JP2014125831A - 衛生設備室 - Google Patents

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Abstract

【課題】天井面の見映えが良好で照明装置の代替品を用意することが容易な衛生設備室を提供する。
【解決手段】衛生設備室(浴室)は、天井面21の一部が光透過性樹脂材32で形成され、光透過性樹脂材32を通して衛生設備室(浴室)の室内10を照らすように照明装置40が光透過性樹脂材32の上に載置され、光透過性樹脂材32を天井面21に残して光透過性樹脂材32の上から照明装置40を外すことが可能であるように構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、浴室等、照明装置を有する衛生設備室に関する。
すっきりした室内空間を付与することを目的として、浴室ユニット等の天井に照明装置を組み込んで天井面を略平坦にすることが提案されている。特許文献1には、2つの天井材の間に長尺な照明装置が取り付けられて固定される天井組込照明装置の取付構造が開示されている。この照明装置は、一対の側板の間に連結板が配置された断面視略H字形状のケース体に導光材及び光源ユニットが収納され、透明性合成樹脂製のカバー体が一対の側板の下側部分に装着され、水密性を確保するためのパッキンが取り付けられている。各天井材の照明装置が取り付けられる側の側端部には、上側に突出した挟持片が形成されている。カバー体を装着した長尺な照明装置は、カバー体を下に向けた状態で一方の天井材の挟持片と他方の天井材の挟持片との間に挟持されて多数組のボルトとナットで固定される。
図6(a)は、上記照明装置を組み込んだ浴室天井を簡略化して示している。浴室天井900は、一対の天井材910,910が挟持片911,911を対向させて設置され、これら挟持片911,911の間に長尺な照明装置920が挟持されて多数組のボルト931とナット932で固定される。照明装置920は、ケース体921に導光体及び光源ユニットが収納され、このケース体921の下側部分にカバー体922が脱落しないように係止され、パッキン923が取り付けられている。
照明装置920を交換することが必要になったとき、天井材挟持片911,911同士を固定するボルト931とナット932を全て取り外し、図6(b)に示すようにカバー体922を装着した照明装置920ごと挟持片911,911の間から抜き取ることになる。このため、浴室の内外に繋がる隙間CL9が天井材910,910の間に生じる。
特開2012−46928号公報
上述した浴室天井900は、天井材挟持片911,911の間から長尺な照明装置920を取り外すために多数組のボルト931とナット932を全て取り外す必要がある。従って、照明装置920を着脱する作業に手間がかかる。
照明装置920を取り外すと、隙間CL9ができるため、浴室の天井として機能しない。このため、照明装置920にパッキン923を設ける必要がある。また、万一照明装置920が故障した場合等、照明装置920を交換するとき、同じサイズの照明装置が必要である。製造終了等で異なるサイズの代替品しか無い場合、元の照明装置よりも大きければ交換することができない。元の照明装置よりも小さければ、サイズを合わせる部材を併用しなければならず、交換作業に手間がかかるうえ、天井面の美観を損ねる可能性もある。
以上を鑑み、本発明は、天井面の見映えが良好で照明装置の代替品を用意することが容易な衛生設備室を提供する目的を有する。
本発明は、照明装置を有する衛生設備室において、
前記衛生設備室の天井面の一部が光透過性樹脂材で形成され、該光透過性樹脂材を通して前記衛生設備室の室内を照らすように前記照明装置が前記光透過性樹脂材の上に載置され、該光透過性樹脂材を前記天井面に残して該光透過性樹脂材の上から前記照明装置を外すことが可能である、態様を有する。
照明装置を交換するときには、天井面にある光透過性樹脂材を残して該光透過性樹脂材の上から交換前の照明装置を外し、新たな照明装置を光透過性樹脂材の上に載置すればよい。製造終了等で異なるサイズの代替品しか無くても、天井面に光透過性樹脂材が残されているので、代替品を光透過性樹脂材の上に載置するだけでよい。このため、サイズを合わせる部材が不要であり、交換作業が容易であり、天井面の美観も維持される。従って、本衛生設備室は、天井面の見映えが良好で照明装置の代替品を用意することが容易である。
各請求項に係る発明において、衛生設備室には、浴室、シャワールーム、洗面室、トイレ、等が含まれる。
光透過性樹脂材は、光の透過率に限定されず、半透明の樹脂材でもよいし、透明の樹脂材でもよい。光透過性樹脂材には、拡散透過性の樹脂材、レンズ作用を示す樹脂材、着色された樹脂材、等も含まれる。
光透過性樹脂材は天井パネルに対して分離不能又は着脱可能に組み込まれてもよいが、複数の天井パネルのうち一部の天井パネルの天井面が光透過性樹脂材で形成されてもよい。この態様は、簡単な構造で照明装置の代替品を用意することが容易な衛生設備室を提供することができる。
本発明によれば、天井面の見映えが良好で照明装置の代替品を用意することが容易な衛生設備室を提供することができる。
光透過性天井パネル30に照明装置40を載置した浴室1を例示する正面図である。 天井部20を例示する垂直断面図である。 (a)〜(c)は照明装置の交換方法を例示する垂直断面図である。 (a)〜(c)は光透過性樹脂材32の位置を変えた変形例の天井部を示す図である。 (a),(b)は照明装置を変えた変形例の天井部を示す図である。 (a)は比較例に係る浴室天井900の要部を示す垂直断面図、(b)は浴室天井900から照明装置を外した様子を示す垂直断面図、である。
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
(1)衛生設備室の構成の説明:
図1は、光透過性天井パネル30の上に照明装置40を有する浴室1を衛生設備室の例として示している。
図1に示す浴室1は、浴室ユニットであり、防水パンの四辺となる部分に壁パネル12が接合され、これらの壁パネル12の上縁部に天井パネル22,23,30が接合されている。すなわち、室内10の四面の壁は壁パネル12で形成され、天井面21は天井パネル22,23,30の下面で形成されている。天井面21は、室内10の湿気を遮る面である。複数の天井パネルのうち光透過性天井パネル30の天井面31は、光透過性樹脂材32で形成されている。
図1に示す室内10は、防水パン上の一半部に浴槽15が設置され、浴槽15の外側が洗い場16とされている。
図2は、浴室1の天井部20を図1のA1−A1の位置で切断した垂直断面を示している。図2には、照明装置40の拡大図も示している。図1,2に示すように、天井部20には、天井パネル22,23,30と照明装置40が設けられている。
洗い場上方の天井パネル22には点検口22oが設けられ、この点検口22oに開閉可能な蓋材25が設けられている。天井パネル22は、壁パネル12の上縁部に対して連結部材13a,13bとねじ53とで固定されている。これらの連結部材13a,13bとねじ53を隠すため、天井パネル22と壁パネル12との間にシール材13cが設けられている。
浴槽上方の天井パネル23も、壁パネル12の上縁部に対して連結部材とねじとで固定され、壁パネル12との間にシール材が設けられている。天井パネル22,23同士は、ボルト51とナット52で互いに固定されている。
天井パネル22,23の材料は、天井面21の形状を維持する剛性があれば限定されず、鋼板の上面に石膏ボードを設けた材料等を用いることができる。
浴槽側の壁パネル近傍の天井部20には、実質的に光透過性樹脂材32で形成された光透過性天井パネル30が配置されている。「実質的」とは、全て光透過性樹脂材で形成されることと、補強材など光透過性樹脂材以外の要素を有するが主に光透過性樹脂材で形成されることとの両方を含む意味である。図1に示す光透過性天井パネル30は、長尺であり、長手方向D2が近傍の壁パネル12の上縁部に沿った水平方向とされている。光透過性天井パネル30は、壁パネル12の上縁部に対して連結部材14a,14bとねじ53とボルト51とナット52とで固定されている。これらの連結部材14a,14bとねじ53を隠すため、光透過性天井パネル30と壁パネル12との間にシール材14cが設けられている。光透過性天井パネル30と天井パネル23とは、ボルト51とナット52で互いに固定されている。
以上のことから、浴室1の天井面21の一部が光透過性樹脂材32で形成されていることになる。
図2の拡大図に示す光透過性天井パネル30は、天井面31を形成する板状基部の短手方向D3(長手方向D2に直交する水平方向)の両縁部から上方へ折曲部34,34が延出している。これらの折曲部34,34は、天井面31を形成する基部とともに光透過性樹脂材で形成されている。両折曲部34,34には、互いに対向する面に座金35が設けられ、この座金35を通るボルト挿通用の挿通孔36が形成されている。各折曲部34の下部には、対向する折曲部に向かって延出した位置決め片37が形成されている。従って、光透過性天井パネル30の上面33には、両位置決め片37,37の間に照明装置40が載置される。
光透過性樹脂材は、半透明でもよいし、透明でもよく、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)、等、光の透過率に関わらず光を透過させる種々の樹脂を用いることができる。光透過性樹脂材は、金属粒子といった光を拡散させる粒子、着色剤、補強用繊維や金属線といった補強材、等が含まれてもよいし、部分的に組成が異なってもよい。光透過性樹脂材の表面は、微細な凹凸形状など光を拡散させる形状が形成されてもよいし、レンズ作用を示す凹凸状に形成されてもよい。光透過性天井パネルは、射出成形など光透過性樹脂材の原料を成形することにより形成される。
照明装置40は、光透過性樹脂材32を通して浴室1の室内10を照らすように光透過性天井パネルの上面33に載置されている。図1,2に示す照明装置40は、41〜45の各部を有する長尺な照明装置であり、下面となる出射面44bから光を出す面発光の装置とされている。すなわち、本技術の照明装置は、光源のみを意味する訳ではなく、少なくとも光源と点灯駆動回路とケースを有する一体化された装置を意味する。
フレーム(ケース)41は、断面略コ字状に形成され、光源42及び基板43を収容し、導光板44及び反射板45の短手方向D3の一縁部が挿入されている。フレーム41は、金属、合成樹脂、等で形成することができる。
図2に示すフレーム41は、短手方向D3の壁パネル12側に配置されている。フレーム41で覆われた部分の出射面44bからは光が出ないため、この部分を図5(a)に示すように壁パネル12とは反対側に配置すると、その分、照射面積が少なくなってしまう。図2に示すようにフレーム41を壁パネル12側に配置すると、フレーム41で覆われた部分の出射面44bがシール材14cよりも外側となる。従って、実質的に光透過性天井パネルの天井面31の全面発光を実現することができる。
光源42は、フレーム41内で導光板44の入射面44aに対面して配置され、通電されることにより発光する。点光源の場合、光源は長手方向D2に複数並べられる。むろん、光源は、線光源等でもよいし、一つでもよい。光源42は、低消費電力及び長寿命の観点からLED(発光ダイオード)が好ましいものの、蛍光管、白熱電球、等でもよい。光源の色は、白色の他、青色、緑色、黄色、赤色、といった有色でもよい。発光色の異なる複数の光源が組み合わせられてもよい。
基板43は、光源42の点灯駆動回路が設けられ、入射面44aに対向する面に光源42が接続されている。
導光板44は、長尺な矩形板状に形成され、フレーム41に挿入された短手方向D3の側面が光の入射面44aとされ、光透過性天井パネル上面33側となる下面が光の出射面44bとされている。導光板44を形成する導光材には、ポリカーボネート(PC)、アクリル、といった透明樹脂等の光透過性材料を用いることができる。この光透過性材料は、金属粒子といった光を拡散させる粒子、着色剤、等が含まれてもよいし、部分的に組成が異なってもよい。光透過性材料の表面は、微細な凹凸形状など光を拡散させる形状が形成されてもよいし、レンズ作用を示す凹凸状に形成されてもよい。
反射板45は、導光板44の上面に設けられ、導光板44内の光を出射面44bの方へ反射させる。反射板45の材料には、アルミニウムといった金属等を用いることができる。
以上より、光源42からの光は、入射面44aから導光板44内に入り、主に出射面44bから下側へ出る。この出射面44bの下に光透過性樹脂材32があるので、光の照射方向D1は、出射面44bから光透過性樹脂材32を通って室内10に向かう向きとなる。むろん、照射方向D1は、厳密な鉛直下向きに限定される訳ではなく、鉛直方向からずれた種々の向きが含まれる。
図2に示す照明装置40は、光透過性天井パネル上面33に対して全く動かないように固定されているのではなく、単に載せられているだけである。従って、作業者等は、光透過性天井パネル30を天井部20に残して、すなわち、光透過性樹脂材32を天井面21に残して上面33から簡単に照明装置40を外すことができる。光透過性樹脂材を天井面に残すとは、照明装置を持って光透過性樹脂材の上から他の位置へ動かした時点で光透過性樹脂材が天井面に残っていることを意味し、照明装置を他の場所へ動かしたときに照明装置から光透過性樹脂材を取り外して天井面に戻すことを意味しない。浴室1は、光透過性天井パネル30が摩擦力のみではなくねじ等の固着具(ボルト51とナット52)で他の部材(天井パネル23と連結部材14b)に固定されている。このことからも、光透過性樹脂材32の上から照明装置40を外したときに光透過性樹脂材32が天井面21に残ることが分かる。
一方、図6で示した比較例の照明装置900は、挟持片911,911の間から他の場所へ動かしたときにカバー体922も他の場所へ移動する。これは、カバー体922が固着具で挟持片911に固定されている訳ではなく、ケース体921の下側部分に対して脱落しないように係止されているためである。
なお、「外す」とは、そこにあったものを他のところに移す意味であり、本技術の場合、照明装置を光透過性樹脂材の上から他の場所へ移すことを意味する。従って、光透過性樹脂材とは何ら係止構造の無い状態で置かれた照明装置を光透過性樹脂材の上から他の場所へ移すことであっても、光透過性樹脂材と解放可能に係止した照明装置を係止から解放して光透過性樹脂材の上から他の場所へ移すことであっても、「外す」ことに含まれる。
(2)衛生設備室の作用及び効果の説明:
次に、衛生設備室の作用及び効果を説明する。
図3は、浴室1の照明装置40の交換方法を垂直断面図で示している。ユニットタイプの浴室1の場合、作業者は、図1,2に示す蓋材25を開けて点検口22oから身体を入れて作業を行う。
まず、必要に応じて、例えば、光透過性天井パネル上面33から交換前の照明装置40を外すときに固着具が引っ掛かるような場合、作業者は、照明装置40を上面33から他の場所へ動かすために必要最低限の固着具を取り外す作業を行う。図3(a)の例では、連結部材14bとの固着具であるボルト51及びナット52を取り外したことが示されている。このように、複数組のボルト51とナット52の全部を取り外す必要は無く、必要最低限の一部を取り外せばよい。むろん、固着具を取り外さなくても光透過性樹脂材の上から照明装置を外すことができるのであれば、固着具を取り外す必要は無い。
必要に応じて上述した作業を行った後、作業者は、天井面21にある光透過性樹脂材32を残して該光透過性樹脂材32の上から交換前の照明装置40を外す作業を行う。図3(b)には、光透過性天井パネル上面33から交換前の照明装置40が図示しない他の場所へ移されたことが示されている。
その後、図3(c)に示すように、作業者は、天井面21に残された光透過性樹脂材32の上に新たな照明装置40Aを載置すればよい。図3(c)に示す照明装置40Aは、交換前の照明装置40よりも短手方向D3に短い代替品であることが示されている。後は、必要に応じて固着具を元の箇所に取り付けておけばよい。
図6に示す比較例のように天井材挟持片911,911の間に照明装置920を多数組のボルト931とナット932で固定すると、施工に時間がかかり、浴室の施工コストが高くなる。また、照明装置920が浴室内の湿気に触れるため、照明装置920にパッキン923を設ける必要がある。さらに、挟持片911,911の間から照明装置920を取り外すためには、全組のボルト931とナット932を取り外す必要がある。照明装置920を取り外すと隙間CL9ができるため、照明装置の交換時に同じサイズの照明装置が必要である。加えて、照明装置920を光源ユニットだけ交換可能な構造にすると、照明装置の構造が複雑になり、コストアップに繋がるうえ、専用の光源交換ユニットを用意する必要がある。
一方、本技術の浴室1は、天井面31を形成する光透過性樹脂材32の上に照明装置40を載せるだけでよいので、施工時間が短くて済み、浴室の施工コストが下がる。また、光透過性樹脂材32の上から照明装置40を外しても天井面21に光透過性樹脂材32が残るので、天井面21の水密性が保たれ、水密性を確保するためのパッキンを照明装置40に取り付ける必要が無い。さらに、光透過性樹脂材32の上から照明装置40を外す際に、全ての固着具を取り外す必要性は無い。天井面21に光透過性樹脂材32が残されるため、図3に示すように、製造終了等で異なるサイズの代替品しか無くても、代替品の照明装置40Aを光透過性樹脂材32の上に載置するだけでよい。従って、サイズを合わせる部材が不要であり、交換作業が容易であり、天井面21の美観も維持される。むろん、光透過性樹脂材上の照明装置の載置領域に対して最初の照明装置40を若干小さくしておけば、代替品に交換前の照明装置40よりも大きい照明装置を使用することができる。加えて、天井面21の水密性が保たれることから、光源ユニットだけを交換可能にするようなコストアップに繋がる複雑な構造を照明装置に設けなくてもよい。
以上説明したように、本浴室1は、天井面21の見映えが良好で照明装置40の代替品を用意することが容易であるという有用な衛生設備室である。
(3)変形例:
本発明は、種々の変形例が考えられる。
例えば、浴室は、便座といった便器も備えたシステムバスでもよいし、浴室ユニット以外の構造でもよい。衛生設備室は、浴室以外にも、浴槽の無いシャワールーム、洗面室、トイレ、等でもよく、設備ユニット以外の構造でもよい。
光透過性天井パネルには、上面に照明装置を係合させる部材を取り付けてもよい。この場合も、照明装置が光透過性樹脂材の上に載置されることに含まれる。
照明装置は、導光材無しに光源を長手方向D2に複数ケース内に並べた装置等でもよい。
照明装置を載置する光透過性樹脂材の位置も、種々の変形例が考えられる。
例えば、図4(a)に示す変形例のように、天井部20Aの中で短手方向D3の中央部に光透過性天井パネル30を設け、この光透過性天井パネル30の光透過性樹脂材の上に照明装置を載置してもよい。この光透過性天井パネル30は、点検口22oを有する天井パネル22と点検口無しの天井パネル23との間にボルトとナットで固定されている。この変形例は、室内10の明暗の差を少なくすることができる。
図4(b)に示す変形例の天井部20Bは、浴槽上方の一半部に光透過性天井パネル30が設けられ、この光透過性天井パネル30の光透過性樹脂材の上に照明装置が載置されている。この光透過性天井パネル30は、点検口22oを有する天井パネル22と壁パネル12の連結部材との間にボルトとナットで固定されている。この変形例は、室内10を明るくすることができる。
図4(c)に示す変形例の天井部20Cは、下面の一部を光透過性樹脂材32で形成した天井パネル24が浴槽上方の一半部に設けられ、この光透過性樹脂材32の上に照明装置が載置されている。この光透過性樹脂材32は、長尺であり、長手方向D2が近傍の壁パネル12の上縁部に沿った水平方向とされている。天井パネル24は、例えば、鋼板の上面に石膏ボードを設けた材料に開口を設け、この開口に板状の光透過性樹脂材32を嵌め込むことにより、形成される。光透過性樹脂材32は、分離不能に天井パネル24に組み込まれてもよいし、着脱可能に天井パネル24に組み込まれてもよい。天井パネル24は、点検口22oを有する天井パネル22と壁パネル12の連結部材との間にボルトとナットで固定されている。この変形例は、室内10への光入射領域を様々な形状に設計することができ、光入射領域の設計の自由度を向上させることができる。
図5(a)に示す変形例の天井部20Dは、フレーム41を壁パネル12とは反対側に向けて照明装置40を光透過性樹脂材32の上に載置している。この変形例は、図2で示した天井部20と比べて照射面積が少なくなるものの、天井面の見映えが良好で照明装置の代替品を用意することが容易であることに変わりはない。
図5(b)に示す変形例の天井部20Eは、照明装置40Bとして蛍光灯が用いられている。この照明装置40Bは、下向きに開口したフレーム(ケース)41に蛍光管(光源42)と駆動回路43Bが収容されている。光源42自体は光透過性天井パネル上面33から離間しているものの、フレーム41の開口部分が上面33に載置されているため、天井面31を形成する光透過性樹脂材32の上に照明装置40Bが載置されていることになる。この変形例は、衛生設備室のコストを低減させることができる。
(4)結び:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、天井面の見映えが良好で照明装置の代替品を用意することが容易な衛生設備室等の技術を提供することができる。むろん、従属請求項に係る構成要件を有しておらず独立請求項に係る構成要件のみからなる技術等でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
1…浴室(衛生設備室)、10…室内、12…壁パネル、
20,20A〜20E…天井部、
21…天井面、22,23,24…天井パネル、22o…点検口、25…蓋材、
30…光透過性天井パネル、31…天井面、32…光透過性樹脂材、33…上面、
40,40A,40B…照明装置、
41…フレーム、42…光源、43…基板、43B…駆動回路、
D1…照射方向、D2…長手方向、D3…短手方向。

Claims (2)

  1. 照明装置を有する衛生設備室において、
    前記衛生設備室の天井面の一部が光透過性樹脂材で形成され、該光透過性樹脂材を通して前記衛生設備室の室内を照らすように前記照明装置が前記光透過性樹脂材の上に載置され、該光透過性樹脂材を前記天井面に残して該光透過性樹脂材の上から前記照明装置を外すことが可能であることを特徴とする衛生設備室。
  2. 前記天井面が複数の天井パネルで形成され、該複数の天井パネルのうち一部の天井パネルの天井面が前記光透過性樹脂材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の衛生設備室。
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