JPH05278468A - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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Publication number
JPH05278468A
JPH05278468A JP10570292A JP10570292A JPH05278468A JP H05278468 A JPH05278468 A JP H05278468A JP 10570292 A JP10570292 A JP 10570292A JP 10570292 A JP10570292 A JP 10570292A JP H05278468 A JPH05278468 A JP H05278468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
slide
main body
opening
turn
Prior art date
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Pending
Application number
JP10570292A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahito Yokouchi
敬人 横打
Naomune Moriyama
尚宗 森山
Hiromichi Kawamura
広道 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH05278468A publication Critical patent/JPH05278468A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライドル−フによる開放感と高い乗降性と
を併せ持つ自動車の車体構造を提供する。 【構成】 サイドドア5の上端部側にル−フR側への回
込み部7が設けられ、その回込み部7とル−フ本体2と
が隣接してル−フRを構成する自動車1の車体構造を前
提とする。その前提の下、ル−フ本体2は、車体前方側
に向かうに従って広がるように扇形状とされ、回込み部
7は、前記ル−フ本体2の側方側を補ってル−フRを構
成するように形成され、前記ル−フ本体2には、該ル−
フ本体2の形状に応じた扇形状のル−フ開口13と、そ
のル−フ開口13を開閉するガラス製スライドル−フ1
3とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体構造に関
する。
【0002】
【従来技術】自動車の車体構造には、実開昭55−52
418号公報に示すように、ル−フ開口上にスライドル
−フを設けたものが知られている。このものにおいて
は、スライドル−フをスライドさせて、ル−フ開口を外
部に対して開くことにより開放感を得ることができる。
一方、車体構造には、ル−フをTバ−ル−フとし、その
ル−フにいわゆるガルウイングタイプのドアを取付けた
ものがある。このものにおいては、ル−フが車幅方向内
方側に向って切欠かれて、乗降口の頭上空間の拡大が図
れることから、乗降性を向上させることができる。した
がって、上記両者を組合わせることができれば、該両者
の利点を活すことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記両者を組
合わせようとした場合、該両者の設置個所が重なるた
め、両方の構造をその機能を維持しつつ存置させること
は容易ではない。本発明は、上記実情に鑑みてなされた
もので、その目的は、スライドル−フによる開放感と高
い乗降性とを併せ持つ自動車の車体構造を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明にあっては、ドアの上端部側にル−フ側への
回込み部が設けられ、該回込み部とル−フ本体とが互い
に隣接してル−フを構成する自動車の車体構造におい
て、前記ル−フ本体は車体前方側に向かうに従って車幅
方向外方側に広がるように形成され、前記回込み部は、
前記ル−フ本体の広がりに応じ、車体前方側に向かうに
従って車幅方向内方側への進入度合いが少なくされ、前
記ル−フ本体に、ル−フ開口が形成され、前記ル−フ本
体に、前記ル−フ開口を開閉するスライドル−フが設け
られている、構成としてある。上述の構成により、ドア
を開くことによって、該ドアの回込み部に相当する部分
がル−フからなくなり、乗降口における頭上空間の拡大
が図られることになる。このため、乗降性については、
高い状態を維持できることになる。その一方、ル−フ本
体を車体前方側に向うに従って車幅方向外方側に広がる
ように形成して、上記乗降口における頭上空間の拡大に
支障を与えることなく、該ル−フ本体が占める面積を、
乗員の乗車にとって最適な状態で、できるだけ広げるこ
とができる一方、その広いル−フ本体に、ル−フ開口及
びスライドル−フを設けるようにしたことから、スライ
ドル−フにより開閉されるル−フ開口はかなり大きく形
成することができることになる。このため、スライドル
−フによる開放感は著しく増大することになる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、1は本発明に係る車体構造が用い
られた自動車で、該自動車1は、ル−フRの構成要素の
一つとしてル−フ本体2を備えている。このル−フ本体
2は、該自動車1のセンタピラ−3付近を基準として車
体後側においては、通常通り(通常の幅)とされている
一方、センタピラ−3付近を基準として車体前側におい
ては、該ル−フ本体2の車幅方向両端部は、該センタピ
ラ−3付近で、一旦車幅方向内方に引込んだ後、車体前
側のフロントヘッダ4に向うに従って車幅方向外方に広
がるようになっている。このため、このル−フ本体2
は、センタピラ−3付近を基準として車体前側において
は、図1に示すように、扇形状に形成されることにな
る。
【0006】前記自動車1の両側部には、図1に示すよ
うに、フロントサイドドア(以下、サイドドアと称す)
5が回動可能に支持されている。このサイドドア5は、
ドア本体6と回込み部7とからなる。上記ドア本体6
は、通常のサッシュドアとされており、該ドア本体6は
二重構造のドアパネル8と、該ドアパネル8の前・後端
の各上部に設けられる前・後サッシュ9、10と、該前
・後サッシュ9、10をつなぐ上側サッシュ11と、各
サッシュ9〜11に案内されて昇降される昇降ガラス
(ドアガラス)12とからなる。
【0007】上記回込み部7は、前記上側サッシュ11
に連続して取付けられており、該回込み部7は、本実施
例においては、二重構造のパネル部材により構成されて
いる。この回込み部7は、ル−フRの構成要素となるべ
く、上側サッシュに対して車幅方向内方側に傾斜され、
しかも、その車幅方向内方への進入度合いは、車体前方
側に向うに従って少なくされている。これにより、回込
み部7は、サイドドア5が閉じられたとき、該回込み部
7の上面が前記ル−フ本体2の上面と面一となると共
に、該回込み部の先端部が該ル−フ本体2の側部に隣接
した状態で沿うことになっている。
【0008】前記ル−フ本体2には、センタピラ−3付
近を基準として車体前側において、ル−フ開口13が形
成されている。このル−フ開口13は、ル−フ本体2の
当該部分における扇形状を縮小した状態で形成されてお
り、このル−フ開口13の内周縁部には、ル−フ本体2
の上面に対して段差を有すようにしてフランジ部14が
形成されている。
【0009】前記ル−フ本体2には、図1、図2、図6
に示すように、溝部15が形成されている。この溝部1
5は、細幅をもって車体前後方向に延びており、その一
端側は上記ル−フ開口13の後端側につながり、その溝
部15の底面は上記フランジ部14上面に対して面一と
されている。
【0010】前記フランジ部14上には、図1、図3、
図4に示すように、車幅方向両側においてスライドレー
ル16がそれぞれ設けられている。この両スライドレー
ル16は、車幅方向両側のフランジ部14の延設方向に
沿うべく、車体後側に向うに従って該両者16、16の
間隔が狭まるように配設されており、その両者16、1
6の構成は同一とされている。このスライドレール16
は、図3、図4に示すように、その車体前後方向前端部
において、その上面が傾斜面17とされ、その傾斜面1
7よりも車体後側においては、上面は一定の高さを保持
するようになっている。また、このスライドレール16
の両側部にはガイド溝18がそれぞれ形成されている。
このガイド溝18は、上面に沿って該スライドレール1
6の延び方向に延びている。
【0011】前記各スライドレール16には、図3、図
4に示すように、スライダ19がスライド可能に保持さ
れている。このスライダ19は、本体20が断面コ字形
状とされており、その本体20は、その開口側をもっ
て、上側からスライドレール16を包込むようにして配
設されている。この本体20の両側部には、前端部にお
いて、一対の前側ロ−ラ21が設けられ、該本体20の
両側部の後端側には、一対の後側ロ−ラ22が設けられ
ている。一対の前側ロ−ラ21は、スライドレール16
の上面を転動するようになっており、一対の後側ロ−ラ
22は、前記ガイド溝18に挿入されており、該後側ロ
−ラ22は、該ガイド溝18に案内されて転動されるこ
とになっている。上記本体20には、前記一対の前側ロ
−ラ21を介して支持部材23が支持されている。この
支持部材23は、本体20の断面形状と同様に断面コ字
形状とされて、該本体20の前端側を上側から覆うよう
に配設されており、その支持部材23の上部には、案内
ピン24が設けられている。このようなスライダ19
は、図3の実線、仮想線で示すようにスライドするよう
になっている。
【0012】前記ル−フ本体2の溝部15内にも、図
1、図5、図6に示すように、スライドレール25が配
設されている。このスライドレール25は、その上面に
関しては、前記スライドレール16と同様に、前端部に
傾斜面26が形成され、それよりも車体後側において
は、上面は一定の高さを保持するようになっている。ま
た、このスライドレール25の両側部にはガイド溝27
が形成されている。このガイド溝27はスライドレール
25と前記フランジ部14とが協働して形成することに
なっており、該ガイド溝27は、スライドレール25の
延び方向に延びることになっている。
【0013】上記スライドレール25には、図5、図6
に示すように、スライダ28が保持されている。このス
ライダ28は、前述のスライダ19と基本的に同様の構
成とされており、該スライダ28は、スライドレール2
5を上側から包込む本体29と、該本体29の側部にそ
の前端側において設けられスライドレール上面を転動す
る一対の前側ロ−ラ30と、本体29の側部にその後端
側において設けられ前記ガイド溝27に挿入される一対
の後側ロ−ラ31とからなる。このようなスライダ28
は、図5の実線、仮想線で示すように変位動することに
なる。
【0014】前記ル−フ開口13上には、図1、図4に
示すようにスライドル−フ32が設けられている。この
スライドル−フ32には、ル−フ開口13を閉じること
ができるようにするべく、ル−フ開口13よりも若干大
きい扇形状とされており、本実施例においては、このス
ライドル−フ32はガラスをもって構成されている。こ
のスライドル−フ32の裏面前端部には、図1、図3、
図4に示すように、ガイドレ−ル33が設けられてい
る。このガイドレ−ル33は、スライドル−フ32の後
端側を基準にして円弧状に延設されており、このガイド
レ−ル33には、図3に示すように、車幅方向両側にお
ける両スライダ19の案内ピン24がスライド可能に保
持されている。その一方、スライドル−フ32の後端部
には、図5に示すように、取付部材34を介して前記ス
ライダ28の前端部が回動可能に支持されている。これ
により、ル−フ開口を閉じているときには、スライドル
−フ32は、ル−フ本体2と面一となってル−フを構成
する一方、ル−フ開口13を開くときには、スライドル
−フ32が、一旦、持上り、その後、図1の仮想線に示
すように車体後方にスライドすることになり、このと
き、そのスライドを可能とすべくスライダ19はガイド
レ−ル33により、車体後方に向うに従って車幅方向内
方に位置を変えることになる。尚、35はフロントウイ
ンドである。
【0015】このような自動車においては、サイドドア
5が閉じられているとき、ル−フ本体2、スライドル−
フ32、サイドドア5の回込み部7が面一なル−フRを
構成することから、サイドドア5を開いたときには、ル
−フRから回込み部7がなくなり、乗降口における頭上
空間の拡大が図られることになる。このため、高い乗降
性を得ることができることになる。その一方、ル−フ本
体2を扇形状にして、上記高い乗降性を維持しつつ、該
ル−フ本体2の面積を前席乗員にとって最適な状態でで
きるだけ広げ、その広いル−フ本体2に、できるだけ広
く形成するために、扇形状のル−フ開口13を形成し、
そのル−フ開口13をそれに応じたスライドル−フ32
により開閉するようにしたことから、スライドル−フ3
2の開閉に基づく高い開放感が得られることになる。し
かも、本実施例においては、スライドル−フ32もガラ
スで構成されていることから、その透過性により、開放
感は一層、向上することになる。このガラスに基づく透
過性を利用して開放感をさらに高めたい場合には、回込
み部7をもガラスで構成することが好ましい。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上述べたように、スライドル
−フによる開放感と高い乗降性とを併せ持つ自動車の車
体構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る構造を示す正面図。
【図2】ル−フ構造を説明する説明図。
【図3】スライドル−フの前端側におけるスライド機構
を説明する側面図。
【図4】図3のスライド機構を示す斜視図。
【図5】スライドル−フの後端側におけるスライド機構
を説明する側面図。
【図6】図5のA−A線断面図。
【符号の説明】
1 自動車 2 ル−フ本体 5 サイドドア 7 回込み部 13 ル−フ開口 32 スライドル−フ R ル−フ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの上端部側にル−フ側への回込み部
    が設けられ、該回込み部とル−フ本体とが互いに隣接し
    てル−フを構成する自動車の車体構造において、 前記ル−フ本体は車体前方側に向うに従って車幅方向外
    方側に広がるように形成され、 前記回込み部は、前記ル−フ本体の広がりに応じ、車体
    前方側に向うに従って車幅方向内方側への進入度合いが
    少なくされ、 前記ル−フ本体に、ル−フ開口が形成され、 前記ル−フ本体に、前記ル−フ開口を開閉するスライド
    ル−フが設けられている、ことを特徴とする自動車の車
    体構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記スライドル−フがガラスとされている、ことを特徴
    とする自動車の車体構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記回込み部がガラスとされている、ことを特徴とする
    自動車の車体構造。
JP10570292A 1992-03-31 1992-03-31 自動車の車体構造 Pending JPH05278468A (ja)

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JP10570292A JPH05278468A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 自動車の車体構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6086139A (en) * 1997-10-14 2000-07-11 Wagon Automotive Gmbh Motor vehicle door with a detachably mounted outside door panel
US6893083B2 (en) * 2002-08-29 2005-05-17 Webasto Vehicle Systems International Gmbh Motor vehicle roof with a cover which can be moved to the rear over the roof skin
US7472950B2 (en) * 2006-01-05 2009-01-06 Magna Car Top Systems Gmbh Roof for a motor vehicle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6893083B2 (en) * 2002-08-29 2005-05-17 Webasto Vehicle Systems International Gmbh Motor vehicle roof with a cover which can be moved to the rear over the roof skin
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