JPH0585176A - 車両の入出口構造 - Google Patents

車両の入出口構造

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JPH0585176A
JPH0585176A JP27042291A JP27042291A JPH0585176A JP H0585176 A JPH0585176 A JP H0585176A JP 27042291 A JP27042291 A JP 27042291A JP 27042291 A JP27042291 A JP 27042291A JP H0585176 A JPH0585176 A JP H0585176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
vehicle
opening
seat
rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27042291A
Other languages
English (en)
Inventor
Machio Nakamura
町夫 中村
Hideki Ezaki
秀樹 江崎
Jiro Goto
次郎 後藤
Minoru Ishikawa
實 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Shinmei Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Shinmei Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Shinmei Industry Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP27042291A priority Critical patent/JPH0585176A/ja
Publication of JPH0585176A publication Critical patent/JPH0585176A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外側や上側へのドアの飛び出し量が少なく、
ピラーによる開口の大きさの制限をなくすこと。 【構成】 車両の入出口構造は、車両の横方向の少なく
とも一方の側部に設けられる、車室(10)への入出の
ための開口(12)と、開口用のドア(14)とを備え
る。開口(12)は、車室内に配置されるシート(1
8)をはさんでその前方に位置する車室部分(20)お
よびその後方に位置する車室部分(21)に、シート
(18)を移動することなく入出できる大きさの単一の
ものからなる。ドア(14)は、車両のルーフ(17)
に設けられた、車両の横方向へ平行に伸びる2つのレー
ル(24)と、シートの側面に設けられたレール(2
6)とによって支持され、上下方向へ移動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室への入出のための
開口と、この開口用のドアとを備える車両の入出口構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】車室への入出のための開口用のドアに
は、ヒンジによって支持され、このヒンジを中心として
開閉動作するもの、アッパレール、ロアレールおよびリ
アセンタレールによって支持され、これらレールに沿っ
て前後へスライドして開閉動作するものなどがある(ト
ヨタハイエース新型車解説書:昭和55年 7月23日発
行)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記ヒンジによって支
持されるドアのうち、ドアが水平方向へ移動して開閉動
作するようにヒンジを装着するものでは、入出のための
開口の前方部分にピラーを配置し、このピラーにヒンジ
を取り付けているため、開口の大きさが、本来制限され
ている。加えて、ドアを開くとき、ドアが外側へ飛び出
すため、乗降の邪魔になる。
【0004】ドアが上下方向へ移動して開閉動作するよ
うにヒンジを装着するものでは、ピラーによる開口の大
きさの制限はないが、ドアを開くとき、ドアの外側や上
側への飛び出し量が多く、まわりにスペースが必要とな
る。
【0005】前後スライド式ドアでは、外側への飛び出
し量は少なくなるが、開口の前方部分にピラーを配置し
ている上、ドアを開いたとき、ドアの一部が開口をふさ
ぐ構造、すなわち開口を全面的には開放できない構造に
することが、種々の制約から必要とされるため、実際に
利用できる開口の大きさが制限される。
【0006】本発明の目的は、外側や上側へのドアの飛
び出し量が少なく、ピラーによる開口の大きさの制限を
なくすことができる車両の入出口構造を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の横方向
の少なくとも一方の側部に設けられる、車室への入出の
ための開口と、該開口用のドアとを備える車両の入出口
構造である。前記開口は、前記車室内に配置されるシー
トをはさんで該シートの前方に位置する車室部分および
前記シートの後方に位置する車室部分に、前記シートを
移動することなく入出できる大きさの単一のものからな
る。前記ドアは、車両のルーフに設けられた、車両の横
方向へ平行に伸びる2つのレールと、前記シートの側面
に設けられたレールとによって支持され、上下方向へ移
動可能である。
【0008】
【作用および効果】ドアを開くとき、ドアは上方向へ移
動し、その移動につれ、ルーフ上にあるドアの部分が車
両の横方向へ移動し、ドアは車両のルーフ上に載るよう
になる。逆に、ドアを閉じるとき、ドアは車両の横方向
へ移動し、その移動につれ、ルーフから外れたドアの部
分が下方向へ移動する。
【0009】ドアが3つのレールに支持されて上下方向
へ移動する、いわゆるスライド式であるため、外側や上
側への飛び出し量が少なく、ドアの開閉のために要する
スペースはわずかでよい。
【0010】シートの横方向の開口の部分にピラーがな
いことと、ドアの全開状態では、乗降の妨げになるもの
は何もないことから、狭い場所でも乗降性が非常に良
い。
【0011】ドアが水平方向へ移動して開閉動作するも
のでは、不注意にドアを開けた結果、後方から走行して
きた自転車やオートバイなどがドアに衝突する危険性が
あるが、本発明では、外側への飛び出し量が少ないた
め、このような事故の発生を未然に防ぐことができる。
【0012】ピラーがないことと、3つのレールのうち
の2つがルーフに、そして残りの1つがシートに設けら
れているため、このようなレール、ドアのためのヒンジ
などを開口に配置する必要がないことから、開口の寸法
や形状を、実質的な制約を受けることなく、車種、車両
の大きさなどに応じて最適に選定することができる。
【0013】
【実施例】車両の入出口構造は、図1に示すように、車
室10への入出のための開口12と、開口用のドア14
とを備える。
【0014】開口12は、車両16の横方向の少なくと
も一方の側部に設ける。図示の実施例では、左の側部の
みに開口12を設け、開口12にドア14を配置してい
る。この場合、車両の右の側部には、ドア14と実質的
に同じ形状のものを固定的に取り付け、デザインの対称
性を確保することが好ましい。
【0015】開口12は、車室10内に配置されるシー
ト18をはさんでシート18の前方に位置する車室部分
20およびシート18の後方に位置する車室部分21
に、シート18を移動することなく入出できる大きさの
単一のものからなる。
【0016】ドアが、水平方向へ移動して開閉動作をす
るようにヒンジを装着する従来のヒンジタイプのドアで
は、フロントシート18に座る人が、前方の車室部分2
0に入出するためのフロントドアと、リアシート22に
座る人が、後方の車室部分21に入出するためのリアド
アとが、それぞれに対応した開口に取り付けられてい
た。
【0017】これに対し、本発明では、開口12は単一
であるため、その大きさは、従来のフロントドアとリア
ドアとを加え合せたものに、さらに、シート18の横方
向にあった、リアドア支持用のヒンジを取り付けるピラ
ーを加え合せたものと実質的に等しくすることができ
る。他方、開口12は、従来のフロントドアやリアドア
の寸法、形状などに関わらずに、全く新しい観点から寸
法や形状を定めることができる。
【0018】ドア14は開口12を密閉する形状に形成
し、適宜、ウインドゥ15を設ける。ドア14は、車両
16のルーフ17に設けられた、車両の横方向へ平行に
伸び、前後に間隔をおいた2つのレール24と、シート
18の側面に設けられたレール26とによって支持さ
れ、上下方向へ移動可能である。
【0019】図3に示す実施例では、ルーフ17に横方
向へ平行に伸びる2条のスリット28を設け、各スリッ
ト28の下側に、レール24を取り付けている。レール
24は、スリット28に対向する部分にスリット25を
有する型鋼材からなる。一方、シート18の側面に取り
付けたレール26は、平鋼材によって形成されている。
【0020】図2および図3に示すように、ドア14の
内側上方端から、2つのレール24間の間隔と等しい間
隔で2つのブラケット30が突出され、一対のローラ3
2が、各ブラケット30の各側に1個のローラ32が配
置されるように、各ブラケット30に回転可能に支持さ
れている。ブラケット30がスリット28、25に差し
込まれ、一対のローラ32がレール24を転動する。
【0021】図示の実施例では、さらに、ドア14の内
側面の2つのブラケット30間の部分に平鋼材からなる
レール34を上下方向に取り付け、レール34の下方で
ドア14の下端に、前後方向に長く形成されたローラ3
6を回転可能に取り付けている。また、ルーフ17の2
つのレール24間のエッジ部分にローラ38を回転可能
に取り付けてある。ドア14を開くとき、レール34が
ローラ38に接触し、ローラ36がレール26に接触す
る。
【0022】前記実施例では、車両の左の側部に1つの
開口12を設け、この開口12にドア14を配置してい
る。これに代え、車両の左右の側部にそれぞれ1つの開
口を設けることもできる。この場合、左右の側部の開口
を、車両の前後方向へ伸びる中心線を含む鉛直面に対し
て対称に形成し、各開口にドアを配置する。左右のドア
は、ルーフの2つのレール24で共通に支持されるが、
ドアを開くとき、2つのドアを同時には開かないように
する。
【0023】ドア14は、そこに設けた取手37を手で
握り、引き上げることによって開くことができ、また引
き下げることによって閉じることができる。図4に示す
ように、ルーフのレール内にスチールワイヤ40を配置
すると共に、ローラ42を適当箇所に配置してスチール
ワイヤ40をローラ42に沿わせてモータ44に導き、
モータ44によってスチールワイヤ40を牽引し、ドア
14を開くこともできる。
【0024】ドア14を開くときの挙動は図5のように
なる。ドア14を閉じた状態(a)では、ローラ32は
レール24の左端部に、またローラ36はレール26の
下端部に位置する。ドア14を持ち上げると(b)、ロ
ーラ32がレール24に沿って、またローラ36がレー
ル26に沿って転動し、ドア14が開き始める。ドア1
4の上方向への移動につれ、ルーフの上に載ったドア1
4の部分が車両の横方向へ移動するようになる(c)。
ドア14が上方向へ移動するとき、ローラ36とシート
のレール26とは、ローラ36の軸線方向へ相対移動す
る(f)。
【0025】ローラ36がレール26から外れると
(d)、ドア14のレール34がローラ38によって支
持され、ローラ32がレール24に沿って転動する。ド
ア14が上方向へ終点まで移動すると(e)、ドア14
がルーフ上に載り、全開となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の入出口構造の斜視図で、ド
アを外して示してある。
【図2】ドアの内側を示す斜視図である。
【図3】ルーフのレールとドアのローラとを示す、図1
の概ね3−3線に沿って切断した断面図である。
【図4】ドアを電動駆動する実施例の斜視図である。
【図5】ドアを開くときの挙動を示す、ルーフのレール
に沿って切断した断面図であるが、ハッチングは省略し
てある。この図中、a〜eは、ドアの上方向への移動に
つれ、ルーフの上に載っているドアの部分が車両の横方
向へ移動する様子を示しており、fは、シートのレール
とドアのローラとの様子を示している。
【符号の説明】
10 車室 12 開口 14 ドア 16 車両 17 ルーフ 18 シート 24、26、34 レール 32、36、38 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 次郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 石川 實 愛知県豊田市衣ケ原3丁目20番地 新明工 業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の横方向の少なくとも一方の側部に
    設けられる、車室への入出のための開口と、該開口用の
    ドアとを備える車両の入出口構造であって、前記開口
    は、前記車室内に配置されるシートをはさんで該シート
    の前方に位置する車室部分および前記シートの後方に位
    置する車室部分に、前記シートを移動することなく入出
    できる大きさの単一のものからなり、前記ドアは、車両
    のルーフに設けられた、車両の横方向へ平行に伸びる2
    つのレールと、前記シートの側面に設けられたレールと
    によって支持され、上下方向へ移動可能である、車両の
    入出口構造。
JP27042291A 1991-09-24 1991-09-24 車両の入出口構造 Pending JPH0585176A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27042291A JPH0585176A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 車両の入出口構造

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JP27042291A JPH0585176A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 車両の入出口構造

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JPH0585176A true JPH0585176A (ja) 1993-04-06

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ID=17486053

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JP27042291A Pending JPH0585176A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 車両の入出口構造

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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