からの分解斜視図である。
図5は、照明装置1の構成を示す斜視断面図である。
照明装置1は、例えば天井又は壁等の被取付面に取り付けられる照明装置用器具本体(以下、器具本体と記載する)10と、発光素子21を備え、器具本体10に取り付けられる発光ユニット20とを備える。
発光ユニット20は、例えばLED等の発光素子21と発光素子21を覆う透光性カバー22とを備える。
器具本体10は、発光ユニット20の透光性カバー22が入り込むように発光ユニット20が取り付けられる開口が設けられた発光ユニット取付凹部111を備える。器具本体10の発光ユニット取付凹部111は、開口端に向かって広がっており、発光ユニット20は、発光ユニット取付凹部111の内壁面に接触している。
[器具本体]
以下、器具本体10の構成を説明する。
図6は、器具本体10の外観を示す斜視図であり、図6(A)は、器具本体10の上方向からの外観を示す斜視図であり、図6(B)は、器具本体10の下方向からの外観を示す斜視図である。
図7は、器具本体10に設けられる、発光ユニット20の位置を所定位置に規制する位置規制部材を示す図である。
図6(A)及び図6(B)に示すように、器具本体10は、取付部材11と、側板12(12a及び12b)と、バネ部13(13a及び13b)と、端子台14と、吊りボルト用孔部15と、電力供給ケーブル用孔部16と、を備えている。
以下、器具本体10の各部について詳細に説明する。
取付部材11は、発光ユニット20を取り付けるための発光ユニット取付凹部111と、発光ユニット取付凹部111を挟んで形成され、一方向に長く延びる側縁部112と、発光ユニット取付凹部111の底部である底板部114と、を備える。
発光ユニット取付凹部111は、合板等の材料を曲げ加工することにより、発光素子21と発光素子21を覆う透光性カバー22とを含む発光ユニット20の透光性カバー22が入り込むように開口が設けられて形成される。発光ユニット取付凹部111は、その開口の端縁に向かって広がっている。
側縁部112は、例えば図6(B)に示す第1側縁部112a及び第2側縁部112bからなる。側縁部112は、発光ユニット20に向かって突出する突形状を有している。なお、第1側縁部112a及び第2側縁部112bの少なくとも一方が発光ユニット20に向かって(すなわち図6中の−Z方向に向かって)突出する突形状を有していればよい。
底板部114は、天井や壁等の被取付面と対向しており、照明装置1を被取付面に取り付けるための吊りボルト用孔部15や、電力供給ケーブルを照明装置1内に引き込むための電力供給ケーブル用孔部16等を備えている。
側板12は、発光ユニット取付凹部111の両端を覆うように取付部材11に取り付けられる。図6(B)に示すように、第1側板12aは、発光ユニット取付凹部111の一端を覆うように取付部材11に取り付けられる。第2側板12bは、発光ユニット取付凹部111の他端を覆うように取付部材11に取り付けられる。
ここで、「発光ユニット取付凹部111」とは、第1側縁部112a及び第2側縁部112b、並びに第1側板12a及び第2側板12bで囲まれる空間を示す。また、取付部材11に第1側板12a及び第2側板12bを取り付けることにより、開口が形成される。
図7(A)及び図7(B)に示すように、器具本体10は、発光ユニット20の取り付け位置を規制する位置規制部材113を備えていてもよい。位置規制部材113は、発光ユニット取付凹部111に配置される。位置規制部材113は、発光ユニット20が器具本体10に取り付けられた際に発光ユニット20と接触する。これにより、発光ユニット20は、発光ユニット取付凹部111内の所定の位置に位置決めされる。
例えば図7(A)に示すように、位置規制部材113は、発光ユニット取付凹部111の内壁から発光ユニット取付凹部111内に突出して設けられていてもよい。このとき、位置規制部材113は、発光ユニット取付凹部111の内壁に固定された金属材料等からなり、発光ユニット取付凹部111とは別部材で形成されている。また、位置規制部材113は、発光ユニット取付凹部111及び側縁部112と一体に形成されるように取付部材11の合板を曲げ加工して形成してもよい。具体的には、発光ユニット取付凹部111の内壁の一部に切込みを形成し、その切込みが発光ユニット取付凹部111内に突出するように合板を折曲げることにより、例えば断面コ字状又は断面U字状の突出部である位置規制部材113を形成することができる。
また、例えば図7(B)に示すように、位置規制部材113は、発光ユニット取付凹部111の側板12に配置されていてもよい。このとき、位置規制部材113は、発光ユニット取付凹部111の側板12に突出して設けられる。具体的には、器具本体10に発光ユニット20を取り付けた際に発光ユニット20と対向する対向領域(図7(B)において点線で示す領域)において、側板12の一部を発光ユニット取付凹部111に向かって折り曲げることにより、位置規制部材113が形成される。
図6(B)に示すように、バネ部13は、例えば取付部材11の底板部114に固定される。バネ部13は、後述する発光ユニット20のバネ受部27と係合することにより発光ユニット20を器具本体10の発光ユニット取付凹部111に取り付けた状態を維持することに利用される。具体的には、第1バネ部13aは発光ユニット20の第1バネ受部27aと係合し、第2バネ部13bは発光ユニット20の第2バネ受部27bと係合する。すなわち、第1バネ受部27a及び第2バネ受部27b並びに第1バネ部13a及び第2バネ部13bは、発光ユニット取付凹部111に発光ユニット20を取り付けた状態を維持する取付状態維持部として機能する。
端子台14には、後述する電力供給ケーブル40が接続される。具体的には、端子台14には、天井又は壁等の被取付面から導出されて後述する電源部28との間を電気的に接続する電力供給ケーブル40が接続される。端子台14は、例えばネジ等により取付部材11に取り付けられる。
吊りボルト用孔部15は、図4(A)及び図4(B)に示す吊りボルト30により、天井又は壁等の被取付面に器具本体10を取り付けるために設けられる。
電力供給ケーブル用孔部16は、天井又は壁等の被取付面から導出された電力供給ケーブル40を器具本体10の発光ユニット取付凹部111内に引き込むために設けられる。
[発光ユニット]
以下、発光ユニット20の構成を説明する。
図8は、発光ユニット20の上方向からの外観を示す斜視図である。
図9は、発光ユニット20を備える照明装置1の断面図である。
図10は、発光ユニット20が備える発光素子基板23を説明する平面図である。
図11は、図10に示すA−A’断面の斜視断面図である。
図12は、図4(A)及び図4(B)に示す発光素子支持部材24の基板支持領域24a側の一部を拡大して示す斜視図である。
図13は、発光ユニット20の電源部28の構成を説明する分解斜視図である。なお、理解を容易にするため、発光ユニット20の他の部分も図示している。
図14は、発光ユニット20の反射部材29の構成を説明する断面斜視図である。
図8並びに図4(A)及び図4(B)に示すように、発光ユニット20は、発光素子21と、透光性カバー22(22a,22b及び22c)と、発光素子基板23と、発光素子支持部材24と、基板固定部材25(25a〜25n)と、ネジ26と、バネ受部27(27a及び27b)と、電源部28と、反射部材29とを備えている。なお、図4(A)及び図4(B)において、基板固定部材25aを固定するネジ26にのみ参照符号を付し、基板固定部材25bから基板固定部材25nを固定するネジについては参照符号を省略している。
以下、発光ユニット20の各部について詳細に説明する。
透光性カバー22は、発光素子21を覆い、発光ユニット20を器具本体10に取り付けた際に器具本体10に入り込む形状を有し、発光素子21から放射された光を拡散する機能を有している。
図4(A)及び図4(B)に示すように、透光性カバー22は、発光素子21を覆う主カバー部22aと、第1エンドカバー22b及び第2エンドカバー22cとを備える。第1エンドカバー22bは、主カバー部22aの一端を覆うように取り付けられる。第2エンドカバー22cも同様に、主カバー部22aの他端を覆うように取り付けられる。
また、図9に示すように、透光性カバー22の主カバー部22aは、発光素子21から放射される光を透過する光透過部221と、器具本体に入り込む入り込み部222とを備えている。なお、入り込み部222は、第1入り込み部222a及び第2入り込み部222bを備えている。
透光性カバー22の一部である入り込み部222が器具本体10に入り込むことにより、発光ユニット20がたわんだ場合であっても照明装置の外観不良が生じにくくなる。これは、発光ユニット20がたわんだ場合に発光ユニット取付凹部111に入り込んでいた透光性カバー22の入り込み部222が露出するのみであり、器具本体10と発光ユニット20との間に隙間が生じなくなるためである。
また、発光ユニット20は、透光性カバー22の入り込み部222が器具本体10の発光ユニット取付凹部111の内壁面に接触した状態で発光ユニット取付凹部111に取り付けられる。このとき、入り込み部222の一部のみが発光ユニット取付凹部111に接触していればよいが、入り込み部222の全面が発光ユニット取付凹部111に接触していてもよい。
図4(A)及び図4(B)に示すように、発光素子基板23は、一方向に長く延びた板状部材であり、一方の面に複数の発光素子21が実装される。また、図10に示すように、発光素子基板23は、複数の発光素子21が実装された基板が複数接続(例えば基板23a及び基板23bが接続)されて構成されていてもよい。
図10及び図11に示すように、発光素子基板23には、発光素子21に電力を供給するための配線が接続される。このとき、発光素子基板23は、後述する発光素子支持部材24の基板支持領域24aに設けられた貫通孔24cを通る配線28dにより電源部28と接続される。電源部28の電源回路から供給された電力は、配線28dを介して発光素子21に供給される。
なお、図10及び図11に示す配線23cは、基板23a及び基板23bを電気的に接続するための配線である。
発光素子支持部材24は、発光素子21が実装される発光素子基板23を支持する。発光素子支持部材24は、発光素子21の熱を放熱するヒートシンクの機能も有している。
図4(A)及び図4(B)に示すように、発光素子支持部材24は、発光素子基板23を支持する基板支持領域24aを備える下面と、電源部28を固定する上面24bとを有している。基板支持領域24aは、発光素子基板23の幅よりも広く形成されている。また、発光素子支持部材24は、発光素子基板23を支持する基板支持領域24aが、器具本体10方向に凹むように形成されている。発光素子支持部材24は、基板支持領域24aにおいて、発光素子基板23の幅方向の両端部に設けられる基板固定部材25により発光素子基板23を固定する。
また、図10及び図11に示すように、発光素子支持部材24は、基板支持領域24aに配線28dを通すための貫通孔24cを備える。貫通孔24cは、基板支持領域24aのうち、裏面に電源部28が固定される位置に設けられる。電源部28と対向する位置に貫通孔24cを設けることにより、電源部28から導出した配線28dを、発光素子支持部材24上の広い領域内で引き回すことなく発光素子基板23と接続することができる。このため、配線を短くすることができ、発光ユニット20の組み立て性が向上する。また、配線が外部に露出しないため、安全性が向上し、配線の二重被覆が不要となる。
基板固定部材25は、発光素子支持部材24の基板支持領域24aにおいて、発光素子基板23の両端部に沿って設けられる。図4(A)及び図4(B)、並びに図12に示すように、基板固定部材25は発光素子基板23の両端部に複数備えられている。本実施形態では、基板固定部材25aから基板固定部材25nが発光素子基板23の両端部に複数備えられている。以下、基板固定部材25aから基板固定部材25nを基板固定部材25と記載する。
図12に示すように、基板固定部材25は、発光素子基板23の側部を支持し、かつ発光素子基板23の発光素子実装面上に突出する形状を有している。また、基板固定部材25は、ネジ26によって発光素子支持部材24に固定される。
このため、発光素子基板23は、発光素子支持部材24に対して浮きがないように固定される。
図13に示すように、バネ受部27は、器具本体10のバネ部13(図7(B)参照)と係合することにより、発光ユニット20を器具本体10の発光ユニット取付凹部111に取り付けた状態を維持することに利用される。具体的には、第1バネ受部27aは器具本体10の第1バネ部13aと係合し、第2バネ受部27bは器具本体10の第2バネ部13bと係合する。すなわち、バネ部13(第1バネ部13a及び第2バネ部13b)とバネ受部27(第1バネ受部27a及び第2バネ受部27b)は、発光ユニット取付凹部111に発光ユニット20を取り付けた状態を維持する取付状態維持部として機能する。なお、取付状態維持部は、発光ユニット20が器具本体10に取り付けた状態が維持されれば、本実施形態で説明するバネ部13及びバネ受部27と異なる形状であってもよい。
電源部28は、LED等の発光素子21の点灯回路(即ち、電源回路)を内部に収納している。電源部28は、図9に示される器具本体10が取り付けられる被取付面から発光ユニット取付凹部111内に導出される電力供給ケーブル40と接続される。
図13に示すように、電源部28は、電源回路を備える電源基板28aと、ヒートシンク28bと、電源基板28a及びヒートシンク28bを内部に収容する電源ボックス28cと、発光素子21に対して電力を供給するための配線28d(配線28dは図13に図示せず)とを有している。
電源基板28aに備えられた電源回路は、例えば、電力供給ケーブル40から供給される交流電力を直流に変換し、その出力(即ち、直流電力)を発光素子21に供給する。電源基板28aは、ヒートシンク28bの発光素子支持部材24側の面に固定される。
ヒートシンク28bは、アルミニウム又は銅等の材料からなる。図13に示すように、ヒートシンク28bは、板状部材を複数回折り曲げた箱型形状とされているが、ヒートシンク28bの形状はこれに限らない。
電源ボックス28cは、プラスチック、アルミニウム又はステンレス等の材料からなり、その外観形状は一方向に長く延びた形状である。
配線28dは、発光素子支持部材24の基板支持領域24aに設けられた貫通孔24cを通って発光素子基板23に接続される。
電源部28は、例えば、電源ボックス28cに設けられた図示しない爪部によって発光素子支持部材24の上面24bに固定されている。また、電源部28は、ネジ等の締結部材によって発光素子支持部材24の上面24bに固定されていてもよい。
電源部28は、被取付面の法線方向に見て、電力供給ケーブル40と重なっている。すなわち、電力供給ケーブル40は、電源部28の上面と器具本体10との間に確保された電力供給ケーブル40収容空間に配線される。このため、電力供給ケーブル40によって発光ユニット20の取付けが阻害されることがなくなる。
反射部材29は、発光素子21から放射された光を反射させる機能を有する。発光素子21から放射された光は、反射部材29によって予め設定した方向(例えば、床面に向かう方向)へ反射される。反射部材29は、発光素子基板23、発光素子支持部材24又は基板固定部材25等の任意の個所で接着剤、ピン、ネジ等によって固定される。
反射部材29は、透光性カバー22内の発光素子基板23の発光素子21の実装面側に設けられる。そして、反射部材29は、発光素子基板23から離れるように傾斜して配置されている。具体的には、反射部材29は、例えば図14に示すように、発光素子21を露出させかつ発光素子基板23を被覆する第1反射部29aを備えている。また、発光素子基板23の発光素子21の実装面側には、図示しない抵抗素子が設けられる場合がある。この場合、第1反射部29aには、発光素子21を露出させる開口とともに、抵抗素子を露出させる開口が設けられる。
また、反射部材29は、第1反射部29aの幅方向の一端部から発光素子基板23から離れるように傾斜して配置される第2反射部29bと、第1反射部29aの幅方向の他端部から発光素子基板23から離れるように傾斜して配置される第3反射部29cとを有している。第1反射部29aには、例えば発光素子21を露出させるための開口が形成されている。第1反射部29aに上述した開口を設けることにより、発光素子21から放射された光が第1反射部29a、第2反射部29b及び第3反射部29cの全面で反射され、効率的に照明装置1の発光に利用される。
[本発明の一実施形態の効果]
以上説明した本発明の一実施形態に係る照明装置によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本発明の一実施形態に係る照明装置は、一端が開口した器具本体と、器具本体の一端側に位置する発光素子と、発光素子が設けられた発光素子基板と、発光素子基板が取り付けられた発光素子支持部材と、発光素子を覆い、発光素子支持部材に勘合される、透光性カバーと、器具本体を造営材に保持する吊りボルトと、を備える。透光性カバーは、器具本体の開口を塞ぐように設けられる。また、吊りボルトのうちで最も器具本体の一端側に位置する吊りボルトの端部が、発光素子支持部材のうちで最も器具本体の他端側に位置する発光素子支持部材の端部よりも、器具本体の他端側に位置する。
例えば、造営材が天井である場合、器具本体の一端側は「床面側」であり、器具本体の他端側は「天井側」である。また、造営材が壁である場合、器具本体の一端側は「反対の壁側」であり、器具本体の他端側は「壁側」である。
このように、本発明の一実施形態に係る照明装置には収容部が存在しないため、吊りボルトは収容部には入りこんでいない。その結果、吊りボルトと発光素子支持部材との間隔を確保し、発光ユニットがたわんだ場合に吊りボルトと発光素子支持部材との間隔に起因する影響を抑制した照明装置を得ることができる。
例えば、特許文献3(特許5453503号公報)に係る照明装置では、発光ユニット側の取付部材(発光素子支持部材)は、底面と直交するように延出する側面部を有し、その側面部にカバー部材の突壁部と勘合しているが、この部分は、本発明の一実施形態に係る照明装置と比べて、器具本体側の取付部材(発光ユニット取付凹部)の内壁側にかなり深く入り込んでいるので、器具本体がたわんだ場合は、発光ユニット側の取付部材の側面部と、これに勘合しているカバー部材の突壁部とに損傷が発生しやすい。また、損傷が大きくなりやすい。
これに対して、本発明の一実施形態に係る照明装置では、特許文献3に係る照明装置と比べて、発光素子支持部材の側板部(幅方向の端部)と、これに勘合しているカバー部材の側板部(入り込み部)とは、器具本体の発光ユニット取付凹部へ入り込む部分が非常に少ないので、器具本体がたわんだ場合でも損傷は発生しない。若しくは、損傷が発生するとしても非常に少なくて済み、損傷は非常に小さくて済む。
(2)発光素子支持部材は、発光素子基板が取り付けられる主面部と、主面部を挟み、主面部から器具本体の一端側に突出する形状の一対の凹部と、を有する。
すなわち、発光素子支持部材において、主面部を挟む一対の凹部は、主面部から器具本体の一端側に突出する形状であって、器具本体の他端側に突出する形状ではない。したがって、発光素子支持部材は収容部を形成しない。その結果、本発明の一実施形態に係る照明装置には収容部が存在しない。
[その他]
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらす全ての実施形態をも含む。更に、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、全ての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画され得る。
1 照明装置
10 器具本体
13 バネ部
111 発光ユニット取付凹部
20 発光ユニット
21 発光素子
22 透光性カバー
221 光透過部
222 入り込み部
27 バネ受部
28 電源部
40 電力供給ケーブル

Claims (2)

  1. 一端が開口した器具本体と、
    前記器具本体の一端側に位置する発光素子と、
    前記発光素子が設けられた発光素子基板と、
    前記発光素子基板が取り付けられた発光素子支持部材と、
    前記発光素子を覆い、前記発光素子支持部材に勘合される透光性カバーと、
    前記器具本体を造営材に保持する吊りボルトと、
    を備え、
    前記透光性カバーは、前記器具本体の開口を塞ぐように設けられ、
    前記吊りボルトのうちで最も前記器具本体の一端側に位置する前記吊りボルトの端部が、前記発光素子支持部材のうちで最も前記器具本体の他端側に位置する前記発光素子支持部材の端部よりも、前記器具本体の他端側に位置する照明装置。
  2. 前記発光素子支持部材は、前記発光素子基板が取り付けられる主面部と、
    前記主面部を挟み、前記主面部から前記器具本体の一端側に突出する形状の一対の凹部と、
    を有する請求項1に記載の照明装置。
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