JPH0315424Y2 - - Google Patents

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JPH0315424Y2
JPH0315424Y2 JP1984124942U JP12494284U JPH0315424Y2 JP H0315424 Y2 JPH0315424 Y2 JP H0315424Y2 JP 1984124942 U JP1984124942 U JP 1984124942U JP 12494284 U JP12494284 U JP 12494284U JP H0315424 Y2 JPH0315424 Y2 JP H0315424Y2
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vehicle body
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JP1984124942U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、バン等ワンボツクス型自動車におけ
る車体構造に関するものである。
従来のワンボツクス型自動車の車体は、車体最
前部に樹立されてウインドシールド開口を区画す
る左右一対の所謂Aピラーと、その後方に樹立さ
れ上記Aピラーと協働してドア開口を区画する左
右一対の通称Bピラーと、更に同Bピラーの後方
に間隔を存し樹立された左右一対のCピラーとを
具え、これら各ピラーをサイドシル及びサイドシ
ルフレール等の縦通材によつて相互に連結して車
体の基本骨組構造体を構成しているのが通常であ
る。一方、この種の自動車では、貨物の積み卸し
の便宜上、車体中央部側面に大きい出入口開口を
設けて、同開口にガルウイング式の扉を設けるこ
とが望ましい場合があるが、上記従来の車体構造
では、ガルウイング式扉の上端ヒンジ装置が、車
幅方向の外側端付近に配置されたサイドルーフレ
ールに設けられるため、ガルウイング式扉の開閉
に必要なスペースが大きくなり、狭隘な商店街等
での使用が困難になる不具合があつた。
本考案は上記事情に鑑み創案されたもので、車
体の横断面内の形状が略四辺形状をなす少なくと
も二個の夫々閉断面構造を有する枠部材が、車体
の長手方向の略中央部分に間隔を存し配設され、
各枠部材の上方横辺が車幅方向側端縁から車体長
手方向中心線寄りに偏倚して同中心線に対し略平
行に配置された少なくとも一対の閉断面構造を有
するルーフレールによつて相互に結合されると共
に、各枠部材の垂直辺の下端部が一対のサイドシ
ルによつて相互に結合され、更に各枠部材の下方
横辺が上記サイドシルより車体長手方向中心線寄
りに偏倚して配置された車体長手方向に延在する
一対のボデイフレームにより橋架されて、車体の
基本骨組構造体を形成し、更にまた上記一対のル
ーフレールのうち少なくとも一方のルーフレール
にガルウイング式扉をヒンジ連結しうるように構
成したことを特徴とするワンボツクス型自動車に
おける車体構造を要旨とするものである。
以下本考案の実施例を添付図面について具体的
に説明する。図中符号10は総括的に車体を示
し、車体10は、前端のウインドシールド開口1
2を区画する左右(車巾方向を意味する)一対の
Aピラー14と、全体として略四辺形状をなし、
閉断面構造を有する第1の枠部材(通称バルクヘ
ツド)16と、同様に略四辺形状をなし閉断面構
造を有する第2の枠部材即ちバルクヘツド18と
を具えている。上記枠部材16の左右垂直辺16
aが従来の構造におけるBピラーに対応し、又枠
部材18の左右垂直辺18aが従来の構造におけ
るCピラーに対応する。枠部材の垂直辺16a及
びAピラー14の上端部はサイドルーフレール2
0によつて相互に連結され、又枠部材18の垂直
辺18aの上端は後方に延びたサイドルーフレー
ル20に連結されているが、枠部材16,18間
にはサイドルーフレールが設けられていない。そ
して、これら枠部材の上方横辺16b,18b
は、車体長手方向中心線寄りに即ち車体側部から
内方に偏位して配置された一対のルーフレール2
2によつて相互に連結され、又枠部材16,18
の垂直辺16a,18aの下端は従来通りのサイ
ドシル24によつて一体的に結合されている。上
記左右のAピラー14間には、フロントパネル2
6が取付けられ、左右のサイドルーフレール20
間及びルーフレール22間には、図示しないルー
フパネルが取付けられ、更にAピラー14と第1
枠部材の垂直辺16aとの間には通常のドア(図
示せず)が装着されている。第1及び第2枠部材
16,18間には、ガルウイング式扉28が設け
られ、同扉はベルトライン付近でヒンジ連結され
た上方扉28aと下方扉28bからなり、上方扉
28aはその上端縁をヒンジ30によつて上記ル
ーフレール22に蝶着され、かつ車体側部からル
ーフレール22の近くまで折れ曲つて延びたガラ
ス32を具えている。なお、34は第2枠部材1
8の後方に設けられたリヤボデイ、36は車体1
0の底部に配置されたフロアパネル、38は上記
サイドシル24の内側即ち車体長手方向中心線寄
りに偏倚して配置されて車体前後方向に延在し、
上記フロアパネル36を介して上記枠部材16及
び18の各下方横辺に橋架された左右一対のボデ
イフレームであつて、上記リヤボデイの後端に
は、一般にリヤゲート(図示せず)が開閉自在に
取付けられる。
第2図に詳細に示されているように、第1及び
第2枠部材16及び18は、平板状のアウタパネ
ル40aとハツト型断面を有するインナパネル4
0bとを対向する側縁部でスポツト溶接等により
一体的に結合して全周に亘り閉断面構造をなすよ
うに形成されている。(勿論、随所にスポツト溶
接機の電極チツプを挿入するための工具挿入孔そ
の他必要な開口は設置されている。又製作技術上
の便宜から、各枠部材は周方向において複数の分
割片として分割生産され、組立てられて大体四辺
形状をなす枠部材を完成することが望ましい。)
一方、枠部材の上方横辺16b,18bを相互に
連結するルーフレール22も同様に、平板状のア
ウタパネル42aとハツト型断面のインナパネル
42bとを対向する側縁部でスポツト溶接等によ
り一体的に結合して閉断面構造をなすように形成
されている。そして、枠部材の上方横辺16b,
18bとの結合部分では、アウタパネル42aの
延長端部42cをアウタパネル40a上に重ね合
わせてアウタパネル40aにスポツト溶接等によ
つて固着し、又インナパネル42bの両側縦辺の
端部42dを直角方向に折り曲げてインナパネル
40bの対向する縦辺に当接させスポツト溶接等
により一体的に固着されている。なお、図示して
はいないが、サイドルーフレール20と第1及び
第2枠部材16,18との結合部も、実質的に同
様な結合構造を採用することができ、更にサイド
シル24も、大多数の自動車においてそうされて
いるようにサイドシルインナ及びアウタからなる
閉断面構造とし、夫々の両端部にフランジ(図面
が過度に混雑するので、図示は省略されている)
を設けて、このフランジ部を枠部材の垂直辺16
a,18aにスポツト溶接等によつて固着すれば
よい。更に上述した枠部材16,18とルーフレ
ール20,22,サイドシル24との結合部に
は、上記フランジに代え、又はフランジと共に別
途の連結板及び(又は)補強部材を用い得ること
は明らかである。
上記構成によれば、閉断面構造を有する第1及
び第2枠部材16,18と、これらを結合するル
ーフレール22及びサイドシル24並びにボデイ
フレーム38によつて、極めて強固な車体の基本
骨組構造体が形成されるので、車体中央の一側又
は両側に十分な開口面積を有するガルウイング式
扉28を設けることができ、貨物の積み卸し、人
員の乗降に極めて便利である。又扉28が、車体
長手方向中心線寄りのルーフレール2に蝶着され
るので、上方扉28a及び下方扉28bからなる
折畳式扉とした場合、その最大回転半径を十分に
小さくすることができるので、狭い場所での開閉
に極めて有利である。更に、扉28をルーフレー
ル22に蝶着することによつて、上方扉28aの
ガラス32を車体内方即ちルーフレール22近く
まで延在させることができ、車室内の採光を著し
く改善することができる。なお又、付随的に、上
記強固な基本骨組構造体と協働するAピラー14
の強度上の負担が従来より著しく軽減され、この
ために有害な振動等を生起させない範囲でAピラ
ー14の断面積を従来より十分に細くし、ウイン
ドシールド開口12を広くして、運転者の視界を
効果的に拡大し得る利点がある。
なお、上記は本考案の一実施例に過ぎないもの
であり、例えば第2枠部材18の後方に同様な第
3の枠部材を配設して車体強度を一層増加するこ
とは任意であり、特に、枠部材16,18とサイ
ドルーフレール20、ルーフレール22及びサイ
ドシル24との結合構造は、結合強度及び製造技
術上の観点から、図示した構造に種々の変更を加
え実施することができる。
叙上のように、本考案に係るワンボツクス型自
動車における車体構造は、車体の横断面内の形状
が略四辺形状をなす少なくとも二個の夫々閉断面
構造を有する枠部材が、車体の長手方向の略中央
部分に間隔を存し配設され、各枠部材の上方横辺
が車幅方向側端縁から車体長手方向中心線寄りに
偏倚して同中心線に対し略平行に配置された少な
くとも一対の閉断面構造を有するルーフレールに
よつて相互に結合されると共に、各枠部材の垂直
辺の下端部が一対のサイドシルによつて相互に結
合され、更に各枠部材の下方横辺が上記サイドシ
ルより車体長手方向中心線寄りに偏倚して配置さ
れた車体長手方向に延在する一対のボデイフレー
ムにより橋架されて、車体の基本骨組構造体を形
成し、更にまた上記一対のルーフレールのうち少
なくとも一方のルーフレールにガルウイング式扉
をヒンジ連結しうるように構成したことを特徴と
し、車体側部に大型のガルウイング式扉を設ける
ことができ、かつ同扉の開閉に必要なスペースを
十分に小さくすることができるので、実用上極め
て有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概念的斜視
図、第2図は第1及び第2枠部材16及び18と
ルーフレール22との結合構造の一例を示した拡
大斜視図である。 10……車体、12……ウインドシールド開
口、14……Aピラー、16……第1枠部材、1
8……第2枠部材、20……サイドルーフレー
ル、22……ルーフレール、24……サイドシ
ル、28……ガルウイング式扉。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体の横断面内の形状が略四辺形状をなす少な
    くとも二個の夫々閉断面構造を有する枠部材が、
    車体の長手方向の略中央部分に間隔を存し配設さ
    れ、各枠部材の上方横辺が車幅方向側端縁から車
    体長手方向中心線寄りに偏倚して同中心線に対し
    略平行に配置された少なくとも一対の閉断面構造
    を有するルーフレールによつて相互に結合される
    と共に、各枠部材の垂直辺の下端部が一対のサイ
    ドシルによつて相互に結合され、更に各枠部材の
    下方横辺が上記サイドシルより車体長手方向中心
    線寄りに偏倚して配置された車体長手方向に延在
    する一対のボデイフレームにより橋架されて、車
    体の基本骨組構造体を形成し、更にまた上記一対
    のルーフレールのうち少なくとも一方のルーフレ
    ールにガルウイング式扉をヒンジ連結しうるよう
    に構成したことを特徴とするワンボツクス型自動
    車における車体構造。
JP12494284U 1984-08-16 1984-08-16 ワンボツクス型自動車における車体構造 Granted JPS6139671U (ja)

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JPS6139671U JPS6139671U (ja) 1986-03-13
JPH0315424Y2 true JPH0315424Y2 (ja) 1991-04-04

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