JP2010105664A - 車両のボディー構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 車室コーナー部よりも中央寄りに左右のフロントピラー11,13が設けられた。また、運転席24に近いフロントピラー11に隣接したコーナーウィンドウ25よりも、運転席24から離れたフロントピラー13に隣接したコーナーウィンドウ26の方が大きい。さらに、車両10の中軸線よりも運転席側に近づいた位置に設けられたフロントウィンドウ8の両端に、2つのフロントピラー11,13を有する。
【選択図】図1
Description
また、右フロントピラーを第1の右フロントピラーおよび第2の右フロントピラーで構成し、左フロントピラーを第1の左フロントピラーと第2の左フロントピラーで構成したフロントピラーを有する左ハンドル車の車両のボディー構造であって、第1および第2の右フロントピラー間には、右コーナーウィンドウが設けられ、第1および第2の左フロントピラー間には、左コーナーウィンドウが設けられており、右コーナーウィンドウは、運転席の中心を通る車体の前後方向に走る直線から車両前方をゼロ度としたときの右側へ50度〜75度の運転者視野角を確保する位置にあり、左コーナーウィンドウは、運転席の中心を通る車体の前後方向に走る直線から車両前方をゼロ度としたときの左側へ35度〜60度の運転者視野角を確保する位置にあるため、運転視界の更なる向上を、車体強度を保ちつつ、構造が単純で製造の手間とコストがかからないで行うことができる。
さらに、第1および第2の右フロントピラーと、第1および第2の左フロントピラーは、運転者の視点から見て直立する角度で車両に形成されているため、運転視界の更なる向上を、車体強度を保ちつつ、構造が単純で製造の手間とコストがかからないで行うことができる。
また、第1の右フロントピラーと第2の右フロントピラーと第1の左フロントピラーと第2の左フロントピラーのそれぞれのピラー幅を60mm以下にするため、ピラーによる視界遮蔽部をなくすことができる。
四輪車の運転者は、交差点での右左折時にストレスを感じる場合が多い。複数方向の道路状況や信号等、多くのことを確認しながら速やかに右左折を完了しなければならないからである。従来車のフロントピラーは、フロントウィンドウ両端(車室コーナー部)に左右対称に設けられている。このため、交差点での右左折時には運転者は姿勢を変えて外界視認をする必要がある場合も多い。本発明は、前方への良好な視界を従来車と同等に確保しながら左右斜め前方の視界の更なる向上を狙ったものである。
本発明は、図1および図9に示すように、フロントピラー11,13を従来車よりも中央寄りに設けている点に特徴がある。このため、左右斜め前方の視界が向上している。また、前方の視界については、後述するようなフロントピラーの配置および幅の工夫によって、従来車と同様に良好に確保した。
また本発明は、フロントウィンドウ8の位置を車両中軸線C2よりも運転席寄りにし、かつ、左コーナーウィンドウ26のサイズを右コーナーウィンドウ25のサイズよりも大きくした点に特徴がある。フロントウィンドウ8の位置および左右コーナーウィンドウ25,26の大小関係は、運転席が右側にあることを考慮して、左右斜め前方の視界が同等になり、かつ車両ボディーの強度が十分に維持できるように決定した。
なお、近年の顧客志向性の向上に対応して、顧客個々人にカスタマイズしたフロントピラー設計としても良い。この場合には、車両を製造する前に顧客の体格データを取得し、その体格を有する第三者または顧客自身がフロントピラーのない車両で運転し、右左折をするときの視点分布を測定する。そしてその測定結果に基づいて、フロントピラーの位置を決定し、その運転者に合った車両を製造する。
この実施形態では、第1の実施形態から両A’ピラーを取り去った車である。それ以外は同様の構造なので、同様の構成要件には同じ符号を付し説明を省略した。ドア窓開放部が大きくとも十分な車体強度が確保できる車への適用例である。先の実験で示したように、ピラーの位置は、視線分布が少ない位置である。それゆえ、視野の更なる向上を図ることができる。
但し、ピラーの配置位置に応じてピラー幅を適宜6cm以上とすることも可能である。
本発明では、視線分布の実験結果に基づいてフロントピラー11,13の位置を図1、図5、図6および図9のように設定したので、周囲視認に関する最適環境が実現している。
また、ピラーの強度や車両のサイズ等を考慮して、図1においてピラー12のみを排除して右斜め方向の視野をさらに向上させても良い。
なお、本発明は、四輪車に限られず、運転者が自由軌道を運転する他の移動車のボディー構造にも適用可能である。
ピラーにふくらみを持たせて狭幅にする代わりに強度向上を図っても良い。
Claims (10)
- 運転席に近いフロントピラーに隣接したコーナーウィンドウよりも、前記運転席から離れたフロントピラーに隣接したコーナーウィンドウの方が大きい車両のボディー構造であって、
車両の中軸線よりも運転席側に近づいた位置に設けられたフロントウィンドウの両端に、前記2つのフロントピラーを有することを特徴とする車両のボディー構造。 - 前記車両の中軸線よりも運転席側に重心があるように配置されたフロントウィンドウの両端に、前記2つのフロントピラーを有することを特徴とする請求項1記載の車両のボディー構造。
- 所定の体格データに基づき決定される運転者視点位置から見て、直立する角度で前記2つのフロントピラーが設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の車両のボディー構造。
- 前記2つのフロントピラーの横幅は、共に60mm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車両のボディー構造。
- 右ハンドル車の車両のボディー構造であって、
右コーナーウィンドウは、運転席の中心を通る車両前後方向の直線を基準に、右側へ35度〜60度の運転者視野角を確保する位置に設けられ、
左コーナーウィンドウは、前記直線を基準に、左側へ50度〜75度の運転者視野角を確保する位置に設けられていることを特徴とする車両のボディー構造。 - 左ハンドル車の車両のボディー構造であって、
左コーナーウィンドウは、運転席の中心を通る車両前後方向の直線を基準に、左側へ35度〜60度の運転者視野角を確保する位置に設けられ、
右コーナーウィンドウは、前記直線を基準に、右側へ50度〜75度の運転者視野角を確保する位置に設けられていることを特徴とする車両のボディー構造。 - 前記右コーナーウィンドウの両端には、第1および第2の右フロントピラーが設けられ、
前記左コーナーウィンドウの両端には、第1および第2の左フロントピラーが設けられていることを特徴とする請求項5又は6記載の車両のボディー構造。 - 前記右コーナーウィンドウの両端には、第1の右フロントピラーおよび右サイドピラーが設けられ、
前記左コーナーウィンドウの両端には、第1の左フロントピラーおよび左サイドピラーが設けられていることを特徴とする請求項5又は6記載の車両のボディー構造。 - 所定の体格データに基づき決定される運転者視点位置から見て、直立する角度で前記コーナーウィンドウ端に第1の右フロントピラーおよび前記第2のフロントピラーが設けられていることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の車両のボディー構造。
- 前記第1の右フロントピラーおよび第1の左フロントピラーの横幅は、共に60mm以下であることを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項に記載の車両のボディー構造。
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