JPH0578620U - 自動車の車体構造 - Google Patents
自動車の車体構造Info
- Publication number
- JPH0578620U JPH0578620U JP2702092U JP2702092U JPH0578620U JP H0578620 U JPH0578620 U JP H0578620U JP 2702092 U JP2702092 U JP 2702092U JP 2702092 U JP2702092 U JP 2702092U JP H0578620 U JPH0578620 U JP H0578620U
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- Japan
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- glass
- door
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高い乗降性を維持しつつ、できるだけ開放感
を高めることができる自動車の車体構造を提供する。 【構成】 サイドドア3bの上端部側にル−フR側への
回込み部13が設けられ、その回込み部13とル−フ本
体11とが隣接してル−フRを構成する自動車1の車体
構造を前提とする。その前提の下、ル−フ本体11は、
車体前方側に向かうに従って広がるように扇形状とさ
れ、回込み部13は、前記ル−フ本体11の側方側を補
ってル−フRを構成するように形成され、そのル−フ本
体11及び回込み部13としては、ガラスがそれぞれ用
いられている。
を高めることができる自動車の車体構造を提供する。 【構成】 サイドドア3bの上端部側にル−フR側への
回込み部13が設けられ、その回込み部13とル−フ本
体11とが隣接してル−フRを構成する自動車1の車体
構造を前提とする。その前提の下、ル−フ本体11は、
車体前方側に向かうに従って広がるように扇形状とさ
れ、回込み部13は、前記ル−フ本体11の側方側を補
ってル−フRを構成するように形成され、そのル−フ本
体11及び回込み部13としては、ガラスがそれぞれ用
いられている。
Description
【0001】
本考案は、自動車の車体構造に関する。
【0002】
車体構造には、特開昭52−47223号公報に示すように、ルーフをTバー ルーフとし、そのルーフにいわゆるガルウィングタイプのドアを取付けたものが 知られている。このものにおいては、ルーフが車幅方向内方側に向って切り欠か れて、乗降口の頭上空間の拡大が図れることから、乗降性を向上させることがで きる。
【0003】
しかし、上記車体構造においては、乗降性を向上できるものの、上述のドア構 造の結果、スライドルーフ構造等をルーフに設けることができず、開放感につい ては今一つ十分とは言えない状態にある。 本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、その目的は、高い乗降性を維持し つつ、できるだけ開放感を高めることができる自動車の車体構造を提供すること にある。
【0004】
かかる目的を達成するために本考案にあっては、ドアの上端部側にルーフ側へ の回込み部が設けられ、該回込み部とルーフ本体とが互いに隣接してルーフを構 成する自動車の車体構造において、 前記ルーフ本体は、車体前方側に向うにしたがって車幅方向外方側に広がるよ うに形成され、 前記回込み部は、前記ルーフ本体の広がりに応じ、車体前方側に向うに従って 車幅方向内方側への進入度合いが少なくされ、 前記ルーフ本体及び前記回込み部がガラスをもってそれぞれ構成されている、 構成としてある。 上記の構成により、ドアを開くことによって、該ドアの回込み部がルーフから なくなり、乗降口における頭上空間の拡大が図られることになる。このため、乗 降性については、高い状態を維持できることになる。 その一方、ルーフ本体を車体前方側に向うに従って東幅方向外方側に広がるよ うにガラスをもって形成することから、上記乗降口における頭上空間の拡大に支 障を与えることなく、その一枚のガラスが占める面積を、乗員の乗車にとって最 適な状態で、できるだけ広げることができることになり、乗員の乗車位置上方か ら、できるだけ間仕切部材を遠ざけることができることになる。しかも、上記ド アの回込み部もガラスをもって構成されることから、ルーフにおいて、上述のル ーフ本体をも併せて、ガラスが占める面積は著しく増加することになる。このた め、開放感は著しく増大することになる。
【0005】
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。 図1において、1は自動車で、該自動車1は、車体本体2と、該車体本体2側 部に回動可能に支持されるサイドドア3とで概略構成されており、本実施例にお いては、センタピラー4を基準として車体前側に本考案が適用されている。 上記車体本体2においては、既知の如く、車体本体2両側にフロントピラー5 がそれぞれ設けられている。この両フロントピラー5の上端部間にはフロントヘ ッダ6が掛渡されており、このフロントヘッダ6の車体前側下方にはフロントウ ィンド7が設けられている。
【0006】 前記各フロントピラー5の上端部には、前記フロントヘッダ6を横切ってルー フレール8がそれぞれ接続されており、その各ルーフレール8は、センタピラー 4を経てリアピラー(図示略)へとつながっている。この両ルーフレール8間の 幅(車幅方向長さ)は、センタピラー4よりも車体後側においては、通常の長さ とされている一方、センタピラー4よりも車体前側においては、センタピラー4 付近で、一旦、車幅方向内方に向って延びた後、フロントヘッダ6側に向うに従 って広がるように配設されている。
【0007】 前記左右のルーフレール8上には、ルーフRの構成要素としてルーフ本体9が 設けられている。このルーフ本体9は、本実施例においては、センタピラー4付 近を基準として前後に分割される二分割構成とされており、該ルーフ本体9は、 センタピラー4よりも車体後側のルーフ本体構成部10と、センタピラー4より も車体前側のルーフ本体構成部11とからなっている。 ルーフ本体構成部10は、その車幅方向両端部が前記左右のルーフレール8に 支持されており、その材料には、通常通り金属(鉄板)が用いられている。 一方、ルーフ本体構成部11には、ガラスが用いられ、その車幅方向両端部に ついては、前述の特有の広がりを有する左右のレインレール8に対応して、該両 レインレール8に支持され、該ルーフ本体構成部11の前端部については、前記 フロントヘッダ6に支持され、該ルーフ本体構成部11の後端部については、前 記ルーフ本体構成部10の前端部に支持されている。これにより、ルーフ本体構 成部10は、図1に示すように、一枚のガラスをもって扇形状に形成されること になる。
【0008】 前記サイドドア3は、リア側サイドドア3aについては通常のもの(サッシュ ドア)が用いられている一方、フロント側サイドドア3bについては、特有のも のが用いられている。 すなわち、フロント側サイドドア3bは、ドア本体12と回込み部13とから なる。
【0009】 上記ドア本体12は、通常のサッシュドアとされており、該ドア本体12は、 二重構造のドアパネル14と、該ドアパネル14の前・後端の各上部に設けられ る前・後サッシュ15、16と、前・後サッシュをつなぐ上側サッシュ17と、 各サッシュ15〜17に案内されて昇降される昇降ガラス(ドアガラス)18と からなる。
【0010】 上記回込み部13は、図2、図3に示すように、枠体19とガラス20とから なる。枠体19は、前記上側サッシュ17に取付けられて、図2、図3に示すよ うに開口21を形成しており、その枠体19の最上端部19aはサイドドア3b を閉じたとき、前記ルーフレール8に隣接して沿うようになっている。このため 、枠体19の最上端部19aは、車体前方側に向うに従って車幅方向内方側への 進入度合いが少なくなっている。 上記ガラス20は、図2、図3に示すように、前記上側サッシュ17と前記枠 体19とに固定されて、前記開口21を覆っている。このガラス20は、サイド ドア3bが閉じられたとき、該ガラス20の上面が、図2に示すように、前記ル ーフ本体構成部11の上面と面一となるように配設されると共に、その車幅方向 内方への進入度合いが、前記枠体19の最上端部19aに対応して、図1に示す ように、車体前方側に向うに従って少なくされて、該ガラス20と前記ルーフ本 体構成部11とが互いに隣接する様になっている。
【0011】 したがって、このような構造においては、左右一対のルーフレール8が、セン タピラー4を基準として車体前側において、車体前方のフロントヘッダ6に向う に従って、扇状に広がるように配設されていることから、サイドドア3bを開け ば、乗降口の上部を一部をなくすことができ、乗降口における頭上空間の拡大を 図ることができることになる。このため、いわゆるガルウィングタイプのドアと 同様、高い乗降性を確保できることになる。
【0012】 その一方、センタピラー4を基準にして車体前側において、ルーフ本体構成部 11及びサイドドア3bの回込み部13がガラス20をもって構成されて、ルー フRにおいてガラスの占める割合が大きくなっている他に、そのルーフ本体構成 部11が一枚のガラスをもって扇状に広げられて、前席乗車位置の上方からでき るだけ間仕切部材(本実施例においてはルーフレールが相当)を遠ざけられてい る。このため、前席乗員の頭上のできるだけ広い範囲において、視界を妨げるも のをなくすことができ、開放感は著しく増大されることになる。
【0013】 図4は第2実施例を示すものである。この第2実施例において、前記第1実施 例と同一構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。 この第2実施例においては、回込み部13の利用態様を示したものである。 すなわち、この実施例においては、上側サッシュ17と枠体19の最上端部1 9aとの間に支持部材22が掛渡されており、その支持部材22に該支持部材2 2とガラス20との間においてソーラバッテリ23が取付けられている。 これにより、ガラス20の透過性を利用して蓄電することができると共に、支 持部材22により回込み部13における補強を図ることができることになる。
【0014】 図5は第3実施例を示すものである。この実施例においては、サッシュ15〜 17及び回込み部13が、ドアパネル14の上端部に対して、一体的に回動可能 とされており、この場合、サッシュ15〜17及び回し込み部13を、図5の仮 想線に示すように、回動させたときには、ドアガラス18は定位置に残るように なっている。
【0015】 図6は、第4実施例をしめすものである。この実施例においては、サッシュ1 5〜17、ドアガラス18及び回込み部13がドアパネル14の上端部に対して 一体的に回動可能とされている。この場合、ドアガラス18は引戸式とされてい る。
【0016】 図7は第5実施例を示すものである。この実施例においては、回込み部がドア 本体における上側サッシュに対して回動可能とされている。
【0017】 以上実施例について説明したが、サイドドア3bの回込み部13をルーフRに 回動可能に支持してもよい。
本発明は以上述べたように、高い乗降性を維持しつつ、できるだけ開放感を高 めることができる。
【図1】実施例に係る構造を示す平面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】第1実施例におけるルーフ部分の構造を示す斜
視図。
視図。
【図4】第2実施例を説明する断面図。
【図5】第3実施例を説明する断面図。
【図6】第4実施例を説明する断面図。
【図7】第5実施例を説明する断面図。
1 自動車 3b サイドドア 9 ルーフ本体 11 ルーフ本体構成部 13 回込み部 19 枠体 19a 最上端部 R ルーフ
Claims (2)
- 【請求項1】 ドアの上端部側にルーフ側への回込み部
が設けられ、該回込み部とルーフ本体とが互いに隣接し
てルーフを構成する自動車の車体構造において、 前記ルーフ本体は、車体前方側に向うに従って車幅方向
外方側に広がるように形成され、 前記回込み部は、前記ルーフ本体の広がりに応じ、車体
前方側に向うに従って車幅方向内方側への進入度合いが
少なくされ、 前記ルーフ本体及び前記回込み部がガラスをもってそれ
ぞれ構成されている、ことを特徴とする自動車の車体構
造。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記回込み部としてのガラスの内面周縁部に枠体が、前
記ドアの上端部に接続された状態で設けられ、 前記枠体と前記ドアの上端部に前記ガラスを横切るよう
にして支持部材が掛渡され、 前記支持部材と前記ガラスとの間にはソ−ラバッテリが
配設されている、 ことを特徴とする自動車の車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2702092U JPH0578620U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 自動車の車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2702092U JPH0578620U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 自動車の車体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0578620U true JPH0578620U (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=12209410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2702092U Pending JPH0578620U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 自動車の車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0578620U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010105664A (ja) * | 2010-02-19 | 2010-05-13 | Honda Motor Co Ltd | 車両のボディー構造 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP2702092U patent/JPH0578620U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010105664A (ja) * | 2010-02-19 | 2010-05-13 | Honda Motor Co Ltd | 車両のボディー構造 |
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