JP2010089774A - 自動車の両開きドア装置 - Google Patents

自動車の両開きドア装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010089774A
JP2010089774A JP2009210770A JP2009210770A JP2010089774A JP 2010089774 A JP2010089774 A JP 2010089774A JP 2009210770 A JP2009210770 A JP 2009210770A JP 2009210770 A JP2009210770 A JP 2009210770A JP 2010089774 A JP2010089774 A JP 2010089774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
model
state
link
connecting means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009210770A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4747381B2 (ja
JP2010089774A5 (ja
Inventor
Takashi Yano
隆志 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2009210770A priority Critical patent/JP4747381B2/ja
Publication of JP2010089774A publication Critical patent/JP2010089774A/ja
Publication of JP2010089774A5 publication Critical patent/JP2010089774A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4747381B2 publication Critical patent/JP4747381B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D15/00Suspension arrangements for wings
    • E05D15/48Suspension arrangements for wings allowing alternative movements
    • E05D15/50Suspension arrangements for wings allowing alternative movements for opening at either of two opposite edges
    • E05D15/507Suspension arrangements for wings allowing alternative movements for opening at either of two opposite edges by detachment of the hinge from the wing or the frame
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/047Doors arranged at the vehicle sides characterised by the opening or closing movement
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME RELATING TO HINGES OR OTHER SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS AND DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION, CHECKS FOR WINGS AND WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/53Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles characterised by the type of wing
    • E05Y2900/531Doors

Abstract

【課題】特に四人乗りクーペ型乗用車の、前部座席乗員が着座中に後部座席乗員が乗り降りできる実用的な長尺ドアを実現すること。さらには、特許文献4の課題、前座席乗員と
後座席乗員が乗り降りする時には、前座席または後座席の一方の乗員が乗り降りした後一度ドアを閉めて再度ドアを開けないと他方の乗り降りができなかったことを解決すること
である。
【解決手段】ドアと車体との間に介在する中間部材、ドアと中間部材を回転または平行移動が可能に連結する第1の連結手段、前記中間部材と前記車体を着脱可能に連結する第2の連結手段を備える構成とする。前記制御手段は、前記ドアの前方または後方を開ける時に、前記ドアの前端部または後端部の前記第2の連結手段を駆動させて前記中間部材と前記車体との間の連結を解除させ、残りの第2の連結手段とそれに連結され前記中間部材と第1の連結手段を協働させて前記ドアの重量を支持させる。

【選択図】図2

Description

自動車のドアに関するものである。
本発明のドア装置は、自動車の、特にクーペ型自動車の前後二列の座席の自動車の前後方向の範囲を単独でカバーする長尺両開きドアであって、前座席乗員が着座している状態での後座席乗員の乗り降りを可能にするものである。
製造販売されている自動車で、車体の側面に両開きドアを有するものはない。
自動車の側面に設けられた両開きドアの特許は存在する。それらについて説明する。特許文献1、2および3は通常の長さの両開きドアであって、前座席乗員が着座している状態での後座席乗員の乗り降りを可能にする技術ではない。
特開昭58−101980号公報 特開昭58−191881号公報 特開昭63−284383号公報
自動車の長尺両開きドア装置は三つの課題を解決しなければならない。第1の課題はドアを開けた時の風圧等の車体の水平方向の応力に対する剛性である。第2の課題はドアを開けた時の人の体重等の車体の水垂直方向の応力に対する剛性である。第3の課題は長尺両開きドアのために大きな開口部が設けられた車体の走行時の剛性である。
自動車の長尺両開きドアの特許としては、本発明の発明者による発明である特許文献4がある。特許文献4は該三つの課題を解決する技術である。
特許文献4の技術は、前座席乗員の乗り降りに対して、ドア前端部の第1の開閉手段を開放し、ドア後端部の第1の開閉手 (連結手段) とドア中央部の第2の開閉手段 (連結手段) によって、ドアを開閉自在に支持すること、後座席乗員の乗り降りに対して、ドア後端部の第1の開閉手段 (連結手段) を開放し、ドア前端部の第1の開閉手段 (連結手段) とドア中央部第2の開閉手段 (連結手段) によって、ドアを開閉自在に支持するものである。
しかし、 特許文献4の技術は、第4の課題を有している。それは、第2の開閉部材 (連結手段) がドア中央部にあるため、前座席乗員と後座席乗員が乗り降りする時には、必ず、前座席または後座席の一方の乗員が乗り降りした後、一度ドアを閉めて、再度ドアを開けないと他方の乗り降りができないことである。
特願2007324266号
本発明の課題は、特許文献4が解決した、第1の課題、第2の課題、第3の課題と、特許文献4の新たな課題である第4の課題を解決しようとするものである。
特許文献4の第2の開閉部材 (連結手段) を用いないドア装置を提供する。本発明のドア装置は、ドアと、前記ドアの前記前後方向の前端部及び後端部のそれぞれと前記車体との間に設けられた二つの中間部材と、前記ドアと前記中間部材の間に介在する回転または平
行移動が可能な第1の連結手段と、前記中間部材と前記車体の間に介在する着脱可能な第2の連結手段で構成される。
特許文献4の第2の開閉部材 (連結手段) に相当する手段がないので、前座席乗員に続いて後座席乗員が乗り降りすることも、後座席乗員に続いて前座席乗員が乗り降りすることも可能になり、第4の課題を解決した。
図1に、各種ドア方式の4人乗車時の乗降方式の比較表を示す。本発明は、従来の2ドア方式で不可能であった乗降方式B,E,Fと、特許文献4で不可能であった乗降方式C,D.E,Fが可能になった。乗降方式C,D.E,Fが求められる状況において、特許文献4では乗降方式AまたはBの後に一度ドアを閉めて乗降方式BまたはAを行なうことにより対応していた。本発明では、自動車側面にスペースがある場合は乗降方式C,D.E,Fを選択し、スペースがない場合や身体障害者のように乗り降りのしやすさを求める時には、特許文献4と同様に、乗降方式AまたはBの後に一度ドアを閉めて乗降方式BまたはAを選択することができる。
前記中間部材が自動車の前後方向と高さ方向の長さを有していることにより、第1の課題、第2の課題、第3の課題を、特許文献4とは異なる方法で解決した。まず、第1の課題については、第1の連結手段、第2の連結手段を自動車の前後方向に離して配置することにより、ドアを開けた時の風圧等の車体の水平方向の応力に対して剛性の高い構造にすることができた。次に、第2の課題については、第1の連結手段、第2の連結手段を自動車の高さ方向の長さを有するものとして前後方向に離して配置することにより、ドアを開けた時の人の体重等の車体の水垂直方向の応力に対して剛性の高い構造にすることができた。さらに、第3の課題については、まず、ドアを閉めた時に、前記ドアの前記前後方向の前端部及び後端部の前記中間部材は第2の連結手段によって前記車体と強固に連結されていて、前記車体のドアによる開口部面積を小さくする効果がある。次に、第1の課題、第2の課題ために剛性の高い構造にした第1の連結手段、第2の連結手段および、前記ドアの前記前後方向の概略中央の下端部の第3の連結手段によって、ドアを閉めた走行時の車体の剛性を高めることができた。
また、前記中間部材が自動車の前後方向と高さ方向の長さを有していることにより、第1の連結手段を多様な方式で実現することができる。それには実施例1の単ヒンジ機構、実施例2の多節リンク機構、実施例5のスライド開閉機構等がある。実施例5は片持ち式スライドドアであって、車体側にレールを設けなくて良い、すなわち、車体にレール溝がないという特徴を有している。
また、前記中間部材が自動車の前後方向と高さ方向の長さを有していることにより、第1の連結手段は、実施例3、実施例6の自動ドア機構(動力駆動機構)や実施例4、実施例7のパワーアシスト機構(支援駆動機構)を組込まれることが容易になっている。
また、本発明の長尺両開きドアは四人乗りクーペ型の乗用車の新しいデザインを可能にした。長尺両開きドアの長さは、4ドア乗用車の前ドアと後ドアを合わせた長さに等しく、Bピラーと呼ぶ前ドアと後ドアの間の支柱がなく、窓ガラスも一体になった、開放的な居住空間の提供を可能にした。
本発明の長尺両開きドア装置は、長尺両開きドア10、中間部材、車体1と、長尺両開きドア10と中間部材を連結する第1の連結手段、中間部材と車体1を連結する第2の連結手段からなる。
長尺両開きドア10の前方を開ける時には、ドア前端部の第2の連結手段は中間部材と車体1との連結を解除し、ドア後端部の前記第1の連結手段、中間部材120b、第2の連結手段は協働して、前方を開閉可能なように長尺両開きドア10を支持すること、一方、長尺両開きドア10の後方を開ける時には、ドア後端部の第2の連結手段は中間部材と車体1との連結を解除し、ドア前端部の第1の連結手段、中間部材、第2の連結手段は協働して、後方を開閉可能なように長尺両開きドア10を支持する。
本発明の制御手段は、実施例1、実施例2、実施例5の手動機構、実施例3、実施例6の自動ドア機構(動力駆動機構)や実施例4、実施例7のパワーアシスト機構(支援駆動機構)で異なる。本発明の実施例においては、制御手段は説明を簡略にするために全て電気制御方式で示しているが、機械制御方式でもよいし、それらを組み合わせた制御方式でもよい。
実施例1は単ヒンジ機構を用いたドア装置である。第1の連結手段がヒンジ部材121a,121bと緩衝部材122a,122bからなる単ヒンジ機構で構成される長尺両開きドア装置である。緩衝部材122a,122bは風圧等によりドアが急激に閉まること、風圧等によりヒンジ部材121a,121bに過大な応力が加わることを防ぐものである。
図2は長尺両開きドア装置を装着した四人乗りクーペ型の乗用車の概略を示す構造図であり、本発明の主要な機構を透視的に図示している。図2(a)は、長尺両開きドア10を閉鎖した状態の平面図、図2(b)は側面図(ドアの正面図)、図2(c)はドア後方を開放した状態の平面図、図2(d)はドア前方を開放した状態の平面図である。ドア側ブラケット110は長尺両開きドア10に装着され、中間部材120a,120bは、ヒンジ機構のヒンジ部材121a,121bと緩衝部材122a,122bによりドア側ブラケット110と連結されている。図2(c)において、中間部材120b、ヒンジ部材121b、緩衝部材122bが長尺両開きドア10と一体になって開放するため、後座席乗員の乗り降りを妨げないことを図示している。また図2(d)において、中間部材120aとヒンジ部材121a、緩衝部材122aが、前座席乗員の乗り降りを妨げないことを図示している。
図3は実施例1のより詳細な構成を図示している。図3(a)は長尺両開きドア装置の平面図、図3(b)は正面図 (ドア外側) 、図3(c)は長尺両開きドア10の後方を第1の状態に開放した状態の平面図、図3(d)は第2の状態に開放した状態の平面図である。スペースがあり、かつ図1の乗降方式比較表の乗降方式C,D,E,Fを行う時には、長尺両開きドア10を第2の状態まで開放する。ドア側ブラケット110と中間部材120a,120bは、第1の連結手段、すなわち、ヒンジ部材121a,121b、緩衝部材122a,122bからなるヒンジ機構で連結されている。そと車体側ブラケット130は第2の連結手段、すなわち、2つのロックソレノイド(前側)131aと2つのロックソレノイド(後側)131bによって連結されている。
前述の自動車の長尺両開きドア装置が有する三つの課題の内、第1の課題のドアを開けた時の風圧等の車体の水平方向の応力に対する剛性について、図3は、中間部材120a,120bが自動車の前後方向に十分な長さを持っていること、それによって、緩衝部材122a,122bが機能するのに必要な、ヒンジ部材121a,121bと緩衝部材122a,122bの距離が確保され、剛性の高い構造であることを図示している。
第2の課題のドアを開けた時の人の体重等の車体の水垂直方向の応力に対する剛性については、図3は、中間部材120a,120bが自動車の高さ方向に十分な長さを持っていること、またそれによって、ヒンジ部材121a,121bが高さ方向に十分な長さを持ち、剛性の高い構造であることを図示している。
第3の課題の長尺両開きドア装置のために大きな開口部が設けられた車体の走行時の剛性については、図3は、中間部材120a,120bが自動車の高さ方向に十分な長さを持っていること、またそれによって、ヒンジ部材121a,121bが高さ方向に十分な長さを持っていること、ドアを閉めた状態では、ドア側ブラケット110、ヒンジ部材121a,121b、中間部材120a,120b、ロックソレノイド131a,131b、車体側ブラケット130が略同一平面を構成し、ドアと車体を一体の構造として車体の剛性を高めること、さらにロックソレノイド131cがドア側ブラケット110と車体側ブラケット130を直接連結し、さらに、ドアと車体を一体の構造とし、剛性の高い構造であることを図示している。
図13(b)は実施例1に用いるリモートドアキー410およびそのドアスイッチ411を図示している。 図13(c)は収納式のドアハンドル500a,500bを図示している。
図4は実施例1のドア開閉の制御装置を図示している。図3、図4、図13によって長尺両開きドア10の後方を開ける制御について説明する。まず、リモートドアキー410のスドアイッチ411が操作さけると、ドアハンドルセンサー501a,501bの入力信号の受付が可能になる。次に、ドアハンドルセンサー(後側)501bに入力信号があると、演算部133は入力信号を処理し、制御部134は中間部材(後側)120bに設けられたロックソレノイド(後側)131b、ドア側ブラケット110に設けられたロックソレノイド(中央)131cを駆動して、ピンを車体側ブラケット130から抜くことにより長尺両開きドア10を開閉自在にする。ドアハンドル(後側)500bを引くことによりドアを開けることができる。ロックソレノイド(前側)131aとロックソレノイド(後側)131bは同時には作動不可であるので長尺両開きドア10が落下することはない。
長尺両開きドア10の後方を閉める制御について説明する。ドアハンドル(後側)500bを押すことによりドアを閉めることができる。ドア位置センサー132a,132bが長尺両開きドア10の閉鎖状態になったことを検出すると、ロックソレノイド(後側)131bとロックソレノイド(中央)131cを駆動してピンを車体側ブラケット130に挿入することにより長尺両開きドア10を車体側ブラケット130に固定する。
長尺両開きドア10の前方を開ける制御と前方を閉める制御については、(前側)と記述された部材と(後側)と記述された部材を置き換えることにより、後方を開ける制御と後方を閉める制御と同様に説明できる。また、本実施例の電気制御方式を機械制御方式に置き換えることも可能である。
実施例2は多節リンク機構を用いたドア装置である。第1の連結手段が、長さの異なる、回転可能な、第1リンク221a,221bと第2リンク222a,222bからなる多節リンク機構で構成される長尺両開きドア装置である。実施例1のヒンジ機構で構成される長尺両開きドア装置に比べ、ドアの開放時に、長尺両開きドア10は回転動作とともに平行移動動作を行うので開口部を大きくすることができ、乗り降りをより容易にする。
図5は長尺両開きドア装置を装着した四人乗りクーペ型の乗用車の概略を示す構造図であり、本発明の主要な機構を透視的に図示している。図5(a)は、長尺両開きドア10を閉鎖した状態の平面図、図5(b)は側面図(ドアの正面図)、図5(c)はドア後方を開放した状態の平面図、図5(d)はドア前方を開放した状態の平面図である。ドア側ブラケット210は長尺両開きドア10に装着され、中間部材220a,220bは、多節リンク機構の第1リンク221a,221b、第2リンク222a,222bによりドア側ブラケット210と連結されている。図5(c)において、中間部材(後側)220b、第1リンク(後側)221b、第2リンク(後側)222bが長尺両開きドア10と一体になって開放するため、後座席乗員の乗り降りを妨げないことを図示して
いる。また図5(d)において、中間部材(前側)220aと第1リンク(前側)221a、第2リンク(前側)222aが、前座席乗員の乗り降りを妨げないことを図示している。
図6は実施例2のより詳細な構成を図示している。図6(a)は長尺両開きドア装置の背面図 (ドア内側、上下が逆) 、図6(b)は平面図、図6(c)は正面図 (ドア外側) 、図6(d)は長尺両開きドア10の後側開放状態の平面図である。ドア側ブラケット210と中間部材220a,220b、は第1リンク221a,221b、第2リンク222a,222bからなる多節リンク機構で連結されている。
また、図6は、前述の自動車の長尺両開きドア装置の第1の課題について、中間部材220a,220bが自動車の前後方向に十分な長さを持っていること、それによって、第1リンク221a,221bと第2リンク222a,222bとの距離が確保され、剛性が高い構造であることを図示している。
第2の課題については、図6は、中間部材220a,220bが自動車の高さ方向に十分な長さを持っていること、それによって、第1リンク221a,221b、第2リンク222a,222bが高さ方向に十分な長さを持ち、剛性が高い構造であることを図示している。
第3の課題については、図6は、中間部材120a,120bが自動車の高さ方向に十分な長さを持っていること、またそれによって、ヒンジ部材121a,121bが高さ方向に十分な長さを持っていること、ドアを閉めた状態では、ドア側ブラケット110、ヒンジ部材121a,121b、中間部材120a,120b、ロックソレノイド131a,131b、車体側ブラケット130が略同一平面を構成し、ドアと車体を一体の構造として車体の剛性を高めること、さらにロックソレノイド131cがドア側ブラケット110と車体側ブラケット130を直接連結し、さらに、ドアと車体を一体の構造とし、剛性の高い構造であることを図示している。
実施例3は多節リンク機構と自動ドア機構(動力駆動機構)を用いたドア装置である。その構成を図6に示す。第1リンク221a,221b、第2リンク222a,222bには第1ロータリーアクチェータ223a,223b、第2ロータリーアクチェータ224a,224bが装着されている。一つのロータリーアクチェータで周知の動力伝達機構を用いて多節リンク機構を駆動することも可能である。
図13(a)は自動ドア機構(動力駆動機構)に用いるリモートコントローラ400の外観図である。右前のドアスイッチ401aと右後のドアスイッチ401bは開ボタンと閉ボタンからなるシーソースイッチで、リモートコントロール手段400のグリップ部にはセーフティスイッチ402が装着されていて正しく保持されていない時にはドアスイッチ401a,401bを操作することはできない。
図7は実施例3のドア開閉の制御装置を図示している。図6、図7、図13によって長尺両開きドア10の後方を開ける制御について説明する。まず、リモートコントローラ400のドアイッチ(後側)401bが操作されると、演算部233は入力信号を処理し、制御部234は中間部材(後側)220bに設けられたロックソレノイド(後側)231b、ドア側ブラケット210に設けられたロックソレノイド(中央)231cを駆動して、ピンを車体側ブラケット230から抜くことにより長尺両開きドア10を開閉自在にする。ロックソレノイド(前側)231aとロックソレノイド(後側)231bは同時には作動不可であるので長尺両開きドア10が落下することはない。次に、第1リンク(前側)221aに設けられた第1ロータリーアクチェータ(前側)223a、第2リンク(前側)222aに設けられた第2ロータリーアクチェータ(前側)224aを協調して制御して長尺両開きドア10の後方を開ける。
長尺両開きドア10の後方を閉める制御について説明する。まず、車内コンソールやリモートコントローラ400のドアイッチ(後側)401bが操作されると、演算部233は入力信号を処理し、制御部234は第1リンク(前側)221aに設けられた第1ロータリーアクチェータ(前側)223a、第2リンク(前側)222aに設けられた第2ロータリーアクチェータ(前側)224aを協調して制御して長尺両開きドア10の後方を閉める。次に、ドア位置センサー232a,232bが長尺両開きドア10の閉鎖状態になったことを検出すると、ロックソレノイド(後側)231bとロックソレノイド(中央)231cを駆動してピンを車体側ブラケット230に挿入することにより長尺両開きドア10を車体側ブラケット230に固定する。
長尺両開きドア10の前方を開ける制御と前方を閉める制御については、(前側)と記述された部材と(後側)と記述された部材を置き換えることにより、後方を開ける制御と後方を閉める制御と同様に説明できる。
実施例4は多節リンク機構とパワーアシスト機構(支援駆動機構)を用いたドア装置である。
図13(b)は実施例4に用いるリモートドアキー410およびそのドアスイッチ411を図示している。 図13(c)は収納式のドアハンドル500a,500bを図示している。図13(b)は実施例4に用いるリモートドアキー410の外観図である。ドアスイッチ411は開ボタンと閉ボタンからなるシーソースイッチである。図13(c)は収納式ドアハンドル500a,500bを装着した長尺両開きドア10と乗用車の外観図である。
図14は収納式ドアハンドル500a,500bの構造図である。図14(a),13(d)は突出状態の側面図、図14(b)は収納状態の側面図、図14(c),図14(e)は背面図(ドア内側)である。ドアハンドルアクチェータ503a,503bにより収納式ドアハンドル500a,500bの突出と収納を行う。ドアハンドルセンサー501a,501bは収納式ドアハンドル500a,500bとドアハンドルアクチェータ503a,503bの中間に装着され、収納式ドアハンドル500a,500bの開方向応力510、閉方向応力511を開方向入力512、閉方向入力513に変換して検出する。
図8は実施例3のドア開閉の制御装置を図示している。図6、図8、図13、図14によって長尺両開きドア10の後方を開ける制御について説明する。まず、リモートドアキー410のドアスイッチ411が操作されると、演算部233は入力信号を処理し、制御部234はドアハンドルアクチェータ503a,503bを制御し、収納式ドアハンドル500a,500bの双方または任意の一方を突出させて操作可能にする。次に、ドアハンドルセンサー(後側)501bが収納式ドアハンドル(後側)500bの開方向応力510を開方向入力512として検出すると、その信号は演算部 232で処理されて制御部233に送られ、制御部233は中間部材(後側)220bに設けられたロックソレノイド(後側)231b、ドア側ブラケット210に設けられたロックソレノイド(中央)231cを駆動して、ピンを車体側ブラケット230から抜くことにより長尺両開きドア10を開閉自在にする。さらに、第1リンク(前側)221aに設けられた第1ロータリーアクチェータ(前側)223a、第2リンク(前側)222aに設けられた第2ロータリーアクチェータ(前側)224aを協調して制御し、検出した開方向入力512に応じた速度で後側開方向支援駆動を行う。開方向入力512の検出が停止すると後側開方向支援駆動を停止する。演算部232は同時に前後のドアハンドルセンサー501a,501bの操作を検出すると最も早いと思われる一つを選択する。また演算部232は長尺両開きドア10の前側または後側が開放されている時に他方の開方向支援駆動に係わる制御を禁止する。
長尺両開きドア10の後方を閉める制御について説明する。ドアハンドルセンサー(後側)501bが収納式ドアハンドル(後側)500bの閉方向応力511を開方向入力513として検出すると、その信号は演算部 232で処理されて制御部233に送られ、制御部233は第1リンク(前側)
221aに設けられた第1ロータリーアクチェータ(前側)223a、第2リンク(前側)222aに設けられた第2ロータリーアクチェータ(前側)224aを協調して制御し、検出した閉方向入力513に応じた速度で後側開方向支援駆動を行う。ドア位置センサー232a,232bが長尺両開きドア10の閉鎖状態になったことを検出すると、ロックソレノイド(後側)231bとロックソレノイド(中央)231cを駆動してピンを車体側ブラケット230に挿入することにより長尺両開きドア10を車体側ブラケット230に固定する。
長尺両開きドア10の前方を開ける制御と前方を閉める制御については、(前側)と記述された部材と(後側)と記述された部材を置き換えることにより、後方を開ける制御と後方を閉める制御と同様に説明できる。
支援駆動を行うタイミングには2つの方式がある。第1は長尺両開きドア10の閉鎖状態から開放状態に至る全領域で行う方式で、第2は長尺両開きドア10の閉鎖状態から半ドア状態にかけて開方向支援駆動を行い、半ドア状態から閉鎖状態にかけて閉方向支援駆動を行う方式である。後者は操作に力を要する領域だけ支援駆動を行なうものである。
実施例5はスライド開閉機構を用いたドア装置である。第1の連結手段が、第1スライドアクチェータ321a,321b、第2スライドアクチェータ322a,322bと第1レール311、第2レール312からなるスライド開閉機構で構成される長尺両開きドア装置である。実施例1のヒンジ機構で構成される長尺両開きドア装置に比べ、ドアの開放時に、長尺両開きドア10は主に平行移動動作を行うので狭い駐車スペースでの乗り降りをより容易にする。
図9は長尺両開きドア装置を装着した四人乗りクーペ型の乗用車の概略を示す構造図であり、本発明の主要な機構を透視的に図示している。図9(a)は、長尺両開きドア10の閉鎖状態の平面図、図9(b)は側面図(ドアの正面図)、図9(c)は後側開放の過渡状態の平面図、図9(d)は後側開放状態の平面図である。ドア側ブラケット310は長尺両開きドア10に装着され、中間部材320a,320bは第1スライドアクチェータ321a,321b、第2スライドアクチェータ322a,322bと第1レール311、第2レール312を介してドア側ブラケット310と連結されている。図6(d)において、中間部材(後側)220bと第1スライドアクチェータ(後側)321b、第2スライドアクチェータ(後側)322bが、後座席乗員の乗り降りを妨げないことを図示している。
図10は実施例2のより詳細な構成を図示している。図10(a)は長尺両開きドア装置の背面図(ドア内側、上下が逆) 、図10(b)は平面図、図10(c)は正面図 (ドア外側) 、図6(d)は長尺両開きドア10の後側開放の過渡状態の平面図、図6(e)は長尺両開きドア10の後側開放状態の平面図である。
実施例6はスライド開閉機構と自動ドア機構(動力駆動機構)を用いたドア装置である。その構成を図10に示す。第1スライドアクチェータ321a,321bと第2スライドアクチェータ322a,322bはそれぞれ第1レール311、第2レール312と摺動可能に係合し、第1レール311、第2レール312を摺動可能方向にリニアモーターで駆動する。また、ドア側ブラケット310には第1レール311、第2レール312が装着されている。中間部材320a,320bには第1リンク323a,323b、第2リンク324a,324b、第3リンク325a,325bからなる多節リンクを介して第1スライドアクチェータ321a,321b、第2スライドアクチェータ322a,322bが連結されている。前記多節リンクは第1スライドアクチェータ321a,321bと第2スライドアクチェータ322a,322bをドア面に垂直方向に押出す機能を有する。また、第1リンク323a,323bと第2リンク324a,324bは連結リンク326a,326bで連結され、第1リンク323a,323bと第3リンク325a,325bは連結シャフト327a,327bで連結され、多節リンクとして機能する。
また、第2リンク324a,324bにはロータリーアクチェータ328a,328bが装着されている。
第1リンク323a,323b、第2リンク324a,324b、第3リンク325a,325bは十分に短く、ドアを閉めた状態ではドア平面に近傍で平行にあり、第1スライドアクチェータ321a,321b、第2スライドアクチェータ322a,322bは第1レール311、第2レール312に固定されているので、ドア側ブラケット310と中間部材320a,320bと車体側ブラケット310は1体として高い剛性の構造体を形成する。
実施例6は、実施例3と同様に図13(a)に示すリモートコントローラ400を使用する。
図11は実施例6のドア開閉の制御装置を図示している。図10、図11、図13によって長尺両開きドア10の後方を開ける制御について説明する。まず、リモートコントローラ400のドアイッチ(後側)401bが操作されると、演算部333は入力信号を処理し、制御部334は中間部材(後側)320bに設けられたロックソレノイド(後側)331bを駆動して、ピンを車体側ブラケット330から抜くことにより長尺両開きドア10を開閉自在にする。ロックソレノイド(前側)331aとロックソレノイド(後側)331bは同時には作動不可であるので長尺両開きドア10が落下することはない。次に、ロータリーアクチェータ(前側)328aとロータリーアクチェータ(後側)328bを協調して制御し、第1リンク323a,323b、第2リンク324a,324b、第3リンク325a,325bを回転させて長尺両開きドア10を押出すとともにわずかに前方に平行移動し、図10(d)の状態にする。さらに、第1スライドアクチェータ(前側)321a,と第2スライドアクチェータ(前側)322a,を協調して制御し、第1レール311、第2レール312を前方に平行移動し、図10(e)の状態にする。
長尺両開きドア10の後方を閉める制御について説明する。まず、リモートコントローラ400のドアイッチ(後側)401bが操作されると、演算部333は入力信号を処理し、制御部334は第1スライドアクチェータ(前側)321a,と第2スライドアクチェータ(前側)322aを協調して制御し、第1レール311、第2レール312を後方に平行移動し、図10(d)の状態にする。次に、ロータリーアクチェータ(前側)328aとロータリーアクチェータ(後側)328bを協調して制御し、第1リンク323a,323b、第2リンク324a,324b、第3リンク325a,325bを回転させて長尺両開きドア10を引き込むとともにわずかに後方に平行移動し、図10(b)の状態にする。さらに、ロックソレノイド(後側)331bを駆動して、ピンを車体側ブラケット330に挿入することにより長尺両開きドア10を車体側ブラケット330に固定する。
長尺両開きドア10の前方を開ける制御と前方を閉める制御については、(前側)と記述された部材と(後側)と記述された部材を置き換えることにより、後方を開ける制御と後方を閉める制御と同様に説明できる。
実施例7はスライド開閉機構とパワーアシスト機構(支援駆動機構)を用いたドア装置である。
実施例7は、実施例4と同様に図13(b)に示すリモートキー410を使用する。
図14は収納式ドアハンドル500a,500bの構造図である。図14(a),13(d)は突出状態の側面図、図14(b)は収納状態の側面図、図14(c),図14(e)は背面図(ドア内側)である。ドアハンドルアクチェータ503a,503bにより収納式ドアハンドル500a,500bの突出と収納を行う。ドアハンドルセンサー502a,502bは収納式ドアハンドル500a,500bとドアハンドルアクチェータ503a,503bの中間に装着され、収納式ドアハンドル500a,500bの開方向応力515、閉方向応力516を開方向入力517、閉方向入力518に変換して検出する。
図11は実施例6のドア開閉の制御装置を図示している。図10、図11、図13、図14によって長尺両開きドア10の後方を開ける制御について説明する。まず、リモートドアキー410のドアスイッチ411が操作されると、演算部333は入力信号を処理し、制御部334はドアハンドルアクチェータ503a,503bを制御し、収納式ドアハンドル500a,500bの双方または任意の一方を突出させて操作可能にする。次に、ドアハンドルセンサー(後側)502bが収納式ドアハンドル(後側)500bの開方向応力515を開方向入力517として検出すると、その信号は演算部 333で処理されて制御部334に送られ、制御部334は中間部材(後側)320bに設けられたロックソレノイド(後側)331bを駆動して、ピンを車体側ブラケット330から抜くことにより長尺両開きドア10を開閉自在にする。ロックソレノイド(前側)331aとロックソレノイド(後側)331bは同時には作動不可であるので長尺両開きドア10が落下することはない。さらに、ロータリーアクチェータ(前側)328aとロータリーアクチェータ(後側)328bを協調して制御し、第1リンク323a,323b、第2リンク324a,324b、第3リンク325a,325bを回転させて長尺両開きドア10を押出すとともにわずかに前方に平行移動し、図10(d)の状態にする。さらに、第1スライドアクチェータ(前側)321a,と第2スライドアクチェータ(前側)322a,を協調して制御し、検出した開方向入力517に応じた速度で第1レール311、第2レール312を前方平行移動する支援駆動を行い、図10(e)の状態にする。開方向入力517の検出が停止すると後側開方向支援駆動を停止する。
長尺両開きドア10の後方を閉める制御について説明する。まず、ドアハンドルセンサー(後側)502bが収納式ドアハンドル(後側)500bの閉方向応力516を開方向入力518として検出すると、その信号は演算部 333で処理されて制御部334に送られ、制御部334は第1スライドアクチェータ(前側)321a,と第2スライドアクチェータ(前側)322aを協調して制御し、第1レール311、第2レール312を後方平行移動する支援駆動を行い、図10(d)の状態にする。閉方向入力518の検出が停止すると後側閉方向支援駆動を停止する。次に、ロータリーアクチェータ(前側)328aとロータリーアクチェータ(後側)328bを協調して制御し、第1リンク323a,323b、第2リンク324a,324b、第3リンク325a,325bを回転させて長尺両開きドア10を引き込むとともにわずかに後方に平行移動し、図10(b)の状態にする。さらに、ロックソレノイド(後側)331bを駆動して、ピンを車体側ブラケット330に挿入することにより長尺両開きドア10を車体側ブラケット330に固定する。
長尺両開きドア10の前方を開ける制御と前方を閉める制御については、(前側)と記述された部材と(後側)と記述された部材を置き換えることにより、後方を開ける制御と後方を閉める制御と同様に説明できる。
支援駆動を行うタイミングには2つの方式があり、その制御は実施例4と同様である。
実施例8から実施例20はスウィング機構を用いた中間部材方式長尺両開きドア装置である。第15図、第16図、第17図は実施例8から実施例20の機構比較表である。各機構について、モデル番号、実施例の番号と図番を付加している。また、第16図と第17図記載の各機構は第15図記載の機構の組合せであるので、モデル番号は第15図記載のモデル番号の組合せで示す。また、構造的に成立たない機構についてはモデル番号を付加しない。以降、機構を特定するのにはモデル番号を用いる。
図18は各種ドア機構の4人乗車時の乗降方式比較表(2)である。Model 124において、ドアの開放は第1の状態 (前席乗員または後席乗員の一方の乗降に適した状態) である。乗降方式A,Bでは一度ドアを閉めてドアの反対側を開けることにより、前席乗員と後席乗員の乗降を行う。乗降方式C,D,E,Fでは前座席または後座席のスライドを行うことにより、前席乗員と後席乗員の乗降を行う。
Model 131において、ドア開放は第2の状態 (前席乗員と後席乗員の同時乗降に適した状
態) であり、乗降方式C,D,E,Fでは前座席または後座席のスライドを行うことなく前席乗員と後席乗員の乗降を行う。前席乗員が先に降車する場合は乗降方式Cを、後席乗員が先に降車する場合は乗降方式Eを、前席乗員が先に乗車する場合は乗降方式Fを、後席乗員が先に乗車車する場合は乗降方式Dを選択する。
Model 141において、ドアの開放は第1の状態と第2の状態の双方が可能である。乗降方式C,D,E,Fではドア開放は第2の状態、乗降方式A,Bではドアの開放は第1の状態であり、ドアを不必要に大きく開口することはないので狭い駐車スペースでのドアの開放が可能である。
Model 131+124は、ドアの前方または後方の一方の開放をModel 131、他方の開放をModel 124とするモデルである。ドアの後方の開放をModel 131、前方の開放をModel 124とする例で示す。乗降方式C,D,E,Fではドアの後方を第2の状態に開放し、乗降方式Aにおいてはドアの前方を第1の状態に開放し、乗降方式Bにおいてはドアの後方を第2の状態に開放する。Model 124はModel 131に比べドア開閉に要する時間が短いのとドアを不必要に大きく開口することはないので、クーペ型自動車のように前座席のみ乗降する確率の高い場合に適する。
Model 141+124は、ドアの前方または後方の一方の開放をModel 141、他方の開放をModel 124とするとするモデルである。ドアの後方の開放をModel 141、前方の開放をModel 124とする例で示す。乗降方式C,D,E,Fではドアの後方を第2の状態に開放し、乗降方式A,Bにおいてはドアを第1の状態に開放する。Model 124はModel 141より構造が単純で軽量であるので、Model 141+124はModel 141と同様の乗降が可能でありながらModel 141よりも軽量である。
実施例8は、Model 124のスウィング機構による中間部材方式長尺両開きドア (対称両開き)である。Model124には、Model 1241の単リンク・スウィング機構による中間部材方式長尺両開きドア (対称両開き)があり、Model1241には、開放した状態のドアの角度により、Model 1241a, 1241b, 1241cがある。
図19 (a), (b), (c) は実施例8のModel1241a, 1241b, 1241cの動作解説図であり、長尺両開きドア10を第1の状態 (前席乗員または後席乗員の一方の乗降に適した状態) に開放した状態を図示している。図19 (d) は中間部材620a,620bに対するリンク621a,621bの回転角度θ1 634a、リンク621a,621bに対する長尺両開きドア10の回転角度θ2 634bの関係を示している。Model 1241aにおいてはθ1+θ2=0であり、長尺両開きドア10は前方または後方に開けられ、閉めた状態と平行な状態になる。Model 1241bにおいてはθ2+θ2>0であり、長尺両開きドア10は、前方を開ける時には後方に移動しながら前方が開く方向に回転し、後方を開ける時には前方に移動しながら後方が開く方向に回転する。Model 1241cにおいてはθ2+θ2<0であり、長尺両開きドア10は、前方を開ける時には後方に移動しながら後方が開く方向に回転し、後方を開ける時には前方に移動しながら前方が開く方向に回転する。Model 1241aは車体1の側方にスペースが少ない時に適し、Model 1241b, 1241cは車体1の前方および後方にスペースがない時に適する。
図28は実施例8のModel 1241a, 1241b, 1241cを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成図であり、本発明の主要な機構を透視的に図示している。長尺両開きドア10の後方を開ける例で示している (前方を開ける場合はまったく対称である)。図28(a)は長尺両開きドア10を閉鎖した状態の平面図、図28(b)は側面図(ドアの正面図)、図28(c)はModel 1241aのドア後方を開放した状態の平面図、図28(d)はModel 1241bのドア後方を開放した状態の平面図、図28(e)はModel 1241cのドア後方を開放した状態の平
面図である。ドア側ブラケット610は長尺両開きドア10に装着され、中間部材620a,620bは、リンク621a,621bによりドア側ブラケット610と連結されている。長尺両開きドア10の後側の中間部材620b、リンク(後側)621bが長尺両開きドア10と一体になって開放するため、後座席乗員の乗り降りを妨げないことを図示している。
図29は実施例8のModel 1241a, 1241b, 1241cのより詳細な構造図である。図29(a)は長尺両開きドア装置の背面図(ドア内側)、図29(b)は長尺両開きドア装置の平面図、図29(c)は正面図 (ドア外側) 、図29(d)はModel 1241aの長尺両開きドア10の後方を開放した状態の平面図でθ1+θ2=0であることを図示している。図29(e)はModel 1241bの長尺両開きドア10の後方を開放した状態の平面図でθ1+θ2>0であることを図示している。図29(f)はModel 1241cの長尺両開きドア10の後方を開放した状態の平面図でθ1+θ2=<0であることを図示している。中間部材620a,620bとドア側ブラケット610は、第1の連結手段、すなわち、リンク621a,621b、第1ロータリーアクチェータ623a,623b、第2ロータリーアクチェータ624a,624bで連結され、中間部材620a,620bと車体側ブラケット630は第2の連結手段、すなわち、ロックソレノイド631a,631b、ロックピン632a,632bによって連結されている。さらにロックソレノイド631cがドア側ブラケット610と車体側ブラケット630を直接連結し、ロックソレノイド631a,631b、ロックピン632a,632bとにより実質上の三角形のトラス構造650を形成し、ドアと車体を一体の構造とした剛性の高い構造であることを図示している。
実施例9は、Model 1311の長尺単リンク・大開口スウィング機構による中間部材方式長尺両開きドア (対称両開き)である。ドア開放状態は第2の状態 (前席乗員と後席乗員の同時乗降に適した状態) であり、前座席または後座席のスライドを行うことなく前席乗員と後席乗員の乗降を行うことができる。Model 1311には、開放した状態のドアの角度により、Model 1311a,1311b, 1311cがある。
図20は実施例9のModel 1311a, 1311b, 1311cの動作解説図であり、長尺両開きドア10を第2の状態に開放した状態を図示している。
図30(a), (b), (d) (図30(c)を除く) は実施例9のModel 1311bを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成図であり、本発明の主要な機構を透視的に図示している。長尺両開きドア10の後方を開ける例で示しているが前方を開ける場合はまったく対称であり、Model1241と同じ構成である。
図31(a), (b), (c), (e) (図30(d) を除く)は実施例9のModel 1311bのより詳細な構造図である。図31(a)は長尺両開きドア装置の背面図(ドア内側)、図31(b)は平面図、図31(c)は正面図 (ドア外側) 、図31(e)はModel 1311bの長尺両開きドア10の後方を開放した状態の平面図で、第1ロータリーアクチェータ623a,623bがリンク621a,621bをθ1 634a回転し、第2ロータリーアクチェータ624a, 624bがドア側ブラケット610をθ2 634bする時、θ1+θ2>0であることを図示している。Model1241と比べて、第2ロータリーアクチェータ624a,624bを同軸上に配列することにより、リンク621a,621bを長尺両開きドア10の前後方向の1/2の長さにすることを可能にしている。Model 1311a, 1311cについてもθ1 634a, θ2 634bを変えることによりModel 1311bと同様に可能である。さらにロックソレノイド631cがドア側ブラケット610と車体側ブラケット630を直接連結し、ロックソレノイド631a,631b、ロックピン632a,632bとにより実質上の三角形のトラス構造650を形成し、ドアと車体を一体の構造とした剛性の高い構造であることを図示している。
実施例10は、Model 1312の二重リンクA・大開口スウィング機構による中間部材方式長尺両開きドア (対称両開き)である。Model1312には開放した状態のドアの角度により
、Model 1312a, 1312b, 1312cがある。
図21(a), (b), (c)は実施例10のModel1312a, 1312b, 1312cの動作解説図であり、長尺両開きドア10の第2の状態 前席乗員と後席乗員の同時乗降に適した状態) を図示している。図21 (d) は中間部材720a,720bに対する第1リンク721a,721bの回転角度θ1 734a、第1リンク721a,721bに対する第2リンク722a,722bの回転角度θ2 734a、第2リンク722a,722bに対する長尺両開きドア10の回転角度θ3 734cの関係を示している。Model 1312aにおいてはθ1+θ2+θ3=0であり、長尺両開きドア10は前方または後方に、を開けた時に開けられ、閉めた状態と平行な状態になる。Model 1312bにおいてはθ2+θ2+θ3>0であり、長尺両開きドア10は、前方を開ける時には後方に移動しながら前方が開く方向に回転し、後方を開ける時には前方に移動しながら後方が開く方向に回転する。Model 1312cにおいてはθ1+θ2+θ3<0であり、長尺両開きドア10は、前方を開ける時には後方に移動しながら後方が開く方向に回転し、後方を開ける時には前方に移動しながら前方が開く方向に回転する。二重リンクにすることにより、Model 1311a, 1311b, 1311cに比べて、長尺両開きドア10の開閉に必要な車体1の側方のスペースを少なくできる。
図32 は実施例10のModel 1312aを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成図であり、本発明の主要な機構を透視的に図示している。図32(c)は長尺両開きドア10の後方を開放する過渡状態を図示している。長尺両開きドア10の後方を開ける例で示しているが前方を開ける場合はまったく対称である。
図33は実施例10のModel 1312aのより詳細な構造図である。図33(a)は長尺両開きドア装置の背面図(ドア内側)、図33(b)は平面図、図33(c)は正面図 (ドア外側) 、図31(d)はModel 1312aの長尺両開きドア10の後方を開放する過渡状態の平面図、図33(e)はModel 1312aの長尺両開きドア10の後方を開放した状態の平面図ある。図33(d)は第1ロータリーアクチェータ723a,723bが第1リンク721a,721bをθ1734a回転し、第2ロータリーアクチェータ724a, 724bが第2リンク722a,722bをθ2734b回転する時、θ1+θ2=0, θ3=0, θ1+θ2+θ3=0であることを図示している。図33(e)は第2ロータリーアクチェータ724a, 724bが31(d)と逆方向にθ2 734b回転し、第3ロータリーアクチェータ725a, 725bがドア側ブラケット710をθ3 734c回転する時、θ1+θ3=0,θ2=0, θ1+θ2+θ3=0であることを図示している。Model1312b, 1312cについてもθ1, 734a θ2734b, θ3 734cを変えることによりModel1312aと同様に可能である。さらにロックソレノイド731cがドア側ブラケット710と車体側ブラケット730を直接連結し、ロックソレノイド731a,731b、ロックピン732a,732bとにより実質上の三角形のトラス構造750を形成し、ドアと車体を一体の構造とした剛性の高い構造であることを図示している。
実施例11は、Model 1313の二重リンクB・大開口スウィング機構による中間部材方式長尺両開きドア (対称両開き)である。Model1313にはModel 1313bのみがある。
図22 (a) は実施例11のModel 1313b,の動作解説図であり、長尺両開きドア10の第2の状態 (前席乗員と後席乗員の同時乗降に適した状態) を図示している。図22 (b) は、中間部材820a,820bに対する第1リンク821a,821bの回転角度θ1 834a、第1リンク821a,821bに対する第2リンク822a,822bの回転角度θ2834b、第2リンク822a,822bに対する長尺両開きドア10の回転角度θ3 834cの関係を示している。Model 1313bにおいてはθ1+θ2=0,θ1+θ2+θ3>0である。長尺両開きドア10は、前方を開ける時には後方に移動しながら前方が開く方向に回転し、後方を開ける時には前方に移動しながら後方が開く方向に回転する。長尺両開きドア10が閉まった状態では、第1リンク821a,821bと第2リンク822a,822b折畳まれるので、第1リンク821a,821bと第2リンク822a,822bの足した長さは大きくなる。Model 1311a, 1311b, 1311cに比べて、長尺両開きドア10の開口を大きくするととも
に開閉に必要な車体1の側方のスペースを少なくできる。
図34は実施例11のModel 1313bを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成図であり、本発明の主要な機構を透視的に図示している。図34(c)は長尺両開きドア10の後方を開放する過渡状態を図示している。長尺両開きドア10の後方を開ける例で示しているが前方を開ける場合はまったく対称である。
図35は実施例11のModel 1313bのより詳細な構造図である。図35 (a) は長尺両開きドア装置の背面図(ドア内側)、図35 (b) は平面図、図35(c) は正面図 (ドア外側) 、図35 (d) は長尺両開きドア10の後方を開放する過渡状態の平面図、図35 (e) は長尺両開きドア10の後方を開放した状態の平面図ある。図35 (d) は、第1ロータリーアクチェータ823a,823bが第1リンク821a,821bをθ1 834a回転し、第2ロータリーアクチェータ824a, 824bが第2リンク822a,822bをθ2 834b回転する時、θ1+θ2=0,θ3=0, θ1+θ2+θ3=0であることを図示している。図35(e)は、第3ロータリーアクチェータ825a,825bがドア側ブラケッ810をθ3 834c回転する時、θ1+θ2=0, θ3>0, θ1+θ2+θ3>0であることを図示している。さらにロックソレノイド731cがドア側ブラケット710と車体側ブラケット730を直接連結し、ロックソレノイド731a,731b、ロックピン732a,732bとにより実質上の三角形のトラス構造750を形成し、ドアと車体を一体の構造とした剛性の高い構造であることを図示している。
実施例12は、Model 1411の長尺単リンク・2段スウィング機構による中間部材方式長尺両開きドア (対称両開き) である。Model1411の開放状態は第1の状態 (前席乗員または後席乗員の一方の乗降に適した状態)と、第2の状態 (前席乗員と後席乗員の同時乗降に適した状態) の選択が可能である。Model 1411には、第1の状態と第2の状態のドアの角度により、Model1411a, 1411b, 1411c, 1411d, 1411eがある。
図23は実施例12のModel 1411a, 1411b, 1411c, 1411d, 1411eの動作解説図であり、長尺両開きドア10の第1の状態と、第2の状態を図示している。
図30 は実施例12のModel 1411cを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成図であり、本発明の主要な機構を透視的に図示している。図30 (c) は第1の状態、図30 (d) は第2の状態を図示している。長尺両開きドア10の後方を開ける例で示しているが前方を開ける場合はまったく対称であり、Model 1241, 1311と同じ構成である。
図31は実施例12のModel 1411cのより詳細な構造図である。図31 (a) は長尺両開きドア装置の背面図(ドア内側)、図31 (b) は平面図、図31(c) は正面図 (ドア外側) 、図31(d)は第1の状態の平面図、図31(e)は第2の状態の平面図で、θ1 634a、θ2634bがθ1+θ2>0であることを図示している。Model 1411a, 1411b, 1411d,1411eについてもθ1 634a, θ2 634bを変えることによりModel 1411cと同様に可能である。さらにロックソレノイド631cがドア側ブラケット610と車体側ブラケット630を直接連結し、ロックソレノイド631a,631b、ロックピン632a,632bとにより実質上の三角形のトラス構造650を形成し、ドアと車体を一体の構造とした剛性の高い構造であることを図示している。
実施例13は、Model 1412の二重リンクA・2段スウィング機構による中間部材方式長尺両開きドア (対称両開き)である。Model 1412の開放状態は第1の状態 (前席乗員または後席乗員の一方の乗降に適した状態) と、第2の状態 (前席乗員と後席乗員の同時乗降に適した状態) の選択が可能である。Model 1412には、第1の状態と第2の状態のドアの角度により、Model1412a, 1412b, 1412c, 1412d, 1412eがある。
図24は実施例13のModel 1412a, 1412b, 1412c, 1412d, 1412eの動作解説図であり、長尺両開きドア10の第1の状態と、第2の状態を図示している。二重リンクにすることにより、Model1411a, 1411b, 1411c, 1411d, 1411eに比べて、長尺両開きドア10の開閉に必要な車体1の側方のスペースを少なくできる。
図32 は実施例13のModel 1412aを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成図であり、本発明の主要な機構を透視的に図示している。図32 (c) は第1の状態、図32 (d) は第2の状態を図示している。長尺両開きドア10の後方を開ける例で示しているが前方を開ける場合はまったく対称であり、Model 1312と同じ構成である。
図33は実施例13のModel 1412aのより詳細な構造図である。図33(a)は長尺両開きドア装置の背面図(ドア内側)、図33(b)は平面図、図33(c)は正面図 (ドア外側) 、図33(d) は第1の状態の平面図、図33(e) は第2の状態の平面図ある。図33(d)は第1ロータリーアクチェータ723a,723bが第1リンク721a,721bをθ1734a回転し、第2ロータリーアクチェータ724a, 724bが第2リンク722a,722bをθ2734b回転する時、θ1+θ2=0, θ3=0, θ1+θ2+θ3=0であることを図示している。図33(e)は第2ロータリーアクチェータ724a, 724bが31(d)と逆方向にθ2 734b回転し、第3ロータリーアクチェータ725a, 725bがドア側ブラケット710をθ3 734c回転する時、θ1+θ3=0,θ2=0, θ1+θ2+θ3=0であることを図示している。Model1412b, 1412cについてもθ1, 734a θ2734b, θ3 734cを変えることによりModel1412aと同様に可能である。さらにロックソレノイド731cがドア側ブラケット710と車体側ブラケット730を直接連結し、ロックソレノイド731a,731b、ロックピン732a,732bとにより実質上の三角形のトラス構造750を形成し、ドアと車体を一体の構造とした剛性の高い構造であることを図示している。
実施例14は、Model 1413の二重リンクB・2段スウィング機構による中間部材方式長尺両開きドア (対称両開き) である。Model 1413の開放状態は第1の状態 (前席乗員または後席乗員の一方の乗降に適した状態) と、第2の状態 (前席乗員と後席乗員の同時乗降に適した状態) の選択が可能である。Model 1413にはModel 1413b, 1413cがある。
図25 (a) は実施例14のModel 1413b の動作解説図である。長尺両開きドア10を平行移動して第1の状態とし、さらに回転して第2の状態にする。図25 (b) はModel1413c
の動作解説図である。長尺両開きドア10を回転して第1の状態 (前席乗員または後席乗員の一方の乗降に適した状態) とし、さらに平行移動して第2の状態 (前席乗員と後席乗員の同時乗降に適した状態) する。Model 1413b, 1413c はModel 1411a, 1411b, 1411c, 1411d, 1411eに比べて、長尺両開きドア10の開口を大きくするとともに開閉に必要な車体1の側方のスペースを少なくできる。
図34は実施例14のModel 1413bを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成図であり、本発明の主要な機構を透視的に図示している。長尺両開きドア10の後方を開ける例で示しているが前方を開ける場合はまったく対称であり、Model1313と同じ構成である。
図35は実施例14のModel 1413bのより詳細な構造図である。図35 (a) は長尺両開きドア装置の背面図(ドア内側)、図35 (b) は平面図、図35(c)は正面図 (ドア外側)
、図35 (e) は長尺両開きドア10の後方を開放する過渡状態の平面図、図35 (e) は長尺両開きドア10の第1の状態 (前席乗員または後席乗員の一方の乗降に適した状態) の平面図ある。図35 (d) は、第1ロータリーアクチェータ823a,823bが第1リンク821a,821bをθ1834a回転し、第2ロータリーアクチェータ824a, 824bが第2リンク822a,822bをθ2
834b回転する時、θ1+θ2=0, θ3=0, θ1+θ2+θ3=0であることを図示している。図35(e)は、第3ロータリーアクチェータ825a, 825bがドア側ブラケッ810をθ3 834c回転する時、θ1+θ2=0, θ3>0, θ1+θ2+θ3>0であることを図示している。さらにロックソレノイド831cがドア側ブラケット810と車体側ブラケット830を直接連結し、ロックソレノイド831a,831b、ロックピン832a,832bとにより実質上の三角形のトラス構造850を形成し、ドアと車体を一体の構造とした剛性の高い構造であることを図示している。
実施例15はModel 1311+1241の長尺単リンク機構と単リンク機構を組合せた非対称開口スウィング機構による中間部材方式長尺両開きドア (非対称両開き) であり、Model1311がModel 1241に比べて重量が大きいことと長尺両開きドアの前側と後側に装着する必要性が低いことを考慮して、Model 1311の前側と後側のいずれか一方をModel 1241に置き換えたものである。Model 1311+1241には長尺両開きドアの前側に装着される機構と後側に装着される機構の組合せにより、Model 1311a+1241a, 1311a+1241b, 1311a+1241c, 1311b+1241a,1311b+1241b, 1311b+1241c, 1311c+1241a, 1311c+1241b, 1311c+1241c がある。それらのモデルの動作、それらを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成、詳細な構造は全て二つのモデルの組合せで説明できる。それらのモデルの一部について説明する。
図26 (a) はModel 1311a+1241aの動作解説図であり、長尺両開きドア10の前側にModel 1311aを、後側にModel 1241aを装着し、前方を開ける時はModel 1241aが動作し、後側を開ける時はModel 1311aが動作する。図26 (b) はModel 1311b+1241bの動作解説図であり、長尺両開きドア10の前側にModel 1311bを、後側にModel 1241bを装着し、前方を開ける時はModel 1241bが動作し、後側を開ける時はModel 1311bが動作する。Model 1241a,
1241bの動作は実施例8に、Model 1311a, 1311bの動作は実施例9で説明したとおりである。
Model 1311b+1241bを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成図は、図30 (a), (b), (d) の構成図と図28 (a), (b), (d) の構成図の組合せたものである。Model 1241bの構成は実施例8に、Model 1311bの構成は実施例9で説明したとおりである。
Model 1311b+1241bの詳細な構造図は図31(a),(b), (c), (e) の構造図と図29 (a), (b), (c), (e) 構造図を組合せたものである。Model 1241bの構造は実施例8に、Model
1311bの構造は実施例9で説明したとおりである。
実施例16は、Model 1312+1241の二重リンクA機構と単リンク機構を組合せた非対称開口スウィング機構による中間部材方式長尺両開きドア (非対称両開き) であり、Model1312がModel 1241に比べて重量が大きいことと長尺両開きドアの前側と後側に装着する必要性が低いことを考慮して、Model 1312の前側と後側のいずれか一方をModel 1241に置き換えたものである。Model 1312+1241には、長尺両開きドアの前側に装着される機構と後側に装着される機構の組合せにより、Model 1312a+1241a, 1312a+1241b, 1312a+1241c, 1312b+1241a,1312b+1241b, 1312b+1241c, 1312c+1241a, 1312c+1241b, 1312c+1241c がある。それらのモデルの動作、それらを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成、詳細な構造は全て二つのモデルの組合せで説明できる。それらのモデルの一部について説明する。
図26 (c) はModel 1312a+1241aの動作解説図であり、長尺両開きドア10の前側にModel 1312aを、後側にModel 1241aを装着し、前方を開ける時はModel 1241aが動作し、後側を開ける時はModel 1312aが動作する。図26 (d) はModel 1312b+1241bの動作解説図で
あり、長尺両開きドア10の前側にModel 1312bを、後側にModel 1241bを装着し、前方を開ける時はModel 1241aが動作し、後側を開ける時はModel 1312aが動作する。Model 1241a,
1241bの動作は実施例8に、Model 1312a, 1312bの動作は実施例10で説明したとおりである。
Model 1312a+1241aを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成図は、図32 (a), (b), (c), (d) の構成図と図28 (a), (b), (c) の構成図の組合せたものである。Model 1241aの構成は実施例8に、Model 1312aの構成は実施例10で説明したとおりである。
Model 1312a+1241aの詳細な構造図は図33(a), (b), (c), (d), (e) の構造図と図29 (a), (b), (c), (d) 構造図を組合せたものである。Model 1241aの構造は実施例8に、Model 1312aの構造は実施例10で説明したとおりである。
実施例17は、Model 1313+1241の二重リンクB機構と単リンク機構の組合せた非対称開口スウィング機構による中間部材方式長尺両開きドア (非対称両開き) であり、Model1313がModel 1241に比べて重量が大きいことと長尺両開きドアの前側と後側に装着する必要性が低いことを考慮して、Model 1313の前側と後側のいずれか一方をModel 1241に置き換えたものである。Model 1313+1241には、長尺両開きドアの前側に装着される機構と後側に装着される機構の組合せにより、1313b+1241a, 1313b+1241b, 1313b+1241cがある。それらのモデルの動作、それらを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成、詳細な構造は全て二つのモデルの組合せで説明できる。それらのモデルの一部について説明する。
図26 (e) はModel 1313b+1241bの動作解説図であり、長尺両開きドア10の前側にModel 1313bを、後側にModel 1241bを装着し、前方を開ける時はModel 1241bが動作し、後側を開ける時はModel 1313bが動作する。Model 1241bの動作は実施例8に、Model 1313bの動作は実施例11で説明したとおりである。
Model 1313b+1241bを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成図は、図34 (a), (b), (c), (d) の構成図と図28 (a), (b), (d) の構成図の組合せたものである。Model 1241bの構成は実施例8に、Model 1313bの構成は実施例11で説明したとおりである。
Model 1313b+1241bの詳細な構造図は図35(a), (b), (c), (d), (e) の構造図と図29 (a), (b), (c), (e) 構造図を組合せたものである。Model 1241bの構造は実施例8に、Model 1313bの構造は実施例11で説明したとおりである。
実施例18は、Model 1411+1241の長尺単リンク機構と単リンク機構を組合せた非対称一方向2段スウィング機構による中間部材方式長尺両開きドア (非対称両開き) であり、Model 1411+1241には長尺両開きドアの前側に装着される機構と後側に装着される機構の組合せにより、Model 1411a+1241a, 1411a+1241b, 1411a+1241c, 1411b+1241a,1411b+1241b, 1411b+1241c, 1411c+1241a, 1411c+1241b, 1411c+1241c, 1411d+1241a,1411d+1241b,
1411d+1241c, 1411e+1241a, 1411e+1241b, 1411e+1241c がある。それらのモデルの動作、それらを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成、詳細な構造は全て二つのモデルの組合せで説明できる。それらのモデルの一部について説明する。
図27 (a) は実施例18のModel1411c+1241bの動作解説図であり、長尺両開きドア10
の前側にModel 1411cを、後側にModel 1241bを装着し、前方を開ける時はModel 1241bが動作し、後側を開ける時はModel 1411cが動作する。Model 1241bの動作は実施例8に、Model 1411cの動作は実施例12で説明したとおりである。
Model 1411c+1241bを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成図は、図30 (a), (b), (c), (d) の構成図と図28 (a), (b), (d) の構成図の組合せたものである。Model 1241bの構成は実施例8に、Model 1411cの構成は実施例12で説明したとおりである。
Model 1411c+1241bの詳細な構造図は図31(a),(b), (c), (d), (e) の構造図と図29 (a), (b), (c), (e) 構造図を組合せたものである。Model 1241bの構造は実施例8に、Model 1411cの構造は実施例12で説明したとおりである。
実施例19は、Model 1412+1241の二重リンク機構Aと単リンク機構を組合せたに非対称一方向2段スウィング機構よる中間部材方式長尺両開きドア (非対称両開き) であり、Model 1412+1241には長尺両開きドアの前側に装着される機構と後側に装着される機構の組合せにより、Model 1412a+1241a, 1412a+1241b, 1412a+1241c, 1412b+1241a,1412b+1241b,
1412b+1241c, 1412c+1241a, 1412c+1241b, 1412c+1241c, 1412d+1241a, 1412d+1241b,1412d+1241c, 1412e+1241a, 1412e+1241b, 1412e+1241c がある。それらのモデルの動作、それらを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成、詳細な構造は全て二つのモデルの組合せで説明できる。それらのモデルの一部について説明する。
図27 (b) は実施例19のModel1412a+1241aの動作解説図である。長尺両開きドア10の前側にModel 1412aを、後側にModel 1241aを装着し、前方を開ける時はModel 1241aが動作し、後側を開ける時はModel 1412aが動作する。Model 1241aの動作は実施例8に、Model 1412aの動作は実施例13で説明したとおりである。
Model 1412a+1241aを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成図は、図32 (a), (b), (c), (d) の構成図と図28 (a), (b), (c) の構成図の組合せたものである。Model 1241aの構成は実施例8に、Model 1412aの構成は実施例13で説明したとおりである。
Model 1412a+1241aの詳細な構造図は図33(a), (b), (c), (d), (e) の構造図と図29 (a), (b), (c), (d) 構造図を組合せたものである。Model 1241aの構造は実施例8に、Model 1412aの構造は実施例13で説明したとおりである。
実施例20は、Model 1413+1241の二重リンクB機構と単リンク機構の組合せた非対称一方向2段スウィング機構よる中間部材方式長尺両開きドア (非対称両開き) であり、Model
1413+1241には長尺両開きドアの前側に装着される機構と後側に装着される機構の組合せにより、Model1413b+1241a, 1413b+1241b, 1413b+1241c, 1413c+1241a, 1413c+1241b, 1413c+1241cがある。それらのモデルの動作、それらを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成、詳細な構造は全て二つのモデルの組合せで説明できる。それらのモデルの一部について説明する。
図27 (c) は実施例20のModel1413b+1241aの動作解説図であり、長尺両開きドア10の前側にModel 1413bを、後側にModel 1241aを装着し、前方を開ける時はModel 1241aが動作し、後側を開ける時はModel 1413bが動作する。図27 (d) はModel 1413c+1241bの動作解説図であり、長尺両開きドア10の前側にModel 1413cを、後側にModel 1241bを装着
し、前方を開ける時はModel 1241bが動作し、後側を開ける時はModel 1413cが動作する。Model 1241aの動作は実施例8に、Model 1413b, 1413cの動作は実施例14で説明したとおりである。
Model 1413b+1241aを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要を示す構成図は、図34 (a), (b), (c), (d) の構成図と図28 (a), (b), (d) の構成図の組合せたものである。Model 1241aの構成は実施例8に、Model 1413bの構成は実施例14で説明したとおりである。
Model 1413b+1241aの詳細な構造図は図35(a), (b), (c), (d), (e) の構造図と図29 (a), (b), (c), (e) 構造図を組合せたものである。Model 1241aの構造は実施例8に、Model 1413bの構造は実施例14で説明したとおりである。
実施例8から実施例20の長尺両開きドア10の開閉制御について、図36、図37、図38、図39で説明する。実施例8から実施例20に共通の動力駆動制御システム構成図を図36に、長尺両開きドア10の開ける制御の動力駆動制御フローチャート (1) を図37に、長尺両開きドア10のあける閉める制御の動力駆動制御フローチャート (2) を図38に、リモートコントローラ外観図を図39に示す。
図36は、全モデル、すなわちModel 124, 131, 141, 131+124, 141+124の動力駆動制御システム構成図である。構成図は左右対称であるので右側部のみ示している。演算部635, 735, 835はリモートコントローラ900のスイッチやドア位置センサー633a, 733a, 833a, 633b, 733b,833bからの入力信号があると所定の演算を行い、演算結果を制御部636, 736, 836に出力する。ドア位置センサー633a, 733a, 833a,633b, 733b,833bは長尺両開きドア10が正しく閉まっていることを検出する。制御部636, 736, 836はロックソレノイド631a, 731a, 831a,631b, 731b, 831b, 631c, 731b, 831cの制御と、第1ロータリーアクチェータ623a,723a, 823a、623b, 723b, 823b, 第2ロータリーアクチェータ624a, 724a, 824a, 624b, 724b, 824b, 第3ロータリーアクチェータ725a, 825a, 725b, 725bを制御する。ロータリーアクチェータはロータリーエンコーダを内蔵していて指定された角度だけ回転する。
図37は、全モデル、すなわちModel 124, 131, 141, 131+124, 141+124の動力駆動機構の制御フローチャートである。フローは左右対称であるので右側部のみ示している。図37 (a) は、演算部635, 735, 835にインストールされた、長尺両開きドア10を開ける指示を検出する開スイッチ検出フロー911であって、操作されたスイッチを識別してそれに対応したドア制御フローを起動する。図37 (b) は、制御部636, 736, 836にインストールされた、ドア制御フローの一つで長尺両開きドア10の右後を第1の状態 (前席乗員または後席乗員の一方の乗降に適した状態) に開けるRR1 OPENドア制御フロー912aである。図37 (c) は、演算部635, 735, 835にインストールされた、長尺両開きドア10を閉める指示を検出する閉スイッチ検出フロー913であって、図37 (d) は、制御部636, 736, 836にインストールされた、長尺両開きドア10の右後を閉めるRR1 CLOSEドア制御フロー914aである。
図38は、全モデル、すなわちModel 124, 131, 141, 131+124, 141+124の自動ドア機構(動力駆動機構)に用いるリモートコントローラ900の外観図である。スイッチ902a, 902b, 902c, 902dは右側長尺両開きドア10を、スイッチ902e, 902f, 902g, 902hは左側長尺両開きドア10を開ける操作を行うものである。スイッチ902a, 902c, 902f, 902gは第1の状態に、スイッチ902b, 902d, 902e, 902hは第2の状態に開放するものである。スイッチ902iは開いている長尺両開きドア10を閉める操作を行うものである。全てのスイッチは押されている間動作を行い、離すと停止するものである。リモートコントローラ900のグ
リップ部にはセーフティスイッチ901が装着されていて正しく保持されていない時には全てのスイッチを操作することはできない。Model 124, 131, 141, 131+124, 141+124の各モデルにおいて、スイッチ902a, 902b, 902c, 902d, 902e, 902f, 902g, 902hの内不要なものは装着しないようにする。
Model 1241の右側長尺両開きドア10の後方を開ける制御について図36, 図37, 図38で説明する。リモートコントローラ900のセーフティスイッチ901が押されている状態で、RR1スイッチ902cが押されると、演算部635は開スイッチ検出フロー911によってそれを検出し、制御部636はRR1 OPENドア制御フロー912aによって、中間部材(後側)620bに設けられたロックソレノイド(後側)631b、ドア側ブラケット610に設けられたロックソレノイド(中央)631cを駆動して、ピンを車体側ブラケット630から抜くことにより長尺両開きドア10を開閉自在にする。ロックソレノイド(後側)631bとロックソレノイド(前側)631aは同時には作動不可であるので長尺両開きドア10が落下することはない。次に、制御部636は、第1ロータリーアクチェータ(前側)623aを制御して第1リンク(前側)621aを回転駆動し、第2ロータリーアクチェータ(前側)624aを制御して長尺両開きドア10を回転駆動し、長尺両開きドア10を第1の状態に開ける。
Model 1311, 1411の右側長尺両開きドア10の後方を開ける制御について、Model 1241の制御との差異を説明する。RR1スイッチ902cまたはRR2スイッチ902dが押されると、制御部636はRR1 OPENドア制御フロー912aまたはRR2 OPENドア制御フローによって、長尺両開きドア10をModel 1311では第2の状態に,Model 1411ではスイッチ902cが押されると第1の状態にスイッチ902dが押されると第2の状態に開ける。Model1241, 1311, 1411において、右側長尺両開きドア10の前方を開ける制御、左側長尺両開きドア10の後方を開ける制御、左側長尺両開きドア10の前方を開ける制御についても同様に説明できるものである。また、Model 1241, 1311, 1411に属する全てのモデルおける差異は第1ロータリーアクチェータ623a, 623bの回転角度θ1と第2ロータリーアクチェータ624a, 624bの回転角度θ2の差異によるものである。
Model 1312, 1313の右側長尺両開きドア10の後方を開ける制御について図36、図37で説明する。リモートコントローラ900のセーフティスイッチ901が押されている状態で、RR2スイッチ902dが押されると、演算部735, 835は開スイッチ検出フロー911によってそれを検出し、制御部736, 836はRR2 OPENドア制御フローによって、中間部材(後側)720b, 820bに設けられたロックソレノイド(後側)731b, 831b、ドア側ブラケット710, 810に設けられたロックソレノイド(中央)731c, 831cを駆動して、ピンを車体側ブラケット730, 830から抜くことにより長尺両開きドア10を開閉自在にする。次に、第1ロータリーアクチェータ(前側)723a, 823aを制御して第1リンク(前側)721a, 821aを回転駆動し、第2ロータリーアクチェータ(前側)724a, 824aを制御して第2リンク(前側)722a, 822aを回転駆動し、第3ロータリーアクチェータ(前側)725a, 825aを制御して長尺両開きドア10を回転駆動し、長尺両開きドア10を第2の状態に開ける。
Model 1412, 1413の右側長尺両開きドア10の後方を開ける制御について、Model 1241の制御との差異を説明する。制御部736, 836は右側長尺両開きドア10を、RR1スイッチ902cが押されると第1の状態 (前席乗員または後席乗員の一方の乗降に適した状態) に、RR2スイッチ902dが押されると第2の状態に開ける。Model 1312, 1313, 1412, 1413において、右側長尺両開きドア10の前方を開ける制御、左側長尺両開きドア10の後方を開ける制御、左側長尺両開きドア10の前方を開ける制御についても同様に説明できるものである。また、Model 1312,1313, 1412, 1413に属する全てのモデルおける差異は第1ロータリーアクチェータ(前側)723a, 823aの回転角度θ1、第2ロータリーアクチェータ(前側)724a, 824aの回転角度θ2と第3ロータリーアクチェータ(前側)725a, 825aの差異によるものである。
Model 1241, 1311, 1312, 1313, 1411, 1412, 1413の右側長尺両開きドア10の後方を閉める制御について、図36, 図37, 図38で説明する。CLOSEスイッチ902iが押されると、制御部636, 736, 836は、例えば右側長尺両開きドア10の後方が第1の状態に開いている時、RR1 CLOSEドア制御フロー914aによって、長尺両開きドア10を閉める。Model 1241,
1311, 1312, 1313, 1411, 1412, 1413において、右側長尺両開きドア10の前方を閉める制御、左側長尺両開きドア10の後方を閉める制御、左側長尺両開きドア10の前方を閉める制御についても同様に説明できるものである。また、Model 1241, 1311, 1312, 1313, 1411, 1412, 1413に属する全てのモデルおける差異は第1ロータリーアクチェータの回転角度θ1 640a, 740a, 840a、第2ロータリーアクチェータの回転角度θ2640b, 740b, 840bと第3ロータリーアクチェータ回転角度θ2 740c, 840cの差異によるものである。
Model 1311+1241, 1312+1241, 1313+1241, 1411+1241,1412+1421, 1413+1421, の制御はModel 1241, 1311, 1312, 1313,1411, 1412, 1413の組合せである。それらにおいて、長尺両開きドア10の後方を開ける制御は、Model 1311, 1312, 1313, 1411, 1412, 1413と同様であり、前方を開ける制御は、Model 1241と同様である。
本発明のドア装置は、特にクーペ型自動車以外には、キャブリオレ型自動車と小型ハッチバック型自動車に効果がある。前者においてはドアを車体構造の1部として用いる高剛性軽量設計が可能になる。後者においては大きなドア開口面積と座席折畳み機構の組み合わせにより車内空間への多様な荷物の積込みが可能になる。
乗降方式比較表(1)である。 中間部材方式長尺両開きドア装置(単ヒンジ機構)を装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要構成図である。 中間部材方式長尺両開きドア装置(単ヒンジ機構)の構造図である。 中間部材方式長尺両開きドア装置(単ヒンジ機構)の制御システム構成図である。 中間部材方式長尺両開きドア装置(多節リンク機構)を装着した四人乗りクーペ型の自動車の外観図である。 中間部材方式長尺両開きドア装置(多節リンク機構)の構造図である。 中間部材方式長尺両開きドア装置(多節リンク機構・動力駆動機構)の制御システム構成図である。 中間部材方式長尺両開きドア装置(多節リンク機構・支援駆動機構)の制御システム構成図である。 中間部材方式長尺両開きドア装置(スライド機構)を装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要構成図である。 中間部材方式長尺両開きドア装置(スライド機構)の構造図である。 中間部材方式長尺両開きドア装置(スライド機構・動力駆動機構)の制御システム構成図である。 長尺両開きドア装置(スライド機構・支援駆動機構)の制御システム構成図である。 リモートコントローラ、リモートキー、クーペ型の自動車の外観図である。 収納式ドアハンドルの構造図である。 中間部材方式長尺両開きドア(対称両開き)の機構比較表である。 中間部材方式長尺両開きドア(非対称両開き)の機構比較表である。 中間部材方式長尺両開きドア(非対称一方向2段両開き)の機構比較表である。 乗降方式比較表(2)である。 Model 1241a, 1241b, 1241cの動作解説図である。 Model 1311a, 1311b, 1311cの動作解説図である。 Model 1312a, 1312b, 1312c の動作解説図である。 Model 1313bの動作解説図である。 Model 1411a, 1411b, 1411c, 1411d, 1411eの動作解説図である。 Model 1412a, 1412b, 1412c, 1412d, 1412eの動作解説図である。 Model 1413b, 1413cの動作解説図である。 Model 1311a+1241a, 1311b+1241b, 1312a+1241a,1312b+1241b, 1313b+1241bの動作解説図である。 Model 1411c+1241b, 1412a+1241a, 1413b+1241a,1413c+1241bの動作解説図である。 Model 1241a, 1241b, 1241cを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要構成図である。 Model 1241a, 1241b, 1241cの中間部材方式長尺全面両開きドア装置の詳細な構造図である。 Model 1311b, 1411cを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要構成図である。 Model 1311b, 1411cの中間部材方式長尺全面両開きドア装置の詳細な構造図である。 Model 1312a, 1412aを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要構成図である。 Model 1312a, 1412aの中間部材方式長尺全面両開きドア装置の詳細な構造図である。 Model 1313b, 1413bを装着した四人乗りクーペ型の自動車の概要構成図である。 Model 1313b, 1413bの中間部材方式長尺全面両開きドア装置の詳細な構造図である。 Model 124, 131, 141, 131+124, 141+124,の動力駆動制御システム構成図である。 Model 124, 131, 141, 131+124, 141+124の動力駆動制御フローチャートである。 Model 124, 131, 141, 131+124, 141+124のリモートコントローラ外観図である。
1 車体
2 前座席
3 後座席
10 長尺両開きドア
110 ドア側ブラケット(単ヒンジ機構)
120a 中間部材(前側,単ヒンジ機構)
120b 中間部材(後側,単ヒンジ機構)
121a ヒンジ(前側,単ヒンジ機構)
121b ヒンジ(後側,単ヒンジ機構)
122a 緩衝器(前側,単ヒンジ機構)
122b 緩衝器(後側,単ヒンジ機構)
130 車体側ブラケット(単ヒンジ機構)
131a ロックソレノイド(前側,単ヒンジ機構)
131b ロックソレノイド(後側,単ヒンジ機構)
131c ロックソレノイド(中央,単ヒンジ機構)
132a ドア位置センサー(前側,単ヒンジ機構)
132b ドア位置センサー(後側,単ヒンジ機構)
133 演算部(単ヒンジ機構)
134 制御部(単ヒンジ機構)
210 ドア側ブラケット(多節リンク機構)
220a 中間部材(前側,多節リンク機構)
220b 中間部材(後側,多節リンク機構)
221a 第1リンク(前側,多節リンク機構)
221b 第1リンク(後側,多節リンク機構)
222a 第2リンク(前側,多節リンク機構)
222b 第2リンク(後側,多節リンク機構)
223a 第1ロータリーアクチェータ(前側,多節リンク機構)
223b 第1ロータリーアクチェータ(後側,多節リンク機構)
224a 第2ロータリーアクチェータ(前側,多節リンク機構)
224b 第2ロータリーアクチェータ(後側,多節リンク機構)
230 車体側ブラケット(多節リンク機構)
231a ロックソレノイド(前側,多節リンク機構)
231b ロックソレノイド(後側,多節リンク機構)
231c ロックソレノイド(中央,多節リンク機構)
232a ドア位置センサー(前側,多節リンク機構)
232b ドア位置センサー(後側,多節リンク機構)
233 演算部(多節リンク機構)
234 制御部(多節リンク機構)
310 ドア側ブラケット(スライド開閉機構)
311 第1レール
312 第2レール
320a 中間部材(前側,スライド開閉機構)
320b 中間部材(後側,スライド開閉機構)
321a 第1スライドアクチェータ(前側)
321b 第1スライドアクチェータ(後側)
322a 第2スライドアクチェータ(前側)
322b 第2スライドアクチェータ(後側)
323a 第1リンク(前側,スライド開閉機構)
323b 第1リンク(後側,スライド開閉機構)
324a 第2リンク(前側,スライド開閉機構)
324b 第2リンク(後側,スライド開閉機構)
325a 第3リンク(前側,スライド開閉機構)
325b 第3リンク(後側,スライド開閉機構)
326a 連結リンク(前側)
326b 連結リンク(後側)
327a 連結シャフト(前側)
327b 連結シャフト(後側)
328a ロータリーアクチェータ(前側,スライド開閉機構)
328b ロータリーアクチェータ(後側,スライド開閉機構)
330 車体側ブラケット(スライド開閉機構)
331a ロックソレノイド(前側,スライド開閉機構)
331b ロックソレノイド(後側,スライド開閉機構)
332a ドア位置センサー(前側,スライド開閉機構)
332b ドア位置センサー(後側,スライド開閉機構)
333 演算部(スライド開閉機構)
334 制御部(スライド開閉機構)
400 リモートコントローラ
401a ドアスイッチ(前側)
401b ドアスイッチ(後側)
402 セーフティスイッチ
410 リモートドアキー
411 ドアスイッチ(リモートドアキー)
500a 収納式ドアハンドル(前側)
500b 収納式ドアハンドル(後側)
501a ドアハンドルセンサー(前側,単ヒンジ機構, 多節リンク機構)
501b ドアハンドルセンサー(後側,単ヒンジ機構, 多節リンク機構)
502a ドアハンドルセンサー(前側,スライド開閉機構)
502b ドアハンドルセンサー(後側,スライド開閉機構)
503a ドアハンドルアクチェータ(前側)
503b ドアハンドルアクチェータ(後側)
510 開方向応力(多節リンク機構)
511 閉方向応力(多節リンク機構)
512 開方向入力(多節リンク機構)
513 閉方向入力(多節リンク機構)
515 開方向応力(スライド開閉機構)
516 閉方向応力(スライド開閉機構)
517 開方向入力(スライド開閉機構)
518 閉方向入力(スライド開閉機構)
610 ドア側ブラケット(Model 1241, 1311,1411, 1311+1241, 1411+1241)
620a 中間部材(前側)(Model 1241,1311, 1411, 1311+1241, 1411+1241)
620b 中間部材(後側)(Model 1241,1311, 1411, 1311+1241, 1411+1241)
621a リンク(前側)(Model 1241, 1311,1411, 1311+1241, 1411+1241)
621b リンク(後側)(Model 1241, 1311,1411, 1311+1241, 1411+1241)
623a 第1ロータリーアクチェータ(前側)(Model1241, 1311, 1411, 1311+1241, 1411+1241)
623b 第1ロータリーアクチェータ(後側)(Model1241, 1311, 1411, 1311+1241, 1411+1241)
624a 第2ロータリーアクチェータ(前側)(Model1241, 1311, 1411, 1311+1241, 1411+1241)
624b 第2ロータリーアクチェータ(後側)(Model1241, 1311, 1411, 1311+1241, 1411+1241)
630 車体側ブラケット(Model 1241, 1311,1411, 1311+1241, 1411+1241)
631a ロックソレノイド(前側)(Model 1241,1311, 1411, 1311+1241, 1411+1241)
631b ロックソレノイド(後側)(Model 1241,1311, 1411, 1311+1241, 1411+1241)
631c ロックソレノイド(中央)(Model 1241,1311, 1411, 1311+1241, 1411+1241)
632a ロックピン(前側)(Model 1241,1311, 1411, 1311+1241, 1411+1241)
632b ロックピン(後側)(Model 1241,1311, 1411, 1311+1241, 1411+1241)
633a ドア位置センサー(前側)(Model 1241,1311, 1411, 1311+1241, 1411+1241)
633b ドア位置センサー(後側)(Model 1241,1311, 1411, 1311+1241, 1411+1241)
634 演算部(Model 1241, 1311,1411, 1311+1241, 1411+1241)
635 制御部(Model 1241, 1311,1411, 1311+1241, 1411+1241)
640a θ1(Model 1241, 1311, 1411, 1311+1241, 1411+1241)
640b θ2(Model 1241, 1311, 1411, 1311+1241, 1411+1241)
650 トラス構造(Model 1241, 1311,1411, 1311+1241, 1411+1241)
710 ドア側ブラケット(Model 1312, 1412,1312+1241, 1412+1241)
720a 中間部材(前側)(Model 1312,1412, 1312+1241, 1412+1241)
720b 中間部材(後側)(Model 1312,1412, 1312+1241, 1412+1241)
721a 第1リンク(前側)(Model 1312,1412, 1312+1241, 1412+1241)
721b 第1リンク(後側)(Model 1312,1412, 1312+1241, 1412+1241)
722a 第2リンク(前側)(Model 1312,1412, 1312+1241, 1412+1241)
722b 第2リンク(後側)(Model 1312, 1412, 1312+1241, 1412+1241)
723a 第1ロータリーアクチェータ(前側)(Model 1312, 1412, 1312+1241, 1412+1241)
723b 第1ロータリーアクチェータ(後側)(Model 1312, 1412, 1312+1241, 1412+1241)
724a 第2ロータリーアクチェータ(前側)(Model 1312, 1412, 1312+1241, 1412+1241)
724b 第2ロータリーアクチェータ(後側)(Model 1312, 1412, 1312+1241, 1412+1241)
725a 第3ロータリーアクチェータ(前側)(Model 1312, 1412, 1312+1241, 1412+1241)
725b 第3ロータリーアクチェータ(後側)(Model 1312, 1412, 1312+1241, 1412+1241)
730 車体側ブラケット(Model 1312, 1412,1312+1241, 1412+1241)
731a ロックソレノイド(前側)(Model 1312,1412, 1312+1241, 1412+1241)
731b ロックソレノイド(後側)(Model 1312,1412, 1312+1241, 1412+1241)
731c ロックソレノイド(中央)(Model 1312,1412, 1312+1241, 1412+1241)
732a ロックピン(前側)(Model 1312,1412, 1312+1241, 1412+1241)
732b ロックピン(後側)(Model 1312,1412, 1312+1241, 1412+1241)
733a ドア位置センサー(Model 1312,1412, 1312+1241, 1412+1241)
733b ドア位置センサー(後側)(Model 1312,1412, 1312+1241, 1412+1241)
734 演算部(Model 1312, 1412,1312+1241, 1412+1241)
735 制御部(Model 1312, 1412,1312+1241, 1412+1241)
740a θ1(Model 1312, 1412, 1312+1241, 1412+1241)
740b θ2(Model 1312, 1412, 1312+1241, 1412+1241)
740c θ3(Model 1312, 1412, 1312+1241, 1412+1241)
750 トラス構造(Model 1312, 1412,1312+1241, 1412+1241)
810 ドア側ブラケット(Model 1313, 1413,1313+1241, 1413+1241)
820a 中間部材(前側)(Model 1313,1413, 1313+1241, 1413+1241)
820b 中間部材(後側)(Model 1313,1413, 1313+1241, 1413+1241)
821a 第1リンク(前側)(Model 1313, 1413, 1313+1241, 1413+1241)
821b 第1リンク(後側)(Model 1313, 1413, 1313+1241, 1413+1241)
822a 第2リンク(前側)(Model 1313, 1413, 1313+1241, 1413+1241)
822b 第2リンク(後側)(Model 1313, 1413, 1313+1241, 1413+1241)
823a 第1ロータリーアクチェータ(前側)(Model 1313, 1413, 1313+1241, 1413+1241)
823b 第1ロータリーアクチェータ(後側)(Model 1313, 1413, 1313+1241, 1413+1241)
824a 第2ロータリーアクチェータ(前側)(Model 1313, 1413, 1313+1241, 1413
+1241)
824b 第2ロータリーアクチェータ(後側)(Model 1313, 1413, 1313+1241, 1413+1241)
825a 第3ロータリーアクチェータ(前側)(Model 1313, 1413, 1313+1241, 1413+1241)
825b 第3ロータリーアクチェータ(後側)(Model 1313, 1413, 1313+1241, 1413+1241)
830 車体側ブラケット(前側)(Model 1313,1413, 1313+1241, 1413+1241)
831a ロックソレノイド(前側)(Model 1313,1413, 1313+1241, 1413+1241)
831b ロックソレノイド(後側)(Model 1313,1413, 1313+1241, 1413+1241)
831c ロックソレノイド(中央)(Model 1313,1413, 1313+1241, 1413+1241)
832a ロックピン(前側)(Model 1313,1413, 1313+1241, 1413+1241)
832b ロックピン(後側)(Model 1313,1413, 1313+1241, 1413+1241)
833a ドア位置センサー(前側)(Model 1313,1413, 1313+1241, 1413+1241)
833b ドア位置センサー(後側)(Model 1313,1413, 1313+1241, 1413+1241)
834 演算部(Model 1313, 1413,1313+1241, 1413+1241)
835 制御部(Model 1313, 1413,1313+1241, 1413+1241)
840a θ1(Model 1313, 1413, 1313+1241, 1413+1241)
840b θ2(Model 1313, 1413, 1313+1241, 1413+1241)
840c θ3(Model 1313, 1413, 1313+1241, 1413+1241)
850 トラス構造(Model 1313, 1413,1313+1241, 1413+1241)
900 リモートコントローラ(Model 124, 131,141, 131+124, 141+124)
901 セーフティスイッチ(Model 124, 131,141, 131+124, 141+124)
902 ドアスイッチ群(Model 124, 131,141, 131+124, 141+124)
902a RF1スイッチ(Model 124, 131,141, 131+124, 141+124)
902b RF2スイッチ(Model 124, 131,141, 131+124, 141+124)
902c RR1スイッチ(Model 124, 131,141, 131+124, 141+124)
902d RR2スイッチ(Model 124, 131,141, 131+124, 141+124)
902e LF1スイッチ(Model 124, 131,141, 131+124, 141+124)
902f LF2スイッチ(Model 124, 131,141, 131+124, 141+124)
902g LR1スイッチ(Model 124, 131,141, 131+124, 141+124)
902h LR2スイッチ(Model 124, 131,141, 131+124, 141+124)
902i c(Model 124, 131, 141,131+124, 141+124)
911 開スイッチ検出フロー
912a RR1 OPENドア制御フロー
913 閉スイッチ検出フロー
914a RR1 CLOSEドア制御フロー

Claims (13)

  1. 自動車の車体(1)の前後二列に配列された前座席(2)と後座席(3)の当該自動車の前後方向の範囲を単独でカバーするドア(10)と、
    前記ドアの前記前後方向の前端部及び後端部のそれぞれと前記車体との間に設けられた二つの中間部材と、
    前記ドアと前記中間部材の間に介在し回転または平行移動が可能に連結する第1の連結手段と、
    前記中間部材と前記車体の間に介在し着脱可能に連結する第2の連結手段で構成されること、
    を特徴とする自動車のドア装置。
  2. 請求項1の自動車のドア装置において、
    前記ドアの前方または後方を開ける時に、前記ドアの前端部または後端部に位置する前記第2の連結手段を駆動させて前記中間部材と前記車体との間の連結を解除させ、残りの第2の連結手段とそれに連結され前記中間部材と第1の連結手段に協働させて前記ドアを支持させる制御手段を備えること、
    を特徴とする自動車のドア装置。
  3. 請求項2の自動車のドア装置において、
    前記第1の連結手段が、前記ドアと前記中間部材(120a,120b)を連結する、ヒンジ部材(121a,121b)と緩衝部材(122a,122b)で構成されること、
    を特徴とする自動車のドア装置。
  4. 請求項2の自動車のドア装置において、
    前記第1の連結手段が、前記ドアと前記中間部材(220a,220b)を連結する、長さの異なる、概略平行な、第1リンク(221a,221b)と第2リンク(222a,222b)で構成されること、
    を特徴とする自動車のドア装置。
  5. 請求項2の自動車のドア装置において、
    前記第1の連結手段が、前記ドアに設けられたレール部(311,312)と、前記中間部材(320a,320b)に設けられ、前記レール部に係合し、前記自動車の前後方向に摺動可能なクランプ部(321a,322a,321b,322b)で構成されること、
    を特徴とする自動車のドア装置。
  6. 請求項2の自動車のドア装置において、
    前記二つの第1の連結手段は、一方の端部が前記中間部材(620a,620b)と回転可能に連結し、他方の端部が前記ドア(10)と回転可能に連結する前記リンク(621a,621b)で構成されること、
    前記二つの第1の連結手段は、前記ドアを前席乗員または後席乗員のいずれか一方の乗降が可能な第1の状態に開けるのに必要な長さの前記リンクを有すること、
    を特徴とする自動車のドア装置。
  7. 請求項2の自動車のドア装置において、
    前記二つの第1の連結手段は、一方の端部が前記中間部材(620a,620b)と回転可能に連結し、他方の端部が前記ドア(10)と回転可能に連結する前記リンク(621a,621b)で構成されること、
    前記二つの第1の連結手段は、前記ドアを前席乗員と後席乗員の双方の乗降が可能な第2の状態に開けるのに必要な長さの前記リンクを有すること、
    を特徴とする自動車のドア装置。
  8. 請求項2の自動車のドア装置において、
    前記二つの第1の連結手段は、一方の端部が前記中間部材(620a,620b)と回転可能に連結し、他方の端部が前記ドア(10)と回転可能に連結する前記リンク(621a,621b)で構成されること、
    前記二つの第1の連結手段は、前記ドアを前席乗員と後席乗員の双方の乗降が可能な第2の状態に開けるのに必要な長さの前記リンクを有すること、
    前記ドアを開けた状態は、前席乗員または後席乗員のいずれか一方の乗降が可能な第1の状態と、前記第2の状態から選択可能なこと、
    を特徴とする自動車のドア装置。
  9. 請求項2の自動車のドア装置において、
    前記二つの第1の連結手段は、一方の端部が前記中間部材(620a,620b)と回転可能に連結し、他方の端部が前記ドア(10)と回転可能に連結する前記リンク(621a,621b)で構成されること、
    前記二つの第1の連結手段の内、一方の第1の連結手段は、前記ドアを前席乗員または後席乗員のいずれか一方の乗降が可能な第1の状態に開けるのに必要な長さの前記リンクを有し、他方の第1の連結手段は、前記ドアを前席乗員と後席乗員の双方の乗降が可能な第2の状態に開けるのに必要な長さの前記リンクを有すること、
    前記ドアの前方または後方の一方を開けた状態は第1の状態であり、他方を開けた状態は前記第2の状態からであること、
    を特徴とする自動車のドア装置。
  10. 請求項2の自動車のドア装置において、
    前記二つの第1の連結手段は、一方の端部が前記中間部材(620a,620b)と回転可能に連結し、他方の端部が前記ドア(10)と回転可能に連結する前記リンク(621a,621b)で構成されること、
    前記二つの第1の連結手段の内、一方の第1の連結手段は、前記ドアを前席乗員または後席乗員のいずれか一方の乗降が可能な第1の状態に開けるのに必要な長さの前記リンクを有し、他方の第1の連結手段は、前記ドアを前席乗員と後席乗員の双方の乗降が可能な第2の状態に開けるのに必要な長さの前記リンクを有すること、
    前記ドアの前方または後方の一方を開けた状態は第1の状態であり、他方を開けた状態は前記第1の状態と前記第2の状態から選択可能なこと、
    を特徴とする自動車のドア装置。
  11. 請求項6,7,8,9,および10の自動車のドア装置において、
    前記二つの第1の連結手段の内、一方の第1の連結手段または双方の第1の連結手段を構成する前記リンクは、相互に回転可能に連結され、前記中間部材(720a,720b)と回転可能に連結する第1リンク(721a721b)と前記ドア(10)と回転可能に連結する第2リンク(722a,722b)で構成されること、
    前記制御手段は、前記ドアを前方または後方を開ける時に、前記第1リンクを前記中間部材に対して第1の方向に回転するとともに、前記ドアを前記第2リンクに対して前記第1の方向と逆方向に回転する制御すること、
    を特徴とする自動車のドア装置。
  12. 請求項6,7,8,9,および10の自動車のドア装置において、
    前記二つの第1の連結手段の内、一方の第1の連結手段または双方の第1の連結手段を構成する前記リンクは、相互に回転可能に連結され、前記中間部材(820a,820b)と回転可能に連結する第1リンク(821a821b)と前記ドア(10)と回転可能に連結する第2リンク(822a,822b)で構成されること、
    前記制御手段は、前記ドアを閉める時には、前記第1リンクと前記第2リンクを折畳み、前記ドアを前方または後方を開ける時には、前記第1リンクを前記中間部材に対して第1の方向に回転し、前記第2リンクを前記第1リンクに対して前記第1の方向と逆方向に回転するとともに、前記ドアを前記第2リンクに対して、前記第1の方向と同方向に回転するように制御すること、
    を特徴とする自動車のドア装置。
  13. 請求項1から12の自動車のドア装置において、
    前記ドアの前記前後方向の概略中央の下端部において、前記ドアと前記車体を、着脱可能に連結する第3の連結手段(131c,231c,631c,731c,831c)を備えることを
    を特徴とする自動車のドア装置。
JP2009210770A 2008-09-12 2009-09-11 自動車の両開きドア装置 Active JP4747381B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009210770A JP4747381B2 (ja) 2008-09-12 2009-09-11 自動車の両開きドア装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008234996 2008-09-12
JP2008234996 2008-09-12
JP2009210770A JP4747381B2 (ja) 2008-09-12 2009-09-11 自動車の両開きドア装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010089774A true JP2010089774A (ja) 2010-04-22
JP2010089774A5 JP2010089774A5 (ja) 2010-08-26
JP4747381B2 JP4747381B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=42005264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009210770A Active JP4747381B2 (ja) 2008-09-12 2009-09-11 自動車の両開きドア装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8459722B2 (ja)
JP (1) JP4747381B2 (ja)
WO (1) WO2010030014A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012140124A (ja) * 2012-01-27 2012-07-26 Takashi Yano 自動車のドア装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4905739B2 (ja) * 2010-03-08 2012-03-28 隆志 矢野 自動車のドア装置
US8888045B2 (en) * 2013-01-15 2014-11-18 The Boeing Company Apparatus for a no touch lavatory door
US9016760B2 (en) * 2013-03-29 2015-04-28 Honda Motor Co., Ltd. All-terrain vehicle
JP6487796B2 (ja) * 2015-07-10 2019-03-20 株式会社Emテクノ すべり出し窓装置
DE102018008668A1 (de) * 2018-11-02 2020-05-07 Daimler Ag Optionale aktuatorische Türöffnungsunterstützung für ein Fahrzeug
FR3101097B1 (fr) * 2019-09-25 2022-11-18 Renault Sas Agencement d’un véhicule, notamment une automobile, comportant un moyen d’articulation actif d’une porte.

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58101980A (ja) * 1981-12-10 1983-06-17 服部 盛義 自動車用両開きドア−装置
JPS58191881A (ja) * 1982-05-01 1983-11-09 服部 盛義 自動車用ドア−の両開き装置
JPS6061365A (ja) * 1983-09-15 1985-04-09 Mazda Motor Corp 自動車のステアリング装置
JPS63284383A (ja) * 1987-05-15 1988-11-21 大岩 正博 左右両開き戸
JPH02101983A (ja) * 1988-10-06 1990-04-13 Mitsubishi Electric Corp 電動機の制御装置
JPH05112130A (ja) * 1991-10-22 1993-05-07 Nissan Motor Co Ltd 自動車用ドアの開閉装置
JPH09132034A (ja) * 1995-11-08 1997-05-20 Honda Motor Co Ltd 車両の側部ドア支持装置
JPH1088896A (ja) * 1996-09-17 1998-04-07 Otec Japan:Kk 車両用スライドドア装置
FR2816978A1 (fr) * 2000-11-20 2002-05-24 Peugeot Citroen Automobiles Sa Systeme de guidage pour ouvrant de vehicule automobile
JP2005515927A (ja) * 2002-02-01 2005-06-02 ソシエテ ユーロペアンヌ ドゥ ブルヴェ オートモビル 折り畳み式ルーフを備えたコンバーティブル型自動車用の後部トランク蓋
JP2008174224A (ja) * 2006-12-19 2008-07-31 Takashi Yano 自動車の両開きドア装置
JP2008202236A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Honda Motor Co Ltd 車両用ドアヒンジ装置

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5795215A (en) 1980-12-01 1982-06-14 Moriyoshi Hattori Apparatus for opening door of car in two way
JPS6061365U (ja) * 1983-10-04 1985-04-27 トヨタ自動車株式会社 自動車のサイドドアヒンジ
JPS6112071A (ja) 1984-06-27 1986-01-20 Nec Corp 半導体装置
JP2791048B2 (ja) 1988-09-19 1998-08-27 株式会社日立製作所 自走ロボットの制御装置
JPH0610071Y2 (ja) * 1988-12-12 1994-03-16 ダイハツ工業株式会社 自動車のドアヒンジ部構造
JPH02101983U (ja) * 1989-01-30 1990-08-14
JPH02283525A (ja) 1989-04-23 1990-11-21 Seishiro Yoshihara 自動車の乗降口
JPH0585176A (ja) 1991-09-24 1993-04-06 Toyota Motor Corp 車両の入出口構造
JP2768084B2 (ja) * 1991-10-22 1998-06-25 日産自動車株式会社 自動車用ドアの開閉装置
JP3565708B2 (ja) 1998-04-22 2004-09-15 日野自動車株式会社 キャブオーバ型車両の乗降装置
JP3735333B2 (ja) 2002-09-10 2006-01-18 三井金属鉱業株式会社 ドア開閉装置
DE10333834A1 (de) 2003-07-24 2005-08-11 Igus Spritzgussteile für die Industrie GmbH Schiebetürensystem
WO2005111352A1 (fr) * 2004-04-26 2005-11-24 Heuliez Vehicule automobile comprenant un ouvrant a double sens d’ouverture, procede de montage et verrou charniere
US6997504B1 (en) 2004-08-03 2006-02-14 General Motors Corporation Dual pivot hinge assembly for vehicles
US7097229B1 (en) 2005-05-12 2006-08-29 Gm Global Technology Operations, Inc. Vehicle closure system
US7393044B2 (en) 2005-05-31 2008-07-01 Mitsuba Corporation Vehicle door opening and closing structure
JP5101853B2 (ja) 2005-12-27 2012-12-19 矢崎総業株式会社 リンク式可動体のハーネス配索構造
JP4557174B2 (ja) * 2006-03-23 2010-10-06 三菱自動車工業株式会社 車両のドア連結構造
JP4792331B2 (ja) 2006-05-31 2011-10-12 株式会社日立ハイテクインスツルメンツ 電子部品装着装置
JP2008231747A (ja) 2007-03-20 2008-10-02 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドア開閉装置
DE102007033281A1 (de) 2007-07-17 2009-01-22 CADEA-Gesellschaft für Anwendung und Realisierung computerunterstützter Systeme mbH Fahrzeug mit mindestens einer Hecktür
US7819465B2 (en) 2008-12-22 2010-10-26 Ford Global Technologies, Llc Transferable B-pillar for facilitating ingress/egress
US7918492B2 (en) 2009-01-05 2011-04-05 Ford Global Technologies, Llc Vehicle door belt and cam articulating mechanism
US7896425B2 (en) 2009-07-15 2011-03-01 Ford Global Technologies, Llc Simultaneous movement system for a vehicle door II

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58101980A (ja) * 1981-12-10 1983-06-17 服部 盛義 自動車用両開きドア−装置
JPS58191881A (ja) * 1982-05-01 1983-11-09 服部 盛義 自動車用ドア−の両開き装置
JPS6061365A (ja) * 1983-09-15 1985-04-09 Mazda Motor Corp 自動車のステアリング装置
JPS63284383A (ja) * 1987-05-15 1988-11-21 大岩 正博 左右両開き戸
JPH02101983A (ja) * 1988-10-06 1990-04-13 Mitsubishi Electric Corp 電動機の制御装置
JPH05112130A (ja) * 1991-10-22 1993-05-07 Nissan Motor Co Ltd 自動車用ドアの開閉装置
JPH09132034A (ja) * 1995-11-08 1997-05-20 Honda Motor Co Ltd 車両の側部ドア支持装置
JPH1088896A (ja) * 1996-09-17 1998-04-07 Otec Japan:Kk 車両用スライドドア装置
FR2816978A1 (fr) * 2000-11-20 2002-05-24 Peugeot Citroen Automobiles Sa Systeme de guidage pour ouvrant de vehicule automobile
JP2005515927A (ja) * 2002-02-01 2005-06-02 ソシエテ ユーロペアンヌ ドゥ ブルヴェ オートモビル 折り畳み式ルーフを備えたコンバーティブル型自動車用の後部トランク蓋
JP2008174224A (ja) * 2006-12-19 2008-07-31 Takashi Yano 自動車の両開きドア装置
JP2008202236A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Honda Motor Co Ltd 車両用ドアヒンジ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012140124A (ja) * 2012-01-27 2012-07-26 Takashi Yano 自動車のドア装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010030014A1 (ja) 2010-03-18
US20110260496A1 (en) 2011-10-27
US8459722B2 (en) 2013-06-11
JP4747381B2 (ja) 2011-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4747381B2 (ja) 自動車の両開きドア装置
US9242581B2 (en) Automatic presentable swiveling seat
US10443282B2 (en) Articulating mechanism for a vehicle door
JP4618573B2 (ja) 自動車のドア装置
JP5886859B2 (ja) ロック付開閉装置
CN107532406B (zh) 作业车辆
WO2017033651A1 (ja) 作業車両
JPH0672246A (ja) 車両用アンダーミラー装置の駆動制御装置
JP2004531417A (ja) コンバーチブル型自動車の格納式ハードトップシステム
US20210145676A1 (en) Boarding/deboarding controller
JP2003226186A (ja) 車両用スロープ装置
JP4905739B2 (ja) 自動車のドア装置
JP2005319886A (ja) 鉄道車両用の車椅子スロープ装置
KR101232076B1 (ko) 차량 시트용 레그 레스트 장치
WO2021003220A1 (en) Modified door operation for a motorized vehicle
US11779498B2 (en) Mobility aid system
JP3714309B2 (ja) 車両のスロープ装置
JP2006006614A (ja) 福祉車両
JP2005280614A (ja) アームレスト
JP4089336B2 (ja) 車両のスライドドア構造
JP2005119524A (ja) 車両用フロア装置
JP2011017239A (ja) 車両の前部ドア開閉装置
JP2014113907A (ja) 超小型モビリティ
JP2008155760A (ja) 車両ドア用インサイドグリップ構造
WO2011084084A2 (ru) Задняя дверь автомобиля

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100712

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100712

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20100712

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20101014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4747381

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250