JPH06255372A - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JPH06255372A
JPH06255372A JP4887893A JP4887893A JPH06255372A JP H06255372 A JPH06255372 A JP H06255372A JP 4887893 A JP4887893 A JP 4887893A JP 4887893 A JP4887893 A JP 4887893A JP H06255372 A JPH06255372 A JP H06255372A
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JP
Japan
Prior art keywords
sash
side door
front pillar
top type
stay
Prior art date
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Pending
Application number
JP4887893A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiro Fujikawa
忠弘 藤川
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Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車室の上部が開放されるオープントップ形式
の自動車において、簡単な構成により開放感を損なうこ
となしに転倒時における車室の変形防止を図ること。 【構成】 車室の上部が開放されるオープントップ形式
の自動車1において、サイドドア6の前端上部から後ろ
斜め上方にサイドドア閉時にフロントピラー4の下面に
当接するステー5を延在し、ステー5の上端部からサイ
ドドア内部の下面に向かってウインドガラス8を保持す
るサッシュ7を延在し、サッシュ7の下端部を、サイド
シル11の真上位置のサイドドア下面に結合させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体構造、特
に、オープントップ形式の自動車の車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オープントップ形式の自動車にお
ける転倒時の車室変形防止構造としては、車室にロール
バーを設定することが通常行われている。またこのロー
ルバーの変形の一例として、特開昭62−103259
号公報に記載のものが知られている。
【0003】上記従来公報には、車体前後方向に延び前
端部がフロントヘッダ101の中央部に接続された水平
部102とこの水平部102の後端から下方に延び下端
がフロアパネル103に接続された垂直部104とから
なるセンタフレーム105を備えたオープントップ形式
の自動車の車体構造が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、開放構造の車室上部側にセンタフ
レーム105を設けて、フロントウインド106まわり
の剛性および車体フロア部の剛性を高めて、転倒時の車
室変形防止はできるものの、センタフレーム105が車
室中央に位置するため、オープントップ形式の自動車の
メリットである開放感を損なうという問題があった。同
様に、ロールバー形式のものも、解放感を損なうもので
あった。
【0005】本発明は、上記のような問題に着目してな
されたもので、車室の上部が開放されるオープントップ
形式の自動車において、簡単な構成により開放感を損な
うことなしに転倒時における車室の変形防止を図ること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明の自動車の車体構造では、車室の上部が開放さ
れるオープントップ形式の自動車の車体構造において、
サイドドアの前端上部から後ろ斜め上方に、サイドドア
閉時にフロントピラーの下面に当接する角度および長さ
にフロントピラー補強部材が延在され、このフロントピ
ラー補強部材の上端部からサイドドア内部の下面に向か
ってウインドガラスを保持するサッシュが延在され、こ
のサッシュの下端部が、サイドシルの真上位置のサイド
ドア下面に結合されている構成とした。
【0007】
【作用】サイドドアを閉じると、フロントピラー下面
に、サイドドア前端上部から後ろ斜め上方に延びるフロ
ントピラー補強部材が当接する。そして、このフロント
ピラー補強部材の上端部から、サッシュが下方に延在さ
れ、サッシュの下端がサイドシルの真上位置のサイドド
ア下面に結合されていて、フロントピラーとサッシュと
は三角形のトラス構造となってフロントウインドまわり
の剛性が向上し、かつ、上下方向ではフロントピラー補
強部材とサイドシルとが強度的に結合可能となる。
【0008】したがって、転倒時に、フロントピラーの
上端に対して車体下向きにに加わる外力は、フロントピ
ラー補強部材→サッシュ→サイドドア下面を経てサイド
シルで受け止められ、フロントピラーの変形、ひいては
車室の変形が防止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (実施例の構成)図1は本発明実施例の自動車の車体構
造を適用した自動車1を示す全体図であって、この自動
車1は、車室の上部全体が車体に着脱自在のルーフ部材
2により覆られ、必要に応じてこのルーフ部材2を取り
外して車室上部をフルオープン状態に開放することがで
きるオープントップ形式のものである。また、自動車1
には、一般的な構造と同様に、フロントウインド3と、
フロントウインド3の左右端部を支持する一対のフロン
トピラー4と、車体側部のサイドドア6と、サイドドア
6の下側にサイドシル11が設けられている。さらに、
図示のサイドドア閉状態で、フロントピラー4の下面に
沿ってステー(フロントピラー補強部材)5が延在さ
れ、また、このステー5の上端から下方に向けてサッシ
ュ7が延在されている。
【0010】前記ステー5は、図2に示しているよう
に、一端をサイドドア6のインナパネル61の前端上部
に溶接により結合され(図中Wは溶接部位を示してい
る)、かつ、上述のようにサイドドア6の閉鎖時にフロ
ントピラー4の下面に当接される角度および長さで後ろ
斜め上方に延在されている。
【0011】前記サッシュ7は、ウインドガラス8の上
下スライドをガイドするチャンネル形状のアッパサッシ
ュ71と、その下方に設けられ、横断面がコの字形状で
下方程広くなった形状のレインフォースとしてのロアサ
ッシュ72とで構成され、前記アッパサッシュ71の上
端がステー5の上端部に溶接により結合され、アッパサ
ッシュ71の下部とロアサッシュ72の上部とが溶接に
より結合され、ロアサッシュ72の下端部に形成したフ
ランジ部73がインナパネル61の下面に溶接により結
合されている。
【0012】また、上述のインナパネル61におけるロ
アサッシュ72の下端部を溶接する位置は、図3の断面
図に示しているように、サイドシル11の真上位置に配
置され、かつ、サイドシル11に段差部11aが形成さ
れているのに対応してインナパネル61の下面にも段差
部61aが形成され、さらに、このインナパネル61に
溶接する前記フランジ部73には、水平方向に延在され
ている部分73aと、垂直方向を向いた部分73bとが
形成されている。なお、インアパネル61とサドシル1
1との間にはウエザストリップ13が設けられて水密が
図られていて、サイドドア6閉じた時にインナパネル6
1とサイドシルとの間には僅かに隙間が形成されてい
る。
【0013】そして、前記サイドシル11には、図2に
示しているように、前記ロアサッシュ72の下端を溶接
する部位の真下位置の前後に、2枚のバッフル12,1
2が設けられ、この部位の剛性が高められている。
【0014】なお、ステー5とサッシュ7によって画成
される空間10(図2)には、ガラスを嵌め込んで三角
窓が設けられる。
【0015】(実施例の作用)サイドドア6を閉じる
と、図1に示すように、フロントピラー4の下面に、ス
テー5が当接する。そして、ステー5の上端部とサイド
ドア6の下面との間にサッシュ7が鉛直方向に立設され
る。したがって、フロントピラー4とサッシュ7とが三
角形のトラス構造を形成して、フロントピラー4回りの
剛性が向上し、しかも、上下方向でフロントピラー4と
サイドシル11とを強度的に結合可能となる。すなわ
ち、サイドドア6のインナパネル61の下面とサイドシ
ル11とが当接すると、フロントピラー4とサイドシル
11とが強度的に結合されることになる。
【0016】よって、自動車1が転倒した時に、フロン
トピラー4から車体下方に向けて加わる外力は、ステー
5→サッシュ7→サイドドア6を経て、インナパネル6
1の下面の変形を伴いながら、バッフル12により補強
したサイドシル11で受け止められ、これにより、フロ
ントピラー4の変形が防止され、ひいては車室の変形が
防止される。
【0017】以上のように、実施例構造を採用した車室
の上部が開放されるオープントップ形式の自動車1にあ
っては、フロントピラー4の剛性を向上させて転倒時の
車室の変形が防止されるもので、この変形防止を図るに
あたり、ロールバーのような開放感を損なう部材を用い
ることなく、しかも、ウインドガラス8の上下スライド
をガイドするために必要なサッシュ7を利用して行うよ
うにしているため、開放感を損なうことがなく、また、
構成が簡単で重量・部品点数の増加も少なく、コストの
上昇を抑えることができる。
【0018】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0019】例えば、実施例では、サイドシル11の剛
性向上のために2枚のバッフル12を用いたが、図4に
示すように、1枚のバッフル14と1個の閉断面構造部
材15を用いても良い。したがって、これによれば、サ
イドシル11は2重断面構造となり、サイドシル11は
実施例のものと同様に剛性はより向上する。
【0020】また、実施例では、サッシュ7を、アッパ
サッシュ71とロアサッシュ72との2つの部材で構成
するようにしたが、1本のサッシュで構成するようにし
てもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明にあって
は、車室の上部が開放されるオープントップ形式の自動
車において、サイドドアの前端上部から後ろ斜め上方に
サイドドア閉時にフロントピラーの下面に当接するフロ
ントピラー補強部材を延在し、このフロントピラー補強
部材の上端部からサイドドア内部の下面に向かってウイ
ンドガラスを保持するサッシュを延在し、このサッシュ
の下端部を、サイドシルの真上位置のサイドドア下面に
結合させた構成としたため、ロールバーのような開放感
を損なう部材を用いることなくフロントピラーの剛性を
向上させて転倒時の車室の変形を防止できるという効果
が得られ、しかも、この変形防止を図るにあたり、ウイ
ンドガラスの保持に必要なサッシュを利用しているか
ら、構成が簡単で重量・部品点数の増加も少なく、コス
トの上昇を抑えることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の車体構造を採用した自動車を示
す全体図である。
【図2】本発明実施例の要部を示す斜視図である。
【図3】本発明実施例の要部を示す断面図である。
【図4】サイドシルの剛性向上を図るための他の例を示
す斜視図である。
【図5】従来のオープントップ形式の自動車の車体構造
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車 4 フロントピラー 5 ステー(フロントピラー補強部材) 6 サイドドア 7 サッシュ 8 ウインドガラス 11 サイドシル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室の上部が開放されるオープントップ
    形式の自動車の車体構造において、 サイドドアの前端上部から後ろ斜め上方に、サイドドア
    閉時にフロントピラーの下面に当接する角度および長さ
    にフロントピラー補強部材が延在され、 このフロントピラー補強部材の上端部からサイドドア内
    部の下面に向かってウインドガラスを保持するサッシュ
    が延在され、 このサッシュの下端部が、サイドシルの真上位置のサイ
    ドドア下面に結合されていることを特徴とする自動車の
    車体構造。
JP4887893A 1993-03-10 1993-03-10 自動車の車体構造 Pending JPH06255372A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0738629A1 (de) * 1995-04-20 1996-10-23 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft, Patentabteilung AJ-3 Personenkraftwagen, insbesondere Cabriolet mit einem Überrollschutz
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CN109677243A (zh) * 2019-01-17 2019-04-26 上海思致汽车工程技术有限公司 一种新型后车门c柱辊压窗框结构

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