JPS5828150Y2 - 断熱遮音硝子装置 - Google Patents

断熱遮音硝子装置

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JPS5828150Y2
JPS5828150Y2 JP1977036898U JP3689877U JPS5828150Y2 JP S5828150 Y2 JPS5828150 Y2 JP S5828150Y2 JP 1977036898 U JP1977036898 U JP 1977036898U JP 3689877 U JP3689877 U JP 3689877U JP S5828150 Y2 JPS5828150 Y2 JP S5828150Y2
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    • E06—DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00—Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/66—Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together
    • E06B3/67—Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together characterised by additional arrangements or devices for heat or sound insulation or for controlled passage of light
    • E06B3/6707—Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together characterised by additional arrangements or devices for heat or sound insulation or for controlled passage of light specially adapted for increased acoustical insulation

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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、乾燥剤を内装した比較的幅広の第１密閉空
気層と、極めて微小間隔の第２密閉空気層とを形成する
ように硝子板を並置し、第１および第２密閉空気層を連
通させるようにした断熱遮音硝子装置に関する。
従来、遮音および断熱硝子装置として種々構造が知られ
る。
例えば、硝子板を３層にして隣接層間に比較的間隔の広
い空気層を形成するようにし、各空気層内に乾燥剤を容
置して特に高音周波数帯の遮音効果と断熱効果とを具備
する構造がある。
また、２層の硝子板を微小間隔で並置して中間層を形成
し、この中間層は接着剤を全面に塗布し入射音を中間層
によって吸収する構造のものがある。
更に、３層の硝子板からなり、隣接層間の幅を異ならし
めて入射光の熱輻射をカットオフする構造のものがある
。
硝子層を４層にした構造は２対の内外硝子板から成り、
これらは中間のスペーサで比較的幅広に間隔保持すると
ともに内部に乾燥剤を容置し、各村の硝子板間の間隔を
狭くしその間隔を包帯で保持する構造が知られている。
その他、２層またはそれ以上の層の硝子板とそれらの間
に形成した空気層とからなる構造のものがある。
上記に引用した公知技術は次の点で問題点を有する。
乾燥剤を容置した構造のものは、空気層間の連通を可能
にする構造ではなく従ってか・る連通手段がないため各
空気層内に個々の乾燥剤を設ける必要がある。
然るに、特に低音周波数帯の入射音の遮音効果を高める
には、極めて狭い間隔の空気層を設ける必要があり、該
空気層を外気からシーラント等により密閉する関係上該
空気層内を乾燥状態に維持することが困難である。
上記従来技術の諸欠点および問題点に鑑みて、この考案
の目的のひとつは、夫々間隔の異なる２空気層を介して
厚さの異なる３枚の硝子板を並置し、特に低音周波数帯
の入射音の遮音効果と断熱による結露防止効果とを有す
る断熱遮音硝子装置の提供にある。
この考案の他の目的は、比較的間隔の広い第１空気層に
乾燥剤を容置し、微小間隔の第２空気層と第１空気層と
の間を乾燥空気が循環しうるような連通孔を設けた断熱
遮音硝子装置の提供にある。
この考案の更に他の目的は、中間硝子板に複数の連通孔
を設は乾燥空気の循環を可能にし、もっていかなる気候
条件においても断熱効果と結露防止を実現する断熱遮音
硝子装置の提供にある。
その他のこの考案の利点と目的はこの明細書の記載およ
び添付図面の参照により容易に理解されるものである。
以下、この考案の好適な実施例について添付図面を参照
して詳述する。
この考案に係る断熱遮音硝子構造は基本的に厚さの異な
る３枚の硝子板から成る。
第１図は音源側に幅広第１密閉空気層を形成したーの実
施例を示す。
第１図に全体的に符号１で示す構成は３ｍｍ厚の外側硝
子板２と、硝子板２に対しほぼ６ｍｍ幅の間隔で並置し
た５ｍｍ厚の中間硝子板３と、（硝子板２と３はその間
に第１密閉空気層５を形成する）硝子板３に対し、０．
２〜Ｑ、５ｍｍの微小間隔で並置した内側硝子板４と（
硝子板３と４はその間に第２密閉空気層６を形成する）
からなり、これらの硝子板２，３．４は金属フレーム７
内に介装した弾性体８、例えばゴムバッキングによって
相互に独立振動可能に保持される。
第１図に詳細に示すように、第１密閉空気層５は乾燥剤
９を収容するスペーサ部材１０を有する。
スペーサ部材１０は第１密閉空気層５を形成するために
硝子板２と３の間に周縁に介装しその上部に一部または
全長に亙つの通気溝１１を有する。
第１密閉空気層を外気から遮断し密閉に維持するために
スペーサ部材１０と外側および中間硝子板の内面との間
隙および周縁の他の部分をシーラント１２その他類似物
質を介装する。
中間硝子板３には例えば第３図々示の如く四隅部に第１
および第２密閉空気層を連絡する連通孔１３を穿設する
。
連通孔１３の位置、大きさおよび個数は任意であり、要
は第１および第２空気層を連通させ２層間の乾燥空気が
流通かつ循環すればよい。
第２密閉空気層６を形成する硝子板３，４はその間の周
縁部をシーラント１４で充填し、第２密閉空気層６を外
気から遮断し、鉄部を密閉維持する。
すなわち、硝子板３，４の周縁部を第１図々示の如く斜
切して、鉄部にシーラント１４を充填して空気の流出入
を確実に阻止する。
上記実施例において乾燥剤を容置する容器はそれ自体公
知である。
また乾燥剤としては例えば合成ゼオライトを使用する。
合成ゼオライトは空気中の水分を０．１ｐ、ｐｏｍに迄
吸湿する強力な性能を持っているので、密閉された第１
および第２空気層６内の乾燥空気は連通孔１３を介して
流通し、常に完全な乾燥状態に維持される。
尚、この実施例は外側硝子板２を音源側にした構成の例
を示すが、内側硝子板４を音源側に配置した構成として
もさしつかえない。
上記の実施例において、第１および第２密閉空気層５，
６を形成する硝子板間の周縁部に介装するシーラントは
柔軟なブチルゴム系材料を使用する。
これにより層５，６は完全に密封状態に維持し外気から
遮断することが可能になり、外気が内部に流出するおそ
れはない。
従って、内外の温度差による熱膨張の差異によって生じ
る硝子の熱割れの可能性は殆どなくなる。
なお上記実施例において、硝子板の厚さおよび空気層の
厚さを特定的に例示しているが、勿論上記数値に限定さ
れるのではなく、特に１２５ないし５００ Ｈｚの低音
周波数帯の遮音性を好ましくは３５ｄＢ前後又はそれ以
上に維持する為、適宜の変更は可能である。
したがって、この考案に係る構造を設置する場合におい
て、その周囲環境に応じて特に第１密閉空気層５の幅お
よび硝子板２，３．４の厚さを任意に変えることができ
る。
第４図は第１密閉空気層を音源側にした場合の透過損失
ｄＢの実験データ図、第６図は第２密閉空気層を音源側
にした場合の透過損失ｄＢの実験データ図を示し、共に
５００ Ｈｚ前後の入射音において安定かつ優れた効果
を示し、かつコインシデンス効果は全くない。
なお、上記実験ではこの考案の装置（窓硝子面積５７０
ｍｍ Ｘ １１７０ ｍｍ）を２４７ｍ３の受音室に
４ｍ２取付開口部面積（窓硝子面積０゜６６７ｍ２）に
取付け、１０９ｍ３の音源室に向けて軽量コンクリート
ブロック上に粘土を介して固定し、音源より＋ｏｃｔ帯
域雑音を印加して行った。
受音室の周囲環境は温度１２℃、湿度７０％である。
以上の説明から容易に理解されるように、この考案は比
較的間隔の広い第１密閉空気層と極めて間隔の狭い第２
密閉空気層を形成するように硝子板を並置し、しかも乾
燥空気が上記層間を循環流通するようにしたので、硝子
板に貫流する熱エネルギーを第１密閉空気層によって遮
断し、かつ内外温度差による内部結露現象を阻止し、更
に第２密閉空気層によって入射音を吸収し透過損失を大
にすることを可能にしたものである。
特に、比較的幅広な第１密閉空気層と、０．２〜Ｑ、５
ｍｍの微小間隔からなる第２密閉空気層とを連通させる
為に、中間に位置する硝子板の四隅に連通孔を設けたの
で、第１密閉空気層内の乾燥空気を第２密閉空気層の隅
々まで確実に循環させることができ、この結果、結露を
全面に亙って確実に防止できる効果がある。
内部結露現象について、第１図実施例の如く外側ガラス
−第１密閉空気層−中間ガラスをそれぞれ３−５−３ｍ
ｍとして乾燥空気を封入した場合には、外気温度最低一
４９℃まで結露現象が生ずることがない。
５−６−５ｍｍとした場合は、−６５℃まで耐えられる
。
下記表は、周波数１００ないし５０００ Ｈｚの入射音
の透過損失ｄＢの変化を本考案装置、従来の単板および
複層ガラスと対比した実験値を示したもので、そのグラ
フを第６図に示す（なお第６図には、本考案の装置を第
１密閉空気層側を音源側にして配置した実験結果と従来
の装置の結果との対比を示しである。
）。特に、本考案装置を第１密閉空気層側を音源側とし
た場合の透過損失ｄＢの平均は、１２５〜５００■周波
数帯において、１０ｍｍ単板が２６ ｄＢ、６−６−６
複層ガラスが２４ ｄＢであるのに対し、２７ｄＢと高
く、かつ安定し、更に３１５〜５０００ Ｈｚ周波数帯
においては、夫々３２ ｄＢ、３０ ｄＢであるのに対
し、３５ｄＢである。
また、本考案装置の断熱効果は、６−６−５ｍｍの複層
ガラスよりすぐれ、遮音効果は１０ｍｍ単板に比し、特
にすぐれている。
以上幾つかの実施例を図面によって説明して来たが、勿
論これらの実施例は例示的なもので、この考案の精神お
よび範囲内において任意に変形または変更しうるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの考案の実施例の一部縦断面図、第２図は同
じく一部横断面図、第３図は４隅部に連通孔を設けた中
間硝子板の正面図、第４図は第１密閉空気層を音源側に
した場合の透過損失実験データ図、第５図は第２密閉空
気層を音源側にした場合の透過損失実験データ図、第６
図は第１密閉空気層を音源側にした場合の従来装置との
比較グラフである。 １・・・・・・装置全体の構成、２，３．４・・曲硝子
板、５・・曲毛１密閉空気層、６・・・・・・第２密閉
空気層、７・・曲金属フレーム、８・・・・・・弾性体
、９・・・・・・乾燥剤、１０・・・・・・スペーサ部
材、１１・・・・・・通気溝、１２・・曲シーラント、
１３・・・・・・連通孔、１４・・・・・・シーラント
、１５・・曲テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. １．３枚の硝子板を外周フレーム内へ相互に対し所定間
    隔の密閉空気層を形威し、かつ独立振動可能に並設して
    なる硝子装置において、前記３枚の硝子板相互間に比較
    的幅広な第１密閉空気層と０゜２〜９．５ｍｍの微小間
    隔からなる第２密閉空気層が形成されているとともに、
    前記三枚の硝子板の中間に位置する硝子板の四隅に、前
    記第１密閉空気層と第２密閉空気層とを連通させる為の
    連通孔を設け、前記第１密閉空気層内に乾燥剤を封入し
    てなる断熱遮音硝子装置。 ２、硝子板の厚さは夫々３ｍｍ、５ｍｍおよび３ｍｍで
    あることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記
    載の断熱遮音硝子装置。 ３、第１密閉空気層の幅が６ｍｍ前後であることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第１項記載の断熱遮音硝
    子装置。
JP1977036898U 1977-03-26 1977-03-26 断熱遮音硝子装置 Expired JPS5828150Y2 (ja)

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