JPH0323370Y2 - - Google Patents

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JPH0323370Y2
JPH0323370Y2 JP881285U JP881285U JPH0323370Y2 JP H0323370 Y2 JPH0323370 Y2 JP H0323370Y2 JP 881285 U JP881285 U JP 881285U JP 881285 U JP881285 U JP 881285U JP H0323370 Y2 JPH0323370 Y2 JP H0323370Y2
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JP
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door
striker
door panel
impact bar
reinforcing member
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JP881285U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のドアパネル構造に関し、特
にその自動車の側面衝突等によりドアが変形して
もドアロツクとドアストライカーとの噛み合いが
外れないようにした構造に関するものである。
〔従来技術〕
従来、自動車用ドアには、これを閉鎖状態に確
実に保持するためのドアロツク機構が設けられて
おり、このドアロツク機構はドア側に設けられた
ドアロツクと、車体側に設けられたドアストライ
カーとを係合させるように構成されている。そし
てこのような自動車用ドアは、勿論自動車の側面
衝突時のようにドアに横荷重が作用しても、ドア
が簡単に開いてしまわないように構成されている
必要があり、そのためにはドアパネルに上記横荷
重が作用してもこのドアパネルがあまり変形しな
いような構造にしておくことが重要である。
そこで上記横荷重に対する強度を向上できるよ
うにしたドアパネル構造として、従来、実開昭57
−47414号公報に記載されているように、ドアア
ウタパネルの内面にインパクトバーをスポツト溶
接し、該インパクトバーとドアアウタパネルとで
閉断面を形成するようにしたものがあつた。この
公報記載の従来構造では、横荷重に対する強度が
向上し、側面衝突時等においても、横荷重がそれ
ほど大きくない場合はドアパネルの変形を抑制で
き、ドアロツクとドアストライカーとの係合状態
を保持できる効果がある。
しかしながら上記インパクトバーを設けたもの
においても、横荷重がある程度以上に大きくなる
と、ドアパネルの変形を防止することはやはりで
きないものであり、ドアパネルが変形すると上記
ドアロツクとドアストライカーとが相対的に変位
し、両者の噛み合いが外れ易くなる。
〔考案の目的〕
本考案は、このような従来の状況においてなさ
れたもので、ドアパネルに大きな横荷重が作用し
てこれが変形してもドアロツクとドアストライカ
ーとの相対変位があまり大きくならないようにす
ることができ、両者の噛み合いが外れるのを防止
できる自動車のドアパネル構造を提供することを
目的としている。
〔考案の構成〕
本考案者は、上記ドアロツクとドアストライカ
ーとの相対変位はドアパネルがドアストライカー
に近い部分を中心に変形するほど大きくなり、従
つてこの相対変位を少なくするには、横荷重によ
りドアパネルが変形する場合に、このドアパネル
ができるだけドアストライカーから離れた部分を
中心に変形するようにすればよい点に着目したも
のである。
即ち本考案は、自動車のドアパネル構造におい
て、ドアパネル内に車体前後方向に延びる補強部
材としてのインパクトバーを配設し、このインパ
クトバーの前後方向中心よりドアストライカーか
ら離れた部分に、他の部分より剛性の低い座屈部
を形成したものである。
これにより本考案では、横荷重がたとえばドア
パネルのドアストライカーに近い部分に作用して
も、ドアパネルは上記座屈部付近を中心に変形す
ることとなり、その分だけ、ドアストライカーに
近い部分を中心に変形した場合よりドアロツクと
ドアストライカーとの相対変位が少なくなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例による
自動車のドアパネル構造を説明するためのもの
で、本実施例構造のドアパネルを示す第3図及び
第4図において、自動車1の車体2にはドア3が
ヒンジ4により開閉自在に装着されており、この
ドア3はその閉時には、これの内部に設けられた
ドアロツク(図示せず)がセンタピラー5に設け
られたドアストライカー6と係合するようになつ
ている。
上記ドア3はアウタパネル7とインナパネル8
とからなり、この両パネル7,8間にはドアガラ
ス9が上下動自在に配設されている。そして上記
インナパネル8の車室内側にはドアトリム10が
貼設されており、また該インナパネル8の車室外
側には補強部材であるインパクトバー11が配設
されている。
上記インパクトバー11は第1図及び第4図に
示すように、底板12上に横断面ハツト状の上板
13を溶接固着してなる車体前後方向に延びる棒
状体である。そして上記底板12のドアストライ
カー6側の略2/3の部分には、補強用フランジ1
2aが車室外方に折り曲げ形成されており、これ
によりこのインパクトバー11の補強用フランジ
12aの形成されていない部分は、その剛性が他
の部分より相対的に低い座屈部11aとなつてい
る。
次に作用効果について説明する。
第2図は、本実施例構造のドア3に横荷重Fが
作用した場合の、該ドア3の変形を説明するため
の模式図であり、図から明らかなように、本実施
例のインパクトバー11は、ドアヒンジ4とドア
ストライカー6とによつてその両端が支持された
両端支持梁とみなすことができる。
本実施例構造においても、従来のものと同様
に、横荷重Fがそれほど大きくない場合は、この
インパクトバー11が該横荷重Fに耐えてドア3
はその変形が抑制され、閉状態に保持される。
そして、上記横荷重Fが所定値以上になると、
従来構造のものではインパクトバーはその荷重位
置、この場合は略中心から折れ曲がり、そのため
ドアロツクとドアストライカーとの噛み合いが外
れ易いという問題があつたが、本実施例構造で
は、インパクトバー11はその座屈部11aの剛
性が上記荷重点より低いことから、第2図に一点
鎖線で示すように、この座屈部11aを中心に折
れ曲がり、その結果ドアロツクとドアストライカ
ー6との相対変位は上記インパクトバー11の中
心から変形した場合よりも少なくなる。
このように本実施例では、インパクトバー11
の中心部よりドアストライカー6から離れた部分
に剛性の低い座屈部部11aを形成したので、大
きな横荷重Fがインパクトバー11の略中心部に
作用した場合でも、ドア3をドアストライカー6
から離れた部分を中心に変形させて、ドアロツク
とドアストライカー6との相対変位を少なくする
ことができ、両者の噛み合いが外れるのを防止で
きる。
なお、上記実施例では座屈部部11aの剛性を
他の部分より低くするための構造として、インパ
クトバー11の上記座屈部部11a以外の部分の
剛性が逆に高くなるようこの座屈部11aを除く
部分に補強用フランジ12aを形成した場合につ
いて説明したが、この補強用フランジ12aに代
えてレインフオースメントを設けてもよく、ある
いは座屈部の剛性を実際に低くするために、例え
ば上記底板12と上板13とのスポツト溶接のピ
ツチを座屈部では他の部分より広くしてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る自動車のドアパネル
構造によれば、ドアパネル内に配設された補強部
材の中心位置よりドアストライカーから離れた所
定位置に、他の部分より剛性の低い座屈部を形成
したので、ドアパネルが変形した場合のドアロツ
クとドアストライカーとの相対変位を少なくして
両者の噛み合いが外れるのを防止でき、乗員の安
全性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による自動車のドア
パネル構造のインパクトバー部分の斜視図、第2
図は上記実施例の作用効果を説明するための模式
図、第3図は上記実施例構造が適用された自動車
の側面図、第4図はそのドアパネル部分の断面図
である。 2……車体、3……ドアパネル、6……ドアス
トライカー、11……インパクトバー(補強部
材)、11a……座屈部、12a……補強フラン
ジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車体に設けられたドアストライカーに係合す
    るドアロツクが設けられたドアパネル内に車体
    前後方向に延びる補強部材が配設されており、
    該補強部材の前後方向中心位置より上記ドアス
    トライカーから離れた所定位置に、該補強部材
    の該所定位置から上記ドアストライカーまでの
    部分より剛性の低い座屈部が形成されているこ
    とを特徴とする自動車のドアパネル構造。 (2) 上記座屈部は、上記補強部材の少なくとも該
    座屈部の形成位置からドアストライカー側にわ
    たる部分に補強フランジを設けて該座屈部の剛
    性を他の部分より相対的に低くして構成されて
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の自動車のドアパネル構造。
JP881285U 1985-01-24 1985-01-24 Expired JPH0323370Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP881285U JPH0323370Y2 (ja) 1985-01-24 1985-01-24

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JP881285U JPH0323370Y2 (ja) 1985-01-24 1985-01-24

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Publication Number Publication Date
JPS61124418U JPS61124418U (ja) 1986-08-05
JPH0323370Y2 true JPH0323370Y2 (ja) 1991-05-22

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0411852Y2 (ja) * 1985-08-24 1992-03-24
JP4702189B2 (ja) * 2006-06-15 2011-06-15 トヨタ自動車株式会社 ドアベルトライン構造
JP2008201376A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Fuji Heavy Ind Ltd 車両のドアパネル構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61124418U (ja) 1986-08-05

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