JPH0518232Y2 - - Google Patents

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JPH0518232Y2
JPH0518232Y2 JP11402587U JP11402587U JPH0518232Y2 JP H0518232 Y2 JPH0518232 Y2 JP H0518232Y2 JP 11402587 U JP11402587 U JP 11402587U JP 11402587 U JP11402587 U JP 11402587U JP H0518232 Y2 JPH0518232 Y2 JP H0518232Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の後突時にドアが開かなくな
るのを防止する自動車の後部車体構造に関するも
のである。
〔従来の技術〕 従来の2ドアや3ドア・ハツチバツク等の自動
車の後部車体構造は、例えば実開昭61−43581号
公報に開示されているように、リアサイドに設け
られたクオータウインドの下部のインナパネルを
補強するベルトライン・レインフオースメント
(以下この欄では、「レインフオースメント」を
「REINF.」と略称する)がドアの後方のピラー
部まで連続形成されていた。
このような自動車の後部車体構造をクオータウ
インドより少し下方の横断面を示す第4図に基づ
いて説明する。ドア21の後方(図面上では右方
向)には、自動車の後部車体を構成するインナパ
ネル22が配置されている。インナパネル22の
外側(図面上では下側)には、リヤフエンダ23
が配置されている。このインナパネル22とリヤ
フエンダ23とは、前端と図示しない後端とが互
いに接合され閉断面を形成している。インナパネ
ル22とリヤフエンダ23とが形成する閉断面内
の前端には、ピラーREINF.24の前端が接合さ
れている。このピラーREINF.24は、上下方向
(図面上では手前及び奥方向)に伸びるピラーを
補強するものであり、リヤフエンダ23の前端部
の内面に沿つた形状となつている。また、インナ
パネル22の外面には、クオータウインドの下部
を補強するベルトラインREINF.25が設けら
れ、この前端がインナパネル22の前端部に接合
されている。前記ピラーREINF.24の後端は、
このベルトラインREINF.25の前部に接合され
てピラー部の閉断面を形成している。なお、この
ピラーREINF.24の後端は開放されて、ピラー
部が閉断面を形成しない場合もある。この場合
も、ベルトラインREINF.25の前端がピラー
REINF.24の前端に接するようにしてインナパ
ネル22の外面に接合され、ピラー部に連続する
ようになつている点では変わりない。インナパネ
ル22の中央部内面には、リヤサスペンシヨンの
ダンパ等を支持し保護するためのサスペンシヨン
タワー26が接合されている。このサスペンシヨ
ンタワー26の接合位置におけるインナパネル2
2の外面には、サスペンシヨンタワー26を補強
するためのサスペンシヨンタワーREINF.27が
接合されて閉断面を形成している。前記ベルトラ
インREINF.25の後端は、このサスペンシヨン
タワーREINF.27の前部に接合されて閉断面を
形成している。
従つて、従来の自動車の後部車体構造は、イン
ナパネル22を補強するためにベルトライン
REINF.25が形成する閉断面が、ピラー部及び
サスペンシヨンタワーREINF.27が形成する閉
断面に連続して形成されていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記のような後部車体構造を有する
自動車が後突を受けると、第5図に示すように、
ピラー部に上下から支持されるインナパネル22
が後突部との中央付近となるC点で外側に折れ曲
がるので、このピラー部がドア21の後端を内側
に押さえ込む方向に折れ曲がる。従つて、従来の
後部車体構造では、自動車が後突を受けると、ド
ア21を開く場合に支障を来すことがあるという
問題点を有していた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る自動車の後部車体構造は、上記問
題点を解決するために、ドアの後方で内側のイン
ナパネルと外側のリヤフエンダとが閉断面を形成
し、この閉断面内の前端部にピラー・レインフオ
ースメントで補強されたピラー部が設けられると
ともに、サスペンシヨンタワーを補強するための
サスペンシヨンタワー・レインフオースメントが
ピラー部よりも後方の閉断面内のインナパネルの
外面に接合されて閉断面を形成し、かつ、このピ
ラー部とサスペンシヨンタワー・レインフオース
メントとの間にインナパネルを補強するために閉
断面を形成するベルトライン・レインフオースメ
ントが設けられ、このベルトライン・レインフオ
ースメントの前端はピラー部より後方に離してイ
ンナパネルに接合され、かつ、このベルトライ
ン・レインフオースメントの後端はサスペンシヨ
ンタワー・レインフオースメントより前方に離し
てインナパネルに接合されていることを特徴とし
ている。
〔作用〕
上記の構成により、インナパネルの外面には、
前方から、閉断面又は開断面のピラー部、閉断面
を形成するベルトライン・レインフオースメント
(以下この欄では、「レインフオースメント」を
「REINF.」と略称する)及び閉断面を形成する
サスペンシヨンタワーREINF.がそれぞれある程
度間隔を開けて設けられることになる。
このため、自動車が後突を受けると、まずイン
ナパネルにおけるサスペンシヨンタワーREINF.
で補強された部分とベルトラインREINF.で補強
された部分との間が外側に折れ曲がり、次にこの
インナパネルにおけるベルトラインREINF.で補
強された部分とピラーREINF.で補強されたピラ
ー部との間が内側に折れ曲がる。従つて、ピラー
部が従来とは逆にドアの後端を外側に押し出すよ
うに折れ曲がるので、ドアを開く際の障害となる
ことがなくなる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づい
て説明すれば、以下の通りである。
本実施例では、2ドアの乗用車における後部車
体構造について説明する。第3図は、左側の後部
車体構造を示すものであつて、リヤフエンダを取
り除いてインナパネル1の外面が露出するように
している。なお、右側の後部車体構造についても
左右対称で同様の構成となる。インナパネル1の
外面(第3図では手前の面)には、リヤサイドの
窓を構成するクオータウインド部2の下方を補強
するために、このクオータウインド部2の下端辺
に沿つてベルトライン・レインフオースメント3
(以下この欄では、「レインフオースメント」を
「REINF.」と略称する)が設けられている。こ
のベルトラインREINF.3は、インナパネル1と
で閉断面を形成している。ベルトラインREINF.
3の前方(第3図では左方向)には、上下に伸び
たピラー部4が構成されている。このピラー部4
におけるインナパネル1の外面には、補強のため
のピラーREINF.5が設けられている。このピラ
ーREINF.5は、クオータウインド部2の側方で
インナパネル1との閉断面を形成するが、それよ
り下部では後端が開放されて開断面となつてい
る。左側のドアは、このピラー部4の前方に取り
付けられる。ベルトラインREINF.3の後方にお
けるインナパネル1の外面には、サスペンシヨン
タワーREINF.6が設けられている。サスペンシ
ヨンタワーREINF.6は、インナパネル1の内面
に設けられた図示しないサスペンシヨンタワーを
補強するものであり、インナパネル1とで閉断面
を形成している。サスペンシヨンタワーは、リヤ
サスペンシヨンのダンパ等を支持し保護するため
のものである。
上記の後部車体構造をクオータウインド部2よ
り少し下方の横断面を示す第1図に基づいて詳細
に説明する。
インナパネル1の外面(第1図では下面)前端
(第1図では左側)には、ピラーREINF.5の前
端が接合している。インナパネル1の外側には、
第3図では取り除いていたリヤフエンダ7が配置
される。このインナパネル1とリヤフエンダ7と
は、前端がピラーREINF.5の前端を介して互い
に接合されるとともに、図示しない後端も互いに
接合され、閉断面を形成している。ピラー
REINF.5は、このインナパネル1とリヤフエン
ダ7とが形成する閉断面内の前端部に位置するこ
とになり、リヤフエンダ7の前端部の内面に沿つ
た形状となる。このピラーREINF.5の後端は開
放されているので、前述のように、この高さ位置
ではピラー部4が閉断面を形成していない。
ベルトラインREINF.3の前端は、このピラー
部4から後方にある程度の距離を離してインナパ
ネル1の外面に接合されている。ピラー部4が閉
断面を形成している場合には、ピラーREINF.5
の後端の接合部からさらに後方に離す必要がある
が、ピラー部4が開断面の場合には、図示するよ
うに、インナパネル1に接合されたピラー
REINF.5の前端から十分に後方の位置に接合す
れば足りる。
サスペンシヨンタワー8は、インナパネル1の
中央内面に前後端を接合して閉断面を形成してい
る。サスペンシヨンタワーREINF.6は、このサ
スペンシヨンタワー8と向かい合わせとなる位置
におけるインナパネル1の外面に前後端を接合し
て閉断面を形成している。
ベルトラインREINF.3の後端は、このサスペ
ンシヨンタワーREINF.6の前端からある程度距
離を離してインナパネル1の外面に接合されてい
る。ベルトラインREINF.3は、この後端の接合
と前記前端の接合とによつて閉断面を形成するこ
とになる。
従つて、本実施例の後部車体構造は、ベルトラ
インREINF.3が形成する閉断面が、ピラー部4
及びサスペンシヨンタワーREINF.6が形成する
閉断面とはそれぞれある程度の距離だけ離れて設
けられることになる。このため、インナパネル1
上では、サスペンシヨンタワーREINF.6で補強
された部分とベルトラインREINF.3で補強され
た部分との間のA点付近が他に比べて強度及び剛
性が弱くなる。また、ベルトラインREINF.3で
補強された部分とピラーREINF.5で補強された
ピラー部4との間のB点付近も他に比べて強度及
び剛性が弱くなる。
ドア9は、インナドアパネル10とアウタドア
パネル11との閉断面によつて構成されている。
このドア9は、インナパネル1とリヤフエンダ7
との前方に配置され、図示しない前端をヒンジを
介して車体に取り付けられている。
上記のように後部車体構造を構成した本実施例
の乗用車が後突を受けると、第2図に示すよう
に、まずA点が外側に折れ曲がり、次にB点が内
側に折れ曲がる。従つて、ピラー部4がドア9の
後端を外側に押し出すように折れ曲がるので、後
突後にもドア9を容易に開くことができる。
〔考案の効果〕
本考案に係る自動車の後部車体構造は、以上の
ように、ドアの後方で内側のインナパネルと外側
のリヤフエンダとが閉断面を形成し、この閉断面
内の前端部にピラー・レインフオースメントで補
強されたピラー部が設けられるとともに、サスペ
ンシヨンタワーを補強するためのサスペンシヨン
タワー・レインフオースメントがピラー部よりも
後方の閉断面内のインナパネルの外面に接合され
て閉断面を形成し、かつ、このピラー部とサスペ
ンシヨンタワー・レインフオースメントとの間に
インナパネルを補強するために閉断面を形成する
ベルトライン・レインフオースメントが設けら
れ、このベルトライン・レインフオースメントの
前端はピラー部より後方に離してインナパネルに
接合され、かつ、このベルトライン・レインフオ
ースメントの後端はサスペンシヨンタワー・レイ
ンフオースメントより前方に離してインナパネル
に接合されている構成をなしている。
これにより、自動車の後突時にインナパネルの
中央部が外側に折れ曲がり前部が内側に折れ曲が
るので、ピラー部がドアの後端を外側に押し出す
ように折れ曲がり、例え車体の変形が大きい場合
にもドアを確実に開くことができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
のであつて、第1図は自動車の後部車体構造を示
す部分横断面平面図、第2図は同じく後突時の部
分横断面平面図、第3図はリヤフエンダを取り除
いた自動車の後部車体構造を示す部分斜視図であ
る。第4図及び第5図は従来例を示すものであつ
て、第4図は自動車の後部車体構造を示す部分横
断面平面図、第5図は同じく後突時の部分横断面
平面図である。 1はインナパネル、3はベルトラインREINF.
(ベルトライン・レインフオースメント)、4はピ
ラー部、5はピラーREINF.(ピラー・レインフ
オースメント)、6はサスペンシヨンタワー
REINF.(サスペンシヨンタワー・レインフオー
スメント)7はリヤフエンダ、8はサスペンシヨ
ンタワー、9はドアである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアの後方で内側のインナパネルと外側のリヤ
    フエンダとが閉断面を形成し、この閉断面内の前
    端部にピラー・レインフオースメントで補強され
    たピラー部が設けられるとともに、サスペンシヨ
    ンタワーを補強するためのサスペンシヨンタワ
    ー・レインフオースメントがピラー部よりも後方
    の閉断面内のインナパネルの外面に接合されて閉
    断面を形成し、かつ、このピラー部とサスペンシ
    ヨンタワー・レインフオースメントとの間にイン
    ナパネルを補強するために閉断面を形成するベル
    トライン・レインフオースメントが設けられ、こ
    のベルトライン・レインフオースメントの前端は
    ピラー部より後方に離してインナパネルに接合さ
    れ、かつ、このベルトライン・レインフオースメ
    ントの後端はサスペンシヨンタワー・レインフオ
    ースメントより前方に離してインナパネルに接合
    されていることを特徴とする自動車の後部車体構
    造。
JP11402587U 1987-07-24 1987-07-24 Expired - Lifetime JPH0518232Y2 (ja)

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