JPH067945Y2 - 自動車のルーフ構造 - Google Patents

自動車のルーフ構造

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JPH067945Y2
JPH067945Y2 JP1988008647U JP864788U JPH067945Y2 JP H067945 Y2 JPH067945 Y2 JP H067945Y2 JP 1988008647 U JP1988008647 U JP 1988008647U JP 864788 U JP864788 U JP 864788U JP H067945 Y2 JPH067945 Y2 JP H067945Y2
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base frame
opening
roof
vehicle body
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JP1988008647U
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二三行 村上
修 浜崎
浩二 中尾
敬人 横打
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車体ルーフを開放可能とする自動車のルーフ
構造に関するものである。
(従来の技術) 従来より、この種自動車のルーフ構造としては、種々の
タイプのものが開発され、実用化されている。その代表
例として、車体ルーフに形成された開口部に該開口部を
覆うパネル体を取外し可能に設けた取外しタイプのもの
と、上記開口部の前縁にパネル体の前縁をヒンジ結合し
て、該ヒンジ点を中心にパネル体がチルトアップ可能に
設けられたチルトアップタイプのものとが一般によく知
られている。また、例えば特開昭61−41621号公
報に開示されるように、車体ルーフの開口部を、複数の
幌骨により支持された幌によって開閉可能に覆うキャン
バスタイプのものも知られている。
そして、上述の如きルーフ構造においては、通常、車体
ルーフの開口部周縁にベースフレームが取付けられてお
り、取外しタイプやチルトアップタイプ等の場合、その
ベースフレーム上でパネル体を支持するようになってい
る。また、キャンバスタイプの場合、開口部左右両縁側
のベースフレーム上にそれぞれ幌骨の端部を車体前後方
向にスライド可能に支持するガイドレールを設けるとと
もに、開口部後縁側のベースフレームに幌の後縁を取付
けるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、従来、上記ベースフレームは、車体ルーフの
開口部の大きさが同じ場合であっても、ルーフ構造のタ
イプの相違によって異なったものを用いているが、生産
コストの低廉化等の観点から兼用化を可及的に図りたい
という要請がある。
しかし、例えばキャンバスタイプ用のベースフレームを
取外しタイプやチルトアップタイプのベースフレームと
して用いる場合、該ベースフレームの後縁に幌を取付け
るために形成されている取付穴等が外部に露見して、見
映えが悪くなるという問題がある。また、これを隠すた
めに別個の部材を用いた場合、その分部材点数が増える
こととなり、ベースフレームを兼用する意義が半減す
る。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、特に、車体ルーフに空力特性を高め
るために設けられるルーフスポイラに着目し、キャンバ
スタイプ用に成形されたベースフレームを取外しタイプ
やチルトアップタイプのベースフレームとして用いる場
合、このルーフスポイラを利用して、見映えを良好に維
持しつつベースフレームの効果的な兼用化を図り得るよ
うにするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段は、自動車
のルーフ構造として、次のような構成とする。
すなわち、車体ルーフに開口部が形成されており、該開
口部の周縁にはキャンバスタイプと兼用のベースフレー
ムが取付けられ、該ベースフレーム上に上記開口部を覆
うパネル体が支持されており、上記ベースフレームの開
口部後縁側には、車幅方向に沿って複数の幌取付穴が設
けられているとともに、車幅方向に延びるルーフスポイ
ラが上記幌取付穴を覆って取付けられている構成とする
ものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、キャンバスタイプ用の
ベースフレームが取外しタイプやチルトアップタイプの
ベースフレームとして兼用され、生産コストの低廉化等
が図られる。また、この場合、ベースフレームの開口部
後縁側の幌取付穴は、ベースフレームに取付けたルーフ
スポイラによって覆われているので、幌取付穴が外部に
露見して見映えを損なうことはない。
しかも、上記ルーフスポイラは、本来、空力特性の向上
のために設けられるものであって、ベースフレームの開
口部後縁側を覆うためにのみ新たに設けられるものでは
ないので、部品点数を少なくすることができる。
さらに、上記ルーフスポイラはベースフレームに取付け
られるものであるので、この両者の組付けを行った後、
車体組立てライン上でベースフレームを車体に組付ける
ことにより、組立てラインでのルーフスポイラの取付工
程を廃止することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第5図は本考案の一実施例に係わる自動車
のルーフ構造を示し、1は車体ルーフ、2は該車体ルー
フ1の周縁部を残して略全面に形成された開口部であ
り、車体ルーフ1は、その開口部前縁側が閉断面構造の
フロントヘッダ3により、開口部後縁側が閉断面構造の
リヤヘッダ4により、開口部左右両側縁が閉断面構造の
ルーフサイドレール5によりそれぞれ形成されている。
上記開口部2の周縁には、第6図にも示すようなベース
フレーム6が取付けられている。このベースフレーム6
は、本来、本実施例のタイプとは別のキャンバスタイプ
のベースフレームとして形成されたものであり、その後
縁部には、幌を取付けるための複数の幌取付穴7,7,
…が車幅方向に沿って設けられているとともに、左右側
縁部上には幌骨の端部をスライド可能に支持するための
ガイドレール8(第4図参照)が設けられている。上記
ベースフレーム6は、その前縁、後縁および側縁におい
てそれぞれ、車体ルーフ1(フロントヘッダ3、リヤヘ
ッダ4およびルーフサイドレール5の各外板部材)上に
ボルト止めにより取付けられた取付部6aと、該取付部
6aの車体内側端より下方に延びる垂直部6bと、該垂
直部6bの下端から車体内方に延びる水平部6cとを有
してなり、上記水平部6cの垂直部6b側部位にはレイ
ンレール部6dが形成されている。上記幌取付穴7は、
ベースフレーム6の開口部後縁側の取付部6aに設けら
れている。
さらに、11および12は上記開口部2の前部および後
部を各々覆って設けられた一対のガラス製のパネル体で
あって、前側パネル体11は車体レーフ1に対して取外
し可能に設けられている一方、後側パネル体12は車体
ルーフ1に対して固定して設けられている。上記各パネ
ル体11,12の周縁部にはそれぞれシール材13,1
4が装着されていて、該シール材13,14がベースフ
レーム6の垂直部6b上側(パネル体11,12の外面
とベースフレーム6の取付部6aとが略面一となる位
置)でシール当接してパネル体11,12がベースフレ
ーム6に支持されている。この各パネル体11,12の
シール材13,14とベースフレーム6との間から車室
内側に浸入した水は、ベースフレーム6のレインレール
部6dに受け止められ、該レインレール部6dから車外
に排出されるようになっている。また、前側パネル体1
1と後側パネル体12との隣接部分においては、前側パ
ネル体11後縁のシール材13が後側パネル体12前縁
のシール材14に対して上側からシール当接可能に形成
されているとともに、後側パネル体12の下面には、両
シール材13,14との間から浸入する水を受け止める
レインレール15が取付けられている。上記レインレー
ル15により受け止められた水は、そのレインレール1
5からベースフレーム6の開口部側縁側のレインレール
部6dに流下し、そこから車外へ排出されるようになっ
ている。
そして、上記車体ルーフ1の開口部後縁側つまりリヤヘ
ッダ4には、ウレタン樹脂等の軟質性樹脂からなるルー
フスポイラ16が車幅方向に延びて配設されている。該
ルーフスポイラ16は、その幅方向(車体前後方向)に
ベースフレーム6のリヤヘッダ4との取付部6a外端に
装着されたシール材17から後側パネル体12後縁のシ
ール材14までを覆い、かつ前端が前側パネル体12
に、後端がリヤヘッダ4の外板部材にそれぞれシール当
接した状態で配置されているとともに、その下面に固定
したナット18に対してベースフレーム6の取付部6a
の下方からボルト19を螺合させることによりベースフ
レーム6に固定されている。
尚、第5図中、21はパネル体11,12の下方つまり
車室内側に設けられたサンシェードであって、該サンシ
ェード21は、図では詳示していないが、複数設けられ
ているとともに、該各サンシェード21がそれぞれ車体
前後方向にスライド可能に設けられている。
したがって、上記実施例において、パネル体11,12
を支持するベースフレーム6は、本来、実施例のタイプ
とは別のキャンバスタイプのベースフレームとして形成
されたものであって、その開口部後縁側のリヤヘッダ4
との取付部6aには実施例の場合に不必要な幌取付穴
7,7,…が形成されているが、該ベースフレーム6の
取付部6aは、ルーフスポイラ16によって覆われてい
るので、上記幌取付穴7,7,…が外部に露見して見映
えを損なうことはない。また、上記取付部6a外端のシ
ール材17やパネル体14後端のシール材14もルーフ
スポイラ16により覆われており、見切り線の少ない外
観を現出することができるなど、見映えの向上をより図
ることができる。特に、実施例の場合、ルーフスポイラ
16を軟質性樹脂により形成し、その前端でパネル体1
2との間を、後端でリヤヘッダ4の外板部材との間を、
それぞれシール当接しているので、開口部2後端側での
水の車室内への浸入を確実に防止することができる。
しかも、上記ルーフスポイラ16は、本来、空力特性の
向上のためにリヤヘッダ4の外板部材上に設けられたも
のを、ベースフレーム6の開口部後縁側を覆うように配
置位置を変更したにすぎず、特にベースフレーム6の開
口部後端側を覆うためにのみ設けられるものではないの
で、部材点数を少なくすることができる。
さらに、ルーフスポイラ16がベースフレーム6に取付
けられる構成になっているため、自動車の車体組立てラ
インにおいては、予めルーフスポイラ16をベースフレ
ーム6に取付けておき、このベースフレーム6を車体に
組付けることにより、従来の如き組立てラインでのルー
フスポイラの取付工程を廃止することができ、作業の効
率化を図ることができる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、そ
の他種々の変形例を包含するものである。例えば、上記
実施例では、ルーフスポイラ16をベースフレーム6の
開口部後端側を覆って該ベースフレーム6に固定する構
造として、ルーフスポイラ16の下面に固定したナット
18に対してベースフレーム6の取付部6aの下方から
ボルト19を螺合させて固定する構造にしたが、第7図
に示すように、ベースフレーム6に固定したナット18
に対して、ルーフスポイラ16に形成された貫通孔22
を通してボルト19を螺合させて固定し、かつ貫通孔2
2を蓋23により塞ぐ構造としてもよい。
また、第8図および第9図は、パネル体周縁部のシール
構造の変形例を示すものである。すなわち、上記実施例
の如くパネル体11,12の周縁部にシール材13,1
4を装着した場合、該シール材13,14により重々し
さを与えることにもなりかねないので、これを解消して
見映えをよりよくするために、ベースフレーム6に開口
部2周縁に沿ってシール材25を設けるとともに、後側
パネル体12に取付けられたレインレール15にシール
材26を設けて、パネル体11,12とベースフレーム
6との間および両パネル体11,12間をシールする構
造としたものである。
(考案の効果) 以上の如く、本考案における自動車のルーフ構造によれ
ば、キャンバスタイプのベースフレームをパネル体を有
するタイプのものに兼用するに当り、上記ベースフレー
ムの開口部後縁側の幌取付穴を該ベースフレームに取付
けたルーフスポイラにより覆う構成としたことにより、
見映えを良好にしかつ部品点数を少なくしながら、ベー
スフレームの兼用化を効果的に図ることができ、また車
体組立て作業の効率化を図ることができ、実用的に非常
に有効なものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は第3図の
リヤヘッダ付近の拡大図、第2図は車体ルーフの斜視
図、第3図および第4図はそれぞれ第2図のA−A線お
よびB−B線における断面図、第5図は前後パネル体間
のシール構造および排水構造を示す斜視図であり、第6
図はベースフレームの斜視図である。第7図は第1の変
形例を示す第1図相当図であり、第8図および第9図は
第2の変形例を示し、第8図は第3図相当図、第9図は
第4図相当図である。 1…車体ルーフ、2…開口部、6…ベースフレーム、7
…幌取付穴、11,12…パネル体、16…ルーフスポ
イラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 横打 敬人 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−56382(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体ルーフに開口部が形成されており、該
    開口部の周縁にはキャンバスタイプと兼用のベースフレ
    ームが取付けられ、該ベースフレーム上に上記開口部を
    覆うパネル体が支持されており、上記ベースフレームの
    開口部後縁側には、車幅方向に沿って複数の幌取付穴が
    設けられているとともに、車幅方向に延びるルーフスポ
    イラが上記幌取付穴を覆って取付けられていることを特
    徴とする自動車のルーフ構造。
JP1988008647U 1988-01-25 1988-01-25 自動車のルーフ構造 Expired - Lifetime JPH067945Y2 (ja)

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JP1988008647U JPH067945Y2 (ja) 1988-01-25 1988-01-25 自動車のルーフ構造

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JPH01112115U JPH01112115U (ja) 1989-07-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6256382U (ja) * 1985-09-30 1987-04-08

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