JPH0630509Y2 - 自動車のキャンバストップ - Google Patents

自動車のキャンバストップ

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JPH0630509Y2
JPH0630509Y2 JP10856888U JP10856888U JPH0630509Y2 JP H0630509 Y2 JPH0630509 Y2 JP H0630509Y2 JP 10856888 U JP10856888 U JP 10856888U JP 10856888 U JP10856888 U JP 10856888U JP H0630509 Y2 JPH0630509 Y2 JP H0630509Y2
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JP
Japan
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base frame
vehicle body
canvas
vehicle
opening
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JP10856888U
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聡 久保田
敬人 横打
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車体のルーフ部に形成された開口部に可撓性
キャンバスを開閉自在に支持した所謂キャンバストップ
車両に係るものであって、特に、上記キャンバスを摺動
自在に支持するベースフレームの改良に関するものであ
る。
(従来の技術) 近年における自動車の車体形態としては様々なものがあ
り、その一つとして、第5図に示すように、車体のルー
フ部を開放し、その開口部aにベースフレームbと呼ば
れる枠体を取付け、該ベースフレームbの上面に可撓性
を有するキャンバスcを適用すると共に、該キャンバス
cをベースフレームbに設けられたガイドレールdに沿
って車体前後方向にモータの駆動力により摺動自在と
し、上記開口部aの開放時にはキャンバスcを開口部後
端へ折り畳むことにより(第5図に示す状態)上記開口
部aを開放自在としたキャンバストップ型の車両が普及
しつつある。そして、そのベースフレームbの先端部周
辺の構造としては第6図に示すように、ベースフレーム
bの前端付近がフロントヘッダeの後端フランジ部fに
ボルト止め等の手段によって取付けられており、該ベー
スフレームbの先端部はフロントヘッダeの後部のみを
覆っているものであった。尚、第6図のgはフロントガ
ラスであり、上記フロントヘッダeとの間には防水を目
的としたシーラhが介在されている。このようなキャン
バストップ型の車両を示したものの一例として実開昭6
1−30525号公報に示すような幌式サンルーフ装置
がある。これに示されるものは、ルーフの開口部の周囲
に支持枠体(ベースフレーム)が取付けられており、こ
の支持枠体のガイドレールとその外側の雨樋部および取
付部とが一体成形された左右一対の側枠と、両側枠の前
端間および後端間を連結し且つ雨樋部と取付部とが一体
成形された前後枠とを有したものである。
(考案が解決しようとする課題) そして一般に、この様なキャンバストップ型車両のベー
スフレームに要求されるものの一つとして、降雨時にお
ける車室内への雨水の侵入を確実に防止することが挙げ
られる。しかし、上述したような従来のキャンバストッ
プの構造にあっては、ベースフレームと車体との間隙か
らの雨水が侵入し易いものであり、特に、開口部の前縁
を形成するフロントヘッダとベースフレームとの間隙
(第6図A部)からは、車両走行風によって雨水が侵入
し易かった。また、雨水の侵入箇所としてはこのフロン
トヘッダとベースフレームとの間隙の他、フロントヘッ
ダとフロントガラスとの間隙(第6図B部)からの侵入
もあり、この雨水の侵入箇所は2箇所に及ぶものであっ
た。この点に関し、従来より車室内への雨水の侵入を防
止する構造が要求されている。また、この構成ではベー
スフレームとフロントヘッダおよびフロントヘッダとフ
ロントガラスの2箇所の接続部(第5図C,D)が外部
から見えるためにその外観が良くないという課題も有し
ていた。そこで、本考案は、ベースフレームの形状の変
更という簡単な構成で、上記雨水の侵入箇所を減少さ
せ、且つ確実にその侵入を防止すると共に、外観の向上
を図ることが可能な構成を得ることを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を解決するための本考案の手段は、車体のルー
フに形成された開口部にベースフレームが取付けられ、
該ベースフレームに摺動自在に支持された可撓性キャン
バスを有するキャンバストップ車両において、上記ベー
スフレームの端部には上記車体の開口部周縁から車体パ
ネルの外面に沿って外方に延長され、車体パネルに支持
されてなるウインドガラスの外面を覆う延長部が形成さ
れていることを特徴とする自動車のキャンバストップに
係るものである。
(作用) 上記構成による本考案の作用は、ベースフレームの端部
には上記車体の開口部周縁から車体パネルの外面に沿っ
て外方に延長し、車体パネルに支持されてなるウインド
ガラスの外面を覆う延長部を形成したことにより、雨水
の侵入箇所はベースフレームとウインドガラスとの間隙
の1箇所のみで従来のものより少くなっており、該部の
みを確実にシールすることで車室内へ雨水等が侵入する
ことが確実に防止されると共に、ウインドガラスと車体
との接合部は延長部によって覆われているために、外部
から見える接続部はベースフレームとウインドガラス間
の一箇所のみであり、その外観の向上が図られる。
(実施例) 次に、本考案における一実施例を図面に沿って説明す
る。
第2図に示すものは、本実施例に係るキャンバストップ
型車両1であって、該図からも判るように、車体のルー
フ部およびリヤウインドガラス部分が開放されて開口部
2が設けられている。そして、該開口部2にはその形状
に略合致したベースフレーム3が装着され、更に、該ベ
ースフレーム3には布製のキャンバス4が開閉自在に取
付けられている。第2図にはキャンバス4が開放された
状態を示している。
次に、各部材について詳細に説明する。
上記開口部2、特に、その前部は第1図に示すようにル
ーフパネル5aの下側にフロントヘッダインナ5bが接
合されてなる閉断面構造のフロントヘッダ5が車幅方向
に延設され、また、ルーフサイドレールアウタ6aとル
ーフサイドレールインナ6bとが接合されてなる閉断面
構造のルーフサイドレール6が車体前後方向に延設され
て上記開口部2の周縁を構成している。また、フロント
ヘッダ5の前端縁にはシールラバー(図示省略)を介し
てフロントガラス7が取付けられている。その他の開口
部成形部材にあっても同様に閉断面構造でもって、その
強度が保持されつつ、この開口部2の周縁を構成してい
る。
次に、本考案の特徴部材であるベースフレーム3につい
て説明する。
ベースフレーム3は第2図に示すように、上述した開口
部2に略合致した形状のフレーム部材であって、その上
部に開閉自在なキャンバス4を支持するものである。そ
して該ベースフレーム3の形状は第3図および第4図に
示すように、その周縁が上記フロントヘッダ5およびル
ーフサイドレール6等で構成される開口部周縁を覆うべ
く、鋼板が略コ字状に折曲成形されたものであって、そ
の内周部にレインガイド8およびキャンバスガイド9が
設けられている。レインガイド8はベースフレーム3の
全周に渡って設けられ、降雨時にキャンバス4とベース
フレーム3との間隙から侵入した雨水を流下、排出する
目的のものである。キャンバスガイド9はベースフレー
ム3の左右両側で車体前後方向に延設されており、車体
前後方向に摺動されるキャンバス4を案内するものであ
る。また、該ベースフレーム3の車体前後方向中央部の
折曲部分3a付近にはベースフレーム3の剛性を向上さ
せるための補強材3bが車幅方向に架設されており、該
補強材3bの後部にはリヤガラス7aが取付けられてい
る(第2図参照)。そして、ベースフレーム3の左右端
は各々左右のルーフサイドレール6を覆っていると共
に、先端は本考案の特徴部分となっており、フロントヘ
ッダ5を覆うと共に、更に前方へ伸びてフロントガラス
7に当接された延長部10が設けられている。該延長部
10は上記ルーフパネル5aの上方で該ルーフパネル5
aに近接して車体前方へ延び、その前部がフロントガラ
ス7に向かって下方へ折曲されて、先端が該フロントウ
インドガラス7にシーラを介して当接されている。ま
た、このベースフレーム3の車体へ取付け構造を説明す
ると、ベースフレーム3の先端部即ち上記延長部10
は、予め該延長部10の裏面にウエルドボルト(図示省
略)を立設しておき、ルーフパネル5aに穿設されたボ
ルト孔へ螺着している。一方、ベースフレームの両側部
はレインガイド8およびキャンバスガイド9の裏面に補
強材を兼ねた取付ブラケット11を溶着しておき、該取
付ブラケット11の一端をルーフサイドインナ6bへ螺
着若しくは溶着させている。
尚、該ベースフレーム3上に摺動自在に支持されている
キャンバス4は従来と同様に布材の表面にビニル等のコ
ーティングが施され、ベースフレーム3とはローラ等を
介して接しており、モータ(図示省略)の駆動力によっ
てベースフレーム3上を摺動されるものであり、その開
放時には第2図のようにリヤガラス7aの下部へ折り畳
まれることになる。
このようにして構成されたベースフレーム3によれば車
両の降雨走行時において、雨水の侵入箇所はフロントガ
ラス7とベースフレーム3との間隙の一箇所のみであ
り、従来のようなフロントヘッダ5とベースフレーム3
との間隙から水の侵入は考慮する必要のないものとなっ
ている。また、仮にフロントガラス7とベースフレーム
3との間隙から雨水が侵入した場合にあっても、該水は
フロントヘッダ5に沿って車体両側から排出することが
でき、車室内へ水が侵入することはないものである。更
に、延長部10によってフロントヘッダ5とフロンドガ
ラス7との接続部は覆われているために、その外観の向
上も図られているものである。
尚、本実施例においては延長部を車体前部のみに設けた
が、本考案はこれに限らず、ベースフレーム端部のいか
なる箇所に設けてもよい。
(考案の効果) 以上の如く、本考案によれば、ベースフレームの端部に
は上記車体の開口部周縁から車体パネルの外面に沿って
外方に延長し、車体パネルに支持されてなるウインドガ
ラスの外面を覆う延長部を形成したことにより、雨水の
侵入箇所はベースフレームとウインドガラスとの間隙の
1箇所のみであって、従来のものに比べて侵入箇所が減
少されており、該部のみを確実にシールすることで車室
内へ雨水等が侵入することが確実に防止されていると共
に、ウインドガラスと車体との接合部は延長部によって
覆われているために、外部から見える接続部はベースフ
レームとウインドガラス間の一箇所のみであり、その外
観の向上が図られるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示し、第1図はベ
ースフレームが車体に装着された状態を示す車体前部の
斜視図、第2図は車両を後方から見た斜視図、第3図は
ベースフレームの前部斜視図、第4図はその後部斜視図
である。第5図は従来のキャンバストップ車両の斜視
図、第6図は第5図のVI−VI線に沿った斜視図である。 1……車体、2……開口部、3……ベースフレーム、4
……キャンバス、5……フロントヘッダ、7……フロン
トガラス、10……延長部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のルーフに形成された開口部にベース
    フレームが取付けられ、該ベースフレームに摺動自在に
    支持された可撓性キャンバスを有するキャンバストップ
    車両において、上記ベースフレームの端部には上記車体
    の開口部周縁から車体パネルの外面に沿って外方に延長
    され、車体パネルに支持されてなるウインドガラスの外
    面を覆う延長部が形成されていることを特徴とする自動
    車のキャンバストップ。
JP10856888U 1988-08-18 1988-08-18 自動車のキャンバストップ Expired - Lifetime JPH0630509Y2 (ja)

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JPH0229826U JPH0229826U (ja) 1990-02-26
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