JPH0539928Y2 - - Google Patents

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JPH0539928Y2
JPH0539928Y2 JP1988150019U JP15001988U JPH0539928Y2 JP H0539928 Y2 JPH0539928 Y2 JP H0539928Y2 JP 1988150019 U JP1988150019 U JP 1988150019U JP 15001988 U JP15001988 U JP 15001988U JP H0539928 Y2 JPH0539928 Y2 JP H0539928Y2
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JP
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door
width direction
roof
weather strip
door opening
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JP1988150019U
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のドア構造に係り、特に、
乗員席の側方から上方にかけて形成されたドア開
口を開閉するようなドア構造に関する。
【従来の技術】
従来、ボデイ側面からルーフにかけて形成され
たドア開口を開閉するためのドアとして、ガルウ
イングドアと称されるものがある。 このガルウイングドアの一種として、本出願人
は特願昭61−202563号(特開昭63−57327号)に
より、第5図に示されるように、自動車1におけ
る乗員席2の上方位置で、ルーフ3の幅方向中央
部にバールーフ3Aを残して、乗員席2の側方か
ら上方にかけて、車体に連続的に形成された、ド
ア開口4と、このドア開口4を開閉すべく配置さ
れたドア5と、前記ドア開口4の車体幅方向中央
側の内周縁であつて、前記バールーフ3Aに取付
けられたアツパヒンジ6A、前記ドア開口4の前
側の内周縁であつて、フロントピラー7における
車体ベルトラインB近傍から下方位置に取付けら
れたロアヒンジ6Bを含み、前記ドア5を、前記
ドア開口4開閉自在に支持するドアヒンジ機構
と、を備えた自動車のドア構造を提案した。 このドア構造においては、ドア5のアツパヒン
ジ6Aとロアヒンジ6Bを通るヒンジセンタライ
ン8は、ドア本体5Aの中央部、即ち、ドア重心
に接近しているために、ドア開操作時における操
作荷重が小さくされる。 又、前記ヒンジセンタライン8は、乗員席2に
着座した乗員に近い位置を通るために、全開状態
でのドア5の位置を着座乗員に接近させることが
でき、これによつて乗員は乗員席2に着座した状
態で容易にドア5を開閉することができる。 又、ドア5は全開状態で車体前方且つ車体幅方
向中央寄りに跳ね上げられるので、乗降時におけ
る乗員の頭上のスペースが大きく、従つて乗員の
乗降スペースを大きくとることができる等の効果
がある。第5図の符号9はフロントウインドシー
ルドガラスを示す。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなドア構造の場合、
ドア5を全開したとき、該ドア5の車体幅方向内
側端縁と、バールーフ6Aの車体幅方向外側縁と
の間に、第5図に斜線で示されるような〓間5A
が発生する。又、ドア5が傾斜するため、ドア5
のルーフ3と面一のドアルーフ部5B上面に溜ま
つた雨水が、第6図に示されるように、〓間5A
から車室内に落下し、乗員席2あるいは乗員を濡
らしてしまうという問題点がある。 この考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
であつて、ドア全開時に、ドアのドアルーフ部に
溜まつた雨水が車室内に落下しないようにした自
動車のドア構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この考案は、乗員席の上方位置で、ルーフの幅
方向中央部にバールーフを残して、乗員席の側方
から上方にかけて、車体に連続的に形成されたド
ア開口と、このドア開口を開閉すべく配置された
ドアと、前記ドア開口の車体幅方向中央側の内周
縁であつて、前記バールーフに取付けられたアツ
パヒンジ、前記ドア開口の前側の内周縁であつ
て、フロントピラーにおけるベルトライン近傍か
ら下方位置に取付けられたロアヒンジを含み、前
記ドアを、前記ドア開口開閉自在に支持するドア
ヒンジ機構と、を有してなる自動車のドア構造に
おいて、前記バールーフ及びこれから車体幅方向
外側に屈曲するコーナー部に沿う、前記ドア開口
の内周縁を、全閉時のドアよりも下側位置で、全
開状態での前記ドアの車体幅方向内側縁よりもド
ア中心方向に延在させて、延長部を形成すると共
に、該延長部の内周縁に、全閉時のドア内側面に
圧接するドアウエザストリツプを立設し、前記ド
アの外側面には、車体幅方向内側端縁に沿つて、
樋部を凹設し、且つ、該ドアの車体幅方向内側端
縁に、ドア全閉時にルーフに接触し、且つ、上面
に雨受部を有する第2のドアウエザストリツプを
設けることにより、上記目的を達成するものであ
る。
【作用及び効果】
この考案において、ドアの外側面には、車体幅
方向内側端縁に沿つて樋部が凹設されているの
で、ドア上面に溜まつた雨水が、該樋部に沿つて
ドアの前後方向に排水されるため、車室内に雨水
が落下することがない。又、樋部を乗越えてドア
の車体幅方向内側端縁から落下しようとする雨水
は、該内側端縁に取付けられた第2のウエザスト
リツプ上面の雨受部によつて受け止められ、車室
内の落下が防止される。 更に、前記第2のドアウエザストリツプを乗越
えて落下しようとする雨水も、ドア開口の内周縁
を延在させて形成された延長部によつて受け止め
られ、車室内に落下することが防止される。
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。 この実施例は、第1図乃至第3図に示されるよ
うに、自動車10における乗員席12の上方位置
で、ルーフ14の幅方向中央部にバールーフ16
を残して、乗員席12の側方から上方にかけて、
車体に連続的に形成された、ドア開口18と、こ
のドア開口18を開閉すべく配置されたドア20
と、前記ドア開口18の車体幅方向中央側の内周
縁であつて、前記バールーフ16に取付けられた
アツパヒンジ22、前記ドア開口18の前側の内
周縁であつて、フロントピラー24の傾斜部24
Aから直立部24Bに至る屈曲部24Cの近傍位
置に取付けられたロアヒンジ26を含み、前記ド
ア20を、前記ドア開口開閉自在に支持するドア
ヒンジ機構と、を含むドア構造において、前記バ
ールーフ16に沿う、前記ドア開口18の内周縁
を、全閉時のドア20よりも下側位置で、全開状
態での前記ドア20の車体幅方向内側縁よりもド
ア中心方向に延在させて延長部16Aを形成する
と共に、該延長部16Aの内周縁に、全閉時のド
ア20内側面に圧接するドアウエザストリツプ4
0を立設し、前記ドア20の外側面には、車体幅
方向内側端縁に沿つて、樋部42を凹設し、且
つ、該ドア20の車体幅方向内側端縁に、ドア全
閉時にルーフ14に接触し、且つ、上面に雨受部
44Aを有する第2のドアウエザストリツプ44
を設けたものである。 前記樋部42はドア前後方向両端近傍まで連続
的に長く形成されている。 前記バールーフ16はフロントウインドシール
ドガラス30の上端を支持するヘツダ部32と直
交し、いわゆるTバールーフを構成している。前
記アツパヒンジ22はバールーフ16とヘツダ部
32が交叉するコーナー部34位置に取付けられ
ている。 前記アツパヒンジ22とロアヒンジ26はシヤ
フトヒンジであつて、その回転軸は、整列して配
置されている。 従つて、前記アツパヒンジ22及びロアヒンジ
26を通るヒンジセンタラインは、前記屈曲部2
4Cからコーナー部34に向かつて車室内を通過
して位置することになる。 又、前記ドア20には、その開時における操作
荷重を軽減すると共に、閉時における衝撃を和げ
るために、ガスダンパ36が取付けられている。 第1図の符号38はドア20におけるドアウイ
ンドペーン、39はドア20における上面のドア
ルーフ部をそれぞれ示す。 前記ドアウエザストリツプ40は、前記ドア開
口18の内周縁に沿つて、車体外側面から内方に
段差を持つて突出形成された前記延長部16Aの
内周端の立上がりフランジ16Bに取付けられて
いて、ドア20の全閉状態でその内側面に接触し
てボデイとドア20との間をシールするものであ
る。 上記実施例において、ドア20が開かれると、
該ドア20の車体幅方向内端に取付けられた第2
のドアウエザストリツプ44がバールーフ16か
ら車体幅方向外側に離間し、且つ該第2のドアウ
エザストリツプ44側が下がるように、ドア20
全体が跳ね上げられる。 従つて、ドア20におけるドアルーフ部39上
に溜まつていた雨水は第2のドアウエザストリツ
プ44側に流れ落ちようとする。 このとき、雨水は、ドアルーフ部39上面に凹
設された樋部42によつて捕捉され、該樋部42
内を通り、ドア20の前方に落下する。 従つて、樋部42によつて捕捉された雨水は車
室内に落下することがない。 雨水量が多い場合は、該雨水の一部が樋部42
に乗越えて更に第2のドアウエザストリツプ44
方向に流下する。 このようにして、ドア20の車体幅方向内側端
縁に到達した雨水は、第2のドアウエザストリツ
プ44の雨受部44に捕捉され、落下することが
防止される。 ドアルーフ部39上に溜まつていた雨水が非常
に多い場合あるいはドア20が急激に開かれた場
合等は、雨水が第2のドアウエザストリツプ44
を乗越えて落下する。 このとき、第2のドアウエザストリツプ44
は、ドア開口18の内周縁を延在させた延長部1
6Aの内周端に位置するドアウエザストリツプ4
0よりも車体幅方向内側位置にあるので、第2の
ドアウエザストリツプ44を乗越えた雨水は、ド
アウエザストリツプ40よりも車体幅方向内側の
延長部16A上に落下する。従つて、雨水が車室
内に落下して、乗員席12や乗員そのものを濡ら
したりすることがない。 なお上記実施例において、アツパヒンジ22は
バールーフ16の前端部におけるコーナー部34
に配置されているが、本考案はこれに限定される
ものでなく、アツパヒンジ22はバールーフ16
前後方向任意位置に取付けてもよい。 又、ロアヒンジ26は、フロントピラー24に
おける傾斜部24Aから直立部24Bに至る屈曲
部24C近傍に取付けられたものであるが、この
ロアヒンジ26の取付け位置は上記実施例に限定
されない。 ロアヒンジ26は、フロントピラー24とカウ
ルパネルとの結合部近傍即ち、フロントピラー2
4、カウルパネル、カウルサイドパネル、又はエ
プロンアツパメンバ等のボデイ側構造部材もしく
はこれらの結合体又は該結合部近傍よりも下方位
置、即ちベルトラインB近傍から下方位置でフロ
ントピラー24に取付けられるものであればよ
い。 要すれば、アツパヒンジ22とロアヒンジ26
は、これらを通るヒンジセンタラインが車室内を
斜めに通り、ドア20が開かれたとき、これが前
方且つ車体幅方向内方に跳ね上げられるようにす
るものであればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るドア構造を実施した自動
車を示す側面図、第2図は同実施例の要部を拡大
して示す斜視図、第3図は第2図の−線相当
部分の拡大断面図、第4図は従来のドア構造を実
施した自動車を示す斜視図、第5図は同従来の自
動車におけるドアとルーフとの関係を示す平面
図、第6図は第5図の−線に沿う拡大断面図
である。 10……自動車、12……乗員席、14……ル
ーフ、16……バールーフ、16A……延長部、
18……ドア開口、20……ドア、22……アツ
パヒンジ、24……フロントピラー、26……ロ
アヒンジ、40……ドアウエザストリツプ、42
……樋部、44……第2のドアウエザストリツ
プ、44A……雨受部、B……ベルトライン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乗員席の上方位置で、ルーフの幅方向中央部に
    バールーフを残して、乗員席の側方から上方にか
    けて、車体に連続的に形成されたドア開口と、こ
    のドア開口を開閉すべく配置されたドアと、前記
    ドア開口の車体幅方向中央側の内周縁であつて、
    前記バールーフに取付けられたアツパヒンジ、前
    記ドア開口の前側の内周縁であつて、フロントピ
    ラーにおけるベルトライン近傍から下方位置に取
    付けられたロアヒンジを含み、前記ドアを、前記
    ドア開口開閉自在に支持するドアヒンジ機構と、
    を有してなる自動車のドア構造において、前記バ
    ールーフ及びこれから車体幅方向外側に屈曲する
    コーナー部に沿う、前記ドア開口の内周縁を、全
    閉時のドアよりも下側位置で、全開状態での前記
    ドアの車体幅方向内側縁よりもドア中心方向に延
    在させて、延長部を形成すると共に、該延長部の
    内周縁に、全閉時のドア内側面に圧接するドアウ
    エザストリツプを立設し、前記ドアの外側面に
    は、車体幅方向内側端縁に沿つて、樋部を凹設
    し、且つ、該ドアの車体幅方向内側端縁に、ドア
    全閉時にルーフに接触し、且つ、上面に雨受部を
    有する第2のドアウエザストリツプを設けてなる
    自動車のドア構造。
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